JPH09328951A - キャビネット - Google Patents
キャビネットInfo
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- JPH09328951A JPH09328951A JP14617096A JP14617096A JPH09328951A JP H09328951 A JPH09328951 A JP H09328951A JP 14617096 A JP14617096 A JP 14617096A JP 14617096 A JP14617096 A JP 14617096A JP H09328951 A JPH09328951 A JP H09328951A
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- JP
- Japan
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- side plate
- cabinet
- spacer
- door
- doors
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Links
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- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
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Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05D—HINGES OR SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS
- E05D15/00—Suspension arrangements for wings
- E05D15/56—Suspension arrangements for wings with successive different movements
- E05D15/58—Suspension arrangements for wings with successive different movements with both swinging and sliding movements
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05Y—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
- E05Y2900/00—Application of doors, windows, wings or fittings thereof
- E05Y2900/10—Application of doors, windows, wings or fittings thereof for buildings or parts thereof
- E05Y2900/13—Type of wing
- E05Y2900/132—Doors
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Combinations Of Kitchen Furniture (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 扉を側板の外側に沿って繰り出すキャビネッ
トと隣接したキャビネットとの間を簡単に連結できるよ
うにしてウォールキャビネット等としてシステム化を可
能とすること。 【解決手段】 キャビネットの側板の上下両端部分にほ
ぼU字状断面のスペーサを配置してこのスペーサによっ
て得られる隙間をキャビネットの前面に配置した扉を収
納させる空間として利用すると共に、たとえば隣接して
別のキャビネットをレイアウトするときにスペーサを介
してこれらのキャビネットどうしを連結可能とする。ま
た、キャビネットに対してその側板の全体を覆う外側板
をスペーサに取り付けることによって、キャビネット単
体だけの配置またはレイアウトの端部への配置への対応
を可能とする。
トと隣接したキャビネットとの間を簡単に連結できるよ
うにしてウォールキャビネット等としてシステム化を可
能とすること。 【解決手段】 キャビネットの側板の上下両端部分にほ
ぼU字状断面のスペーサを配置してこのスペーサによっ
て得られる隙間をキャビネットの前面に配置した扉を収
納させる空間として利用すると共に、たとえば隣接して
別のキャビネットをレイアウトするときにスペーサを介
してこれらのキャビネットどうしを連結可能とする。ま
た、キャビネットに対してその側板の全体を覆う外側板
をスペーサに取り付けることによって、キャビネット単
体だけの配置またはレイアウトの端部への配置への対応
を可能とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、扉を本体の側部に
沿って奥側にスライドさせて収納できるようにしたキャ
ビネットに係り、特に厨房用のウォールキャビネット等
のように間口方向に複数レイアウトするのに好適な構成
としたキャビネットに関する。
沿って奥側にスライドさせて収納できるようにしたキャ
ビネットに係り、特に厨房用のウォールキャビネット等
のように間口方向に複数レイアウトするのに好適な構成
としたキャビネットに関する。
【0002】
【従来の技術】厨房用のウォールキャビネットの扉は従
来では観音開き式としたものが一般的であったが、開い
たときにはこれら扉が前に突き出てしまうので、作業の
邪魔になったり天井からの照明を遮ってしまう等の不便
な点が残っていた。
来では観音開き式としたものが一般的であったが、開い
