JPH09329255A - 部材の連結構造 - Google Patents

部材の連結構造

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JPH09329255A
JPH09329255A JP4614397A JP4614397A JPH09329255A JP H09329255 A JPH09329255 A JP H09329255A JP 4614397 A JP4614397 A JP 4614397A JP 4614397 A JP4614397 A JP 4614397A JP H09329255 A JPH09329255 A JP H09329255A
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JP
Japan
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connecting plate
hole
shape
mounting recess
members
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JP4614397A
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English (en)
Inventor
Norisuke Ikumichi
教典 生路
Takashi Uchiumi
孝 内海
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CKD Corp
Original Assignee
CKD Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コストが低くかつ全体のコンパクト化に
適しており、しかも部材同士を確実に連結できる部材の
連結構造を提供すること。 【解決手段】 この連結構造は、孔27,28が形成さ
れた孔形成面19cと接合面19a,19bとを有する
複数の部材19,19と、基部65aと係止片65bと
を有する連結板65とからなる。連結板65は、接合面
19a,19b同士を対向させるようにして部材19,
19を配置した際に孔形成面19cにできる取付凹部6
2に取り付けられる。連結板65は孔27,28に近接
する箇所が切り欠かれた形状である。取付凹部62は連
結板65と相似の形状である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は部材の連結構造に係
り、例えば電磁弁マニホールドを構成する弁ブロック同
士を、基部と係止片とを有する連結板によって連結する
ようにした連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電磁弁マニホールドでは、集中流
路が形成された弁ブロック(マニホールドベース)は、
複数個連結した状態で使用されている。この種の弁ブロ
ックの孔形成面には、通常は複数のポートが形成されて
いる。また、前記ポートの近傍には、連結時に取付凹部
となる領域が形成されている。このような弁ブロックは
互いの接合面を対向させるようにして配置される。その
際、隣接する孔形成面には所定形状の取付凹部ができ
る。この取付凹部には、基部と係止片とを有する連結板
が取り付けられる。その結果、連結板の係止片により弁
ブロック部材同士が連結されるようになっている。以
下、その従来例を具体的に示す。
【0003】図8(a)の弁ブロック91の孔形成面9
1aには上下方向に並ぶ2つのポート92,93が形成
され、その近傍には正方形状の取付凹部94ができてい
る。この取付凹部94には、同じく正方形状の基部95
aを有する連結板95が取り付けられている。そして、
この連結板95の係止片95bにより、弁ブロック91
同士の連結が図られている(第1の従来技術)。
【0004】また、図8(b)の弁ブロック96では、
取付凹部97及び連結板98の基部98aの形状がとも
に円形状になっている。そして、この連結板98の係止
片98bにより、弁ブロック96同士の連結が図られて
いる(第2の従来技術)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、第1の従来
技術の場合、連結板95の角部がポート92,93方向
に張り出していることから、ポート92,93と取付凹
部94との間の距離が短くなり、その部分が肉薄化して
