JPH09329022A - 自動車用空気温度調節装置 - Google Patents

自動車用空気温度調節装置

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JPH09329022A
JPH09329022A JP14931796A JP14931796A JPH09329022A JP H09329022 A JPH09329022 A JP H09329022A JP 14931796 A JP14931796 A JP 14931796A JP 14931796 A JP14931796 A JP 14931796A JP H09329022 A JPH09329022 A JP H09329022A
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JP
Japan
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temperature
air
cooling water
engine
exhaust manifold
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JP14931796A
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English (en)
Inventor
Yuji Ishihara
裕二 石原
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排気マニホールドを冷却する機能を維持しつ
つ、エンジン冷却水温が低く制御可能なるようにすると
共に室内空調装置の暖房性能の立ち上げを良くすること
が可能なること。 【解決手段】 エンジンユニット7の排気マニホールド
41には、外気導入装置41に近接してなる位置に導入
口45を有すると共に該排気マニホールド41に適宜の
空間47を介在して離間する位置にカバー部材49が配
設されてなり、ブロア装置25の上流側に設けられる第
1開口部53と、冷却装置27の下流側に設けられる第
2開口部55と、暖房装置33の下流側に設けられる第
3開口部57とが管路59、61、63、65を介在し
て夫々カバー部材49に連通されてなり、該第1乃至第
3開口部53、55、57夫々には、制御手段により、
該第1乃至第3開口部53、55、57夫々を開閉可能
なる第1乃至第3ドア69、71、73が配設されてな
ること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用空気温度
調節装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車用空気温度調節装置として
は、図12(実開平1ー103731号公報参照)に示
すような例がある。
【0003】即ち、従来の自動車用空気温度調節装置1
は、エンジンルーム3に設置されてなる強制電動冷却フ
ァン5を、エンジンユニット7の冷却水が所定温度以上
であることを検知することにより起動させて、前記エン
ジンルーム3内に外気9を強制的に導入することで、前
記エンジンルーム3内を冷却する装置である。符号11
はエンジン冷却ファン、13は該エンジン冷却ファン1
1の駆動用モータである。
【0004】また、実開平1ー103735号公報によ
れば、前記した自動車用空気温度調節装置1を用いて、
自動車の推進機関の始動に用いられるイグニッションス
イッチのキーをオフの位置に制御後に、エンジンの潤滑
油温度が所定値以上の時に、エンジンルーム内に外気を
強制的に導入することで、前記エンジンの潤滑油を冷却
する装置である。
【0005】更に、実開昭61ー134513号公報に
よれば、排気マニホールドとの間に空間部を形成するカ
バー部材を配することで、該排気マニホールドとの間の
空間部内に導入される走行風を排気マニホールドに吹き
付け、よって該排気マニホールドを冷却する装置であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、かかる構
成によれば、図12でいえば前記エンジンルーム3内に
外気9を吸い込み、実開昭61ー134513号公報の
例でいえば排気マニホールドに空気を吹き付けることに
ついて開示されているのみで、エンジンユニット7の冷
却水温そのものが高くなった場合に、該水温を下げる手
段が開示されていない。
【0007】また、エンジンユニット7を始動しても外
気9の温度が低い場合には、エンジン冷却水が低温のま
ま推移し、室内空調装置の暖房性能の立ち上げがよくな
いことになり、かかる場合の課題を解決する手段が開示
されていない。
【0008】そこで、本発明は、以上のような点に鑑み
てなされたもので、その目的とするところは、排気マニ
ホールドを冷却する機能を維持しつつ、エンジン冷却水
温が低く制御可能なるようにすると共に室内空調装置の
暖房性能の立ち上げを良くすることが可能なる自動車用
空気温度調節装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、外気導入口を有するブロア装
置、該ブロア装置の下流に配設されてなる冷却装置、そ
して該冷却装置の下流にエアミックスドアを介して二股
状に分岐し且つその一方側のダクト内にエンジンユニッ
トの冷却水系による暖房装置よりなると共に車室内に配
設されてなる室内空調装置と、前記エンジンユニットの
排気マニホールドに向けて外気を導入可能なる外気導入
装置とを少なくとも備えてなる自動車用空気温度調節装
置において、前記エンジンユニットの排気マニホールド
には、前記外気導入装置に近接してなる位置に導入口を
有すると共に該排気マニホールドに適宜の空間を介在し
て離間する位置にカバー部材が配設されてなり、前記ブ
ロア装置の上流側に設けられる第1開口部と、前記冷却
装置の下流側に設けられる第2開口部と、前記暖房装置
の下流側に設けられる第3開口部とが管路を介在して夫
々前記カバー部材に連通されてなり、該第1乃至第3開
口部夫々には、制御手段により、該第1乃至第3開口部
夫々を開閉可能なる第1乃至第3ドアが配設されてなる
ことを特徴とする。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の自動車用空
気温度調節装置であって、前記制御手段は、前記エンジ
ンユニットの冷却水温度を検知する冷却水温センサー
と、前記室内空調装置の温度設定手段とより得られるデ
ータにより、前記温度設定手段により設定されてなる室
温に到達せず且つエンジンユニットの冷却水温度がエン
ジン水温極高温判定定数より大きい場合には、前記室内
空調装置を稼働させると共にエアミックスドアにより暖
房装置にブロア装置よりの空気を通過させ且つ第3ドア
のみを開成することで、前記エンジンユニットの冷却水
性能を向上させ且つ前記管路により前記排気マニホール
ドに風を送ることを可能にすることを特徴とする。
【0011】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
記載の自動車用空気温度調節装置であって、前記制御手
段は、前記排気マニホールドの排気温度を検知する排気