たときにはこれら扉が前に突き出てしまうので、作業の
邪魔になったり天井からの照明を遮ってしまう等の不便
な点が残っていた。
【0003】これに対して、たとえば実公平7−644
8号公報に記載のように、正面に配置した2枚の扉をキ
ャビネットの左右の側板に設けたガイドレールによって
これらの側板に沿って奥側にスライドさせるようにし、
扉が前に突き出さないようにしたものが既に提案されて
いる。
8号公報に記載のように、正面に配置した2枚の扉をキ
ャビネットの左右の側板に設けたガイドレールによって
これらの側板に沿って奥側にスライドさせるようにし、
扉が前に突き出さないようにしたものが既に提案されて
いる。
【0004】このような扉の開閉構造であれば、扉を開
いたときでもこれが前方に突き出ないので、先のような
障害を解消することができる。
いたときでもこれが前方に突き出ないので、先のような
障害を解消することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ガイドレー
ルはキャビネットの側板の外側面に固定されて剥き出し
になっていて、扉を開いたときにはこの扉はキャビネッ
トの本体の外側に繰り出されることになる。このため、
たとえば複数のキャビネットを間口方向に配列するよう
なウォールキャビネットの場合では、隣接するキャビネ
ットの側板との間に扉が差し込める程度の幅の隙間を持
たせることが必要になる。したがって、間口寸法に制限
を受けるような設備であれば、このような隙間ができて
しまうことは空間の有効利用からみてきわめて大きな損
失となる。
ルはキャビネットの側板の外側面に固定されて剥き出し
になっていて、扉を開いたときにはこの扉はキャビネッ
トの本体の外側に繰り出されることになる。このため、
たとえば複数のキャビネットを間口方向に配列するよう
なウォールキャビネットの場合では、隣接するキャビネ
ットの側板との間に扉が差し込める程度の幅の隙間を持
たせることが必要になる。したがって、間口寸法に制限
を受けるような設備であれば、このような隙間ができて
しまうことは空間の有効利用からみてきわめて大きな損
失となる。
【0006】また、隣り合っているキャビネットの一対
の側板をビス等で連結してレイアウトしていく場合で
は、側板の外側面に沿って収納される扉が占める範囲で
はビスを通すことができない。すなわち、一般的にウォ
ールキャビネットの扉はその外観を向上させることを一
つの目的として、左右の側板,底板及び背板の前側縁の
全体を覆う形状とするものが多く、したがって扉を側板
の外側に繰り出したときには、扉が側板の後端側を除い
てその殆どを覆い隠す。このため、連結用のビスは側板
の後端部のみにしか通せないことになり、キャビネット
どうしを連結することは実際にはできないのが現状であ
る。
の側板をビス等で連結してレイアウトしていく場合で
は、側板の外側面に沿って収納される扉が占める範囲で
はビスを通すことができない。すなわち、一般的にウォ
ールキャビネットの扉はその外観を向上させることを一
つの目的として、左右の側板,底板及び背板の前側縁の
全体を覆う形状とするものが多く、したがって扉を側板
の外側に繰り出したときには、扉が側板の後端側を除い
てその殆どを覆い隠す。このため、連結用のビスは側板
の後端部のみにしか通せないことになり、キャビネット
どうしを連結することは実際にはできないのが現状であ
る。
【0007】このように、側板の外側に扉を繰り出して
開いた態勢とするキャビネットでは、他のキャビネット
を横に配列するレイアウトする場合には障害となりやす
く、扉を開いたときの使い勝手が良い反面でシステム化
への対応ができないという問題がある。
開いた態勢とするキャビネットでは、他のキャビネット
を横に配列するレイアウトする場合には障害となりやす
く、扉を開いたときの使い勝手が良い反面でシステム化
への対応ができないという問題がある。
【0008】本発明において解決すべき課題は、扉を側
板の外側に沿って繰り出すキャビネットと隣接したキャ
ビネットとの間を簡単に連結できるようにしてウォール
キャビネット等としてシステム化を可能とすることにあ
る。
板の外側に沿って繰り出すキャビネットと隣接したキャ
ビネットとの間を簡単に連結できるようにしてウォール
キャビネット等としてシステム化を可能とすることにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前面に配置し
た扉を開いたときに間口方向の端部に位置する側板の外
に沿って奥行き方向に移動可能に前記扉を連接したキャ
ビネットにおいて、前記側板の外側面であって前記扉の
上下両端とそれぞれ干渉しない位置にスペーサを設け、
前記スペーサを、前記側板に沿う前記扉の移動を許す間
隔を側板の外に持たせて他の部材を前記側板に連結する
ための部材としてなることを特徴とする。
た扉を開いたときに間口方向の端部に位置する側板の外
に沿って奥行き方向に移動可能に前記扉を連接したキャ
ビネットにおいて、前記側板の外側面であって前記扉の
上下両端とそれぞれ干渉しない位置にスペーサを設け、
前記スペーサを、前記側板に沿う前記扉の移動を許す間
隔を側板の外に持たせて他の部材を前記側板に連結する
ための部材としてなることを特徴とする。
【0010】スペーサが扉と干渉しないようにするに
は、たとえば扉の上端よりも上及び下端よりも下にスペ
ーサを位置させればよいが、スペーサをたとえばU字状
の縦断面形状のものとしてこの中に扉が差し込まれるよ
うな大きさとしておけば、扉はスペーサに突き当たるこ
となく側板に沿って奥行き方向に移動させることができ
る。そして、スペーサを他の部材のための連結用とする
ことで、扉の出し入れに必要な空間を残してキャビネッ
トにこれらの他の部材を連結することができ、たとえば
仕様や使い勝手の異なるキャビネットとの組合せによっ
