JPH09331270A - 多重放送受信装置 - Google Patents

多重放送受信装置

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JPH09331270A
JPH09331270A JP30385096A JP30385096A JPH09331270A JP H09331270 A JPH09331270 A JP H09331270A JP 30385096 A JP30385096 A JP 30385096A JP 30385096 A JP30385096 A JP 30385096A JP H09331270 A JPH09331270 A JP H09331270A
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Atsushi Honma
敦 本間
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多重放送受信装置において、特定の番組の受
信操作を楽に行うことができるようにする。 【解決手段】 ダイレクト番組一覧が選択されたら(S
B2でYES)、メモリに記憶されているとともに、予
め選択した番組を示す全番組識別データを読み出す(S
B3)。番組識別データに基づき番組を表す項目が並ん
だ番組一覧画面をモニタに表示させる(SB4)。かか
る画面から番組が選択されたら(SB7)、選択された
番組に対応する番組識別データを読み出し(SB8)、
読み出した番組識別データにより示される番組を受信さ
せる(SB9)。多重受信データから番組を検索し(S
B12)、検索できたらモニタに多重番組画面を表示さ
せる(SB15)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ナビゲーション装
置等に用いて好適な多重放送受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、ナビゲーション装置においては、
FM多重放送によって渋滞情報や、駐車場の満空状態を
示す駐車場情報、高速道路のランプ閉鎖情報等の交通情
報番組をリアルタイムでFM多重放送機能付ナビゲーシ
ョン装置に送る道路交通情報通信システム(VICS:
Vehicle Information & Communication System)がその
開始を予定されている。また、こうした多重放送におい
ては、並行して送られてくる複数の多重番組により構成
されているものが多く、メニュー画面等から受信したい
番組を選択するようになっている。一方、多重放送を受
信可能な装置や一般の放送のみを受信する装置にあって
は、使用頻度の高い放送局を予め登録しておき、手動又
は自動によるチューニング操作を行うことなく、前記放
送局を瞬時に選択できるプリセット機能を有するものが
一般化している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ナ
ビゲーション装置においては、決まった多重番組を受信
したいとき、前記プリセット機能により前記番組を放送
する放送局は直ちに選局できるが、その後、さらに番組
を指定するという操作を強いられており、所望する番組
を一度の操作で受信することができなかった。殊に、番
組の数が多かったり、複数の番組が階層構造になってい
たりすると、それが甚だしいという問題があった。
【0004】本発明はかかる従来の課題に鑑みなされた
ものであって、特定の番組の受信操作を楽に行うことが
できる多重放送受信装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の多重放送受信装置にあっては、主として、多
重放送電波を受けるとともに、この受けた多重放送電波
により送られてくる複数種の番組データを選択的に出力
する受信手段と、予め設定された番組である設定番組を
示す設定番組識別情報を記憶する記憶手段と、前記設定
番組の受信を指示するための指示手段と、この指示手段
による前記指示に応じ、前記受信手段に受信可能な多重
放送電波を順次受けさせるとともに、受けた多重放送電
波が、前記記憶手段に記憶された設定番組識別情報が示
す設定番組を送るものであるとき、その番組を前記受信
手段から出力させる制御手段とを備えている。
【0006】かかる構成においては、指示手段によって
設定番組の受信が指示されると、制御手段が、記憶手段
から設定番組識別情報を読み出し、受信手段に受信可能
な多重放送電波を順次受けさせるとともに、受けた多重
放送電波が、記憶手段に記憶されている設定番組識別情
報により示される番組を送るものであるとき、その番組
を受信手段から出力させる。このため、予め設定されて
いる番組の受信に際しては、その番組を放送する放送局
又はその周波数を選択又は指定する作業が不要となる。
また、設定番組がいずれの放送局で放送されているか知
らなくとも、それを受信することができ、しかも、その
設定番組が、受信する地域によって異なる放送局から放
送されている場合であっても受信することができる。
【0007】また、本発明においては、主として、放送
電波を受信するために所望の受信周波数を設定する設定
手段と、前記設定手段により設定された受信周波数に応
じた放送電波に多重されて送信されてくる複数種の番組
データを受信する受信手段と、前記受信手段により受信
される複数種の番組データの中から所望の番組データを
選択する選択手段と、前記選択手段により選択された番
組に応じた番組データを表示する表示手段とを備えた多
重放送受信装置において、前記設定手段により設定され
た受信周波数及び前記選択手段により選択された番組を
示す選択番組識別情報を記憶する記憶手段と、前記記憶
手段に記憶されている前記選択番組識別情報を指定する
指定手段と、前記指定手段により指定された選択番組識
別情報に応じた受信周波数を前記設定手段に設定させる
とともに、前記指定手段により指定された選択番組識別
情報に応じた番組データを前記表示手段に表示させる制
御手段とを具備したものとした。
【0008】かかる構成においては、指定手段によっ
て、記憶手段に記憶されている1又は複数の選択番組識
別情報のうちから1つが指定されると、制御手段が、指
定された選択番組識別情報に応じた受信周波数を設定手
段に設定させるとともに、指定された選択番組識別情報
に応じた番組データを前記表示手段に表示させる。この
ため、番組の受信に際しては、受信周波数を設定した
り、その受信周波数で受信された複数種の番組データの
中から所望とする番組を選択する作業が不要となる。
【0009】さらに、本発明の他の構成にあっては、放
送電波を受信するために所望の受信周波数を設定する周
波数設定手段と、この周波数設定手段により設定された
受信周波数に応じた放送電波に多重されて送信されてく
る複数種の番組の番組データを受信する受信手段と、こ
の受信手段により受信される複数種の番組の番組データ
の中から所望の番組の番組データを選択する選択手段
と、この選択手段により選択された番組の番組データを
記憶するデータ記憶手段と、このデータ記憶手段に記憶
された番組データを表示する表示手段とを備えた多重放
送受信装置において、前記設定手段により設定された受
信周波数及び前記選択手段により選択された番組を示す
選択番組識別情報を記憶する識別情報記憶手段と、前記
記憶手段に記憶されている前記選択番組識別情報を指定
する指定手段と、前記指定手段により指定された選択番
組識別情報が示す受信周波数を前記設定手段に設定させ
るとともに、前記指定手段により指定された選択番組識
別情報が示す番組データを前記表示手段に表示させる第
1の表示制御手段と、前記番組データの受信開始時刻を
設定する時刻設定手段と、現在時刻が前記受信開始時刻
となった時、前記識別情報記憶手段に記憶されている前
記選択番組識別情報が示す受信周波数を前記設定手段に
設定させるとともに、該選択番組識別情報が示す番組の
番組データを前記データ記憶手段に記憶させる受信制御
手段と、所定の操作に応じて、前記受信制御手段により
前記データ記憶手段に記憶されている番組データを前記
表示手段に表示させる第2の表示制御手段とを具備して
いる。
【0010】かかる構成においては、受信開始時刻にな
ると、受信制御手段は設定手段に選択番組識別情報が示
す受信周波数を設定させ、且つ選択番組識別情報が示す
番組の番組データを前記データ記憶手段に記憶させる。