温センサーより得られるデータにより、排気温度が排気
温極高温判定定数より大きい場合には、前記室内空調装
置を稼働させると共に前記冷房装置よりの冷気を前記第
2ドアのみを開成することで、前記管路により前記排気
マニホールドに吹き付けることを可能にすることを特徴
とする。
【0012】請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3
何れか記載の自動車用空気温度調節装置であって、前記
制御手段は、前記エンジンユニットの冷却水温度を検知
する冷却水温センサーと、前記排気マニホールドの排気
温度を検知する排気温センサーとより得られるデータに
より、前記エンジンユニットの冷却水温度がエンジン水
温極高温判定定数より大きく且つ排気温度が排気温極高
温判定定数より大きい場合には、室内空調装置を稼働さ
せると共に前記ブロア装置にほぼ最高の電圧を印加し、
前記エアミックスドアを暖房手段にほぼ100%の空気
が流入するようにし、前記第2ドア及び前記第3ドアを
共に開成することで、前記エンジンユニットの冷却水性
能を向上させ且つ前記排気マニホールドに前記室内空調
装置を介在した冷気を吹き付け可能とすることを特徴と
する。
【0013】請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4
何れか記載の自動車用空気温度調節装置であって、前記
制御手段は、前記エンジンユニットの冷却水温度を検知
する冷却水温センサーと、前記排気マニホールドの排気
温度を検知する排気温センサーとより得られるデータに
より、前記エンジンユニットの冷却水温度がエンジン水
温高温判定定数より大きく且つ排気温度が排気温高温判
定定数より大きい場合には、前記室内空調装置を稼働さ
せると共に前記ブロア装置にほぼ最高の電圧を印加し、
前記第2ドア及び前記第3ドアを共に開成することで、
前記エンジンユニットの冷却水性能を向上させ且つ前記
管路により前記排気マニホールドに前記室内空調装置を
介在した冷気を吹き付け可能とすることを特徴とする。
【0014】請求項6の発明は、請求項1乃至請求項5
何れか記載の自動車用空気温度調節装置であって、前記
制御手段は、前記エンジンユニットの冷却水温度を検知
する冷却水温センサーと、前記室内空調装置の温度設定
手段とより得られるデータにより、前記エンジンユニッ
トの冷却水温度がエンジン水温低温判定定数より小さく
且つ前記温度設定手段により設定されてなる室温が室内
定常・過渡状態判定定数より低い場合には、室内空調装
置を稼働させると共に前記第1ドアのみを開成すること
で、前記カバー内に滞在されてなる前記排気マニホール
ドによって熱せられてなる熱気を前記ブロア装置内に導
入可能なるよう制御してなることを特徴とする。
【0015】請求項7の発明は、請求項1乃至請求項5
何れか記載の自動車用空気温度調節装置であって、前記
制御手段は、自動車の推進機関の始動に用いられるイグ
ニッションスイッチと、前記エンジンユニットの冷却水
温度を検知する冷却水温センサーと、外気の温度を検知
する外気温センサーとより得られるデータにより、前記
イグニッションスイッチがオフで前記エンジンユニット
の冷却水温度がエンジン水温極高温判定定数より大きく
且つ前記外気温センサーにより検知する外気温度が外気
温高温判定定数より高い場合には、前記室内空調装置を
稼働させると共に前記第2ドアのみを開成することで、
前記管路により前記排気マニホールドに前記室内空調装
置を介在した冷気を吹き付け可能にすることを特徴とす
る。
【0016】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明によれば、前記第1ドアのみを開放することにより、
前記ブロア装置の上流に第1開口部が開成されるので、
前記エンジンユニットの排気マニホールドよりの熱気
が、カバー部材、管路を介して前記第1開口部により前
記室内空調装置のブロア装置に導入されることで、暖房
装置の空気上昇効率が著しく高くなり、よって暖房効率
を向上することができる。
【0017】また、前記第2ドアのみを開放することに
より、前記室内空調装置の第2開口部が開成されるの
で、前記室内空調装置の冷却装置の下流側よりの冷気
が、第2開口部、管路を経て前記カバー部材により前記
排気マニホールドに吹き付けられることを可能にし、排
気マニホールドの温度を下げることができ、エンジンル
ームそのものの温度を下げることができる。
【0018】また、前記第3ドアのみを開放することに
より、前記室内空調装置の第3開口部のみが開成される
ので、前記室内空調装置の暖房装置の下流側よりの空気
が第3開口部、管路を経て前記カバー部材により前記排
気マニホールドに吹き付けられることを可能にし、排気
マニホールドの温度を下げることができると共にエンジ
ン冷却水の温度が熱交換により下がるので、前記エンジ
ンユニットに戻った冷却水により、前記エンジンユニッ
トそのものの温度を下げることができる。
【0019】更に、前記第2、第3ドアのみを開放する
ことにより、前記室内空調装置の第2、第3開口部が開
成されるので、前記室内空調装置の冷却装置の下流側よ
りの冷気及び前記室内空調装置の暖房装置の下流側より
の空気夫々が第2、第3開口部、管路を経て前記カバー
部材により前記排気マニホールドに吹き付けられること
を可能にし、排気マニホールドの温度を下げることがで
きのみならず、エンジン冷却水の温度が熱交換により下
がるので、前記エンジンユニットに戻った冷却水により
エンジンユニットそのものの温度が低下し、よってエン
ジンルームの温度を下げることができる。
【0020】請求項2の発明によれば、請求項1記載の
効果に加え、前記温度設定手段により設定されてなる室
温に到達せず且つ前記エンジンユニットの冷却水温度が
エンジン水温極高温判定定数より大きいと検知された場
合には、前記室内空調装置を稼働させると共にエアミッ
クスドアにより暖房手段にブロア装置よりの空気を通過
させることで冷却水の熱交換を促進させてエンジンユニ
ットの温度を下げ且つ第3ドアのみを開成することで、
前記第3開口部、管路を経て前記排気マニホールドに風
を送ることになり、前記排気マニホールドの冷却を促進
することを可能にする。
【0021】請求項3の発明によれば、請求項1又は請
求項2記載の効果に加え、排気温度が排気温極高温判定
定数より大きいと検知された場合には、前記室内空調装
置を稼働させると共に前記冷房装置よりの冷気を前記第
2ドアのみを開成することで、前記第2開口部より管路
を経て前記排気マニホールドに吹き付け、排気マニホー
ルドの冷却を促進することを可能にする。
【0022】請求項4の発明によれば、請求項1乃至請
求項3何れか記載の効果に加え、前記エンジンユニット
の冷却水温度がエンジン水温極高温判定定数より大きく
且つ排気温度が排気温極高温判定定数より大きいと検知
された場合には、前記室内空調装置を稼働させると共に
前記ブロア装置にほぼ最高の電圧を印加して空気を最大
状態で送風し、前記エアミックスドアを暖房装置にほぼ
100%の空気が流入するように開成し、前記第2ドア
及び前記第3ドアを共に開成することで、前記エンジン
ユニットの冷却水性能を向上させ且つ前記排気マニホー
ルドに前記室内空調装置を介在した冷気を前記第2、第
