JPH09330565A - ディジタル磁気記録再生装置 - Google Patents

ディジタル磁気記録再生装置

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JPH09330565A
JPH09330565A JP14891696A JP14891696A JPH09330565A JP H09330565 A JPH09330565 A JP H09330565A JP 14891696 A JP14891696 A JP 14891696A JP 14891696 A JP14891696 A JP 14891696A JP H09330565 A JPH09330565 A JP H09330565A
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signal
output
linear distortion
recording
maximum likelihood
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JP14891696A
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Naoya Kobayashi
直哉 小林
Masuo Umemoto
益雄 梅本
Hideki Sawaguchi
秀樹 澤口
Naoki Sato
直喜 佐藤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】非線形歪及びレベル変動(TA)に起因する再
生特性の劣化を補償し、かつ大きなレベル変動にも安定
に動作するディジタル磁気記録再生装置を提供する。 【解決手段】再生信号と理想等化出力との誤差信号を生
き残りパスによって分類し、これを平均化する手段と、
それにより得られた信号を補正し、非線形歪を考慮した
メトリック演算のための基準信号と、レベル変動成分と
をそれぞれ出力する手段から構成される非線形歪・TA
補償手段を設け、前記非線形歪・TA補償手段により抽
出されたレベル変動成分の期待値をD/A変換する手段
とD/A変換によるアナログのレベル変動成分期待値
を、再生側A/D変換手段の入力側で、再生ヘッド出力
のプリアンプ、LPF通過後の信号から差し引く手段を
設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高密度記録に適す
る磁気ディスク装置等のディジタル磁気記録再生装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置等の高密度記録を実現
する方式として近年、PR4ML(Partial Response cl
ass 4 Maximum Likelihood)に基づく信号処理技術の適
用が盛んに検討されており、LSIとして実用化される
ようになった。PR4ML方式は周知のようにPR4等
化されたチャネルにおいて生じる既知の符号間干渉を利
用し、その相関関係より2状態ビタビ復号による最尤復
号を行うものである。
【0003】最近では、PR4MLよりも更に高密度記
録が可能な次世代ディジタル磁気記録信号処理方式とし
て、EPR4(Extended Partial Response Class
4),EEPR4(Extended EPR4)等の各種PR等化方
式が注目され、LSI試作による実用化への検討が行わ
れている。これらのPRチャネルは、PR4チャネルと
比べて信号間の最小ユークリッド距離が大きくなるため
に、最尤復号に際して等化信号系列の雑音に対する余裕
度が高くなり、復号誤り率特性が改善される。その半
面、PR4MLよりもチャネル状態数が増え(EPR4
で8,EEPR4で16)、復号の処理が複雑になる
が、最近の急速なLSIプロセス技術の進歩により、こ
の程度の複雑さはさほど問題とはならなくなってきてい
る。
【0004】EPR4,EEPR4等化による信号の多
値化(EPR4で5,EEPR4で7)に伴い、等化波
形に存在する上下非対称性などの非線形歪が無視できな
い問題となってくる。また、TA(Thermal Asperity:
サーマルアスペリティ)による低周波のレベル変動は、
これら多値PR等化特性に深刻な影響を及ぼす。波形の
上下非対称性は、磁気記録再生装置において、再生ヘッ
ドに磁気抵抗効果を利用したMR(Magneto Resistiv
e)ヘッドを用いる際に生じる。
【0005】図10に上下非対称性発生の概念を示す。
MR再生ヘッドでは、磁界の変化を電圧変動に変換す
る。理想的には、この変換特性は線形に行われるべきで
あるが、実際のMR再生ヘッドでは、図10に示すよう
に、磁界の変化に対して非直線的な変換を行うため、再
