JPH09328477A - 除草性イソオキサゾリン誘導体 - Google Patents

除草性イソオキサゾリン誘導体

Info

Publication number
JPH09328477A
JPH09328477A JP14728196A JP14728196A JPH09328477A JP H09328477 A JPH09328477 A JP H09328477A JP 14728196 A JP14728196 A JP 14728196A JP 14728196 A JP14728196 A JP 14728196A JP H09328477 A JPH09328477 A JP H09328477A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
isoxazoline
methyl
compound
abq
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14728196A
Other languages
English (en)
Inventor
Takami Yoneda
隆実 米田
Muneharu Mizukai
宗治 水貝
Junji Kadotani
淳二 門谷
Toyokuni Honma
豊邦 本間
Tadashi Amagasa
正 天笠
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Co Ltd filed Critical Sankyo Co Ltd
Priority to JP14728196A priority Critical patent/JPH09328477A/ja
Publication of JPH09328477A publication Critical patent/JPH09328477A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】優れた除草活性を有する2−イソオキサゾリン
誘導体を見出すこと。 【解決手段】一般式(I) 【化1】 [R=C1〜C10アルキル基等、n=0、1、2。]
で表わされる化合物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、優れた除草活性を
有する新規なイソオキサゾリン誘導体に関する。
【0002】
【従来の技術】これまで、除草活性を有する2−イソオ
キサゾリン骨格を有する化合物は、EP334120A
1及びEP514987A1に記載されている。
【0003】しかし、EP334120A1に記載の化
合物は、2−イソオキサゾリン環3位の置換基が、アル
キル、シクロアルキル、置換フェニル、5員及び6員ヘ
テロ環である化合物であり、2−イソオキサゾリン環3
位の置換基がスルフィド、スルホキシド、スルホンであ
る本願化合物とは、構造が全く異なる。また、EP51
4987A1に記載の化合物は、2−イソオキサゾリン
環3位の置換基が置換フェニル基である化合物のみであ
り、やはり本願化合物とは、構造が全く異なる。
【0004】さらに、2−イソオキサゾリン環を有する
化合物が、特開平5−105672号公報に記載されて
いるが、これら化合物はすべてイソオキサゾリン環5位
の置換基がシアノ基である化合物であり、この点本願化
合物と構造上全く異なる。さらに、当該特開平5−10
5672号公報には、それら化合物の除草活性について
何ら記載がない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、2−イ
ソオキサゾリン環を有する誘導体の合成とその生物活性
について永年に亘り鋭意研究を行なった結果、既知の化
合物とは構造を異にした、新規な2−イソオキサゾリン
誘導体が、優れた除草活性を有することを見出し、本発
明を完成した。
【0006】本発明の化合物は、水田においては、特に
水田の強害雑草であるタイヌビエに対して低薬量で優れ
た除草活性を示し、かつ水稲に対する薬害が極めて少な
く、また、コナギ、アゼナ、アブノメ、キカシグサ等の
広葉雑草や、ホタルイ、ミズガヤツリ等のカヤツリグサ
科雑草に対しても強い殺草作用を有する。
【0007】更には、畑地においても、メヒシバ、イヌ
ビエ、エノコログサ等のイネ科雑草に対して低薬量で優
れた除草活性を示し、かつトウモロコシ、ビート、ダイ
ズ、ワタに対する薬害が極めて少なく、また、イヌビ
ユ、アカザ、カラシナ、アオゲイトウ等の広葉雑草に対
しても強い殺草作用を有する。
【0008】
【発明の構成】
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記一般式
(I)
【0010】
【化4】
【0011】[式中、Rは、C1〜C10アルキル基又
はC2〜C6アルケニル基を示し(当該アルキル基及び
アルケニル基は、下記置換基群aから選ばれる同一又は
異なった1乃至3個の置換基により置換されていても良
い)、nは0、1又は2を示す。
【0012】(置換基群a)ハロゲン原子、C1〜C6
アルコキシ基、C2〜C6アルケニルオキシ基、ベンジ
ルオキシ基、C1〜C6アルコキシカルボニル基、水酸
基、ホルミル基]で表される化合物であり、好適には、
上記一般式(I)[式中、Rは、C1〜C6アルキル基
又はC1〜C6アルケニル基を示し(当該アルキル基及
びアルケニル基は、下記置換基群bから選ばれる同一又
は異なった1乃至3個の置換基により置換されていても
良い)、nは2を示す。
【0013】(置換基群b)ハロゲン原子、C1〜C6
アルコキシ基、C2〜C6アルケニルオキシ基、C1〜
C6アルコキシカルボニル基]で表される化合物であ
り、より好適には、上記一般式(I)[式中、Rは、C
1〜C3アルキル基又はC2若しくはC3アルケニル基
を示し(当該アルキル基及びアルケニル基は、下記置換
基群cから選ばれる同一又は異なった1乃至3個の置換
基により置換されていても良い)、nは2を示す。
【0014】(置換基群c)塩素原子、メトキシ基、エ
トキシ基]で表わされる化合物である。
【0015】本願において、「ハロゲン原子」とは、弗
素原子、塩素原子、臭素原子、沃素原子である。置換基
群a、bにおいて、好適には弗素原子、塩素原子であ
り、更に好適には塩素原子である。
【0016】本願において、「C1〜C6アルコキシ
基」とは、例えばメトキシ、エトキシ、n−プロポキ
シ、イソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、s
−ブトキシ、t−ブトキシ、n−ペンチルオキシ、イソ
ペンチルオキシ、2−メチルブトキシ、ネオペンチルオ
キシ、1−エチルプロポキシ、n−ヘキシルオキシ、4
−メチルペンチルオキシ、3−メチルペンチルオキシ、
2−メチルペンチルオキシ、1−メチルペンチルオキ
シ、3,3−ジメチルブトキシ、2,2−ジメチルブト
キシ、1,1−ジメチルブトキシ、1,2−ジメチルブ
トキシ、1,3−ジメチルブトキシ、2,−ジメチルブ
トキシ、2−エチルブトキシのような炭素数1乃至6個
の直鎖又は分枝鎖アルコキシ基である。置換基群a、b
において、好適には、炭素数1乃至4個の直鎖又は分枝
鎖アルコキシ基であり、最も好適にはメトキシ、エトキ
シである。
【0017】本願において、「C2〜C6アルケニルオ
キシ基」とは、例えばビニルオキシ、1−メチルビニル
オキシ、2−メチルビニルオキシ、アリルオキシ、1−
メチルアリルオキシ、2−メチルアリルオキシ、3−メ
チルアリルオキシ、1,2−ジメチルアリルオキシ、
1,3−ジメチルアリルオキシ、2,3−ジメチルアリ
ルオキシ、3,3−ジメチルアリルオキシ、1,2,3
−トリメチルアリルオキシ、1,3,3−トリメチルア
リルオキシ、2,3,3−トリメチルアリルオキシ、
1,2,3,3−テトラメチルアリルオキシのような炭
素数2乃至6個の直鎖又は分枝鎖アルケニルオキシ基で
ある。置換基群a、bにおいて、好適には、炭素数2乃
至4個の直鎖又は分枝鎖アルケニルオキシ基であり、最
も好適には2−メチルアリルオキシである。
【0018】本願において、「C1〜C6アルコキシカ
ルボニル基」とは、例えばメトキシカルボニル、エトキ
シカルボニル、n−プロピルオキシカルボニル、イソプ
ロピルオキシカルボニル、n−ブチルオキシカルボニ
ル、イソブチルオキシカルボニル、t−ブチルオキシカ
ルボニルのような(炭素数1乃至6個のアルコキシ)カ
ルボニル基である。置換基群a、bにおいて、好適に
は、(炭素数1乃至3個のアルコキシ)カルボニル基で
あり、最も好適にはエトキシカルボニルである。
【0019】本願において、「C1〜C10アルキル
基」とは、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソ
プロピル、n−ブチル、イソブチル、s−ブチル、t−
ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、2−メチルブチ
ル、ネオペンチル、1−エチルプロピル、n−ヘキシ
ル、4−メチルペンチル、3−メチルペンチル、2−メ
チルペンチル、1−メチルペンチル、3,3−ジメチル
ブチル、2,2−ジメチルブチル、1,1−ジメチルブ
チル、1,2−ジメチルブチル、1,3−ジメチルブチ
ル、2,3−ジメチルブチル、2−エチルブチル、シク
ロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘ
キシル、シクロプロピルメチル、2−シクロプロピルエ
チル、3−シクロプロピルブチル、シクロブチルメチ
ル、2−シクロブチルメチル、シクロペンチルメチルの
ような炭素数1乃至10個の直鎖、分枝鎖又は環状のア
ルキル基である。Rにおいて、好適には炭素数1乃至6
個の直鎖、分枝鎖又は環状のアルキル基であり、更に好
適にはメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、
n−ブチル、n−ペンチル、イソペンチルであり、より
更に好適にはメチル、エチル、n−プロピル、イソプロ
ピルのような炭素数1乃至3個の直鎖又は分枝鎖アルキ
ル基(C1〜C3アルキル基)である。
【0020】本願において、「C2〜C6アルケニル
基」とは、例えばビニル、1−メチルビニル、2−メチ
ルビニル、アリル、1−メチルアリル、2−メチルアリ
ル、3−メチルアリル、1,2−ジメチルアリル、1,
3−ジメチルアリル、2,3−ジメチルアリル、3,3
−ジメチルアリル、1,2,3−トリメチルアリル、
1,3,3−トリメチルアリル、2,3,3−トリメチ
ルアリル、1,2,3,3−テトラメチルアリルのよう
な炭素数2乃至6個の直鎖又は分枝鎖アルケニル基であ
る。Rにおいて、好適には、炭素数2乃至4個の直鎖又
は分枝鎖アルケニル基であり、更に好適には炭素数2又
は3個の直鎖又は分枝鎖アルケニル基(C2〜C3アル
ケニル基)であり、最も好適にはアリルである。
【0021】一般式(I)において、Rは、好適には、
C1〜C6アルキル基、C2〜C3アルケニル基であ
り、更に好適には、メチル基、エチル基、n−プロピル
基、イソプロピル基、n−ブチル基、n−ペンチル基、
イソペンチル基、アリル基である。
【0022】一般式(I)において、nは、好適には、
2である。
【0023】置換基群aは、好適には、ハロゲン原子、
メトキシ基、エトキシ基、メトキシカルボニル基又はエ
トキシカルボニル基であり、更に好適には、塩素原子、
メトキシ基、エトキシ基である。
【0024】本発明の代表化合物を下記表1に例示する
