JPH09329072A - 駆動装置の構成部品取付構造 - Google Patents

駆動装置の構成部品取付構造

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JPH09329072A
JPH09329072A JP17178696A JP17178696A JPH09329072A JP H09329072 A JPH09329072 A JP H09329072A JP 17178696 A JP17178696 A JP 17178696A JP 17178696 A JP17178696 A JP 17178696A JP H09329072 A JPH09329072 A JP H09329072A
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intake
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fuel supply
engine
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Masahiko Kato
雅彦 加藤
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動装置の組み立て作業が容易にできるよう
にすると共に、この駆動装置の構成を簡単にさせる。 【解決手段】 スロットル弁31を、その内部が吸気通
路とされるスロットルボディ31aと、このスロットル
ボディ31aに支承されて、上記吸気通路の開度を可変
とする弁体とで構成する。エンジン13に上記スロット
ルボディ31aを締結具31cによって締結する。上記
吸気通路を通して外部の空気Aが同上エンジン13内に
吸入されるようにし、上記吸入される空気Aに対し燃料
を供給する燃料供給手段39を設ける。この燃料供給手
段39を制御する制御手段71を設ける。上記スロット
ルボディ31aに上記燃料供給手段39と制御手段71
とを取り付けて一つの結合体とし、この結合体を上記締
結具31cによって上記エンジン13に対し一体的に着
脱自在とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン、スロッ
トル弁、燃料供給手段、および制御手段を備えた船外機
等に搭載される駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記駆動装置には、従来、次のように構
成されたものがある。
【0003】即ち、スロットル弁が、その内部が吸気通
路とされるスロットルボディと、このスロットルボディ
に支承されて、上記吸気通路の開度を可変とする弁体と
で構成されている。そして、エンジンに上記スロットル
ボディが締結具によって締結され、これにより、上記ス
ロットル弁がエンジンに支持されている。また、上記吸
気通路を通して外部の空気が同上エンジン内に吸入され
ることとされ、上記吸入される空気に対し燃料を供給す
る燃料供給手段が設けられ、かつ、この燃料供給手段を
制御する制御手段が設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
駆動装置では、エンジンに対し、スロットルボディ、燃
料供給手段、および制御手段がそれぞれ個別に取り付け
られている。
【0005】このため、上記駆動装置を組み立てる場合
には、上記エンジンに対しスロットルボディ、燃料供給
手段、および制御手段を順次取り付ける必要がある。し
かし、エンジン周りの空間は狭いため、上記組み立て作
業は煩雑になっている。
【0006】また、エンジンに対するスロットルボディ
等の取り付けのために、それぞれブラケットが設けられ
ているが、このため、駆動装置の部品が多くなって、そ
の構成が複雑になっている。
【0007】また、上記駆動装置は、船等の狭い空間に
設置されることが多いため、これを、よりコンパクトに
することが望まれている。
【0008】また、上記燃料供給手段を構成する燃料噴
射弁は、通常、構造が精密であり、しかも、磁力で開閉
動作させられるようになっていて、その要部材質が強磁
性体である鉄系とされることが多く、これは水分や、塩
分による腐食が進み易いものである。
【0009】このため、上記燃料噴射弁がエンジンに吸
入される空気中の水分や塩分にさらされると、容易に腐
食してその作動が阻害されるなど寿命が短くなるという
問題がある。
【0010】また、上記燃料供給手段を構成する高圧燃
料ポンプと、高圧燃料ポンプ制御装置とを接続させる電
線には、大電流が流れるため、この電線はできるだけ短
くし、かつ、この電線の配線作業が容易にできるように
することが望まれている。
【0011】更に、上記制御手段を構成してスロットル
弁の開度を検出する開度センサーは、その検出信号によ
り、燃料供給手段を制御するが、上記開度センサーがエ
ンジンからの振動で振動すると、検出精度が低下して上
記燃料供給手段の制御が阻害され、このため、エンジン
性能が低下させられるおそれを生じる。
【0012】本発明は、上記のような事情に注目してな
されたもので、駆動装置の組み立て作業が容易にできる