したがって、番組を受信し記憶するに際しては、受信周
波数を設定したり、その受信周波数で受信された複数種
の番組データの中から所望とする番組を選択する作業が
不要となるのみならず、受信及び記憶を指示するための
操作も不要となる。このようにデータ記憶手段に番組デ
ータが記憶されている状態で、任意の時点で所定の操作
を行うと、第2の表示制御手段はこれに応じて、データ
記憶手段に記憶されている番組データを表示手段に表示
させ、これにより番組データの視認が可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
に従って説明する。図1は、本発明の多重放送受信装置
に係る車載用のナビゲーション装置を示すブロック図で
あって、このナビゲーション装置は、他の一般的なナビ
ゲーション装置と同様の各種機能に加えFM多重放送の
受信機能を有している。
【0012】すなわちナビゲーション装置は、GPSア
ンテナ1、及びGPSアンテナ1により受信した衛星か
らのL1帯のC/Aコードを復調・解読して現在地の緯
度・経度を割り出すGPS部2を有しており、GPS部
2により割り出された緯度・経度の情報はバス3を介し
てCPU4に取り込まれる。CPU4はナビゲーション
装置の動作を制御する本発明の制御手段であり、バス3
を介して、本発明の記憶手段であるROM5及びRAM
6が接続されている。ROM5には、CPU4の動作に
必要なプログラムが記憶されている。また、RAM6
は、より具体的にはD−RAMとS−RAMとによって
構成されており、D−RAM側にはCPU4の作動時に
必要な各種データが記憶される一方、S−RAM側に
は、必要に応じて、任意の付加情報番組を示す番組識別
データと、放送局の周波数を示すプリセットデータとの
双方がそれぞれ所定の数まで記憶される。
【0013】RAM6に記憶される番組識別データは本
発明の選択番組識別情報であって、具体的には、番組識
別データは図2(A)に示すように、特定の放送局の周
波数、その放送局から提供される特定の番組の番組名、
及びその番組の伝送モード、情報種別、番組番号によっ
て構成されている。伝送モードはサービス識別符号であ
り、例えば従来技術で既説したVICSの交通情報番組
においては、図2(B)に示すように、送られる交通情
報番組の内容毎に異なる第4から第6までの3つのモー
ドが割り当てられている。また、前記情報種別は、例え
ば番組が有料か無料かの別を示すためのコードデータで
ある。また、前記ROM5には前記プログラムと共に、
本発明の設定番組識別情報であって、VICSの交通情
報番組を放送する放送局及びVICSの交通情報番組を
示すデータとして、先に説明した伝送モード“4”を示
すデータ、及びVICSを示す放送局識別コードつまり
本発明の放送局識別情報が予め記憶されている。
【0014】また、バス3には、グラフィックコントロ
ーラ7と、CPU周辺回路G/A8とが接続されてお
り、CPU周辺回路G/A8にはCD部9が接続されて
いる。CPU4は、CPU周辺回路G/A8を介して、
CD部9に装着された地図CD−ROM10から、現在
地周辺の地図/道路情報を読み込み、それらの情報とビ
デオRAM11に記憶されている画像情報とに基づき、
モニタ12の画面上に現在地周辺の地図を表示させる。
さらに、バス3には、TV放送を受信するためのTVア
ンテナ13を備えたTVチューナ14と、本発明の受信
手段であって、FMアンテナ15により受けたFM多重
電波から、通常の放送番組に多重化された通常の文字情
報等の付加情報、及びVICSによる交通情報等を復調
し出力するFM多重部16とが接続されている。FM多
重部16から出力される文字情報等は、その受信に際し
て前記RAM6にいったん蓄えられるようになってい
る。そして、CPU周辺回路G/A8には、ナビゲーシ
ョン装置を操作するための図示しない各種の操作キーを
有するキー入力部17が接続されている。
【0015】次に、前述したナビゲーション装置の動作
を、FM多重放送の受信モードが選択された場合におけ
るCPU4の処理手順を示した図3及び図4のフローチ
ャートに従って説明する。先ず、図3のフローチャート
に従い、放送局のプリセット機能を用いた場合における
番組の受信処理、および受信した番組の登録処理につい
て説明する。すなわち、FM多重放送の受信モードが選
択されると、CPU4は図6に示すような多重メニュー
画面aをモニタ12に表示させる(SA1)。そして、
キー入力部17におけるキー操作により、多重メニュー
画面から[プリセット一覧]が指定されると(SA2で
YES)、RAM6のS−RAM側からプリセットデー
タを読み出し、そのデータに基づき図7に示すような、
プリセットされている周波数が並んだプリセット一覧画
面bを表示させる(SA3)。
【0016】ここで、プリセット一覧画面からいずれか
の周波数(放送局)が選択されると、その周波数に応じ
た放送電波をFM多重部16により受信させ(SA
4)、受信できたか否かを判別する(SA5)。受信で
きなかったときには、その旨を示すメッセージを画面に
数秒間だけ表示さた後(SA6)、ステップSA2へ戻
る。一方、受信できたときには、図8に示すようなチャ
ンネル目次画面cを表示させて、希望のチャンネルを選
択させるとともに、受信した情報にそのチャンネルの番
組索引が存在するか否かを判別する(SA7)。存在し
ないときには、その旨を示すメッセージを画面に数秒間
だけ表示さた後(SA8)、ステップSA2へ戻る。番
組索引が存在するときには次へ進み、番組索引のデータ
をRAM6のD−RAM側へ格納すると同時に、図9に
示すようなメイン目次画面dを表示させる(SA9)。
引き続き、メイン目次画面cからいずれかの番組が選択
されると、選択された番組のデータをRAM6のD−R
AM側へ格納するとともに、図10に示すような多重番
組画面eを表示させる(SA10)。
【0017】次に、多重番組画面dを表示した状態、つ
まり番組を受信した状態において、キー入力部17のキ
ー操作により番組の登録が指示されると(SA11でY
ES)、その番組が登録済みであるか否かを判別する。
具体的には、その時点における番組を示す番組識別デー
タと同一の番組識別データが、RAM6のS−RAM側
に記憶されているか否かを判別する(SA12)。ここ
で、受信中の番組が登録済みであったときには、例えば
「この番組はすでに登録されています」といったメッセ
ージを画面に数秒間だけ表示させた後(SA13)、ス
テップSA10へ戻る。一方、まだ登録されていないと
きには、登録されている番組の件数に空きがあるか否か
を更に判別する(SA14)。空きがあるときには次へ
進み、受信中の番組を示す番組識別データ(図2(A)
参照)をRAM6のS−RAM側に記憶させる(SA1
5)。なお、ここで記憶させる番組識別データのうち、
周波数は予めプリセットされていた放送局の周波数であ
るが、これに限らず受信した多重放送により送られてき
た周波数データとしてもよい。そして、後述するダイレ
クト番組一覧画面を数秒表示し、番組の登録処理を終了
する。一方、前記ステップSA14において空きがない
とき判別されたときには、例えば「登録番組がいっぱい
です」といったメッセージを画面に数秒間だけ表示さた
後(SA16)、番組の登録処理を終了する。なお、よ
り具体的には後述する図4に示したフローチャートのス
テップSB4へ移行する。
【0018】次に、図4に示したフローチャートに従
い、登録された番組の消去処理および、登録された番組
の受信処理について説明する。すなわち、FM多重放送
の受信モードが選択されると、CPU4は、前述したよ
うに多重メニュー画面をモニタ12に表示させる(SB
1)。そして、キー入力部17におけるキー操作によ
り、メニュー画面から[ダイレクト番組一覧]が指定さ
れると(SB2でYES)、RAM6のS−RAM側に
記憶されている全ての番組識別データを読み出す(SB
3)。引き続き、読み出した番組識別データに基づき、
図11に示すような、番組名5文字と周波数からなる項
目表示、つまり特定の番組を示す登録番組情報が並んだ
ダイレクト番組一覧画面fをモニタ12に表示させる
(SB4)。次に、画面内の消去釦により番組の消去が
指定されたか否かを判別し(SB5)、その指定があっ
たときには、ダイレクト番組一覧画面fから消去するべ
き番組を選択させた後、その番組に対応するとともにR
AM6のS−RAM側に記憶されている番組識別データ
