JPH09331507A - 屋内用情報通信システム - Google Patents

屋内用情報通信システム

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JPH09331507A
JPH09331507A JP8147446A JP14744696A JPH09331507A JP H09331507 A JPH09331507 A JP H09331507A JP 8147446 A JP8147446 A JP 8147446A JP 14744696 A JP14744696 A JP 14744696A JP H09331507 A JPH09331507 A JP H09331507A
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communication
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communication system
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Akira Toba
彰 鳥羽
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 家庭内における映像情報を含む様々な情報の
通信システムを安価に実現する。 【解決手段】 家庭内における各機器2〜7を平行2線
1を介して接続すると共に、該各機器2〜7に、映像信
号の垂直ブランキング期間内における第10H〜第13
H(Hは、水平走査期間)又は(及び)第273H〜第
276Hにコマンドデータを重畳して伝送し、また、映
像信号の垂直ブランキング期間内における第10H〜第
13H又は(及び)第273H〜第276Hに重畳され
たコマンドデータを検出する通信部8を設ける。これに
より、コマンドデータの通信用に新たなケーブルを設け
ることなく、かつ、高価な同軸ケーブル等の特殊なケー
ブルを用いることなく、安価な平行2線1で上記各機器
2〜7間の相互通信を可能とすることができるため当該
通信システムを安価に実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば家庭内やビ
ルディング内或いはビルディングのフロア内等における
通信システムに適用して好適な屋内用情報通信システム
に関し、特に、当該システムを構成する各機器からのデ
ータコマンド等の通信情報を、映像情報の垂直ブランキ
ング期間内に重畳して伝送することにより、新たにデー
タコマンド用のラインを設けることなく上記各機器間の
相互の通信を可能とした屋内用情報通信システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年において、家の玄関先等に設けられ
るインターホンに、小型の固体撮像装置(CCDカメ
ラ)を内蔵することにより、家内から外来者の確認を可
能としたカメラ内蔵インターホン装置が普及しつつあ
る。
【0003】このカメラ内蔵インターホン装置は、イン
ターホン部及びCCDカメラ部を有し、上記玄関先等の
外来者による操作が可能な場所に設けられる子機と、モ
ニタ表示部及び音響出力部(スピーカ部)を有し、茶の
間等のその家庭内の人間が子機からの映像等を確認し易
い場所に設置される親機とで構成されている。
【0004】この親機及び子機は、いわゆる平行2線
(Twin Lead type feeder )で相互に接続されており、
上記子機のインターホン部が外来者等により操作される
と、子機内に設けられたマイクロコンピュータ(マイコ
ン)がこれを検出し、該インターホン部が操作されたこ
とを示す信号(インターホン操作信号)を上記平行2線
を介して親機に伝送する。
【0005】親機側に設けられているマイコンは、上記
子機からインターホン操作信号が供給されると、上記子
機のCCDカメラ部をオン制御するためのカメラオン制
御信号を該子機に伝送する。また、当該親機に設けられ
ている音響出力部を発音制御すると共に、モニタ表示部
をオン制御する。その家庭内の人間は、上記音響出力部
を介して発音制御された呼出し音により、外来者の来訪
を知ることとなる。
【0006】上記子機側のマイコンは、親機側からカメ
ラオン制御信号が供給されると、上記CCDカメラをオ
ン制御する。これにより、上記CCDカメラによる外来