強度低下を招いてしまう。従って、連結板95、取付凹
部94及びポート92,93の寸法を変えずに前記の肉
薄化を避けるためには、孔形成面91aを縦長にして、
両ポート92,93間にスペースを確保する必要があ
る。それゆえ、第1の従来技術では、装置全体のコンパ
クト化を図ることができないという問題があった。ま
た、連結板95を小さく形成するという方法では、係止
片95bが小さくなる結果、弁ブロック91の係止強度
が弱くなるという問題があった。
【0006】一方、連結板98を円形状とした第2の従
来技術においても、係止片98bが小さくなる結果、弁
ブロック96の係止強度が弱くなるという同様の問題が
より顕著であった。また、このような円形状の連結板9
8は、正方形状の連結板95とは異なりプレス加工によ
る製造が難しいという問題があった。ゆえに、高価なダ
イキャスト成形法を採用せざるを得ず、このことが製造
コストを高くする原因となっていた。
【0007】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、製造コストが低くかつ全体のコン
パクト化に適しており、しかも部材同士を確実に連結す
ることができる部材の連結構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、孔が形成された孔形成面
と接合面とを有する複数の部材と、基部と係止片とを有
する連結板とからなり、前記接合面同士を対向させるよ
うにして前記部材を配置した際に前記孔形成面にできる
取付凹部に前記連結板を取り付け、同連結板の係止片の
係止作用により前記部材同士を連結するようにした連結
構造であって、前記連結板は前記孔に近接する箇所が切
り欠かれた形状であり、前記取付凹部はその連結板と相
似の形状であることを特徴とする部材の連結構造をその
要旨とする。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1におい
て、前記連結板は、金属板材をプレス成形法により折り
曲げ加工してなるものとした。請求項3に記載の発明
は、請求項1または2において、前記連結板は、略八角
形状または略六角形状であるとした。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項1または
2において、前記連結板は、角部にアールを有する矩形
状であるとした。以下、上記各請求項に記載の発明の作
用を記載する。
【0011】請求項1〜4に記載の発明によれば、連結
板において孔に近接する箇所が切り欠かれた形状である
ため、連結板が孔の方向に張り出さなくなる。また、取
付凹部はそのような連結板と相似の形状であるため、孔
と取付凹部との間の距離も短くなり、その部分にある程
度の肉厚が確保される。従って、孔同士の間にスペース
を確保するために孔形成面を縦長にする必要がなくな
り、装置全体のコンパクト化が図られる。また、かかる
構成であると連結板を小さく形成する必要性もなく、あ
る程度の大きさの係止片とすることができる。ゆえに、
係止強度が弱くなることもなく、部材同士が確実に連結
される。さらに、上記のような形状の連結板はプレス加
工による製造が可能であるため、あえて高価なダイキャ
スト成形法を採用しなくても足りる。その結果、製造コ
ストの低減が図られる。
【0012】請求項2に記載の発明によれば、金属板材
をプレス成形法により折り曲げ加工してなる連結板であ
るため、製造コストの低減を図ることができ、かつ比較
的簡単に連結板を得ることができる。
【0013】請求項3に記載の発明によれば、連結板が
略八角形状または略六角形状であると、いずれも連結板
が孔の方向に張り出さなくなる。また、それらと相似形
状の取付凹部であれば、孔と取付凹部との間の距離も確
実に短くなる。
【0014】請求項4に記載の発明によれば、連結板が
角部にアール(R;ここでは丸みを帯びた面取り加工が
施された部分の意)を有する矩形状であると、連結板が
孔の方向に張り出さなくなる。また、それと相似形状の
取付凹部であれば、孔と取付凹部との間の距離も確実に
短くなる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施の
形態を図1〜図6に従って説明する。尚、説明の便宜
上、図1における正面側を電磁弁マニホールド1の前
側、同じく右側を右側、左側を左側として説明する。
【0016】図1及び図2は、電磁弁マニホールド1を
示している。図3に示すように、電磁弁マニホールド1