3開口部より管路を経て吹き付けることを可能にする。
【0023】請求項5の発明によれば、請求項1乃至請
求項4何れか記載の効果に加え、前記エンジンユニット
の冷却水温度がエンジン水温高温判定定数より大きく且
つ排気温度が排気温高温判定定数より大きいと検知され
た場合には、前記室内空調装置を稼働させると共に前記
ブロア装置にほぼ最高の電圧を印加して空気を最大状態
で送風し、前記第2ドア及び前記第3ドアを共に開成す
ることで、前記エンジンユニットの冷却水性能を向上さ
せ且つ前記管路により前記排気マニホールドに前記室内
空調装置を介在した空気を前記第2、第3開口部より管
路を経て吹き付けることを可能にする。
【0024】請求項6の発明によれば、請求項1乃至請
求項5何れか記載の効果に加え、前記エンジンユニット
の冷却水温度がエンジン水温低温判定定数より小さく且
つ前記温度設定手段により設定されてなる室温が室内定
常・過渡状態判定定数より低いと検知された場合には、
前記室内空調装置を稼働させると共に前記第1ドアのみ
を開成することで、前記排気マニホールドによって熱せ
られた前記カバー内に滞在されてなる熱気を前記室内空
調装置の第1開口部を経て前記ブロア装置内に導入でき
るので、導入された空気が外気が低いにも関わらず熱せ
られているので暖房効率が高まることになる。
【0025】請求項7の発明によれば、請求項1乃至請
求項5何れか記載の効果に加え、前記イグニッションス
イッチがオフであるにも関わらず、前記エンジンユニッ
トの冷却水温度がエンジン水温極高温判定定数より大き
く且つ前記外気温センサーにより検知する外気温度が外
気温高温判定定数より高いと検知された場合には、前記
室内空調装置を稼働させると共に前記第2ドアのみを開
成することで、前記管路により前記排気マニホールドに
前記室内空調装置を介在した冷気を吹き付けることで、
排気マニホールドを早期に冷やすことによってエンジン
ルーム内の熱害を防ぐことができることになる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面と共に説明する。
【0027】図1乃至図10は、本発明の第1の実施形
態の構成を示す一部断面ブロック図である。
【0028】即ち、自動車用空気温度調節装置21は、
車室内37に配設されてなる室内空調装置39と、前記
エンジンユニット7の排気マニホールド41に向けて外
気9を導入可能なる外気導入装置43とを少なくとも備
えてなる。
【0029】前記室内空調装置39は、外気導入口23
を有するブロア装置25と、該ブロア装置25の下流に
配設されてなる冷却装置としてのエバポレータ27と、
該エバポレータ27の下流にエアミックスドア29を介
して二股状に分岐し且つその一方側のダクト31内に前
記エンジンユニット7の冷却水系による暖房装置として
のヒータコア33とよりなり、ケース35内に配設され
てなる。
【0030】前記エンジンユニット7の排気マニホール
ド41には、前記外気導入装置43の強制電動冷却ファ
ン5の下流側に近接してなる位置に導入口45を有する
と共に該排気マニホールド41に適宜の空間47を介在
して離間する位置にカバー部材49が配設されてなる。
【0031】前記ブロア装置25の上流側の空気取り入
れ口51に設けられる第1開口部53と、前記エバポレ
ータ27の下流側のケース35に設けられる第2開口部
55と、前記ヒータユニット33の下流側のケース35
に設けられる第3開口部57とは、夫々の管路59、6
1、63に連通されてなる。
【0032】該管路59、61、63は、該管路59、
61、63を集束させてなる管路65を介在して、前記
カバー部材49に連通されてなる。
【0033】該管路65は、前記室内37と前記エンジ
ンルーム3とを遮るダッシュパネル67を挿通して配設
されてなる。
【0034】前記第1乃至第3開口部53、55、57
夫々には、後述する制御手段により、該第1乃至第3開
口部53、55、57夫々を開閉可能なる第1乃至第3
ドア69、71、73が配設されてなる。
【0035】符号75、77、79、81は、前記第1
乃至第3ドア69、71、73及びエアミックスドア2
9を後述する制御手段により、回動させるアクチュエー
タである。
【0036】前記ブロア装置25は、ブロアファン83
と、該ブロアファン83を駆動するファンモータ85と
よりなる。
【0037】前記外気導入装置43は、コンデンサー8
7と、ラジエータ89と、強制電動ファン5とよりな
る。
【0038】前記エンジンルーム3は、前記ダッシュパ
ネル67と、エンジンフード91と、バンパー93と、
フロントグリル95と、アンダーカバー97とより囲ま
れてなる。
【0039】図2に示すように、第1乃至第3ドア6
9、71、73が閉じられている(第1作動状態)自動
車用空気温度調節装置21の車室内37側に配設されて
なる室内空調装置39と、前記エンジンルーム3側に配
設されてなる外気導入装置43とは、全く相互に関係を
持たない。
【0040】即ち、室内37側の室内空調装置39は、
ブロア装置25のブロアファン83が回転することによ
り、該ブロアファン83の上流側の空気取り入れ口51
から外気9或いは内気を取り入れ、エバポレータ27を
介して、該エバポレータ27の下流の二股状のダクト3
1、32の何れか一方又は双方に空気が流れ、一方のダ
クト31に流れた空気はヒータコア33によって暖めら
れ、他方のダクト32に流れた空気はそのまま加温され
ず、図示しない吹き出し口或いは一旦混合部で温度調節
されて吹き出し口に圧送され、該吹き出し口より室内3
7に吹き出される。
【0041】この時、室内37に吹き出された空気は、
前記エンジンルーム3側に配設されてなる外気導入装置
43には及ばないので、何ら関係がないことになる。
【0042】また、前記エンジンルーム3側に配設され
てなる外気導入装置43で、エンジンルーム3に外気9
が導入されても、室内37側の室内空調装置39には関
係しないことになる。
【0043】次に、図3に示すように、室内37側の室
内空調装置39のブロア装置25のブロアファン83が
回転する状態で、前記第1ドア69のアクチュエータ7
5のみが開く(第2作動状態)ように制御すると、第1
開口部53に吸引力が生じる。
【0044】そこで、前記排気マニホールド41に所定
の空間部47を介して覆うカバー部材49内に溜まって
いる空気が、符号101で示すように吸引され、管路6
5を介して符号103で示すように管路59に至り、前
記第1開口部53より符号105で示すようにブロアフ
ァン83内に吸引されることになる。
【0045】この前記ブロアファン83内に吸引された
空気101、103、105は、排気マニホールド41
が熱い状態では、温度の高い空気になり、外気9が低く
ても、暖房効果の立ち上げが早いことになる。
【0046】この第1ドア69が開成した時に、図示し
ない手段により、前記ブロアファン83の上流側の空気
取り入れ口51が閉じるようにして、前記ブロアファン
83に吸入される空気が、100%前記排気マニホール
ド41周りからの空気としても良いし、外気9或いは内
気との混合でも良い。
【0047】次に、図4に示すように、室内37側の室
内空調装置39のブロア装置25のブロアファン83が
回転する状態で、前記第2ドア71のアクチュエータ7