ようにすると共に、この駆動装置の構成を簡単にさせる
ことを主たる課題とする。
【0013】また、その他、前記種々の問題点を解決
し、かつ、従来からの要求に応じることを課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
の本発明の駆動装置の構成部品取付構造は、次の如くで
ある。
【0015】請求項1の発明は、スロットル弁31を、
その内部が吸気通路30とされるスロットルボディ31
aと、このスロットルボディ31aに支承されて、上記
吸気通路30の開度を可変とする弁体31bとで構成
し、エンジン13に上記スロットルボディ31aを締結
具31cによって締結し、上記吸気通路30を通して外
部の空気Aが同上エンジン13内に吸入されるように
し、上記吸入される空気Aに対し燃料36を供給する燃
料供給手段39を設け、この燃料供給手段39を制御す
る制御手段71を設けた駆動装置において、上記スロッ
トルボディ31aに上記燃料供給手段39と制御手段7
1とを取り付けて一つの結合体とし、この結合体を上記
締結具31cによって上記エンジン13に対し一体的に
着脱自在としたものである。
【0016】請求項2の発明は、請求項1の発明に加え
て、上記締結具31cの軸心に沿った視線でみて、この
軸心から上記燃料供給手段39と制御手段71とを偏位
させたものである。
【0017】請求項3の発明は、請求項1、もしくは2
の発明に加えて、上記エンジン13のクランク軸21の
軸心19を垂直にしたときの平面視で、ある水平な一方
向を前方としたとき、上記エンジン13の前方にスロッ
トル弁31を配置し、このスロットル弁31の吸気通路
30の軸心30aが前後方向に延びるようにし、左右方
向で、上記スロットル弁31の一側方に上記燃料供給手
段39を配設し、上記スロットル弁31の前端に吸気取
入箱32を締結具32aにより取り付け、上記吸気取入
箱32の一部32bを上記一側方に延出させて、この吸
気取入箱32の一部32bで上記燃料供給手段39をそ
の前方から覆い、上記吸気取入箱32の一部32bを他
の締結具32a′で同上スロットル弁31に取り付け、
上記他の締結具32a′を上記燃料供給手段39の上記
一側方の外方に位置させたものである。
【0018】請求項4の発明は、請求項1から3のうち
いずれか1つの発明に加えて、上記エンジン13のクラ
ンク軸21の軸心19を垂直にしたときの平面視で、あ
る水平な一方向を前方としたとき、上記エンジン13の
前方にスロットル弁31を配置し、このスロットル弁3
1の吸気通路30の軸心30aが前後方向に延びるよう
にし、左右方向で、上記スロットル弁31の一側方に上
記燃料供給手段39を配設すると共に、上記クランク軸
21の軸心19を基準として、上記吸気通路30の軸心
30aを上記燃料供給手段39とは反対側に位置させた
ものである。
【0019】請求項5の発明は、請求項2から4のうち
いずれか1つの発明に加えて、上記燃料供給手段39
が、上記スロットルボディ31aに取り付けられて上記
吸気通路30内に燃料36を噴射する燃料噴射弁37
と、この燃料噴射弁37に供給される燃料36を溜める
ベーパセパレータタンク42とを備え、左右方向で、上
記燃料噴射弁37を基準として、上記スロットルボディ
31aとは反対側に上記ベーパセパレータタンク42を
位置させたものである。
【0020】請求項6の発明は、請求項1から5のうち
いずれか1つの発明に加えて、上記燃料供給手段39
が、上記スロットルボディ31aに取り付けられて上記
吸気通路30内に燃料36を噴射する燃料噴射弁37
と、この燃料噴射弁37に供給される燃料36を溜める
ベーパセパレータタンク42と、このベーパセパレータ
タンク42内の燃料36を上記燃料噴射弁37に加圧し
て供給する高圧燃料ポンプ52とを備え、一方、上記制
御手段71が、上記スロットルボディ31aに取り付け
られて上記高圧燃料ポンプ52を制御する高圧燃料ポン
プ制御装置73を備え、上記高圧燃料ポンプ52と高圧
燃料ポンプ制御装置73とを互いに接近させたものであ
る。
【0021】請求項7の発明は、請求項1から6のうち
いずれか1つの発明に加えて、上記制御手段71が、上
記スロットル弁31における吸気通路30の開度を検出
する開度センサー72を備え、この開度センサー72を
上記スロットルボディ31aに取り付けたものである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
【0023】図2において、符号1は水面2に浮かべら
れる船で、矢印Frはこの船1の前方(ある水平な一方
向に相当する)を示している。なお、下記する左右とは
上記前方に向っての方向をいうものとする。
【0024】上記船1の船体3の後部に駆動装置である
船外機4が着脱自在に取り付けられている。この船外機
4は、上記船体3の後部に着脱自在に取り付けられるク
ランプブラケット6と、このクランプブラケット6に枢
支軸7を介し上下回動自在に枢支されるスイベルブラケ
ット8と、このスイベルブラケット8を上下回動させる
油圧シリンダ9と、上記スイベルブラケット8に支持さ
れる推進ユニット10とを備えている。
【0025】上記推進ユニット10は上記スイベルブラ
