JPH09330136A - 直流安定化電源回路 - Google Patents

直流安定化電源回路

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JPH09330136A
JPH09330136A JP8152605A JP15260596A JPH09330136A JP H09330136 A JPH09330136 A JP H09330136A JP 8152605 A JP8152605 A JP 8152605A JP 15260596 A JP15260596 A JP 15260596A JP H09330136 A JPH09330136 A JP H09330136A
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heat
power supply
capacitor
generating component
supply circuit
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JP8152605A
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Hidetoshi Yano
秀俊 矢野
Mitsuo Saeki
充雄 佐伯
Koichi Matsuda
浩一 松田
Hidekiyo Ozawa
秀清 小澤
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、直流安定化電源回路に関し、該直流
安定化電源回路内の素子障害時の発煙・発火を防止す
る。 【解決手段】直流安定化電源回路内の、例えば、コンデ
ンサ、ショットキバリアダイオード、スイッチングトラ
ンジスタ等の発熱部品に内蔵した温度ヒューズの遮断、
又はサーミスタ等の自己変化分を検出して、該直流安定
化電源回路への入力を遮断するか、該直流安定化電源回
路の制御線(CTL) を切断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直流安定化電源回
路に係り、特に、直流安定化電源回路(以下、単に、D
C−DC部と言うことがある)における、発熱部品の障
害時の発煙・発火の防止に関する。
【0002】
【従来の技術】図8、図9は、従来の直流安定化電源回
路を説明する図であり、図8は、通常のステップダウン
型の降圧回路の例を示し、図9は、同期整流型の降圧回
路の例を示している。
【0003】該直流安定化電源回路は図8、図9に示さ
れている如くに、入力された直流電圧を、二重線で囲ん
だDC−DC部における制御部 1で、メインのスイッチ
ングトランジスタ(SW-TR) 2 を制御し、所定のパルス幅
を持つパルス信号に変換し、ショットキバリアダイオー
ド(SBD) 3 と、インダクタンス(L) 4 と、コンデンサ
(C1) 5 からなる整流回路で整流して、所定の定電圧を
出力する。
【0004】このとき、ショットキバリアダイオード(S
BD) 3 は、出力負荷に対する所望の電流を供給するよう
に作用する。又、図9の同期整流型の場合は、上記ショ
ットキバリアダイオード(SBD) 3 に並列にスイッチング
トランジスタ(SW-TR) 6 を接続して、該ショットキバリ
アダイオード(SBD) 3 の直流抵抗成分による電圧降下を
改善する手段を備えているもので、原理的には、図8に
示したステップダウン型の直流安定化電源回路と同じ動
作をして、所定の定電圧を出力する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】該DC−DC部の発振
周波数が高くなるに従って、制御部の位相誤差を少なく
する為には、出力側の平滑コンデンサ(C1) 5の等価直列
抵抗(以下ESRと言うことがある)の小さいものが要
求される。
【0006】又、装置稼働電力の増加に伴いDC−DC
部の負荷電流が増加してくる為、上記コンデンサ(C1) 5
へのリップル(又はリプル)電流が増加してくる。該コ
ンデンサ(C1) 5の使用数を押さえる為、上記のESRの
小さいコンデンサを選択する。DC−DC部の入力コン
デンサ(C0) 7としても、メイン供給ラインのインピーダ
ンスを下げる為、上記ESRの小さいコンデンサを選択
することが多い。
【0007】ここで、ESRの小さいコンデンサとして
有機半導体コンデンサ等(タンタルコンデンサ含)があ
るが、その類は過電圧に非常に弱く、過電圧での故障が
問題となる。又、その故障モードがショートモードであ
る為に発煙発火の原因となる。
【0008】従って、有機半導体コンデンサ類を使用し
たDC−DC部では、過電圧等の不慮の事故によって、