てウォールキャビネット等の設備を得ることができる。
は、たとえば扉の上端よりも上及び下端よりも下にスペ
ーサを位置させればよいが、スペーサをたとえばU字状
の縦断面形状のものとしてこの中に扉が差し込まれるよ
うな大きさとしておけば、扉はスペーサに突き当たるこ
となく側板に沿って奥行き方向に移動させることができ
る。そして、スペーサを他の部材のための連結用とする
ことで、扉の出し入れに必要な空間を残してキャビネッ
トにこれらの他の部材を連結することができ、たとえば
仕様や使い勝手の異なるキャビネットとの組合せによっ
てウォールキャビネット等の設備を得ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】このような構成において、他の部
材としては、間口方向に隣り合わせて配置される隣接キ
ャビネットや、スペーサを含めて側板のほぼ全体を覆う
外側板としたりすることができる。隣接キャビネットを
配置する場合では、先に述べたように複数のキャビネッ
トを配列したウォールキャビネット等の設備とすること
ができ、また外側板を持たせるものでは扉をガイドする
ためのレール等が剥き出しにならないので、キャビネッ
ト単体のみの配置としたりレイアウトの端部に設置する
こともできる。
材としては、間口方向に隣り合わせて配置される隣接キ
ャビネットや、スペーサを含めて側板のほぼ全体を覆う
外側板としたりすることができる。隣接キャビネットを
配置する場合では、先に述べたように複数のキャビネッ
トを配列したウォールキャビネット等の設備とすること
ができ、また外側板を持たせるものでは扉をガイドする
ためのレール等が剥き出しにならないので、キャビネッ
ト単体のみの配置としたりレイアウトの端部に設置する
こともできる。
【0012】また、キャビネットの側板がスペーサに臨
む位置には、他の部材をスペーサを介して側板に連結す
るための作業用孔を設け、スペーサは、側板に対峙する
第1固定座と、他の部材に対峙する第2固定座とを間口
方向に間隔をおいて備えた縦断面形状を持ち、作業用孔
から間口方向に見たときこの作業用孔に第2固定座の一
部が臨む位置関係を作業用孔と第2固定座との間に持た
せ、第2固定座には他の部材を接合するネジ部材を通す
ための固定孔を開けた構成とすることができる。この場
合では、キャビネットの内部から作業用孔からネジ部材
を固定孔側に差し込む作業ができ、隣接キャビネット等
との連結作業が可能となる。
む位置には、他の部材をスペーサを介して側板に連結す
るための作業用孔を設け、スペーサは、側板に対峙する
第1固定座と、他の部材に対峙する第2固定座とを間口
方向に間隔をおいて備えた縦断面形状を持ち、作業用孔
から間口方向に見たときこの作業用孔に第2固定座の一
部が臨む位置関係を作業用孔と第2固定座との間に持た
せ、第2固定座には他の部材を接合するネジ部材を通す
ための固定孔を開けた構成とすることができる。この場
合では、キャビネットの内部から作業用孔からネジ部材
を固定孔側に差し込む作業ができ、隣接キャビネット等
との連結作業が可能となる。
【0013】更に、スペーサが他の部材に対峙する面に
はネジ部を設けると共に、他の部材にはスペーサと反対
側の面からネジ部に接合可能なネジ部材を備えたものと
してもよく、この構成の場合では隣接キャビネットを連
結するときにはこの隣接キャビネットの内部からの作業
で連結することが可能となる。
はネジ部を設けると共に、他の部材にはスペーサと反対
側の面からネジ部に接合可能なネジ部材を備えたものと
してもよく、この構成の場合では隣接キャビネットを連
結するときにはこの隣接キャビネットの内部からの作業
で連結することが可能となる。
【0014】そして、スペーサは扉の上端及び下端のそ
れぞれの端縁から表裏両面にかけてを囲む縦断面形状を
持ち、側板の上端及び下端のそれぞれに他の部材の上端
及び下端がほぼ整合する位置関係として前記スペーサを
配置したものとすることもできる。この場合では、扉の
上下両端を側板の上端及び下端に合わせることができる
ので、扉をキャビネットの本体の高さ寸法に合うように
なり、したがって隣接キャビネットとの組合せにおいて
も扉どうしの高さを一致させるレイアウトが可能とな
る。
れぞれの端縁から表裏両面にかけてを囲む縦断面形状を
持ち、側板の上端及び下端のそれぞれに他の部材の上端
及び下端がほぼ整合する位置関係として前記スペーサを
配置したものとすることもできる。この場合では、扉の
上下両端を側板の上端及び下端に合わせることができる
ので、扉をキャビネットの本体の高さ寸法に合うように
なり、したがって隣接キャビネットとの組合せにおいて
も扉どうしの高さを一致させるレイアウトが可能とな
る。
【0015】
【実施例】図1は本発明のキャビネットの一実施例を示
す概略斜視図であり、厨房に設備されるウォールキャビ
ネットに組み込んだ例として示す。
す概略斜視図であり、厨房に設備されるウォールキャビ
ネットに組み込んだ例として示す。
【0016】図において、本発明のキャビネット1の左
右には別のキャビネット51,52を配置してキャビネ
ット1と一体に連結し、これらのキャビネット1,5
1,52はいずれも背部を壁面にハンガー(図示せず)
によって固定される。
右には別のキャビネット51,52を配置してキャビネ
ット1と一体に連結し、これらのキャビネット1,5
1,52はいずれも背部を壁面にハンガー(図示せず)
によって固定される。
【0017】キャビネット1は、図2に示すように、前
面に2枚の扉2,3を備えると共にこれらの扉に2,3
をそれぞれ連接する右側及び左側の側板4,5によって
間口方向を区画し、更に背板6,底板7a及び天板7b
によって収納空間を形成している。そして、扉2,3を
開いた後に図3に示すように側板4に沿って奥側にスラ
イドさせてキャビネット52との間に差し込めるよう
に、この側板4の外側面には上下に2本のガイドレール