ケット8に支持されるケース12を有し、このケース1
2の上部に内燃機関である多気筒2サイクルエンジン1
3が取り付けられ、このエンジン13をその上方から覆
うカウリング14が設けられている。
【0026】上記エンジン13の下方で上記ケース12
内には軸心がほぼ垂直の動力伝達軸15が設けられ、こ
の動力伝達軸15は上記ケース12に軸受により両端支
持されてその軸心回りに回転自在とされている。また、
上記ケース12の下端部には軸心が前後方向に延びるプ
ロペラ軸16がその軸心回りに回転自在に支承されてい
る。このプロペラ軸16の後端部は上記ケース12の下
端部の後端から外方に突出し、上記プロペラ軸16の後
端部にプロペラ17が取り付けられている。
【0027】図1〜5において、上記エンジン13は2
サイクル6気筒エンジンで上記ケース12に支持される
クランクケース20を有し、このクランクケース20に
は軸心19がほぼ垂直(縦向き)のクランク軸21が収
容されると共に、その軸心19回りに回転自在に支承さ
れている。
【0028】上記クランクケース20には、各気筒を構
成するシリンダ本体22が突設されている。このシリン
ダ本体22には各気筒毎にシリンダ孔23が形成され、
これら各シリンダ孔23にそれぞれピストン24が摺動
自在に嵌入され、これら各ピストン24はそれぞれ連接
棒25により上記クランク軸21に連動連結されてい
る。また、同上クランクケース20にはその内外を連通
させる吸気ポート27が各気筒毎に形成されている。
【0029】一端がカウリング14内の大気に開口し他
端が上記吸気ポート27に連通する吸気系部材26が設
けられている。この吸気系部材26は、上記クランクケ
ース20に取り付けられるスロットル弁31と、このス
ロットル弁31の前端に締結具32aにより着脱自在に
取り付けられる樹脂製の吸気取入箱32とを備えてい
る。この場合、締結具32aに対するねじ回しの操作
は、上記吸気取入箱32の前方からできることとされて
いる。
【0030】上記スロットル弁31は、上記エンジン1
3の前方に配置され、上記各吸気ポート27にそれぞれ
連通する吸気通路30を有するスロットルボディ31a
と、このスロットルボディ31aに支承されて上記各吸
気通路30の開度を可変とするバタフライ形式の弁体3
1bとで構成され、上記吸気通路30の軸心30aは前
後方向に延びている。上記スロットルボディ31aはア
ルミ合金製で十分の剛性を有しており、上記クランクケ
ース20に締結具31cによって着脱自在に強固に締結
されている。
【0031】上記スロットル弁31は各気筒毎に設けら
れて、上下に積み重ねられており、その各スロットルボ
ディ31aは一体成形されている。また、上記各スロッ
トル弁31の弁体31bはリンク機構31dによって互
いに連動連結され、互いに同じ開度をとることとされて
いる。
【0032】上記吸気取入箱32はサイレンサーとして
の機能を有し、その内部は上記スロットル弁31の各吸
気通路30のそれぞれに連通する共通の吸気通路30と
されている。この吸気取入箱32の吸気通路30と、上
記スロットル弁31の吸気通路30とを通して上記吸気
取入箱32の外部が上記吸気ポート27に連通し、この
場合、上記吸気取入箱32に上記吸気系部材26の上流
端開口33が形成されている。また、上記各吸気ポート
27には、それぞれリード弁29が設けられている。
【0033】そして、上記吸気取入箱32の外部の空気
Aが、上記上流端開口33、各吸気通路30,30、リ
ード弁29、および吸気ポート27を通してクランクケ
ース20の内部に流入可能とされ、この場合、上記各リ
ード弁29は空気Aを上記クランクケース20の内部側
に向ってのみ流動させる。
【0034】上記各シリンダ本体22内で、このシリン
ダ本体22とピストン24とで囲まれた空間が燃焼室3
4であり、この燃焼室34に点火プラグ35の放電部が
臨んでいる。
【0035】上記吸気通路30を通して吸入される空気
Aに対し、燃料36を供給可能とする燃料供給手段39
が設けられている。
【0036】上記燃料供給手段39は、各気筒毎に上記
スロットル弁31のスロットルボディ31aに取り付け
られる燃料噴射弁37を有している。これら各燃料噴射
弁37は、上記各リード弁29よりも上流側の吸気通路
30内に燃料36を噴射し、この燃料36を上記吸気通
路30を通る空気Aに供給可能とする。上記燃料噴射弁
37は、磁力で開閉作動させられるソレノイド開閉式で
あって、その要部材質は鉄系の強磁性体とされている。
【0037】また、上記燃料供給手段39は上記各燃料
噴射弁37の各上流端を互いに連通させる燃料レール3
8を有している。一方、上記船体3には燃料36を溜め
る燃料タンク41が支持されている。また、上記燃料供
給手段39は上記燃料噴射弁37に供給される燃料36
を溜めるアルミ鋳造製のベーパセパレータタンク42を
有し、このベーパセパレータタンク42は上下一対の締
結具43,43により、上記スロットルボディ31aに
着脱自在に締結されている。
【0038】上記燃料タンク41から上記ベーパセパレ
ータタンク42内に燃料36を供給可能とする手動の第
1燃料ポンプ48と、ダイヤフラム式の低圧の第2燃料
ポンプ49とが直列に設けられ、これら第1、第2燃料
