JPH0933930A - 液晶表示素子 - Google Patents

液晶表示素子

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Publication number
JPH0933930A
JPH0933930A JP18544095A JP18544095A JPH0933930A JP H0933930 A JPH0933930 A JP H0933930A JP 18544095 A JP18544095 A JP 18544095A JP 18544095 A JP18544095 A JP 18544095A JP H0933930 A JPH0933930 A JP H0933930A
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JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
substrates
support
crystal display
bases
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP18544095A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Takase
剛 高瀬
Kiyoshi Shobara
潔 庄原
Kenichi Uno
健一 宇野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Publication of JPH0933930A publication Critical patent/JPH0933930A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 振動時の支持体周囲の液晶分子の配向乱れを
抑制し、振動時の光抜けの拡大を防止する。また光抜け
の面内均一化を実現して表示品位の向上を図る、 【解決手段】 基板間の距離を一定に保持するための支
持体7として、その表面の水との接触角が59°以上乃至
135°の範囲にある、つまり疎水性の高いものを用い
る。これにより支持体表面が液晶分子に対して配向規制
力を持つことになり、外から衝撃や振動が加わった際の
支持体周囲の液晶の配向乱れが生じにくくなる。また、
表面の水との接触角が59°以上乃至 135°以下で且つ径
rが基板間の距離hより若干小さい支持体22を通常の
支持体21と混合して用いることで、支持体22の回り
の液晶は、支持体表面の疎水性によって該表面に対して
より垂直に近い状態に配向し、光抜けが生じやすくな
る。よって、光抜けを面内に均一に生じさせることが可
能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示素子に関
し、特に基板間の距離を一定に保持するための支持体の
群を液晶と共に基板間に封入して構成される液晶表示素
子に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子は、透明電極パターン及び
配向膜を設けた2枚の基板を配向膜が対向するように支
持体の群を介して重ね合わせ、周囲を接着剤により封着
し、その中に液晶を封入して構成される。このような液
晶表示素子においては、基板間の距離を一定に保持する
ための支持体として、例えばジビニルベンゼン系からな
る、表面の水との接触角が58°以下のものが多く用いら
れている。
【0003】しかしながら、図4に示すように、支持体
51はそれ自体が光抜けの要因となることの他、外から
振動や衝撃が加わった場合、支持体の振動、移動等によ
って支持体表面の液晶に配向乱れが生じ、個々の支持体
による光抜けの範囲を瞬間的に膨らましてしまう。
【0004】また、支持体は必ずしもそのサイズ(径)
がすべて均一であるとは限らない。このため、基板間に
は、基板間にしっかり挟持されて本来のスペーサとして
機能するものとそうでないものとが実質存在する。基板
間の距離より径の小さい支持体は上下基板間にいわば浮
遊した状態で存在し、その位置は上下基板との間に存在
する液晶によって光抜けの生じにくい箇所となる。した
がって、図5に示すように、面内には基板間にしっかり
保持された支持体が集中することによって光抜けが多く
発生している箇所61とそうでない箇所とが現れ、表示
ムラが発生する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の液晶
表示素子においては、振動時の支持体表面の配向乱れに
起因する光抜けの発生、及び各支持体の径のばらつきに
起因する光抜けの部分集中の発生等の問題があった。
【0006】本発明はこのような課題を解決するための
もので、振動時の支持体周囲の液晶の配向乱れを抑制し
て、振動時の光抜けの拡大を防止することのできる液晶
表示素子の提供を目的する。
【0007】また本発明は、光抜けの面内均一化を実現
して表示品位の向上を図ることのできる液晶表示素子の
提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶表示素子は
上記目的を達成するために、電極パターンを有しこの電
極パターンを覆うように配向膜が設けられた一対の基板
が、これら基板間の距離を一定に保持するための支持体
の群を挟んでそれぞれ対向配置され、前記基板間に液晶
を封入してなる液晶表示素子において、支持体の表面の
水との接触角を59°以上乃至 135°以下としたものであ
る。
【0009】また、本発明は、一部の支持体の表面の水
との接触角を59°以上乃至 135°以下としたものであ
る。
【0010】さらに、本発明は、径が基板間の距離より
小さ支持体を基板間に封入し、さらにその中の一部の支
持体の表面の水との接触角を59°以上乃至 135°以下と
したものである。
【0011】本発明においては、支持体表面の水との接
触角を59°以上乃至 135°以下としたことによって、支
持体表面が液晶分子に対する配向規制力を持つことにな
り、外から衝撃や振動が加わっても支持体周囲の液晶に
配向乱れが生じにくくなって支持体周囲の光抜けの発生
を防止できる。
【0012】また本発明においては、径が基板間の距離
より小さい支持体を基板間に封入し、さらにその中の一
部の支持体の表面の水との接触角を59°以上乃至 135°
以下としたことによって、これら支持体と上下基板との
間の液晶は光抜けを生じやすいより垂直に近い配向状態
となり、これら径の小さい支持体の存在する位置は、そ
の他の支持体つまり径が基板間の距離以上である支持体
の存在する位置と同様に光抜けを起す。よって、光抜け
を面内に均一に生じさせることが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。
【0014】図1は本発明の第1の実施形態である液晶
