JPH09330777A - 半導体素子検査用ソケット - Google Patents

半導体素子検査用ソケット

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JPH09330777A
JPH09330777A JP8165135A JP16513596A JPH09330777A JP H09330777 A JPH09330777 A JP H09330777A JP 8165135 A JP8165135 A JP 8165135A JP 16513596 A JP16513596 A JP 16513596A JP H09330777 A JPH09330777 A JP H09330777A
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electrode
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elastomer
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浩一 山崎
Hiroto Komatsu
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 少ない部品点数で容易に製造でき、回路基板
への半田付けが不要で、回路基板の設計も容易に行え、
さらに、電気的な導通が確実に得られ、平面電極や陥没
電極に対しても高い信頼性をもって接続することができ
る半導体素子検査用ソケットを提供する。 【構成】 ソケット本体30に半導体パッケージ10を
位置決めして着脱自在に収容する装填穴31を形成し、
この装填凹部31の底部開口に複数の挿通孔43が形成
された絶縁性のホルダ部材40を設け、挿通孔43に上
端が装填穴31内の半導体パッケージ10の電極12と
当接可能に導電性の針状部材45を摺動自在に挿通する
とともに、絶縁性のゴム様弾性材からなるエラストマシ
ート51に複数の導電性の金属細線52を斜めに貫通さ
せてエラストマコネクタ50を構成し、このエラストマ
コネクタ50をホルダ部材40と回路基板20との間に
針状部材45と当接可能かつ回路基板20の電極と接触
させて介設した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体素子検査用ソ
ケット、特に、底面に複数の電極を備えるBGA(Ball
Grid Array) 等の表面実装型半導体パッケージの検査に
適した半導体素子検査用ソケットに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体パッケージのバーンイン試験等に
際しては、半導体パッケージの電極とIC検査用基板の
電極端子との接続にICソケットが用いられている。こ
のようなICソケットとしては、従来、ソケット本体に
半導体パッケージが装填可能な装填部を形成し、この装
填部に電極端子を、本体の側部や底部に電極端子と導線
によって接続されたリードやピンを固設するとともに、
装填部の表面側開口を開閉する蓋部材をヒンジ等によっ
て取り付けたものが知られる。
【0003】このようなICソケットは、蓋部材により
装填部の開口を閉止した場合、装填部内に装填された半
導体パッケージを蓋部材により表側から押さえて半導体
パッケージの電極を装填部内のリードやピンに圧接する
ように、あるいは、蓋部材の裏面側にゴムやスプリング
の弾性部材を設け、弾性部材により半導体パッケージを
弾性的に装填部内のリードやピンに押圧するように構成
される。そして、このようなICソケットは、本体の側
部のリードを設けたものはリードを回路基板に半田によ
り接続することで、また、本体の底部にピンを設けたも
のはピンを回路基板のスルーホールに挿通して接続する
ことで回路基板に取り付けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のICソケットにあっては、本体の装填部に電極
端子を、本体の外側にリードやピンを設けなければなら
ず、部品点数が多く、組立も煩雑であるという問題があ
る。また、この従来のICソケットにあっては、回路基
板への半田付けが不可欠で工程が増加するという問題が
あり、特に、ピンを設けた場合は回路基板にスルーホー
ルを形成しなければならず、回路基板の設計が煩雑にな
るという問題もあった。
【0005】そこで、本出願人にあっては、先に、エラ
ストマコネクタを用いたソケットを提案した(平成8年
4月30日提出、整理番号PK604302)。このソ
ケットは、シリコーンゴム等のエラストマシート中に金
等の金属細線を貫通してエラストマコネクタを構成し、