は、給排エンドブロック2、配線ブロック3、複数個の
マニホールドブロック4及びエンドブロック5とを連結
することにより構成されている。給排エンドブロック
2、配線ブロック3、各マニホールドブロック4及びエ
ンドブロック5は、隣合うもの同士がガスケット6を挟
んでそれぞれ連結部材7によって連結されている。電磁
弁マニホールド1の後側には、一体型の配線カバー8が
取着されている。
【0017】前記給排エンドブロック2は、集中給気ポ
ート9、集中第1排気ポート10、集中第2排気ポート
11、集中パイロット排気ポート12及び集中外部パイ
ロット給気ポート13を備えている。
【0018】前記配線ブロック3は、集中給気流路1
4、第1集中排気流路15、第2集中排気流路16、集
中パイロット排気流路17及び集中外部パイロット給気
流路18を備えている。各集中流路14〜18は、前記
給排エンドブロック2の各集中ポート9〜13に連通さ
れている。即ち、集中給気流路14は集中給気ポート9
に連通されている。また、第1集中排気流路15は第1
集中排気ポート10に連通され、第2集中排気流路16
は第2集中排気ポート11に連通されている。集中パイ
ロット排気流路17は集中パイロット排気ポート12に
連通され、集中外部パイロット給気流路18は集中外部
パイロット給気ポート13に連通されている。
【0019】前記マニホールドブロック4は、弁ブロッ
ク19と電磁方向制御弁(以下、単に電磁弁という)2
0とで構成されている。弁ブロック19と電磁弁20と
は、ガスケット21を挟んで連結されている。
【0020】前記弁ブロック19は、集中給気流路2
2、第1集中排気流路23、集中第2排気流路24、集
中パイロット排気流路25及び集中外部パイロット給気
流路26を備えている。弁ブロック19の各流路22〜
26は、前記配線ブロック3の各集中流路14〜18に
連通されている。即ち、集中給気流路22は前記集中給
気流路14に連通されている。第1集中排気流路23は
前記第1集中排気ポート15に、第2集中排気流路24
は前記第2集中排気ポート16にそれぞれ連通されてい
る。集中パイロット排気流路25は前記集中パイロット
排気流路17に、集中外部パイロット給気流路26は前
記集中外部パイロット給気流路18にそれぞれ連通され
ている。
【0021】図1に示されるように、弁ブロック19
は、孔形成面19cである前側面に、孔としての出力A
ポート27及び出力Bポート28を備えている。各弁ブ
ロック19の両出力ポート27,28は、外部の図示し
ないアクチュエータに対して一対で接続される。
【0022】さらに、弁ブロック19には、その上側面
に給気孔29、第1排気孔30、第2排気孔31、出力
A孔32、出力B孔33、パイロット排気孔(図示略)
及びパイロット給気孔(図示略)が設けられている。各
孔30〜33は、前記各集中流路22〜26にそれぞれ
連通されている。即ち、給気孔29は集中給気流路22
に、第1排気孔30は前記第1排気流路23に、第2排
気孔31は前記第2排気流路24に、出力A孔32は前
記出力Aポート27に、出力B孔33は前記出力Bポー
ト28にそれぞれ連通されている。また、パイロット排
気孔は集中パイロット排気流路25に連通され、パイロ
ット給気孔は集中外部パイロット給気流路26に連通さ
れている。
【0023】電磁弁20は、パイロット駆動の5ポート
2位置または3位置電磁方向制御弁である。電磁弁20
の下側面には、前記給気孔29、第1排気孔30、第2
排気孔31、出力A孔32、出力B孔33、パイロット
排気孔及びパイロット給気孔にそれぞれ連通する図示し
ない7個のポートが開口されている。
【0024】前記エンドブロック5は、前記エンドブロ
ック2と同様に、各弁ブロック19の各集中流路22〜
26に連通するポートを備えている。各マニホールドブ
ロック4の各電磁弁20は、前記配線ブロック3と両側
コネクタ付給電線(以下、単に給電線という)34とに
よって接続されている。電磁弁20には給電線34の電
磁弁側コネクタ35が接続されている。
【0025】配線ブロック3は、外部のシーケンサ等か
ら各電磁弁20に対応する駆動信号を入力する。配線ブ
ロック3は、この各駆動信号を対応する電磁弁20に接
続される給電線34を介して各電磁弁20に出力する。
【0026】前記各電磁弁20は、前記駆動信号により
連結される弁ブロック19の給気孔29を出力A孔32
に連通するとともに、出力B孔33を第2排気孔31に
連通する。また、電磁弁20は、駆動信号により給気孔
