JPH0933391A - 光スイッチの光学特性の測定方法とその測定装置 - Google Patents

光スイッチの光学特性の測定方法とその測定装置

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JPH0933391A
JPH0933391A JP18144795A JP18144795A JPH0933391A JP H0933391 A JPH0933391 A JP H0933391A JP 18144795 A JP18144795 A JP 18144795A JP 18144795 A JP18144795 A JP 18144795A JP H0933391 A JPH0933391 A JP H0933391A
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JP
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optical
optical switch
side connector
switch
fixed
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JP18144795A
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English (en)
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Takashi Ide
貴史 井出
Shunichi Mizuno
俊一 水野
Yoshiyuki Nishizawa
善幸 西澤
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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  • Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)
  • Mechanical Light Control Or Optical Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光スイッチの光学特性について能率の高い測
定方法とその測定装置を提供する。 【構成】 本発明に係る光スイッチの光学特性の測定方
法とその測定装置は、移動側コネクタ(127)から結
合すべき固定側コネクタ(125)を選択して光線路の
切替えを行なう光スイッチ(1)の光学特性の測定にお
いて、前記光スイッチの各固定側コネクタを、前記光ス
イッチと同じか又は異なる他の光スイッチ(2)の対応
する固定側の各コネクタ(225)に結合した状態で、
前記他の光スイッチの移動側コネクタ(226)につな
がる光ファイバの他の端末からの出射光を読取ることに
よって前記光スイッチの光学特性を測定することを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動側コネクタから結
合すべき固定側コネクタを選択して光線路の切替えを行
なう光スイッチの光学特性を測定する方法とその装置、
特に、1×Nスイッチといわれる大規模な光スイッチ等
の光学特性を測定する方法とその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光スイッチの光学特性の測定に用
いる光学系を図6に示す。同図に基づいて、従来の光ス
イッチの光学特性の測定方法を説明する。まず発光ダイ
オ−ド2004からの光をコネクタ2007が取付けら
れたシングルモ−ド光ファイバ2005の端末にに入射
させる。入射した光はコネクタ2008a、2008b
を経由して測定対象とする光スイッチ2001に達す
る。本光スイッチ内では、まず移動ヘッド2128を移
動することにより、これに取付けられた移動側コネクタ
2127の先端部のフェル−ルに収納した光ファイバの
部分を、適宜3次元方向に移動して、各固定側コネクタ
2125から測定すべき特定の固定側コネクタを選択
し、該当する結合アダプタ2126に挿入し、移動側光
ファイバと固定側光ファイバを機械的、光学的に結合す
る。
【0003】固定側コネクタ2125の部分の光ファイ
バに達した光は光ファイバ2005を経由して他の端末
に達する。この端末には、コネクタ2012が取付けら
れ、これをセンサ−2002のアダプタ2013に挿入
することにより、この端末から出射した光をホトダイオ
