JPH09329949A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09329949A
JPH09329949A JP8174182A JP17418296A JPH09329949A JP H09329949 A JPH09329949 A JP H09329949A JP 8174182 A JP8174182 A JP 8174182A JP 17418296 A JP17418296 A JP 17418296A JP H09329949 A JPH09329949 A JP H09329949A
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JP
Japan
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linear velocity
toner
developing
photoconductor
photosensitive member
Prior art date
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Application number
JP8174182A
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English (en)
Inventor
Tomotoshi Nakahara
知利 中原
Junichi Murano
順一 村野
Ichiro Komuro
一郎 小室
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画素密度を変更する場合には、現像剤の撹拌
が充分に施されて、画像形成開始時のトナーの帯電量が
充分に行われて地肌汚れの発生を防止すると共に現像剤
の撹拌時間も短くして形成画像の高品質も長期間にわた
り維持出来る画像形成装置を提供することを目的にして
いる。 【解決手段】 感光体1の感光体線速度を切り換えて上
記感光体1の表面1aに形成される静電潜像の画素密度
を変更する感光体線速度切り換え手段2と、上記感光体
1の上記表面1aに形成される静電潜像をトナー3で顕
像化して現像する現像手段4と、上記現像手段4内の上
記トナー3を静電潜像の現像領域5に搬送する搬送手段
6と、上記感光体線速度切り換え手段2の変更する感光
体線速度に対応して回転駆動時間が変更される撹拌手段
7とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式を用
いた複写機、レーザビームプリンタ、ファクシミリ装置
あるいはそれらの複合機等の画像形成装置に関し、特
に、感光体線速度の切り換えにより画素密度を変更する
ことが可能であって、感光体上に形成される静電潜像を
撹拌したトナーで顕像化して画像を形成する画像形成装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式を用いた従来の電子写真複
写機等の画像形成装置においては、転写紙への画像形成
動作に伴って消費された現像装置内部の現像剤中のトナ
ーは、画像形成終了後、又は転写紙の通紙間隔の間に、
トナー補給装置より現像装置内に補給される。これは、
画像形成中にトナーを補給すると、補給されたトナーが
充分に帯電されないまま感光体上に付着して地肌汚れが
発生しやすくなるため、このような事態の発生を防止す
る為に、画像形成動作中を避けた時期に補給動作を行う
様にしている。ところで、回転する感光体の線速度の切
り換えにより感光体上の画像の画素密度を変更する機能
を備えた画像形成装置にあっては、現像過多となること
を防止するために、現像条件を画素密度の変更に応じて
変化させなければならない。このような配慮を施した従
来技術として、例えば、現像剤の撹拌手段の線速度を感
光体の画素密度の変更に関係なく一定にして、現像スリ
ーブの線速度を感光体の線速度に比例して変化させるよ
うにした技術が知られている(特開平7−13403号
の公報を参照)。画像形成終了時に補給されたトナーは