が、本発明はこれらの化合物に限定されるものではな
い。
【0025】表中、Meはメチル基を、Etはエチル基
を、nPrはn−プロピル基を、iPrはイソプロピル
基を、cPrはシクロプロピル基を、nBuはn−ブチ
ル基を、iBuはイソブチル基を、tBuはtert−
ブチル基を、cBuはシクロブチル基を、nPenはn
−ペンチル基を、iPenはイソペンチル基を、cPe
nはシクロペンチル基を、nHexはn−ヘキシル基
を、cHexはシクロヘキシル基を、Phはフェニル基
を、Bnはベンジル基をそれぞれ示す。
【0026】
【化5】
【0027】
【表1】 ──────────────────────────────── 化合物番号 R n ──────────────────────────────── 1.1 Me 0 1.2 Et 0 1.3 nPr 0 1.4 iPr 0 1.5 nBu 0 1.6 iBu 0 1.7 nPen 0 1.8 iPen 0 1.9 cPen 0 1.10 nHex 0 1.11 cHex 0 1.12 nC7H15 0 1.13 nC8H17 0 1.14 nC9H19 0 1.15 nC10H21 0 1.16 CH2CH=CH2 0 1.17 CH=CHCH3 0 1.18 CH2Cl 0 1.19 CH2CH2Cl 0 1.20 CH2CH2CH2Cl 0 1.21 CH2CHClCH3 0 1.22 CH2CH2OH 0 1.23 CH2CH2CH2OH 0 1.24 CH2CH(Me)OH 0 1.25 CH2CH2OCH3 0 1.26 CH2CH2CH2OCH3 0 1.27 CH2CH(Me)OMe 0 1.28 CH2CH2OCH2CH3 0 1.29 CH2CH2CH2OCH2CH3 0 1.30 CH2CH(Me)OCH2CH3 0 1.31 CH2CH2OiPr 0 1.32 CH2CH2CH2OiPr 0 1.33 CH2CH(Me)OiPr 0 1.34 CH2CH2OBn 0 1.35 CH2CH2CH2OBn 0 1.36 CH2CH(Me)OBn 0 1.37 CH2CH2OCH2C(Me)=CH2 0 1.38 CH2CH2CH2OCH2C(Me)=CH2 0 1.39 CH2CH(Me)OCH2C(Me)=CH2 0 1.40 CH2COOEt 0 1.41 CH2CH2CHO 0 2.18 CH2Cl 1 3.1 Me 2 3.2 Et 2 3.3 nPr 2 3.4 iPr 2 3.5 nBu 2 3.6 iBu 2 3.7 nPen 2 3.8 iPen 2 3.9 cPen 2 3.10 nHex 2 3.11 cHex 2 3.12 nC7H15 2 3.13 nC8H17 2 3.14 nC9H19 2 3.15 nC10H21 2 3.16 CH2CH=CH2 2 3.17 CH=CHCH3 2 3.18 CH2Cl 2 3.19 CH2CH2Cl 2 3.20 CH2CH2CH2Cl 2 3.21 CH2CHClCH3 2 3.22 CH2CH2OH 2 3.23 CH2CH2CH2OH 2 3.24 CH2CH(CH3)OH 2 3.25 CH2CH2OCH3 2 3.26 CH2CH2CH2OCH3 2 3.27 CH2CH(Me)OMe 2 3.28 CH2CH2OCH2CH3 2 3.29 CH2CH2CH2OCH2CH3 2 3.30 CH2CH(Me)OCH2CH3 2 3.31 CH2CH2OiPr 2 3.32 CH2CH2CH2OiPr 2 3.33 CH2CH(Me)OiPr 2 3.34 CH2CH2OBn 2 3.35 CH2CH2CH2OBn 2 3.36 CH2CH(Me)OBn 2 3.37 CH2CH2OCH2C(Me)=CH2 2 3.38 CH2CH2CH2OCH2C(Me)=CH2 2 3.39 CH2CH(Me)OCH2C(Me)=CH2 2 3.40 CH2COOEt 2 3.41 CH2CH2CHO 2 ──────────────────────────────── 上記の例示化合物中、好適なものとしては、3.2, 3.3,
3.4, 3.5, 3.7, 3.9,3.11, 3.16, 3.18, 3.20, 3.25,
3.26, 3.27, 3.28, 3.29, 3.30, 3.31, 3.40の化合物を
挙げることができる。
【0028】更に好適なものとしては、3.2, 3.3, 3.5,
3.7, 3.16の化合物を挙げることが出来る。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の一般式(I)を有するイ
ソオキサゾリン誘導体は、以下に記載する方法によって
製造することができる。
【0030】A工程
【0031】
【化6】
【0032】上記工程中、Rは前記と同意義を示し、X
1 はハロゲン原子を示す。X1 は、好適には塩素原子で
ある。
【0033】A工程は一般式(I)においてnが0であ
る化合物(Ia)を製造する方法である。
【0034】A−1工程は、イソオキサゾリン環3位に
ハロゲン原子が置換した一般式(II)を有する化合物
を製造する工程で、一般式(III)を有する化合物
を、不活性溶剤中、塩基存在下に、一般式(IV)を有
する化合物と反応させることにより、達成される。
【0035】なお、化合物(IV)は、例えば、リービ
ッヒ・アンナーレン・ケミー、第985ページ、198
9年(Liebigs Annalen der Chemie 985 (1989))記載の
化合物であり、市販のものを用いるか、又は当該文献記
載の方法に準じて製造される。
【0036】A−1工程に使用される塩基としては、化
合物(IV)からニトリルオキシドを発生させる強さの
塩基であれば特に限定はないが、好適には、炭酸水素ナ
トリウム、炭酸水素カリウムのようなアルカリ金属炭酸
水素塩;水酸化ナトリウム、水酸化カリウムのようなア
ルカリ金属水酸化物;水酸化カルシウム、水酸化マグネ
シウムのようなアルカリ土類金属水酸化物;炭酸ナトリ
ウム、炭酸カリウムのようなアルカリ金属炭酸塩;酢酸
ナトリウム、酢酸カリウムのようなアルカリ金属酢酸
塩;フッ化ナトリウム、フッ化カリウムのようなアルカ
リ金属フッ素化塩;トリエチルアミン、エチルジイソプ
ロピルアミン、トリブチルアミンのような三級低級アル
キルアミン;1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウ
ンデカン−7−エン(DBU)、1,4−ジアザビシク
ロ[2.2.2]オクタン(DABCO)のような三級
脂環式アミン類を挙げることができる。
【0037】使用される溶剤としては、反応を阻害せ
ず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定
はないが、好適には、エテレングリコールジメチルエー
テル、エチレングリコールジエテルエーテル、ジエチル
エーテル、ジオキサン、テトラヒドロフランのようなエ
ーテル類;塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、
ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素類;ベンゼ
ン、トルエンのような芳香族炭化水素類;酢酸エチル、
酢酸ブチルのような酢酸エステル類;アセトニトリルの
ようなニトリル類;上記有機溶剤と水との混合溶剤;水
を挙げることができる。
【0038】反応温度および反応時間は、原料化合物、
溶剤並びに塩基の種類により異なるが、反応温度は、通
常0℃乃至150℃、好適には15℃乃至80℃であ
り、反応時間は、通常15分乃至24時間、好適には3
0分乃至8時間である。
【0039】A−2工程は、一般式(Ia)を有する化
合物を製造する工程で、不活性溶剤中、塩基を用いて、
一般式(V)を有するメルカプタン化合物を、A−1工
程により製造した一般式(II)を有する化合物と反応
させることにより、達成される。
【0040】使用される塩基としては、優先的にチオー
ル類のプロトンを脱離させる強さの塩基であれば特に限
定はないが、好適には、水素化ナトリウム、水素化カリ
ウム、水素化リチウムのようなアルカリ金属水素化物;
ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウ
ムt−ブトキシドのようなアルカリ金属アルコキシド;
ナトリウムアミド、リチウムイソプロピルアミドのよう
なアルカリ金属アミド;トリエチルアミン、エチルジイ
ソプロピルアミン、トリブチルアミンのような三級低級
アルキルアミン;1,8−ジアザビシクロ[5.4.
0]ウンデカン−7−エン(DBU)、1,4−ジアザ
ビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)のよう
な三級脂環式アミン類を挙げることができる。
【0041】使用される溶剤としては、反応を阻害せ
ず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定
はないが、好適には、ジオキサン、テトラヒドロフラン
のようなエーテル類;塩化メチレン、クロロホルム、四
塩化炭素、ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素
類;ベンゼン、トルエンのような芳香族炭化水素類;
N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルホル
ムアミド、N−メチル2−ピロリジノンのようなアミド
類;メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロ
パノール、ブタノール、イソブタノール、t−ブタノー
ルのようなアルコール類;アセトン、2−ブタノンのよ
うなケトン類;アセトニトリルのようなニトリル類;ジ
メチルスルホキシドのようなスルホキシド類;及びこれ
らの混合溶剤を挙げることができる。
【0042】反応温度および反応時間は、原料化合物、
溶剤並びに塩基の種類により異なるが、反応温度は、通
常0℃乃至150℃、好適には0℃乃至80℃であり、
反応時間は、通常15分乃至24時間、好適には30分
乃至8時間である。
【0043】C工程
【0044】
【化7】
【0045】上記工程中、Rは前記と同意義を示す。
【0046】C工程は、一般式(I)においてnが1で
ある化合物(Ic2)及び、一般式(I)においてnが
2である化合物(Ic3)を製造する方法である。
【0047】C−1工程及びC−2工程は、一般式(I
c2)を有する化合物、及び、一般式(Ic3)を有す
る化合物を製造する工程で、不活性溶剤中、酸化剤を用
いて、一般式(I)においてnが0である化合物(Ic
1)の酸化反応を行なうことにより、達成される。
【0048】化合物(Ic1)は、上記A工程、下記E
工程、H工程、J工程及びK工程により製造される。
【0049】使用される酸化剤としては、スルフィド類
及びスルホキシド類を酸化できる強さの酸化剤であれば
特に限定はないが、好適には、m−クロロ過安息香酸、
過ギ酸、過酢酸のような有機過酸化物;過酸化水素、過
マンガン酸カリウム、過ヨウ素酸ナトリウムのような無
機過酸化物を挙げることができる。
【0050】酸化剤はC−1、C−2工程共、基質に対
し1.0乃至1.1当量使用されるが、スルホキシド類
(Ic2)を単離することなくスルホン類(Ic3)を
直接得るには、化合物(Ic1)に対し、酸化剤を2.