29を出力B孔33に連通するとともに、出力A孔32
を第1排気孔30に連通する。
【0027】従って、電磁弁マニホールド1は、前記集
中給気ポート9から供給されるエアを各弁ブロック19
の集中給気流路22に導入する。そして、そのエアを各
弁ブロック19の出力Aポート27または出力Bポート
28の一方から外部に導出する。同時に、電磁弁マニホ
ールド1は、他方の出力ポート27,28からエアを導
入する。そして、そのエアを各弁ブロック19の第1集
中排気流路23または第2集中排気流路24から、第1
集中排気ポート10または第2集中排気ポート11に導
出する。
【0028】図4〜図6に示されるように、部材として
の弁ブロック19は、接合面19a及び接合面19bを
有している。一方の弁ブロック19の接合面19aは、
他方の弁ブロック19の接合面19bに当接する状態で
連結される。弁ブロック19は、孔形成面19cとその
反対側面とにそれぞれ連結部54,55を備えている。
これらの連結部54,55に連結部材7を取り付けるこ
とにより、配線ブロック3と弁ブロック19、弁ブロッ
ク19同士、弁ブロック19とエンドブロック2、ある
いは、弁ブロック19とエンドブロック5がそれぞれ連
結されるようになっている。即ち、各部材が同種異種を
問わず連結されるようになっている。
【0029】ここで、連結部54,55及び連結部材7
による連結構造を詳述する。図1,図4に示されるよう
に、連結部材7は、外側連結板65、内側連結板66及
び連結ボルト67から構成されている。連結板としての
外側連結板65は、基部65aと係止片65bとを有し
ている。基部65aの中央部には、ボルト挿通孔が形成
されている。基部65aは複数(本実施形態では一対)
の係止片65bを備えている。図5に示されるように、
一対の係止片65bは、基部65aの両側端から背面向
きかつ側方に斜状に延出されている。また、これらの係
止片65bは互いに平行な関係にある。一対の係止片6
5bは、その係止作用により弁ブロック19同士を連結
する役目を果たす。そして、前記外側連結板65は、ポ
ート27,28に近接する箇所である角部が切り欠かれ
た形状となっている。具体的にいうと、本実施形態では
外側連結板65の正面側投影形状は略八角形状になって
いる。即ち、4つある角部の全てがそれぞれ切り欠かれ
た形状となっている。また、前記外側連結板65はボル
ト挿通孔を基準として回転対称になっている。このよう
な外側連結板65は、接合面19a,19b同士を対向
させるようにして弁ブロック19を配置した際に孔形成
面19cにできる取付凹部62に取り付けられるように
なっている。
【0030】上記の外側連結板65は、例えば次のよう
な手順で製造される。まず、厚さ1mm〜3mm程度の
鋼板等のような金属板材を用意するとともに、あらかじ
めこの金属板材をカットまたは打ち抜き等することによ
り多数の小片を作製する。このとき、同時に切り欠き部
分も形成しておくことがよい。そして、プレス成形機の
治具に前記小片をセットし、押圧力を付加する。その結
果、金属板材が所定方向に折り曲げられ、一対の係止片
65bが加工形成される。
【0031】また、連結部材7を構成する内側連結板6
6の中央には、雌ねじ孔が形成されている。従って、連
結ボルト67は、外側連結板65の挿通孔に挿通された
後、内側連結板66の雌ねじ孔に螺合するようになって
いる。
【0032】図5に示すように、孔形成面19cにおい
て両ポート27,28の間の領域には、接合面19a,
19b同士を対向させるようにして弁ブロック19を配
置した際に取付凹部62となるべき領域(即ち凹部形成
領域)が2つ対向して形成されている。そして、前記2
つの凹部領域領域が1つになることによって、孔形成面
19cに取付凹部62ができるようになっている。ここ
で、取付凹部62は外側連結板65と相似(同一も含
む。)の形状である。具体的にいうと、外側連結板65
の形状として略八角形状を採用した本実施形態の場合、
取付凹部62の形状も同じく略八角形状になっている。
【0033】このような取付凹部62は、連結突片63
及び連結板保持部64とともに連結部55を構成してい
る。隣合う弁ブロック19の各連結突片63は、図6に
示すように、中央にボルト孔を形成するとともに、同ボ
ルト孔に連通する保持室を形成する。一方、図5に示さ
れるように、連結部54は、連結突片63及び連結板保
持部64のみで構成されている。
【0034】そして、図6に示すように、両弁ブロック
19の連結時には、隣合う連結板保持部64により形成