現像剤との撹拌が充分に施されない状態で現像剤中に存
在しているが、画素密度を変更する場合にも現像剤の撹
拌手段の線速度を感光体の画素密度の変更に関係なく一
定に保持し、且つ現像スリーブの線速度を感光体の線速
度に比例して変化させるとすれば、画像形成開始時に帯
電量が不充分なトナーが感光体上に付着し、高線速度時
に地肌汚れが発生するか、又は現像剤撹拌時間を長くす
る必要が生じて短時間での画像品質維持ができなくなる
と言う不具合が生じていた。更に、画素密度を高画素密
度化することによって感光体の線速度を遅くする際に、
現像スリーブ及び内部の撹拌部材の駆動速度も感光体の
線速度に比例して遅くする場合には、低線速度時におけ
る画像形成開始時の感光体の地肌汚れが発生すると言う
不具合も生じていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の画像形
成装置にあっては、画素密度を変更する為に感光体の線
速を変更する場合にあっても攪拌手段の線速は常に一定
であった為、画像形成終了時に補給されたトナーが現像
剤との撹拌が充分に施されない帯電不良の状態で現像剤
中に存在する事態が発生する。この状態で画素密度を変
更する場合には、画像形成開始時に帯電量が不充分なト
ナーが、感光体上に付着して地肌汚れが発生すると共に
現像剤の撹拌時間が長くなり、短い画像形成時間中に画
像品質を維持することが困難化すると言う問題があっ
た。そこで本発明の課題は、このような問題点を解決す
るものである。即ち、画像形成終了時にトナーが補給さ
れたとしても、画素密度を変更(高密度と低密度の間で
相互に)する場合には、現像剤の撹拌が充分に施された
状態となっており、画像形成開始時のトナーの帯電量を
充分に確保して地肌汚れの発生を防止すると共に、現像
剤の撹拌時間も短くして形成画像の高品質も長期間にわ
たり維持出来る画像形成装置を提供することを目的にし
ている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の本発明は、感光体線速度の切り換えによ
り感光体上の静電潜像の画素密度を変更すると共に、感
光体上に形成される静電潜像を現像手段内で撹拌したト
ナーによって顕像化して画像を形成する画像形成装置に
おいて、回転可能に支持されてその表面に静電潜像が形
成される感光体と、上記感光体の感光体線速度を切り換
えて上記感光体の表面に形成される静電潜像の画素密度
を変更する感光体線速度切り換え手段と、上記感光体の
表面に形成される静電潜像をトナーで顕像化して現像す
る現像手段と、上記現像手段内の上記トナーを静電潜像
の現像領域に搬送する搬送手段と、上記感光体線速度切
り換え手段が変更させる感光体線速度に対応して作動し
て上記現像手段内の上記トナーを撹拌する撹拌手段と、
からなり、該攪拌手段の駆動時間を、感光体線速度の変
更に応じて異ならせたことを特徴とする。請求項2の発
明は、請求項1記載の画像形成装置において、上記撹拌
手段は、上記感光体の線速度が低線速度である時の撹拌
時間よりも、高線速度である時の撹拌時間が長くなるよ
うに駆動開始タイミングを早く設定されていることを特
徴とする。請求項3の発明は、請求項1記載の画像形成
装置において、上記搬送手段と上記撹拌手段を、現像駆
動手段によって感光体線速度の増減に比例して回転駆動
するようにしたことを特徴とする。請求項4の本発明
は、請求項3記載の画像形成装置において、上記現像駆
動手段は、感光体が高線速度で駆動する時よりも、感光
体が低線速度で駆動する時に、搬送手段と上記撹拌手段
を長く回転駆動するようにしたことを特徴とする。請求
項5の本発明は、請求項3又は4記載の画像形成装置に
おいて、上記現像駆動手段は、間欠駆動手段によって間
欠駆動するようにした画像形成装置であることを主要な
特徴とする。
【0005】
【作用】上記のように構成された画像形成装置は、請求
項1においては、感光体線速度切り換え手段により変更
される感光体線速度に対応して現像手段内のトナーを撹
拌手段で撹拌するようにしたので、画像形成終了時に新
たなトナーが現像手段内に補給されたとしても、画素密