生波形に非線形歪を生じ、+側とー側とで異なる振幅
(それぞれAu,Ad)になる。このような信号に線形
なPR等化を行っても、非線形成分は等化されず、符号
間干渉として残ることになる。この符号間干渉は、高密
度記録になるほど大きくなり、再生特性を著しく劣化さ
せる。
【0006】一方、TAは、磁気ヘッドとディスク間の
狭スペーシングにより、ディスクの微小突起部分で磁気
ヘッドが接触し、信号レベルが図5のように変動する現
象である。TAの大きさは、信号振幅と同程度に達する
ことがあり、A/D(Analogue to Digital)変換器入力
レンジの飽和や信号の識別誤り等、再生特性に致命的な
影響を与える可能性がある。
【0007】ディジタル磁気記録再生装置において、再
生信号中のこうしたレベル変動や非線形歪による特性劣
化をともに補償する技術は、あまり検討されていない。
一方、光ディスクを用いたディジタル記録再生装置で
は、再生信号のレベル変動に対する特性劣化を補償する
従来技術として、文献“相変化光ディスクに適したPRML
信号処理方式の検討”,1995年電子情報通信学会エ
レクトロニクスソサイエティ大会,C−348に記述さ
れている方式がある。
【0008】相変化光ディスク記録再生装置では、記録
用レーザ及び再生用レーザから照射されるレーザビーム
のデフォーカスやディスクの反射率変動,レーザパワー
の揺らぎ等により、再生信号のレベルが時間的に低周波
変動する。このレベル変動による再生特性の劣化を防止
するために、レベル変動検出回路を設けている。その原
理は、最尤復号後の生き残りパスから実際の記録再生系
の応答期待値を求め、この期待値を最尤復号に用いるこ
とで、前記期待値と実際の再生信号の検出値との差を小
さくするものである。
【0009】図2に、従来方式によるレベル変動検出回
路付きの相変化光ディスク記録再生装置の構成を示す。
【0010】書き込みデータは(1,7)RLL記録符
号部21で記録符号化され、プリコーダ22でNRZI
(Non Return to Zero Inverted)にプリコードされる。
上記プリコード出力は記録用レーザ23により、相変化
光ディスク24に記録される。すなわち、プリコード出
力レベル(0または1)に応じてレーザ光のパワーを変
調させることで相変化を形成し、記録ピットとして媒体
上にデータを書き込む。
【0011】一方、再生側では、再生用レーザ24に
て、書き込まれたピットにレーザ光を照射し、その反射
強度でデータの判別を行う。すなわち、レーザ光の反射
強度を電気的な信号に変換する。変換された出力はプリ
アンプ26で適当な振幅に増幅され、LPF(Low Pass
Filter)27で不要な雑音成分が除去された後、A/D
変換器28でアナログ信号からディジタル信号に変換さ
れる。ディジタル変換された信号は、タイミング制御
(ここでは表示していない)等により、PR等化に適し
たタイミングでサンプル値が得られるように制御され
る。以後の説明では、タイミング制御は最適になされて
いるものとする。
【0012】前記ディジタル信号は、サンプル間隔T毎
のサンプル値系列として光チャネルPR(1,2,1)
等化部29に入力され、よく知られたトランスバーサル
型のディジタルフィルタで所望のインパルス応答が得ら
れるように信号処理が行われる。ここでは、インパルス
応答として図6に示すようなPR(1,2,1)に等化
される。ここで、PR(1,2,1)とは、PR等化出
力としてのインパルス応答系列が、サンプル間隔T毎に
信号振幅として…0,1,2,1,0,…となるような
等化チャネルを意味する。
【0013】PRチャネルの状態は00,01,10,
11の4通りであり、PR(1,2,1)等化出力は
0,1,3,4の4値を取る(チャネル構造の詳細につ
いては後で図6を用いて説明する)。等化出力ykは最
尤復号部30に入力され、ビタビ復号がなされ、復号結
果は記録復号部32で読出しデータに変換,出力され
る。
【0014】ここで、最尤復号部30では、レベル変動
検出回路31を設けており、最尤復号と連動させてい
る。すなわち、レベル変動検出回路31では、最尤復号
部30より最尤復号後の時刻(k−L)における生き残
りパスP(k−L)及びこれに対応する再生信号y(k−
L)を入力し、これらを用いて後に具体的に述べる手法
により実際の記録再生系の同時刻における応答期待値y
1′(k−L)〜y6′(k−L)を求め、この応答期待
値を最尤復号部30に出力する。ここで、Lは最尤復号
部30において、トレースバック処理によって生じるパ
スメモリ長分の遅延時間であり、前記再生信号y(k−
L)は前記遅延時間を有する遅延回路33を介すること
で得られる。最尤復号部30はこれらの期待値y1′