8a,8bを設け、他方の側板5についても同様の配置
としたガイドレール(図示せず)を取り付ける。
面に2枚の扉2,3を備えると共にこれらの扉に2,3
をそれぞれ連接する右側及び左側の側板4,5によって
間口方向を区画し、更に背板6,底板7a及び天板7b
によって収納空間を形成している。そして、扉2,3を
開いた後に図3に示すように側板4に沿って奥側にスラ
イドさせてキャビネット52との間に差し込めるよう
に、この側板4の外側面には上下に2本のガイドレール
8a,8bを設け、他方の側板5についても同様の配置
としたガイドレール(図示せず)を取り付ける。
【0018】扉2とガイドレール8a,8bとの間の連
接は、たとえば従来例でも挙げた実公平7−6448号
公報等にも記載されているような従来公知の方式とする
ことができ、ガイドレール8a,8bと直交する姿勢と
してこれらにスライド可能に取り付けた支持プレートに
蝶番を取り付けておき、この蝶番に扉2を連結する構成
とすればよい。なお、このような構成は後述する別の例
においてより具体的に示すものとする。
接は、たとえば従来例でも挙げた実公平7−6448号
公報等にも記載されているような従来公知の方式とする
ことができ、ガイドレール8a,8bと直交する姿勢と
してこれらにスライド可能に取り付けた支持プレートに
蝶番を取り付けておき、この蝶番に扉2を連結する構成
とすればよい。なお、このような構成は後述する別の例
においてより具体的に示すものとする。
【0019】側板4,5のそれぞれの外側の上下端には
一対のスペーサ9を取り付け、これらのスペーサ9によ
ってキャビネット1に対してその左右のキャビネット5
1,52を連結可能とする。図4に右側の側板4の上端
に位置するスペーサ9の取付け構造を示す要部の分解斜
視図を、及び図5に4のA−A線矢視に相当した位置で
の連結時の要部の縦断面図をそれぞれ示す。
一対のスペーサ9を取り付け、これらのスペーサ9によ
ってキャビネット1に対してその左右のキャビネット5
1,52を連結可能とする。図4に右側の側板4の上端
に位置するスペーサ9の取付け構造を示す要部の分解斜
視図を、及び図5に4のA−A線矢視に相当した位置で
の連結時の要部の縦断面図をそれぞれ示す。
【0020】スペーサ9は側板4の端面から突き出した
背板6のマージン6aの幅と同じ間口寸法とした鋼材を
利用した凹またはほぼU字状の縦断面形状を持ち、キャ
ビネット1側を臨む第1固定座9aとこのキャビネット
1に連結するキャビネット52側に臨む第2固定座9b
とをそれぞれ平行の関係としている。そして、これらの
第1,第2固定座9a,9bによって挟まれる空間の幅
をガイドレール8a,8bに沿って移動する扉2,3の
動きに干渉しない程度の大きさとし、第2固定座9bは
第1固定座9aよりも上下方向に長くする。
背板6のマージン6aの幅と同じ間口寸法とした鋼材を
利用した凹またはほぼU字状の縦断面形状を持ち、キャ
ビネット1側を臨む第1固定座9aとこのキャビネット
1に連結するキャビネット52側に臨む第2固定座9b
とをそれぞれ平行の関係としている。そして、これらの
第1,第2固定座9a,9bによって挟まれる空間の幅
をガイドレール8a,8bに沿って移動する扉2,3の
動きに干渉しない程度の大きさとし、第2固定座9bは
第1固定座9aよりも上下方向に長くする。
【0021】第1固定座9aにはビス10を通してスペ
ーサ9を側板4に固定するための第1固定孔9cを奥行
き方向に間隔をおいて3個所に開け、第2固定座9bに
はこれらの第1固定孔9cと同軸配置となる位置に作業
用の補助孔9dを同様に3個所に開ける。これらの補助
孔9dは第1固定孔9cよりも大径であってビス10の
ヘッド10aを差し通せると共に工具として使うドライ
バ(図示せず)の先端も挿入できる程度の内径を持つも
のとする。そして、これらの補助孔9dのそれぞれの下
側には、第1固定孔9cとほぼ同じ内径であってキャビ
ネット52にねじ込むビス11を通すための第2固定孔
9eを開ける。これらの第2固定孔9eは、図5に示す
ように、第1固定座9aの下端よりも下側で開口する位
置に設けるものとし、側板4側から見たときには第1固
定孔9eに対して第1固定座9aが被さらずに全体が臨
むようにしておく。
ーサ9を側板4に固定するための第1固定孔9cを奥行
き方向に間隔をおいて3個所に開け、第2固定座9bに
はこれらの第1固定孔9cと同軸配置となる位置に作業
用の補助孔9dを同様に3個所に開ける。これらの補助
孔9dは第1固定孔9cよりも大径であってビス10の
ヘッド10aを差し通せると共に工具として使うドライ
バ(図示せず)の先端も挿入できる程度の内径を持つも
のとする。そして、これらの補助孔9dのそれぞれの下
側には、第1固定孔9cとほぼ同じ内径であってキャビ
ネット52にねじ込むビス11を通すための第2固定孔
9eを開ける。これらの第2固定孔9eは、図5に示す
ように、第1固定座9aの下端よりも下側で開口する位
置に設けるものとし、側板4側から見たときには第1固
定孔9eに対して第1固定座9aが被さらずに全体が臨
むようにしておく。
【0022】一方、側板4にはスペーサ9をビス10に
よって連結したときに第2固定孔9eと同軸配置なる位
置に作業用孔4aを3個所に開ける。これらの作業用孔
4aも補助孔9dと同様にビス11のヘッド11aより
大径であってドライバを差し込める程度の大きさとした
ものである。
よって連結したときに第2固定孔9eと同軸配置なる位
置に作業用孔4aを3個所に開ける。これらの作業用孔
4aも補助孔9dと同様にビス11のヘッド11aより
大径であってドライバを差し込める程度の大きさとした
ものである。
【0023】側板4の下端及び左配置の側板5の上,下
両端のそれぞれ配置するスペーサ9も図4に示したもの
と共通の部材であり、側板4の下端側及び側板5の上,