−ド2014により検出し、パワメ−タ2015により
光スイッチ2001に起因する光の透過損失を測定す
る。
【0004】光スイッチの光学特性の測定項目として
は、コネクタ2008aとコネクタ2008bの結合状
態でのコネクタ2008bによる透過損失と切替え損失
の再現性、移動側コネクタ2127と各固定側コネクタ
2125との結合状態における透過損失、コネクタ20
12とアダプタ2013との結合状態での透過損失が対
象となる。切替え損失の再現性とは、移動側コネクタ2
127と各固定側コネクタ2125との結合を繰り返し
たときの透過損失の変動をいう。例えば各固定コネクタ
毎に10回の結合を繰返し各透過損失の変動が少ないほ
ど再現性が高いことになる。従って、固定側の各コネク
タについて、10回測定するとすれば、固定側コネクタ
の数Nが著しく多い1×N光スイッチで、例えばNが1
000の場合は少なくとも10000回の透過損失の測
定が必要となる。
【0005】従来の光スイッチの具体的構成例を図7に
示す。同図より、従来の光スイッチは、複数の結合アダ
プタ101がマトリックス状に配列されたプレ−ト10
0を備えている。結合アダプタ101には、開口102
a,102bを有するコネクタ挿入孔102が形成さ
れ、移動側光ファイバ110の端部に取付けられた移動
側コネクタ111が開口102aからコネクタ挿入孔1
02に挿入できるようになっている。また、固定側光フ
ァイバ120の端部に取付けられた固定側コネクタ12
1が開口102bからコネクタ挿入孔102に挿入でき
るようになっている。
【0006】移動側コネクタ111の先端111aから
フェル−ル112が突出し、固定側コネクタ121の先
端121aからフェル−ル122が突出している。この
為、開口102aから移動側コネクタ111を、開口1
02bから固定側コネクタ121それぞれコネクタ挿入
孔102に挿入することにより、コネクタ挿入孔内でフ
ェル−ル112、122同士が対向し、移動側光ファイ
バと固定側光ファイバ120とを光学的に結合すること
が出来る。
【0007】従って、複数の固定側光ファイバ120が
各々結合アダプタ101に挿入された状態で、任意の結
合アダプタ101に移動側光ファイバ110を挿入する
ことにより、移動側光ファイバと接続する固定側光ファ
イバ120を選択することが出来る。
【0008】ここで、任意の結合アダプタ101に移動
側光ファイバ110を挿入するには、まず、移動側光フ
ァイバ110の移動側コネクタ111を結合アダプタ1
01の縦並び方向(図のX軸方向)及び横並び方向(図
のY軸方向)に移動させ、いづれかの結合アダプタ10
1の開口102aに移動側コネクタ111を対向させ
る。そして、コネクタ挿入孔102への挿入方向(図の
Z軸方向)に移動側コネクタ111を移動させ、移動側
コネクタ111をコネクタ挿入孔102に挿入する。移
動側コネクタ111のX軸方向、Y軸方向及びZ軸方向
への移動は、図示しない移動機構によっておこなわれ
る。
【0009】この光スイッチの光学特性である透過損失
の測定は、まず、図7に示すプレ−ト100上の測定対
象とする固定側コネクタ121を選択の上、その結合ア
ダプタ101に移動側コネクタ111を挿入して結合し
た後、移動側光ファイバ110の他の端末にあるホトダ
イオ−ド2004(図6参照)からの光を、固定側の光
ファイバ120の他の端末にあるホトダイオ−ド201
4で受光することにより測定する。これを、各固定側コ
ネクタ毎に繰返すが、その度に光ファイバ120の端末
にある図6のコネクタ2012とアダプタ2013との
付替え作業が必要となる。この作業は、後述のように多
くの時間と労力を要し、またゴミなどが混入するという
問題がある。
【0010】本願発明に係る光スイッチの光学特性の測
定方法と直接関連する先行技術文献は見当らない。光ス
イッチの一般技術水準を示す文献の例として特開平6−
75178号公報がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前記従来法(図6参
照)では、少なくとも固定側コネクタ2125の数だけ
受光側のコネクタ2012とセンサのアダプタ2013
との手作業による付替が、測定の度に必要となり、多く
の時間と労力を要する。 これら付替え作業は光スイッ
チの製造工程において、透過損失を小さくするための調
整、信頼性テスト、中間検査、最終検査等の度毎に必要
となり、多くの時間と労力を要する。またこの作業中に
ゴミ等が混入し測定精度を低下させる場合もある。特に
固定側のコネクタの数Nが著しく多い1×N光スイッチ