ポンプ48,49の間にはチューブ50とフィルター5
1とが介設されている。
【0039】上記ベーパセパレータタンク42の燃料3
6を加圧し高圧にして上記燃料レール38に供給する高
圧燃料ポンプ52が設けられている。この高圧燃料ポン
プ52は配管53により上記燃料レール38に連結さ
れ、上記高圧燃料ポンプ52が駆動すれば、上記ベーパ
セパレータタンク42内の燃料36が加圧されて上記配
管53と燃料レール38とを通し各燃料噴射弁37に供
給される。また、上記燃料レール38は配管54とレギ
ュレータ59とを介して上記ベーパセパレータタンク4
2内に連結され、上記レギュレータ59により、上記各
燃料噴射弁37に供給される燃料36の圧力が所定の高
圧に調圧される。そして、この燃料噴射弁37は上記圧
力に基づいて燃料36を噴射可能とする。上記高圧燃料
ポンプ52、配管53、配管54、およびレギュレータ
59も、上記燃料供給手段39を構成している。
【0040】上記クランク軸21に連動する電気部品で
あるフライホイールマグネト60が設けられている。こ
のフライホイールマグネト60は、上記クランク軸21
の上端部に支持された椀状のフライホイール61と、こ
のフライホイール61の内周面に固定されてこのフライ
ホイール61と共に上記クランク軸21の軸心回りに回
転する永久磁石62と、上記永久磁石62の回転軌跡に
対向して上記シリンダ本体22に取り付けられるチャー
ジコイル63およびライトコイル64と、上記フライホ
イール61の外周面の凸部に対向して同上シリンダ本体
22に取り付けられるパルサーコイル65と、上記フラ
イホイール61をその上方から覆うホイールカバー66
とを備えている。
【0041】上記燃料供給手段39を含めてエンジン1
3を電子的に制御する制御手段71が設けられ、この制
御手段71は電子的な中央制御装置68を有している。
この制御装置68には上記点火プラグ35、燃料噴射弁
37のソレノイド、チャージコイル63、ライトコイル
64、およびパルサーコイル65が電気的に接続されて
いる。
【0042】また、同上制御手段71を構成し、前記ス
ロットル弁31の開度を検出する開度センサー72が設
けられている。この開度センサー72は上記スロットル
ボディ31aに取り付けられ、この開度センサー72も
上記制御装置68に電気的に接続されている。
【0043】上記高圧燃料ポンプ52の回転体55は、
同上制御手段71を構成するレジスターである高圧燃料
ポンプ制御装置73を介して上記制御装置68に電気的
に接続され、この高圧燃料ポンプ制御装置73は上記高
圧燃料ポンプ52を電子的に制御する。この高圧燃料ポ
ンプ制御装置73は前記スロットルボディ31aの上面
に締結具73aにより取り付けられている。また、同上
制御手段71を構成し、この高圧燃料ポンプ制御装置7
3、前記燃料噴射弁37、および燃料レール38をその
上方から覆う樹脂製のカバー74が設けられ、このカバ
ー74も上記スロットルボディ31aの上面に締結具7
4aにより取り付けられている。
【0044】図4において、75はオイルタンクで、7
6はオイルポンプであり、上記オイルタンク75のオイ
ルが上記オイルポンプ76によって前記ベーパセパレー
タタンク42内に供給され、ここで、上記オイルと燃料
36とが混合されて、燃料噴射弁37を通し燃焼室34
に供給され、エンジン13が潤滑されるようになってい
る。
【0045】前記したカウリング14は、エンジン13
だけでなく、このエンジン13の周辺機器である上記吸
気系部材26、燃料噴射弁37、燃料レール38、ベー
パセパレータタンク42、第2燃料ポンプ49、高圧燃
料ポンプ52、フライホイールマグネト60、制御装置
68、高圧燃料ポンプ制御装置73、オイルタンク7
5、およびオイルポンプ76をその上方から一体的に覆
っている。
【0046】上記カウリング14は上記エンジン13と
その周辺機器の上面側をその外方から覆う天井板79
と、この天井板79の周縁から下方に向い一体的に延び
て上記エンジン13とその周辺機器の外側面をその外方
から全体的に覆う側壁80とで構成されている。上記天
井板79の後部には左右一対の外気導入口81,81が
形成され、これら各外気導入口81は上記カウリング1
4の外部をその内部に連通させている。
【0047】上記エンジン13が駆動して空気Aを吸引
するとき、上記カウリング14の外部の空気Aが上記各
外気導入口81を通って上記カウリング14の内部に吸
入され、この空気Aは同上カウリング14の内部を前記
吸気系部材26を構成する吸気取入箱32の上流端開口
33に向って流される。
【0048】そして、この空気Aは上記上流端開口3
3、吸気取入箱32内の吸気通路30、スロットル弁3
1内の吸気通路30、リード弁29、および吸気ポート
27を順次通ってクランクケース20内に吸入される。
この場合、上記吸気通路30を通る空気Aに対し、制御
手段71により制御された燃料噴射弁37により燃料3
6が噴射されて供給され、これにより混合気が生成され
る。この混合気は上記クランクケース20内で、一旦、
予圧縮された後、燃焼室34に吸入され、ここで、上記
制御装置68により制御された点火プラグ35により着