(k−L)〜y6′(k−L)を最尤復号に用いることで、
前記期待値と実際の再生信号の検出値との差を小さく
し、相関のないガウス雑音のみに対して最尤復号を行え
るようにしている。
【0015】図3にレベル変動検出回路31の詳細な構
成を示す。図において、生き残りパスP(k−L)と、こ
れに対応した再生信号(実際の等化出力)y(k−L)が
最尤復号部30より入力されると、上記再生信号y(k
−L)は、セレクタ回路311において上記生き残りパ
スP(k−L)により6つの出力y1(k−L)〜y6(k
−L)に分類され、それぞれメモリ回路312内シフト
レジスタ312a〜312fに入力される。
【0016】再生信号は、図4のトレリス線図に示すよ
うに、6本のパス(図中パス1〜パス6と表示)に応じ
た6つの値y1(k−L)〜y6(k−L)(各々の理想値
は0,1,1,3,3,4)のそれぞれに対応するよう
分類される。図4において、S0〜S3はチャネルの状
態を表し、それぞれ00,01,10,11に対応す
る。チャネルの入力値(0または1)によってPR等化
出力の理想値は図に示すように4値(0,1,3,4)
のいずれかを取る。ここでは(1,7)RLL符号を記
録符号に用いているので、状態S1及びS2からの遷移
パスは1本ずつとなっている。よって、図4のトレリス
線図では、遷移パスの総数は6本である。
【0017】例えば、最尤復号(トレースバック)後の
生き残りパスP(k−L)がパス3(図4において太線で
表示)の場合、これに対応する再生信号はy3(k−L)
として、セレクタ回路311によりシフトレジスタ31
2cに入力される。
【0018】このようにして、各パスに対応した再生信
号の値が逐次分類され、各々のシフトレジスタに入力さ
れる。上記シフトレジスタの各遅延素子に記憶されてい
る時刻(k−L)以前の全ての再生信号は、代表値演算
回路313に入力され、そこで期待値が算出される。
【0019】すなわち、代表値演算回路313aではメ
モリ回路312aに記憶されている全再生信号の加算平
均を取ることによって時刻(k−L)における再生信号の
期待値y1′(k−L)を算出し、代表値演算回路313
bではメモリ回路312bに記憶されている全再生信号
の加算平均を取ることによって時刻(k−L)における
再生信号の期待値y2′(k−L)を算出し、以下同様
にして期待値y6′(k−L)までが並列に演算される。
【0020】上記代表値演算回路313で再生信号系列
の期待値を求めることにより、信号に含まれている相関
のない雑音成分は平均化されて0となり、再生信号の理
想値と相関のあるレベル変動成分のみが平均値として残
る。よって、これら平均値y1′(k−L)〜y6′(k
−L)が、図4に示すトレリス線図のパス1〜パス6に
対応した、レベル変動成分のある再生信号の推定値とな
る。
【0021】最尤復号部30では上記PR等化部の出力
yk及び応答期待値y1′(k−L)〜y6′(k−L)を
入力し、復号処理を行う。具体的には、PR等化部の出
力信号から、上記応答期待値y1′(k−L)〜y6′
(k−L)に対するブランチメトリックを計算し、これに
基づいて最も確からしい信号系列推定を行う。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術によるデ
ィジタル相変化光ディスク記録再生装置により、レベル
変動による特性劣化を補償することができる。ところが
この技術をディジタル磁気記録再生装置にそのまま適用
することは困難である。
【0023】ディジタル磁気記録再生装置におけるレベ
ル変動は、TAに起因しており、相変化光ディスク記録
再生装置における場合とは性質が異なる。光ディスクの
場合は、レーザ光ヘッドとディスクとが非接触であり、
補償すべきレベル変動は比較的小さい。一方TAは、磁
気ヘッドとディスクの微小突起部分で磁気ヘッドが接触
し、信号レベルが変動する現象であり、その大きさは信
号振幅と同程度に達することがある。従って、ディジタ
ル磁気記録再生装置ではレベル変動の補償に対する要求
仕様が光ディスク装置よりも厳しく、より大きな変動を
補償する必要がある。ところが従来技術では、再生信号
のレベルが大きく(識別判定を誤るほど)変動すると、再
生側のA/Dレンジが飽和してしまい、安定な再生処理
を行えなくなる。
【0024】また、ディジタル磁気記録再生装置には再
生波形に上下非対称性などの非線形歪が存在することが
ある。前述のように波形の上下非対称性は、磁気記録再
生装置において、再生ヘッドに磁気抵抗効果を利用した
MRヘッドを用いる際に生じ(図10)、+側とー側と
で異なる振幅になる。これは磁気記録再生装置に特有の
現象であり、レベル変動と併せて、非線形歪をも補償す
ることが必要である。
【0025】本発明は、従来技術の有する上記問題点に