コンデンサ等が短絡等の事故を起こした場合に、短絡電
流による発熱を防止する為に、コンデンサに直列にヒュ
ーズ等を入れ、このヒューズを溶断させることにより強
制的に回路から切り離す手段を用いている例がある。
【0009】しかし、DC−DC部に有機半導体コンデ
ンサ等を用いる本来の目的は、上記のインピーダンスを
下げること、制御部の位相誤差を少なくすること、部品
数の削減が目的であるのに対し、ヒューズ等を直列に挿
入することはESRを増加させることとなり本来の主旨
に反する結果となる。
【0010】ノートパソコン等の携帯型電子機器におい
ては、装置の小型化が進んでおり、部品類の小型化が近
年盛んになっている。特に部品の個別性能を向上させる
ことにより小型部品を作成することが多くなっている。
その部品の中でDC−DC部のメインのスイッチングト
ランジスタ(SW-TR) 2, ショットキーバリアダイオード
(SBD) 3 などは、顕著に小型化の成果を挙げており、従
来の形状の半分以下になっているものが多い。
【0011】しかし、これらの個別部品も同様に素子が
半導体素子であることから、故障モードとしてショート
モードの可能性が高い為、コンデンサと同じ様に発煙・
発火の原因となる。
【0012】DC−DC部内の発熱部品に設けた温度セ
ンサーを使用する技術の例として、特開平6−1415
35号公報「DC/DCコンバータ」が知られている
が、該特開平6−141535号公報「DC/DCコン
バータ」に開示されている技術では、温度センサの出力
によって、出力側(負荷側)を所定のシーケンスで、停
止することで、例えば、保持用メモリを対象にした、電
圧を保持したい出力電圧については、優先順位の設定に
よって出力を保持するものであり、出力側の障害状態に
よっては、上記DC−DC部内の、過電圧に弱い上記有
機半導体コンデンサ類の温度上昇を抑止することができ
ず、該DC−DC部を破壊してしまうという問題を含む
ものである。
【0013】本発明は上記従来の欠点に鑑み、負荷側
の、例えば、上記保持用メモリに対するデータ保持より
は、該DC−DC部の破壊を抑止することを優先条件で
あるとして、温度ヒューズを発熱部品と直列に挿入する
のではなく、該発熱部品に内蔵した温度ヒューズ(又は
温度依存により特性の変化が著しいサーミスタ等)を直
列に接続せずに接点信号として取り出すことにより、こ
の温度ヒューズ等の溶断、又は変化分を検知してDC−
DC部を強制的に“オフ”させる手段を提供すること
で、該発熱素子の障害時の発煙・発火を防止するもの
で、具体的には、該直流安定化電源回路に於いて、回路
内の発熱部品の異常時に、ある種の保護回路を用いるこ
とにより、その発熱部品の発煙・発火を防止する電源保
護回路手段を備えた直流安定化電圧回路を提供すること
を目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】図1〜図7は、本発明の
一実施例を示した図であり、図1、図2は、DC−DC
部内の発熱部品の発熱を直列接続された温度センサーで
検出して入力電源を遮断する場合を示し、図3、図4、
図5は、DC−DC部内の発熱部品の発熱を並列接続さ
れた温度センサーで検出して入力電源を遮断する場合を
示し、図6は、DC−DC部内の素子の発熱部品を直列
接続、又は並列接続された温度センサーで検出して、D
C−DC部の制御線(CTL) を制御して、該DC−DC部
の動作を停止させる場合を示し、図7は、該発熱部品と
温度センサーとを一体化して、該温度センサーの出力端
子を制御端子として構成した例を示している。上記の問
題点は下記の如くに構成された直流安定化回路によって
解決される。
【0015】(1) 直流安定化電源回路内の発熱部品個々
に温度センサーを設けて、何れかの該温度センサーから
の異常温度信号を検出したとき、該直流安定化電源回路
への入力を遮断する手段、又は該直流安定化電源回路の
制御線を切断する手段を備えるように構成する。
【0016】(2) 上記(1) 項において、直流安定化電源
回路内の温度センサーは、発熱部品個々に対して、直列
接続或いは並列接続されるように構成する。 (3) 上記(1),(2) 項に記載の直流安定化電源回路内の各
発熱部品は、該発熱部品に設けられた温度センサーの出
力信号を出力する制御端子を備えたもので構成する。
【0017】即ち、具体的には、 1)コンデンサ(C0) 7,(C1) 5 の温度ヒューズの遮断、又
はサーミスタ等の自己変化分を検出して、DC−DC部
への入力(Vin)を遮断する。 2)ショットキバリアダイオード(SBD) 3 の温度ヒューズ
の遮断、又はサーミスタ等の自己変化分を検出して、D