0乃至3.0当量使用することにより達成される。
【0051】使用される溶剤としては、反応を阻害せ
ず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定
はないが、好適には、塩化メチレン、クロロホルム、四
塩化炭素、ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素
類;テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチルエーテ
ルのようなエーテル類;アセトン、2−ブタノンのよう
なケトン類;メタノール、エタノール、t−ブタノール
のようなアルコール類;N,N−ジメチルアセトアミ
ド、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチル2−ピ
ロリジノンのようなアミド類;アセトニトリルのような
ニトリル類;酢酸;水;水と上記有機溶剤との混合溶剤
を挙げることができる。
【0052】反応温度および反応時間は、原料化合物、
溶剤、酸化剤及び目的化合物の種類により異なるが、目
的物が化合物(Ic2)の場合、反応温度は、通常−2
0℃乃至50℃、好適には−5℃乃至10℃であり、目
的物が化合物(Ic3)の場合、反応温度は、通常0℃
乃至100℃、好適には10℃乃至60℃であり、反応
時間は、通常15分乃至2日間、好適には30分乃至1
日間である。
【0053】E工程
【0054】
【化8】
【0055】上記工程中、nは前記と同意義を示し、m
は1乃至10の整数を示し、X2 はハロゲン原子を示
す。
【0056】E工程は、一般式(I)において、Rがハ
ロゲン原子1個により置換された低級アルキル基である
化合物(Ie)を製造する方法である。
【0057】E−1工程は、一般式(Ie)を有する化
合物を製造する工程で、不活性溶剤中、ハロゲン化剤を
用いて、化合物(VI)をハロゲン化反応させることに
より、達成される。
【0058】化合物(VI)は、上記A工程及びC工程
に準じて製造される。
【0059】使用されるハロゲン化剤としては、アルキ
ルアルコール類をハロゲン化させるものであれば特に限
定はないが、好適には、臭素、N−ブロモスクシンイミ
ド(NBS)、五臭化リン、塩素、N−クロロスクシン
イミド(NCS)、五塩化リン、スルフリルクロリド、
チオニルクロリド、四塩化炭素−トリフェニルホスフィ
ンを挙げることができる。
【0060】反応は、塩基存在下促進される。使用され
る塩基としては、トリエチルアミン、エチルジイソプロ
ピルアミン、トリブチルアミンのような三級低級アルキ
ルアミン;1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウン
デカン−7−エン(DBU);1,4−ジアザビシクロ
[2.2.2]オクタン(DABCO)のような三級脂
環式アミン類;N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジ
エチルアニリンのような三級アニリン類を挙げることが
できる。
【0061】使用される溶剤としては、反応を阻害せ
ず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定
はないが、好適には、ベンゼン、トルエンのような芳香
族炭化水素類;塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭
素、ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素類;テ
トラヒドロフラン、イソプロピルエーテル、ジオキサ
ン、ジエチルエーテルのようなエーテル類;ピリジンの
ような塩基類;及びこれらの溶剤の混合溶剤を挙げるこ
とができる。
【0062】反応温度および反応時間は、原料化合物、
溶剤並びにハロゲン化剤の種類により異なるが、反応温
度は、通常−20℃乃至150℃、好適には0℃乃至8
0℃であり、反応時間は、通常5分乃至24時間、好適
には10分乃至4時間である。
【0063】H工程
【0064】
【化9】
【0065】上記工程中、nは前記と同意義を示し、p
は1乃至9の整数を示す。
【0066】H工程は、一般式(I)において、Rがホ
ルミル基1個により置換された低級アルキル基である化
合物(Ih)を製造する方法である。
【0067】H−1工程は、一般式(VIII)を有す
る化合物を製造する工程で、不活性溶剤中、酸化剤を用
いて、Rがヒドロキシアルキル基である化合物(VI
I)を酸化することにより、達成される。
【0068】化合物(VII)は、上記A工程及びC工
程に準じて製造される。
【0069】使用される酸化剤としては、比較的温和な
酸化剤であれば特に限定はしないが、好適には、N,N
−ジメチルスルホキシドに対し、ジシクロヘキシルアミ
ド、オキザリルクロリド、ホスゲン、クロロ蟻酸エステ
ル、無水酢酸、五酸化リン、ピリジン−無水硫酸との錯
体、メチルスルフィドとN−クロロスクシンイミドある
いは塩素などの塩素化剤とから生じるスルホニウム塩
(DMSO酸化);クロム酸のようなクロム酸塩;プラ
チナのような金属触媒存在下の酸素;過マンガン酸カリ
ウムのような過マンガン酸塩;次亜塩素酸ナトリウム、
t−ブチルハイポクロライトのような次亜塩素酸化合
物;オキソンのようなパーオキシサルフェート;四酸化
ルテニウム及び反応系中でそれを発生させ得るルテニウ
ム塩類;次亜塩素酸ナトリウムと2,2,6,6−テト
ラメチル−1−ピペリジニルオキシフリーラジカルの組
み合わせからなるオキソアンモニウム塩を挙げることが
できる。
【0070】酸化剤の当量は用いる条件によって大きく
変わるが、DMSO酸化であれば、基質に対し、オキザ
リルクロリド1乃至5当量、N,N−ジメチルスルホキ
シド1乃至10当量とすることができる。
【0071】使用される溶剤としては、反応を阻害せ
ず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定
はないが、好適には、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン、エーテル、ジメトキシエタンのようなエーテル類;
塩化メチレン、クロロホルム、ジクロロエタンのような
ハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレン
のような芳香族炭化水素類;アセトン、2−ブタノンの
ようなケトン類;アセトニトリルのようなニトリル類;
酢酸エチル、酢酸ブチルのようなエステル類を挙げるこ
とができる。
【0072】反応温度および反応時間は、原料化合物、
溶剤並びに塩基の種類により異なるが、反応温度は、通
常−80℃乃至200℃(好適には−70℃乃至150
℃)であり、反応時間は通常10分乃至3日間(好適に
は30分乃至24時間)である。
【0073】J工程
【0074】
【化10】
【0075】上記工程中、R1 は水素原子又はC1〜C
9アルキル基を示し、R2 はハロゲン原子、水素原子又
はC1〜C9アルキル基を示し、X3 はハロゲン原子を
示し、X4 はハロゲン原子又は水素原子を示し、qは1
又は2を示す。
【0076】J工程は、一般式(I)において、nが1
又は2であり、Rが1個乃至3個のハロゲン原子により
置換されたアルキル基である化合物(X)を製造する方
法である。
【0077】J−1工程は、一般式(X)を有する化合
物を製造する工程で、不活性溶剤中、酸化剤及びハロゲ
ン化剤を用いて、一般式(I)においてnが0でありた
Rが炭素数1個乃至10個のアルキル基である化合物
(IX)の酸化反応とハロゲン化反応を同時に行なうこ
とにより、達成される。
【0078】化合物(IX)は、上記A工程に準じて製
造される。
【0079】使用される酸化剤としては、スルフィド類
を酸化できる強さの酸化剤であれば特に限定はないが、
好適には、m−クロロ過安息香酸、過ギ酸、過酢酸のよ
うな有機過酸化物;過酸化水素、過マンガン酸カリウ
ム、過ヨウ素酸ナトリウムのような無機過酸化物;硝酸
銀、硝酸カリウム、硝酸ナトリウムのような硝酸塩類を
挙げることができる。
【0080】使用されるハロゲン化剤としては、アルキ
ル類をハロゲン化させるものであれば特に限定はない
が、好適には、臭素、N−ブロモスクシンイミド(NB
S)、五臭化リン、塩素、N−クロロスクシンイミド
(NCS)、五塩化リン、スルフリルクロリド、チオニ
ルクロリド、四塩化炭素−トリフェニルホスフィンを挙
げることができる。
【0081】使用される溶剤としては、反応を阻害せ
ず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定
はないが、好適には、塩化メチレン、クロロホルム、四
塩化炭素、ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素
類;テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジエチルエーテ
ルのようなエーテル類;アセトン、2−ブタノンのよう
なケトン類;メタノール、エタノール、t−ブタノール
のようなアルコール類;N,N−ジメチルアセトアミ
ド、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチル2−ピ
ロリジノンのようなアミド類;アセトニトリルのような
ニトリル類;及びこれらの溶剤の混合溶剤を挙げること
ができる。
【0082】反応温度および反応時間は、原料化合物、
溶剤、酸化剤及び目的化合物の種類により異なるが、反
応温度は、通常−20℃乃至150℃、好適には0℃乃
至80℃であり、反応時間は、通常5分乃至24時間、
好適には30分乃至8時間である。
【0083】K工程
【0084】
【化11】
【0085】上記工程中、nは前記と同意義を示し、r
は0乃至2の整数を示し、R3 はC1〜C6アルキル
基、C2〜C6アルケニル基又はベンジル基を示し、X
5 はハロゲン原子を示す。
【0086】K工程は、一般式(I)において、RがC
1〜C10アルキル基、C2〜C6アルケニル基又はベ
ンジル基1個により置換されたC1〜C10アルキル基
である化合物(XII)を製造する方法である。
【0087】K−1工程は、一般式(XII)を有する
化合物を製造する工程で、不活性溶剤中、塩基を用い
て、一般式(XIII)を有するC1〜C10アルキル
ハライド、C2〜C6アルケニルハライド、ベンジルハ
ライドを、一般式(I)においてRがヒドロキシアルキ
ル基である化合物(XII)と反応させることにより、
達成される。
【0088】化合物(XII)は、上記A工程及びC工
程に準じて製造される。
【0089】使用される塩基としては、優先的にアルコ
ール類のプロトンを脱離させる強さの塩基であれば特に
限定はないが、好適には、水素化ナトリウム、水素化カ
リウム、水素化リチウムのようなアルカリ金属水素化
物;ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カ
リウムt−ブトキシドのようなアルカリ金属アルコキシ
ド;ナトリウムアミド、リチウムイソプロピルアミドの
ようなアルカリ金属アミド;トリエチルアミン、エチル
ジイソプロピルアミン、トリブチルアミンのような三級
低級アルキルアミン;1,8−ジアザビシクロ[5.
4.0]ウンデカン−7−エン(DBU);1,4−ジ
アザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)の
ような三級脂環式アミン類を挙げることができる。
【0090】使用される溶剤としては、反応を阻害せ
ず、出発物質をある程度溶解するものであれば特に限定
はないが、好適には、ジオキサン、テトラヒドロフラン
のようなエーテル類;塩化メチレン、クロロホルム、四
塩化炭素、ジクロロエタンのようなハロゲン化炭化水素
類;ベンゼン、トルエンのような芳香族炭化水素類;
N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルホル
ムアミド、N−メチル2−ピロリジノンのようなアミド
類;メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロ
パノール、ブタノール、イソブタノール、t−ブタノー
ルのようなアルコール類;アセトン、2−ブタノンのよ
うなケトン類;アセトニトリルのようなニトリル類;ジ
メチルスルホキシドのようなスルホキシド類;及びこれ
らの混合溶剤を挙げることができる。
【0091】反応温度および反応時間は、原料化合物、
溶剤並びに塩基の種類により異なるが、反応温度は、通
常0℃乃至150℃、好適には25℃乃至80℃であ
り、反応時間は、通常5分乃至24時間、好適には10
分乃至8時間である。
【0092】上記各反応工程終了後、各工程の目的化合
物は常法に従って反応混合物から採取することができ
る。例えば、反応混合物を適宜中和し、又、不純物が存
在する場合には濾過により除去した後、水と混和しない
有機溶媒を加え、水洗後、溶剤を留去することによって
得られる。得られた目的化合物は必要ならば、常法、例
えば再結晶、再沈殿又はクロマトグラフィー等によって
更に精製できる。
【0093】本発明の化合物は、担体及び必要に応じて
他の補助剤と混合して、除草剤として通常用いられる製
剤形態、例えば粉剤、粗粉剤、粒剤、顆粒剤、水和剤、
水溶剤、乳剤、液剤等に調製して使用される。ここでい
う担体とは、有効成分化合物の植物への到達性を助け又
は有効成分の貯蔵、輸送若しくは取り扱いを容易にする
ために除草剤中に混合される、合成又は天然の無機又は
有機物質を意味する。
【0094】適当な固体担体としては、例えば、カオリ
ナイト群、モンモリロナイト群、アタパルジャイト群等
で代表されるクレー類、タルク、雲母、葉ロウ石、軽
石、バーミキュライト、石膏、ドロマイト、けいそう
土、マグネシウム石灰、燐石灰、ゼオライト、無水ケイ
酸、合成ケイ酸カルシウム、カオリン、ベントナイト、
炭酸カルシウム等の無機物質、大豆粉、タバコ粉、クル
ミ粉、小麦粉、木粉、澱粉、結晶セルロース等の植物性
有機物質、クマロン樹脂、石油樹脂、アルキド樹脂、ポ
リ塩化ビニル、ポリアルキレングリコール、ケトン樹