を消去し(SB6)、ステップSB4へ戻る。また、番
組の消去指定がなければ、更に、ダイレクト番組一覧画
面fからいずれかの番組が選択されたか否かを判別し
(SB7)、かかる指定がなければステップSB4へ戻
る。
【0019】一方、ダイレクト番組一覧画面fからいず
れかの番組が選択されると、選択された番組に対応する
番組識別データをRAM6のS−RAM側から読み出し
(SB8)、読み出したデータにより示された放送局の
周波数の多重放送電波を受信する(SB9)。次に、そ
の多重放送電波が受信できたか否かを判別し(SB1
0)、受信できなかったときには、例えば「受信できま
せん」といったメッセージを画面に数秒間だけ表示させ
た後(SB11)、ステップSB4へ戻る。また、受信
できたときには、多重信号から読み出した番組識別デー
タにより示された番組を検索し(SB12)、その番組
があるか否かを判別する(SB13)。ここで、番組が
なかったときには、例えば「番組がありません」といっ
たメッセージを画面に数秒間だけ表示さた後(SB1
4)、ステップSB4へ戻る。一方、番組があれば、そ
の番組のデータをRAM6のD−RAM側へ格納すると
ともに、その多重番組画面をモニタ12に表示させ(S
B15)、選択した番組の受信処理を終了する。
【0020】以上のように、本実施の形態におけるナビ
ゲーション装置においては、FM多重放送の付加情報番
組を受信するとき、いったん周波数(放送局)を選択又
は指定した後、更に番組を指定することなく、所望する
番組を一度の操作で受信することができる。よって、予
め選択し登録しておいた特定番組の受信操作に要する時
間、及び手間が省けるため、番組の受信を楽に行うこと
ができる。殊に、本実施の形態で説明したように、複数
の番組が階層構造になっている場合においては、各階層
毎に番組索引画面から希望する項目を選択するといった
繰り返し作業から解放されるため、前記効果が大きい。
なお、本実施の形態においては、放送局から送られる複
数の付加情報番組が階層構造を有する場合についてのみ
説明したが、それらが階層構造を有していなくとも、番
組の数が多い場合にあっては、受信頻度が高い番組を選
択し登録しておくことにより、その番組を多くの番組か
ら瞬時に選択することができる。よって、前述した場合
と同様に番組の受信を楽に行うことができると効果が得
られる。
【0021】また、本実施の形態で示したものにおいて
は、番組名5文字と周波数からなる項目表示が並んだダ
イレクト番組一覧画面fから、予め選択し登録しておい
た番組を選択するようにしたため、登録済みの番組を瞬
時に知ることができるとともに、番組の選択操作も楽に
行うことができる。よって、番組の受信に際して登録し
た番組を選択するときの使い勝手も極めてよい。
【0022】なお、図3及び図4をもって説明した各処
理過程において、多重メニュー画面a、プリセット一覧
画面b、チャンネル目次画面c、番組メニュー画面d、
多重番組画面e、ダイレクト番組一覧画面fが表示され
た状態では、常にキー入力部17のキー操作によって、
1つ前の表示画面に戻ったり、または、他の処理へ移行
することが可能となっている。
【0023】一方、図5は、本発明の第2の実施の形態
を示すとともに、前述したナビゲーション装置におい
て、FM多重放送の受信モードが選択されたときの、C
PU4におけるVICSの交通情報番組の受信処理を示
したフローチャートである。以下説明すると、FM多重
放送の受信モードが選択されると、CPU4は、前述し
たように多重メニュー画面a(図6参照)をモニタ12
に表示させる(SC1)。そして、キー入力部17にお
けるキー操作により、多重メニュー画面aから[VIC
Sサーチ]が指定されると(SC2でYES)、受信周
波数をリセットし、予め設定されるとともにFM多重放
送が実施されている周波数帯域の最も低い周波数、例え
ば76.0MHzに設定した後(SC3)、放送電波の
受信を開始する(SC4)。次に、音声信号が受信され
たか否かを判別し(SC5)、それが受信されたときに
は、多重信号が受信されたか判別する(SC6)。引き
続き、それが受信されたときには、受信した多重信号に
含まれる放送局識別コードと、ROM5に記憶されてい
る放送局識別コードとを比較し、受信した放送電波がV
ICS放送局から送られたものであるか否かを判別する
(SC7)。ここで、VICS放送局であったときに
は、さらに1フレーム内の全パケットの横訂正をみて伝
送モードが第4〜第6である交通情報を受信したか否か
を判別する(SC8)。
【0024】そして、前述したステップSC5からステ
ップSC8の各判別結果がNOであった場合には、それ
ぞれステップSC9へ進み、受信周波数が一周したか否
か、すなわち周波数が、予め設定されるとともにFM多
重放送が実施されている周波数帯域の最も高い周波数、
例えば92.0MHzとなっているか否かを判別する。
ここで、一周していない場合には周波数を上げた後(S
C10)、ステップSC4へ戻り、受信周波数が一周す
るまでステップSC4〜SC10の処理を繰り返し、F
M多重部16によって受信可能な放送電波を順次受信さ
せる。なお、その間には、図12に示すように、その時
点における周波数が表示されたチューニング画面gをモ
ニタ12に表示させる。そして、かかる処理中に伝送モ
ードが第4〜第6である交通情報が受信されて、ステッ
プSC8の判別結果がYESになると、ROM5に記憶
されている伝送モード“4”を示すデータにより示され
た伝送モード第4モードの番組を探しに行く(SC1
1)。引き続き、第4モードの番組のデータをRAM6
のD−RAM側へ格納するとともに、図13に示すよう
な第4モードの番組のメイン目次画面hをモニタ12に
表示させた後(SC12)、受信処理を終了する。
【0025】なお、前述したステップSC4〜SC10
の処理中に受信周波数が一周し、ステップSC9の判別
結果がYESになったときには、例えば「番組不在」や
「番組がありません」といったメッセージをモニタ12
に表示させた後(SC13)、RAM6のD−RAM側
に設けられているラストメモリに多重番組画面がなけれ
ば(SC14でNO)、そのまま処理を終了する。ま
た、多重番組画面があれば(SC14でYES)、すな
わち多重メニュー画面を表示する直前に多重番組画面が
表示されていた場合、その多重番組画面をモニタ12に
表示させた後(SC15)、受信処理を終了する。
【0026】以上のように、本実施の形態においては、
VICSの交通情報番組を受信したいときには、図3及
び図4をもって既説したものと同様に、その交通情報番
組を一度の操作で受信することができる。よって、受信
操作に要する時間、及び手間が省けるため、VICSの
交通情報番組の受信を楽に行うことができる。なお、本
実施の形態においては、多重メニュー画面aに、VIC
Sの交通情報番組の受信を指示するための[VICSサ
ーチ]を表示させ、それを指定することにより受信させ
るようにしたが、キー入力部17に、前記交通情報番組
の受信指示を行う専用の操作キーを設けるようにしても
よい。また、いずれの放送局(周波数)でVICSの交
通情報番組が放送されているか知らなくとも、それを受
信することができ、しかも、その交通情報番組が、受信
する地域によって異なる放送局、例えば同一系列の他の
放送局から放送されている場合であっても受信すること
ができる。このため、本実施の形態に示した車載用のナ
ビゲーション装置のように、使用時に広い地域に亙って
移動するような多重放送受信装置にあっては、前記効果
が極めて大きい。
【0027】なお、本実施の形態においては、前述した
図5に示したステップSC7の処理で、受信した多重信
号に含まれる放送局識別コードによって、受信した放送
電波がVICS放送局から送られたものであるか否かを
判別させたが、これに限らず、放送局など放送電波によ
り送られてくるとともにVICS放送局であることを示
す他の情報に基づき、受信した放送電波がVICS放送
局から送られたものであるか否かを判別させるようにし
てもよい。また、本実施の形態においては、ROM5内
に、VICS放送局から送られるVICSの交通情報を
示すデータとして伝送モード“4”を示すデータが記憶
されたものを示したが、これ以外にも情報種別(図2
(A)参照)を、VICSの交通情報番組に割り当てて
おき、前述した図5のフローチャートにおけるステップ
SC8で、前記VICSの交通情報を示す情報種別を示
すデータを含む多重信号を受信した否かを判別させるよ