このエラストマコネクタをソケット本体の装填部の回路
基板側開口に設けて回路基板の電極端子と接触させ、装
填部に装填された半導体パッケージのリードや電極をエ
ラストマコネクタを介して回路基板の電極端子と導通さ
せるものである。
【0006】ところが、上述した先願にかかる半導体素
子検査用ソケットにあっては、エラストマコネクタの金
属細線が半導体パッケージの裏面のレジスト層を傷付け
るおそれがあり、また、半導体パッケージの電極の削れ
による半田粉がエラストマコネクタに付着して接続不良
等を引き起こし、さらに、エラストマシートから浸出す
るシリコーンオイルが半導体パッケージに付着して後の
半田実装時の半田濡れ性を悪化させるという欠点が判明
した。
【0007】またさらに、上述した先願にかかる半導体
素子検査用ソケットにあっては、LGA(Land Grid Arr
ay) やLCC(Leadless Chip Carrier) 等の電極が平面
状の半導体パッケージに用いる場合は半導体パッケージ
の電極とエラストマコネクタの接触圧が高くなりやす
く、また、電極が陥没した半導体パッケージに対しては
接続が不安定になりやすいという欠点も判明した。
【0008】一方、導電性線状体と異方導電性ゴム体か
らなる導電性接触子も特開平7−174788号公報に
提案されている。この導電性接触子は、支持ブロックの
厚さ方向に貫通する支持孔を形成し、支持孔内に導電性
針状体を同軸的に往復動自在に設け、さらに導電性粒子
をゴムマトリックス中に互いに離間して分散させてなる
異方導電性ゴム体を受容し、異方導電性ゴム体を介して
導電性針状体の同軸線上にTABの端子パターンを位置
させるものである。
【0009】しかしながら、この特開平7−17478
8号公報の導電性接触子では、圧縮、特に、異方導電性
の発現する感圧異方導電体は、圧縮量を大きく取った場
合にのみ導電性が実現するため、半導体パッケージの圧
縮量を大きく設定する必要がある。したがって、接続時
の荷重が高い繰り返し使用の場合、耐久性が低いばかり
か導電整流子がゴムマトリックスから離脱して短絡を生
じやすいという問題、また、半導体パッケージの電極密
度が高い場合に異方導電体全面が加圧されるため電極間
ショートが発生するという問題があった。この発明は、
上述した従来の問題、また、先願の欠点に鑑みなされた
もので、部品点数が少なく構造が簡単で、接続不良や半
田濡れ性の悪化、短絡等を招くことがなく、さらに、平
面電極や陥没電極の半導体パッケージの接続も高い信頼
性をもって行える半導体素子検査用ソケットを提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、素子本体の底面に電極を有する
半導体素子の検査に用いられ、前記電極を回路基板の電
極端子に導通する半導体素子検査用ソケットにおいて、
前記半導体素子の素子本体を位置決めして着脱自在に装
着可能な装填部が貫通形成されたソケット本体を前記回
路基板に位置決めして取り付け、該回路基板に前記ソケ
ット本体との間で複数の挿通孔が形成された絶縁性のホ
ルダ部材を取り付けて前記装填部の回路基板側開口を閉
止するとともに、絶縁性のゴム製弾性材料からなるエラ
ストマシートに複数の導電性線状体を厚み方向に斜めに
貫通させてエラストマコネクタを構成し、該エラストマ
コネクタを前記ホルダ部材と前記回路基板との間に該回
路基板の電極端子と接触させて設け、前記ホルダ部材の
挿通孔にそれぞれ、下端が前記エラストマコネクタと当
接して上端が前記装填部内の半導体素子の電極と接触可
能な導電性の針状部材を摺動自在に挿通した。
【0011】また、請求項2の発明は、前記半導体素子
の素子本体を位置決めして着脱自在に装着可能な装填凹
部および該装填凹部の底面に開口する複数の挿通孔が貫
通形成されたソケット本体を前記回路基板に位置決めし
て取り付け、前記挿通孔にそれぞれ一端が前記装填凹部
内の半導体素子の電極と当接する針状部材を摺動自在に
挿通するとともに、絶縁性のゴム製弾性材料からなるエ
ラストマシートに複数の導電性線状体を厚み方向に斜め
に貫通させてエラストマコネクタを構成し、該エラスト
マコネクタを前記ソケット本体と前記回路基板との間に
前記針状部材の他端と接触可能かつ前記回路基板の電極
端子と接触させて介設した。
【0012】本発明にかかる半導体素子検査用ソケット
はパッケージ本体の裏面に電極を有する半導体素子(半
導体パッケージ)に適し、この半導体素子としては前述
したBGA、LGA、PGA(Pin Grid Array)等が挙げ
られる。ソケット本体は、エポキシ樹脂、アクリル樹
脂、ポリエステル樹脂、ポリフェニレンスルフィド樹