鑑み、TAによるレベル変動及び波形の上下非対称性に
よる非線形歪に起因する復号誤り率特性の劣化をともに
補償し、かつ大きなレベル変動が生じた場合にも安定に
動作するディジタル磁気記録再生装置を提供する。
【0026】
【課題を解決するための手段】従来技術における上記問
題点を解決するために、本発明では、再生信号と理想等
化出力との誤差信号を生き残りパスによって分類し、こ
れをそれぞれ平均化する手段、及び前記手段により得ら
れた信号を補正し、非線形歪を考慮したメトリック演算
のための基準信号と、レベル変動成分とをそれぞれ出力
する手段から構成される非線形歪・TA補償手段を設け
る。また、前記非線形歪・レベル変動検出手段により得
られたレベル変動成分の期待値をD/A(Digital to An
alogue)変換する手段,前記D/Aによるアナログのレ
ベル変動成分期待値を、再生側A/D変換手段の入力側
で、再生ヘッド出力のプリアンプ,LPF(Low PassFi
lter)通過後の信号から差し引く手段を設ける。
【0027】本発明では、非線形歪・TA補償手段によ
り、再生信号と理想等化出力との誤差を生き残りパスに
よって分類し、これを平均化する手段、及び前記手段に
より得られた信号を補正し、非線形歪を考慮したメトリ
ック演算のための基準信号と、レベル変動成分とをそれ
ぞれ出力する。また、前記レベル変動成分をD/A変換
する手段,前記D/Aによるアナログのレベル変動成分
期待値を再生側A/D変換手段の前段で、再生ヘッド出
力のプリアンプ,LPF通過後の信号から差し引く手段
により、A/D変換器の入力側でレベル変動成分を除去
することができ、大きなレベル変動が生じてもレンジの
飽和を防止することが可能となる。最尤復号は前記基準
信号を用いて非線形歪を考慮したブランチメトリックを
計算し、最も確からしい系列推定処理を行うことができ
る。
【0028】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1実施例によ
るディジタル記録再生装置の全体構成である。図におい
て、ユーザの書き込みデータ(0,1)系列は記録符号
11により記録符号化される。記録符号11は、(1,
7)RLL符号,8−9変換符号などが適用できるが、
ここでは(1,7)RLL符号を例に説明する。
【0029】前記記録符号化された系列はプリコーダ1
2でNRZIにプリコードされる。プリコードされた系
列は、記録ヘッド13により磁気ディスク14上に記録
される。一方、再生側では磁気ディスク14に磁化の向
きとして記録されたデータを再生ヘッド15により再生
信号に変換し、プリアンプ16で増幅された後LPF1
7で不要雑音成分が取り除かれる。本実施例では、アナ
ログ加算器73,D/A変換器35を設け、これらによ
り、A/D変換器18の入力側でLPF17の出力信号
からレベル変動成分の期待値を消去する構成となってい
る。
【0030】すなわち、非線形歪・TA補償回路34よ
り出力されたレベル変動成分の期待値(ディジタル信
号)を、D/A変換器35でアナログ信号に変換し、前
記アナログ信号をLPF17の出力信号からアナログ加
算器73を用いて差し引くことで、A/D変換器18に
入力される信号のレベル変動をなくすようにしている。
【0031】このようにしてレベル変動のない(非線形
歪みは存在)A/D変換器入力信号は出力側でディジタ
ル信号に変換され、磁気チャネルPR等化部19で磁気
再生特性に整合した波形整形がなされ、再生信号y(k)
を得る。
【0032】ここで、磁気チャネルPR等化部19では
例えば、図11に示すトレリス線図で表わされるEPR
4チャネルに等化を行う。ここでS0,S1,S3,S
4,S6,S7はそれぞれ、EPR4チャネルの状態
(−−−),(−−+),(−++),(+−−),(+++),
(+++)を意味する。各遷移パスには、トレースバック
後の生き残りパスP(k−L)に対する再生信号y1(k
−L)〜y10(k−L)を、また、各状態にはチャネル
入力(+1またはー1、ここでは符号のみで表示)に対
するEPR4の理想等化出力値(2,1,0,ー1,ー
2)を遷移パスに対応して示してある。本実施例では、
記録符号として(1,7)RLL符号及びNRZIプリ
コーダを仮定しているため、チャネル入力の連続的な変
動(−+−,+−+)がない。よって、状態S2(−+
−)及びS5(+−+)への遷移がなく、実質的な状態
数は本来の8から6に縮退している。
【0033】前記再生信号y(k)には非線形成分とガウ
ス性の付加雑音が含まれている。最尤復号部30では、
磁気チャネルPR等化部19より出力された前記再生信
号ykと、非線形歪・TA補償回路34より出力された
期待値z1′(k−L)〜z4′(k−L)を入力し、これ