下両端には図4と同様の位置関係としてそれぞれに作業
用孔を開けるものとする。
両端のそれぞれ配置するスペーサ9も図4に示したもの
と共通の部材であり、側板4の下端側及び側板5の上,
下両端には図4と同様の位置関係としてそれぞれに作業
用孔を開けるものとする。
【0024】スペーサ9の側板4への取付けは、図4に
示すように第1固定座9aを側板4を向く姿勢として作
業用孔4aに対して第2固定孔9eが同軸配置となるよ
うにクランプ(図示せず)等を利用して仮固定する。そ
して、ビス10を補助孔9dから通して第1固定孔9c
から側板4にねじ込む。この作業では、たとえば着磁ド
ライバを工具とすることでビス10をこのドライバの先
端に保持したまま補助孔9dから差し込むことができ、
第1固定孔9cにビス10の先端が達したときにドライ
バを回すことによってこのビス10を側板4にねじ込む
ことが可能である。
示すように第1固定座9aを側板4を向く姿勢として作
業用孔4aに対して第2固定孔9eが同軸配置となるよ
うにクランプ(図示せず)等を利用して仮固定する。そ
して、ビス10を補助孔9dから通して第1固定孔9c
から側板4にねじ込む。この作業では、たとえば着磁ド
ライバを工具とすることでビス10をこのドライバの先
端に保持したまま補助孔9dから差し込むことができ、
第1固定孔9cにビス10の先端が達したときにドライ
バを回すことによってこのビス10を側板4にねじ込む
ことが可能である。
【0025】このような取付け作業によって、スペーサ
9は図5に示すように側板4に固定され、側板4の作業
用孔4aとスペーサ9の第2固定孔9eがほぼ同軸の関
係となる。そして、右側配置のキャビネット52を図1
に示すようにキャビネット1に対して位置合わせをした
後、キャビネット1の内部からの作業によってビス11
を作業用孔4aから第1固定孔9eに向けて差し通して
このビス11をキャビネット52の左配置の側板52a
にねじ込めば、これらのキャビネット1,52どうしを
連結することができる。
9は図5に示すように側板4に固定され、側板4の作業
用孔4aとスペーサ9の第2固定孔9eがほぼ同軸の関
係となる。そして、右側配置のキャビネット52を図1
に示すようにキャビネット1に対して位置合わせをした
後、キャビネット1の内部からの作業によってビス11
を作業用孔4aから第1固定孔9eに向けて差し通して
このビス11をキャビネット52の左配置の側板52a
にねじ込めば、これらのキャビネット1,52どうしを
連結することができる。
【0026】側板4の下端側のスペーサ9についても同
様の施工によってキャビネット52を連結することがで
き、また左配置の側板5とキャビネット51との連結も
同様の作業によって行うことができる。そして、連結作
業が終われば、作業用孔4aを合成樹脂またはゴム製等
のプラグ4bで塞ぐことで、キャビネット1内を閉じた
空間とすることができる。このようにスペーサ9を連結
部材としてキャビネット1を隣接配置のキャビネット5
1,52にそれぞれ一体に連結することができ、側板
4,5の外側面にガイドレール8a,8bを設けていて
もこれらと干渉することなくキャビネット51,52を
キャビネット1に整合させて配列することができる。す
なわち、スペーサ9をキャビネット1の一部とすること
で隣接するキャビネット51,52を直にキャビネット
1に連結することができるので、従来のようにキャビネ
ット単体として配置するか又は余分の間隔を開けて配列
するか等のレイアウトは不要となる。そして、スペーサ
9が持つ幅の空間は扉2,3の収納部として機能するの
であるから、これらのキャビネット1,51,52の配
列方向での空間が無駄にされることもなく、空間の有効
利用が図られる。
様の施工によってキャビネット52を連結することがで
き、また左配置の側板5とキャビネット51との連結も
同様の作業によって行うことができる。そして、連結作
業が終われば、作業用孔4aを合成樹脂またはゴム製等
のプラグ4bで塞ぐことで、キャビネット1内を閉じた
空間とすることができる。このようにスペーサ9を連結
部材としてキャビネット1を隣接配置のキャビネット5
1,52にそれぞれ一体に連結することができ、側板
4,5の外側面にガイドレール8a,8bを設けていて
もこれらと干渉することなくキャビネット51,52を
キャビネット1に整合させて配列することができる。す
なわち、スペーサ9をキャビネット1の一部とすること
で隣接するキャビネット51,52を直にキャビネット
1に連結することができるので、従来のようにキャビネ
ット単体として配置するか又は余分の間隔を開けて配列
するか等のレイアウトは不要となる。そして、スペーサ
9が持つ幅の空間は扉2,3の収納部として機能するの
であるから、これらのキャビネット1,51,52の配
列方向での空間が無駄にされることもなく、空間の有効
利用が図られる。
【0027】更に、スペーサ9の上端面及び下端面がキ
ャビネット1の上下両端の高さにほぼ等しいか少し突き
出る程度の配置としておけば、扉2,3の上下方向の長
さもキャビネット51,52の扉を観音開き式の扉に合
わせることができる。すなわち、図5に示すように、ス
ペーサ9の上端の内壁をキャビネット1,51,52の
上端に合うようにしておけば、扉2,3をスペーサ9の
上端内壁にきっちりと差し込まれるような上下方向の寸
法とすることによって、隣接するキャビネット51,5
2の前面の扉に高さをほぼ合わせることができ、外観上
の不揃いのない組立てが可能となる。
ャビネット1の上下両端の高さにほぼ等しいか少し突き
出る程度の配置としておけば、扉2,3の上下方向の長
さもキャビネット51,52の扉を観音開き式の扉に合
わせることができる。すなわち、図5に示すように、ス
ペーサ9の上端の内壁をキャビネット1,51,52の
上端に合うようにしておけば、扉2,3をスペーサ9の