では深刻である。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる光スイッ
チの光学特性の測定方法は、まず測定対象とする光スイ
ッチの他に、もう1台の他の光スイッチを用意する。こ
の他の光スイッチの移動側コネクタにつながる光路の他
の端末には透過してきた光を測定するためのホトダイオ
−ドなどが設けられている。次にこれら光スイッチの対
応する各固定側コネクタの相互間をそれぞれ光学的に結
合した状態で、これら2台の移動側コネクタを同期して
作動させることにより、測定対象とする光スイッチの各
固定側コネクタ毎に透過損失の測定のための光学系の形
成と透過損失の測定を、自動的に繰返す。
【0013】本発明にかかる光スイッチの光学特性の測
定方法と測定装置を図1を用いて具体的に説明する。ま
ず、発光ダイオ−ド4からの光は、端末にコネクタ7が
取付けられたシングルモ−ド光ファイバ5に入射され
る。このシングルモ−ド光ファイバ5はコネクタ8a、
8bを経由して測定対象とする光スイッチ1の移動側コ
ネクタ127の先端のフェル−ルに収納された光ファイ
バにつながっている。移動側コネクタ127は可動ヘッ
ド128により測定対象とする固定側コネクタ125の
結合アダプタ126に挿入することにより移動側光ファ
イバと固定側光ファイバが光学的に結合される。
【0014】更に、この固定側の各コネクタ125につ
ながる光ファイバ5は、測定のために特に用意した他の
光スイッチ2の固定側の対応する各コネクタ225につ
ながる光ファイバと、コネクタ9a、9bにより結合さ
れる。この他の光スイッチ2の固定側のコネクタ225
は、移動側コネクタ227により選択されて光学的に結
合され、ここまで達した光は、光ファイバ5bを経由し
て他の端末に取付けられたコネクタ12に至る。このコ
ネクタ12の部分の光ファイバの端末から出射した光
は、ホトダイオ−ド14で検出しパワ−メ−タ15で光
量を測定する。
【0015】なお、本発明で用いる他の光スイッチ2
は、必ずしも測定対象とする光スイッチ1と同じ型のも
のでなくてもよいが、固定側コネクタ225の数N’
は、測定対象とする光スイッチ1のNと同じか又はそれ
よりも大きいことが望ましい。そうでない場合は、測定
できる範囲の上限が他の光スイッチ2のN’の数に制限
される。また、他の光スイッチ2による透過損失を無視
できるほど小さくして測定精度を高く維持するため、他
の光スイッチ2に用いる光ファイバのコア径は、測定対
象とする光スイッチ1のそれよりも大きく、且つ光スイ
ッチ1の固定側光ファイバ5、他の光スイッチ2の固定
側光ファイバ5a、他の光スイッチ2の移動側光ファイ
バ5bの順に光ファイバのコア径が大きくなっている。
【0016】
【作用】本発明は、既に説明したように、測定対象とす
る光スイッチの外にもう1台の他の光スイッチを用意
し、対応する各固定側コネクタを相互に結合した上で、
これら光スイッチの移動側コネクタを同期して作動さ
せ、測定対象とする光スイッチの各固定側コネクタ毎
に、光学特性の測定のための光学系を自動的に形成する
ものである。これにより、光スイッチの光学特性の測定
作業の自動化が可能となり、従来必要であった、図6に
示すコネクタ2012とセンサ−のアダプタ2013と
の手作業による付替え作業が不要となる。従って、大規
模な1×N光スイッチなどの光学特性の測定の為の費用
労力が著しく軽減される。また、この結果手作業にとも
なうゴミなどの混入による測定精度の低下を避けること
も出来る。
【0017】
【実施例】以下、添付図面を参照しながら本発明の実施
例を詳細に説明する。なお、説明上他の図にも同じもの
が記載されているときは、その図番も括弧内に示す。
【0018】第1の実施例について説明する。図2に、
第1の実施例に用いる光スイッチを示す。図3に、図2
に示す光スイッチの移動側コネクタと固定側コネクタの
詳細図を示す。本実施例は、図1に示す光学系により、
具体的に図2、3に示す光スイッチの光学特性を測定す
るケ−スである。
【0019】まず、測定対象とする光スイッチについて
説明する。図2、3より、本実施例に用いる光スイッチ
1は、マトリックス状に配列された複数の結合アダプタ
10の配列面と垂直な方向に貫通するフェル−ル挿入孔
11が形成されている。フェル−ル挿入孔11の両面に
は、第一の開口11aと第2の開口11bとを有してい
る。そして、固定側光ファイバ(以下、N側ファイバと
も言う。)30の端部には固定側コネクタ32と固定側