らを用いてビタビ復号を行い、復号結果を記録復号部3
2に出力する。同時に、最尤復号により得られた時刻
(k−L)における生き残りパスP(k−L)を非線形歪
・TA補償回路34に出力する。
【0034】一方、非線形歪・TA補償回路34は、パ
スメモリ長Lビット分の遅延時間を有する遅延回路33
を介して磁気チャネルPR等化部19より出力された再
生信号y(k−L)と、最尤復号部30より得られた前記
生き残りパスP(k−L)を入力し、期待値z1′(k−
L)〜z4′(k−L)を求め、最尤復号部30に出力す
る。最尤復号部30では、これらの期待値を用いてブラ
ンチメトリックを計算し、最尤復号を行う。本発明は、
レベル変動成分をA/D変換器18の入力側であらかじ
め除去している点が従来技術と異なっている。このた
め、大きなレベル変動が生じてもA/D変換器18のレ
ンジが飽和することがなく、常に安定して再生処理を行
うことが可能となる。また、レベル変動成分は殆ど除去
されているので、再生信号y(k)には主として非線形成
分とガウス性の付加雑音が含まれることになる。よっ
て、以下に述べるように、非線形歪を検出し、これを補
償することができる。
【0035】図7に本発明の第1実施例による非線形歪
・TA補償回路34の構成を示す。図において、非線形
歪・TA補償回路34は、パスメモリ長Lビット分の遅
延時間を有する遅延回路33を介して磁気チャネルPR
等化部19より出力された再生信号y(k−L)と、最尤
復号部30より得られた前記生き残りパスP(k−L)を
入力する。生き残りパスP(k−L)は理想等化出力発生
回路341に入力される。ここでは入力された前記生き
残りパスP(k−L)に対するPR等化理想出力値fを発
生する。
【0036】例えば、図11においてP(k−L)がy7
(k−L)に対応するパスの場合、理想等化出力発生回路
341はf=0を出力する。理想等化出力発生回路34
1は、ROMにより容易に実現できる。本実施例では、
図11より10本分の生き残りパスP(k−L)を4ビッ
トのアドレスとし、対応する理想等化出力値f(2,
1,0,−1,−2)をROMに書き込んでおけばよ
い。
【0037】前記理想等化出力は、次に加算器315に
より前記再生信号y(k−L)との差が取られる。これに
より、時刻(k−L)における再生信号の理想等化出力f
に対する誤差Δh(k−L)が求まる。前記誤差Δh(k
−L)はセレクタ回路342により、前記生き残りパス
P(k−L)に応じた理想等化出力毎の信号に分類され、
平均化回路343に入力される。
【0038】平均化回路343は複数個の平均化LPF
で構成されるが、本実施例では5個である。ここでは、
理想等化レベルが2,1,0,−1,−2に相当する誤
差成分をそれぞれ、平均化LPF1(343a),平均化
LPF2(343b),平均化LPF3(343c),平均
化LPF4(343d),平均化LPF5(343e)に入
力するように分類する。
【0039】例えば、図11においてP(k−L)がy
7(k−L)に対応するパスの場合、理想等化レベルは
0であるから、誤差成分Δh(k−L)は平均化LPF
3(343c)への信号としてセレクトされる。前記の
分類された誤差成分Δh(k−L)は、平均化回路34
3にて、対応する平均化LPFによりそれぞれ期待値が
算出される。平均化LPFは1次形のディジタルフィル
タにより容易に実現できる。前記期待値の内、平均化L
PF3(343c)の出力はレベル変動成分の期待値Δ
h′(k−L)と見なすことができる。実際、図10にお
いて、信号の振幅が小さい場合は上下非対称成分は無視
できるほど小さいことがわかる。よって、本実施例では
理想等化レベルが0の場合に対する非線形歪は十分小さ
く、TAによるレベル変動成分が支配的になる。
【0040】一方、非線形歪は平均化LPF1(343
a),平均化LPF2(343b),平均化LPF4(34
3d),平均化LPF5(343e)の各出力を用いて検
出する。この検出信号は、レベル変動成分が十分消去さ
れた状態では、非線形歪成分が支配的であり、これを用
いて理想等化出力レベルを補正し、ブランチメトリック
演算の基準値z1(k−L)〜z4(k−L)を求める。基
準値z1(k−L)〜z4(k−L)は、それぞれ理想等化
出力レベル2,1,−1,−2に平均化LPF1(34
3a),平均化LPF2(343b),平均化LPF4(3
43d),平均化LPF5(343e)の各検出信号を加
算する。
【0041】以上のようにして、レベル変動成分の期待
値Δh′(k−L)とブランチメトリック演算の基準値z
1(k−L)〜z4(k−L)が得られる。
【0042】前記のレベル変動成分期待値Δh′(k−
L)は、理想等化出力f=0に対する誤差の集合平均で