うにしてもよい。さらに、本実施の形態では、VICS
の交通情報番組を受信したとき、伝送モードが第4モー
ドのメイン目次画面h、すなわち特定の番組として中間
階層の番組、つまりサブメニュー番組を表示させる場合
について説明したが、図14に示すようなVICSの交
通情報番組における多重番組画面i、すなわち最下層の
番組を表示させるようにしてもよい。
【0028】また、本実施の形態においては、多重メニ
ュー画面aから、[VICSサーチ]が指定されたと
き、VICS放送局から送られる放送電波を自動的に受
信させて、交通情報番組を表示させるものについてのみ
説明したが、例えば、VICSの交通情報番組を表示し
ている間に、放送電波の受信状況が悪化したときには、
自動的にVICSの交通情報番組の受信(再受信)を指
示し、図5のステップSC3以降の処理を行わせるよう
にしてもよい。また、その場合には、ステップSC1
1,SC12の処理に代えて直前に表示していた交通情
報番組を受信し表示させる処理を行わせるようにすれば
更によい。また、本実施の形態においては、その使用頻
度が高いことが予想されるVICSの交通情報番組を示
す識別データが、ROM5に予め記憶されたものについ
て説明したが、それ以外の番組を示す識別データを予め
記憶させておいてもよい。
【0029】一方、本発明における多重放送受信装置に
おいては、前述した説明した2つの実施の形態とは異な
り、図3及び図4をもってその動作を既説したものにお
いて、複数の放送局が同一番組を放送している場合、ダ
イレクト番組一覧画面dからいずれかの番組が選択され
たことに応じて、RAM6のS−RAM側から、選択さ
れた番組に対応する番組識別データ(周波数データを除
く)を読み出した後、図5に示した実施の形態のよう
に、FM多重部16によって受信可能な放送電波を順次
受信させるとともに、読み出した番組識別データにより
示された番組が受信できたら、その番組をモニタ12に
表示させる構成としてもよい。また、RAM6のS−R
AM側から読み出した番組識別データにより示された番
組と、予めROM5に記憶された番組識別データにより
示される番組とが一致した場合にのみ、上記と同様に、
FM多重部16によって受信可能な放送電波を順次受信
させるとともに、読み出した番組識別データにより示さ
れた番組が受信できたら、その番組をモニタ12に表示
させる構成としてもよい。
【0030】これらについても、図3及び図4をもって
既説したものと同一の効果が得られるとともに、前者に
あっては、予め選択された全ての番組が受信される場合
において、また、後者にあっては、予め設定された番組
と同一の番組が予め選択され、かつその番組が受信され
る場合において、図5をもって既説したものと同一の効
果が得られる。
【0031】なお、以上の説明においては、本発明の多
重放送受信装置としてFM多重放送の受信機能を有する
ナビゲーション装置のみ示したが、ポータブルタイプの
ラジオ受信機やカーラジオ、又は複数のユニットからな
るシステム構成を有する装置等の他の装置に本発明を採
用してもよい。
【0032】図15は、本発明の第3の実施の形態にか
かる多重放送受信装置の構成を示すブロック図である。
この多重放送受信装置は、FM放送電波を受信し対応す
る音声を発音するFMラジオ部30と、このFMラジオ
部30により受信したFM放送電波に多重化されている
多重情報の受信に対する各種の処理を行う多重データ受
信部40とを有している。FMラジオ部30は、FM放
送電波を受信するアンテナ31と、FM放送電波のチュ
ーニングを行うFMチューナ32と、FM信号の復調を
行うFM復調器33と、復調されたFM信号をステレオ
信号にするステレオ復調器34と、このステレオ復調器
34の出力信号を増幅する一対のアンプ35a,35b
と、アンプ35a,35bで増幅された信号を音声とし
て出力する一対のスピーカ36a,36bとを具備して
いる。なお、図示しないステレオヘッドホン用ジャック
にステレオヘッドホンを装着して、FMステレオ放送を
聴取することも勿論可能である。
【0033】前記多重データ受信部40は、前記FM復
調器33に接続され、前記FMステレオ放送のL、R信
号の変調度に対して多重信号の大きさ(レベル)を4〜
10%まで変化させるデジタル変調を行いFM放送電波
に多重化されている多重情報を分離するL−MSK(Lev
el Controlled Minimum Shift Keying)復調器41と、
誤り訂正復号器42と、この多重放送受信装置において
必要となる全ての処理及び制御を実行する制御部20と
を有している。
【0034】この制御部20は、CPUからなり後述す
るフローに従って動作することにより、本実施の形態に
おいて受信制御手段及び表示制御手段を構成するもので
ある。この制御部20に対して、処理プログラムを格納
したROM21と、複数のキーが設けられたキー入力部
22、表示部23、及び現在時刻を計時する時計24と
記憶手段としてのRAM25、及び前記キー入力部22
におけるチューニングキーの操作に応じて前記FMチュ
ーナ32の受信チューニングを行う受信制御部50とが
接続されている。キー入力部22には、電源スイッチや
後述するフロー中に示した複数のプリセットキー等の各
種キーが設けられており、RAM25には、受信した多
重情報を格納するための受信バッファーやプリセット情
報を記憶するプリセットメモリが設けられている。
【0035】次に、この多重放送受信装置の動作を、F
M多重放送の受信モードが選択された場合における制御
部20の処理手順を示した図16〜18のフローチャー
トに従って説明する。制御部20は、図16に示すフロ
ーチャートに従って動作することにより、受信したFM
放送電波に多重化されている多重情報に基づきFM多重
表示処理を行って(SD1)、表示部23に多重番組画
面を表示させる。この多重番組画面表示状態において、
キー入力部22に設けられているプリセットキー何れか
が2秒間押されると、このプリセットキーの2秒押しを
取り込む(SD2)。次に、このプリセットキーの2秒
間押しがなされた時点で、表示部23の表示画面上にキ
ーイン番号があるか否かを判別する(SD3)。
【0036】すなわち、表示部23にはその時点におけ
る表示状態に応じて、キーイン番号がない画面と、図1
9〜図21に例示する「1.醤油」における“1”や
「2.小湯」における“2”、「1.今日の天気」にお
ける“1”や、「2.交通情報(VICS)」における
“2”等のキーイン番号がある画面とが表示されてい
る。そして、表示部23の表示画面にキーイン番号がな
い場合には、SD4でプリセット処理を実行し、受信中
の周波数、チューニングモード、サービス識別、表示中
の番組の番組番号をRAM9のプリセットメモリに記憶
する。ここで、チューニングモードとは、エリアプリセ
ット、マイプリセット、マニュアル(オート)チューニ
ング等の当該周波数を設定した際のチューニング方式で
あり、サービス識別とは、番組番号等とともに多重情報
に含まれている図19等において「SI」で示す値であ
る。したがって、RAM9のプリセットメモリ中のSD
2で押されたプリセットキーに対応するエリアには、
1.周波数、2.チューニングモード、3.サービス識
別(SI=2)、4.番組番号(010)の4項目が記
憶されることとなる。
【0037】また、図19〜図21に例示したように、
表示画面にキーイン番号がある場合には、そのページに
付加されている選択制御データ中のNPSの値が“0”
であるか否かを判別し(SD5)、NPS=0(図19
に例示する表示画面の場合)であるならば、SD6にお
いて前述のSD4での処理と同様のプリセット処理を実
行し、周波数、チューニングモード、サービス識別、表
示中の番組の番組番号をRAM9のプリセットメモリに
記憶する。また、NPS≠0であった場合には、さらに
NPS=1か否かを判別し(SD7)、NPS=1であ
る場合には、SD8でプリセット処理を実行し、周波
数、チューニングモード、サービス識別、選択中の選択
制御データをRAM9のプリセットメモリに記憶する。
したがって、図20のように、「1.今日の天気」が選
択中であったとすると、“1”の選択制御データは同図
に付記してあるように、「番組番号=011」と「ペー
ジ番号=1」であるから、RAM9のプリセットメモリ
には、1.周波数、2.チューニングモード、3.サー
ビス識別(SI=2)、4.番組番号(011)、5.
