JPH0249121Y2 - - Google Patents

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JPH0249121Y2
JPH0249121Y2 JP3422385U JP3422385U JPH0249121Y2 JP H0249121 Y2 JPH0249121 Y2 JP H0249121Y2 JP 3422385 U JP3422385 U JP 3422385U JP 3422385 U JP3422385 U JP 3422385U JP H0249121 Y2 JPH0249121 Y2 JP H0249121Y2
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temperature
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はオートエアコンと外燃式ヒータとを組
合せた車両用空調装置に関する。
(従来技術) 最近の車両には車室内を除湿し最適な温度に調
節するエアコンデイシヨナー(以下「空調装置」
という)が設けられているものが多く、中には希
望の車室内温度を設定すれば、車室内温度を自動
的にその温度に調節するように働くオートエアコ
ンと呼ばれている空調装置を装備した車両もあ
る。
第4図は従来の空調装置の概略構成を示してお
り、1は外気Aまたは内気(車室内空気)Bの導
入口を切り換えるインテークドア、2は取り入れ
た空気を送風するブロアフアン、4はブロアフア
ン駆動用モータ、5はコンプレツサにより圧縮し
た冷媒を蒸発するエバポレータ、6はエンジン冷
却水を循環させ通過空気を加熱するヒータコア、
7はエンジン冷却水の循環を停止するウオーター
コツク、8はエバポレータ5を通過した空気のう
ちヒータコア6を通過させて加熱する空気の割合
を決めるエアミツクスドアであり、ヒータコア6
を空気が全く通過しない全閉位置(フルクール位
置)とエバポレータ5を通過した空気のすべてが
ヒータコア6を通過する全開位置(フルホツト位
置)との間で任意の位置をとるようになつてい
る。
オートエアコンは、車室内温度設定用の室温設
定器、外気温検出用の外気温センサ、車室内温度
検出用の内気温センサ、日射量検出用の日射セン
サ、吸込み空気の温度を検出する吸気温センサか
らの出力をオートアンプに入力し、必要吹出し温
度を演算し、それに基づいてエアミツクスドアの
開度を決定し、パワーサーボによりエアミツクス
ドアをその開度まで開閉するとともに吹出口9,
10,11の開閉を制御する。一方、オートアン
プでは室温設定器で設定した車室内温度と内気温
センサで検出した車室内温度との温度差によりブ
ロアフアン駆動用モータ4の回転数を制御するこ
とにより車室内への温風または冷風の吹出量を制
御しているが、暖房時外気温が低くエンジン冷却
水の温度(すなわちヒータコア内の水温)も低い
場合は吹出し風温が低いのでブロアフアンモータ
の回転数を小さくして吹出し風量を少なくし、エ
ンジン冷却水温度が上昇して所定温度を越えたと
き吹出し風量を増すようにして効率的な暖房をす
るようにしている。
ところで従来の空調装置では暖房にエンジン冷
却水を利用しているので、運転中の暖房は問題な
いが、運転前に車室内を暖房しておこうとすると
事前にエンジンを始動させて暖房モードにしてお
く必要がある。しかし、冬の季節や寒冷地などで
はこのように事前に暖機運転することは億却であ
るため、エンジン冷却水によらない暖房装置を設
け、タイマーにより事前に設定した時刻になると
暖房装置が作動して車室内の暖房を行なうように
して車両用事前暖房方式が提案されており(たと
えば特開昭57−84212号)、この種の暖房装置は外
燃式ヒータと呼ばれている。
一方、ワンボツクスカーと呼ばれている車室内
の広い車両の人気が高まりつつあるが、このよう
な車種では車室内を充分暖房するには大きな暖房
能力を必要とし、特に寒冷地では暖房能力が不足
しがちであることから、上記外燃式ヒータの採用
が検討されている。
第5図はエンジン冷却水を利用した従来のオー
トエアコンに外燃式ヒータを併設した車両の暖房
系を示しており、12はエンジン、13はエンジ
ン冷却水の放熱用ラジエータ、14はエンジンに
より駆動される冷却フアン、15は暖房用の空気
を加熱するヒータコア、16はエンジン冷却水の
配管、17は外燃式ヒータである。
外燃式ヒータ17はガソリン、軽油などを燃料
とし、図示しないタイマー等により始動時刻を設
定することができ、その設定時刻になると自動的
に点火して燃焼し、内蔵の温水ポンプにより温水
を配管18を介してヒータコア15に循環させ
る。
このようなオートエアコンと外燃式ヒータとを
組合せた空調装置においては、エンジン停止時に
タイマー等により設定された時刻にメインスイツ
チがオンされて外燃式ヒータのバーナーに点火さ
れヒータコアを循環する水の温度が次第に上昇し