あり、平均化LPF2(314b)により相関のないガウ
ス性の雑音成分は平均化されて0となり、相関のあるレ
ベル変動成分のみが期待値として残る。前記Δh′(k
−L)は、図1のD/A変換器35に出力され、前記D
/A変換器35のアナログ出力信号として、アナログ加
算器73によりレベル変動成分がA/D変換器18の入
力側で消去される。
【0043】図8に本発明の第2実施例による非線形歪
・TA補償回路34の構成を示す。図において、非線形
歪・TA補償回路34は、パスメモリ長Lビット分の遅
延時間を有する遅延回路33を介して磁気チャネルPR
等化部19より出力された再生信号y(k−L)と、最尤
復号部30より得られた前記生き残りパスP(k−L)を
入力する。生き残りパスP(k−L)は理想等化出力発生
回路341に入力される。第1実施例と同様に、ここで
は入力された前記生き残りパスP(k−L)に対するPR
等化理想出力値fを発生する。
【0044】例えば、図11においてP(k−L)がy7
(k−L)に対応するパスの場合、理想等化出力発生回路
341はf=0を出力する。前記理想等化出力は、次に
加算器315により前記再生信号y(k−L)との差が取
られる。これにより、時刻(k−L)における再生信号
の理想等化出力fに対する誤差Δh(k−L)が求まる。
前記誤差Δh(k−L)は第1実施例と同様にセレクタ回
路342により、前記生き残りパスP(k−L)に応じた
理想等化出力毎の信号に分類され、平均化回路314に
入力される。
【0045】平均化回路314は複数個の平均化LPF
で構成されるが、本実施例では3個である。本実施例で
は、理想等化レベルが2に相当する誤差成分を平均化L
PF1(314a),理想等化レベルが0に相当する誤差
成分を平均化LPF2(314b),理想等化レベルが−
2に相当する誤差成分を平均化LPF3(314c)に入力す
るように分類する。
【0046】例えば、図11においてP(k−L)がy7
(k−L)に対応するパスの場合、理想等化レベルは0で
あるから、誤差成分Δh(k−L)は平均化LPF2(314
b)への信号としてセレクトされる。前記の分類された
誤差成分Δh(k−L)は、平均化回路314にて、対応
する平均化LPFによりそれぞれ期待値が算出される。
【0047】平均化LPFは1次形のディジタルフィル
タにより容易に実現できる。前記期待値の内、平均化L
PF2(314b)の出力はレベル変動成分の期待値Δ
h′(k−L)と見なすことができる。実際、図10にお
いて、信号の振幅が小さい場合は上下非対称成分は無視
できるほど小さいことがわかる。よって、本実施例では
理想等化レベルが0の場合に対する非線形歪は十分小さ
く、TAによるレベル変動成分が支配的になる。
【0048】一方、非線形歪は平均化LPF1(314
a)及び平均化LPF3(314c)の出力を用いて検出
する。この検出信号は、レベル変動成分が十分消去され
た状態では、非線形歪成分が支配的であり、これを用い
て理想等化出力レベルを補正し、ブランチメトリック演
算の基準値z1(k−L)〜z4(k−L)を求める。基準
値z1(k−L)及びz4(k−L)については、それぞれ
理想等化出力レベル2及び−2にLPF1(314a)及
び平均化LPF3(314c)の検出信号を加算する。基
準値z2(k−L)及びz3(k−L)については、それぞ
れ理想等化出力レベル1及び−1にLPF1(314a)
及び平均化LPF2(314c)の検出信号を0.5 倍し
たものを加算する。
【0049】理想等化出力が±1のレベルにおいても非
線形歪は存在するが、これは近似的に理想等化出力が±
2のレベルに存在する非線形歪の半分程度と考えてよ
い。よって、本実施例ではLPF1(314a)及び平均
化LPF3(314c)の検出信号を0.5 倍すること
で、理想等化出力が±1のレベルに存在する非線形歪を
補間演算している。この補間演算により、第1実施例に
比べて平均化LPFの個数を60%に削減することがで
きる。
【0050】以上のようにして、レベル変動成分の期待
値Δh′(k−L)とブランチメトリック演算の基準値z
1(k−L)〜z4(k−L)が得られる。
【0051】前記のレベル変動成分期待値Δh′(k−
L)は、理想等化出力f=0に対する誤差の集合平均で
あり、平均化LPF2(314b)により相関のないガウ
ス性の雑音成分は平均化されて0となり、相関のあるレ
ベル変動成分のみが期待値として残る。前記Δh′(k
−L)は、図1のD/A変換器35に出力され、前記D
/A変換器35のアナログ出力信号として、アナログ加
算器73によりレベル変動成分がA/D変換器18の入
力側で消去される。
【0052】図9に、本発明の第3実施例による非線形
歪・TA補償回路34の構成を示す。本実施例は、波形