度を変更する場合には、現像剤との撹拌が充分に施され
れることとなり、画像形成開始時のトナーの帯電量が充
分に確保されて地肌汚れの発生を防止すると共に形成画
像の高品質も長期間にわたり維持出来る。請求項2にお
いては、感光体線速度切り換え手段により変更される感
光体線速度に対応して現像手段内のトナーを撹拌手段で
攪拌すると共に、低線速度の感光体線速度時に撹拌する
時間よりも高線速度の感光体線速度時に撹拌する時間が
長くなるように駆動タイミングを早く撹拌するようにし
たので、画像形成終了時にトナーが補給されても、画素
密度を変更する高線速度の感光体線速度時の場合には、
現像剤との撹拌が充分に施されて、画像形成開始時のト
ナーの帯電量が充分に確保されて地肌汚れの発生を防止
すると共に形成画像の高品質も長期間にわたり維持出来
る。
【0006】請求項3においては、感光体線速度切り換
え手段により変更される感光体線速度に対応して現像手
段内のトナーを撹拌手段で攪拌する際に、現像駆動手段
によって感光体線速度に比例して増減速させて回転駆動
して撹拌させるようにしたので、画像形成終了時にトナ
ーが補給されても、画素密度を変更する場合には、現像
剤との撹拌が充分に施されて、画像形成開始時のトナー
の帯電量が充分に確保されて地肌汚れの発生を防止する
と共に形成画像の高品質も長期間にわたり維持出来る格
安な画像形成装置を提供することが出来る。請求項4に
おいては、感光体線速度切り換え手段により変更される
感光体線速度に対応して現像手段内のトナーを撹拌手段
により攪拌する際に、現像駆動手段によって感光体線速
度に比例して回転駆動し、しかも高線速度の感光体線速
度時に駆動する時間よりも低線速度の感光体線速度時に
駆動する時間が長くなるように撹拌するようにしたの
で、画像形成終了時にトナーが補給されても、画素密度
を変更する低線速度の感光体線速度時の場合には、現像
剤との撹拌が充分に施されて、画像形成開始時のトナー
の帯電量が充分に確保されて地肌汚れの発生を防止する
と共に形成画像の高品質も長期間にわたり維持出来る格
安な画像形成装置を提供することが出来る。請求項5に
おいては、感光体線速度切り換え手段により変更される
感光体線速度に対応して現像手段内のトナーを撹拌手段
で間欠駆動する際に、現像駆動手段によって感光体線速
度に比例して回転駆動させるとともに、高線速度の感光
体線速度時に駆動する時間よりも低線速度の感光体線速
度時に駆動する時間が長くなるようにして撹拌するよう
にしたので、画像形成終了時にトナーが補給されても、
画素密度を変更する低線速度の感光体線速度時の場合に
は、現像剤との撹拌が確実なタイミングで充分に施され
て、画像形成開始時のトナーの帯電量が充分に確保され
て地肌汚れの発生を防止すると共に形成画像の高品質も
長期間にわたり維持出来る格安な画像形成装置を提供す
ることが出来る。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の一形態例の
画像形成装置の画像形成部の概略構成を示す図、図2は
その要部説明図である。図1において、本発明の画像形
成装置の感光体(ドラム)1は、モータとしての感光体
駆動手段10によって、図示の矢印A方向に回転駆動さ
れており、帯電器11により均一に帯電された表面1a
に、図示しない読み取り手段で得られた画像情報に基づ
き露光手段12によって静電潜像が形成されるようにな
っている。感光体線速度切り換え手段2は、図示しない
コントロールパネルに設けられた切り換えスイッチであ
って、制御手段13を介して、感光体1を回転駆動する
感光体駆動手段10としての駆動モータの回転速度を切
り換えて、感光体1の表面1aに形成される静電潜像の
画素密度を400dpiと、600dpiに、変更する
ことが出来るようになっている。感光体線速度切り換え
手段2は、画素密度が400dpiである時には感光体
の線速を200mm/secに、画素密度が600dp
iである時には線速を100mm/secに夫々切り換
えるようになっている。現像手段4は、感光体1の表面
1aに形成された静電潜像を、トナー3で顕像化して現