者等の撮像が可能となる。子機側のマイコンは、このC
CDカメラで外来者等の撮像が行われると、この撮像に
より形成された撮像信号を上記平行2線を介して親機側
に伝送する。
【0007】親機側のマイコンは、上記子機側から撮像
信号が供給されると、この撮像信号を上記モニタ表示部
に供給する。これにより、上記子機側で撮像された外来
者等の撮像画像を親機側のモニタ表示部に表示すること
ができ、その家内の人間は、上記親機が設置された茶の
間等に居ながらにして外来者等の確認を行うことができ
る。
【0008】なお、上記親機から子機、或いは子機から
親機に伝送される各信号には、例えばAM変調、或いは
FM変調等の所定の変調処理が施されるようになってお
り、該親機及び子機は各信号の受信の際に、これを復調
して受信するようになっている。
【0009】近年におけるマルチメディア技術の発達
は、このカメラ内蔵インターホン装置のような、家庭内
における映像情報を含む様々な情報の通信システムにも
生かされており、今後、益々普及することが予想され
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、家庭内におけ
る、映像情報を含む様々な情報の通信システムの普及に
は、そのシステムコストのローコスト化が大変重要な課
題となる。
【0011】すなわち、このような家庭内における映像
情報を含む様々な情報の通信システムにおいては、主と
して一般家庭が対象となるため、安価に実現すべく通信
ケーブルとして平行2線を用いたいのであるが、該平行
2線は伝送帯域が狭いため、当該通信システムを構成す
る各機器間の相互通信を可能とするには、映像情報を伝
送する平行2線の他に、上記各機器からのコマンドデー
タ等を伝送するための平行2線が別に必要となりシステ
ムコストが高くなる。
【0012】上記通信ケーブルとして同軸ケーブル等の
特殊なケーブルを用いれば、1本の通信ケーブルで映像
情報及びコマンドデータ等を共に伝送可能とすることが
できるのであるが、該同軸ケーブル等の特殊なケーブル
は高価であり、結果としてシステムコストが高価とな
る。
【0013】一方、現在のところ、上述のカメラ内蔵イ
ンターホン装置等は、いわゆる白黒画像を取り扱ってい
るのであるが、時代の流れは、どのような機器において
も高品位の映像情報及び(又は)音声情報の取り扱いが
可能であり、しかもデータ通信の高速化が求められる傾
向にある。従って、上記家庭内における通信システムに
おいても、これらの要求を満足させる必要があるが、こ
の要求を満足させるためには、上記平行2線のような安
価な通信ケーブルを映像信号用,音声信号用及びコマン
ド用に分けて複数本設けるか、或いは上記同軸ケーブル
等の特殊なケーブルを設けるかの、いずれかを行う必要
があり、やはりシステムコストが高くならざるを得な
い。
【0014】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
のであり、高品位の映像情報,音声情報及び高速のデー
タ通信に対応可能であるうえ、安価に実現することがで
きるような屋内用情報通信システムの提供を目的とす
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る屋内用情報
通信システムは、映像信号が伝送される映像情報ライン
を介して、一つの敷地内で使用される複数の機器を接続
してなる屋内用情報通信システムである。「屋内」の概
念は、家庭内,ビルディング内或いはビルディングのフ
ロア内等を意味するものである。さらに、例えば上述の
カメラ内蔵インターホン装置を玄関と門とが離れた家屋
で使用する場合は、子機が門側に取り付けられることと
なるため、これは屋外で使用されるものと懸念される
が、この場合でも、一つの敷地内で使用される機器とい
うことで、上記「屋内」の概念に含まれるものである。
従って、この「屋内」の概念は、家の内外に拘らず「そ
の家庭等で使用される」という意味合いの元に、一般常
識に基づいて判断されるべきものである。
【0016】次に、当該屋内用情報通信システムは、上
述の課題を解決するために、上記各機器にそれぞれ設け
られる通信部が、映像情報の所定のブランキング期間内
に通信情報を重畳し、これを上記映像情報ラインを介し
て伝送する通信情報重畳手段と、上記映像情報ラインを
介して伝送される映像情報の所定のブランキング期間内
に重畳された通信情報を抽出する通信情報抽出手段とで