の上下非対称性が無視できるほど小さい場合に適用可能
である。第1実施例と同様に、非線形歪・TA補償回路
34は、パスメモリ長Lビット分の遅延時間を有する遅
延回路33を介してPR等化出力29より出力された再
生信号y(k−L)と、最尤復号部30より得られた前
記生き残りパスP(k−L)を入力する。生き残りパスP
(k−L)は理想等化出力発生回路341に入力され、前
記生き残りパスP(k−L)に対するPR等化理想出力値
fを発生する。
【0053】前記理想等化出力fは、次に加算器315
により前記再生信号y(k−L)との差が取られる。これ
により、時刻(k−L)における再生信号の理想等化出力
fに対する誤差Δh(k−L)が求まる。前記誤差Δh
(k−L)は平均化LPF(314b)により、レベル変
動成分の期待値Δh′(k−L)として出力される。この
場合は非線形歪が無視できるほど小さいので、レベル変
動成分の期待値を算出するのに全理想等化出力に対する
誤差を平均してよい。
【0054】前記Δh′(k−L)は、図1のD/A変換
器35に出力され、前記D/A変換器35のアナログ出
力信号として、アナログ加算器73によりレベル変動成
分がA/D変換器18の入力側で消去される。
【0055】本実施例は、非線形歪が問題とならない場
合の構成であるので、ブランチメトリック演算の基準値
z1(k−L)〜z4(k−L)を求める回路は不要であ
り、最尤復号部30(図1)に出力する必要がない。よっ
て、最尤復号部30では理想等化出力レベル(ここでは
2,1,0,−1,−2)を基準としてブランチメトリ
ックを演算すればよい。
【0056】このように本実施例の非線形歪・TA補償
回路34は、非線形歪が無視できるほど小さい場合に有
効であり、実質的にはレベル変動成分のみを検出してこ
れを補償するものであるが、非常に簡易な構成で実現で
きる。
【0057】以上に述べた本発明の非線形歪・TA補償
回路34により、再生信号のレベル変動をA/Dの入力
側で消去し、大きなレベル変動に対しても安定した再生
処理を行うと同時に、最尤復号部は前記基準信号を用い
て非線形歪を考慮したブランチメトリックを計算し、最
も確からしい系列推定処理を行うことが可能となる。本
発明は、EPR4チャネル及び(1,7)RLLを例に述
べたが、EEPR4,PR(1,1,0,−1,−1)等
任意のPRチャネル及び任意の記録符号に適用可能であ
る。
【0058】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の非線形歪・
TA補償回路により、非線形歪を考慮したメトリック演
算のための基準信号と、レベル変動成分とをそれぞれ出
力し、前記レベル変動成分をA/D変換器の入力側で除
去することにより、レンジの飽和を防止することが可能
となる。最尤復号は前記基準信号を用いて非線形歪を考
慮したブランチメトリックを計算し、最も確からしい系
列推定処理を行うことができる。
【0059】非線形歪が無視できるほど小さい場合に
は、前記非線形歪・TA補償手段を、前記再生信号と理
想等化出力との全ての誤差信号を平均化し、これをレベ
ル変動成分として出力する手段で構成することにより、
非常に簡易な構成でレベル変動成分の期待値を前記A/
D変換器の入力側で除去することができる。
【0060】従って、本発明は非線形歪(波形の上下非
対称性)及びレベル変動(TA)に起因する再生特性の
劣化をともに補償でき、高信頼性のディジタル磁気記録
再生装置を提供できる。本発明は、任意のPRチャネル
及び記録符号に適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるディジタル記録再生装
置の全体構成を示すブロック図。
【図2】従来技術によるディジタル相変化光ディスク記
録再生装置の全体構成を示すブロック図。
【図3】従来技術におけるディジタル相変化光ディスク
記録再生装置のレベル変動検出回路の構成図。
【図4】PR(1,2,1)チャネルのトレリス線図。
【図5】TAによる等化信号のレベル変動を示す概念
図。
【図6】PR(1,2,1)チャネルのインパルス応答を
示す図。
【図7】本発明の第1実施例におけるディジタル記録再
生装置の非線形歪・TA補償回路の構成図。
【図8】本発明の第2実施例におけるディジタル記録再
生装置の非線形歪・TA補償回路の構成図。
【図9】本発明の第3実施例におけるディジタル記録再
生装置の非線形歪・TA補償回路の構成図。
【図10】MRヘッドにおいて波形の上下非対称性が生
じる原理を示す説明図。
【図11】本発明の実施例におけるEPR4チャネルを
示すトレリス線図。
【符号の説明】
11,21…記録符号化部、12,22…プリコ−ダ、
13…記録ヘッド、14…磁気ディスク、15…再生ヘ