される保持室によって、内側連結板66が保持される。
また、取付凹部62に外側連結片65が収容されるとと
もに、このとき両係止片65bによって一対の連結突片
63が挟まれた状態となる。そして、外側連結板65と
内側連結板66とを連結ボルト67によって連結する
と、両連結突片63同士が緊結される。従って、隣合う
弁ブロック19同士が連結されるようになっている。
【0035】尚、前記給排ブロック2に設けられる連結
部は、連結部54,55と同一の構成である。また、配
線ブロック3にも、給排ブロック2との連結を図るため
の連結部と、弁ブロック19との連結を図るための連結
部とが設けられている。
【0036】さて、以上のように構成された電磁弁マニ
ホールド1の作用及び効果を以下に列挙する。 (イ)この実施形態によれば、外側連結板65において
出力ポート27,28に近接する各角部は切り欠かれた
形状になっている。具体的には、正面側投影形状が略八
角形になっている。このため、外側連結板65が出力ポ
ート27,28の方向に張り出さなくなる。また、取付
凹部62はそのような外側連結板65と相似ないしは同
一の形状である。よって、ポート27,28と取付凹部
62との間の距離も短くなり、その部分にある程度の肉
厚を確保することができる。従って、ポート27,28
同士の間にスペースを確保するために孔形成面19cを
縦長にする必要がなくなり、装置全体のコンパクト化が
図られる。また、ポート27と取付凹部62との間のス
ペース、及びポート28と取付凹部62との間のスペー
スも、確実に確保される。
【0037】また、前記肉厚が確保される結果として、
継手が接続される各出力ポート27,28の構造強度を
向上させることができ、かつ外側連結板65の曲げ強度
を落とさずに弁ブロック19の連結強度を大きくするこ
とができる。その結果、各出力ポート27,28に継手
を接続する際の配管強度を向上できるとともに、各弁ブ
ロック19間のシール性が改善され、耐圧性の向上が図
られる。別の方法としては、例えば外側連結板65の厚
さを増すこと、外側連結板65を高引張強さの材料によ
り形成すること、外側連結板65に熱処理を施すこと、
の少なくともいずれかを行えばよい。このようにすれば
曲げ強度を高めることができる。
【0038】(ロ)また、本実施形態の構成であると外
側連結板65を小さく形成する必要性もなく、ある程度
の大きさの係止片65bとすることができる。ゆえに、
係止強度が弱くなることもなく、弁ブロック19同士が
確実に連結される。即ち、係止強度の大小を決定する係
止片65bの大きさは、従来の略円形状のもの(図8
(b) 参照)に比べて確実に大きくなるからである。
【0039】(ハ)さらに、上記のような略八角形状の
外側連結板65の製造には、廉価な材料である鋼板の使
用が可能であることに加え、安価な手法であるプレス加
工を採用することが可能である。従って、あえて高価な
ダイキャスト成形法を採用しなくても足りるというメリ
ットがある。その結果、外側連結板65自体の製造コス
トの低減、ひいては装置全体の製造コストの低減が図ら
れる。また、比較的簡単に外側連結板65を得ることが
できる。
【0040】尚、本発明は上記実施の形態に限定される
ものではなく、以下のように構成することもできる。 ◎外側連結板及び取付凹部の正面側投影形状は、略八角
形状に限られない。例えば、図7(a)に示される別例
のように、略六角形状の外側連結板71とし、それに相
似形状の取付凹部62としてもよい。この外側連結板7
1も、基部71aと一対の係止片71bとからなってい
る。また、図7(b)に示される別例のように、各角部
にアールを有する矩形状の外側連結板81とし、それに
相似形状の取付凹部62としてもよい。この外側連結板
81も、基部81aと一対の係止片81bとからなって
いる。同図の別例の形状は、前記実施形態及び図7
(a)の別例に比べて係止片81bが大きい点で有利で
ある。また、図7(a)の別例及び実施形態の形状は、
図7(b)の別例に比べてポート27,28と取付凹部
62との間の距離が短くなる点で有利である。
【0041】◎外側連結板及び取付凹部は、その他にも
例えば縦長楕円形状等に形成されてもよく、さらには回
転対称でない形状に形成されてもよい。 ◎4つある角部の全ての箇所を切り欠いた外側連結板6
5に代え、その1つ、2つまたは3つを切り欠いた形状
としてもよい。即ち、近接した位置にポート27,28
等が存在していない角部については、切り欠きを省略す
ることが許容される。