て所定温度に達すると、ブロアフアンモータの回
転数が上昇して風量が増大する。その結果車室内
に温風が大量に吹出されて車室内温度は上昇する
が、エンジン停止時にこの状態が長い時間続くと
バツテリーあがりを起すおそれがある。
(考案の目的および構成) 本考案は上記の点にかんがみてなされたもの
で、外燃式ヒータを組込んだ車両用空調装置にお
いて、外燃式ヒータの作動によりバツテリーあが
りを防止することを目的とし、この目的を達成す
るために、エンジン停止時に外燃式ヒータが作動
したときは吹出し風量を所定の低風量にし且つエ
アミツクスドア位置をフルホツト位置に切り換え
るように構成した。
第1図は本発明による車両用空調装置の全体構
成図を示しており、室温設定器により設定した車
室内温度と内気温センサで検出した車室内温度お
よび外気温センサで検出した外気温とに基づいて
少なくともエアミツクスドア位置、ブロアフアン
の回転数を自動的に制御する車両用空調装置にお
いて、外燃式ヒータがエンジン停止時に作動した
ときは制御回路によりブロアフアンの回転数を所
定の低回転数にし、エアミツクスドアの位置をフ
ルホツト位置に切り換えるように構成した。
(実施例) 以下本考案を図面に基づいて説明する。
第2図は本考案による空調装置のブロツク線図
であり、図中第4図と同じ参照番号は同じ構成部
分を示している。
図において、20は希望の車室内温度を設定す
るための室温設定器、21は外気温を検出する外
気温センサ、22は車室内温度を検出する内気温
センサ、23は日射量を検出する日射センサ、2
4はエンジン冷却水の温度を検出する冷却水温セ
ンサ、25はインテークドア1から吸入する空気
の温度を検出する吸気温センサである。30はオ
ートアンプで、室温設定器20で設定した希望車
室内温度と外気温センサ21、内気温センサ2
2、日射センサ23の出力とから所定の演算式に
基づいて必要吹出温度を演算する必要吹出温度演
算回路30aと、室温設定器20により設定した
希望車室内温度と内気温センサ22により検出し
た実際の車室内温度との温度差に基づいて吹出し
風量を演算する風量演算回路30bと、必要吹出
温度演算回路30aにより演算された必要吹出し
温度に基づいてエアミツクスドアの開度を演算す
るエアミツクスドア開度演算回路30cとにより
構成されている。26はエアミツクスドア開度演
算回路30cにより演算されたエアミツクスドア
開度を表わす信号により作動してエアミツクスド
ア6の位置を制御するパワーサーボ、27は必要
吹出温度演算回路30aにより演算された必要吹
出温度を表わす信号により吹出口開閉ドア9a,
10a,11aを開閉するアクチユエータ、28
はやはり必要吹出温度を表わす信号によりインテ
ークドア1を外気導入位置または内気導入位置に
切り換えるアクチユエータ、29は風量演算回路
30bの出力に基づいてブロアフアンモータ4の
回転数を制御するフアンコントロールアンプであ
り、このフアンコントロールアンプ29は冷却水
温センサ24の出力によつてもブロアフアンモー
タ4の回転数制御を行なう。
一方、外燃式ヒータ40には、始動させたい時
刻を設定する設定器41と、設定器41により設
定した時刻になつたとき出力するタイマ42が設
けられている。43はタイマ42から設定時刻に
出力するスタート信号を増幅しインテークドア1
を内気導入位置に切り換えるようにアクチユエー
タ28を作動させるコントロールアンプである。
次に動作を説明する。
いまエンジンを始動させた状態でエアコンスイ
ツチ(図示せず)をオンし室温設定器20により
車室内温度を設定すると、オートアンプ30では
室温設定器20および各センサ21,22,23
の出力に基づいて必要吹出温度と風量が演算され
るとともに、吸気温センサ25の出力を考慮して
エアミツクスドア開度が演算される。その結果パ
ワーサーボ26、アクチユエータ27,28を介
してエアミツクスドア6の位置、吹出口9,1
0,11(第4図参照)の開閉、インテークドア
1の位置が制御される。たとえば、インテークド
ア1は必要吹出温度が9゜以下ならば内気導入位
置、9゜以上ならば外気導入位置に切り換えられ、
吹出口ドアは、必要吹出温度が23゜以下ならば胸
もと吹出口10を開、その他の吹出口を閉、23℃
から28℃の間では胸もと吹出口10および足もと
吹出口11を両方とも開とし、28℃以上ならば胸
もと吹出口10は閉、足もと吹出口11は開とす
る。
一方、ブロアフアンモータ4はオートアンプ3
0で演算される風量値に従つてフアンコントロー
ルアンプ29により回転数制御されるが、エンジ
ン冷却水温が低いときは回転数が低く、所定温度
以上になれば回転数が高くなるように制御され
る。
こうして車室内温度は自動的に設定温度になる
よう温度調節される。
次に外燃式ヒータがエンジン停止時にタイマ作
動した場合の動作を第3図のフローチヤートによ
り説明する。
エンジン始動前に設定器41により設定した時