ッド、16,26…プリアンプ、17,27…LPF、
18,28…A/D変換器、19…磁気チャネルPR等
化器、29…光チャネルPR(1,2,1)等化器、30
…最尤復号器、31…レベル変動検出回路、32…記録
復号部、33…遅延回路、341…理想等化出力発生回
路、311,342…セレクタ回路、312…メモリ回
路、312a〜312f…シフトレジスタ回路、31
3,313a〜313f…代表値演算回路、314,3
43…平均化回路、314a〜314c,343a〜3
43e…平均化LPF、315…加算器、316…乗算
器、35…D/A変換器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 直喜 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力ディジタル信号を記録符号化する手段
    と、前記符号をプリコードする手段と、前記プリコード
    出力信号を記録媒体に記録し、記録した信号を再生する
    記録再生手段と、前記記録再生手段からのアナログ信号
    を増幅する手段と、前記増幅手段の出力信号の不要雑音
    を除去する手段と、前記不要雑音が除去されたアナログ
    信号をディジタル信号に変換するA/D変換手段と、前
    記ディジタル信号をパーシャルレスポンス応答波形に等
    化するPR等化手段と、前記PR等化手段により得られ
    た再生信号を用いて最尤復号を行う手段と、前記最尤復
    号手段により得られた結果を記録復号化してもとのデー
    タを復元する手段とで構成されるディジタル記録再生装
    置において、前記等化出力を一定時間遅延させる遅延手
    段と、非線形歪・TA補償手段を設け、前記非線形歪・
    TA補償手段より出力されたレベル変動成分の期待値を
    アナログ信号に変換するD/A変換手段と、前記アナロ
    グ信号を、前記A/D変換手段の入力側で、前記不要雑
    音の除去されたアナログ信号から差し引く手段を設け、
    また一方において前記非線形歪・TA補償手段より非線
    形歪成分の期待値を含んだ再生信号を前記最尤復号手段
    に出力し、前記最尤復号手段はこれを基準信号としてメ
    トリック演算を行うことを特徴とするディジタル磁気記
    録再生装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載された非線形歪・TA補償
    手段において、前記最尤復号手段より得られた生き残り
    パス情報及びこれに対応する、前記遅延手段により一定
    時間遅延された再生信号を入力し、前記生き残りパス情
    報と再生信号を用いて、理想等化出力を求める手段,前
    記再生信号と理想等化出力との誤差を求め、これを前記
    生き残りパスによって分類する手段,前記の分類された
    信号をそれぞれ平均化する手段,前記平均化手段により
    得られた信号を用いて、非線形歪を考慮したメトリック
    演算のための基準信号と、レベル変動成分とをそれぞれ
    出力する手段とで構成したことを特徴とする非線形歪・
    TA補償回路、及びこれを用いたディジタル磁気記録再
    生装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載された非線形歪・TA補償
    手段において、前記平均化手段により得られた信号の各
    出力にそれぞれ対応する前記理想等化出力を加算するこ
    とでメトリック演算のための基準信号を得るようにした
    ことを特徴とする非線形歪・TA補償回路、及びこれを
    用いたディジタル磁気記録再生装置。
  4. 【請求項4】請求項2に記載された非線形歪・TA補償
    手段において、前記理想等化出力の最大レベルに相当す
    る信号の平均化出力に適当な重み付け係数を乗じること
    で、前記理想等化出力の中間レベルに含まれる非線形歪
    の平均的な大きさを補間演算する手段を設け、それぞれ
    対応する前記理想等化出力を加算することでメトリック
    演算のための基準信号を得るようにしたことを特徴とす
    る非線形歪・TA補償回路、及びこれを用いたディジタ
    ル磁気記録再生装置。
  5. 【請求項5】請求項2において、前記再生信号と理想等
    化出力との誤差信号を平均化し、これをレベル変動成分
    として出力する手段のみで構成したことを特徴とする非
    線形歪・TA補償回路、及びこれを用いたディジタル磁
    気記録再生装置。
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