脂、エステルガム、コーパルガム、ダンマルガム等の合
成又は天然の高分子化合物、カルナバロウ、パラフィン
ロウ、蜜ロウ等のワックス類或は尿素等を挙げることが
できる。
【0095】適当な液体担体としては、例えば、ケロシ
ン、鉱油、スピンドル油、ホワイトオイル等のパラフィ
ン系若しくはナフテン系炭化水素、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、エチルベンゼン、クメン、メチルナフタ
レン等の芳香族炭化水素、四塩化炭素、クロロホルム、
トリクロルエチレン、モノクロルベンゼン、クロルトル
エン等の塩素化炭化水素、ジオキサン、テトラヒドロフ
ラン等のエーテル類、アセトン、メチルエチルケトン、
ジイソブチルケトン、シクロヘキサノン、アセトフェノ
ン、イソホロン等のケトン類、酢酸エチル、酢酸アミ
ル、エチレングリコールアセテート、ジエチレングリコ
ールアセテート、マレイン酸ジブチル、コハク酸ジエチ
ル等のエステル類、メタノール、n−ヘキサノール、エ
チレングリコール、ジエテレングリコール、シクロヘキ
サノール、ベンジルアルコール等のアルコール類、エチ
レングリコールエチルエーテル、エチレングリコールフ
ェニルエーテル、ジエチレングリコールエチルエーテ
ル、ジエチレングリコールブチルエーテル等のエーテル
アルコール類、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホ
キシド等の極性溶媒或は水等を挙げることができる。
【0096】乳化、分散、湿潤、拡展、結合、崩壊性調
節、有効成分安定化、流動性改良、防錆、植物への吸収
促進等の目的で使用される界面活性剤は、イオン性でも
非イオン性でもよい。
【0097】適当な非イオン性界面活性剤としては、例
えば、脂肪酸の蔗糖エステル、ラウリルアルコール、ス
テアリルアルコール、オレイルアルコール等の高級脂肪
族アルコールの酸化エチレン重合付加物、イソオクチル
フェノール、ノニルフェノール等のアルキルフェノール
の酸化エチレン重合付加物、ブチルナフトール、オクチ
ルナフトール等のアルキルナフトールの酸化エチレン重
合付加物、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸等
の高級脂肪酸の酸化エチレン重合付加物、ステアリル燐
酸ジラウリル燐酸等のモノ若しくはジアルキル燐酸の酸
化エチレン重合付加物、ドデシルアミン、ステアリン酸
アミド等の高級脂肪族アミンの酸化エチレン重合付加
物、ソルビタン等の多価アルコールの高級脂肪酸エステ
ル及びその酸化エチレン重合付加物並びに酸化エチレン
と酸化プロピレンの共重合体等を挙げることができる。
【0098】適当な陰イオン性界面活性剤としては、例
えば、ラウリル硫酸ナトリウム、オレイルアルコール硫
酸エステルアミン塩等のアルキル硫酸エステル塩、スル
ホコハク酸ジオクチルエステルナトリウム、オレイン酸
ナトリウム、ステアリン酸ナトリウム等の脂肪酸塩類、
イソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム、メチレ
ンビスナフタレンスルホン酸ナトリウム、リグニンスル
ホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリ
ウム等のアルキルアリールスルホン酸塩等を挙げること
ができる。
【0099】適当な陽イオン性界面活性剤としては、例
えば、高級脂肪族アミン、第4級アンモニウム塩類、ア
ルキルピリジニウム塩類等を挙げることができる。
【0100】さらに、本発明の除草剤には、製剤の性状
を改善し生物効果を高める目的で、他の成分として、例
えば、ゼラチン、アラビアゴム、カゼイン、アルブミ
ン、ニカワ、アルギン酸ソーダ、ポリビニルアルコー
ル、カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、
ヒドロキシメチルセルロース等の高分子化合物、ポリリ
ン酸ナトリウム、ベントナイト等のチキソトロピー剤及
びその他の補助剤を含有することもある。
【0101】上記の担体及び種々の補助剤は製剤の剤型
適用場面を考慮して、目的に応じてそれぞれ単独に或は
組み合わされて適宜使用される。
【0102】粉剤は有効成分化合物を通常2乃至10重
量部含有し、残部は固体担体である。
【0103】水和剤は有効成分を通常10乃至80重量
部含有し、残部は固体担体、分散湿潤剤であって、必要
に応じて保護コロイド剤、チキソトロピー剤、消泡剤等
が加えられる。
【0104】粒剤は有効成分化合物を通常0.1乃至1
0重量部含有し、残部は大部分が固体担体である。有効
成分化合物は固体担体と均一に混合されているか或は固
体い担体の表面に均一に固着若しくは吸着されており、
粒の径は約0.2乃至1.5mm程度である。
【0105】乳剤は有効成分を通常1乃至50重量部含
有しており、これに約5乃至20重量部の乳剤が含ま
れ、残部は液体担体であり、必要に応じて防錆剤が加え
られる。
【0106】このようにして種々の剤型に調整された本
発明の化合物を、例えば、水田において雑草の発芽前又
は発芽後に土壌処理するときは、10aあたり有効成分
として1乃至1000g好ましくは10乃至300gを
処理することにより、有効に雑草を駆除することができ
る。
【0107】更に、畑地において雑草の発芽前に土壌処
理、又は発芽後に茎葉処理するときは、10aあたり有
効成分として1ないし1000g好ましくは10乃至3
00gを処理することにより、有効に雑草を駆除するこ
とができる。
【0108】本発明の除草剤は、もちろん他の植物成長
調節剤、殺菌剤、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤或は肥料
等と混合して使用することができる。
【0109】以下に本発明除草剤の実施例及び製剤例を
示し具体的に説明するが、本発明はこれらに限られるも
のではない。
【0110】
【実施例】
【0111】
【実施例1】 5−クロロメチル−3−エチルチオ−5−メチル−2−
イソオキサゾリン(化合物番号1.2)(A工程) (1) 3−クロロ−5−クロロメチル−5−メチル−
2−イソオキサゾリン(A−1工程) 2−ヒドロキシイミノ酢酸43.2gとN−クロロスク
シンイミド129.6gをジメトキシエタン400ml
に溶解し、油浴中80℃に加熱、撹袢した。3分後、油
浴を取り除き、室温まで放冷した。この溶液に、メタリ
ルクロリド48ml、炭酸水素カリウム194.4g、
水8mlを順に加え、室温で8時間撹袢した。反応溶液
にヘキサンを加えた後、セライトを用いて吸引濾過し
た。濾液の有機溶媒を留去した後、シリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル)により精製
し、標記化合物51.6g(64%)を油状物として得
た。
【0112】1H-NMR(CDCl3) δ: 3.57(2H, Abq, J=11.
4, Δν=16.0Hz), 3.14(2H, Abq, J=17.5, Δν=7
6.4Hz), 1.59(3H, s)ppm (2) 5−クロロメチル−3−エチルチオ−5−メチ
ル−2−イソオキサゾリン(A−2工程) 上記(1)で得られた3−クロロ−5−クロロメチル−
5−メチル−2−イソオキサゾリン420.1mgとエ
タンチオール0.2mlをテトラヒドロフラン7mlに
溶解し、室温で60%水素化ナトリウム110.0mg
を少しずつ加え、更にN,N−ジメチルホルムアミド2
mlを加えた。室温で1時間30分撹袢した後、反応溶
液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩
水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過し、
溶媒を留去後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー
(ヘキサン:酢酸エチル)により精製し、油状の目的物
333.3mg(68.8%)を得た。
【0113】1H-NMR(CDCl3) δ: 3.52(2H, ABq, J=11.
4, Δν=9.2Hz), 3.04(2H, q , J=7.4Hz), 2.99(2H,
Abq, J=16.7, Δν=74.1Hz), 1.53(3H, s), 1.37(3H,
t, J=7.4Hz)ppm 実施例1の方法に準じて製造した化合物を、以下に示
す。
【0114】なお、以下、化合物名の後の括弧内の前の
数字は前記表1における化合物番号を示し、その後ろに
「mp」として融点(℃)を示すか又は「oil 」として油
状物であることを示し、最後に収率(%)を示す。
【0115】5-クロロメチル-5-メチル-3-メチルチオ-2-イソオキサソ゛リン(1.
1, oil, 56.3)1 H-NMR(CDCl3) δ: 3.54(2H, ABq, J=11.2, Δν=9.
8Hz), 3.02(2H, ABq, J=16.8, Δν=75.9Hz), 2.49(3H,
s), 1.55(3H, s)ppm 5-クロロメチル-5-メチル-3-n-フ゜ロヒ゜ルチオ-2-イソオキサソ゛リン(1.3, oil,
69.0)1 H-NMR(CDCl3) δ: 3.52(2H, ABq, J=11.2, Δν=9.
1Hz), 3.01(2H, t, J=7.3Hz), 3.00(2H, ABq, J=16.8,
Δν=74.1Hz), 1.75(2H, sextet, J=7.3Hz), 1.54(3H,
s), 1.01(3H, t, J=7.3Hz)ppm 5-クロロメチル-5-メチル-3-イソフ゜ロヒ゜ルチオ-2-イソオキサソ゛リン(1.4, oil,
71.4)1 H-NMR(CDCl3) δ: 3.72(1H, quintet, J=6.7Hz), 3.5
1(2H, ABq, J=11.3, Δν=8.6Hz), 2.98(2H, ABq, J=
16.5, Δν=72.6Hz), 1.52(3H, s), 1.41(3H, s), 1.37
(3H, s)ppm 3-n-フ゛チルチオ-5-クロロメチル-5-メチル-2-イソオキサソ゛リン(1.5, oil, 6
5.5)1 H-NMR(CDCl3) δ: 3.52(2H, d, J=3.3Hz), 3.03(2H,
t, J=7.6Hz), 3.00(2H,ABq, J=17.2, Δν=74.5Hz),
1.70(2H, quintet, J=8.0Hz), 1.54(3H, s), 1.42(2H,
sextet, J=7.6Hz), 0.93(3H, t, J=7.2Hz)ppm 5-クロロメチル-5-メチル-3-n-ヘ゜ンチルチオ-2-イソオキサソ゛リン(1.7, oil, 6
4.3)1 H-NMR(CDCl3) δ: 3.52(2H, ABq, J=11.2, Δν=9.
1Hz), 2.99(2H, ABq, J=16.7, Δν=73.9Hz), 3.02(2H,
t, J=7.4Hz), 1.74-1.63(2H, m), 1.53(3H, s),1.45-
1.28(4H, m), 0.93-0.85(3H, m)ppm 5-クロロメチル-5-メチル-3-イソヘ゜ンチルチオ-2-イソオキサソ゛リン(1.8, oil, 7
0.8)1 H-NMR(CDCl3) δ: 3.53(2H, d, J=3.6Hz), 3.00(2H,
ABq, J=16.6, Δν=74.4Hz), 3.09-3.0(2H, m), 1.78
-1.52(6H, m), 0.92(6H, d, J=6.1Hz)ppm 5-クロロメチル-3-シクロヘ゜ンチルチオ-5-メチル-2-イソオキサソ゛リン(1.9, oil,
57.9)1 H-NMR(CDCl3) δ: 3.9-3.74(1H, m), 3.52(2H, d, J=
3.4Hz), 3.00(2H, ABq,J=16.8, Δν=73.3Hz), 2.27-2.
1(2H, m), 1.85-1.52(9H, m)ppm 5-クロロメチル-3-n-ヘキシルチオ-5-メチル-2-イソオキサソ゛リン(1.10, oil, 7
7.4)1 H-NMR(CDCl3) δ: 3.53(2H, d, J=3.2Hz), 3.03(2H,
t, J=7.2Hz), 3.00(2H,ABq, J=16.8, Δν=74.3Hz),
1.8-1.6(2H, m), 1.54(3H, s), 1.5-1.25(6H, m), 0.92
-0.82(3H, m)ppm 5-クロロメチル-3-シクロヘキシルチオ-5-メチル-2-イソオキサソ゛リン(1.11, oil,
30.7)1 H-NMR(CDCl3) δ: 3.6-3.55(1H, m), 3.52(2H, d, J=
3.2Hz), 2.99(2H, ABq,J=16.8, Δν=73.1Hz), 2.2-2.1
(2H, m), 1.7-1.6(2H, m), 1.54(3H, s), 1.54-1.2(6H,
m)ppm 5-クロロメチル-3-n-ヘフ゜チルチオ-5-メチル-2-イソオキサソ゛リン(1.12, oil,
55.0)1 H-NMR(CDCl3) δ: 3.52(2H, d, J=3.4Hz), 3.02(2H,
t, J=7.2Hz), 3.00(2H,ABq, J=16.6, Δν=74.2Hz),
1.8-1.62(2H, m), 1.54(3H, s), 1.5-1.2(8H, m), 0.9-
0.82(3H, m)ppm 5-クロロメチル-3-n-オクチルチオ-5-メチル-2-イソオキサソ゛リン(1.13, oil, 6
0.0)1 H-NMR(CDCl3) δ: 3.42(2H, d, J=3.2Hz), 3.02(2H,
t, J=8.0Hz), 2.91(2H,ABq, J=16.8, Δν=74.3Hz),
1.8-1.6(2H, m), 1.54(3H, s), 1.45-1.20(10H,m), 0.9
-0.8(3H, m)ppm 5-クロロメチル-5-メチル-3-n-ノニルチオ-2-イソオキサソ゛リン(1.14, oil, 3
8.9) 5-クロロメチル-3-n-テ゛シルチオ-5-メチル-2-イソオキサソ゛リン(1.15, oil, 7
2.9)1 H-NMR(CDCl3) δ: 3.52(2H, ABq, J=11.1, Δν=9.