フェル−ル31(以下、N側フェル−ルと言う。)が取
付けられており、固定側光ファイバ30の先端30aが
固定側フェル−ル31に収納された状態で第1の開口1
1aからフェル−ル挿入孔11に挿入することが出来
る。移動側光ファイバ40の先端40aに取り付けられ
た移動側フェル−ル41は第2の開口11bからフェル
−ル挿入孔11に挿入することが出来る。
【0020】フェル−ル挿入孔11の第2の開口11b
の前方には、移動側フェル−ル41を保持する移動ブロ
ック(以下、説明の便宜上、可動ヘッドとも言う。)5
0と、移動ブロック50を結合アダプタ10の縦並び方
向(図2のX軸方向)、横並び方向(図2のY軸方向)
及びフェル−ル挿入孔11への挿入方向(図2のZ軸方
向)に移動させる駆動部60とが配置されている。移動
ブロック50は、矩形形状の本体部51と、Z軸に垂直
でかつ各結合アダプタ10と対向する本体部51の面5
1aに取り付けられたフェル−ル取付けヘッド部(以
下、説明の便宜上、移動側コネクタとも言う。)52
と、X軸と垂直な本体部51の面51bからX軸方向に
延在する垂下部53とを備えている。移動ブロック50
には、本体部51とフェル−ル取付けヘッド部52とを
貫く光ファイバ挿入孔50aがZ軸にそって設けられて
いる。この光ファイバ挿入孔50aには移動側光ファイ
バ40が本体部51側から挿入され、移動側フェル−ル
41がフェル−ル取付けヘッド部52から突出してい
る。移動側フェル−ル41はこの状態で、図示しない締
め付け具によって、フェル−ル取付けヘッド部52に固
定される。
【0021】駆動部60は、X軸方向に往復移動するX
ステ−ジ61と、Y軸方向に往復移動するYステ−ジ6
2とを備えている。プレ−ト20の上部の両コ−ナ−2
0a、20bには、図示しない起立片が設けられ、これ
らの起立片の間にガイドレ−ル63と送りネジ64とが
Y軸方向にそって平行に延在している。ガイドレ−ル6
3と送りネジ64とには、Yステ−ジ62の長手方向の
一端62aから突出した突起部62bが螺合されてい
る。そして、送りネジ64の一端64aに設けられたモ
−タ65の駆動によって、送り螺子64が回転し、Yス
テ−ジ62は、ガイドレ−ル63に沿ってY軸方向に往
復移動する。
【0022】また、Yステ−ジ62の長手方向の両端6
2a,62cには、図示しない起立片が設けられ、これ
らの起立片の間にガイドレ−ル66と送り螺子67とが
X方向に沿って平行に延在している。ガイドレ−ル66
と送りネジ67には、Xステ−ジ61の長手方向の一端
61aの部分が螺合されている。そして、送りネジ67
が回転し、Xステ−ジ61は、ガイドレ−ル66に沿っ
てX軸方向に往復移動する。
【0023】さらに、Xステ−ジ61の長手方向に直交
する方向の両端61b,61cには、図示しない起立片
が設けられ、これらの起立片の間にガイドレ−ル69と
送り螺子70とがZ軸方向に沿って平行に延在してい
る。ガイドレ−ル69と送り螺子70とには、移動ブロ
ックの垂下部53が螺合されている。そして、送りネジ
70の一端70aに設けられたモ−タ71の駆動によっ
て、送り螺子70が回転し、移動ブロック50はガイド
レ−ル69に沿ってZ軸方向に沿って往復運動する。
【0024】以上のように、移動ブロック50は、Xス
テ−ジ61上をZ軸方向に移動し、このXステ−ジ61
は、Y軸方向に移動するYステ−ジ上をX軸方向に移動
するため、移動ブロック50はX軸方向、Y軸方向、Z
軸方向に移動することが出来る。
【0025】光スイッチ1の光学特性の測定方法につい
て、図1、2、3に基づいて説明する。なお、測定に用
いる他の光スイッチ2として、図2、3に示す光スイッ
チと同じ型のものを用い、説明の便宜上光スイッチ1と
同じ番号を用いる。光スイッチ1の組立工程において、
図2、3に示す光スイッチ1が一応組立られた段階で、
これと同じ型式の図示しない他の光スイッチ2を用意す
る。そして、プレート20のマトリックス状に配列され
た結合アダプタ10に結合された、対応する各固定側コ
ネクタ32(125、225)ごとに、これら各固定側
コネクタにつながる光ファイバの他の端末にある各コネ
クタ9aと9bとを相互に結合する。
【0026】図3に示す光スイッチ1の移動側コネクタ
の光ファイバ40は、図1に示すシングルモ−ド光ファ
イバ5、コネクタ8a、8b、7を経由して発光ダイオ
−ド4に光学的につながっている。
【0027】図示しない光スイッチ2の移動側コネクタ
52(227)につながる光ファイバ40は、図1に示
す光ファイバ5bを経由してコネクタ12につながって