ページ番号(1)の5項目が記憶されることとなり、当
該番組を表示中でなく選択中の状態でもプリセットを行
うことができる。
【0038】さらに、NPS≠1でない場合には、NP
S=2であるので、SD9でプリセット処理を実行し
て、周波数、チューニングモード、選択中の選択制御デ
ータをRAM9のプリセットメモリに記憶する。したが
って、図21の例示において、「2.交通情報(VIC
S)」が選択中であったとすると、その選択制御データ
は同図に付記してあるように(サービス識別=4)と、
「番組番号=100」と「ページ番号=1」であるか
ら、RAM9のプリセットメモリには、1.周波数、
2.チューニングモード、3.サービス識別(SI=
4)、4.番組番号(100)、5.ページ番号(1)
の5項目が記憶されることとなる。したがって、この図
16に示すフローに従った処理により、表示画面にキー
イン番号があるか否か、及び選択制御データ中のNPS
の値に応じて、異なる項目のデータがプリセットメモリ
に記憶されることとなる。
【0039】他方、制御部20は図17に示すフローチ
ャートに従って受信処理を実行し、FM放送電波に多重
化されている多重情報を受信する(SE1)。次に、こ
の受信した番組が、プリセットメモリに記憶されている
プリセット番組であるか否かを判別し(SE2)、プリ
セット番組でない場合には、受信順にRAM9のバッフ
ァーに蓄積する(SE3)。しかし、受信した多重情報
がプリセット番組である場合には、優先してバッファー
に蓄積し(SE4)、よって、所望する番組をプリセッ
トしておけば、バッファーの容量が小さい場合であっ
て、所望する番組を確実かつ速やかに見ることが可能と
なる。
【0040】さらに、制御部20は図18に示すフロー
チャートに従って動作することにより、受信したFM放
送電波に多重化されている多重情報に基づきFM多重表
示処理を行って、表示部23に多重番組画面を表示させ
る(SF1)。この多重番組画面表示状態において、キ
ー入力部22に設けられているプリセットキーの何れか
が2秒未満の時間的長さで押されると、このプリセット
キー押しを取り込む(SF2)。次に、プリセット設定
済みであるか否か、つまりRAM9のプリセットメモリ
中のSF2で押されたプリセットキーに対応するエリア
にプリセットデータが記憶されているか否かを判別し
(SF3)、プリセット設定がなされていない場合に
は、その旨を示すプリセットなし警告画面を数秒間表示
部23に表示させた後(SF4)、SF1に戻る。ま
た、プリセット設定済みであるならば、プリセットされ
ている受信周波数と現在設定されている受信周波数とが
一致するか否かを判別し(SF5)、一致しない場合に
はチューニング処理を行って、プリセットされている受
信周波数を設定する(SF6)。次に、バッファー内に
プリセットされている選択番組のデータがあるか否かを
判別し(SF7)、バッファー内に選択番組のデータが
ない場合には、番組索引データ受信済みであるか否かを
判別する(SF8)。未だ番組索引データの受信も済ん
でいない場合には、SF7に戻って番組索引データの受
信が済むまで、SF7→SF8→SF7のループを繰り
返してその間受信を継続する。
【0041】そして、受信を継続した結果、番組索引デ
ータの受信が済んだならば、この番組索引データに基づ
き、プリセットされている選択番組が放送中であるか否
かを判別する(SF9)。このとき、SF8の判別がY
ESとなることにより、番組索引データが受信済みであ
ることから、この番組索引データと選択番組(プリセッ
トデータ)とを比較することにより、容易かつ迅速に選
択番組が放送中であるか否かを識別することができる。
そして、この識別の結果、選択番組が放送中でなけれ
ば、その旨を示す放送なし警告画面を数秒間表示部23
に表示させ(SF10)、これによりユーザーに選択番
組が放送中でなくその表示が不可能であることを認識さ
せた後、メイン目次(000#)に戻る(SF11)。
このSF11の処理により表示部23には、メイン目次
が表示され、この表示されたメイン目次から何れかを選
択する操作を行うことにより、選択された番組であって
バッファーにデータが蓄積されている番組が表示部23
に表示されることとなる。
【0042】また、SF9での判別の結果、選択番組が
放送中である場合には、ウェイト画面を表示部23に表
示させ(SF13)、SF12に戻る。このSF12で
は、選択番組が表示可能であるか否か、つまり受信した
選択番組のデータがバッファーに蓄積されたか否かを判
別し、未だ蓄積されておらず表示不可能であれば、この
とき既に番組索引データは受信済みであり、選択番組放
送中でもあることから、SF12→SF8→SF9→S
F13→SF12のループを繰り返し、ウェイト画面を
表示部23に表示し続ける。そして、この間にバッファ
ーに選択番組のデータが蓄積されて表示可能な状態とな
ると、SF12からSF14に進み選択番組のデータに
基づく選択画面を表示する。
【0043】他方、SF7での判別の結果、既にバッフ
ァーに選択番組のデータが蓄積されていれば表示可能で
あることから、SF7→SF12→SF14と進んで、
同様に選択番組のデータに基づく選択画面を表示する。
このとき、前述した図16に示すフローチャートにおけ
るSD4,SD6,SD8,SD9の処理により、プリ
セットデータがプリセットされていることから、例えば
NPS=1であってSD8の処理が実行され、図20に
示す「1.今日の天気」が選択されて、その選択制御デ
ータがプリセットされていたとすると、そのサービス識
別(SI=2)と、番組番号(011)、ページ番号
(1)の選択制御データに基づき、同図の右上部に示す
ように、選択番組である「今日の天気」がプリセットキ
ー操作のみにより表示部23に表示されることとなる。
また、図20に示す「2.今週の天気予報」が選択され
て、その選択制御データがプリセットされていたとする
と、そのサービス識別(SI=2)と、番組番号(01
2)、ページ番号(1)の選択制御データに基づき、同
図の右下部に示すように、選択番組である「今週の天気
予報」が表示部23に表示されることとなり、所望する
番組を一度の操作で見ることが可能となる。
【0044】図22以降は、本発明の第4の実施の形態
を示すものであり、この4の実施の形態にかかる多重放
送受信装置は、前述した図15に示した第3の実施の形
態と同様の構成であるが、RAM9は図22に示すメモ
リ等を有している。すなわち、RAM9には、FMラジ
オモード/FM多重モードのラストメモリ9a、FM多
重モードのラストメモリ9b、タイマー1〜3、プリセ
ットタイマー受信バッファー9c及びラストメモリタイ
マー受信バッファー9fが設けられている。FMラジオ
/FM多重モードのラストメモリ9aには、FMラジオ
モード(音声データのみ受信出力し、多重情報を受信表
示しないモード)、あるいはFM多重モード(音声デー
タを受信出力するとともに、多重情報を受信出力するモ
ード)において、最後にFMチューナ32に設定された
周波数が格納され、FM多重モードのラストメモリ9b
には、FM多重モードにおいて、最後にFMチューナ3
2に設定された受信周波数が格納される。タイマー1〜
3は、各々タイマー設定時刻格納領域9dとON/OF
F設定領域9eとを有している。タイマー設定時刻格納
領域9dには、所定の操作により入力された当該多重放
送受信装置の電源をオンする時刻が格納され、ON/O
FF設定領域9eには、対応するタイマーを動作させる
か否かを示す情報が格納され、動作させる場合には
“1”がセットされ、動作させない場合には“0”がセ
ットされる。プリセットタイマー受信バッファー9cに
は、後述するタイマー受信した際の蓄積開始時間、周波
数、番組番号、多重情報が格納され、ラストメモリタイ
マー受信バッファー9fには、FM多重モードのラスト
メモリ9bに格納されている受信周波数により受信した
際の蓄積開始時間及び多重情報が格納される。
【0045】さらに、RAM9には、図23(A)に示
すように、プリセット情報を記憶するプリセットメモリ
9gが設けられている。このプリセットメモリ9gは、
