JPH09328842A - 建築用壁パネルの枠組 - Google Patents

建築用壁パネルの枠組

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JPH09328842A
JPH09328842A JP8148984A JP14898496A JPH09328842A JP H09328842 A JPH09328842 A JP H09328842A JP 8148984 A JP8148984 A JP 8148984A JP 14898496 A JP14898496 A JP 14898496A JP H09328842 A JPH09328842 A JP H09328842A
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JP
Japan
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horizontal
frame
framework
wall panel
members
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Pending
Application number
JP8148984A
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English (en)
Inventor
Yoji Urushibara
洋二 漆原
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SHIBATA KENSETSU KOGYO KK
Original Assignee
SHIBATA KENSETSU KOGYO KK
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Publication date
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  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐震性に優れた建造物の構築に寄与すると共
に、現場作業の効率化を図ることを課題とする。 【解決手段】 少なくとも一面側に面材19が張設される
壁パネルの枠組であって、通し柱9間に階下から階上に
かけて配設される枠組本体1に梁や根太等の横架材10を
保持可能な保持手段が設けられてなることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は建築用壁パネルの枠
組、さらに詳しくは各種建造物に適用可能な壁パネルの
枠組に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の壁パネルとしては、例え
ば特開平3-199548号公報所載の発明が存在する。
【0003】即ち、この従来のものは図5に示すよう
に、矩形状の外枠27内にラチス部材28が設けられたもの
であり、その一面側に面材29を張設せしめて壁パネル
A' を形成し、該壁パネルA' は柱30と梁31により形成
された軸組32内に組付けて使用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の壁パネルA' は各階毎に配されて、各階を一単位と
して強度を維持せんとするものであるために、軸組全体
としての一体性に欠ける難点があり、このため上下方向
の剛性を確保できないという大なる問題点を有してい
た。
【0005】従って、建造物に地震等による多大な外力
が加わった場合、かかる外力は各階毎に受け持たれて他
の階には分散され難く、外力が局部的な加わり方をする
ために、建造物が倒壊し易いという虞があった。
【0006】また、一般に軸組32中の梁や根太等の横架
材は柱30の側面に金具等を介して直接固定されるが、そ
の際横架材はクレーン等により吊下させた状態で行う必
要があり、作業が不安定で作業性が極めて悪いという不
都合を有していた。
【0007】さらに、軸組32への壁パネルA' の組付け
は現場で行われるが、かかる壁パネルA' は比較的多く
使用されるために、現場での作業が非常に煩雑なものに
なるという難点もあった。
【0008】それ故に、本発明は上記従来の問題点を解
決するためになされたものであり、耐震性に優れた建造
物の構築に寄与すると共に、現場作業の効率化を図るこ
とを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】即ち、上記課題を解決す
るために本発明が採った手段は、少なくとも一面側に面
材19が張設される壁パネルの枠組であって、通し柱9間
に階下から階上にかけて配設される枠組本体1に梁や根
太等の横架材10を保持可能な保持手段が設けられてなる
点にある。
【0010】従って、上記構成を特徴とするパネルを使
用する場合は、例えば土台等に所定間隔を有して通し柱
9を立設した後、該通し柱9間に枠組本体1を固定して
該枠組本体1を階下から階上にかけて配する。その後、
枠組本体1に設けた保持手段により横架材10を保持しつ
つ、これを枠組に固定するのである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る壁パネルの枠