いる。このコネクタ12は、アダプタ13に結合されホ
トダイオ−ド14に光学的につながっている。このコネ
クタ12は、前述のように、一度アダプタ13結合すれ
ば光スイッチ1の最終検査を完了するまで、付替える必
要がない。
【0028】この場合、光スイッチ2に用いる光ファイ
バのコア径は、光スイッチ2に起因する光の損失を無視
できるほど少なくして測定精度を確保するため、光スイ
ッチ1の固定側コネクタ32(125)につながる光フ
ァイバ30(5)のコア径よりも、図示しない光スイッ
チ2の固定側コネクタ32(225)につながる光ファ
イバ30(5a)のコア径の方が大きくなっている。即
ち、前者については通常のコア径10μmのシングルモ
−ドファイバを、後者についてはコア径50μm径のグ
レ−ド型光ファイバを用いる。また、図示しない光スイ
ッチ2の固定側コネクタ32(225)につながる光フ
ァイバ30(5a)の径よりもその移動側コネクタ52
(227)につながる光ファイバ40(5b)のコア径
の方が大きくなっている。即ち、後者については、コア
径80μm径のグレ−ド型光ファイバを用いる。これに
より、光スイッチ2に基づく透過損失は0.001dB
以下と無視できるほど小さくなる。
【0029】光スイッチ1の光学特性の測定項目は、コ
ネクタ8aとコネクタ8bの結合状態でのコネクタ8b
の透過損失、各固定側コネクタ32(125)について
移動側コネクタ52(127)との結合状態での透過損
失、コネクタ12とアダプタ13の結合状態での各透過
損失が対象となる。但し、コネクタ8aと8bの結合状
態のコネクタ8bの透過損失については、コネクタ8a
に、透過損失が一定の基準以下となるマスタコネクタが
用いられるので、この場合の透過損失は小さく、かつ1
回の測定で足りる。コネクタ12とアダプタ13の結合
状態での透過損失も、出射光をアダプタを介して直接ホ
トダイオ−ドで受光するので小さく、かつ1回の測定で
足りる。従って、実質的に各固定側コネクタ32(12
5)について移動側コネクタ52(127)との各結合
状態での切替え損失の再現性が主な測定対象となる。
【0030】光スイッチ1の光学特性の測定方法は、ま
ず、図示しない制御装置により光スイッチ1の可動ヘッ
ド50(128)と図示しない光スイッチ2の可動ヘッ
ド50(228)を同期して作動させ、特定の固定側コ
ネクタ32(125)について、一つの光学的系を形成
し、発光ダイオ−ド4からの光をホトダイオ−ド14で
検出することにより、前記測定項目について透過損失を
測定する。これを各固定側コネクタ32(125)につ
いて、測定計画に従い順次に又は選択的に繰り返す。
【0031】光スイッチ1の製作工程においては、中間
検査から最終検査までに必要な測定項目、測定方法、測
定順序などを予め図示しない制御装置に記憶させてお
き、必要に応じて呼出し、以上の固定側コネクタ32
(125)ごとの光学系の形成と測定を、自動的に行な
うことができる。
【0032】第2の実施例について説明する。図4に、
第2の実施例に用いる光スイッチを示す。本実施例は、
図1に示す光学系により、具体的に図4に示す光スイッ
チの光学特性を測定するケ−スである。
【0033】まず、光スイッチについて説明する。図4
中、201はX軸用基板、203はX軸用LEDアレ
イ、204はX軸用受光部、205はX軸ガイド、20
6はラックギア、207はX軸モ−タ、208はY軸用
LEDアレイ、209はY軸用受光部、210はY軸モ
−タ、211はY軸用駆動手段、212はベ−スプレ−
ト、213は固定側コネクタ(N側コネクタ)である。
【0034】X軸用LEDアレイ203、X軸ガイド2
05、ラックギア206及び複数の固定側コネクタ21
3は、ベ−スプレ−ト212に固定されている。X軸用
LEDアレイ203は、Y軸方向に並んだ固定側コネク
タ列のX軸方向の位置に合わせてLEDを配置してあ
る。X軸用基板201は、X軸ガイド205上をX軸方
向に移動可能に構成され、ラックギア206とX軸用基
板201上のX軸モ−タ207により、X軸方向の移動
が行なわれる。また、X軸用基板201には、X軸用受
光部204がX軸用LEDアレイ203と対向して設け
られており、X軸用LEDアレイ203中の発光したL
EDの光を受光する。
【0035】さらに、X軸用基板201には、Y軸用基
板202、Y軸用基板202を駆動するためのY軸用駆
動手段211及びY軸モ−タ210、Y軸用LEDアレ
イ208が載置されている。Y軸用基板202は、Y軸
方向に移動可能に構成されており、Y軸モ−タ210の