前記キー入力部22に設けられている1〜5のプリセッ
トキーに対応して、周波数、チューニングモード、サー
ビス識別、番組番号からなるプリセット内容を記憶する
領域を有している。
【0046】以上の構成にかかる本実施の形態におい
て、制御部20は、電源オンの状態にあると、前述した
図3あるいは図16のフローと同様な処理を行うことに
より、図23(A)に示したように、1〜5のプリセッ
トキーに対応して、周波数、チューニングモード、サー
ビス識別、番組番号からなるプリセット内容を記憶す
る。そして、キー入力部22に設けられている電源キー
を操作して電源をオフにすると、図24に示すフローチ
ャートに従って処理を開始し、電源オフを取り込んでタ
イマースタンバイの状態を形成する(SG1)。次に、
時計24が示す現在時刻とタイマー設定時刻領域9dに
記憶されているタイマー設定時刻(ON設定されている
設定時刻)とを常時比較して、タイマー時間となったか
否かを判別し(SG2)、タイマー時間となるまで待機
状態を維持する。そして、タイマー時間となったなら
ば、電源をON状態にしてFM多重モードを設定する
(SG3)。
【0047】引き続き、多重番組のプリセットがあるか
否か、つまりRAM9のプリセットメモリ9gにデータ
が記憶されているか否かを判別し(SG4)、データが
記憶されていない場合には、受信制御部50に指示して
FMチューナ32を、FM多重モードのラストメモリ9
bに記憶されている周波数にチューニングする(SG
5)。次に、ラストメモリタイマー受信バッファー9f
に、蓄積開始時間を記録した後(SG6)、多重情報を
蓄積する(SG7)。さらに、当該多重番組の受信を完
了したか否かを判別し(SG8)、完了していないなら
ばX分時間(多重情報を一通り受信するのに十分な時
間)が経過したか否かを判別する(SG9)。そして、
番組受信を完了したか又はX分時間が経過するまで、S
G8→SG9→SG8のループを繰り返して、その間ラ
ストメモリタイマー受信バッファー9fへの多重情報の
蓄積を継続し、番組受信を完了したか又はX分時間が経
過した時点で、電源をオフにしてタイマースタンバイ状
態を再度形成する(SG17)。
【0048】また、SG4での判別の結果、多重番組の
プリセットがある場合には、プリセット内容の周波数に
よるソートを行う(SG10)。すなわち、プリセット
メモリ9gに各プリセットキー毎に記憶されているプリ
セットデータを、図23(B)に示すように、周波数毎
にグループ分けする。次に、このグループ分けした周波
数において、未受信周波数があるか否かを判別し(SG
11)、未受信周波数ある場合には、受信制御部50に
指示してFMチューナ32を、未受信周波数であって例
えば最も低い周波数にチューニングする(SG12)。
次に、プリセットタイマー受信バッファー9cに、蓄積
開始時間を記録した後(SG13)、受信中の周波数で
プリセットされている多重番組を蓄積し(SG14)、
このとき多重番組の蓄積に際して、周波数、番組番号も
プリセットタイマー受信バッファー9cに記憶させる。
さらに、当該多重番組の受信を完了したか否かを判別し
(SG15)、完了していないならばX分時間(一つの
多重番組を受信するのに十分な時間)が経過したか否か
を判別する(SG16)。
【0049】そして、番組受信を完了したか又はX分時
間が経過するまで、SG15→SG16→SG15のル
ープを繰り返して、その間プリセットタイマー受信バッ
ファー9cへの多重情報の蓄積を継続し、番組受信を完
了したか又はX分時間が経過した時点で、SG11に戻
る。このSG11で、再度未受信周波数があるか否かを
判別し、グループ分けした周波数の全てについてSG1
2〜SG16の処理が行われるまで、次に高い未受信周
波数を設定してSG11〜SG16のループを繰り返
し、未受信周波数がなくなった時点で、前述したSG1
7の処理実行する。したがって、この図24に示すフロ
ーに従った処理が実行されることにより、多重番組のプ
リセットがない場合には、FM多重モードのラストメモ
リ9bに記憶されている周波数の多重情報であって、タ
イマー設定時刻領域9dに記憶されているタイマー設定
時刻から受信開始された多重情報がラストメモリタイマ
ー受信バッファー9fに記憶され、多重番組のプリセッ
トがある場合には、プリセットメモリ9gに記憶されて
いる周波数、サービス識別、番組番号の多重番組であっ
て、タイマー設定時刻領域9dに記憶されているタイマ
ー設定時刻から受信開始された多重情報がプリセットタ
イマー受信バッファー9cに記憶されることとなる。
【0050】他方、制御部20は、電源オンの状態にあ
ると図25に示すフローチャートに従って処理を実行す
る。すなわち、キー入力部22にてFM多重モードを設
定するキー操作がなされると、この操作情報を取り込ん
でFM多重モードを設定する(SH1)。次に、キー入
力部22に設けられている1〜5のプリセットキーの何
れかが押されたか否かを判別し(SH2)、押されたな
らばプリセット設定済みであるか否か、つまりプリセッ
トメモリ9gに操作されたプリセットキーに対応するデ
ータが記憶されているか否かを判別する(SH3)。対
応するプリセットキーのデータがなく、当該キーのプリ
セット設定がなされていない場合には、その旨を示すプ
リセットなし警告画面を数秒間表示部23に表示させた
後(SH4)、SH1に戻る。また、操作されたプリセ
ットキーに対応するプリセットが設定済みであるなら
ば、タイマー受信データがあるか否か、つまり操作され
たプリセットキーのプリセット内容に対応する周波数、
番組番号の多重情報がプリセットタイマー受信バッファ
ー9cに記憶されているか否かを判別する(SH5)。
この判別の結果、押されたプリセットキーに対応する多
重情報がプリセットタイマー受信バッファー9cに記憶
されていない場合には、プリセットされている受信周波
数と現在設定されている受信周波数とが一致するか否か
を識別して、一致しない場合にはチューニング処理を行
って、プリセットされている受信周波数を設定し通常の
受信/表示動作を行う(SH6)。ここで、通常の受信
/表示動作とは、図4のフローチャートにおけるSB8
〜SB15の処理、あるいは図18のフローチャートに
おけるSF7以降の処理である。このとき、ラストメモ
リタイマー受信バッファー9fに多重情報が記憶されて
いるならば、所定の操作に応じてこれを表示する。
【0051】また、SH5での判別の結果、押されたプ
リセットキーに対応する多重情報がプリセットタイマー
受信バッファー9cに記憶されている場合には、記憶さ
れている受信周波数と蓄積開始時間とをX秒間(数秒
間)表示させ(SH7,SH8)、しかる後に蓄積デー
タつまり操作されたプリセットキーに対応する多重情報
を表示部23に表示させる(SH9)。これにより、ユ
ーザーは予め設定した時刻に蓄積が開始された多重番組
であって、予め設定した受信周波数、番組番号の多重番
組を一度の操作で見ることが可能となる。そして、この
ようにSH9で表示された多重番組の情報は、プリセッ
トタイマー受信バッファー9cから消去され、あるいは
確認済みデータであることを示す処理がなされ、再度同
一のプリセットキーが操作された際には、SH7あるい
はSH9の処理でその旨が表示される。
【0052】なお、図22に示したプリセットタイマー
受信バッファー9cにおいては、番組番号を記憶させる
ようにしたが、1〜5のプリセットキーの番号を記憶さ
せるようにしてもよい。また、図25のフロー説明にお
いては、操作された1〜5のプリセットキーに対応する
多重情報のみを表示させるようにしたが、何れかのプリ
セットキーが操作された際には、プリセットタイマー受
信バッファー9cに記憶されている全ての多重情報を順
次表示させるようにしてもよい。また、図22に示すよ
うに、タイマー1〜3には、タイマー設定時刻とON/
OFF設定のみを記憶させるようにしたが、タイマー受
信する番組の周波数や番組番号をも記憶させ得るように
し、タイマー1〜3にタイマー受信する番組の周波数や
番組番号が記憶されている場合には、その番組を設定時
刻に受信蓄積し、これらが記憶されていない場合にの
み、前述した図24のフローチャートに従った処理を行