組の一実施形態について図面に従って説明する。
【0012】図1に於いて、1は横枠材2と縦枠材3と
により矩形状に形成された外枠からなる枠組本体を示
し、縦枠材3の中央付近には一対の横部材4が前記横枠
材2と平行に所定間隔を有して架設されている。5は横
枠材2と横部材4間に夫々架設された複数本の縦部材を
示す。6は横部材4間の空間部を覆うべくその前面側に
取付けられた2枚の板状体(梁)で、図2の如く板状体
6はその端部間に介装した取付金具20の取付板21にビス
22で固定されており、且つ該取付板21の一端部に所定間
隔を有して突設した突片23には切欠24を介して円筒状の
筒状体25が取付けられてなり、該筒状体25は前記縦枠材
3に穿孔した貫通孔3aに挿通され、その内周面に形成し
たネジ部25aに皿ビス26を螺合せしめて固定される。か
かる取付金具20を使用すると、板状体6と縦枠体3とが
確実且つ強固に固定できるため、両縦枠材3の中央部が
撓んで幅方向に拡がるようなこともなくなり、頑強な枠
組Aが形成できるという利点がある。7は前方側の板状
体6と一方の横部材4間に介装された介装板を示す(図
3参照)。
【0013】本実施形態は以上のような構成からなり、
かかる枠組Aは工場生産されてこの形態で現場に搬入さ
れ、例えば次のようにして使用される。
【0014】先ず、図2のように土台8の所定位置にベ
ース金具(図示せず)を介して複数本の通し柱9を立設
する。その後、枠組Aを各通し柱9間に配した後、釘等
により通し柱9及び土台8に固定する。
【0015】そして、横架材10の両端部を図3の如く対
面する枠組Aの下側の横部材4に載置した後、前記横架
材10の端部に受金具11を介してボルト,ナット等からな
る締付具16により枠組Aに固定する。かかる受金具11
は、図4の如く横架材10の底面を保持する底板13の両側
に側片14を垂直に立上げ形成し、且つ各側片14の一端部
に取付片15を側方に折曲形成したものである。尚、横架
材4は枠組Aの縦部材5に対応する位置に複数本配され
る。
【0016】而して、この横架材10の取付時に於いて、
該横架材10は枠組Aにより確実に保持することができる
ので、作業者に負担をかけることなく取付作業が簡易に
効率良く行える利点がある。
【0017】次に、図2の如く通し柱9の上端部にけた
17を固定する一方で、図4のように床材18の端部を枠組
A内に挿入するようにして横架材10上に載置して固定す
る。その後、枠組Aの前面側にベニヤ板等の面材19を張
設するのである。
【0018】而して、このように通し柱9間には階下か
ら階上にかけて枠組Aが配されて軸組と一体化されるた
めに、上下方向の剛性が十分に確保されて、地震等によ
る横方向の揺れに対しても大変堅固であり、また外力に
対してはこれを軸組全体で受けることになるため、かか
る外力は各階に分散される結果、頑強な建造物の構築に
大いに寄与し得ることとなる。
【0019】また、階下から階上にかけて配される枠組
Aを使用することにより、全体として壁パネルの枚数を
削減することができるので、現場作業が大幅に簡略化さ
れて工期の短縮が図れるという利点もある。
【0020】さらに、本実施形態に係る枠組Aはそれ自
体非常に簡易な構成からなるため、簡単で且つ安価に製
作できる利点がある。
【0021】尚、上記実施形態に於ける枠組Aには、一
対の横部材4及び複数本の縦部材5を設けたが、例えば
1本の横部材4だけでも横架材10の保持は可能であるた
め、強度的に問題がなければ他方の横部材4及び縦部材
5は省略可能であり、また横架材10の具体的な保持手段
はかかる横部材4に限定されるものではない。
【0022】また、枠組Aは必ずしも一体的に構成する
必要はなく、例えば上記実施形態の枠組Aを上下に分割
して構成することも可能である。即ち、一方の枠組部材
の一端部に上記実施形態の如き横架材10を保持可能な保
持手段を設け、これに該保持手段を有しない他の枠組部
材を連結して枠組本体1を構成するのである。この場合
も、上記実施形態と同様の作用効果を得ることができ
る。
【0023】さらに、板状体6や介装板7も本発明の必
須の条件ではなく、省略して構成しても構わない。
【0024】さらに、本発明に係る枠組Aは木造建造物
に限定されず、例えば枠組本体1や横部材4等をパイプ
等に変更すれば、鉄骨建造物に適用することも可能であ
り、建造物の具体的な階数も問うものではない。
【0025】その他、枠組Aと通し柱9又は横架材10と
の具体的な取付手段等も本発明の意図する範囲内に於い
て任意に設計変更自在である。
【0026】
【発明の効果】叙上のように、本発明に係る壁パネルの
枠組は、階下から階上にかけて通し柱間に配設されて軸
組との一体化が図られるため、上下方向の剛性が十分に
確保されることとなり、よって地震等による横方向の揺
れに対しても大変強固であると共に、外力に対してはこ
れを軸組全体で受けることになるため、かかる外力は各
階に分散される結果、頑強な建造物の構築に大いに寄与
し得るという効果を得るに至った。
【0027】さらに、壁パネルの枠組は梁や根太等の横
架材を保持可能な保持手段を有してなるため、該保持手
段により横架材を保持しつつその取付作業が確実且つ簡
易に行えることとなって、現場作業の効率化が図れると
