JPH0933171A - 粉体乾燥装置 - Google Patents

粉体乾燥装置

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Publication number
JPH0933171A
JPH0933171A JP18558495A JP18558495A JPH0933171A JP H0933171 A JPH0933171 A JP H0933171A JP 18558495 A JP18558495 A JP 18558495A JP 18558495 A JP18558495 A JP 18558495A JP H0933171 A JPH0933171 A JP H0933171A
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JP
Japan
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powder
water content
drying
heat
time
Prior art date
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Pending
Application number
JP18558495A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Nishida
敏行 西田
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Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 粉体の乾燥を常に必要最小限の時間と熱量で
行うことができ、しかも含水率の測定を別工程によって
行う必要のない粉体乾燥装置を提供する。 【解決手段】 乾燥容器1内から粉体Aの一部が粉体取
出器30によって所定時間ごとに取出され、含水率測定
器40によって含水率の測定が行われることから、含水
率の合否を乾燥中に判定することが可能となる。また、
含水率の測定値が所定値以下になったときヒータ10及
び熱風吐出器20の熱量を低下させることにより、熱量
の大きさが乾燥に要する時間に殆ど影響することのない
乾燥工程の最終段階において、熱エネルギーの節減が図
られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は工業用資材として用
いられる粉末状のシール材等の各種粉体を乾燥する粉体
乾燥装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の粉体乾燥装置としては、
例えば特開平3−195888号公報に記載されている
ように、密閉された乾燥容器内に粉体を収容し、乾燥容
器内に熱風等を送り込むことにより粉体の乾燥を行うよ
うにしたものが知られている。また、粉体の乾燥に際し
ては、乾燥に要する時間を経験的に決定し、この時間に
達した時点で乾燥容器内の粉体の一部を取出して含水率
を測定し、その結果により乾燥の合否を判定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、工場のライ
ン等において粉体を一定量ずつ乾燥する場合、各粉体の
初期含水率や乾燥条件等により、実質的に乾燥に必要な
時間は各粉体ごとに異なる場合が多い。しかしながら、
従来では各粉体ごとの乾燥を初期含水率の多少に拘らず
全て同一の時間で管理しているため、含水率が比較的少
ないものには必要以上の時間と熱量を消費するという問
題点があった。また、このように一定の時間で管理した
場合、各粉体ごとに初期含水率が異なれば必然的に最終
含水率にもバラつきが生ずるため、品質を一定にするこ
とができないという問題点もあった。更に、各粉体ごと
の含水率の測定は別工程によって行われるので、測定結
果が出るまでの時間的なロスを生ずるとともに、高温の
粉体に対する測定となるため、測定作業に危険性を伴う
という問題点もあった。
【0004】本発明は前記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、粉体の乾燥を常に必
要最小限の時間と熱量で行うことができ、しかも含水率
の測定を別工程によって行う必要のない粉体乾燥装置を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、請求項1では、粉体を収容する乾燥容器
と、乾燥容器内の粉体を加熱する加熱手段と、乾燥容器
内から粉体の一部を所定時間ごとに取出す粉体取出手段
と、粉体取出手段によって取出された粉体の含水率を測
定する含水率測定手段とを備えた粉体乾燥装置を構成し
ている。これにより、乾燥容器内から粉体の一部が所定
時間ごとに取出されて含水率の測定が行われることか
ら、含水率の合否を乾燥中に判定することが可能とな
る。