脂、ポリエーテルサルフォン樹脂あるいはポリエーテル
イミド樹脂等を用い、射出成形または樹脂ブロックの切
削加工等により成形される。このソケット本体は、位置
決めピン等により回路基板に位置決めして取り付けら
れ、また、装填穴や装填凹部(以下、必要に応じて装填
部で代表する)を半導体パッケージの本体と対応した形
状・寸法に形成すること、あるいは、装填部の周壁等に
装填される半導体パッケージの本体と当接する位置決め
部を形成することで、装填部の半導体パッケージを位置
決めする。
【0013】また、ソケット本体には必要に応じて装填
部内の半導体素子を押圧する押さえ部材や蓋体が設けら
れる。押さえ部材は、自重あるいは別個に設けられたス
プリングやゴムにより半導体素子を電極が針状部材と当
接する方向に押圧、付勢するように構成される。蓋体
は、ヒンジ等で一側部をソケット本体に回動自在に取り
付けることで、あるいは、ソケット本体と完全に分離し
た別個に成形して爪等でソケット本体に係止可能に構成
される。この蓋体は、ソケット本体と同様の樹脂により
成形される。そして、この蓋体は、ソケット本体にスプ
リング等を介して取り付けて直接に半導体素子を押圧す
るように、また、内面に固着されたゴムを介して半導体
パッケージを押圧するように、さらに、半導体パッケー
ジを上述した押さえ部材を介して押圧するように組み付
け、半導体パッケージの電極と針状部材を適正な接触圧
で当接させる。
【0014】ホルダ部材は、−60°C〜150°Cの
環境下での使用に耐え、かつ、滑性に優れた樹脂、例え
ば、液晶ポリマポリイミド系樹脂、ポリアミド系樹脂、
ポリエーテルイミド樹脂、ポリエーテルサルファイド樹
脂等の板状部材から、また、装填部を凹部としてソケッ
ト本体と一体に複合成形等により、さらに、ソケット本
体と同一の樹脂により一体成形して構成される。針状部
材は、導電性に優れた銅系の合金等、例えば、ベリリウ
ム銅から構成される。この針状部材の半導体パッケージ
の電極と接触する上端は、検査対象である半導体パッケ
ージ等に応じて、電極を傷付けることのない球状等の形
状、逆に、電極の表面の酸化膜等を破壊する鋭利な皮膜
破壊部が形成された形状、また、電極と大きな面積若し
くは小さな面積で接触する形状等に成形される。
【0015】エラストマコネクタは、エラストマシート
がシリコーン樹脂、エポキシ樹脂に代表されるエラスト
マ性の熱硬化性樹脂、合成ゴム若しくはポリエチレン樹
脂、ポリウレタン樹脂、ABS樹脂、軟質塩化ビニル樹
脂等の熱可塑性樹脂からなり、金属細線が純金線、金合
金線、金めっき線、半田線、半田めっき線あるいは銅合
金線等からなる。エラストマシートは、0.3〜2.0
mm程度の厚みで、体積抵抗率が1012Ω・cm以上、
かつ、硬度(JIS J6301A型)が20〜60°
H、望ましくは、30〜60°Hのものが用いられる。
【0016】金属細線は、線径が20〜90μm(望ま
しくは、20〜70μm)で、体積抵抗率が10-1Ω・
cm以下のものが用いられる。この金属細線は、70〜
1000本/mm2 程度の配線密度、望ましくは、10
0〜1000本/mm2 程度の配線密度、かつ、10〜
125μm程度の間隔でエラストマシート中に平行に傾
斜して貫通配設される。この金属細線は、エラストマシ
ートの両面に露呈、好ましくは、5〜50μm、より好
ましくは5〜30μm程度が突出し、また、両端部がエ
ラストマシートの平面方向にエラストマシートの厚みの
1/5〜1/2程度のずれ(オフセット量)を生じる角
度でエラストマシートを貫通する。
【0017】
【作用】この発明にかかる半導体素子接続用ソケット
は、ソケット本体の装填部内に半導体パッケージが装填
され、挿通孔に挿通された針状部材の上端が半導体パッ
ケージの電極に、下端がエラストマコネクタに当接す
る。すなわち、針状部材は、エラストマコネクタの弾性
で上端が半導体パッケージの電極とエラストマコネクタ
の導電性線状体と当接し、半導体パッケージの電極とエ
ラストマコネクタの導電性線状体とを導通する。このた
め、半導体パッケージの電極は針状部材とエラストマコ
ネクタの導電性線状体とを介してエラストマコネクタの
設定されたオフセット量x分だけオフセットされた回路
基板の電極端子と導通する。
【0018】そして、半導体パッケージの電極は針状部
材と接触して針状部材を介し回路基板の電極端子と導通
するため、確実に導通させることができ、また、半導体
パッケージの電極が傷付けられることもなく、半導体パ
ッケージの電極が陥没していても確実に導通させること
ができる。すなわち、前述した先願にかかるソケット
は、半導体パッケージとエラストマコネクタとを直接に
接触させるため、エラストマシートから浸出するシリコ