いう利点があり、また全体として壁パネルの枚数を削減
できるために、工期も大幅に短縮し得る特有の効果を奏
する。
【0028】さらに、上記したように本発明に係る枠組
は非常に簡易な構成からなるため、簡単で且つ安価に製
作できる実用的な効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す枠組の正面図。
【図2】使用状態を示す正面図。
【図3】(イ) は枠組の要部断面図、(ロ) は取付金具の一
部断面を含む平面図。
【図4】使用状態を示す一部断面側面図。
【図5】従来例を示す正面図。
【符号の説明】
1…枠組本体 2…横枠材 3…縦枠材 4…横部材 5…縦部材 9…通し柱 19…面材
【手続補正書】
【提出日】平成8年11月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】図1に於いて、1は横枠材2と縦枠材3と
により矩形状に形成された外枠からなる枠組本体を示
し、縦枠材3の中央付近には一対の横部材4が前記横枠
材2と平行に所定間隔を有して架設されている。5は横
枠材2と横部材4間に夫々架設された複数本の縦部材を
示す。6は横部材4間の空間部を覆うべくその前面側に
取付けられた2枚の板状体(梁)で、図の如く板状体
6はその端部間に介装した取付金具20の取付板21にビス
22で固定されており、且つ該取付板21の一端部に所定間
隔を有して突設した突片23には切欠24を介して円筒状の
筒状体25が取付けられてなり、該筒状体25は前記縦枠材
3に穿孔した貫通孔3aに挿通され、その内周面に形成し
たネジ部25aに皿ビス26を螺合せしめて固定される。か
かる取付金具20を使用すると、板状体6と縦枠3とが
確実且つ強固に固定できるため、両縦枠材3の中央部が
撓んで幅方向に拡がるようなこともなくなり、頑強な枠
組Aが形成できるという利点がある。7は前方側の板状
体6と一方の横部材4間に介装された介装板を示す(図
参照)。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】そして、横架材10の両端部を図の如く対
面する枠組Aの下側の横部材4に載置した後、前記横架
材10の端部に受金具11を介してボルト,ナット等からな
る締付具16により枠組Aに固定する。かかる受金具11
は、図4の如く横架材10の底面を保持する底板13の両側
に側片14を垂直に立上げ形成し、且つ各側片14の一端部
に取付片15を側方に折曲形成したものである。尚、横架
材4は枠組Aの縦部材5に対応する位置に複数本配され
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】さらに、板状体6や介装板7も本発明の必
須の条件ではなく、省略しても構わない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E04B 2/56 605 E04B 2/56 605E 611 611B 611C 622 622B 622H 633 633A 633G 651 651L 652 652J 2/00 E04C 2/48

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一面側に面材(19)が張設され
    る壁パネルの枠組であって、通し柱(9) 間に階下から階
    上にかけて配設される枠組本体(1) に梁や根太等の横架
    材(10)を保持可能な保持手段が設けられてなることを特
    徴とする建築用壁パネルの枠組。
  2. 【請求項2】 前記枠組本体(1) が、縦枠材(3) と横枠
    材(2) とで矩形状に形成された外枠からなり、且つ保持
    手段が前記縦枠材(3) 間に架設されて横架材(10)を載置
    可能な横部材(4) である請求項1記載の建築用壁パネル
    の枠組。
  3. 【請求項3】 前記横部材(4) に横架材(10)を挿入可能
    な間隔を有して他の横部材(4) が枠組本体(1) の縦枠材
    (3) 間に架設されてなる請求項2記載の建築用壁パネル
    の枠組。
  4. 【請求項4】 前記枠組本体(1) が、縦枠材(3) と横枠
    材(2) とで矩形状に形成された一対の外枠からなり、且
    つ何れか一方の外枠に保持手段が設けられてなる請求項
    1記載の建築用壁パネルの枠組。
  5. 【請求項5】 前記保持手段が、縦枠材(3) 間に架設さ
    れて横架材(10)を載置可能な横部材(4) である請求項4
    記載の建築用壁パネルの枠組。
  6. 【請求項6】 前記横枠材(2) と横部材(4) 間に夫々縦
    部材(5) が架設されてなる請求項3又は5記載の建築用
    壁パネルの枠組。
JP8148984A 1996-06-11 1996-06-11 建築用壁パネルの枠組 Pending JPH09328842A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019065482A (ja) * 2017-09-29 2019-04-25 大成建設株式会社 木造耐力壁

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