上端内壁にきっちりと差し込まれるような上下方向の寸
法とすることによって、隣接するキャビネット51,5
2の前面の扉に高さをほぼ合わせることができ、外観上
の不揃いのない組立てが可能となる。
【0028】図6は本願の請求項2に係る考案の実施例
を示す概略斜視図、図7は要部の平面断面図、図8は要
部の縦断面図である。
を示す概略斜視図、図7は要部の平面断面図、図8は要
部の縦断面図である。
【0029】この例においても、キャビネット1の側板
4,5のそれぞれの外側面に図4で示したものと同じス
ペーサ9を利用することは先の例と同様であり、このス
ペーサ9に外側板12,13を連結した点が相違する。
そして、図7に示すように、側板4,5と外側板12,
13との間であってスペーサ9によって間隔を区画され
ている空間に扉2,3を出し入れ自在としている。
4,5のそれぞれの外側面に図4で示したものと同じス
ペーサ9を利用することは先の例と同様であり、このス
ペーサ9に外側板12,13を連結した点が相違する。
そして、図7に示すように、側板4,5と外側板12,
13との間であってスペーサ9によって間隔を区画され
ている空間に扉2,3を出し入れ自在としている。
【0030】なお、図7に示すように、ガイドレール8
a,8bのそれぞれには移動子8cをキャビネット1の
奥行き方向に移動自在に取り付けておき、これらの移動
子8cにはヒンジブロック8dをそれぞれ連接する。こ
のヒンジブロック8dはその一端を扉2の右端側の背面
に連結されて折り曲げ動作可能としたものであり、扉2
を開いた姿勢としたときに移動子8cによってこの扉2
を側板4と外側板12との間に出し入れさせることがで
きる。
a,8bのそれぞれには移動子8cをキャビネット1の
奥行き方向に移動自在に取り付けておき、これらの移動
子8cにはヒンジブロック8dをそれぞれ連接する。こ
のヒンジブロック8dはその一端を扉2の右端側の背面
に連結されて折り曲げ動作可能としたものであり、扉2
を開いた姿勢としたときに移動子8cによってこの扉2
を側板4と外側板12との間に出し入れさせることがで
きる。
【0031】スペーサ9の側板4への取付け作業は先の
例と全く同様であり、このスペーサ9を側板4に固定し
た後に外側板12をビス12aによって連結する。この
ビス12aによる外側板12の連結も側板4に開けた作
業用孔4aからビス12a及びドライバを通して作業す
ることも同様である。そして、作業用孔4aは図1〜図
3に示した右配置のキャビネット52を外側板12に連
結する作業にも利用する。
例と全く同様であり、このスペーサ9を側板4に固定し
た後に外側板12をビス12aによって連結する。この
ビス12aによる外側板12の連結も側板4に開けた作
業用孔4aからビス12a及びドライバを通して作業す
ることも同様である。そして、作業用孔4aは図1〜図
3に示した右配置のキャビネット52を外側板12に連
結する作業にも利用する。
【0032】すなわち、作業用孔4aは図8に示すよう
に、スペーサ9の第2固定座9bの下端よりも下方の部
分にも臨むような開口の大きさとすることによって、第
2固定座9bと干渉しない位置にボルト孔12bを開け
ておけば、作業用孔4aから差し込んだボルト12cを
このボルト孔12bに差し込んでキャビネット52の側
板52aに予め埋設固定したナット52bにねじ込むこ
とができる。これにより、ボルト12cとナット52b
によって外側板12に対してキャビネット52が連結さ
れることになる。
に、スペーサ9の第2固定座9bの下端よりも下方の部
分にも臨むような開口の大きさとすることによって、第
2固定座9bと干渉しない位置にボルト孔12bを開け
ておけば、作業用孔4aから差し込んだボルト12cを
このボルト孔12bに差し込んでキャビネット52の側
板52aに予め埋設固定したナット52bにねじ込むこ
とができる。これにより、ボルト12cとナット52b
によって外側板12に対してキャビネット52が連結さ
れることになる。
【0033】なお、ボルト12cとナット52bによる
連結に代えて、作業用孔4aから取付け用のビスを側板
52aに直接ねじ込むようにして外側板12にキャビネ
ット52を連結するようにしてもよい。
連結に代えて、作業用孔4aから取付け用のビスを側板
52aに直接ねじ込むようにして外側板12にキャビネ
ット52を連結するようにしてもよい。
【0034】このように外側板12,13をキャビネッ
ト1の左右の端面に取り付けたものでは、ガイドレール
8a,8b等が剥き出しにならないので、キャビネット
1だけをレイアウトする場合でも外観に支障をきたさな
い。また、複数のキャビネットのレイアウトの中に組み
込む場合に、レイアウトの端部にキャビネット1を配置
しても外側板12,13による外観を持たせることがで
き、レイアウトに制約を受けることもない。
ト1の左右の端面に取り付けたものでは、ガイドレール
8a,8b等が剥き出しにならないので、キャビネット
1だけをレイアウトする場合でも外観に支障をきたさな
い。また、複数のキャビネットのレイアウトの中に組み
込む場合に、レイアウトの端部にキャビネット1を配置
しても外側板12,13による外観を持たせることがで
き、レイアウトに制約を受けることもない。
【0035】図9はスペーサ9に対するキャビネット5
2の連結構造の他の例を示す要部の分解斜視図である。
2の連結構造の他の例を示す要部の分解斜視図である。
【0036】この例は、図4に示した取付け構造の中で
ビス11及び第2固定孔9eを設けるのに代えて、スペ
ーサ9の第2固定座9bに連結ボルト14を設け、キャ
ビネット52の側板52aの内側からこの連結ボルト1
4にナット15を螺合することによってスペーサ9にキ
ャビネット52を連結する構成としたものである。連結
ボルト14は図4の例の第2固定孔9eと同じ位置に溶
接によって固定されたものである。そして、キャビネッ