【0006】また、請求項2では、請求項1記載の粉体
乾燥装置において、前記含水率測定手段の測定値が所定
値以下になったとき加熱手段の熱量を低下させる制御手
段を備えている。これにより、請求項1の作用に加え、
含水率の測定値が所定値以下になると加熱手段の熱量が
低下することから、熱量の大きさが乾燥に要する時間に
殆ど影響することのない乾燥工程の最終段階において、
熱エネルギーの節減が図られる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1乃至図4は本発明の一実施形
態を示すもので、図1は粉体乾燥装置の概略構成図、図
2はその部分拡大図である。
【0008】この粉体乾燥装置は、粉体Aを収容する乾
燥容器1と、乾燥容器1内の粉体Aを加熱するヒータ1
0と、同じく乾燥容器1内の粉体Aを加熱する熱風吐出
器20と、乾燥容器1内から粉体Aの一部を取出す粉体
取出器30と、粉体取出器30によって取出された粉体
Aの含水率を測定する含水率測定器40と、含水率測定
器40の測定結果に基づいてヒータ10及び熱風吐出器
20の熱量を制御する制御部50とから構成されてい
る。
【0009】乾燥容器1は上端から下端に向かって徐々
に幅が小さくなるように形成され、その下端には粉体A
の排出口1aが設けられている。また、乾燥容器1は密
閉構造になっているが、上面を開放すれば粉体Aを投入
することができる。乾燥容器1内には粉体Aを撹拌する
撹拌器2が設けられ、撹拌器2はモータ2aの回転軸に
取付けられた螺旋体を回転させるように構成されてい
る。また、乾燥容器1の上面には粉体分離器3が取付け
られ、粉体分離器3は乾燥容器1側から吸引した粉塵か
ら空気のみを取出して外部に放出し、分離した粉体Aを
再び乾燥容器1内に戻すように構成されている。
【0010】ヒータ10は乾燥容器1の外面に取付けら
れた熱板からなり、ヒータ10には蒸気等の高温流体を
熱源とする熱源管路11が接続されている。即ち、ヒー
タ10は熱源管路11によって発熱するようになってお
り、熱源管路11の流入側には管路の開閉及び流量調整
を行うバルブ12が設けられている。
【0011】熱風吐出器20は乾燥容器1に接続された
送風ユニットからなり、熱風吐出器20には蒸気等の高
温流体を熱源とする熱源管路21が接続されている。即
ち、熱風吐出器20は熱源管路21と熱交換した高温空
気を乾燥容器1内に送り込むように構成されており、熱
源管路21の流入側には管路の開閉及び流量調整を行う
バルブ22が設けられている。
【0012】粉体取出器30は、図2に示すように乾燥
容器1の側面を摺動自在に貫通する取出筒31と、取出
筒31を進退させるシリンダ32とからなり、取出筒3
1及びシリンダ32は乾燥容器1の外面に固定されたホ
ルダ33によって保持されている。取出筒31の先端側
には上方に開口する孔31aが設けられ、シリンダ32
によって取出筒31を乾燥容器1側へ進出させると孔3
1aが乾燥容器1の内部に移動し、乾燥容器1内の粉体
Aが孔31aから取出筒31内に流入するようになって
いる。
【0013】含水率測定器40は乾燥容器1の外部に配
置され、例えば赤外線を試料に照射して水分を測定する
周知の測定器からなる。前記取出筒31の下方には粉体
Aを受容するトレイ41が設けられ、トレイ41はシリ
ンダ42によって含水率測定器40まで移動できるよう
になっている。また、取出筒31の下端側はトレイ41
の出入り可能な箱43によって覆われており、箱43内
にはトレイ41上の粉体Aを風圧によって除去するエア
ブロー44が設けられている。即ち、粉体取出器30に
よって測定用の粉体Aが取出されると、この粉体Aは取
出筒31を介してトレイ41に受容され、粉体Aを受容
したトレイ41がシリンダ42によって含水率測定器4
0まで移動される。その際、トレイ41上の粉体Aは、
図3に示すようにトレイ41が箱43から出るときに箱
43の縁で擦り切られて一定の高さに均される。また、
測定が終了してトレイ41が箱43内に戻ると、エアブ
ロー44によってトレイ41上の粉体Aが除去される。
この場合、箱43の下端は粉体分離器3に接続されてお
り、箱43内に排出された粉体Aは粉体分離器3を介し
て乾燥容器1内に戻される。
【0014】制御部50はマイクロコンピュータ等によ
って構成され、ヒータ10及び熱風吐出器20の各バル
ブ12,22と含水率測定器40に接続されている。こ
の制御部50では、含水率測定器40への測定指令、測
定時間の演算、各バルブ12,22の開度制御等を行う
ようになっており、粉体取出器30の動作は含水率測定
器40への測定指令に連動するものとする。
【0015】次に、制御部50の動作を図4に示すフロ
ーチャートを参照して説明する。まず、乾燥しようとす
る粉体Aが乾燥容器1内に投入されると、粉体取出器3
0によって乾燥容器1内の粉体Aの一部を取出し、含水
率測定器40によって粉体Aの初期含水率W1 を測定す
る(S1)。次に、初期含水率W1 に基づいて次回から