7のみが開く(第3作動状態)ように制御すると、第2
開口部55に押し出し力が生じる。
【0048】そこで、前記エバポレータ27で冷やされ
てなる空気が、符号107で示すように管路61、65
を経て前記排気マニホールド41に所定の空間部47を
介して覆うカバー部材49内に圧送され、符号109で
示すように前記排気マニホールド41に吹き付けること
になり、該排気マニホールド41を冷やすことになる。
【0049】次に、図5に示すように、室内37側の室
内空調装置39のブロア装置25のブロアファン83が
回転する状態で、前記第3ドア73のアクチュエータ7
9のみが開く(第4作動状態)ように制御すると、第3
開口部57に押し出し力が生じる。
【0050】そこで、前記ヒータコア33に空気を送り
込むことによって、エンジンユニット7の冷却水が熱交
換されてエンジン冷却性能を向上させ、エンジンルーム
3内熱害を防止できることになる。
【0051】また、前記ヒータコア33を通過してなる
空気が、符号111、113で示すように管路63、6
5を経て前記排気マニホールド41に所定の空間部47
を介して覆うカバー部材49内に圧送され、符号115
で示すように前記排気マニホールド41に吹き付けるこ
とになり、該排気マニホールド41を冷却でき、水温上
昇によりエンジン冷却性能低下に伴う排気マニホールド
41の高温化によるエンジンルーム3内の熱害を防止で
きることになる。
【0052】但し、図5の場合は、前記排気マニホール
ド41に吹き付ける空気は、前記ヒータコア33を通過
してなるので、図4に示す事例のようにそれ自体が冷え
ているものではないが、前記ヒータコア33を稼働する
ことによって前記エンジンユニット7の冷却水が熱交換
されて冷やされることと相俟って効果を発揮するもので
ある。
【0053】尚、図5はエアミックスドア29が中立の
位置、即ち双方のダクト31、32に空気が流れるよう
に図示されているが、前記ヒータコア33の熱交換効率
を上げるためには、エアミックスドア29を二点鎖線で
示すように、アクチュエータ81を制御して他方側のダ
クト32を閉じて、全ての空気を前記ヒータコア33を
通すようにすることが望ましいことは勿論である。
【0054】次に、図6に示すように、室内37側の室
内空調装置39のブロア装置25のブロアファン83が
回転する状態で、前記第2ドア71及び第3ドア73の
アクチュエータ77、79のみが開く(第5作動状態)
ように制御すると、第2開口部55及び第3開口部57
に押し出し力が生じる。
【0055】そこで、前記エバポレータ27で冷やされ
てなる空気が、符号107で示すように管路61を経て
圧送され且つ空気が前記ヒータコア33に送り込まれる
ことによって、エンジンユニット7の冷却水が熱交換さ
れて冷やされると共に前記ヒータコア33を通過してな
る空気が、符号111で示すように管路63を経て圧送
され、符号117で混合されて、前記排気マニホールド
41に所定の空間部47を介して覆うカバー部材49内
に圧送され、符号119で示すように前記排気マニホー
ルド41に吹き付けることになり、該排気マニホールド
41を冷やすことになる。
【0056】尚、図6はエアミックスドア29が中立の
位置、即ち双方のダクト31、32に空気が流れるよう
に図示されているが、前記ヒータコア33の熱交換効率
を上げるためには、エアミックスドア29を二点鎖線で
示すように、アクチュエータ81を制御して他方側のダ
クト32を閉じて、全ての空気を前記ヒータコア33を
通すようにすることが望ましいことは勿論である。
【0057】図1の符号121は、前記エンジンユニッ
ト7の冷却水温度を検知する冷却水温センサー、123
は前記排気マニホールド41の排気温度を検知する排気
温センサー、125は室内37の温度を検知する室温セ
ンサー、127は外気の温度を検知する外気温センサ
ー、129は前記室内空調装置39の温度設定手段、1
31はコントローラである。
【0058】図7乃至図11は第1実施形態の空気温度
調節制御処理を示すフローチャートである。
【0059】これらのフローチャートにより、第1実施
形態の動作を説明する。
【0060】まず、エンジンユニット7が図示しないイ
グニッションスイッチのキーを操作して始動すること
で、コントローラ131が起動する(S201)。
【0061】コントローラ131は、エンジン水温高温
判定定数Twh、エンジン水温極高温判定定数Twvh、排
気温高温判定定数Teh、排気温極高温判定定数Tevh、
室内定常・過度状態判定定数Tdh、ブロアファン83の
印加電圧値F、F’(F>F’)、エアミックスドア2
9の所定開度G、エンジンユニット7の冷却水温低温判
定定数Twlがセットされる(S202)。
【0062】ここで、エンジン水温極高温判定定数Twv
hは、エンジン水温高温判定定数Twhより大きな値に設
定されている。また、排気温極高温判定定数Tevhは、
排気温高温判定定数Tehより大きな値に設定されてい
る。
【0063】各センサー121、123、125及び前
記室内空調装置39の温度設定手段129により、エン
ジン冷却水温度Tw、排気マニホールド温度Te、室内温
度Tr、室温設定値Tsetが読み込まれる(S203)。
【0064】読み込まれた室内温度Trと室温設定値Ts
etとの差Td及びその絶対値が計算される(S20
4)。但し、この状態は、エンジンユニット7が始動さ
れただけで、前記室内空調装置39は作動されていない
ので、この差Tdの値はゼロが代入される。
【0065】エンジン冷却水温度Twがエンジン水温高
温判定定数Twhより高いか否か且つ排気マニホールド温
度Teが排気温高温判定定数Tehより低いか否かを判定
(S205)し、エンジン冷却水温度Twがエンジン水
温高温判定定数Twhより高く且つ排気マニホールド温度
Teが排気温高温判定定数Tehより低い場合には、S2
06に進み、そうでない場合には、S218に進むこと
になる。
【0066】S206にて、室内温度Trと室温設定値
Tsetとの差Tdの絶対値が、室内定常・過度状態判定定
数Tdhより大きいか否かを判定する。
【0067】この値が室内定常・過度状態判定定数Tdh
より大きいことは、室内37の温度が乗員が要求する快
適な温度状態には到達していない過渡期にあることを意
味し、この値が室内定常・過度状態判定定数Tdhより小
さいことは、室内37の温度が乗員が要求する快適な温
度状態に到達していることを意味する。
【0068】室内温度Trと室温設定値Tsetとの差Td
の絶対値が、室内定常・過度状態判定定数Tdhより大き
い場合には、S207に進み、小さい場合には、S21
1に進む。
【0069】S207にて、エアミックスドア29の開
度が所定開度Gより小さいか否かを判定し、小さければ
S208に、大きいか或いは同じ値の場合には、S21
2に進む。
【0070】尚、エアミックスドア29の開度が100
%の場合には、ブロアファン83から送風された流れが
全てヒーターコア33に通過させる、所謂、フルホット
状態にある。
【0071】また、エアミックスドア29の開度が0%
の場合には、ブロアファン83から送風された空気の流
れが全て他方側のダクトに導かれる、所謂、フルクール
状態にある。
【0072】S208にて、エンジン冷却水温度Twが