構成されている。
【0017】すなわち、当該屋内用情報通信システム
は、屋内で使用される複数の機器の相互間の通信を可能
とするために、映像情報の垂直ブランキング期間或いは
水平ブランキング期間を利用するものである。
【0018】これにより、コマンドデータ等の通信情報
を映像情報に含ませて伝送することができるため、映像
情報の伝送用ケーブルの他に、コマンドデータの伝送用
のケーブルを新たに設ける必要がなく、1本の伝送用ケ
ーブルで各機器間の相互通信を可能とすることができ
る。従って、伝送用ケーブルを増設しなくてよい分、当
該通信システムのローコスト化を図ることができる。
【0019】次に、本発明に係る屋内用情報通信システ
ムは、上記各機器が接続される映像情報ラインとして、
いわゆる平行2線が用いられている。上記平行2線は、
映像情報ラインとして安価なものであり、この平行2線
を用いることにより、当該システムコストのローコスト
化を図ることができる。また、当該通信システムは、上
述のようにコマンドデータ等の通信情報を映像情報に含
ませて伝送するようにしているため、上記平行2線の伝
送帯域を拡大する必要がないうえ、該平行2線の伝送帯
域で高品位の映像情報,音声情報及び高速のデータ通信
に十分対応可能とすることができる。
【0020】ここで、垂直ブランキング期間内における
第21水平走査期間(第21H)及び第284水平走査
期間(第284H)は放送事業者が使用し、第14H〜
第16H(第277H〜第279H)は文字放送専門局
が使用することとなっているが、家庭内等において文字
放送等を利用しないのであれば、この垂直ブランキング
期間内の各水平走査期間を自由に利用することが可能と
なる。
【0021】このため、当該通信システムにおいては、
上記文字放送等を利用しないことを条件に、上記通信情
報が重畳され抽出されるブランキング期間として、垂直
ブランキング期間内の所定の水平走査期間を用いるよう
になっている。
【0022】これにより、上述のように1本の平行2線
等の安価な通信ケーブルを用いながらにして各機器間の
相互通信を可能とすることができる。
【0023】次に、家庭内等において、上記文字放送等
を利用するのであれば、垂直ブランキング期間内におけ
る第21H,第284H及び第14H〜第16H,第2
77H〜第279H以外の水平走査期間を利用する必要
がある。
【0024】このため、当該通信システムは、上記通信
情報が重畳され抽出されるブランキング期間として、垂
直ブランキング期間内の第10水平走査期間〜第13水
平走査期間及び(又は)第273水平走査期間〜第27
6水平走査期間を用いて上記通信情報の重畳を行う。こ
れにより、上記文字放送等の利用を可能とすることがで
き、マルチメディア技術の一端を担う当該通信システム
をより好ましいものとすることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る屋内用情報通
信システムの好ましい実施の形態について、図面を参照
しながら詳細に説明する。本発明の実施の形態に係る屋
内用情報通信システムは、図1に示すように平行2線1
に対して、茶の間等の設けられ、放送局からのテレビジ
ョン信号(及び音声信号)を受信して表示するテレビジ
ョン受像機2と、玄関先等の外来者を撮像可能な位置に
設けられるカメラ機器3と、ビデオテープレコーダ装置
等の第1〜第3の機器4〜6と、上記各機器2〜6の通
信制御等を行うマスタ機器7とを、それぞれ並列的に接
続して構成されている。
【0026】上記各機器2〜7には、該各機器2〜7の
相互間における通信を行うための通信部8がそれぞれ設
けられている。この通信部8は、図2に示すようにその
機器が送信するコマンドデータが供給される入力端子1
1と、この入力端子11を介して供給されるコマンドデ
ータを、映像信号の垂直ブランキング期間内における所
定の水平走査期間のタイミングで出力するデータ発生部
12と、このデータ発生部12からのコマンドデータ
を、上記映像信号の垂直ブランキング期間内における所
定の水平走査期間に重畳し、これを上記平行2線1を介
して伝送する多重部13とを有している。
【0027】また、上記通信部8は、上記平行2線1を
介して他の機器から伝送された映像信号を受信して、こ
の映像信号の垂直ブランキング期間内における所定の水
平走査期間に重畳されたコマンドデータを抽出し、これ
を出力端子17を介してその機器のデータ処理部に供給