駆動力により、Y軸用駆動手段211によってY軸方向
の移動が行なわれる。
【0036】また、Y軸用基板202には、Y軸用受光
部209がY軸用LEDアレイ208と対向して設けれ
れており、Y軸用LEDアレイ208中の発光したLE
Dの光を受光する。更に、Y軸用基板202には、図示
しない可動ヘッドがZ軸方向に移動可能に設けられ、ま
た、可動ヘッドをZ軸方向に移動させるためのZ軸用駆
動機構が搭載されている。可動ヘッドには、移動側コネ
クタが固定されており、X、Y方向の位置決めによって
選択された固定側コネクタ213にZ軸方法の移動によ
って移動側コネクタが結合される。Z軸方向の位置決め
はエンコ−ダ等を用いて行なう。
【0037】図4に示す光スイッチの作動は、まず、図
示しない制御装置からの指令により、結合すべき固定側
コネクタ213のX軸方向位置に対応するX軸用LED
アレイ203中のLEDアレイを点灯する。それと共
に、移動前の移動側コネクタのX軸方向位置と移動目標
のX軸方向位置とから、左右どちらにX軸用基板201
を移動させたらよいかを判断する。そして、X軸モ−タ
207を駆動し、X軸用基板201の移動を行なう。移
動の間、X軸用受光部204において、LEDの点灯の
有無を確認し、点灯したLEDを検出した時点で、X軸
基板201の移動を停止することにより、X軸方向の位
置決めを行なう。Y軸方向についても同様である。X、
Y軸方向を決定したのち、Z軸用駆動機構により移動側
コネクタをZ軸方向に移動させ、結合すべき固定側コネ
クタ213と結合させる。
【0038】光スイッチ1の光学特性の測定方法は、実
施例1の場合と略同様である。即ち、測定対象とする図
4に示す光スイッチ1の他に、同じ型式の他の光スイッ
チ2を用意する。そして、図1に示すように対応する各
固定側コネクタ213(125、225)の相互間をそ
れぞれ光ファイバ5、59で光学的に結合のうえ、移動
側コネクタ(127、227)を同期して作動させて透
過損失の測定のための光学系を形成する。
【0039】即ち、図示しない制御装置により光スイッ
チ1の駆動機構207、210などと図示しない光スイ
ッチ2の駆動機構とを同期して作動させて移動側コネク
タ(127、227)を対応する固定側コネクタ213
(125、225)とを光学的に結合し、測定対象とす
る固定側コネクタについて、透過損失を測定するための
光学系を形成する。そして、発光ダイオ−ド4からの光
をホトダイオ−ド14で検出することにより、選択した
固定側コネクタ213(125)について、切替え損失
の再現性などの関連する測定項目について透過損失の測
定を行なう。
【0040】又、実施例1と同様、光スイッチ2による
透過損失を無視できる程度に小さくして測定精度を維持
するため、光スイッチ2には、通常よりも太いコア径の
光ファイバを用いる。すなわち測定対象とする光スイッ
チ1の固定側光ファイバ5のコア径が10μmであるの
に対し、他の光スイッチ2の固定側光ファイバ5aのそ
れは50μm、他の光スイッチ2の移動側光ファイバ5
bのそれは80μmと光の進行する方向に進にしたがっ
て光ファイバの径が大きくなっている。特に本実施例の
光スイッチの場合は、移動側コネクタの移動が高速で行
なわれるので、実施例1の場合よりも、更に、大規模な
光スイッチの光学特性の測定に適している。
【0041】次に、第3の実施例について説明する。本
実施例は、移動側コネクタを2つ有する2×N光スイッ
チ対象とするケ−スである。図5に、第3の実施例で用
いる2×N光スイッチの光学特性を測定するための光学
系を示す。測定方法は、原則として実施例1、2の場合
と同様である。測定対象とする図5に示す光スイッチ1
001と同じ型の他の光スイッチ1002を用意し、対
応する各固定側コネクタの相互間をそれぞれ光ファイバ
で光学的に結合のうえ、移動側コネクタを同期して作動
させて透過損失の測定のための光学系を形成する。
【0042】また光スイッチ1002には、光スイッチ
1002に起因する透過損失を無視できるほど小さくす
るため、光スイッチ1001よりも太い径の光ファイバ
を用いること等も、実施例1、2の場合と同様である。
本実施例の、2つの移動側コネクタ1127、1227
は常に同じ相対位置を保って移動し、同時に2つの固定
側コネクタ1125、1225と結合される。このた
め、移動側コネクタの1回の移動により同時に2回の測
定が可能となり、効率的に測定することが出来る。本実
施例で用いる光スイッチは、図2、3、4に示す光スイ
ッチの可動ヘッドに2つの移動側コネクタを有するよう