エンジン水温極高温判定定数Twvhより大きいか否かを
判定し、大きければS209に、そうでなければS21
4に進む。
【0073】前記エンジン冷却水温度Twが前記エンジ
ン水温極高温判定定数Twvhより大きい場合は、車室内
温度が乗員の要求する快適な温度状態には到達していな
い過渡的な状態ではあるが、エンジン冷却水温が非常に
高く、このままエンジン冷却水温が上がり続けると、オ
ーバーヒートなどを起こすおそれのある状態であるの
で、S209にて、アクチュエータ79を稼働して第3
ドア73のみを開成制御(第4作動状態)し、図5に示
すように、エアミックスドア29を所定の開度まで開く
ことにより、前記ヒータコア33に空気を送り込まれ
て、前記エンジンユニット7の冷却水が熱交換されてエ
ンジン冷却性能を向上させ、前記エンジンルーム3内熱
害を防止すると共に前記ヒータコア33を通過してなる
空気が、符号111、113で示すように管路63、6
5を経て前記排気マニホールド41に所定の空間部47
を介して覆うカバー部材49内に圧送され、符号115
で示すように前記排気マニホールド41に吹き付けるこ
とになり、該排気マニホールド41を冷却でき、水温上
昇によりエンジン冷却性能低下に伴う排気マニホールド
41の高温化によるエンジンルーム3内の熱害を防止す
ることになる。
【0074】前記エンジン冷却水温度Twが前記エンジ
ン水温極高温判定定数Twvhより小さい場合には、車室
内温度が乗員の要求する快適な温度状態には到達してい
ない過渡的な状態で、エンジン冷却水温が高温である
が、非常に高温というレベルではないので、S214に
て、アクチュエータ75、77、79を稼働して第1〜
第3ドア69、71、73を閉成制御(第1作動状態)
にし、まず車室内温度が乗員の要求する快適な温度状態
にすることを優先させる。
【0075】S207にて、エアミックスドア29の開
度が所定開度Gより大きいか或いは同じにして、S21
2に進むと、該S212にて、エンジン冷却水温度Tw
がエンジン水温極高温判定定数Twvhより大きいか否か
を判定し、大きければS213に、そうでなければS2
17に進む。
【0076】前記エンジン冷却水温度Twが前記エンジ
ン水温極高温判定定数Twvhより大きい場合は、車室内
温度が乗員の要求する快適な温度状態には到達していな
い過渡的な状態ではあるが、エンジン冷却水温が非常に
高く、このままエンジン冷却水温が上がり続けると、オ
ーバーヒートなどを起こすおそれのある状態であるの
で、S213にて、アクチュエータ79を稼働して第3
ドア73のみを開成制御(第4作動状態)し、図5に示
すように、エアミックスドア29を所定の開度まで開く
ことにより、前記ヒータコア33に空気を送り込むこと
によって、エンジンユニット7の冷却水が熱交換されて
エンジン冷却性能を向上させ、エンジンルーム3内熱害
を防止すると共に前記ヒータコア33を通過してなる空
気が、符号111、113で示すように管路63、65
を経て前記排気マニホールド41に所定の空間部47を
介して覆うカバー部材49内に圧送され、符号115で
示すように前記排気マニホールド41に吹き付けること
になり、該排気マニホールド41を冷却でき、水温上昇
によりエンジン冷却性能低下に伴う排気マニホールド4
1の高温化によるエンジンルーム3内の熱害を防止する
ことになる。
【0077】前記エンジン冷却水温度Twが前記エンジ
ン水温極高温判定定数Twvhより小さい場合には、車室
内温度が乗員の要求する快適な温度状態には到達してい
ない過渡的な状態で、エンジン冷却水温が高温である
が、非常に高温というレベルではないので、S217に
て、第1〜第3ドア69、71、73を閉成制御(第1
作動状態)にし、まず車室内温度が乗員の要求する快適
な温度状態にすることを優先させる。
【0078】前記したように、S206にて、室内温度
Trと室温設定値Tsetとの差Tdの絶対値が、室内定常
・過度状態判定定数Tdhより大きいか否かを判定して、
この値が室内定常・過度状態判定定数Tdhより小さい場
合、即ち、室内37の温度が乗員が要求する快適な温度
状態に到達している場合には、S211に進み、ブロア
ファン83が作動していない場合には、S215によ
り、ファンモータ85に印加電圧を加えて、ブロアファ
ン83が作動している場合にはそのままS216にて第
3ドア73のみ開成する。
【0079】S216に進む状態は、室内37の温度状
態が定常状態で、乗員は室温に対して不快感が無く、ま
た、空調装置39の送風能力にも余裕がある状態であ
る。
【0080】S216にて、第3ドア73のみを開成制
御(第4作動状態)し、図5に示すように、エアミック
スドア29を所定の開度まで開くことにより、前記ヒー
タコア33に空気を送り込むことによって、エンジンユ
ニット7の冷却水が熱交換されてエンジン冷却性能を向
上させ、エンジンルーム3内熱害を防止すると共に前記
ヒータコア33を通過してなる空気が、符号111、1
13で示すように管路63、65を経て前記排気マニホ
ールド41に所定の空間部47を介して覆うカバー部材
49内に圧送され、符号115で示すように前記排気マ
ニホールド41に吹き付けることになり、該排気マニホ
ールド41を冷却でき、水温上昇によりエンジン冷却性
能低下に伴う排気マニホールド41の高温化によるエン
ジンルーム3内の熱害を防止することになる。
【0081】前記したように、エンジン冷却水温度Tw
がエンジン水温高温判定定数Twhより高いか否か且つ排
気マニホールド温度Teが排気温高温判定定数Tehより
低いか否かを判定(S205)し、前記エンジン冷却水
温度Twがエンジン水温高温判定定数Twhより高くて前
記排気マニホールド温度Teが排気温高温判定定数Teh
より低いという条件に合致しない場合には、S218で
再びエンジン冷却水温度Twがエンジン水温高温判定定
数Twhより高いか否か且つ排気マニホールド温度Teが
排気温高温判定定数Tehより低いか否かを判定を行い、
前記エンジン冷却水温度Twがエンジン水温高温判定定
数Twhより低くて、前記排気マニホールド温度Teが排
気温高温判定定数Tehより高い場合には、S219に進
み、そうでない場合にはS230に進むことになる。
【0082】S219にて、室内温度Trと室温設定値
Tsetとの差Tdの絶対値が、室内定常・過度状態判定定
数Tdhより大きいか否かを判定する。
【0083】この値が室内定常・過度状態判定定数Tdh
より大きいことは、室内37の温度が乗員が要求する快
適な温度状態には到達していない過渡期にあることを意
味し、この値が室内定常・過度状態判定定数Tdhより小
さいことは、室内37の温度が乗員が要求する快適な温
度状態に到達していることを意味する。
【0084】室内温度Trと室温設定値Tsetとの差Td
の絶対値が、室内定常・過度状態判定定数Tdhより大き
い場合には、S220に進み、小さい場合には、S22
2に進む。
【0085】S220にて、前記排気マニホールド温度
Teが排気温極高温判定定数Tevhより高い場合には、S
221に進み、そうでない場合にはS223に進むこと
になる。
【0086】この排気マニホールド温度Teの値が排気
温極高温判定定数Tevhより大きいことは、室内37の