ーンオイル等の影響でゴミの付着や半田粉の付着等によ
る接続不良が発生しやすいが、この発明のソケットは半
導体パッケージの電極に針状部材を接触させるためシリ
コーンオイルが半導体パッケージの電極等に付着するこ
ともなく、また、半田粉等が針状部材に付着しても通常
のプローブ等と同様に清掃することができる。
【0019】特に、請求項3に記載の発明のソケット
は、針状部材の上端に鋭利な皮膜破壊部を形成するた
め、半導体パッケージの電極表面に電気的な導通を阻害
する酸化膜等が形成されていても、この酸化膜等を破壊
でき、より高い信頼性をもって接続することができる。
また、請求項4に記載の発明のソケットは、エラストマ
コネクタにより適正な弾性力を針状部材に一様に付与で
き、より安定した接続を得られる。
【0020】
【実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図面を参
照して説明する。図1から図7はこの発明の一の実施の
形態にかかる半導体素子接続用ソケットを示し、図1が
要部の平面図、図2が一部を断面とした分解した状態の
正面図、図3が断面した側面図、図4が一部を拡大した
断面図、図5がエラストマコネクタの模式断面図、図6
a,b,cがエラストマコネクタの他の態様を示す一部
拡大断面図、図7a,b,c,dが針状部材の他の態様
を示す模式断面図である。
【0021】図中、10は四角平面型(BGA)の半導
体パッケージ、20は回路基板、30はソケット本体、
40はホルダ部材、50はエラストマコネクタ、60は
押さえ部材を表す。半導体パッケージ10は、周知のよ
うに、四角板状のIC基板13の底部にそれぞれ複数の
電極12が設けられる。これら電極12は、IC基板1
3の底面に行列状に配列され、IC基板13の底面から
半球状に突出する。
【0022】図中明示しないが、回路基板20は、ソケ
ット本体30の後述する装填穴と対応した矩形領域に複
数の電極端子が行列状に形成され、また、矩形領域の角
部にそれぞれ取付穴が、対向する一対の辺に中央位置で
それぞれ位置決め孔が貫通形成される。後述するよう
に、取付穴にはソケット本体30の取付用のボルト等が
挿通され、また、位置決め孔には後述する位置決めピン
33(図2,3,4参照)が嵌挿する。
【0023】ソケット本体30は、エポキシ樹脂、アク
リル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリフェニレンスルフィ
ド樹脂、ポリエーテルサルフォン樹脂あるいはポリエー
テルイミド樹脂等を用い、射出成形または樹脂ブロック
の切削加工等により成形される。ソケット本体30は、
4角に脚部30aが形成された略矩形板状をなし、半導
体パッケージ10を着脱自在に装填可能な装填穴(装填
部)31が表裏を貫通して形成される。装填穴31は、
回路基板20と逆側(以下、表側と称する)の開口縁部
にテーパ部31aが形成され、また、断面寸法が半導体
パッケージ10のモールド部11あるいはIC基板13
と対応する。この装填穴31は、各内壁面が半導体パッ
ケージ10の位置決め部として機能し、半導体パッケー
ジ10を位置決めして着脱自在に収容する。
【0024】また、このソケット本体30には、4角の
脚部30aにそれぞれ取付孔32が貫通形成され、対向
する辺部にそれぞれ表裏を貫通する位置決め孔33aが
形成され、これら位置決め孔33aに位置決めピン33
が嵌挿し、裏面(回路基板20側の面)に対向する脚部
30a間で取付溝38が形成される。取付孔32にはソ
ケット本体30を回路基板20に取り付けるボルトが挿
通し、取付溝38にホルダ部材40が取り付けられる。
位置決めピン33はホルダ部材40を嵌挿して回路基板
20の位置決め孔に嵌合する。このソケット本体30
は、位置決めピン33により位置決めされ、取付孔32
および回路基板20の取付孔22を貫通するボルトによ
り回路基板20に取り付けられる。
【0025】ホルダ部材40は、液晶ポリマーポリイミ
ド系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエーテルイミド(P
EI)、ポリエーテルサルファイド(PES)等の樹脂
から構成される。このホルダ部材40は、略矩形板状を
有し、対向する一対の側辺部にそれぞれ位置決め孔49
が形成される。このホルダ部材40は、位置決め孔49
に上述した位置決めピン33が嵌挿してソケット本体3
0と回路基板20に対して位置決めされ、ソケット本体
30と回路基板20との間に挟着される。
【0026】また、このホルダ部材40は、裏面にソケ
ット本体30の装填穴31開口と対応して矩形の取付凹
部41が、また、この取付凹部41の底面に該凹部41