火され、燃焼させられて、これが動力に変換される。そ
して、この動力は、上記クランク軸21を介し出力さ
れ、動力伝達軸15やプロペラ軸16を介しプロペラ1
7に伝達されて、船1が推進させられる。
【0049】図1、3〜5において、前記スロットルボ
ディ31aには、前記したように燃料供給手段39の燃
料噴射弁37とベーパセパレータタンク42とが直接的
に取り付けられると共に、これら燃料噴射弁37を介し
て燃料レール38が間接的に取り付けられ、かつ、上記
ベーパセパレータタンク42を介して高圧燃料ポンプ5
2も間接的に取り付けられている。更に、上記スロット
ルボディ31aには、制御手段71の開度センサー7
2、高圧燃料ポンプ制御装置73、カバー74がそれぞ
れ直接的に取り付けられている。
【0050】上記したように、スロットルボディ31a
に燃料供給手段39と制御手段71とが取り付けられ、
これら31a、39、71が一つの結合体(ユニット)
とされている。そして、この結合体は、前記締結具31
cによってエンジン13のクランクケース20に対し一
体的に着脱自在とされている。
【0051】このため、船外機4を組み立てる場合、予
め、上記スロットルボディ31aに燃料供給手段39と
制御手段71とを取り付けて結合体とし、これをエンジ
ン13に対し締結すればよいことから、上記結合体の組
み立ては、エンジン13から離れた広い作業空間でする
ことができる。
【0052】また、図5で示したように、上記スロット
ル弁31等の結合体の締結用の締結具31cの軸心に沿
った視線でみて(船外機4の正面視で)、この軸心から
上記燃料供給手段39と制御手段71とを偏位させ、つ
まり、この軸心の周りには、この軸心回りに上記締結具
31cを回転させるための工具用の作業空間が設けられ
ている。
【0053】このため、上記エンジン13のクランクケ
ース20に対し、スロットル弁31を着脱させる場合に
は、まず、上記スロットル弁31のスロットルボディ3
1aに吸気取入箱32を取り付けていない状態とする。
すると、上記締結具31cの軸心周りの空間が前方に向
って開放される。
【0054】よって、上記締結具31cをその軸心回り
で回転させることにより、この締結具31cを締め付け
たり、緩めたりするときの作業は、上記燃料供給手段3
9や制御手段71に邪魔されることなくできる。
【0055】特に、図1において、上記エンジン13の
クランク軸21の軸心19を垂直にしたときの平面視
で、上記吸気取入箱32の一部32bは、上記一側方
(左側方)に延出させられており、この吸気取入箱32
の一部32bは、上記燃料供給手段39の燃料噴射弁3
7や燃料レール38をその前方から覆っている。
【0056】このため、エンジン13に吸入される外部
の空気Aが、上記吸気取入箱32に向って流れるとき、
上記燃料供給手段39が上記空気Aの水分や塩分にさら
されることは、上記燃料供給手段39を覆う吸気取入箱
32の一部32bによって防止される。
【0057】また、上記吸気取入箱32の一部32bは
他の締結具32a′で同上スロットル弁31に取り付け
られており、かつ、上記他の締結具32a′は、正面視
や、平面視で、上記燃料供給手段39の上記一側方(左
側方)の外方に位置させられている。
【0058】このため、上記吸気取入箱32の一部32
bは上記スロットル弁31に支持されて、上記吸気取入
箱32の一部32bが自由端となることが防止され、し
かも、上記した各締結具32a,32a′は、左右方向
における上記燃料供給手段39の各外側方に別れて位置
することになるため、これら左右に別れた締結具32
a,32a′の間は十分の幅寸法を有することとなる。
【0059】よって、上記吸気取入箱32は、上記燃料
供給手段39を覆うようにその一部32bが延出させら
れて大形となりがちなものではあるが、これは上記スロ
ットル弁31に対し各締結具32a,32a′により、
強固に支持される。
【0060】また、図1で示したように、上記エンジン
13のクランク軸21の軸心19を垂直にしたときの平
面視で、上記エンジン13の前方にスロットル弁31が
配置され、このスロットル弁31の吸気通路30の軸心
30aが前後方向に延びることとされている。また、左
右方向で上記スロットル弁31の一側方(左側方)に上
記燃料供給手段39が配設されると共に、上記クランク
軸21の軸心19を基準として、上記吸気通路30の軸
心30aが上記燃料供給手段39とは反対側(右側)に
位置させられている。
【0061】このため、スロットル弁31と燃料供給手
段39を全体にみたとき、これら両者31,39がクラ
ンク軸21の軸心19から左右方向で大きく偏位するこ
とが防止される。
【0062】よって、エンジン13と、スロットル弁3
1および燃料供給手段39とは、左右方向でほぼ同じと
ころに位置させられることとなって、左右方向で、船外
機4がコンパクトとなる。
【0063】上記の場合、燃料噴射弁37、燃料レール
38、ベーパセパレータタンク42、高圧燃料ポンプ5
2、およびレギュレータ59は互いに接近させられてい
る。このため、これらを接続させるチューブ等の配管5
3,54が短くなって、構成が簡単になると共に、配管
がし易くされている。