温度状態が乗員が要求する快適な温度状態には到達して
いない過渡期にあるが、排気マニホールド温度Teが非
常に高く、排気マニホールド41の高温化による、エン
ジンルーム3内の熱害に影響を及ぼす可能性があるた
め、S221でアクチュエータ77を稼働して第2ドア
71のみを開成制御(第3作動状態)することになる。
【0087】室内37側の室内空調装置39のブロア装
置25のブロアファン83が回転する状態で、前記第2
ドア71のみが開くと、第2開口部55に押し出し力が
生じる。
【0088】そこで、前記エバポレータ27で冷やされ
てなる空気が、符号107で示すように管路61、65
を経て前記排気マニホールド41に所定の空間部47を
介して覆うカバー部材49内に圧送され、符号109で
示すように前記排気マニホールド41に吹き付けること
になり、該排気マニホールド41を冷却することがで
き、排気マニホールド41の高温化によるエンジンルー
ム3内熱害を防止できることになる。
【0089】前記排気マニホールド温度Teが前記排気
温極高温判定定数Tevhより小さい場合には、室内37
の温度が乗員の要求する快適な温度状態には到達してい
ない過渡的な状態で、排気マニホールド温度Teが高温
であるが、非常に高温というレベルではないので、S2
23にて、アクチュエータ75、77、79を稼働して
第1〜第3ドア69、71、73を閉成制御(第1作動
状態)し、まず室内37の温度が乗員の要求する快適な
温度状態にすることを優先させる。
【0090】前記したように、S219にて、室内温度
Trと室温設定値Tsetとの差Tdの絶対値が、室内定常
・過度状態判定定数Tdhより大きいか否かを判定して、
この値が室内定常・過度状態判定定数Tdhより小さい場
合、即ち、室内37の温度が乗員が要求する快適な温度
状態に到達している場合には、S222に進み、ブロア
ファン83が作動していない場合には、S224によ
り、ファンモータ85に印加電圧を加えて、ブロアファ
ン83が作動している場合にはそのままS225にてア
クチュエータ77を稼働して第2ドア71のみ開成制御
(第3作動状態)する。
【0091】S225に進む状態は、室内37の温度状
態が定常状態で、乗員は室温に対して不快感が無く、ま
た、空調装置39の送風能力にも余裕がある状態であ
る。
【0092】室内37側の室内空調装置39のブロア装
置25のブロアファン83が回転する状態で、前記第2
ドア71のみが開くと、前記したように、第2開口部5
5に押し出し力が生じる。
【0093】そこで、前記エバポレータ27で冷やされ
てなる空気が、符号107で示すように管路61、65
を経て前記排気マニホールド41に所定の空間部47を
介して覆うカバー部材49内に圧送され、符号109で
示すように前記排気マニホールド41に吹き付けること
になり、該排気マニホールド41を冷却することがで
き、排気マニホールド41の高温化によるエンジンルー
ム3内熱害を防止できることになる。
【0094】前記したように、エンジン冷却水温度Tw
がエンジン水温高温判定定数Twhより高いか否か且つ排
気マニホールド温度Teが排気温高温判定定数Tehより
低いか否かを判定(S205)し、前記エンジン冷却水
温度Twがエンジン水温高温判定定数Twhより高くて前
記排気マニホールド温度Teが排気温高温判定定数Teh
より低いという条件に合致しない場合には、S218で
再び前記判定を行い、前記エンジン冷却水温度Twがエ
ンジン水温高温判定定数Twhより低くて、前記排気マニ
ホールド温度Teが排気温高温判定定数Tehより高いと
いう条件に合致しない場合には、S230で再び前記判
定を行い、前記エンジン冷却水温度Twがエンジン水温
高温判定定数Twhより高くて前記排気マニホールド温度
Teが排気温高温判定定数Tehより高いという条件に合
致前した場合には、S231に進み、そうでない場合に
は、S236に進む。
【0095】S231にて、前記エンジン冷却水温度T
wがエンジン水温極高温判定定数Twvhより高くて、前記
排気マニホールド温度Teが排気温極高温判定定数Tevh
より高いという、エンジン冷却水温度Tw及び排気マニ
ホールド温度Teが非常に高く、オーバーヒート及び排
気マニホールド41の高温化によるエンジンルーム3の
熱害のおそれがある時には、S232に進み、そうでな
い場合には、S235に進む。
【0096】S232にて、前記ファンモータ85にほ
ぼ最高電圧の印加電圧を与えると共に、S233で、エ
アミックスドア29のアクチュエータ81を開度100
%に制御する。そして、室内37側の室内空調装置39
のブロア装置25のブロアファン83が回転する状態
で、S234にて前記アクチュエータ77、79を稼働
して前記第2ドア71及び第3ドア73のみが開くよう
に制御(第5作動状態)すると、第2開口部55及び第
3開口部57に押し出し力が生じる。
【0097】そこで、前記エバポレータ27で冷やされ
てなる空気が、符号107で示すように管路61を経て
圧送され且つ空気が前記ヒータコア33に送り込まれる
ことによって、エンジンユニット7の冷却水が熱交換さ
れてエンジン水温冷却性能を向上できるのみならず、前
記ヒータコア33を通過してなる空気が、符号111で
示すように管路63を経て圧送され、符号117で混合
されて、前記排気マニホールド41に所定の空間部47
を介して覆うカバー部材49内に圧送され、符号119
で示すように前記排気マニホールド41に吹き付けるこ
とになり、該排気マニホールド41を冷却できることに
なる。
【0098】前記したように、S231にて、前記エン
ジン冷却水温度Twがエンジン水温極高温判定定数Twvh
より低くて、前記排気マニホールド温度Teが排気温極
高温判定定数Tevhより低いという、エンジン冷却水温
度Tw及び排気マニホールド温度Teが共に高温であるも
のの、非常に高いという程ではない状態では、S235
でファンモータ85にほぼ最高電圧の印加電圧を与え、
前記したS234にてアクチュエータ77、79を稼働
して前記第2ドア71及び第3ドア73のみが開くよう
に制御(第5作動状態)する。
【0099】このようにすることにより、オーバーヒー
ト及び排気マニホールド41の高温化によるエンジンル
ーム3の熱害を防止できることになる。
【0100】前記したように、S230で、前記エンジ
ン冷却水温度Twがエンジン水温高温判定定数Twhより
高いか否か且つ排気マニホールド温度Teが排気温高温
判定定数Tehより低いか否かを判定し、前記エンジン冷
却水温度Twがエンジン水温高温判定定数Twhより高く
て前記排気マニホールド温度Teが排気温高温判定定数
Tehより高いという条件に合致しない場合、即ちエンジ
ン冷却水温度Tw及び排気マニホールド温度Teが高温で
ないのでエンジンルーム3内では熱害的に問題ない状態
では、S236にて、前記エンジン冷却水温度Twがエ
ンジン水温高温判定定数Twhより低く且つ室内温度Tr
と室温設定値Tsetとの差Tdの絶対値が、室内定常・過
度状態判定定数Tdhより大きいか否かを判定する。
【0101】該判定により、前記エンジン冷却水温度T
wがエンジン水温高温判定定数Twhより低く且つ室内温
度Trと室温設定値Tsetとの差Tdの絶対値が、室内定
常・過度状態判定定数Tdhより大きい場合、即ちエンジ