するデコード部14と、上記平行2線1を介して他の機
器から伝送された映像信号から水平同期信号を分離する
同期分離部15と、上記同期分離部15からの水平同期
信号をカウントし、上記所定の水平走査期間のタイミン
グで、受信した映像信号からコマンドデータを抽出する
ためのゲートパルスを上記デコード部14に供給し、上
記コマンドデータの出力トリガとなるクロックパルスを
上記データ発生部12に供給し、上記コマンドデータを
映像信号に重畳する際の基準クロックを上記多重部13
に供給するタイミングパルス発生部16とを有してい
る。
【0028】次に、このような構成を有する当該実施の
形態に係る屋内用情報通信システムの動作説明をする。
例えば上記マスタ機器7から第1の機器4に対して通信
を行う場合、該マスタ機器7は、例えば黒画像や白画像
等の所定の画像の映像信号を形成し、これを図2に示す
同期分離部15に供給する。同期分離部15は、上記映
像信号から水平同期信号を分離し、これをタイミングパ
ルス発生部16に供給する。
【0029】タイミングパルス発生部16は、我が国に
おける標準テレビジョン方式であるNTSC方式(走査
線数:525本)に対応して構成されており、図3に示
すように奇数フィールドの先頭に位置する垂直ブランキ
ング期間から水平同期信号のカウントを開始し、ここか
ら525個(1フレーム分)の水平同期信号をカウント
するようになっている。
【0030】ここで、上記垂直ブランキング期間は、図
3に示すように21個の水平走査期間を有しており、第
21水平走査期間(第21H)及び第284水平走査期
間(第284H)は放送事業者が使用し、第14H〜第
16H及び第277H〜第279Hは文字放送専門局が
使用することとなっている。このため、その家庭でこれ
らの放送サービスを利用する場合には、上記各期間にデ
ータコマンド等を重畳することができない。また、第1
H〜第9H及び第264H〜第272Hは、表示画像に
影響を与える虞れがあるため、やはり、上記データコマ
ンド等を重畳することができない。
【0031】このため、当該屋内用情報通信システム
は、図3中、水平走査期間番号を○で囲んで示すように
第10H〜第13H及び第273H〜第276Hを、そ
れぞれ各機器2〜7のデータコマンド等の通信情報の重
畳期間用に割り当てている。
【0032】具体的には、図4に示すように上記第10
Hはマスタ機器7がデータコマンド等の通信情報を重畳
する期間として割り当てられており、第11H〜第13
Hは第1〜第3の機器4〜6がデータコマンド等の通信
情報を重畳する期間として割り当てられている。
【0033】このため、上記マスタ機器7のタイミング
パルス発生部16は、上記映像信号の垂直ブランキング
期間における第10Hをカウントしたタイミングで出力
トリガをデータ発生部12に供給する。データ発生部1
2には、入力端子11を介してマスタ機器7が伝送する
コマンドデータが供給されており、このコマンドデータ
を、上記タイミングパルス発生部16から出力トリガが
供給されたタイミングで多重部13に供給する。
【0034】多重部13には、上記黒画像或いは白画像
等の所定の画像の映像信号が供給されており、該多重部
13は、この映像信号に上記データ発生部12から供給
されるコマンドデータを重畳する。上述のように、上記
データ発生部12からのコマンドデータは、上記第10
Hのタイミングで多重部13に供給される。このため、
マスタ機器7においては、コマンドデータを映像信号の
垂直ブランキング期間内の第10Hに重畳して出力する
ことができる。
【0035】ここで、上記1つの水平走査期間に重畳す
るコマンドデータは、テレビジョン受像機において文字
放送等の同期再生を容易とするために、その周波数を、
該水平走査周波数に対して以下に説明する関係とするこ
とにより水平同期信号との同期を図っている。
【0036】すなわち、コマンドデータ周波数を
「f」、水平走査周波数を「fh」、色副搬送波周波数
を「fs」とすると、該コマンドデータの周波数fと色
副搬送波周波数fsとは、 nf=mfs(n及びmは自然数) …(式1) の関係となる。
【0037】上記式1からコマンドデータ周波数fを括
り出すと、 f=(m/n)fs …(式2) となる。
【0038】我が国のNTSC方式においては、白黒受
像画面上における色副搬送波の影響を軽減するために、