【0064】前記吸気系部材26の上流端開口33は、
上記カウリング14内の前部で左右方向の一側部(右側
部)に配設されており、このため、上記カウリング14
内を外気導入口81から上記上流端開口33に向って流
れる空気Aの主流は、同上カウリング14内の一側部
(右側部)に偏って流れ易くなっている。また、上記カ
ウリング14内での空気Aの主流を強制的に同上カウリ
ング14内の一側部(右側部)に沿って流動させるため
の通路82が形成されている。この通路82は、上記ス
ロットル弁31、フライホイールマグネト60、高圧燃
料ポンプ制御装置73、カバー74、カウリング14の
天井板79、側壁80の一側壁(右側壁)で囲まれた空
間で形成されている。
【0065】上記の場合、左右方向で、上流端開口33
は上記スロットル弁31を基準として、燃料供給手段3
9とは反対側(右側)に設けられており、このため、上
記燃料供給手段39が、上記外気導入口81から上流端
開口33に向う空気Aの主流の水分や塩分にさらされる
ことが防止されている。
【0066】よって、構造が精密であるために、腐食の
防止が強く求められる燃料噴射弁37にあって、上記し
たように、空気A中の水分や塩分から離されることは寿
命を向上させる上で有益である。
【0067】また、燃料噴射弁37は磁力で開閉弁動作
させられるようになっていて、その主要材質が強磁性体
である鉄系であり、腐食され易いものであるため、この
腐食を防止し、寿命を向上させる上で、上記構成は極め
て有益である。
【0068】また、左右方向で、上記燃料噴射弁37を
基準として、上記スロットルボディ31aとは反対側
(左側)に上記ベーパセパレータタンク42が配置され
ている。
【0069】このため、燃料噴射弁37は、それぞれそ
の機能上、形状の大きいスロットル弁31と、ベーパセ
パレータタンク42とで挟まれることとなり、エンジン
13に吸入される空気A中の水分や塩分にさらされるこ
とが防止される。
【0070】よって、上記構成によれば、前記したと同
じ理由により、燃料噴射弁37の寿命を向上させる上で
有益である。
【0071】また、上記高圧燃料ポンプ52と高圧燃料
ポンプ制御装置73とは互いに接近させられている。
【0072】このため、高圧燃料ポンプ52と、高圧燃
料ポンプ制御装置73とを接続させる電線には大電流が
流れるが、この場合において、上記したように、上記高
圧燃料ポンプ52と高圧燃料ポンプ制御装置73とは互
いに接近させられたため、上記電線は短くできると共
に、上記電線の配線作業が容易となる。
【0073】また、前記したように、燃料噴射弁37は
その上方からカバー74で覆われている。このため、上
記燃料噴射弁37がエンジン13に吸入される空気A中
の水分や塩分にさらされることは、上記カバー74の利
用による簡単な構成で防止され、つまり、上記燃料噴射
弁37の腐食が簡単な構成で防止される。
【0074】また、前記したように、剛性が高いスロッ
トルボディ31aに開度センサー72が取り付けられて
おり、このため、この開度センサー72がエンジン13
からの振動で無用に振動させられるということが防止さ
れる。
【0075】よって、開度センサー72によるスロット
ル弁31の開度の検出が精度よくなされて、この検出信
号による燃料供給手段39の制御が正確になされると共
に、同上開度センサー72の寿命の向上が達成される。
【0076】また、上記燃料噴射弁37はその上方から
開度センサー72で覆われている。このため、上記燃料
噴射弁37がエンジン13に吸入される空気A中の水分
や塩分にさらされることは、上記開度センサー72の利
用による簡単な構成で防止され、つまり、上記燃料噴射
弁37の腐食が簡単な構成で防止される。
【0077】
【発明の効果】本発明による効果は、次の如くである。
【0078】請求項1の発明は、スロットル弁を、その
内部が吸気通路とされるスロットルボディと、このスロ
ットルボディに支承されて、上記吸気通路の開度を可変
とする弁体とで構成し、エンジンに上記スロットルボデ
ィを締結具によって締結し、上記吸気通路を通して外部
の空気が同上エンジン内に吸入されるようにし、上記吸
入される空気に対し燃料を供給する燃料供給手段を設
け、この燃料供給手段を制御する制御手段を設けた駆動
装置において、上記スロットルボディに上記燃料供給手
段と制御手段とを取り付けて一つの結合体とし、この結
合体を上記締結具によって上記エンジンに対し一体的に
着脱自在としてある。
【0079】このため、駆動装置を組み立てる場合、予
め、上記スロットルボディに燃料供給手段と制御手段と
を取り付けて結合体とし、これをエンジンに対し締結す
ればよいことから、上記結合体の組み立ては、エンジン
から離れた広い作業空間ですることができる。
【0080】よって、エンジンに対し、スロットルボデ
ィ、燃料供給手段、および制御手段を順次取り付ける必
要上、狭い空間での作業が強いられていた従来に比べ
て、上記駆動装置の組み立て作業が容易にできることと
なる。
【0081】また、エンジンに対するスロットルボディ
等の個々の取り付けにそれぞれブラケットを設けていた
従来に比べて、本発明では、スロットルボディが上記ブ
ラケットの機能を果すため、その分、部品点数が少なく