表示素子の構成を示す断面図である。
【0015】同図において、1、2は例えばガラス等か
らなる透明な基板である。これら基板1、2の各一方面
には、例えばITO( インジウム・チン・オキサイド)
等からなる透明電極パターン3、4が例えば 640× 400
ドットのマトリクス状に形成されている。さらに各基板
1、2上には透明電極パターン3、4を覆うようにして
例えばポリミイド等からなる配向膜5、6が被覆されて
いる。配向膜5、6は例えば、基板面にポリミイド溶液
を塗布した後、約 250℃で30分間の熱処理を行って膜厚
が1000オングストロームのホリミイド薄膜を焼成し、冷
却後、ラビング処理を施すことによって得られたもので
ある。
【0016】このように透明電極パターン3、4及び配
向膜5、6を設けて構成された各基板1、2は、これら
基板間の距離を全面に亘って一定に保持するための例え
ばジビニルベンゼン系からなる支持体7を挟んで対向配
置され、且つ周囲を例えばエポキシ樹脂からなる接着剤
8で接合して重ね合されている。なお支持体7は、基板
の配向膜面に湿式方法でばら蒔かれ、その後、各基板
1、2どうしを重ね合せることによってこれら基板間に
保持される。
【0017】そして各基板1、2及び接着剤8によって
囲まれた空間内には、誘電率Δε/(液晶分子の長軸方
向に対して直角方向の誘電率ε)が例えば2.0の極性
の高いアルケニル−PCH系からなる液晶9が封入され
ている。さらに各基板1、2の外側にはこれを挟むよう
にして一対の偏向板10、11が配置されている。
【0018】本実施形態においては、支持体7として、
その表面の疎水性を高めるべく所要の表面処理の施した
ものが用いられている。支持体7の表面の疎水性をある
程度高くすることによって、支持体7の表面が液晶分子
に対して配向規制力を持つことになる。したがって、外
から衝撃や振動が加わった際の支持体周囲の液晶の配向
乱れが生じにくくなり、支持体周囲の光抜けの発生(光
抜け範囲の拡大)を抑制することができる。
【0019】以下の表は、表面処理の種類とその表面処
理を施した支持体表面のヌレの尺度である水との接触角
を測定した結果をまとめたものである。
【0020】
【表1】 ここで、は従来と同等の表面処理無しの場合であり、
水の接触角は 58.58°である。からはいずれも表面
処理を施した場合であり、のIPA(イソプロピル・
アルコール)で表面洗浄したものは 60.64°、のフロ
ン洗浄したものは 59.58°、の長鎖アルキルシラン化
合物系の垂直配向剤を被覆したものは 62.64°、の他
の長鎖アルキルシラン化合物系の垂直配向剤を被覆した
ものは 134.138°である。
【0021】この表から明らかなように、からの表
面処理によって、支持体表面の水との接触角はいずれも
59°以上となり、これら表面処理を施した支持体7を用
いて構成された各液晶表示素子について、それぞれ、外
部から約20Gの振動、衝撃を加えて支持体周囲の光抜
けの状態を観察したところ、いずれの場合も良好な結果
が得られることが確認できた。すなわち、支持体7の表
面の水との接触角が59°以上乃至 135°の範囲であれ
ば、振動・衝撃時の支持体周囲の光抜けは実質問題ない
程度に抑制でき、以て表示品位の高い液晶表示素子が得
られることが確認できた。
【0022】次に本発明の第2の実施の形態を説明す
る。
【0023】図2はこの第2の実施形態の液晶表示素子
の構成を示す断面図である。
【0024】同図に示すように、この液晶表示素子にお
いては、支持体として、大別して第1の支持体21及び
第2の支持体22の2種類のものが用いられている。第
1の支持体21は従来同様にその径がすべて均一とは限
らないものであり、その表面の水との接触角は59°以上
乃至 135°以下のもの、或いはそうでないものでもよ
い。一方、第2の支持体22はすべて、その表面の水と
の接触角が59°以上乃至135°以下のものであり、径r
は基板23、24間(詳細には各基板の配向膜間)の距
離hより若干小さいものとする。
【0025】これら2種類の支持体21、22は、適当
な割合で混合された後、基板の配向膜面に湿式方法で全
面に亘ってほぼ均一にばら蒔かれ、その後、各基板2
3、24どうしを重ね合せることによってこれら基板間
に保持される。
【0026】この液晶表示素子の支持体21、22を除
く構造は上述した実施例と同じである。すなわち、透明
電極パターン25、26及び配向膜27、28を設けて
構成された各基板23、24は上記第1の支持体21及
び第2の支持体22を挟んで対向配置され、且つ周囲を
接着剤29で接合して重ね合されている。そして各基板
23、24及び接着剤29によって囲まれた空間内には
液晶30が封入されている。さらに各基板23、24の
外側にはこれを挟むようにして一対の偏向板30、31
が配置されている。
【0027】このように構成された液晶表示素子におい
て、第2の支持体22はその表面の疎水性により、支持
体表面に対してより垂直に近い状態に液晶分子が配向す
る。したがって、第2の支持体22と上下基板23、2
4との間の液晶は光抜けを生じやすい配向状態となり、
図3に示すように、第2の支持体22の位置41は、径
が基板23、24間の距離h以上の第1の支持体21が
存在する位置42と同様に光抜けが生じる。よって、光
抜けを面内に均一に生じさせることが可能となり、表示
ムラのない良好な液晶表示素子が得られる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、支
持体の表面の水との接触角を59°以上乃至 135°以下に
することによって、支持体表面が液晶分子に対する配向
規制力を持つことになり、外から衝撃や振動が加わって
も支持体周囲の液晶に配向乱れが生じにくくなって支持
体周囲の光抜けの発生を防止できる。
【0029】また本発明によれば、径が基板間の距離よ
り小さい支持体を基板間に封入し、さらにその中の一部
の支持体の表面の水との接触角を59°以上乃至 135°以
下にすることによって、これら支持体と上下基板との間
の液晶は光抜けを生じやすいより垂直に近い配向状態と
なり、この結果、光抜けを面内に均一に生じさせること
が可能となって、表示ムラのない良好な液晶表示素子が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である液晶表示素子の
構成を示す断面図
【図2】本発明の第2の実施形態である液晶表示素子の
構成を示す断面図
【図3】図2の実施形態の効果を説明するための光抜け
状態を示す図
【図4】従来の液晶表示素子における振動・衝撃時の光
抜け状態を示す図
【図5】従来の液晶表示素子における光抜け発生位置の
偏り状態を示す図
【符号の説明】
1、2、23、24……基板 3、4、25、26……透明電極パターン 5、6、27、28……配向膜 7、21、22……支持体 9、30……液晶