ン冷却水温度Twが低く、室内37の温度が乗員の要求
する快適な温度状態には到達していない過渡的な状態で
は、S237に進み、そうでない場合には、S238に
進む。
【0102】かかる状態は、外気9の温度が低いか或い
はエンジン始動直後でコールドスタート状態にある場合
に多く存在する状況で、エンジン冷却水温度Twが低い
ため、ヒーターコア33の暖房能力が極端に低く、S2
37にて、アクチュエータ75を稼働して前記第1ドア
69を開くよう制御(第2作動状態)することにより、
排気マニホールド41によって熱せられた熱気101、
103、105がブロアファン83の上流に導かれ、暖
房性能を著しく向上することができることになる。
【0103】前記エンジン冷却水温度Twがエンジン水
温高温判定定数Twhより低くい訳でもまた室内温度Tr
と室温設定値Tsetとの差Tdの絶対値が、室内定常・過
度状態判定定数Tdhより大きい訳でもない時にはS23
8にてアクチュエータ75、77、79を稼働して前記
第1〜第3ドア69、71、73が閉成制御(第1作動
状態)されて第1〜第3開口53、55、57を閉じる
状態にし、S203へ戻り前記制御を繰り返すことにな
る。
【0104】図11は、本発明の第2の実施形態の空気
温度調節制御処理を示すフローチャートである。第1の
実施形態と主に異なる点は、エンジンユニット停止後に
エンジンルームの熱害防止手段が稼働することにある。
【0105】これらのフローチャートにより、第2実施
形態の動作を説明する。
【0106】まず、エンジンユニット7が図示しないイ
グニッションスイッチのキーを操作して始動すること
で、コントローラ131が起動する(S301)。コン
トローラ131は、エンジン水温高温判定定数Twh、エ
ンジン水温極高温判定定数Twvh、排気温高温判定定数
Teh、排気温極高温判定定数Tevh、室内定常・過度状
態判定定数Tdh、ブロアファン83の印加電圧値F、
F’(F>F’)、エアミックスドア29の所定開度
G、エンジンユニット7の冷却水温低温判定定数Twl、
外気温高温判定定数Tahがセットされる(S302)。
【0107】ここで、エンジン水温極高温判定定数Twv
hは、エンジン水温高温判定定数Twhより大きな値に設
定されている。また、排気温極高温判定定数Tevhは、
排気温高温判定定数Tehより大きな値に設定されてい
る。
【0108】各センサー121、123、125、12
7及び前記室内空調装置39の温度設定手段129によ
り、エンジン冷却水温度Tw、排気マニホールド温度T
e、室内温度Tr、外気温Ta、室温設定値Tsetが読み込
まれる(S303)。
【0109】読み込まれた室内温度Trと室温設定値Ts
etとの差Td及びその絶対値が計算される(S30
4)。但し、この状態は、エンジンユニット7が始動さ
れただけで、前記室内空調装置39は作動されていない
ので、この差Tdの値はゼロが代入される。
【0110】エンジン冷却水温度Twがエンジン水温高
温判定定数Twhより高いか否か且つ排気マニホールド温
度Teが排気温高温判定定数Tehより低いか否かを判定
(S205)し、エンジン冷却水温度Twがエンジン水
温高温判定定数Twhより高く且つ排気マニホールド温度
Teが排気温高温判定定数Tehより低い場合には、S2
06に進み、そうでない場合には、S218に進むこと
になる。
【0111】以下、前記した第1実施形態のS206か
らS234を経て、図11に示すS305に至る。
【0112】S305にて、図示しないイグニッション
スイッチがオンか否かを判定し、オンならばS303に
戻り、オフならばS306に進む。
【0113】S306にて、エンジン冷却水温度Twが
エンジン水温極高温判定定数Twvhより高く且つ外気温
Taが外気温高温判定定数Tahより高い場合、即ちエン
ジンユニット7が停止しているにも関わらずエンジン冷
却水温度Twが非常に高く、しかも外気温も夏季のよう
に高い場合には、S307に進み、そうでない場合、即
ち、エンジン冷却水温度Twがエンジン水温極高温判定
定数Twvhより低いか或いは外気温Taが外気温高温判定
定数Tahより低い場合には、S309に進んで、制御を
終了させる。
【0114】S307にて、室内37側の室内空調装置
39の第2ドア71のアクチュエータ77を作動させて
第2開口部55のみを開口制御さ(第3作動状態)せる
と共に、S308にて、ファンモータ85に所定の印加
電圧を与えることで、ブロア装置25のブロアファン8
3が回転を始めると、第2開口部55に押し出し力が生
じる。
【0115】そこで、図4に示すように、前記エバポレ
ータ27で冷やされてなる空気が、符号107で示すよ
うに管路61、65を経て前記排気マニホールド41に
所定の空間部47を介して覆うカバー部材49内に圧送
され、符号109で示すように前記排気マニホールド4
1に吹き付けることになり、該排気マニホールド41を
冷やすことによって、エンジンルーム3が冷却でき、エ
ンジンルーム3内熱害を防止できることになる。
【0116】こうして、エンジン冷却水温度Twがエン
ジン水温極高温判定定数Twvhより低くなるまで、この
制御を繰り返すことになる。
【0117】尚、S306の判定を繰り返し行うこと
を、タイマによって、所定時間S307及びS308の
状態を保持するようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の構成を示す一部断面
ブロック図。
【図2】図1の第1の作動説明図。
【図3】図1の第2の作動説明図。
【図4】図1の第3の作動説明図。
【図5】図1の第4の作動説明図。
【図6】図1の第5の作動説明図。
【図7】本発明の第1の実施形態の制御処理を示すフロ
ーチャート。
【図8】本発明の第1の実施形態の制御処理を示すフロ
ーチャート。
【図9】本発明の第1の実施形態の制御処理を示すフロ
ーチャート。
【図10】本発明の第1の実施形態の制御処理を示すフ
ローチャート。
【図11】本発明の第2の実施形態の制御処理を示すフ
ローチャート。
【図12】従来例のエンジンルームの断面図。
【符号の説明】
1 自動車用空気温度調節装置 3 エンジンルーム 5 強制電動冷却ファン 7 エンジンユニット 9 外気 21 自動車用空気温度調節装置 23 外気導入口 25 ブロア装置 27 冷却装置としてのエバポレータ 29 エアミックスドア 31 一方側のダクト 33 暖房装置としてのヒータコア 37 車室内 39 室内空調装置 41 エンジンユニットの排気マニホールド 43 外気導入装置 45 カバー部材の導入口 47 排気マニホールドとの適宜の空間 49 カバー部材 51 ブロア装置の空気取り入れ口 53 第1開口部 55 第2開口部 57 第3開口部 59、61、63、65 管路 69 第1ドア 71 第2ドア 73 第3ドア 75、77、79、81 第1乃至第3ドア及びエアミ
ックスドアを回動させるアクチュエータ 83 ブロア装置のブロアファン 85 ブロアファンを駆動するファンモータ 121 エンジンユニットの冷却水温度を検知する冷却
水温センサー 123 排気マニホールドの排気温度を検知する排気温