像する現像ユニットである。搬送手段6は、上現像スリ
ーブ6aと下現像スリーブ6bから成り、静電潜像の現
像領域5にトナーを搬送する手段である。
【0008】この形態例の現像装置に於いては、感光体
線速度切り換え手段2が感光体線速度を変更したとして
も、図示しない回転駆動手段が回転駆動させる撹拌手段
7(撹拌ローラ7aとパドル7b)は回転線速度を一定
に保持して攪拌を行う。そして、現像手段4内のトナー
3を撹拌してから、攪拌を受けたトナーを搬送手段6に
供給する。この形態例では、現像スリーブが上下2つ設
けられており、トナーを十分に供給する必要がある上現
像スリーブ6aはパドル7bから離間した位置にあり十
分な回転力がないとトナーが到達しないため、感光体線
速度が低速化した場合に於てもパドルの回転速度は低下
させない。また、感光体が高線速度で回転する場合に
は、現像スリーブの回転が速くなり消費トナー量が増大
するが、その分トナーの移動速度が速いのでトナー帯電
量は低くなる。そこで本発明では、感光体の線速度が高
速の場合に、上現像スリーブに対するトナー供給量を確
保する為に、パドルの回転時間を長くする様にしてい
る。回転時間を長くする手法としては、後述の様に回転
開始タイミングを早くして現像スリーブに到達するまで
のトナーの帯電量を高める様に工夫している。感光体1
の表面1aに形成されたトナー3のトナー像は、図示し
ない給紙トレイから給紙手段14により送られた転写紙
15上に転写装置16にて転写され、定着装置17によ
り定着されてから排紙される。他方、感光体1は、トナ
ー3のトナー像を転写紙15上に転写した後に、表面1
aに残留して付着したトナー3を、クリーニング手段1
8によって掻き落されて、次の画像形成に備える。
【0009】図2において、現像手段4内のトナー3と
キャリア3aからなる現像剤は、図示しない回転駆動手
段により図示の矢印B方向に回転する上記撹拌ローラ7
aにより撹拌され、パドル7bへと移動する。パドル7
bは、図示のようにバケット形状であって、図示しない
回転駆動手段により図示の矢印C方向に回転することに
よって、バケット形状内のトナー3とキャリア3aから
なる現像剤が跳ね上げられ、搬送手段6の上現像スリー
ブ6a上に汲み上げられるようになっている。上現像ス
リーブ6a上のトナー3とキャリア3aからなる現像剤
は、ドクタブレード19の規制により層厚を均一化され
て、感光体1の表面1aと対向する静電潜像の現像領域
5の位置まで搬送されて現像を行う。その後、上現像ス
リーブ6a上のトナー3とキャリア3aからなる現像剤
は、下現像スリーブ6bへ、上現像スリーブ6aと下現
像スリーブ6bの近接位置で受け渡され、下現像スリー
ブ6bでも感光体1の表面1aと対向する現像領域5の
静電潜像を現像する。現像終了後のトナー3とキャリア
3aからなる現像剤は、下現像スリーブ6bから離れ、
パドル7bへと搬送され、再度撹拌される。又、上記ド
クタブレード19で規制された余剰のトナー3とキャリ
ア3aからなる現像剤は、セパレータ20上からパドル
7bへと落下するようになっている。トナー3とキャリ
ア3aからなる現像剤中のトナー3の濃度は、Tセンサ
21の出力により判定され、画像形成の動作によりトナ
ー3が消費された場合、上記Tセンサ21の出力を基準
値まで到達するように、図示しない回転駆動手段により
トナー補給ローラ22を回転転駆して、現像手段4内に
トナー3を補給するようになっている。
【0010】次に、図3は本発明の形態例の構成を示す
分解斜視図、図4は各部の動作を示すタイミング図であ
る。図3において、感光体線速度切り換え手段2の図示
しないコントロールパネルに設けられた切り換えスイッ
チによって、感光体線速度を、画素密度が400dpi
である時には200mm/secに、画素密度が600
dpiである時には100mm/secに夫々切り換え
ると、上記制御手段13を介して、感光体1を回転駆動
する感光体駆動手段10の駆動モータの回転速度を切り
換えて、感光体1の表面1aに形成される静電潜像の画
素密度を400dpiと600dpiに変更出来るよう
になっている。感光体駆動手段10の出力軸10aから