と略相似形状の凹部42が段差状に形成され、さらに、
この凹部42に開口する複数の挿通孔43が表裏を貫通
して形成される。取付凹部41にはエラストマコネクタ
50が取り付けられ、また、挿通孔43にはそれぞれ針
状部材45が摺動自在に挿通される。
【0027】針状部材45は、ベリリウム銅等の銅合金
からなり、エラストマコネクタ50側の端部(下端部)
に半球状の当接部45aが形成された略プローブ(針)
形状をなす。後述するが、この針状部材45は、当接部
45aがエラストマコネクタ50と当接し、このエラス
トマコネクタ50の弾性により上端が半導体パッケージ
10の電極12と接触する。
【0028】なお、針状部材45は、周知のプローブと
同等の形状のもの、また、図7a,b,cに示すような
ものを用いることも可能である。すなわち、この針状部
材45は、図7aに示すように半導体パッケージ10の
電極12と接触する上端部を略半球状に成形することも
でき、図7bに示すように上端部に電極12表面の酸化
膜等を除去・破壊する鋭利な皮膜破壊部45cを形成す
ることもでき、図7cに示すように上端部に電極12を
受け止めて大きな面積で接触する半球状の凹部45dを
形成することもでき、図7dに示すように半導体パッケ
ージ10の電極12が陥没していれば上端部をテーパ状
に成形することも可能である。
【0029】エラストマコネクタ50は、図5に示すよ
うに、エラストマシート51に多数の金属細線(導電性
線状体)52を斜めに平行に埋入貫通させて構成され、
前述した取付凹部41内に接着剤等により取り付けられ
て回路基板20の電極端子と接触する。エラストマシー
ト51は、厚みが0.3mm〜2.0mmのシートであ
り、体積抵抗率が1012Ω・cm以上で、硬度(JIS
J6301A型)が20°H〜60°H(好ましく
は、30°H〜60°H)のエラストマから構成され
る。このエラストマシートを構成するエラストマとして
は、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂等のエラストマ性の
熱硬化性樹脂、合成ゴムまたはポリエチレン樹脂、ポリ
ウレタン樹脂、ABS樹脂、軟質塩化ビニル樹脂等の熱
可塑性樹脂等が挙げられるが、耐環境特性と耐熱性等に
優れた絶縁性のシリコーンゴムが望ましい。
【0030】金属細線52は、線径が20μm〜90μ
m(望ましくは、20〜70μm)で、体積抵抗率が1
-1Ω・cm以下の材質の線材、具体的には、純金線、
金合金線、金めっき線、半田線、半田めっき線、銅合金
線等からなる。この金属配線52は、70〜1000本
/mm2 、望ましくは、100〜1000本/mm2
配線密度で、相互に10〜125μm程度の間隔、望ま
しくは、50〜100μmの間隔を隔てエラストマシー
ト51中に斜めに平行に埋入され、エラストマシート5
1の表裏に露呈する端部がシート51の平面方向にズレ
(オフセット量x)を生じる。この金属細線52の傾斜
角度は、オフセット量xがエラストマシート51の厚み
の1/5〜1/2程度となるように設定される。なお、
このエラストマコネクタ50の詳細は本出願人が先に提
出した特願平7−321387号に記載されているた
め、一部の説明は割愛している。
【0031】ただし、上述したエラストマコネクタ50
は、図6に示すような態様に構成することも可能であ
る。図6aに示す態様は、エラストマシート51から突
出する金属細線52の先端を折り曲げてエッジ部52a
を形成する。この態様は、エッジ部52aが針状部材4
5の当接部45aの酸化膜等を突き破ることができるた
め、針状部材45とエラストマコネクタ50の金属細線
52とを確実に導通させることができる。
【0032】また、図6bに示す態様のエラストマコネ
クタ50は、エラストマシート51から突出した金属細
線52の端部にレーザ加工等を施して球状の端子部52
bを形成する。この端子部52bは、金属細線52より
も大径に成形することが望ましい。さらに、図6cに示
す態様のエラストマコネクタ50は、エラストマシート
51の表面に露呈する金属細線52の端面に半田等を肉
盛り、あるいは、端面に金めっきを施して略半球状の端
子部52cを成形する。これら図6a,b,cの態様の
エラストマコネクタ50は、エラストマシート51から
エッジ部52a(端子部52b,52c)が突出するた
め、針状部材45をエラストマコネクタ50に向けて押
圧する力が小さくても針状部材45と金属細線52を確
実に導通させることができる。
【0033】押さえ部材60は、前述したソケット本体
30と同様の樹脂からなり、装填穴31に嵌合可能な略
角柱状の押圧部61の一端にソケット本体30の上面に