2Hz), 3.02(2H, t, J=7.4Hz), 3.00(2H, ABq, J=16.6,
Δν=74.4Hz), 1.74-1.63(2H, m), 1.54(3H, s),1.42-
1.23(14H, m), 0.88(3H, t, J=6.5Hz)ppm 3-アリルチオ-5-クロロメチル-5-メチル-2-イソオキサソ゛リン(1.16, oil, 55.
7)1 H-NMR(CDCl3) δ: 6.02-5.85(1H, m), 5.35-5.25(1H,
m), 5.18(1H, d, J=9.1Hz), 3.67(2H, dd, J=7.0, 1.2
Hz), 3.53(2H, ABq, J=11.2, Δν=8.9Hz), 3.01(2H,
ABq, J=16.7, Δν=76.0Hz), 1.54(3H, s)ppm 5-クロロメチル-3-(2-ヒト゛ロキシエチル)チオ-5-メチル-2-イソオキサソ゛リン(1.22,
oil, 28.5)1 H-NMR(CDCl3) δ: 3.94(2H, q, J=5.8Hz), 3.53(2H,
ABq, J=11.2, Δν=9.7Hz), 3.23(2H, t, J=7.9Hz),
3.04(2H, ABq, J=16.9, Δν=75.0Hz), 2.28(1H,t, J=
5.9Hz), 1.55(3H, s)ppm 5-クロロメチル-3-(3-ヒト゛ロキシフ゜ロヒ゜ル)チオ-5-メチル-2-イソオキサソ゛リン(1.
23, oil, 28.3)1 H-NMR(CDCl3) δ: 3.73(2H, q, J=5.9Hz), 3.53(2H,
ABq, J=11.3, Δν=9.5Hz), 3.19(2H, quintet, J=6.
6Hz), 3.03(2H, ABq, J=16.8, Δν=74.9Hz), 2.38(1H,
t, J=6.2Hz), 1.95(2H, t, J=5.4Hz), 1.54(3H, s)ppm 5-クロロメチル-3-(2-ヒト゛ロキシフ゜ロヒ゜ル)チオ-5-メチル-2-イソオキサソ゛リン(1.
24, oil, 72.4)1 H-NMR(CDCl3) δ: 4.17-4.07(1H, m), 3.24(1H, ddd,
J=13.9, 3.5, 1.3Hz),3.53(2H, ABq, J=11.6, Δν=9.
7Hz), 3.03(2H, ABq, J=16.6, Δν=74.9Hz),2.99(1
H, ddd, J=13.9, 7.4, 1.5Hz), 2.44(1H, d, J=4.1Hz),
1.56(3H, s), 1.29(3H, d, J=6.3Hz)ppm 5-クロロメチル-3-エトキシカルホ゛ニルメチルチオ-5-メチル-2-イソオキサソ゛リン(1.40,
oil, 61.9)1 H-NMR(CDCl3) δ: 4.22(2H, q, J=7.0Hz), 3.83(2H,
s), 3.52(2H, d, J=2.8Hz), 3.05(2H, ABq, J=16.2, Δ
ν=75.2Hz), 1.55(3H, s), 1.29(3H, t, J=7.0Hz)ppm
【0116】
【実施例2】 5−クロロメチル−3−エチルスルホニル−5−メチル
−2−イソオキサゾリン(化合物番号3.2)(C−
1、C−2工程) 実施例1の方法で製造した5−クロロメチル−3−エチ
ルチオ−5−メチル−2−イソオキサゾリン(化合物番
号1.2)204.7mgを1,2−ジクロロエタン1
0mlに溶解し、撹袢しながらm−クロロ過安息香酸7
84.0mgを室温で加えた。更に室温で1時間40分
撹袢した後、反応液に飽和亜硫酸ナトリウム水溶液を加
え、塩化メチレンで抽出し、有機層を炭酸水素ナトリウ
ム水溶液で洗浄した。無水硫酸ナトリウムで乾燥した
後、濾過し、溶媒を留去後、シリカゲルカラムクロマト
グラフィー(ヘキサン:酢酸エチル)により精製し、融
点95〜97℃を有する目的物114.2mg(47.
0%)を得た。
【0117】1H-NMR(CDCl3) δ: 3.62(2H, ABq, J=11.
8, Δν=13.9Hz), 3.39(2H, q, J=7.5Hz), 3.33(2H,
ABq, J=17.8, Δν=78.8Hz), 1.62(3H, s), 1.47(3H,
t, J=7.5Hz)ppm 実施例2の方法に準じて製造した化合物を、以下に示
す。
【0118】5-クロロメチル-5-メチル-3-メチルスルホニル-2-イソオキサソ゛リン
(3.1, mp77-79, 60.0)1 H-NMR(CDCl3) δ: 3.62(2H, ABq, J=11.7, Δν=1
2.7Hz), 3.34(2H, ABq, J=17.6, Δν=81.3Hz), 3.27
(3H, s), 1.62(3H, s)ppm 5-クロロメチル-5-メチル-3-n-フ゜ロヒ゜ルスルホニル-2-イソオキサソ゛リン(3.3, mp
63-65, 64.0)1 H-NMR(CDCl3) δ: 3.61(2H, ABq, J=11.7, Δν=1
3.5Hz), 3.37-3.29(2H, m), 3.32(2H, ABq, J=17.8,
Δν=78.6Hz), 1.95(2H, sextet, J=7.5Hz), 1.61(3H,
s), 1.10(3H, t, J=7.4Hz)ppm 5-クロロメチル-5-メチル-3-イソフ゜ロヒ゜ルスルホニル-2-イソオキサソ゛リン(3.4, mp
57-58, 57.9)1 H-NMR(CDCl3) δ: 3.65-3.50(1H, m), 3.62(2H, ABq,
J=11.8, Δν=16.1Hz), 3.32(2H, ABq, J=17.9, Δ
ν=75.2Hz), 1.60(3H, s), 1.48(3H, s), 1.45(3H, s)
ppm 3-n-フ゛チルスルホニル-5-クロロメチル-5-メチル-2-イソオキサソ゛リン(3.5, mp35
-37, 89.7)1 H-NMR(CDCl3) δ: 3.61(2H, ABq, J=11.7, Δν=1
4.1Hz), 3.39-3.32(2H, m), 3.33(2H, ABq, J=17.7,
Δν=79.0Hz), 1.93-1.85(2H, m), 1.61(3H, s),1.52-
1.44(2H, m), 0.97(3H, t, J=7.6Hz)ppm 5-クロロメチル-5-メチル-3-n-ヘ゜ンチルスルホニル-2-イソオキサソ゛リン(3.7, oi
l, 76.5)1 H-NMR(CDCl3) δ: 3.61(2H, ABq, J=11.7, Δν=1
3.6Hz), 3.38-3.30(2H, m), 3.32(2H, ABq, J=17.5,
Δν=78.1Hz), 1.88(2H, br.quintet), 1.61(3H,s),
1.59-1.31(4H, m), 0.92(3H, t, J=6.7Hz)ppm 5-クロロメチル-5-メチル-3-イソヘ゜ンチルスルホニル-2-イソオキサソ゛リン(3.8, mp5
5-57, 76.7)1 H-NMR(CDCl3) δ: 3.61(2H, d, J=6.2Hz), 3.4-3.3(2
H, m), 3.33(2H, ABq, J=17.8, Δν=78.8Hz), 1.85-
1.7(3H, m), 1.61(3H, s), 0.96(6H, d, J=6.4Hz)ppm 5-クロロメチル-3-シクロヘ゜ンチルスルホニル-5-メチル-2-イソオキサソ゛リン(3.9, mp
64-66, 73.3)1 H-NMR(CDCl3) δ: 3.92-3.76(1H, m), 3.61(2H, d, J
=6.4Hz), 3.33(2H, ABq,J=17.8, Δν=77.4Hz), 2.25
-2.0(4H, m), 1.95-1.60(7H, m)ppm 5-クロロメチル-3-n-ヘキシルスルホニル-5-メチル-2-イソオキサソ゛リン(3.10, oi
l, 69.0)1 H-NMR(CDCl3) δ: 3.63(2H, d, J=6.2Hz), 3.38-3.20
(2H, m), 3.31(2H, ABq,J=17.6, Δν=77.6Hz), 1.98
-1.80(2H, m), 1.60(3H, s), 1.55-1.25(6H, m), 0.95-
0.84(3H, m)ppm 5-クロロメチル-3-シクロヘキシルスルホニル-5-メチル-2-イソオキサソ゛リン(3.11, mp
79-81, 52.8)1 H-NMR(CDCl3) δ: 3.61(2H, d, J=7.8Hz), 3.38-3.22
(1H, m), 3.31(2H, ABq,J=18.4, Δν=75.5Hz), 2.3-
2.18(2H, m), 2.00-1.9(2H, m), 1.8-1.2(9H, m)ppm 5-クロロメチル-3-n-ヘフ゜チルスルホニル-5-メチル-2-イソオキサソ゛リン(3.12, oi
l, 57.5)1 H-NMR(CDCl3) δ: 3.61(2H, d, J=6.0Hz), 3.40-3.30
(2H, m), 3.33(2H, ABq,J=17.6, Δν=79.1Hz), 2.0-
1.83(2H, m), 1.61(3H, s), 1.5-1.25(8H, m),0.92-0.8
5(3H, m)ppm 5-クロロメチル-3-n-オクチルスルホニル-5-メチル-2-イソオキサソ゛リン(3.13, mp<
40, 56.7)1 H-NMR(CDCl3) δ: 3.60(2H, d, J=6.2Hz), 3.39-3.30
(2H, m), 3.33(2H, ABq,J=17.8, Δν=78.8Hz), 2.00
-1.85(2H, m), 1.61(3H, s), 1.5-1.2(10H, m),0.9-0.8
3(3H, m)ppm 5-クロロメチル-5-メチル-3-n-ノニルスルホニル-2-イソオキサソ゛リン(3.14, mp35
-37, 73.7)1 H-NMR(CDCl3) δ: 3.61(2H, d, J=6.1Hz), 3.4-3.3(2
H, m), 3.32(2H, ABq, J=17.6, Δν=78.7Hz), 2.0-
1.82(2H, m), 1.61(3H, s), 1.52-1.21(12H, m),0.92-
0.84(3H, m)ppm 5-クロロメチル-3-n-テ゛シルスルホニル-5-メチル-2-イソオキサソ゛リン(3.15, oi
l, 80.4)1 H-NMR(CDCl3) δ: 3.61(2H, ABq, J=11.7, Δν=1
3.6Hz), 3.39-3.31(2H, m), 3.33(2H, ABq, J=17.7,
Δν=78.9Hz), 1.94-1.82(2H, m), 1.61(3H, s),1.26
(14H, br), 0.88(3H, t, J=6.8Hz)ppm 3-アリルスルホニル-5-クロロメチル-5-メチル-2-イソオキサソ゛リン(3.16, mp53,
62.1)1 H-NMR(CDCl3) δ: 6.01-5.81(1H, m), 5.58-5.47(2H,
m), 4.08(2H, d, J=10.9Hz), 3.60(2H, ABq, J=11.8,
Δν=12.3Hz), 3.30(2H, ABq, J=17.7, Δν=80.2Hz),
1.60(3H, s)ppm 5-クロロメチル-5-メチル-3-(1-フ゜ロヘ゜ニル)スルホニル-2-イソオキサソ゛リン(3.1
7, oil, 15.2)1 H-NMR(CDCl3) δ: 7.10(1H, dd, J=15.0, 6.9Hz), 6.