の測定を開始するまでの時間T1 を演算し(S2)、ヒ
ータ10及び熱風吐出器20の各バルブ12,22を開
く(S3)。これにより、乾燥容器1内の粉体Aがヒー
タ10の加熱と熱風吐出器20から送られる熱風により
乾燥される。次に、時間T1 が経過したならば(S
4)、含水率の測定を行い(S5)、その測定値Wが中
間目標値W2 よりも大きければ(S6)、時間T2 が経
過した後(S7)、ステップS5に戻って時間T2 ごと
に測定を行う。この場合、中間目標値W2 は最終目標値
W3 よりも所定値だけ大きい値に設定されている。この
後、ステップS6において測定値Wが中間目標値W2 以
下になったならば、各バルブ12,22の開度を小さく
し(S8)、ヒータ10及び熱風吐出器20の熱量を低
下させる。次に、時間T2 が経過したならば(S9)、
含水率の測定を行い(S10)、その測定値Wが最終目
標値W3 よりも大きければ(S11)、ステップS9に
戻って時間T2 ごとに測定を行う。この後、ステップS
11において測定値Wが最終目標値W3 以下になったな
らば、各バルブ12,22を閉鎖し(S12)、ヒータ
10及び熱風吐出器20の駆動を停止する。
【0016】尚、初期含水率W1 から演算される時間T
1 は、制御部50に予め与えられている粉体固有の比例
定数によって求められ、初期含水率W1 が大きいほど長
くなる。即ち、時間T1 の経過後から測定を開始するこ
とにより、目標含水率まで十分に余裕のある乾燥初期段
階での測定を省略することができる。また、図5のグラ
フに示すように粉体Aの含水率Wは時間の経過とともに
低下率が小さくなるので、乾燥工程の最終段階では熱量
の大きさが乾燥に要する時間に影響することは殆どな
い。従って、前述の動作において含水率Wが中間目標値
W2 以下になったときヒータ10及び熱風吐出器20の
熱量を低下させることにより、熱エネルギーの節減を図
ることができる。
【0017】このように、本実施形態の粉体乾燥装置に
よれば、乾燥容器1内から粉体Aの一部を所定時間ごと
に取出して含水率の測定を行うようにしたので、含水率
の合否を乾燥中に判定することができ、粉体Aの乾燥を
常に必要最小限の時間と熱量で行うことができる。この
場合、最終含水率にバラつきを生ずることがないので、
品質を常に一定にすることができる。また、含水率の測
定を別工程によって行う必要がないので、工数の削減を
図り得るとともに、高温の粉体Aに対する危険性も解消
することができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の粉体乾
燥装置によれば、含水率の合否を乾燥中に判定すること
ができるので、粉体の乾燥を常に必要最小限の時間と熱
量で行うことができ、生産性の向上とコストの低減を図
ることができる。この場合、最終含水率にバラつきを生
ずることがないので、品質を常に一定にすることができ
る。また、含水率の測定を別工程によって行う必要がな
いので、工数の削減を図り得るとともに、高温の粉体に
対する危険性も解消することができる。
【0019】また、請求項2の粉体乾燥装置によれば、
請求項1の効果に加え、含水率の測定値が所定値以下に
なると加熱手段の熱量が低下することから、乾燥工程の
最終段階において熱エネルギーの節減を図ることができ
るので、省エネルギー化に極めて有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す粉体乾燥装置の概略
構成図
【図2】粉体乾燥装置の部分拡大図
【図3】含水率測定器の動作説明図
【図4】制御部の動作を示すフローチャート
【図5】時間の経過による含水率の変化を示すグラフ
【符号の説明】
1…乾燥容器、10…ヒータ、20…熱風吐出器、30
…粉体取出器、40…含水率測定器、50…制御部、A
…粉体。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉体を収容する乾燥容器と、 乾燥容器内の粉体を加熱する加熱手段と、 乾燥容器内から粉体の一部を所定時間ごとに取出す粉体
    取出手段と、 粉体取出手段によって取出された粉体の含水率を測定す
    る含水率測定手段とを備えたことを特徴とする粉体乾燥
    装置。
  2. 【請求項2】 前記含水率測定手段の測定値が所定値以
    下になったとき加熱手段の熱量を低下させる制御手段を
    備えたことを特徴とする請求項1記載の粉体乾燥装置。
JP18558495A 1995-07-21 1995-07-21 粉体乾燥装置 Pending JPH0933171A (ja)

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JP18558495A JPH0933171A (ja) 1995-07-21 1995-07-21 粉体乾燥装置

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