刻になるとタイマ42からスタート信号が出力し
(F−1)、メインスイツチ(図示せず)がオンし
て外燃式ヒータ40が始動するとともに上記回路
に電源電圧が供給される。
オートアンプ30はタイマ42からのスタート
信号により外燃式ヒータ40が始動したことを判
別し(F−2)、コントロールアンプ43および
アクチユエータ28によりインテークドア1を内
気導入位置に固定し(F−3)、風量演算回路3
0bは最低風量値を出力するのでブロアフアンモ
ータ4はフアンコントロールアンプ29により低
速回転に固定される(F−4)。この状態はエン
ジン冷却水の温度に関係なく維持されるので、外
燃式ヒータ40によりエンジン冷却水温が上昇し
てもブロアフアンモータ4の消費電力は増大しな
い。さらに、エアミツクスドア開度演算回路30
cは全開信号を出力するので、エアミツクスドア
6はパワーサーボ26によりフルホツト位置に固
定される(F−5)。その結果エバポレータ5
(第3図)により除湿冷却された空気は全部ヒー
タコア6を通過し加熱されるので、吹出し風温が
最も高くなり有効的な暖房ができる。またインテ
ークドア1が内気導入位置に固定されるので、車
庫等で使用した場合でも外燃式ヒータ40により
排ガスが車室内に入りこむことがない。
一方、車室内への温風吹出口については、外気
温が0℃以上か以下かを判別し(F−6)、0℃
以上ならばアクチユエータ27を作動させて足も
と吹出口11を開、その他の吹出口9,10を閉
とし(F−7)、0℃以下ならばフロントガラス
が凍結するおそれがあるためにデフロスタ吹出口
9を開とし、その他の吹出口を閉とする(F−
8)。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案においては、外燃
式ヒータが作動したときはブロアフアンモータを
低速としエアミツクスドアを全開位置に制御する
ようにしたので、消費電力を少なくして効率のよ
い暖房ができるようになり、バツテリーあがりを
防止することができる。さらに、上記暖房条件に
加えて外気温が0℃以下のときはデフロスタ吹出
口を開くようにすればフロントガラスの凍結を防
止することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による車両用空調装置の全体構
成図、第2図は本考案による車両用空調装置の一
実施例のブロツク線図、第3図は本考案による車
両用空調装置の外燃式ヒータ始動時の制御動作を
説明するフローチヤート、第4図は一般の車両用
空調装置の概略構成を示す線図、第5図は外燃式
ヒータを組込んだ車両用空調装置の概略構成を示
す線図である。 1……インテークドア、2……ブロアフアン、
4……ブロアフアンモータ、5……エバポレー
タ、6……ヒータコア、8……エアミツクスド
ア、9……デフロスタ吹出口、10……胸もと吹
出口、11……足もと吹出口、12……エンジ
ン、17,40……外燃式ヒータ、20……室温
設定器、21……外気温センサ、22……内気温
センサ、24……冷却水温センサ、30……オー
トアンプ、30a……必要吹出温度演算回路、3
0b……風量演算回路、30c……エアミツクス
ドア開度演算回路、42……タイマー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 設定した車室内温度と検出した車室内温度およ
    び外気温とに基づいて少なくともエアミツクスド
    ア位置および吹出し風量をそれぞれエアミツクス
    ドア駆動手段および送風手段によつて自動的に制
    御する自動空調装置に外燃式ヒータを組込んで成
    る車両用空調装置において、外燃式ヒータがエン
    ジン停止時に作動したときは、吹出し風量が所定
    の低風量になるように前記送風手段を制御すると
    ともに、エアミツクスドア位置がフルホツト位置
    になるように前記エアミツクスドア駆動手段を制
    御する制御手段を設けたことを特徴とする車両用
    空調装置。
JP3422385U 1985-03-12 1985-03-12 Expired JPH0249121Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP3422385U JPH0249121Y2 (ja) 1985-03-12 1985-03-12

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JP3422385U JPH0249121Y2 (ja) 1985-03-12 1985-03-12

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JPS61150212U JPS61150212U (ja) 1986-09-17
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