色副搬送波周波数fsが、 fs=(fh/2)×(奇数) =fh×(奇数/2) =fh×(455/2) …(式3) に設定されている。
【0039】このため、コマンドデータ周波数fを水平
同期信号に同期させるには、上記式2及び式3から、 f=(m/n)×(455/2) …(式4) とすればよいこととなる。
【0040】上記コマンドデータは、このように算出さ
れた周波数のトータルビット数で上記水平走査期間に重
畳されており、該コマンドデータが重畳された映像信号
は、上記平行2線1を介して第1の機器4に供給され
る。
【0041】次に、第1の機器4は、上記マスタ機器7
からの映像信号を受信すると、この映像信号を図2に示
す通信部8のデコード部14及び同期信号分離部15に
供給する。同期信号分離部15は、上記映像信号から水
平同期信号を分離し、これをタイミングパルス発生部1
6に供給する。タイミングパルス発生部16は、上記水
平同期信号をカウントし、垂直ブランキング期間内の第
10H〜第13H及び第273H〜第276Hにゲート
パルスを形成し、これを上記デコード部14に供給す
る。
【0042】デコード部14は、ゲートパルスが供給さ
れるタイミングである、上記第10H〜第13H及び第
273H〜第276Hのタイミングで、上記映像信号に
重畳されているコマンドデータ等の通信情報を抽出し、
これを「1」,「0」のデジタルデータに波形整形す
る。そして、この波形整形したコマンドデータ等の通信
情報を出力端子17を介してデータ処理部に供給する。
【0043】上記データ処理部には、上記第10H〜第
13H及び第273H〜第276Hの各水平走査期間に
重畳されたコマンドデータ等が供給されるが、この場
合、上記第10Hに重畳された上記マスタ機器7からの
コマンドデータ等が供給される。上記データ処理部は、
このマスタ機器7からのコマンドデータ等に対して所定
のデータ処理を行い、これを制御部に供給する。これに
より、上記第1の機器4において、マスタ機器7からの
コマンドデータに応じた動作がなされることとなる。
【0044】なお、この通信動作の説明は、マスタ機器
7から第1の機器4に対して通信を行う例であったが、
他の機器同士が相互に通信を行う場合であっても、各機
器2〜7にそれぞれ設けられた通信部8が上述と同様に
動作することで相互通信が可能となっている。
【0045】以上の説明から明らかなように、当該実施
の形態に係る屋内用情報通信システムは、各機器2〜7
が相互に通信を行う場合に、映像信号の垂直ブランキン
グ期間内に存在する第10H〜第13H及び第273H
〜第276Hの各水平走査期間にコマンドデータ等の通
信情報を重畳して伝送することにより、伝送ケーブルと
して1本の平行2線1のみで各機器2〜7の相互通信を
可能とすることができる。
【0046】また、コマンドデータ等の通信情報を映像
信号に含ませて伝送することができるため、映像信号の
伝送用ケーブルの他に、コマンドデータの伝送用ケーブ
ルを新たに設ける必要がなく、該伝送用ケーブルを増設
しなくてよい分、当該通信システムのローコスト化を図
ることができる。従って、当該通信システムをローコス
トで提供することができるため、主に一般家庭を対象と
する当該通信システムをリーズナブルなものとすること
ができ、マルチメディア技術の一端を担う当該通信シス
テムをより好ましいものとすることができる。
【0047】なお、上述の実施の形態の説明では、コマ
ンドデータ等の通信情報を垂直ブランキング期間内の第
10H〜第13H及び第273H〜第276Hに重畳す
ることとしたが、当該通信システムは主に一般家庭を対
象としているため、その家庭で文字放送等を利用しない
のであれば、上記垂直ブランキング期間内の第10H〜
第21H及び第273H〜第284Hをそれぞれ各機器
の通信情報の重畳期間に割り当て使用することができ
る。これにより、より多くの通信情報を伝送可能とする
ことができる。
【0048】また、上述の実施の形態の説明では、上記
第10H〜第13H及び第273H〜第276Hの各水
平走査期間を、それぞれ各機器2〜7用に割り当てて使
用することとしたが、これは、各機器2〜7に識別情報
を割り当て、通信情報を伝送する際に送信元の識別情報
と共に送信先の識別情報を付して伝送するようにしても
よい。この場合、受信側では、上記送信先の識別情報を
デコードすることでその通信情報が自分当てに伝送され
たものであるか否かを判断することができる。このた
め、自分当てに伝送されたものである場合のみ情報の取