C−DC部への入力(Vin)を遮断する。 3)スイッチングトランジスタ(SW-TR) 2,6 の温度ヒュー
ズの遮断、又はサーミスタ等の自己変化分を検出してD
C−DC部への入力(Vin)を遮断する。 4)コンデンサ(C0) 7,(C1) 5 の温度ヒューズの遮断、又
はサーミスタ等の自己変化分を検出して、DC−DC部
を停止{制御線(CTL) を"L" とする}させる。 5)ショットキバリアダイオード(SBD) 3 の温度ヒューズ
の遮断、又はサーミスタ等の自己変化分を検出して、D
C−DC部を停止させる。 6)スイッチングトランジスタ(SW-TR) 2,6 の温度ヒュー
ズの遮断、又はサーミスタ等の自己変化分を検出して、
DC−DC部を停止させる。 7)コンデンサ等の温度ヒューズ等の全てを直列接続、又
は並列接続して、任意の温度ヒューズの遮断を検出でき
るようにし、該温度ヒューズでの遮断を検出してDC−
DC部への入力(Vin)を遮断する。又は、DC−D
C部を停止させるようにする。 8)コンデンサ(C0) 7,(C1) 5 に内蔵した温度ヒューズ、
又はサーミスタ等を、該発熱素子と直列に接続せずに、
制御信号端子として制御端子をもうけた構造とする。 9)ショットキバリアダイオード(SBD) 3 に内蔵した温度
ヒューズ、又はサーミスタ等を、該発熱素子と直列に接
続せずに、制御信号端子として制御端子をもうけた構造
とする。 10) スイッチングトランジスタ(SW-TR) 2,6 に内蔵した
温度ヒューズ、又はサーミスタ等を、該発熱素子と直列
に接続せずに、制御信号端子として制御端子をもうけた
構造とする。
【0018】このような構成とすることにより、DC−
DC部内の発熱部品の障害時の発煙・発火の防止し、該
DC−DC部の破壊を防止することで、該直流安定化電
源回路によって電源を供給されている電子機器の信頼度
を向上させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図面によっ
て詳述する。前述の図1〜図7が、本発明の一実施例を
示した図である。
【0020】本発明においては、直流安定化電源回路内
の、発熱部品に温度センサーを設けて、該温度センサー
からの異常温度信号を検出したとき、該直流安定化電源
回路への入力を遮断する手段、又は、該直流安定化電源
回路(DC−DC部)の動作を抑止する手段が、本実施
の形態に必要な手段である。尚、全図を通して同じ符号
は同じ対象物を示している。
【0021】以下、図8,図9を参照しながら、図1〜
図7を用いて、本発明の直流安定化電源回路の構成と動
作を説明する。ノートパソコン等の携帯型電子機器に於
いては、装置用の電源として電池が搭載されているが、
一般的に電池の電圧は放電が進むに従って低下していく
為、電子機器内部で使用する電圧を一定に保つために、
図8、図9に示されているように、DC−DC部により
電池出力の定電圧化を行っている。
【0022】一方、携帯型の電子機器に於いては電池を
電源として動作するため、電池での装置稼働時間は重要
な要素である。装置の稼働時間を延ばすために機器自身
の消費電力を減らすことは勿論のこと、DC−DC部に
よる変換効率が重要な要素である。DC−DC部の効率
は、そのまま電池の電力を浪費することになるからであ
る。
【0023】該DC−DC部の効率を向上させる手段と
しては、前述のように、同期整流方式のDC−DC部が
主流であり、図7に示した従来型のDC−DC部(ステ
ップダウン型)に比較して、約10%程度の変換効率の
向上が見込める。又、変換効率を向上させる手段とし
て、コンデンサ(C0) 7,(C1) 5 性能も問題となる。特に
DC−DC部の効率向上と、小面積化の為に、DC−D
C部の発振周波数も高くなっており、DC−DC制御の
位相誤差を少なくする為には、出力側の平滑コンデンサ
(C1) 5のESRとして小さいものが要求される。
【0024】該ESRの小さいコンデンサとして、前述
のように、有機半導体コンデンサ等があるが、有機半導
体コンデンサは過電圧による破壊に弱く、発煙発火の原
因となる。従って、有機半導体コンデンサを使用したD
C−DC部では過電圧保護回路を考慮すべきである。
【0025】降圧型のDC−DC部において、過電圧が
発生する原因は、DC−DC部の出力電圧を検出するフ
ィードバック系回路がオープン状態となり制御が不能と
なった場合と、出力電圧がレギュレーションを行ってい
るメインのスイッチングトランジスタ(SW-TR) 2 の短絡
故障が発生した場合の2通りが考えられる。フィードバ
ック系回路がオープン状態になることにより過電圧が発
生した場合は、別の回路により電圧を監視して過電圧状
態が発生したことを検出して、DC−DC部を緊急停止
させることにより保護が可能となる。