ト52の側板52aには、図10に示すように連結ボル
ト14を通すための連結孔52cを開けておき、この連
結孔52cから内側に突き出た連結ボルト14にナット
15を螺合することによって、側板52aをスペーサ9
に固定する。
ビス11及び第2固定孔9eを設けるのに代えて、スペ
ーサ9の第2固定座9bに連結ボルト14を設け、キャ
ビネット52の側板52aの内側からこの連結ボルト1
4にナット15を螺合することによってスペーサ9にキ
ャビネット52を連結する構成としたものである。連結
ボルト14は図4の例の第2固定孔9eと同じ位置に溶
接によって固定されたものである。そして、キャビネッ
ト52の側板52aには、図10に示すように連結ボル
ト14を通すための連結孔52cを開けておき、この連
結孔52cから内側に突き出た連結ボルト14にナット
15を螺合することによって、側板52aをスペーサ9
に固定する。
【0037】また、図11に示すように、連結孔52c
の開口断面をキャビネット52の内側のほうが大きくて
ナット15を差し込んで回せる程度のものとしておけ
ば、ナット15をこの連結孔52cの中に納めて組み立
てることができる。この場合では、ナット15やボルト
14がキャビネット52の中に突き出ることがなく、品
物の収納の邪魔になることはない。
の開口断面をキャビネット52の内側のほうが大きくて
ナット15を差し込んで回せる程度のものとしておけ
ば、ナット15をこの連結孔52cの中に納めて組み立
てることができる。この場合では、ナット15やボルト
14がキャビネット52の中に突き出ることがなく、品
物の収納の邪魔になることはない。
【0038】更に、図12はボルトとナットの配置を逆
とした例であり、これはスペーサ9の第2固定座9bの
裏面側にナット16を溶接によって固定しておき、側板
52aに開けた連結孔52cに連結ボルト17をキャビ
ネット52の内側から差し込んでナット16に螺合して
連結する構成としたものである。なお、この例でも、連
結孔52cを図12に示した段状の開口断面として連結
ボルト17のヘッドが側板52aの内側に突き出ない組
立てとすることができる。
とした例であり、これはスペーサ9の第2固定座9bの
裏面側にナット16を溶接によって固定しておき、側板
52aに開けた連結孔52cに連結ボルト17をキャビ
ネット52の内側から差し込んでナット16に螺合して
連結する構成としたものである。なお、この例でも、連
結孔52cを図12に示した段状の開口断面として連結
ボルト17のヘッドが側板52aの内側に突き出ない組
立てとすることができる。
【0039】このように連結ボルト14,17及びナッ
ト15,16によるキャビネット52のスペーサ9への
連結固定では、図4で示したようにビス11をキャビネ
ット1の内側から通して作業することが不要となる。こ
のため、たとえばキャビネット1の間口が小さい仕様等
の場合には、キャビネット1の中で窮屈な姿勢で作業し
なくてよいのでその作業負担が軽減されることになり、
施工性も向上する。また、キャビネット1の側板4には
作業用孔4aを開ける必要はないので、キャビネット1
についてもその加工工数が低減される。
ト15,16によるキャビネット52のスペーサ9への
連結固定では、図4で示したようにビス11をキャビネ
ット1の内側から通して作業することが不要となる。こ
のため、たとえばキャビネット1の間口が小さい仕様等
の場合には、キャビネット1の中で窮屈な姿勢で作業し
なくてよいのでその作業負担が軽減されることになり、
施工性も向上する。また、キャビネット1の側板4には
作業用孔4aを開ける必要はないので、キャビネット1
についてもその加工工数が低減される。
【0040】
【発明の効果】本発明では、側板に設けるスペーサを扉
の収納代のための部材とすると共に隣接キャビネットま
たは外側板を取り付けるための部材としても利用するの
で、扉を奥行き方向に出し入れする設備であっても間口
方向に無駄な空間を伴うことがなくなり、たとえば厨房
設備等における空間の有効利用をより一層向上させるこ
とができる。
の収納代のための部材とすると共に隣接キャビネットま
たは外側板を取り付けるための部材としても利用するの
で、扉を奥行き方向に出し入れする設備であっても間口
方向に無駄な空間を伴うことがなくなり、たとえば厨房
設備等における空間の有効利用をより一層向上させるこ
とができる。
【図1】 本発明のキャビネットをウォールキャビネッ
ト列の一つとして配置した例を示す概略図である。
ト列の一つとして配置した例を示す概略図である。
【図2】 図1のキャビネットの扉を開いたときの概略
図である。
図である。
【図3】 扉を側板に沿って奥に収納している状態を示
す概略図である。
す概略図である。
【図4】 キャビネットの側板に対するスペーサの取付
け構造を示す要部の概略分解斜視図である。
け構造を示す要部の概略分解斜視図である。
【図5】 スペーサによるキャビネットの側板どうしの
連結構造であって、図4のA−A線矢視位置に相当する
要部の縦断面図である。
連結構造であって、図4のA−A線矢視位置に相当する
要部の縦断面図である。
【図6】 スペーサに外側板を取り付けた例を示す概略
図である。
図である。
【図7】 図7の例の要部を示す横断面図である。
【図8】 スペーサに対する外側板及び隣接配置のキャ
ビネットの側板の連結構造を示す要部の縦断面図であ
る。
ビネットの側板の連結構造を示す要部の縦断面図であ
る。
【図9】 スペーサに連結ボルトを一体に設けて隣接配
置のキャビネットの側板をナットと共に連結する例を示
す要部の分解斜視図である。
置のキャビネットの側板をナットと共に連結する例を示
す要部の分解斜視図である。
【図10】 図9に示した例におけるスペーサと隣接配
置のキャビネットの側板との連結構造の要部を示す縦断
面図である。
置のキャビネットの側板との連結構造の要部を示す縦断