【0042】◎実施形態の外側連結板65は、プレス成
形法により折り曲げ加工した後に、研削機等により角部
を研削する等の手順によって製造されることも可能であ
る。ただし、製造の容易化という観点からは、やはり実
施形態の手法のほうが優れている。
【0043】前記各実施の形態から把握できる請求項以
外の技術的思想について、以下にその効果とともに記載
する。 (1) 請求項1〜4のいずれか1項において、前記連
結板は回転対称な形状であることを特徴とする部材の連
結構造。この構成であると、連結板の取り付けが容易に
なり、組付容易化を図ることができる。
【0044】(2) 請求項1〜4、技術的思想1のい
ずれか1項において、前記連結板の係止部は互いに平行
な関係にある。この構成であると、隣接する取付凹部同
士の間の距離が確保されるため、その部分の肉薄化を回
避することができる。
【0045】(3) 請求項1〜4、技術的思想1,2
において、前記部材は少なくとも前記孔形成面に2つ以
上のポートを有する弁ブロックであり、前記取付凹部と
なる凹部形成領域はそれらのポート間に形成されるもの
であることを特徴とする部材の連結構造。この構成によ
れば、製造コストが低くかつ全体のコンパクト化に適し
た電磁弁マニホールドを実現することができ、しかも電
磁弁マニホールドを構成している弁ブロック同士を確実
に連結することができる。
【0046】なお、本明細書において使用した技術的用
語を以下のように定義する。 「流体: 窒素、酸素、アルゴン、二酸化炭素、水素、
それらの混合物である空気等といった気体をいうほか、
例えば水、アルコール、油等の液体やいわゆる臨界流体
等も含む。」
【0047】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜4に記
載の発明によれば、製造コストが低くかつ全体のコンパ
クト化に適しており、しかも部材同士を確実に連結する
ことができる部材の連結構造を提供することができる。
【0048】特に、請求項2に記載の発明によれば、比
較的簡単に連結板が得られるため、製造の容易化を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施形態の電磁弁マニホールドの正面図。
【図2】 同電磁弁マニホールドを後方から見たときの
斜視図。
【図3】 同電磁弁マニホールドを後方から見たときの
分解斜視図。
【図4】 (a)は弁ブロックの正面図、(b)は同じ
く背面図。
【図5】 弁ブロックを前方から見たときの斜視図。
【図6】 連結された弁ブロックの模式平断面図。
【図7】 (a),(b)は別例の連結板を用いたとき
の弁ブロックの正面図。
【図8】 (a),(b)は従来例の連結板を用いたと
きの弁ブロックの正面図。
【符号の説明】
19…部材としての弁ブロック、19a,19b…接合
面、19c…孔形成面、27,28…孔としてのポー
ト、62…取付凹部、65,71,81…連結板、65
a,71a,81a…基部、65b,71b,81b…
係止片。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】孔が形成された孔形成面と接合面とを有す
    る複数の部材と、基部と係止片とを有する連結板とから
    なり、前記接合面同士を対向させるようにして前記部材
    を配置した際に前記孔形成面にできる取付凹部に前記連
    結板を取り付け、同連結板の係止片の係止作用により前
    記部材同士を連結するようにした連結構造であって、 前記連結板は前記孔に近接する箇所が切り欠かれた形状
    であり、前記取付凹部はその連結板と相似の形状である
    ことを特徴とする部材の連結構造。
  2. 【請求項2】前記連結板は、金属板材をプレス成形法に
    より折り曲げ加工してなるものであることを特徴とする
    請求項1に記載の部材の連結構造。
  3. 【請求項3】前記連結板は、略八角形状または略六角形
    状であることを特徴とする請求項1または2に記載の部
    材の連結構造。
  4. 【請求項4】前記連結板は、角部にアールを有する矩形
    状であることを特徴とする請求項1または2に記載の部
    材の連結構造。
JP4614397A 1996-04-09 1997-02-28 部材の連結構造 Pending JPH09329255A (ja)

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