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極パターンを有しこの電極パターンを
    覆うように配向膜が設けられた一対の基板が、これら基
    板間の距離を一定に保持するための支持体を挟んでそれ
    ぞれ対向配置され、前記基板間に液晶を封入してなる液
    晶表示素子において、 前記支持体は、その表面の水との接触角が59°以上乃至
    135°以下であることを特徴とする液晶表示素子。
  2. 【請求項2】 電極パターンを有しこの電極パターンを
    覆うように配向膜が設けられた一対の基板が、これら基
    板間の距離を一定に保持するための支持体の群を挟んで
    それぞれ対向配置され、前記基板間に液晶を封入してな
    る液晶表示素子において、 一部の前記支持体は、その表面の水との接触角が59°以
    上乃至 135°以下であることを特徴とする液晶表示素
    子。
  3. 【請求項3】 電極パターンを有しこの電極パターンを
    覆うように配向膜が設けられた一対の基板が、これら基
    板間の距離を一定に保持するための支持体の群を挟んで
    それぞれ対向配置され、前記基板間に液晶を封入してな
    る液晶表示素子において、 一部の前記支持体は、その径が前記基板間の距離より小
    さく、これら一部の支持体のさらに少なくとも一部は、
    その表面の水との接触角が59°以上乃至 135°以下であ
    ることを特徴とする液晶表示素子。
JP18544095A 1995-07-21 1995-07-21 液晶表示素子 Withdrawn JPH0933930A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004051352A1 (ja) * 2002-12-05 2004-06-17 Sekisui Chemical Co., Ltd. 液晶表示装置用スペーサ及び液晶表示装置用スペーサの製造方法
JP2005107310A (ja) * 2003-09-30 2005-04-21 Sekisui Chem Co Ltd 液晶表示素子用スペーサ
CN100405186C (zh) * 2002-12-05 2008-07-23 积水化学工业株式会社 液晶显示装置用隔件及液晶显示装置用隔件的制造方法

Cited By (4)

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Effective date: 20021001