の回転駆動力は、駆動ベルト6c、現像スリーブ駆動ギ
ア対6dを介して、一定の対感光体線速度比(1:2)
で、画素密度を切り換えても一定になるように、搬送手
段6の上現像スリーブ6aと下現像スリーブ6bに伝達
される。これに対して、撹拌手段7のパドル7bは、連
結部7dを介して撹拌駆動手段7c(パドル駆動モー
タ)によって回転駆動されるが、画素密度を400dp
iと600dpiに相互変更するために感光体線速度を
変更したとしても、パドル7bの回転数は350rpm
に一定に維持されて回転駆動されるようになっている。
この形態例に於て、パドル7bの回転速度を一定に保持
し、感光体の線速度の低下に応じて低下させないように
しているのは、前述の様に2つの現像スリーブを備えて
いることに起因しており、上現像スリーブ6aに現像剤
を十分に供給する必要があるからである。
【0011】回転駆動される撹拌手段7のパドル7b
は、低線速度の感光体線速度時の撹拌する時間よりも、
高線速度の感光体線速度時の撹拌する時間が長くなるよ
うに駆動タイミングを早くするように制御されており、
このように早い時期に攪拌を開始してトナー3の帯電量
を立ち上げてやることで、地肌汚れの発生を防止する
(図4)。つまり、パドルの回転数を一定に保持する一
方で、攪拌開始タイミングを早くして、現像スリーブに
到達する現像剤の帯電量を高める様にしているのであ
る。他方、感光体線速度が低線速になった場合に、これ
に応じて攪拌手段7の回転速度を低下させると、パドル
7bにより十分な量のトナーを上現像スリーブに跳ね上
げて供給することができなくなるので、本発明では攪拌
手段の回転速度は常に一定となっている。また、低線速
度の感光体線速度時に撹拌手段7のパドル7bが回転す
る時間が短くなるため、トナー3の撹拌時間が短くなっ
て疲労が少なくなり、トナー3の交換時期までの寿命が
長くなり、長期間に亘り高品質の形成画像が維持出来る
ようになった。従って、画像形成開始時に、前回の画像
形成終了時にトナー3が充分に撹拌されない状態で存在
していたとしても、感光体線速度切り換え手段2の切り
換えスイッチによって、画素密度の600dpi時の感
光体線速度100mm/secを画素密度の400dp
i時の感光体線速度200mm/secの高線速度に切
り換えた場合には、撹拌手段7のパドル7bにより上現
像スリーブ6aと下現像スリーブ6bに対してトナー3
が確実に汲み上げられ、帯電量も充分に立ち上げられ、
現像領域5に搬送されるようになっているから、地肌汚
れの発生を防止できると共に形成画像の高品質も長期間
にわたり維持出来る画像形成装置を提供することが出来
るようになった。
【0012】図5は本発明の他の実施の形態例の要部構
成を示す断面図であり、現像手段104内のトナー10
3とキャリア103aからなる現像剤は、図示しない回
転駆動手段により図示の矢印D方向に回転する撹拌手段
107の撹拌ローラ107aにより撹拌され、パドル1
07bへと移動するようになっている。パドル107b
は、図示のようにバケット形状であって、図示しない回
転駆動手段により図示の矢印E方向に回転することによ
って、バケット形状内のトナー103とキャリア103
aからなる現像剤が跳ね上げられ、搬送手段106の現
像ローラ上に汲み上げられるようになっている。搬送手
段106の現像スリーブ上のトナー103とキャリア1
03aからなる現像剤は、ドクタブレード119の規制
により均一化されて、感光体101の表面101aと対
向する静電潜像の現像領域105の位置まで搬送されて
現像に供される。現像終了後のトナー103とキャリア
103aからなる現像剤は、搬送手段106の現像ロー
ラから離れ、撹拌手段107のパドル107bへと搬送
され、再度撹拌される。又、上記ドクタブレード119
で規制された余剰のトナー103とキャリア103aか
らなる現像剤は、セパレータ120上からパドル107
bへと落下するようになっている。トナー103とキャ
リア103aからなる現像剤中のトナー103の濃度
は、Tセンサ121の出力により判定され、画像形成動
作の進行によりトナー103が消費された場合には、上