係止可能な鍔部62が一体に形成される。この押さえ部
材60は、押圧部61の先端(下端)が装填穴31内の
半導体パッケージ10のモールド部11上面と当接し、
自重により電極12を針状部材45側に押圧する。
【0034】なお、上述した押さえ部材60は自重によ
り半導体パッケージ10を押さえるものを例示するが、
内面にゴム等の弾性材を設けてヒンジ等によりソケット
本体30に支持し、装填穴31を閉止した状態で弾性材
の弾性を利用して装填穴31内の半導体パッケージ10
を付勢することも可能である。
【0035】この実施の形態にかかるソケットは、回路
基板20への取付に際しては、先ず、ホルダ部材40の
挿通孔43に針状部材45を裏面側から挿通して取付凹
部41にエラストマコネクタ50を固定し、このエラス
トマコネクタ50が設けられたホルダ部材40をソケッ
ト本体30の取付溝38に嵌め込む。次いで、位置決め
ピン33をホルダ部材30の位置決め孔33aおよびホ
ルダ部材40の位置決め孔49を嵌挿させた後に回路基
板20の位置決め孔に嵌合させ、ホルダ部材30とホル
ダ部材40を回路基板20の電極端子に対して位置合わ
せする。そして、ソケット本体30をその取付孔32と
回路基板20の取付孔に挿通したボルトにより回路基板
20に固定し、エラストマコネクタ50を回路基板20
の電極端子に接触させる。
【0036】ここで、ソケット本体30は位置決めピン
33により回路基板20に対して、エラストマコネクタ
50のオフセット量x分だけオフセットされ位置合わせ
がなされ、取付孔32を挿通するボルトにより回路基板
20に取り付けられ、針状部材45と回路基板20の電
極端子がエラストマコネクタ50により電気的に導通さ
れる。このため、ソケット本体30にリード等を設ける
必要がなく、回路基板20にスルーホールを形成する必
要もなく、また、ソケット本体30の取付に際しての半
田付けが不要である。このため、ソケット本体30の構
造が簡素化でき、また、その取付が容易であり、製造コ
ストを低減できる。
【0037】そして、半導体パッケージ10の検査に際
しては、半導体パッケージ10を装填穴31内に装填し
た後、この半導体パッケージ10の上に押さえ部材60
を載せて押さえ部材60の重さで半導体パッケージ10
をホルダ部材40側に押圧、すなわち、半導体パッケー
ジ10の電極12が針状部材45の上端と圧接するよう
に押圧する。このため、半導体パッケージ10の電極1
2は針状部材45の上端と相当の接触圧をもって確実に
当接し、半導体パッケージ10の電極12は針状部材4
5とエラストマコネクタ50を介して回路基板20の電
極端子と接続する。したがって、半導体パッケージ10
のIC基板13が針状部材45により傷付けられること
もなく、また、電極12にシリコーンオイル等が付着す
ることもない。
【0038】また、半導体パッケージ10の装填穴31
内へ装填する場合は半導体パッケージ10はモールド部
11あるいはIC基板13がテーパ面31aにより案内
され、装填された状態では半導体パッケージ10のモー
ルド部11あるいはIC基板13の外縁部が装填穴31
の内壁面と係合して位置合わせがなされる。このため、
半導体パッケージ10の装填作業が容易であり、半導体
パッケージ10の検査工数が低減される。
【0039】さらに、検査を繰り返し行って、半導体パ
ッケージ10の電極12の削れ等による半田粉等が針状
部材45に付着しても、この付着した半田粉等は容易に
清掃・除去できる。このため、安定した接続を高い信頼
性をもって得ることができ、また、清掃を行うことで長
期にわたって使用でき、ランニングコストが低減され
る。
【0040】図8はこの発明にかかる半導体素子検査用
ソケットの他の態様を示す分解断面図である。なお、こ
の態様は主要な部分が前述した図1から図5に示すソケ
ットとほぼ同一の構成であるため、同一の部分には同一
の番号を付し、以下、その説明と図示を省略する。
【0041】このソケットは、蓋体90を備え、この蓋
体90をソケット本体30の対向する外側壁に形成した
係止部37に係止する。蓋体90は、略平板状をなし、
対向する一対の側辺部にそれぞれ係止爪91が、また、
複数のスプリングピン92とガイドピン94が表裏を貫
通して取り付けられる。係止爪91は、略矩形平板状を
なし、一端に爪部91aが、他端に滑り止め用の突起9
1bが形成される。この係止爪91は、中間部がピン9
3により蓋体90に回動自在に取り付けられ、また、ピ
ン93と同軸的に設けられたトーションスプリング(図
示せず)により互いの爪部91aが接近する方向に付勢
される。
【0042】図中明示しないが、スプリングピン92
は、蓋体90に螺合した殻体内にスプリングで付勢され