55(1H, dd, J=15.0, 1.6Hz), 3.59(2H, ABq, J=11.7,
Δν=11.9Hz), 3.30(2H, ABq, J=17.7, Δν=79.6H
z), 2.06(3H, dd, J=6.9, 1.6Hz), 1.60(3H, s)ppm 5-クロロメチル-3-クロロメチルスルホニル-5-メチル-2-イソオキサソ゛リン(3.18, mp7
6-77, 61.0)1 H-NMR(CDCl3) δ: 4.80(2H, s), 3.64(2H, ABq, J=1
1.8, Δν=15.2Hz), 3.37(2H, ABq, J=17.9, Δν=83.6
Hz), 1.64(3H, s)ppm 3-クロロエチルスルホニル-5-クロロメチル-5-メチル-2-イソオキサソ゛リン(3.19, oi
l, 19.0)1 H-NMR(CDCl3) δ: 3.98-3.75(4H, m), 3.62(2H, ABq,
J=11.8, Δν=14.5Hz), 3.34(2H, ABq, J=17.8, Δ
ν=80.5Hz), 1.62(3H, s)ppm 5-クロロメチル-3-(3-クロロフ゜ロヒ゜ル)スルホニル-5-メチル-2-イソオキサソ゛リン(3.
20, mp41-42, 80.1)1 H-NMR(CDCl3) δ: 3.73-3.49(7H, m), 3.13(1H, d, J
=17.7Hz), 2.43-2.36(2H, m), 1.62(3H, s)ppm 5-クロロメチル-3-(2-クロロフ゜ロヒ゜ル)スルホニル-5-メチル-2-イソオキサソ゛リン(3.
21, oil, 88.0)1 H-NMR(CDCl3) δ: 4.59-4.56(m)+3.91-3.87(m)(1H),
3.75-3.46(5H, m), 3.18-3.08(1H, m), 1.73(d, J=6.6H
z)+1.63(d, J=6.1Hz)(3H), 1.61(3H, s)ppm 5-クロロメチル-3-(2-ヒト゛ロキシエチル)スルホニル-5-メチル-2-イソオキサソ゛リン(3.
22, mp45-47, 25.7)1 H-NMR(CDCl3) δ: 4.21-4.10(2H, m), 3.63(2H, d, J
=6.0Hz), 3.62(2H, ABq,J=11.6, Δν=15.1Hz), 3.35
(2H, ABq, J=17.6, Δν=80.8Hz), 2.44(1H,t, J=6.2
Hz), 1.63(3H, s)ppm 5-クロロメチル-3-(3-ヒト゛ロキシフ゜ロヒ゜ル)スルホニル-5-メチル-2-イソオキサソ゛リン
(3.23, oil, 70.7)1 H-NMR(CDCl3) δ: 3.87(2H, q, J=6.1Hz), 3.70-3.49
(6H, m), 3.14(1H, d, J=17.7Hz), 2.24-2.13(2H, m),
1.62(3H, s)ppm 5-クロロメチル-3-(2-ヒト゛ロキシフ゜ロヒ゜ル)スルホニル-5-メチル-2-イソオキサソ゛リン
(3.24, oil, 58.6)1 H-NMR(CDCl3) δ: 4.58-4.46(1H, m), 3.70-3.45(5H,
m), 3.17(1H, dd, J=17.7, 3.7Hz), 2.86(1H, br.s),
1.61(3H, s), 1.35(3H, d, J=6.6Hz)ppm 5-クロロメチル-3-(2-メトキシエチル)スルホニル-5-メチル-2-イソオキサソ゛リン(3.2
5, oil, 75.7)1 H-NMR(CDCl3) δ: 3.87(2H, t, J=5.8Hz), 3.59(2H,
ABq, J=11.7, Δν=10.6Hz), 3.56(2H, t, J=5.8Hz),
3.38(3H, s), 3.31(2H, ABq, J=17.4, Δν=83.4Hz),
1.61(3H, s) ppm 5-クロロメチル-3-(3-メトキシフ゜ロヒ゜ル)スルホニル-5-メチル-2-イソオキサソ゛リン
(3.26, oil, 54.2)1 H-NMR(CDCl3) δ: 3.69-3.42(7H, m), 3.35(3H, s),
3.12(1H, d, J=17.7Hz),2.23-2.13(2H, m), 1.61(3H,
s) ppm 5-クロロメチル-3-(2-メトキシフ゜ロヒ゜ル)スルホニル-5-メチル-2-イソオキサソ゛リン
(3.27, mp63-65, 80.8)1 H-NMR(CDCl3) δ: 4.02-3.94(1H, m), 3.67-3.52(4H,
m), 3.35-3.31(4H, m),3.13-3.02(1H, m) , 1.61(3H,
d, J=2.7Hz), 1.33-1.26(3H, m) ppm 5-クロロメチル-3-(2-エトキシエチル)スルホニル-5-メチル-2-イソオキサソ゛リン(3.2
8, oil, 75.9)1 H-NMR(CDCl3) δ: 3.90(2H, t, J=5.8Hz), 3.61-3.52
(6H, m), 3.32(2H, ABq,J=17.4, Δν=78.7Hz), 1.61
(3H, s), 1.20(3H, t, J=7.0Hz)ppm 5-クロロメチル-3-(3-エトキシフ゜ロヒ゜ル)スルホニル-5-メチル-2-イソオキサソ゛リン
(3.29, oil, 62.3)1 H-NMR(CDCl3) δ: 3.68-3.43(9H, m), 3.13(1H, d, J
=17.8Hz), 2.23-2.09(2H, m), 1.61(3H, s), 1.19(3H,
t, J=6.9Hz)ppm 5-クロロメチル-3-(2-エトキシフ゜ロヒ゜ル)スルホニル-5-メチル-2-イソオキサソ゛リン
(3.30, mp66-68, 57.0)1 H-NMR(CDCl3) δ: 4.14-4.05(1H, m), 3.68-3.45(6H,
m), 3.29(1H, dt, J=14.9, 4.6Hz), 3.14(1H, dd, J=1
7.6, 1.6Hz), 1.62(3H, d, J=2.3Hz), 1.32(3H,d, J=6.
2Hz), 1.19(3H, t, J=7.0Hz)ppm 5-クロロメチル-3-(2-イソフ゜ロホ゜キシエチル)スルホニル-5-メチル-2-イソオキサソ゛リン
(3.31, oil, 33.6)1 H-NMR(CDCl3) δ: 3.89(2H, t, J=5.8Hz), 3.68-3.5
(1H, m), 3.61(2H, ABq,J=11.7, Δν=10.9Hz), 3.56(2
H, t, J=5.8Hz), 3.18(2H, ABq, J=17.6, Δν=76.2H
z), 1.61(3H, s), 1.17(6H, d, J=7.0Hz)ppm 3-(2-ヘ゛ンシ゛ルオキシエチル)スルホニル-5-クロロメチル-5-メチル-2-イソオキサソ゛リン
(3.34, oil, 39.8)1 H-NMR(CDCl3) δ: 7.36-7.30(5H, m), 4.53(2H, s),
3.96(2H, t, J=5.6Hz),3.60(2H, t, J=5.6Hz), 3.42(2
H, s), 3.24(2H, ABq, J=17.5, Δν=77.9Hz),1.45(3
H, s)ppm 5-クロロメチル-3-エトキシカルホ゛ニルメチルスルホニル-5-メチル-2-イソオキサソ゛リン(3.
40, oil, 75.9)1 H-NMR(CDCl3) δ: 4.35(2H, s), 4.28(2H, q, J=7.2H
z), 3.64(2H, ABq, J=11.6, Δν=14.8Hz), 3.38(2H, A
Bq, J=17.6, Δν=79.9Hz), 1.64(3H, s), 1.32(3H, t,
J=7.2Hz)ppm
【0119】
【実施例3】 3−(2−クロロエチル)チオ−5−クロロメチル−5
−メチル−2−イソオキサゾリン(化合物番号1.1
9)(E工程) 実施例1の方法で製造した5−クロロメチル−3−(2
−ヒドロキシエチル)チオ−5−メチル−2−イソオキ
サゾリン(化合物番号1.22)305.4mgをトル
エン10mlに溶解し、室温でピリジン0.12mlと
塩化チオニル0.11mlを加えた。室温で30分撹袢
した後、油浴中50℃に加熱、撹袢した。65分後、油
浴を取り除き、室温まで放冷した。反応溶液に水を加
え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過し、溶媒を留
去後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサ
ン:酢酸エチル)により精製し、油状の目的物110.
6mg(33.2%)を得た。
【0120】1H-NMR(CDCl3) δ: 3.82(2H, t, J=7.3H
z), 3.53(2H, ABq, J=11.3, Δν=80.8Hz), 3.38(2H,
t, J=7.3Hz), 3.02(2H, ABq, J=16.7, Δν=75.4H
z), 1.55(3H, s)ppm 実施例3の方法に準じて製造した化合物を、以下に示
す。
【0121】5-クロロメチル-3-(3-クロロフ゜ロヒ゜ル)チオ-5-メチル-2-イソオ
キサソ゛リン(1.20, oil, 38.4)1 H-NMR(CDCl3) δ: 3.65(2H, t, J=6.2Hz), 3.52(2H,
d, J=3.1Hz), 3.18(2H,quintet, J=6.8Hz), 3.01(2H, A
Bq, J=16.8, Δν=74.4Hz), 2.22(2H, t, J=6.2Hz),
1.55(3H, s)ppm 5-クロロメチル-3-(2-クロロフ゜ロヒ゜ル)チオ-5-メチル-2-イソオキサソ゛リン(1.21,
oil, 66.8)1 H-NMR(CDCl3) δ: 4.37-4.33(m)+3.71-3.65(m)(1H),
3.97-3.90(1H, m), 3.53(2H, ABq, J=11.4, Δν=8.2H
z), 3.37(1H, d, J=5.8Hz), 3.21(dd, J=18.0, 1.4Hz)+
3.20(dd, J=14.2, 4.0Hz)(1H), 2.86(dd, J=16.9, 6.0H
z)+2.82(d, J=16.9Hz)(1H), 1.61(d, J=6.6Hz)+1.49(d,
J=7.0Hz)(3H), 1.55(3H, s)ppm
【0122】
【実施例4】 5−クロロメチル−3−(2−ホルミルエチル)チオ−
5−メチル−2−イソオキサゾリン(化合物番号1.4
1)(H工程) オキザリルクロリド220.6mgを塩化メチレン2m
lに溶解し、−70℃に冷却した後、N,N−ジメチル
スルホキシド250.6mgと塩化メチレン2mlの混
合溶液を滴下した。−70℃で15分間撹袢した後、実
施例1の方法で製造した5−クロロメチル−3−(3−
ヒドロキシプロピル)チオ−5−メチル−2−イソオキ
サゾリン(化合物番号1.23)278.6mgの塩化
メチレン溶液2mlを滴下し、−70℃で30分間撹袢
した。更に反応溶液にトリエチルアミン600mgを加
え、室温に昇温しながら撹袢した。反応溶液に水を加
え、塩化メチレンで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗
い、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過し、溶媒を留
去後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサ
ン:酢酸エチル)により精製し、油状の目的物61.2
mg(22.1%)を得た。
【0123】1H-NMR(CDCl3) δ: 9.79(1H, t, J=1.0H
z), 3.53(2H, d, J=3.2Hz), 3.27(2H,d, J=6.6Hz), 3.0
0(2H, ABq, J=16.8, Δν=74.6Hz), 3.00(2H, t, J=
6.4Hz),1.54(3H, s)ppm
【0124】
【実施例5】 5−クロロメチル−3−クロロメチルスルフィニル−5
−メチル−2−イソオキサゾリン(化合物番号2.1
8)(J工程) 実施例1の方法で製造した5−クロロメチル−3−メチ
ルチオ−5−メチル−2−イソオキサゾリン(化合物番
号1.1)370.33mgをアセトニトリル20ml
に溶解し、0℃に冷却した後、よく撹袢しながら硝酸銀
349.9mgを加えた。0℃で塩化スルフリル0.1
7mlとアセトニトリル10mlの混合溶液を滴下し
た。0℃で1時間25分撹袢した後、反応液に水を加
え、生成する浮遊物をセライトを用いた濾過で取り除
き、濾液を塩化メチレンで抽出し、有機層を水で洗浄し
た。無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、濾過し、溶媒を
留去し、油状の目的物446.3mg(94.2%)を
得た。
【0125】
【実施例6】 5−クロロメチル−3−(2−メトキシエチル)チオ−
5−メチル−2−イソオキサゾリン(化合物番号1.2
5)(K工程) 実施例1の方法で製造した5−クロロメチル−3−(2
−ヒドロキシエチル)チオ−5−メチル−2−イソオキ
サゾリン(化合物番号1.22)275.7mgとヨウ