記Tセンサ121の出力が基準値まで到達するように、
図示しない回転駆動手段によりトナー補給ローラ122
を回転駆動して、現像手段104内にトナー103を補
給する。
【0013】この形態例の現像装置にあっては、現像ス
リーブが単一でありパドルと近い為、パドルから現像ロ
ーラへのトナー搬送が容易であり、そのため、画素密度
の変更の為に感光体線速度を低下させて、低下した比率
に比例させて攪拌手段107の回転数を下げたとして
も、十分な量のトナーを現像スリーブに供給することが
可能である。しかし、この種の現像装置にあっては、画
像形成開始時に前回のコピー動作終了時に補給されたが
十分に攪拌されていないトナーは、低線速時には攪拌部
材の回転数が低い為に帯電量が低いまま現像スリーブに
搬送されて感光体上に地肌汚れを形成する原因となって
いた。そこで、この形態例では、一連の画像形成動作を
終了してトナー補給を行った後で、一定の長い時間攪拌
を行って帯電量を立ち上げ、次のコピー動作に備える様
にした。
【0014】図6と図7において、感光体線速度切り換
え手段102の図示しないコントロールパネルに設けら
れた切り換えスイッチによって、画素密度が400dp
iである時には感光体線速度を200mm/secに、
画素密度が600dpiである時には感光体線速度を1
00mm/secに切り換えると、制御手段113を介
して、感光体101を回転駆動する感光体駆動手段11
0の駆動モータの回転速度を切り換えて、感光体1の表
面1aに形成される静電潜像の画素密度を400dpi
又は600dpiに変更することが出来るようになって
いる。感光体駆動手段110の駆動モータの回転駆動力
は、駆動ベルト106a、現像駆動手段8(現像駆動手
段108)の現像駆動ギア列108aを介して、搬送手
段106の現像ローラ、撹拌手段107の撹拌ローラ1
07a、パドル107b、トナー補給ローラ122に伝
達され、間欠駆動手段9(間欠駆動手段109a又は間
欠駆動手段109b)によって間欠駆動可能に、及び/
又は,感光体101の感光体線速度の変化に比例して回
転駆動されるようになっている。
【0015】つまり、本形態例の一つの例では、搬送手
段106と、攪拌手段107は、現像駆動手段108に
よって感光体線速度に比例して回転駆動され、他の例で
は、現像駆動手段108は間欠駆動手段109によって
間欠駆動され、更に他の例では、現像駆動手段108は
感光体線速度に比例して回転駆動する間欠駆動手段10
9によって間欠駆動される。現像駆動手段8(現像駆動
手段108)は、高線速度の感光体線速度時に駆動する
時間よりも低線速度の感光体線速度時に駆動する時間が
長くなるように制御されている。即ち、画像形成終了時
に、制御手段113を介してトナー補給ローラ122の
回転駆動によりトナー103を補給した後に、所定時間
撹拌させてから停止するようにしてパドルの駆動終了タ
イミングを遅くしているので、補給されたトナー103
の帯電量を立ち上げた後に停止して、次の画像形成に備
えるようにして、地肌汚れの発生を防止することが出来
る。
【0016】従って、画像形成開始時に、前回の画像形
成終了時に、トナー103が補給されても、感光体線速
度切り換え手段102の切り換えスイッチによって、画
素密度が400dpiである時の感光体線速度200m
m/secを、画素密度が600dpiである時の感光
体線速度100mm/secの低線速度に切り換えた場
合でも、前回の画像形成終了時に補給されたトナー10
3の帯電量を立ち上げた後に停止していることになるか
ら、トナー103は、撹拌手段107のパドル107b
により搬送手段106の現像ローラに確実に汲み上げら
れ、帯電量も充分に立ち上げられて現像領域105に搬
送され、地肌汚れの発生を防止する。また、感光体駆動
手段110の駆動モータの回転駆動力で現像駆動手段1
08を介して間欠駆動可能に、感光体101の感光体線
速度に比例して、搬送手段106の現像ローラ、撹拌手
段107等が兼用で回転駆動されるので、格安な画像形