たプランジャを収容した周知のものが用いられる。これ
らスプリングピン92は、半導体パッケージ10を均等
に押圧できるように配列され、レンチ等により蓋体90
の裏面側への突出長さが調節される。ガイドピン94は
押さえ部材60に形成されたガイド孔66に嵌挿可能に
構成される。
【0043】この態様のソケットは、半導体パッケージ
10を装填穴31に装填した後、係止爪91の爪部91
aをソケット本体30の係止部37に係止させて蓋体9
0を取り付け、蓋体90のスプリングピン92により押
さえ部材60を押圧する。このため、半導体パッケージ
10は押さえ部材60を介しスプリングピン92の弾性
力により付勢されて電極12が針状部材45と当接し、
電極12を比較的大きな接触圧で針状部材45と接触さ
せることができる。
【0044】図9および図10はこの発明にかかる半導
体素子検査用ソケットの他の態様を示し、図9が一部を
破断した分解斜視図、図10が一部を拡大した斜視図で
ある。なお、前述した実施の形態と同一の部分には同一
の番号を付して説明と図示を省略する。
【0045】この実施の形態は、PGA型の半導体パッ
ケージ10に適用するソケットを示す。周知のように、
PGA型の半導体パッケージ10は、モールド部11の
裏面に複数のピン状電極17が行列状に突設される。
【0046】そして、ソケット本体30には、表面に平
面視矩形状の装填凹部39が、裏面に取付凹部37が形
成され、これら凹部39間、すなわち、凹部39の底面
に複数の挿通孔43が貫通形成される。装填凹部39
は、表側開口周縁にテーパ面39aが形成され、半導体
パッケージ10のモールド部11が着脱自在かつ位置決
めして装填される。取付凹部37にはフレーム57に保
持されたエラストマコネクタ50が取り付けられる。
【0047】図10に示すように、挿通孔43は、両端
が凹部37,39の底面にそれぞれ開口し、表側端部に
テーパ部43aが、裏側部分に大径部43bが形成され
る。これら挿通孔43は、半導体パッケージ10の電極
17と応した位置に行列状に形成され、それぞれ針状部
材45が摺動自在に嵌挿される。
【0048】針状部材45は、上端に略円形状の当接部
45aを、下側部分に大径部45bを有し、大径部45
bに抜け止め用のフランジ部45cが形成される。この
針状部材45は、大径部45bを挿通孔43の大径部4
3b内に摺動自在に位置させ、また、大径部43b内に
段差部分と当接可能にフランジ部45cが位置し、当接
部45aに装填凹部39内の半導体パッケージ10の電
極17が当接する。
【0049】なお、図中明示しないが、エラストマコネ
クタ50はフレーム57により位置決めされてソケット
本体30に取り付けられ、ソケット本体30も位置決め
ピン等より位置決めされて回路基板20に取り付けら
れ、また、装填凹部39内に装填された半導体パッケー
ジ10は前述した押さえ部材60等により押圧されるこ
とは述べるまでもない。
【0050】この実施の形態にあっても、針状部材45
は下端がエラストマコネクタ50に当接し、装填凹部3
9内に半導体パッケージ10が装填されると、針状部材
45の上端の当接部45aがエラストマコネクタ50の
弾性で半導体パッケージ10のピン状電極17と当接す
る。このため、前述した実施の形態と同様に、半導体パ
ッケージ10の電極17と回路基板20の電極とを安定
して接続でき、また、半田粉等の清掃・除去も容易で長
期にわたって用いることができる。特に、この実施の形
態は、ソケット本体30に直接に挿通孔43を形成し、
これら挿通孔43に針状部材45を挿通するため、前述
した実施の形態と比較してホルダ部材が不要で部品点数
の削減が図れる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、この発明にかかる
半導体素子接続用ソケットによれば、ソケット本体に半
導体パッケージを着脱自在に位置決めして収容可能な装
填部を形成し、ソケット本体の装填部の回路基板側部
分、あるいは、ソケット本体の装填部の回路基板側部分
に設けたホルダ部材に複数の挿通孔を形成し、挿通孔に
装填部内の半導体パッケージの電極と接触可能に針状部
材を摺動自在に挿通するとともに、ゴム様弾性材からな
るエラストマシートに複数の導電性線状体を厚み方向に
斜めに貫通させてエラストマコネクタを構成し、このエ
ラストマコネクタをホルダ部材と回路基板との間に針状
部材と当接可能、かつ、回路基板の電極と接触させて介
設するため、少ない部品点数、かつ、半田付けを必要と
しない簡単な構造で構成でき、また、安定した接続が長
期にわたって得られ、さらに、半導体パッケージの傷付
き等も防止できる。
【0052】そして、請求項3に記載の発明にかかる半