化メチル0.41mlをテトラヒドロフラン5mlに溶
解し、室温で60%水素化ナトリウム52.4mgを少
しずつ加えた。室温で3時間25分撹袢した後、反応溶
液に水を加え、酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩
水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過し、
溶媒を留去後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー
(ヘキサン:酢酸エチル)により精製し、油状の目的物
222.7mg(76.0%)を得た。
【0126】1H-NMR(CDCl3) δ: 3.69(2H, t, J=5.8H
z), 3.52(2H, ABq, J=10.9, Δν=9.5Hz), 3.38(3H,
s), 3.24(2H, t, J=5.8Hz), 3.02(2H, ABq, J=16.4,
Δν=75.2Hz), 1.54(3H, s)ppm 実施例6の方法に準じて製造した化合物を、以下に示
す。
【0127】5-クロロメチル-3-(3-メトキシフ゜ロヒ゜ル)チオ-5-メチル-2-イソ
オキサソ゛リン(1.26, oil, 70.7)1 H-NMR(CDCl3) δ: 3.53(2H, d, J=3.0Hz), 3.47(2H,
t, J=6.0Hz), 3.34(3H,s), 3.11(2H, t, J=7.3Hz), 3.0
1(2H, ABq, J=16.7, Δν=74.3Hz), 2.06-1.96(2H, m),
1.54(3H, s) ppm 5-クロロメチル-3-(2-メトキシフ゜ロヒ゜ル)チオ-5-メチル-2-イソオキサソ゛リン(1.2
7, oil, 69.9)1 H-NMR(CDCl3) δ: 3.68(1H, qt, J=6.2, 5.8Hz), 3.5
3(2H, ABq, J=11.6, Δν=8.1Hz), 3.38(s)+3.37(s)
(3H), 3.26-3.16(1H, m), 3.16(2H, d, J=5.8Hz),2.87-
2.78(1H, m), 1.59(3H, s), 1.25(3H, d, J=6.2Hz)ppm 5-クロロメチル-3-(2-エトキシエチル)チオ-5-メチル-2-イソオキサソ゛リン(1.28, o
il, 59.4)1 H-NMR(CDCl3) δ: 3.71(2H, t, J=6.2Hz), 3.54(2H,
q, J=7.0Hz), 3.52(2H,ABq, J=11.0, Δν=9.2Hz),
3.24(2H, t, J=6.2Hz), 3.02(2H, ABq, J=16.8,Δν=7
4.5Hz), 1.54(3H, s), 1.22(3H, t, J=7.0Hz)ppm 5-クロロメチル-3-(3-エトキシフ゜ロヒ゜ル)チオ-5-メチル-2-イソオキサソ゛リン(1.2
9, oil, 35.9)1 H-NMR(CDCl3) δ: 3.53-3.42(6H, m), 3.12(2H, t, J
=7.0Hz), 3.01(2H, ABq,J=16.6, Δν=74.3Hz), 2.03
-1.97(2H, m), 1.54(3H, s), 1.19(3H, t, J=7.0Hz)ppm 5-クロロメチル-3-(2-エトキシフ゜ロヒ゜ル)チオ-5-メチル-2-イソオキサソ゛リン(1.3
0, oil, 50.7)1 H-NMR(CDCl3) δ: 3.75-3.69(1H, m), 3.61-3.46(4H,
m), 3.25-3.06(3H, m),2.87-2.78(1H, m), 1.56(s)+1.
54(s)(3H), 1.25(3H, d, J=6.1Hz), 1.20(3H, t, J=7.0
Hz)ppm 5-クロロメチル-3-(2-イソフ゜ロホ゜キシエチル)チオ-5-メチル-2-イソオキサソ゛リン(1.
31, oil, 11.9) 3-(2-ヘ゛ンシ゛ルオキシエチル)チオ-5-クロロメチル-5-メチル-2-イソオキサソ゛リン(1.
34, oil, 64.4)1 H-NMR(CDCl3) δ: 7.36-7.28(5H, m), 4.56(2H, s),
3.77(2H, t, J=6.2Hz),3.51(2H, d, J=2.0Hz), 3.28(2
H, t, J=6.2Hz), 3.01(2H, ABq, J=16.8, Δν=75.3H
z), 1.53(3H, s)ppm 5-クロロメチル-3-(2-メタリルオキシエチル)チオ-5-メチル-2-イソオキサソ゛リン(1.3
7, oil, 30.1)
【0128】
【製剤例】
【0129】
【製剤例1】 (水和剤)化合物番号3.16番の化合物25%、ドデ
シルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩2.5%、リグニ
ンスルホン酸カルシウム塩2.5%及び珪藻土70%を
よく粉砕混合して水和剤を得た。
【0130】
【製剤例2】 (乳剤)化合物番号3.2番の化合物30%、ドデシル
ベンゼンスルホン酸カルシウム塩2.68%、ポリオキ
シエチレンアルキルエーテル4.92%、ポリオキシエ
チレンノニルフェニルエーテルリン酸カルシウム塩0.
4%及びキシレン62%をよく混合して乳剤を得た。
【0131】
【製剤例3】 (粒剤)化合物番号3.4番の化合物5%、ホワイトカ
ーボン1%、リグニンスルホン酸カルシウム塩5%、ベ
ントナイト20%及びクレー69%をよく粉砕混合し、
水を加えてよく練り合わせた後、造粒乾燥して粒剤を得
た。
【0132】
【製剤例4】 (水和顆粒)化合物番号3.22番の化合物80%、特
殊ポリカルボン酸重合物ナトリウム塩1.25%、水
3.75%、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩
3%、デキストリン7%及び酸化チタン5%を混合し、
次いでエアーミルで粉砕し、回転ミキサー又は流動床ミ
キサー中に加え、水を噴霧して顆粒化させた。大部分が
1.0−0.15mmになったら顆粒を取り出し、乾燥
後、篩いにかけた。オーバーサイズの物質を粉砕し、
1.0−0.15mmの顆粒を得た。
【0133】
【製剤例5】 (水性懸濁液)化合物番号3.1番の化合物25部、ナ
トリウムジオクチルスルホサクシネート0.7部、プロ
ピレングリコール0.15部、リグニンスルホン酸カル
シウム塩10部、水44.15部及びプロピレングリコ
ール10部を固形粒子が5ミクロン以下の直径に減少さ
れるまで、ボールミル、サンドミル又はローラーミル中
で一緒に粉砕した。この粉砕スラリー90部に、0.0
5%(W/W)キサンタンガム水溶液10部を加えて混
合し、水性懸濁液を得た。
【0134】
【発明の効果】本発明の化合物(I)は、殺草作用を有
しており、除草剤として使用することができる。その作
用は一般に双子葉植物に対するよりも単子葉植物に対す
る方が強い。例えば、水田においては、雑草の発芽前又
は発芽後に湛水土壌処理することにより、水田の強雑草
であるタイヌビエ、ヒメタイヌビエ、ケイヌビエ等のイ
ネ科雑草を特に強力に駆除し、また従来の除草剤では防
除が困難なマツバイ、ホタルイ、クログワイ、ミズガヤ
ツリ等のカヤツリグサ科多年生雑草及びウリカワ、オモ
ダカ等のオモダカ科多年生雑草も駆除することができ、
更に、アゼナ等のゴマノハグサ科雑草、キカシグサ、ヒ
メミソハギ、ミズマツバ等のミソハギ科雑草、コナギ、
ミズアオイ等のミズアオイ科雑草の広葉雑草をも有効に
駆除することができる。
【0135】一方、水稲に対しては、選択性が大きく、
移植水稲は薬害を受けることはなく、処理適用幅が大き
いという利点がある。
【0136】また、畑地においては、雑草の発芽前に土
壌処理することにより、又は発芽後に茎葉処理すること
により、畑地の強雑草であるアカザ、シロザ、コアカザ
等のアカザ科雑草、カラシナ等のアブラナ科雑草、イヌ
ビユ、アオゲイトウ、イノコズチ等のヒユ科雑草、イヌ
ホウズキ等のナス科雑草等を有効に駆除することができ
るが、中でもイヌビユ、メヒシバ、コメヒシバ、エノコ
ログサ、アキノエノコログサ、セイバンモトコシ、オオ
クサキビ等のイネ科雑草及び黄ハマスゲ等のカヤツリグ
サ科雑草を極めて強力に駆除することができ、一方、ト
ウモロコシ、ビート、ワタ、ダイズ等の作物は薬害を受
けることがない。
【0137】次に、生物試験例を挙げて、具体的にその
効果を示す。
【0138】
【試験例】
【0139】
【試験例1】 水田雑草発芽前処理 100cm2 ポットに水田土壌を充填し、休眠覚醒した
タイヌビエ、ホタルイの種子を表層1cmに混和した。
また、2葉期の水稲の苗を移植して湛水状態とし、温室
で育成させた。3日後に、製剤例1に準じて調製した水
和剤を用いて所定の薬量を湛水土壌処理し、21日後に
次に示す判定基準に従って調査を行なった。その結果を
表2に示した。
【0140】(判定基準) 0: 生育抑制率 0− 10% 1: 生育抑制率 11− 30% 2: 生育抑制率 31− 50% 3: 生育抑制率 51− 70% 4: 生育抑制率 71− 90% 5: 生育抑制率 91−100%
【0141】
【試験例2】 タイヌビエ1.5葉期処理 試験例1と同じ方法で、タイヌビエの1.5葉期に、製
剤例1に準じて調製した水和剤を用いて所定の薬量を湛
水土壌処理し、21日後に調査を行なった。その結果を
表2に示した(判定基準は試験例1と同じ)。
【0142】なお、表2において、比較1、比較2、比
較3とあるのは、それぞれ比較化合物1、比較化合物
2、比較化合物3のことである。
【0143】比較化合物1は、(5−クロロメチル−3
−フェニルスルホニル−2−イソオキサゾリン)であ
り、ヘテロサイクルズ、第22巻、第10号、第218
7ページ(1984年)記載の化合物である。
【0144】比較化合物2は、(3−ベンジルチオ−5
−シアノ−5−メチル−2−イソオキサゾリン)であ
り、特開平5−105672号公報記載の化合物であ
る。
【0145】比較化合物3は、(5−シアノ−5−メチ
ル−3−(3−トリフルオロメチルベンジル)スルホニ
ル−2−イソオキサゾリン)であり、特開平5−105
672号公報記載の化合物である。
【0146】なお、これら比較化合物の除草活性につい
ては、上記文献中には何ら記載されていない。
【0147】
【表2】 ─────────────────────────────── 化合物薬量 水田雑草発芽前処理 タイヌビエ1.5葉期処理 番号 (g/a)タイヌ ホタ 水稲 タイヌ ホタ 水稲 ビエ ルイ ビエ ルイ ─────────────────────────────── 3.2 5 5 5 0 5 5 1 3.3 5 5 5 4 5 5 0 3.4 5 5 3 0 4 1 0 3.5 5 5 5 1 5 5 0 3.7 5 5 5 0 5 5 1 3.8 5 5 5 0 5 5 0 3.9 5 5 5 0 5 5 0 3.10 5 5 3 0 3 4 0 3.11 5 5 3 2 4 1 0 3.16 5 5 5 0 5 5 3 3.18 5 5 5 2 5 5 0 3.20 5 5 5 0 5 5 0 3.25 5 5 4 0 4 3 0 3.26 5 5 4 0 4 0 0 3.27 5 5 5 0 3 3 0 3.28 5 5 4 0 5 4 0 3.29 5 5 5 0 4 4 0 3.30 5 5 5 0 4 4 0 3.31 5 5 5 0 5 3 0 比較1 5 2 0 0 0 0 0 比較2 5 2 0 0 1 0 0 比較3 5 0 0 0 - - - ─────────────────────────────── 上記表中、「−」は、未試験を示す。
【0148】
【試験例3】 畑作雑草発芽前処理 60cm3、深さ4cmの角型ポットにクレハ園芸培土
を充填し、各種供試雑草及び作物の種子をそれぞれ播種
し、約1cm覆土した。これらのポットに製剤例2に準
じて調製した乳剤を用いて所定の薬量を均一に散布処理
した。処理後、これらのポットを温室内において植物を
生育した。処理後21日目に、各雑草に対する除草効果
及び作物に対する薬害を、次に示す判定基準に従って調
査を行なった。その結果を表3に示した。
【0149】なお、表中BGはイヌビエ(barnya
rdgrass)、CRはメヒシバ(crabgras
s)、FOはエノコログサ(foxtail)、JOは
セイバンモロコシ(johnsongrass)、PA
はオオクサキビ(panicum)を、それぞれ示す。
【0150】(判定基準) 0: 生育抑制率 0− 9% 1: 生育抑制率 10−19% 2: 生育抑制率 20−29% 3: 生育抑制率 30−39% 4: 生育抑制率 40−49% 5: 生育抑制率 50−59% 6: 生育抑制率 60−69% 7: 生育抑制率 70−79% 8: 生育抑制率 80−89% 9: 生育抑制率 90−99% 10: 生育抑制率 100%
【0151】