【0026】一方、メインのスイッチングトランジスタ
(SW-TR) 2 の故障により短絡が発生した過電圧状態は、
該DC−DC部の緊急停止は意味をなさない。一般的に
は、DC−DC部の入力部にヒューズを設け、過電圧の
発生を検出した時、DC−DC部の負荷短絡を強制的に
発生させることで、DC−DC部の入力ヒューズを溶断
させる手段が用いられる。
【0027】本発明は、上記同期整流方式の降圧型DC
−DC部、及び通常の降圧型DC−DC部において、過
電圧を防止する手段を提供するものである。以下、本発
明によるDC−DC部の保護手段について、具体的に説
明する。図1、図2は、本発明のDC−DC部の入力部
遮断手段の回路である。ここで、検知1,検知2,検知
3,検知4は、各々、コンデンサ(C0) 7, スイッチング
トランジスタ(SW-TR1) 2, ショットキバリアダイオード
(SBD1) 3, コンデンサ(C1)5の温度を検知している。
【0028】コンデンサ(C0) 7が過電圧等の不慮の事故
により故障した場合、DC−IN又は、電池から該コン
デンサ(C0) 7のGND側へ電力を供給しようとする。そ
の際、該コンデンサ(CO) 7は、かなりの発熱となり、そ
の発熱を検知1が察知する。検知1が発熱を察知した場
合、自らオープンモードの故障となる。この場合、電界
効果トランジスタQ1 (以下、Q1等と言う)のソース
電極(S)は、電位が不定となる。電界効果トランジス
タ(FET)は、ソース(S)〜ゲート(G)間の電位
差によりオン/オフをする。ソース(S)電位が不定で
ある為、Q1は“オン”できずに“オフ”となり、Q
2,Q3も“オフ”となる。よって、DC−DC部への
DC−INからの入力が遮断され、コンデンサ(C0) 7の
GNDへの電力供給が停止する為、コンデンサ(CO) 7は
発煙,発火が抑えられることになる。
【0029】又、電池から供給していた場合は、検知1
がオープン後、抵抗器R1のGND側が不定電圧となる
ので、Q4、Q5は“オフ”となりDC−DC部の入力
が遮断される。この事より、コンデンサ(CO) 7は発煙,
発火が抑えられることになる。
【0030】次に、スイッチングトランジスタ(SW-TR1)
2が不慮の事故により、ショートモードの故障が起きた
場合は、定電圧出力制御が保てなくなり、DC−DC部
の入力電圧がそのまま出力に現れることになる。その場
合、定電圧の負荷側の電圧がDC−DC部の入力電圧と
同電圧になる為、DC−DC部以外のシステム側が被害
を被ることとなる。システム側が破壊する為、該スイッ
チングトランジスタ(SW-TR1) 2には、DC−DC部の入
力側の供給可能電力が流れる。その際、該スイッチング
トランジスタ(SW-TR1) 2は、かなりの発熱となり、その
発熱を、検知2が察知する。検知2が発熱を察知した場
合は、前述の検知1の察知後の同様な動作の為、ここで
は省略する。
【0031】他も同様に、検知3はショットキバリアダ
イオード(SBD1) 3を検知し、検知4はコンデンサ(C1) 5
を検知する。各々のショート異常を検知した場合、検知
1、検知2と同様な動作をすることより、異常時の発煙
・発火が抑えられることになる。
【0032】図2は、同期整流方式の場合での本発明の
一実施例である。図1と異なるところは、上記とショッ
トキバリアダイオード(SBD1) 3に並列に、スイッチング
トランジスタ(SW-TR2) 6が設けられており、該スイッチ
ングトランジスタ(SW-TR2) 6に内蔵されている温度セン
サーによる検知3が備えられて、他の検知手段と従属接
続されていることである。従って、該スイッチングトラ
ンジスタ(SW-TR2) 6が不慮の事故により、発熱した場
合、検知3によって検知され、前述のQ1を“オフ”
し、結果として、DC−DC部の入力が遮断される。
【0033】図3、図4は、温度センサーとして、温度
依存素子を使用し、且つ、該温度依存素子を並列接続し
て、該DC−DC部の入力電源を遮断する場合を示して
いる。
【0034】図1、図2で説明した温度ヒューズと、温
度異常を検出する迄は同様な働きをするが、検出後は、
図4に示した検出部 (コンパレータ等を用いる)にて判
断し、幾つかの複数検出を一つの検出回路{この図では
OR回路(OR)と記入している}にて判断して、DC−D
C部の入力部にあるSW(この図では、例えば、Pチャ
ネルFET)を遮断する。
【0035】図4は、上記コンパレータによる温度依存
素子の異常検出回路の例を示しており、図4(a) は、該
温度依存素子が、温度上昇によりインピーダンスが上が
る場合を示し、図4(b) は、該温度依存素子が、温度上
昇によりインピーダンスが下がる場合を示している。何