って、プリセット番組の多重情報を記憶するようにして
もよい。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明の多重放送受
信装置においては、指示手段によって設定番組の受信が
指示されると、制御手段が、記憶手段から設定番組識別
情報を読み出し、受信手段に受信可能な多重放送電波を
順次受けさせるとともに、受けた多重放送電波が、記憶
手段に記憶されている設定番組識別情報により示される
番組を送るものであるとき、その番組を受信手段から出
力させ、これにより、予め設定されている番組の受信に
際しては、その番組を放送する放送局又はその周波数を
選択又は指定する作業が不要となるようにした。
【0054】よって、放送局から送られてくる番組が複
数であったり、その複数の番組が階層構造を有していた
としても、予め選択しておいた番組の受信操作に要する
時間、及び手間が省けるため、番組の受信を楽に行うこ
とができる。殊に、受信したい番組が、階層構造をなし
て送られる複数の番組の1つである場合においては、そ
の効果が大きい。また、設定番組がいずれの放送局で放
送されているか知らなくとも、それを受信することがで
き、しかも、その設定番組が、受信する地域によって異
なる放送局から放送されている場合であっても受信する
ことができることから、多重放送受信装置が、その使用
に際して、広い地域に亙って移動するような装置である
場合にあっては、前述した効果が極めて大きい。
【0055】また、設定番組識別情報を、特定の放送局
の種別を示す放送局識別情報を含むものとし、制御手段
を、指示手段の指示に応じ、受信手段に受信可能な多重
放送電波を順次受けさせるとともに、受信手段の受けた
多重放送電波により送られた放送局識別情報が示す放送
局の種別と、設定番組識別情報に含まれている放送局識
別情報が示す放送局の種別とが一致するとき、受けた多
重放送電波により送られ、かつ記憶手段に記憶された番
組識別情報が示す設定番組を受信手段から出力させるも
のとしても、前述したものと同一の効果を得ることがで
きる。
【0056】また、本発明の多重放送受信装置において
は、指定手段によって、記憶手段に記憶されている1又
は複数の選択番組識別情報のうちから1つが指定される
と、制御手段が、指定された選択番組識別情報に応じた
受信周波数を設定手段に設定させるとともに、指定され
た選択番組識別情報に応じた番組データを表示手段に表
示させ、これにより番組の受信に際しては、受信周波数
を設定したり、その受信周波数で受信された複数種の番
組データの中から所望とする番組を選択する作業が不要
となるようにした。
【0057】よって、前述したものと同様に、放送局か
ら送られてくる番組が複数であったり、その複数の番組
が階層構造を有していたとしても、予め選択しておいた
番組の受信操作に要する時間、及び手間が省けるため、
番組の受信を楽に行うことができる。殊に、受信したい
番組が、階層構造をなして送られる複数の番組の1つで
ある場合においては、その効果が大きい。また、設定番
組がいずれの放送局で放送されているか知らなくとも、
それを受信することができる。しかも、指定された選択
番組識別情報に応じた受信周波数を設定手段に設定させ
るため、所望する番組を瞬時に受信することができる。
【0058】また、番組データが表示されている状態に
おいて、所定の操作により当該表示されている番組デー
タの番組を選択できるようにしたことから、番組選択操
作(プリセット操作)の容易化を図ることができる。ま
た、プリセットされた番組の番組データを他の番組の番
組データより優先して記憶させるようにしたことから、
記憶手段の容量が小さい場合であって、プリセットされ
ている日常よく見る番組を確実かつ速やかに見ることが
可能となる。また、選択された番組が放送中でない場合
には、その旨を表示させるようにしたことから、当該番
組が表示されないことにより、装置が故障したとの誤解
やプリセット状態に異常が生じた等の誤解の発生を未然
に防止することができる。
【0059】さらに本発明は、受信開始時刻を設定し、
現在時刻が受信開始時刻となった時、予め記憶されてい
る選択番組識別情報が示す受信周波数を設定させて、該
選択番組識別情報が示す番組の番組データを記憶させる
一方、所定の呼び出し操作に応じて、記憶された番組デ
ータを表示させるようにした。よって、番組を受信し記
憶するに際しては、受信周波数を設定したり、その受信
周波数で受信された複数種の番組データの中から所望と
する番組を選択する作業を不要にすることができるのみ
ならず、受信及び記憶を指示するための操作も不要にす
ることができる。また、複数の番組の選択番組識別情報
が記憶され、その中に同一の受信周波数の選択番組識別
情報がある場合、受信周波数が設定された状態におい
て、当該受信周波数の各選択番組識別情報が示す全ての
番組データを受信して記憶させるようにしたことから、
複数の番組データの記憶を効率的に行うことができ、こ
れにより処理の簡単化及び短時間化を図ることができる
とともに、電池寿命を長くすることができる。さらに、
受信開始時刻への到達に伴って受信した受信周波数や受
信時刻を表示させるようにしたことから、任意の時点で
情報を表示させた際、当該情報がどの時点でどこから送
信されたものであるかを知らしめることができる。
【0060】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の形態を示す車載用のナビゲーシ
ョン装置のブロック図である。
【図2】(A)は、RAMに記憶される番組識別データ
の構成を示す説明図、(B)は、番組識別データにおけ
る伝送モードの種類の一例を示す説明図である。
【図3】同ナビゲーション装置におけるCPUの制御動
作を示すフローチャートである。
【図4】同ナビゲーション装置におけるCPUの他の制
御動作を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示すCPUの制御
動作を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態における多重メニュー画面
を示す図である。
【図7】同実施の形態におけるプリセット一覧画面を示
す図である。
【図8】同実施の形態におけるチャンネル目次画面を示
す図である。
【図9】同実施の形態におけるメイン目次画面を示す図
である。
【図10】同実施の形態における多重番組画面を示す図
である。
【図11】同実施の形態におけるダイレクト番組一覧画
面を示す図である。
【図12】同実施の形態におけるチューニング画面を示
す図である。
【図13】同実施の形態における他のメイン目次画面を
示す図である。
【図14】同実施の形態における他の多重番組画面を示
す図である。
【図15】本発明の第3の実施の形態を示す多重放送受
信装置のブロック図である。
【図16】同多重放送受信装置における制御部の制御動
作を示すフローチャートである。
【図17】同装置における制御部の他の制御動作を示す
フローチャートである。
【図18】同装置における制御部の他の制御動作を示す
フローチャートである。
【図19】表示状態の一例を示す図である。
【図20】表示状態の一例を示す図である。
【図21】表示状態の一例を示す図である。
【図22】本発明の第4の実施の形態におけるRAMの
メモリ構成の一部を示す図である。
【図23】(A)はRAMのプリセットメモリの構成を
示す図、(B)はプリセット内容の周波数によるソート
の処理内容を示す図である。
【図24】タイマー受信時における制御部の制御動作を
示すフローチャートである。
【図25】タイマー受信情報の呼び出し時における制御
部の制御動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
4 CPU 5 ROM 6 RAM 12 モニタ 16 FM多重部 17 キー入力部 20 制御部 22 キー入力部 23 表示部 25 RAM

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多重放送電波を受けるとともに、この受