成装置を提供することが出来るようになった。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、感光体線速度切り換え手段によって変更される
感光体線速度に対応して現像手段内のトナーを撹拌手段
で撹拌する時間を異ならせるようにしたので、画像形成
終了時にトナーが補給されたとしても、画素密度を変更
する場合には、現像剤との撹拌が充分に施された状態と
なり、画像形成開始時のトナーの帯電が充分に行われて
地肌汚れの発生を防止すると共に現像剤の撹拌時間を短
くして形成画像の高品質も長期間にわたり維持出来るこ
ととなる。請求項2の発明によれば、感光体線速度切り
換え手段によって変更される感光体線速度に対応して現
像手段内のトナーを撹拌手段で攪拌する時間を、低線速
度の感光体線速度時に撹拌する時間よりも高線速度の感
光体線速度時に撹拌する時間が長くなるように駆動開始
タイミングを早くして撹拌するようにしたので、画像形
成終了時にトナーが補給されたとしても、画素密度を低
く変更する高線速度の感光体線速度時の場合には、現像
剤との撹拌が充分に施されて、画像形成開始時のトナー
の帯電量が充分に確保されて地肌汚れの発生を防止し、
形成画像の高品質も長期間にわたり維持出来ることとな
る。請求項3の発明によれば、感光体線速度切り換え手
段によって変更される感光体線速度に対応して現像手段
内のトナーを撹拌手段で攪拌する際に、攪拌手段を現像
駆動手段によって感光体線速度に比例して増減速させて
回転駆動するようにしたので、画像形成終了時にトナー
が補給されたとしても、画素密度を変更する場合には、
現像剤との撹拌が充分に施された状態となり、画像形成
開始時のトナーの帯電量が充分に確保されて地肌汚れの
発生を防止すると共に現像剤の撹拌時間も短くして形成
画像の高品質を長期間にわたり維持出来ることとなる。
【0018】請求項4の発明によれば、感光体線速度切
り換え手段によって変更される感光体線速度に対応して
現像手段内のトナーを撹拌手段で攪拌する際に、攪拌手
段を現像駆動手段によって感光体線速度に比例して回転
駆動させると共に、高線速度の感光体線速度時に攪拌手
段を駆動する時間よりも低線速度の感光体線速度時に駆
動する時間が長くなるようにして撹拌するようにしたの
で、画像形成終了時にトナーが補給されても、画素密度
を変更する低線速度の感光体線速度時の場合には、現像
剤との撹拌が充分に施されて、画像形成開始時のトナー
の帯電量が充分に確保されて地肌汚れの発生を防止し、
形成画像の高品質も長期間にわたり維持出来る格安な画
像形成装置を提供することが出来るようになった。請求
項5の発明によれば、感光体線速度切り換え手段によっ
て変更される感光体線速度に対応して現像手段内のトナ
ーを、間欠駆動手段及び現像駆動手段によって間欠駆動
される攪拌手段により攪拌する際に、攪拌手段を感光体
線速度に比例して回転駆動させて、高線速度の感光体線
速度時の攪拌手段の駆動時間よりも低線速度の感光体線
速度時の駆動時間が長くなるようにして撹拌するように
したので、画像形成終了時にトナーが補給されても、画
素密度を変更する低線速度の感光体線速度時の場合に
は、現像剤との撹拌が確実なタイミングで充分に施され
た状態となり、画像形成開始時のトナーの帯電量が充分
に確保されて地肌汚れの発生を防止すると共に現像剤の
撹拌時間も短くして形成画像の高品質を長期間にわたり
維持出来る格安な画像形成装置を提供することが出来る
ようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一形態例の画像形成装置の概略を説明
する説明図である。
【図2】図1の画像形成装置の要部を説明する説明図で
ある。
【図3】画像形成装置の要部の展開斜視図である。
【図4】各部の動作を説明するタイミングチャートであ
る。
【図5】本発明の他の形態例の画像形成装置の要部の説
明図である。
【図6】画像形成装置の他の要部の展開斜視図である。
【図7】図6の形態例の画像形成装置の各部の動作を説
明するタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 感光体、1a 表面、2 感光体線速度切り換え手