なって、駆動装置の構成が簡単になる。
【0082】請求項2の発明は、上記締結具の軸心に沿
った視線でみて、この軸心から上記燃料供給手段と制御
手段とを偏位させてある。
【0083】このため、上記結合体の締結用の締結具を
その軸心回りで回転させることにより、この締結具を締
め付けたり、緩めたりするときの作業は、上記燃料供給
手段や制御手段に邪魔されることなくできる。
【0084】よって、上記エンジンに対する上記結合体
の組み立てや、取り外しの作業は、更に容易となる。
【0085】請求項3の発明は、上記エンジンのクラン
ク軸の軸心を垂直にしたときの平面視で、ある水平な一
方向を前方としたとき、上記エンジンの前方にスロット
ル弁を配置し、このスロットル弁の吸気通路の軸心が前
後方向に延びるようにし、左右方向で、上記スロットル
弁の一側方に上記燃料供給手段を配設し、上記スロット
ル弁の前端に吸気取入箱を締結具により取り付け、上記
吸気取入箱の一部を上記一側方に延出させて、この吸気
取入箱の一部で上記燃料供給手段をその前方から覆って
ある。
【0086】このため、エンジンに吸入される外部の空
気が、上記吸気取入箱に向って流れるとき、上記燃料供
給手段が上記空気の水分や塩分にさらされることは、上
記燃料供給手段を覆う吸気取入箱の一部によって防止さ
れる。
【0087】よって、上記燃料供給手段の腐食が防止さ
れて、これの寿命の向上が達成される。
【0088】また、上記吸気取入箱の一部を他の締結具
で同上スロットル弁に取り付け、上記他の締結具を上記
燃料供給手段の上記一側方の外方に位置させてある。
【0089】このため、上記吸気取入箱の一部は上記ス
ロットル弁に支持されて、上記吸気取入箱の一部が自由
端となることが防止され、しかも、上記した各締結具
は、左右方向における上記燃料供給手段の各外側方に別
れて位置することになるため、これら左右に別れた締結
具の間は十分の幅寸法を有することとなる。
【0090】よって、上記吸気取入箱は、上記燃料供給
手段を覆うようにその一部が延出させられて大形となり
がちなものではあるが、これは上記スロットル弁に対し
各締結具により、強固に支持されることとなる。
【0091】請求項4の発明は、上記エンジンのクラン
ク軸の軸心を垂直にしたときの平面視で、ある水平な一
方向を前方としたとき、上記エンジンの前方にスロット
ル弁を配置し、このスロットル弁の吸気通路の軸心が前
後方向に延びるようにし、左右方向で、上記スロットル
弁の一側方に上記燃料供給手段を配設すると共に、上記
クランク軸の軸心を基準として、上記吸気通路の軸心を
上記燃料供給手段とは反対側に位置させてある。
【0092】このため、スロットル弁と燃料供給手段を
全体にみたとき、これら両者がクランク軸の軸心から左
右方向で大きく偏位することが防止される。
【0093】よって、エンジンと、スロットル弁および
燃料供給手段とは、左右方向でほぼ同じところに位置さ
せられることとなって、駆動装置がコンパクトとなり、
例えば、これの設置が、船におけるような狭い空間でも
容易にできることとなる。
【0094】請求項5の発明は、上記燃料供給手段が、
上記スロットルボディに取り付けられて上記吸気通路内
に燃料を噴射する燃料噴射弁と、この燃料噴射弁に供給
される燃料を溜めるベーパセパレータタンクとを備え、
左右方向で、上記燃料噴射弁を基準として、上記スロッ
トルボディとは反対側に上記ベーパセパレータタンクを
位置させてある。
【0095】このため、燃料噴射弁はスロットル弁と、
ベーパセパレータタンクとで挟まれることとなり、エン
ジンに吸入される空気中の水分や塩分にさらされること
が防止される。
【0096】よって、構造が精密であるために、腐食の
防止が強く求められる燃料噴射弁にあって、上記したよ
うに、空気中の水分や塩分から離されることは寿命を向
上させる上で有益である。
【0097】請求項6の発明は、上記燃料供給手段が、
上記スロットルボディに取り付けられて上記吸気通路内
に燃料を噴射する燃料噴射弁と、この燃料噴射弁に供給
される燃料を溜めるベーパセパレータタンクと、このベ
ーパセパレータタンク内の燃料を上記燃料噴射弁に加圧
して供給する高圧燃料ポンプとを備え、一方、上記制御
手段が、上記スロットルボディに取り付けられて上記高
圧燃料ポンプを制御する高圧燃料ポンプ制御装置を備
え、上記高圧燃料ポンプと高圧燃料ポンプ制御装置とを
互いに接近させてある。
【0098】このため、高圧燃料ポンプと、高圧燃料ポ
ンプ制御装置とを接続させる電線には大電流が流れる
が、この場合において、上記したように、上記両者を互
いに接近させたため、上記電線は短くできると共に、上
記電線の配線作業が容易となる。
【0099】請求項7の発明は、上記制御手段が、上記
スロットル弁における吸気通路の開度を検出する開度セ
ンサーを備え、この開度センサーを上記スロットルボデ
ィに取り付けてある。
【0100】このため、剛性が高いスロットルボディに
開度センサーが取り付けられることから、この開度セン
サーがエンジンからの振動で無用に振動させられるとい
うことが防止される。
【0101】よって、開度センサーによるスロットル弁
の開度の検出が精度よくなされて、この検出信号による
燃料供給手段の制御が正確に行われ、このため、エンジ