【表3】 ─────────────────────── 化合物薬量 BG CR FO JO PA トウモロ 綿 大豆 番号 (kg/ha) コシ ─────────────────────── 3.1 2.0 9 10 10 1 7 0 0 0 3.2 2.0 10 10 10 8 10 0 0 0 3.3 2.0 10 10 10 9 10 4 0 0 3.4 2.0 9 10 10 8 10 0 0 0 3.5 2.0 9 10 9 9 - 0 2 1 3.6 2.0 8 10 - 4 10 0 0 0 3.9 2.0 10 10 - 9 10 0 0 0 3.11 2.0 10 9 - 5 8 0 0 0 3.16 2.0 10 10 10 9 10 0 0 0 3.18 2.0 10 10 10 9 10 0 0 0 3.20 2.0 8 10 9 9 10 3 0 0 3.27 2.0 8 10 10 2 10 0 0 0 3.28 2.0 8 10 10 5 10 0 0 0 3.30 2.0 10 10 10 9 10 0 0 0 ─────────────────────── 上記表中、「−」は、未試験を示す。
【0152】
【試験例4】 畑作茎葉処理 60cm3 、深さ4cmの角型ポットにクレハ園芸培土
を充填し、各種供試雑草及び作物の種子をそれぞれ播種
し、約1cm覆土した。これらのポットを温室内におい
て植物を生育した。各植物が2〜3葉期に達した時(播
種後10日)、これらのポットに、製剤例2に準じて調
製した乳剤を用いて所定の薬量を茎葉部に均一に散布処
理した。処理後14日目に、各雑草に対する除草効果及
び作物に対する薬害の調査を行なった。その結果を表4
に示した(判定基準及び略号は試験例3と同じ)。
【0153】
【表4】 ────────────────────────── 化合物 薬量 BG CR FO JO PA トウモロ 綿 大豆 番号 (kg/ha) コシ ────────────────────────── 3.4 2.0 7 3 6 7 7 4 1 1 ──────────────────────────
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本間 豊邦 滋賀県野洲郡野洲町野洲1041 三共株式会 社内 (72)発明者 天笠 正 滋賀県野洲郡野洲町野洲1041 三共株式会 社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式(I) 【化1】 [式中、Rは、C1〜C10アルキル基又はC2〜C6
    アルケニル基を示し(当該アルキル基及びアルケニル基
    は、下記置換基群aから選ばれる同一又は異なった1乃
    至3個の置換基により置換されていても良い)、nは
    0、1又は2を示す。 (置換基群a)ハロゲン原子、C1〜C6アルコキシ
    基、C2〜C6アルケニルオキシ基、ベンジルオキシ
    基、C1〜C6アルコキシカルボニル基、水酸基、ホル
    ミル基]で表わされる化合物。
  2. 【請求項2】下記一般式(I) 【化2】 [式中、Rは、C1〜C6アルキル基又はC1〜C6ア
    ルケニル基を示し(当該アルキル基及びアルケニル基
    は、下記置換基群bから選ばれる同一又は異なった1乃
    至3個の置換基により置換されていても良い)、nは2
    を示す。 (置換基群b)ハロゲン原子、C1〜C6アルコキシ
    基、C2〜C6アルケニルオキシ基、C1〜C6アルコ
    キシカルボニル基]で表わされる化合物。
  3. 【請求項3】下記一般式(I) 【化3】 [式中、Rは、C1〜C3アルキル基又はC2若しくは
    C3アルケニル基を示し(当該アルキル基及びアルケニ
    ル基は、下記置換基群cから選ばれる同一又は異なった
    1乃至3個の置換基により置換されていても良い)、n
    は2を示す。 (置換基群c)塩素原子、メトキシ基、エトキシ基]で
    表わされる化合物。
JP14728196A 1996-06-10 1996-06-10 除草性イソオキサゾリン誘導体 Pending JPH09328477A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14728196A JPH09328477A (ja) 1996-06-10 1996-06-10 除草性イソオキサゾリン誘導体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14728196A JPH09328477A (ja) 1996-06-10 1996-06-10 除草性イソオキサゾリン誘導体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09328477A true JPH09328477A (ja) 1997-12-22

Family

ID=15426666

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14728196A Pending JPH09328477A (ja) 1996-06-10 1996-06-10 除草性イソオキサゾリン誘導体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09328477A (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100392073B1 (ko) * 2000-09-07 2003-07-22 한국화학연구원 제초활성을 갖는 5-벤질옥시메틸-1,2-이속사졸린 유도체화합물
KR100392072B1 (ko) * 2000-09-07 2003-07-22 한국화학연구원 제초활성을 갖는 5-벤질옥시메틸-1,2-이속사졸린 유도체화합물
WO2007003294A1 (de) * 2005-07-06 2007-01-11 Bayer Cropscience Ag 3-[1-halo-1-aryl-methan-sulfonyl]- und 3-[1-halo-1-heteroaryl-methan-sulfonyl]-isoxazolin-derivate, verfahren zu deren herstellung und verwendung als herbizide und pflanzenwachstumsregulatoren
WO2007003296A1 (de) * 2005-07-06 2007-01-11 Bayer Cropscience Ag Herbizid-safener-kombination
KR100814420B1 (ko) * 2007-06-22 2008-03-18 (주)목우연구소 제초성 5-벤질옥시메틸-1,2-이속사졸린 유도체 화합물의용도
US7465805B2 (en) 2004-10-05 2008-12-16 Syngenta Limited Isoxazoline derivatives and their use as herbicides
CZ301045B6 (cs) * 1999-08-10 2009-10-21 Kumiai Chemical Industry Co., Ltd. Isoxazolinový derivát a herbicidní prostredek obsahující tento derivát jako aktivní složku
CN111943900A (zh) * 2019-05-17 2020-11-17 东莞市东阳光农药研发有限公司 异噁唑啉衍生物及其在农业中的应用
EP4198128A1 (en) 2016-07-04 2023-06-21 Kumiai Chemical Industry Co., Ltd. Nucleic acid for imparting environmental stress resistance to plants

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CZ301045B6 (cs) * 1999-08-10 2009-10-21 Kumiai Chemical Industry Co., Ltd. Isoxazolinový derivát a herbicidní prostredek obsahující tento derivát jako aktivní složku
KR100392073B1 (ko) * 2000-09-07 2003-07-22 한국화학연구원 제초활성을 갖는 5-벤질옥시메틸-1,2-이속사졸린 유도체화합물
KR100392072B1 (ko) * 2000-09-07 2003-07-22 한국화학연구원 제초활성을 갖는 5-벤질옥시메틸-1,2-이속사졸린 유도체화합물
US7465805B2 (en) 2004-10-05 2008-12-16 Syngenta Limited Isoxazoline derivatives and their use as herbicides
WO2007003294A1 (de) * 2005-07-06 2007-01-11 Bayer Cropscience Ag 3-[1-halo-1-aryl-methan-sulfonyl]- und 3-[1-halo-1-heteroaryl-methan-sulfonyl]-isoxazolin-derivate, verfahren zu deren herstellung und verwendung als herbizide und pflanzenwachstumsregulatoren
WO2007003296A1 (de) * 2005-07-06 2007-01-11 Bayer Cropscience Ag Herbizid-safener-kombination
KR100814420B1 (ko) * 2007-06-22 2008-03-18 (주)목우연구소 제초성 5-벤질옥시메틸-1,2-이속사졸린 유도체 화합물의용도
EP4198128A1 (en) 2016-07-04 2023-06-21 Kumiai Chemical Industry Co., Ltd. Nucleic acid for imparting environmental stress resistance to plants
CN111943900A (zh) * 2019-05-17 2020-11-17 东莞市东阳光农药研发有限公司 异噁唑啉衍生物及其在农业中的应用
CN111943900B (zh) * 2019-05-17 2023-11-17 宁夏苏融达化工有限公司 异噁唑啉衍生物及其在农业中的应用

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5299604B2 (ja) ハロアルキルスルホンアニリド誘導体又はその塩類、及びこれを有効成分とする除草剤並びにその使用方法
JP4438919B2 (ja) スルファモイル化合物並びに農園芸用殺菌剤
IL122944A (en) Halogenobenzimidazoles, their preparation and microbicidal compositions containing them
WO1994017059A1 (en) Heterocyclic derivative
JPS62126178A (ja) 新規トリアジン誘導体及びこれを含む除草剤
JPH09328477A (ja) 除草性イソオキサゾリン誘導体
EP0152890B1 (en) 2-substituted phenyl-3-chlorotetrahydro-2h-indazoles and their production and use
US4179276A (en) Novel imidazothiazine-1,3 (2H)-diones
JP3810838B2 (ja) 除草性イソオキサゾリン誘導体
JPH09328483A (ja) 除草性イソオキサゾリン誘導体
JP3048720B2 (ja) 除草性ピラゾール誘導体
WO1999054307A1 (fr) Derives de pyrazolinone
JPH02235878A (ja) 置換されたアクリル酸エステル類
JP2004262935A (ja) 3−フェノキシ−4−ピリダジノール誘導体とピラゾール誘導体を含有する除草性組成物
JPH107657A (ja) スルホンアミド化合物
JPH0733752A (ja) ジフェニルピラジン誘導体及び除草剤
JP4047949B2 (ja) ベンゾチアゾール誘導体の製法
JPH0539275A (ja) 除草性及び殺虫性イソオキサゾリノン化合物
JPH01301668A (ja) マンデル酸誘導体及び除草剤
JPH0678308B2 (ja) フタルイミド誘導体およびそれを含有する農園芸用殺菌剤
US4220465A (en) Imidazothiazine-1,3(2H)-diones
JPH02160783A (ja) 3,4−ジメチル−ピロリジン誘導体及び除草剤
JP3066536B2 (ja) 縮合ヘテロ環誘導体及び除草剤
JPH01250363A (ja) 4―ベンジルアミノピリミジン誘導体及び除草剤
JPH01106883A (ja) カルバモイルトリアゾール誘導体、その製造法およびそれを有効成分とする除草剤