り込みを行うようにすればよい。また、上記送信元の識
別情報をデコードすることでその通信情報を伝送した機
器を判断することができる。従って、どの機器も上記い
ずれかの水平走査期間を自由に使用して情報通信を行う
ことができる。
【0049】最後に、本発明に係る技術的思想は、「家
庭内等における情報通信システムにおいて、映像信号の
垂直ブランキング期間内の水平走査期間に通信情報を重
畳して伝送することにより、いわば映像情報のかたちを
借りてデータ通信を行うこと」にある。このため、当該
通信システムを構成する各機器は、必ずしも映像信号を
表示し或いは記録する等の取り扱いをするものである必
要はなく、該映像信号を取り扱わない機器である例えば
電話機やガス器具等であっても、上記通信部8を設ける
ことにより、映像信号のかたちでコマンドデータ等の送
受信を行うことが可能となるため、これらも当該技術的
思想に含まれるものであることは勿論である。
【0050】
【発明の効果】本発明に係る屋内用情報通信システム
は、コマンドデータの通信用に新たなケーブルを設ける
ことなく、かつ、高価な同軸ケーブル等の特殊なケーブ
ルを用いることなく、安価な平行2線等で各機器間の相
互通信を可能とすることができるため当該通信システム
を極めて安価に実現することができる。
【0051】また、映像情報の垂直ブランキング期間内
にコマンドデータ等を挿入して伝送する構成としている
ため、コマンドデータ用に通信ケーブルの伝送帯域を拡
大する必要がなく、平行2線等の伝送帯域の狭い通信ケ
ーブルを用いても、高品位の映像情報,音声情報及び高
速のデータ通信に十分対応可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る屋内用情報通信シス
テムの構成を示すブロック図である。
【図2】上記屋内用情報通信システムを構成する各機器
にそれぞれ設けられている通信部のブロック図である。
【図3】映像信号の垂直ブランキング期間内に挿入され
るコマンドデータ等の挿入区間を説明するための図であ
る。
【図4】各機器のコマンドデータ等が上記挿入区間に挿
入された様子を示す図である。
【符号の説明】
1 平行2線 2 テレビジョン受像機 3 カメ
ラ機器 4〜6 第1〜第3の機器 7 マスタ機器 8
通信部 12 データ発生部 13 多重部 14 デコー
ド部 15 同期分離部 16 タイミングパルス発生部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号が伝送される映像情報ラインを
    介して、一つの敷地内で使用される複数の機器を接続し
    てなる屋内用情報通信システムであって、 上記各機器にそれぞれ通信部として設けられる、 映像情報の所定のブランキング期間内に通信情報を重畳
    し、これを上記映像情報ラインを介して伝送する通信情
    報重畳手段と、 上記映像情報ラインを介して伝送される映像情報の所定
    のブランキング期間内に重畳された通信情報を抽出する
    通信情報抽出手段とを有する屋内用情報通信システム。
  2. 【請求項2】 上記映像情報ラインは、平行2線であ
    り、 上記通信情報が重畳され抽出されるブランキング期間
    は、垂直ブランキング期間内の所定の水平走査期間であ
    ることを特徴とする請求項1記載の屋内用情報通信シス
    テム。
  3. 【請求項3】 上記通信情報が重畳され抽出されるブラ
    ンキング期間は、垂直ブランキング期間内の第10水平
    走査期間〜第13水平走査期間及び/又は第273水平
    走査期間〜第276水平走査期間であることを特徴とす
    る請求項1又は請求項2記載の屋内用情報通信システ
    ム。
JP8147446A 1996-06-10 1996-06-10 屋内用情報通信システム Pending JPH09331507A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001017245A1 (fr) * 1999-08-27 2001-03-08 Kabushiki Kaisha Toshiba Systeme d'interconnexion d'appareils via une ligne analogique

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