    けた多重放送電波により送られてくる複数種の番組デー
    タを選択的に出力する受信手段と、 予め設定された番組である設定番組を示す設定番組識別
    情報を記憶する記憶手段と、 前記設定番組の受信を指示するための指示手段と、 この指示手段による前記指示に応じ、前記受信手段に受
    信可能な多重放送電波を順次受けさせるとともに、受け
    た多重放送電波が、前記記憶手段に記憶された設定番組
    識別情報が示す設定番組を送るものであるとき、その番
    組の番組データを前記受信手段から出力させる制御手段
    と、 を備えたことを特徴とする多重放送受信装置。
  2. 【請求項2】 前記設定番組識別情報は、特定の放送局
    の種別を示す放送局識別情報を含み、 前記制御手段は、前記指示手段の前記指示に応じ、前記
    受信手段に受信可能な多重放送電波を順次受けさせると
    ともに、前記受信手段の受けた多重放送電波により送ら
    れた放送局識別情報が示す放送局の種別と、前記設定番
    組識別情報に含まれている放送局識別情報が示す放送局
    の種別とが一致するとき、受けた多重放送電波により送
    られ、かつ前記記憶手段に記憶された設定番組識別情報
    が示す設定番組を前記受信手段から出力させることを特
    徴とする請求項1記載の多重放送受信装置。
  3. 【請求項3】 放送電波を受信するために所望の受信周
    波数を設定する設定手段と、 前記設定手段により設定された受信周波数に応じた放送
    電波に多重されて送信されてくる複数種の番組の番組デ
    ータを受信する受信手段と、 前記受信手段により受信される複数種の番組の番組デー
    タの中から所望の番組の番組データを選択する選択手段
    と、 前記選択手段により選択された番組の番組データを表示
    する表示手段とを備えた多重放送受信装置において、 前記設定手段により設定された受信周波数及び前記選択
    手段により選択された番組を示す選択番組識別情報を記
    憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されている前記選択番組識別情報を
    指定する指定手段と、 前記指定手段により指定された選択番組識別情報が示す
    受信周波数を前記設定手段に設定させるとともに、前記
    指定手段により指定された選択番組識別情報が示す番組
    データを前記表示手段に表示させる制御手段とを具備し
    たことを特徴とする多重放送受信装置。
  4. 【請求項4】 前記複数種の番組は、階層構造をなすこ
    とを特徴とする請求項1乃至3ずれかに記載の多重放送
    受信装置。
  5. 【請求項5】 前記番組は、前記階層中のサブメニュー
    番組を含むことを特徴とする請求項4記載の多重放送受
    信装置。
  6. 【請求項6】 前記表示手段に、前記階層中のサブメニ
    ュー番組を構成する複数の番組名が表示されている状態
    において、所定の操作が行われることにより、前記サブ
    メニュー番組を構成する複数の番組名の何れかの番組を
    示す選択番組識別情報を前記記憶手段に記憶させること
    を特徴とする請求項4記載の多重放送受信装置。
  7. 【請求項7】 前記選択手段により選択された番組デー
    タが前記表示手段に表示されている状態において、所定
    の操作がなされることにより、当該表示されている番組
    データの番組を示す番組識別情報を前記記憶手段に記憶
    させることを特徴とする請求項3記載の多重放送受信装
    置。
  8. 【請求項8】 前記受信手段により受信された番組デー
    タを一旦記憶するデータ記憶手段を更に有し、前記制御
    手段はこのデータ記憶手段に記憶された番組データを前
    記表示手段に表示させるとともに、前記記憶手段に記憶
    されている選択番組識別情報が示す番組の番組データを
    他の番組の番組データより優先して、前記データ記憶手
    段に記憶させることを特徴とする請求項3記載の多重放
    送受信装置。
  9. 【請求項9】 前記受信手段は、前記複数種の番組デー
    タとともに送信される番組索引データを受信し、前記制
    御手段は、この受信された番組索引データに基づき、前
    記指定手段により指定された選択番組識別情報が示す番
    組が放送中であるか否かを判別し、放送中でない場合に
    は前記表示手段にその旨を表示させることを特徴とする
    請求項3記載の多重放送受信装置。
  10. 【請求項10】 放送電波を受信するために所望の受信
    周波数を設定する周波数設定手段と、 この周波数設定手段により設定された受信周波数に応じ
    た放送電波に多重されて送信されてくる複数種の番組の
    番組データを受信する受信手段と、 この受信手段により受信される複数種の番組の番組デー
    タの中から所望の番組の番組データを選択する選択手段
    と、 この選択手段により選択された番組の番組データを記憶
    するデータ記憶手段と、 このデータ記憶手段に記憶された番組データを表示する
    表示手段とを備えた多重放送受信装置において、 前記設定手段により設定された受信周波数及び前記選択
    手段により選択された番組を示す選択番組識別情報を記
    憶する識別情報記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されている前記選択番組識別情報を
    指定する指定手段と、 前記指定手段により指定された選択番組識別情報が示す
    受信周波数を前記設定手段に設定させるとともに、前記
    指定手段により指定された選択番組識別情報が示す番組
    データを前記表示手段に表示させる第1の表示制御手段
    と、 前記番組データの受信開始時刻を設定する時刻設定手段
    と、 現在時刻が前記受信開始時刻となった時、前記識別情報
    記憶手段に記憶されている前記選択番組識別情報が示す
    受信周波数を前記設定手段に設定させるとともに、該選
    択番組識別情報が示す番組の番組データを前記データ記
    憶手段に記憶させる受信制御手段と、 所定の操作に応じて、前記受信制御手段により前記デー
    タ記憶手段に記憶されている番組データを前記表示手段
    に表示させる第2の表示制御手段と、 を具備したことを特徴とする多重放送受信装置。
  11. 【請求項11】 前記所定の操作は、前記指定手段であ
    ることを特徴とする請求項10記載の多重放送受信装
    置。
  12. 【請求項12】 前記受信制御手段は、前記識別情報記
    憶手段に記憶された複数の番組の選択番組識別情報の中
    に同一の受信周波数の選択番組識別情報がある場合、前
    記設定手段が前記受信周波数を設定した状態において、
    当該受信周波数の各選択番組識別情報が示す全ての番組
    データを前記データ記憶手段に記憶させる処理を実行す
    ることを特徴とする請求項10記載の多重放送受信装
    置。
  13. 【請求項13】 前記表示制御手段は、前記受信開始時
    刻への到達に伴って前記受信手段が受信した周波数と受
    信時刻の少なくとも何れか一方を、前記表示手段に表示
    させることを特徴とする請求項10記載の多重放送受信
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006304134A (ja) * 2005-04-25 2006-11-02 Sanyo Electric Co Ltd 放送受信装置
US8446951B2 (en) 2007-09-28 2013-05-21 Nec Corporation Dynamic image receiving apparatus, dynamic image receiving method and program

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