に改造したものを用いることも出来る。
【0043】
【効果】光スイッチの光学特性の測定作業の自動化が可
能となり、手作業による、測定の度毎の受光側のコネク
タとセンサ−のアダプタとの付替作業が不要となる。従
って、大規模な1×N光スイッチ等の光学特性の測定の
為の費用労力が著しく軽減される。また、この結果、手
作業によるコネクタとセンサのアダプタとの付替えにと
もなうゴミなどの混入による測定精度の低下を避けるこ
とも出来る。
【0044】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光スイッチの光学特性の測定方法
に用いる光学系を示す。
【図2】実施例1で用いる光スイッチを示す。
【図3】実施例1で用いる光スイッチの移動側コネクタ
と固定側コネクタの詳細図である。
【図4】第2の実施例で用いる光スイッチを示す。
【図5】第3の実施例において光スイッチの光学特性の
測定に用いる光学系を示す。
【図6】従来の光スイッチの光学特性の測定方法に用い
る光学系を示す。
【図7】従来の光スイッチの例を示す。
【符号の説明】
1:測定対象とする光スイッチ 2:測定に用いる他の光スイッチ 3:センサ− 4:発光ダイオ−ド 5、5a、5b:光ファイバ 8a、8b、9a、9b、12:コネクタ 13:アダプタ 14:ホトダイオ−ド 15:パワ−メ−タ 125、225:固定側コネクタ 126、226:結合アダプタ 127、227:移動側コネクタ 128、228:可動ヘッド

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動側コネクタから結合すべき固定側コ
    ネクタを選択して光線路の切替えを行なう光スイッチの
    光学特性の測定において、前記光スイッチの各固定側コ
    ネクタを、前記光スイッチと同じ型か又は異なる型の他
    の光スイッチの対応する固定側の各コネクタに結合した
    状態で、前記他の光スイッチの移動側コネクタにつなが
    る光ファイバの他の端末からの出射光を読取ることによ
    って前記光スイッチの光学特性を測定することを特徴と
    する光スイッチの光学特性の測定方法
  2. 【請求項2】 前記光スイッチが1×N光スイッチであ
    ることを特徴とする請求項1に記載の光スイッチの光学
    特性の測定方法
  3. 【請求項3】 前記光スイッチが2×N光スイッチであ
    ることを特徴とする請求項1に記載の光スイッチの光学
    特性の測定方法
  4. 【請求項4】 前記他の光スイッチの固定側コネクタに
    つながる光ファイバのコア径が、前記光スイッチの固定
    側コネクタにつながる光ファイバのコア径よりも大きい
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいづれか1項に記載
    の光スイッチの光学特性の測定方法
  5. 【請求項5】 前記他の光スイッチの移動側コネクタに
    つながる光ファイバのコア径が、前記他の光スイッチの
    固定側コネクタにつながる光ファイバのコア径よりも大
    きいことを特徴とする請求項4に記載の光スイッチの光
    学特性の測定方法
  6. 【請求項6】 前記光スイッチと前記他の光スイッチ
    を、これらと電気的に結合している制御装置により同期
    して作動させることを特徴とする請求項1乃至5のいづ
    れか1項に記載の光スイッチの光学特性の測定方法
  7. 【請求項7】 前記請求項1乃至6のいづれか1項に記
    載の光スイッチの光学特性の測定方法を用いる光スイッ
    チの測定装置
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000062033A1 (en) * 1999-04-09 2000-10-19 Corning Incorporated Apparatus for measuring the properties of an optical fiber

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2000062033A1 (en) * 1999-04-09 2000-10-19 Corning Incorporated Apparatus for measuring the properties of an optical fiber

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