面図である。
【図11】 キャビネットの側板に設ける連結孔の別の
例であって、同図の(a)は要部の縦断面図、同図の
(b)はキャビネットの内側から見た正面図である。
例であって、同図の(a)は要部の縦断面図、同図の
(b)はキャビネットの内側から見た正面図である。
【図12】 スペーサにナットを固定しておきキャビネ
ットの側板を貫通する連結ボルトによってスペーサと側
板とを連結する例を示す要部の縦断面図である。
ットの側板を貫通する連結ボルトによってスペーサと側
板とを連結する例を示す要部の縦断面図である。
1 :キャビネット 2 :扉 3 :扉 4 :側板 4a:作業用孔 5 :側板 6 :背板 7a:底板 7b:天板 8a,8b:ガイドレール 8c:移動子 8d:ヒンジブロック 9 :スペーサ 9a:第1固定座 9b:第2固定座 9c:第1固定孔 9d:補助孔 9e:第2固定孔 10 :ビス 11 :ビス 12 :外側板 12a:ビス 12b:ボルト孔 12c:ボルト 13 :外側板 14 :連結ボルト 15 :ナット 16 :ナット 17 :連結ボルト 51 :キャビネット 52 :キャビネット 52a:側板 52b:ナット 52c:連結孔
Claims (6)
- 【請求項1】 前面に配置した扉を開いたときに間口方
向の端部に位置する側板の外に沿って奥行き方向に移動
可能に前記扉を連接したキャビネットにおいて、前記側
板の外側面であって前記扉の上下両端とそれぞれ干渉し
ない位置にスペーサを設け、前記スペーサを、前記側板
に沿う前記扉の移動を許す間隔を側板の外に持たせて他
の部材を前記側板に連結するための部材としてなるキャ
ビネット。 - 【請求項2】 前記他の部材を、間口方向に隣り合わせ
て配置される隣接キャビネットとしてなる請求項1記載
のキャビネット。 - 【請求項3】 前記他の部材を、前記スペーサを含めて
前記側板のほぼ全体を覆う外側板としてなる請求項1記
載のキャビネット。 - 【請求項4】 前記キャビネットの側板が前記スペーサ
に臨む位置には、前記他の部材を前記スペーサを介して
側板に連結するための作業用孔を設け、前記スペーサ
は、前記側板に対峙する第1固定座と、前記他の部材に
対峙する第2固定座とを間口方向に間隔をおいて備えた
縦断面形状を持ち、前記作業用孔から間口方向に見たと
きこの作業用孔に前記第2固定座の一部が臨む位置関係
を前記作業用孔と第2固定座との間に持たせ、前記第2
固定座には前記他の部材を接合するネジ部材を通すため
の固定孔を開けてなる請求項1から3のいずれかに記載
のキャビネット。 - 【請求項5】 前記スペーサが前記他の部材に対峙する
面にはネジ部を設けると共に、前記他の部材には前記ス
ペーサと反対側の面から前記ネジ部に接合可能なネジ部
材を備えてなる請求項1から3のいずれかに記載のキャ
ビネット。 - 【請求項6】 前記スペーサは前記扉の上端及び下端の
それぞれの端縁から表裏両面にかけてを囲む縦断面形状
を持ち、前記側板の上端及び下端のそれぞれに前記他の
部材の上端及び下端がほぼ整合する位置関係として前記
スペーサを配置してなる請求項1から5のいずれかに記
載のキャビネット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14617096A JPH09328951A (ja) | 1996-06-07 | 1996-06-07 | キャビネット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14617096A JPH09328951A (ja) | 1996-06-07 | 1996-06-07 | キャビネット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09328951A true JPH09328951A (ja) | 1997-12-22 |
Family
ID=15401723
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14617096A Pending JPH09328951A (ja) | 1996-06-07 | 1996-06-07 | キャビネット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09328951A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2055207A1 (de) * | 2007-11-02 | 2009-05-06 | Elro (Holding )AG | Verbindungsvorrichtung zum lösbaren Verbinden von zwei Elementen in Gestalt von Küchenabdeckungen mit Kochapparaten oder von Kochapparaten untereinander |
-
1996
- 1996-06-07 JP JP14617096A patent/JPH09328951A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2055207A1 (de) * | 2007-11-02 | 2009-05-06 | Elro (Holding )AG | Verbindungsvorrichtung zum lösbaren Verbinden von zwei Elementen in Gestalt von Küchenabdeckungen mit Kochapparaten oder von Kochapparaten untereinander |
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