ン性能の向上が達成される。また、同上開度センサーの
寿命の向上も達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】駆動装置の平面図である。
【図2】駆動装置の全体側面図である。
【図3】駆動装置の側面線図である。
【図4】駆動装置の平面断面図である。
【図5】駆動装置の正面部分破断図である。
【符号の説明】 4 船外機(駆動装置) 13 エンジン 19 軸心 21 クランク軸 30 吸気通路 30a 軸心 31 スロットル弁 31a スロットルボディ 31b 弁体 31c 締結具 32 吸気取入箱 32a,32a′ 締結具 32b 一部 36 燃料 37 燃料噴射弁 39 燃料供給手段 42 ベーパセパレータタンク 52 高圧燃料ポンプ 68 制御装置 71 制御手段 72 開度センサー 73 高圧燃料ポンプ制御装置 74 カバー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スロットル弁を、その内部が吸気通路と
    されるスロットルボディと、このスロットルボディに支
    承されて、上記吸気通路の開度を可変とする弁体とで構
    成し、エンジンに上記スロットルボディを締結具によっ
    て締結し、上記吸気通路を通して外部の空気が同上エン
    ジン内に吸入されるようにし、上記吸入される空気に対
    し燃料を供給する燃料供給手段を設け、この燃料供給手
    段を制御する制御手段を設けた駆動装置において、 上記スロットルボディに上記燃料供給手段と制御手段と
    を取り付けて一つの結合体とし、この結合体を上記締結
    具によって上記エンジンに対し一体的に着脱自在とした
    駆動装置の構成部品取付構造。
  2. 【請求項2】 上記締結具の軸心に沿った視線でみて、
    この軸心から上記燃料供給手段と制御手段とを偏位させ
    た請求項1に記載の駆動装置の構成部品取付構造。
  3. 【請求項3】 上記エンジンのクランク軸の軸心を垂直
    にしたときの平面視で、ある水平な一方向を前方とした
    とき、上記エンジンの前方にスロットル弁を配置し、こ
    のスロットル弁の吸気通路の軸心が前後方向に延びるよ
    うにし、左右方向で、上記スロットル弁の一側方に上記
    燃料供給手段を配設し、上記スロットル弁の前端に吸気
    取入箱を締結具により取り付け、上記吸気取入箱の一部
    を上記一側方に延出させて、この吸気取入箱の一部で上
    記燃料供給手段をその前方から覆い、上記吸気取入箱の
    一部を他の締結具で同上スロットル弁に取り付け、上記
    他の締結具を上記燃料供給手段の上記一側方の外方に位
    置させた請求項1、もしくは2に記載の駆動装置の構成
    部品取付構造。
  4. 【請求項4】 上記エンジンのクランク軸の軸心を垂直
    にしたときの平面視で、ある水平な一方向を前方とした
    とき、上記エンジンの前方にスロットル弁を配置し、こ
    のスロットル弁の吸気通路の軸心が前後方向に延びるよ
    うにし、左右方向で、上記スロットル弁の一側方に上記
    燃料供給手段を配設すると共に、上記クランク軸の軸心
    を基準として、上記吸気通路の軸心を上記燃料供給手段
    とは反対側に位置させた請求項1から3のうちいずれか
    1つに記載の駆動装置の構成部品取付構造。
  5. 【請求項5】 上記燃料供給手段が、上記スロットルボ
    ディに取り付けられて上記吸気通路内に燃料を噴射する
    燃料噴射弁と、この燃料噴射弁に供給される燃料を溜め
    るベーパセパレータタンクとを備え、左右方向で、上記
    燃料噴射弁を基準として、上記スロットルボディとは反
    対側に上記ベーパセパレータタンクを位置させた請求項
    2から4のうちいずれか1つに記載の駆動装置の構成部
    品取付構造。
  6. 【請求項6】 上記燃料供給手段が、上記スロットルボ
    ディに取り付けられて上記吸気通路内に燃料を噴射する
    燃料噴射弁と、この燃料噴射弁に供給される燃料を溜め
    るベーパセパレータタンクと、このベーパセパレータタ
    ンク内の燃料を上記燃料噴射弁に加圧して供給する高圧
    燃料ポンプとを備え、一方、上記制御手段が、上記スロ
    ットルボディに取り付けられて上記高圧燃料ポンプを制
    御する高圧燃料ポンプ制御装置を備え、上記高圧燃料ポ
    ンプと高圧燃料ポンプ制御装置とを互いに接近させた請
    求項1から5のうちいずれか1つに記載の駆動装置の構
    成部品取付構造。
  7. 【請求項7】 上記制御手段が、上記スロットル弁にお
    ける吸気通路の開度を検出する開度センサーを備え、こ
    の開度センサーを上記スロットルボディに取り付けた請
    求項1から6のうちいずれか1つに記載の駆動装置の構
    成部品取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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