れの場合も、温度上昇が発生すると、コンパレータの出
力が"L" になって、上記スイッチ(SW) 8を遮断する。
【0036】この検出方法により、検出された1ヶ所以
上の箇所に電力供給が途絶える為、異常時の発煙・発火
が抑えられることになる。図5は、同期整流方式の為、
検出部が1ヶ所増えているが、前述の図3の場合と動作
は同じである。
【0037】図6は、DC−DC部を停止させる場合で
ある。通常DC−DC部を動作させる場合、CTL(コ
ントロール端子)は、Hレベルであり、逆にDC−DC
部を停止させる為には、上記CTL端子はLレベルにす
る。
【0038】ここで、CTL=Hレベル時に過電圧等の
不慮の事故によりDC−DC内部の発熱部品が破壊した
場合、その破壊が起きそうな発熱部品に、前述の温度ヒ
ューズ、温度依存素子等の検知部を設け、異常→素子発
熱→検知部察知→DC−DC部のCTLライン切断→D
C−DC部を“オフ”にする動作となる。
【0039】図7は、図1〜図6で説明した各検知部
(温度ヒューズ、又は、サーミスタ等)と、発熱部品と
を一体化して、該検知部からの出力を取り出すための制
御端子を設けた構造としたものである。
【0040】このような検知部一体型発熱部品を、該D
C−DC部に導入することで、該検知部一体型発熱部品
の制御端子からの出力信号により、該DC−DC部の入
力電源を遮断するとか、該DC−DC部の制御端子(C
TL)を制御することで、該DC−DC部の破壊を防止
することが容易に実現できる。
【0041】このように、本発明の直流安定化回路は、
直流安定化電源回路内の、コンデンサ、ショットキバリ
アダイオード、スイッチングトランジスタ等の発熱部品
に内蔵した温度ヒューズの遮断、又はサーミスタ等の自
己変化分を検出して、該直流安定化電源回路への入力を
遮断するか、該直流安定化電源回路の制御線(CTL) を切
断するようにしたところに特徴がある。
【0042】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、直流安定化回路 (DC−DC部) 内の発熱部品
の障害時の発煙・発火の防止し、該DC−DC部の破壊
を防止することができ、該直流安定化電源回路によって
電源を供給されている電子機器の信頼度を向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示した図(その1)
【図2】本発明の一実施例を示した図(その2)
【図3】本発明の一実施例を示した図(その3)
【図4】本発明の一実施例を示した図(その4)
【図5】本発明の一実施例を示した図(その5)
【図6】本発明の一実施例を示した図(その6)
【図7】本発明の一実施例を示した図(その7)
【図8】従来の直流安定化電源回路を説明する図(その
1)
【図9】従来の直流安定化電源回路を説明する図(その
2)
【符号の説明】
1 制御部 2,6 スイッチングトランジスタ(SW-TR,SW-TR1,SW-T
R2) 3 ショットキバリアダイオード(SBD) 4 インダクタンス(L) 5 コンデンサ(C1) 7 コンデンサ(C0) 8 スイッチ(SW)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 浩一 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 小澤 秀清 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流安定化電源回路内の発熱部品個々に温
    度センサーを設けて、何れかの該温度センサーからの異
    常温度信号を検出したとき、該直流安定化電源回路への
    入力を遮断する手段、又は該直流安定化電源回路の制御
    線を切断する手段を備えたことを特徴とする直流安定化
    電源回路。
  2. 【請求項2】直流安定化電源回路内の温度センサーは、
    発熱部品個々に対して直列接続、或いは並列接続される
    ことを特徴とする請求項1の直流安定化電源回路。
  3. 【請求項3】請求項1,2に記載の直流安定化電源回路
    内の各発熱部品は、該発熱部品に設けられた温度センサ
    ーの出力信号を出力する制御端子を備えたもので構成さ
    れていることを特徴とする直流安定化電源回路。
JP8152605A 1996-06-13 1996-06-13 直流安定化電源回路 Withdrawn JPH09330136A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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