段、3 トナー、3aキャリア、4 現像手段、5 現
像領域、6 搬送手段、6a 上現像スリーブ、6b
下現像スリーブ、6c 駆動ベルト、6d 現像スリー
ブ駆動ギア対、7 撹拌手段、7a 撹拌ローラ、7b
パドル、7c 撹拌駆動手段、7d連結部、8 現像
駆動手段、9 間欠駆動手段、10 感光体駆動手段、
11帯電器、12 露光手段、13 制御手段、14
給紙手段、15 転写紙、16 転写装置、17 定着
装置、18 クリーニング手段、19 ドクタブレー
ド、20 セパレータ、21 Tセンサ、22 トナー
補給ローラ、101 感光体、101a 表面、102
感光体線速度切り換え手段、103 トナー、103
a キャリア、104 現像手段、105 現像領域、
106 搬送手段、106a 駆動ベルト、107 撹
拌手段、107a 撹拌ローラ、107bパドル、10
8 現像駆動手段、108a 現像駆動ギア列、109
間欠駆動手段、109a 間欠駆動手段、109b
間欠駆動手段110 感光体駆動手段、111 帯電
器、112 露光手段、113 制御手段、119 ド
クタブレード、120 セパレータ、121 Tセン
サ、122 トナー補給ローラ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体線速度の切り換えにより感光体上
    の静電潜像の画素密度を変更すると共に、感光体上に形
    成される静電潜像を現像手段内で撹拌したトナーによっ
    て顕像化して画像を形成する画像形成装置において、 回転可能に支持されてその表面に静電潜像が形成される
    感光体と、上記感光体の感光体線速度を切り換えて上記
    感光体の表面に形成される静電潜像の画素密度を変更す
    る感光体線速度切り換え手段と、上記感光体の表面に形
    成される静電潜像をトナーで顕像化して現像する現像手
    段と、上記現像手段内の上記トナーを静電潜像の現像領
    域に搬送する搬送手段と、上記感光体線速度切り換え手
    段が変更させる感光体線速度に対応して作動して上記現
    像手段内の上記トナーを撹拌する撹拌手段と、からな
    り、 該攪拌手段の駆動時間を、感光体線速度の変更に応じて
    異ならせたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置において、
    上記撹拌手段は、上記感光体の線速度が低線速度である
    時の撹拌時間よりも、高線速度である時の撹拌時間が長
    くなるように駆動開始タイミングを早く設定されている
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の画像形成装置において、
    上記搬送手段と上記撹拌手段を、現像駆動手段によって
    感光体線速度の増減に比例して回転駆動するようにした
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の画像形成装置において、
    上記現像駆動手段は、感光体が高線速度で駆動する時よ
    りも、感光体が低線速度で駆動する時に、搬送手段と上
    記撹拌手段を長く回転駆動するようにしたことを特徴と
    する画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4記載の画像形成装置にお
    いて、上記現像駆動手段は、間欠駆動手段によって間欠
    駆動されることを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009025516A (ja) * 2007-07-19 2009-02-05 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2010091702A (ja) * 2008-10-07 2010-04-22 Kyocera Mita Corp 画像形成装置及び画像形成方法

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