センサー 125 室内の温度を検知する室温センサー 127 外気の温度を検知する外気温センサー 129 室内空調装置の温度設定手段 131 コントローラ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外気導入口を有するブロア装置、該ブロ
    ア装置の下流に配設されてなる冷却装置、そして該冷却
    装置の下流にエアミックスドアを介して二股状に分岐し
    且つその一方側のダクト内にエンジンユニットの冷却水
    系による暖房装置よりなると共に車室内に配設されてな
    る室内空調装置と、前記エンジンユニットの排気マニホ
    ールドに向けて外気を導入可能なる外気導入装置とを少
    なくとも備えてなる自動車用空気温度調節装置におい
    て、 前記エンジンユニットの排気マニホールドには、前記外
    気導入装置に近接してなる位置に導入口を有すると共に
    該排気マニホールドに適宜の空間を介在して離間する位
    置にカバー部材が配設されてなり、 前記ブロア装置の上流側に設けられる第1開口部と、前
    記冷却装置の下流側に設けられる第2開口部と、前記暖
    房装置の下流側に設けられる第3開口部とが管路を介在
    して夫々前記カバー部材に連通されてなり、 該第1乃至第3開口部夫々には、制御手段により、該第
    1乃至第3開口部夫々を開閉可能なる第1乃至第3ドア
    が配設されてなることを特徴とする自動車用空気温度調
    節装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動車用空気温度調節装
    置であって、 前記制御手段は、前記エンジンユニットの冷却水温度を
    検知する冷却水温センサーと、前記室内空調装置の温度
    設定手段とより得られるデータにより、 前記温度設定手段により設定されてなる室温に到達せず
    且つエンジンユニットの冷却水温度がエンジン水温極高
    温判定定数より大きい場合には、室内空調装置を稼働さ
    せると共にエアミックスドアにより暖房装置にブロア装
    置よりの空気を通過させ且つ第3ドアのみを開成するこ
    とで、前記エンジンユニットの冷却水性能を向上させ且
    つ前記管路により前記排気マニホールドに風を送ること
    を可能にすることを特徴とする自動車用空気温度調節装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の自動車用空
    気温度調節装置であって、 前記制御手段は、前記排気マニホールドの排気温度を検
    知する排気温センサーより得られるデータにより、 排気温度が排気温極高温判定定数より大きい場合には、
    室内空調装置を稼働させると共に前記冷房装置よりの冷
    気を前記第2ドアのみを開成することで、前記管路によ
    り前記排気マニホールドに吹き付けることを可能にする
    ことを特徴とする自動車用空気温度調節装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3何れか記載の自動
    車用空気温度調節装置であって、 前記制御手段は、前記エンジンユニットの冷却水温度を
    検知する冷却水温センサーと、前記排気マニホールドの
    排気温度を検知する排気温センサーとより得られるデー
    タにより、 前記エンジンユニットの冷却水温度がエンジン水温極高
    温判定定数より大きく且つ排気温度が排気温極高温判定
    定数より大きい場合には、室内空調装置を稼働させると
    共に前記ブロア装置にほぼ最高の電圧を印加し、前記エ
    アミックスドアを暖房装置にほぼ100%の空気が流入
    するようにし、前記第2ドア及び前記第3ドアを共に開
    成することで、前記エンジンユニットの冷却水性能を向
    上させ且つ前記排気マニホールドに前記室内空調装置を
    介在した冷気を吹き付け可能とすることを特徴とする自
    動車用空気温度調節装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4何れか記載の自動
    車用空気温度調節装置であって、 前記制御手段は、前記エンジンユニットの冷却水温度を
    検知する冷却水温センサーと、前記排気マニホールドの
    排気温度を検知する排気温センサーとより得られるデー
    タにより、 前記エンジンユニットの冷却水温度がエンジン水温高温
    判定定数より大きく且つ排気温度が排気温高温判定定数
    より大きい場合には、室内空調装置を稼働させると共に
    前記ブロア装置にほぼ最高の電圧を印加し、前記第2ド
    ア及び前記第3ドアを共に開成することで、前記エンジ
    ンユニットの冷却水性能を向上させ且つ前記管路により
    前記排気マニホールドに前記室内空調装置を介在した冷
    気を吹き付け可能とすることを特徴とする自動車用空気
    温度調節装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5何れか記載の自動
    車用空気温度調節装置であって、 前記制御手段は、前記エンジンユニットの冷却水温度を
    検知する冷却水温センサーと、前記室内空調装置の温度
    設定手段とより得られるデータにより、 前記エンジンユニットの冷却水温度がエンジン水温低温
    判定定数より小さく且つ前記温度設定手段により設定さ
    れてなる室温が室内定常・過渡状態判定定数より低い場
    合には、前記室内空調装置を稼働させると共に前記第1
    ドアのみを開成することで、前記カバー内に滞在されて
    なる前記排気マニホールドによって熱せられてなる熱気
    を前記ブロア装置内に導入可能なるよう制御してなるこ
    とを特徴とする自動車用空気温度調節装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項5何れか記載の自動
    車用空気温度調節装置であって、 前記制御手段は、自動車の推進機関の始動に用いられる
    イグニッションスイッチと、前記エンジンユニットの冷
    却水温度を検知する冷却水温センサーと、外気の温度を
    検知する外気温センサーとより得られるデータにより、 前記イグニッションスイッチがオフで前記エンジンユニ
    ットの冷却水温度がエンジン水温極高温判定定数より大
    きく且つ前記外気温センサーにより検知する外気温度が
    外気温高温判定定数より高い場合には、前記室内空調装
    置を稼働させると共に前記第2ドアのみを開成すること
    で、前記管路により前記排気マニホールドに前記室内空
    調装置を介在した冷気を吹き付け可能にすることを特徴
    とする自動車用空気温度調節装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009255662A (ja) * 2008-04-15 2009-11-05 Denso Corp 車両用空調装置
KR20220121672A (ko) * 2021-02-25 2022-09-01 강성백 무시동 차량 에어컨 시스템

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