導体素子検査用ソケットは、針状部材に鋭利な皮膜破壊
部を形成し、針状部材が半導体パッケージの電極と当接
した時に電極の表面の酸化膜等を破壊するため、より安
定的に接続でき、高い信頼性が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一の実施の形態にかかる半導体素子
検査用ソケットの平面図である。
【図2】同半導体素子検査用ソケットの分解した状態の
正面図である。
【図3】同半導体素子検査用ソケットの分解した状態の
側断面図である。
【図4】図3の一部を拡大した断面図である。
【図5】同半導体素子検査用ソケットのエラストマコネ
クタの模式断面図である。
【図6】a,b,cがそれぞれ同エラストマコネクタの
他の態様を示す一部拡大断面図である。
【図7】a,b,c,dが同半導体素子検査用ソケット
の針状部材を他の態様を示す模式断面図である。
【図8】同半導体素子検査用ソケットの他の態様を示す
分解断面図である。
【図9】この発明の他の実施の形態にかかる半導体素子
検査用ソケットの一部を破断した分解斜視図である。
【図10】同半導体素子検査用ソケットの一部を拡大し
た模式斜視図である。
【符号の説明】
10 半導体パッケージ(半導体素子) 11 モールド部(本体) 12 電極 17 電極 20 回路基板 30 ソケット本体 31 装填穴(装填部) 33 位置決めピン 39 装填凹部 40 ホルダ部材 43 挿通孔 45 針状部材 50 エラストマコネクタ 51 シート体 52 金属細線 60 押さえ部材 90 蓋体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 素子本体の底面に電極を有する半導体素
    子の検査に用いられ、前記電極を回路基板の電極端子に
    導通する半導体素子検査用ソケットであって、 前記半導体素子の素子本体を位置決めして着脱自在に装
    着可能な装填穴が形成されたソケット本体を前記回路基
    板に位置決めして取り付け、該回路基板に前記ソケット
    本体との間で複数の挿通孔が形成された絶縁性のホルダ
    部材を取り付けて前記装填穴の回路基板側開口を閉止す
    るとともに、 絶縁性のゴム製弾性材料からなるエラストマシートに複
    数の導電性線状体を厚み方向に斜めに貫通させてエラス
    トマコネクタを構成し、該エラストマコネクタを前記ホ
    ルダ部材と前記回路基板との間に該回路基板の電極端子
    と接触させて設け、 前記ホルダ部材の挿通孔にそれぞれ、下端が前記エラス
    トマコネクタと当接して該エラストマコネクタの弾性に
    より上端が前記装填穴内の半導体素子の電極と接触可能
    な導電性の針状部材を摺動自在に挿通したことを特徴と
    する半導体素子検査用ソケット。
  2. 【請求項2】 素子本体の底面に電極を有する半導体素
    子の検査に用いられ、前記電極を回路基板の電極端子に
    導通する半導体素子検査用ソケットであって、 前記半導体素子の素子本体を位置決めして着脱自在に装
    着可能な装填凹部および該装填凹部の底面に開口する複
    数の挿通孔が貫通形成されたソケット本体を前記回路基
    板に位置決めして取り付け、前記挿通孔にそれぞれ一端
    が前記装填凹部内の半導体素子の電極と当接する針状部
    材を摺動自在に挿通するとともに、 絶縁性のゴム製弾性材料からなるエラストマシートに複
    数の導電性線状体を厚み方向に斜めに貫通させてエラス
    トマコネクタを構成し、該エラストマコネクタを前記ソ
    ケット本体と前記回路基板との間に前記針状部材の他端
    と接触可能かつ前記回路基板の電極端子と接触させて介
    設したことを特徴とする半導体素子検査用ソケット。
  3. 【請求項3】 前記針状部材の上端に鋭利な皮膜破壊部
    を形成した請求項1または請求項2に記載の半導体素子
    検査用ソケット。
  4. 【請求項4】 前記エラストマコネクタは、前記エラス
    トマシートが硬度20°H〜60°Hの絶縁性エラスト
    マシート、前記導電性線状体が10-1Ω・cm以下の体
    積抵抗率を有する直径20μm〜90μmの金属細線で
    あって、該金属細線を前記エラストマシート中に10μ
    m〜125μmの間隔、かつ、両端が前記エラストマシ
    ートの平面方向にその厚みの1/5〜1/2のオフセッ
    ト量を生ずる傾斜で貫通配置してなる請求項1、請求項
    2または請求項3に記載の半導体素子検査用ソケット。
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