JPH09328296A - クレーンの仕様表示装置 - Google Patents

クレーンの仕様表示装置

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JPH09328296A
JPH09328296A JP32869096A JP32869096A JPH09328296A JP H09328296 A JPH09328296 A JP H09328296A JP 32869096 A JP32869096 A JP 32869096A JP 32869096 A JP32869096 A JP 32869096A JP H09328296 A JPH09328296 A JP H09328296A
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康臣 橋本
Toshiyuki Miyamoto
敏之 宮本
Takeshi Kawamura
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示モニタの表示内容からオペレータがクレ
ーンの仕様を容易に認識できるようにする。 【解決手段】 クレーンの仕様を操作表示部4より入力
し、この仕様に応じた定格荷重値テーブルをROMから
選択し、制御部3によりこの定格荷重値テーブルに基づ
いてクレーンのブームおよびドラムの動作を制御する。
操作表示部4にクレーンの仕様をクレーンのシルエット
ともに、文字および/または数値情報として表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クレーンの仕様を
絵文字などで表示するクレーンの仕様表示装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】クレーン、ジブクレーンなどはブームや
ジブを起伏して吊荷を昇降させるようにしているが、ブ
ームやジブの角度に対して吊り下げることができる吊荷
の重量は一定の制限がある。このため、例えば図14に
示すような定格荷重値カーブを作成し、定格荷重に近づ
くあるいは定格荷重を越えた場合に、強制的に作業を停
止する過負荷防止装置を用いてこの定格荷重値カーブの
範囲内で作業を行うようにしている。
【0003】この定格荷重値カーブは、本体、ブームの
種類、ジブの有無、ブーム長、ジブ長、あるいはカウン
タウエイトなどの仕様により変わる。このため、過負荷
防止装置においては、この仕様に応じた定格荷重値カー
ブを選択し、作業時においてこの定格荷重値カーブの範
囲内で作業が行われているか否かを判断し、作業限界に
近づいた場合は警報ブザーなどにより作業限界をオペレ
ータに知らせるかまたは作業を強制的に停止するように
している。
【0004】この定格荷重値カーブは、クレーンの仕様
に応じた定格荷重値テーブルを記憶したカセットなどの
複数の記憶媒体の中から、クレーンの仕様に応じた定格
荷重値テーブルを記憶した記憶媒体をオペレータが選択
することによって選択される。そして選択した記録媒体
を過負荷防止装置にセットし、この選択された記憶媒体
に記憶された定格荷重値テーブルに基づいて作業を行う
ようにしている。
【0005】また、クレーンの過負荷防止装置におい
て、例えば、実公平2−49276号公報に記載されて
いるように、クレーンの仕様を色調あるいは形状により
区別してCRTなどの表示モニタに表示して、オペレー
タの作業性を向上させたクレーンの仕様表示装置が知ら
れている。この仕様表示装置においては、例えば、ブー
ムの種類、ジブの有無、吊荷の有無などを、表示モニタ
に表示されるクレーンの形状あるいは色調を異ならしめ
て、オペレータにクレーンの仕様を知らせるようにして
いる。
【0006】一方、上述した定格荷重値テーブルが記憶
された記憶媒体をカウンタウエイトの重量などに応じて
セットする方式のものに代わり、複数の定格荷重値テー
ブルを大容量のROMに記憶し、入力される仕様に応じ
た定格荷重値テーブルをROMから選択し、選択された
定格荷重値テーブルに基づいて作業を行うようにする方
式が提案されている。この方式によれば、定格荷重値テ
ーブルが記憶された複数の記録媒体を用いたり、カウン
タウエイトの重量などに応じた記録媒体を選択する必要
がないため、記録媒体をストックするスペースを確保す
る必要がなく、また、オペレータの負担も軽減されるこ
ととなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たROMを用いる過負荷防止装置においては、あらかじ
めカウンタウエイトの重量を含む仕様を入力するもの
の、作業中においては、オペレータはどのような仕様に
基づく定格荷重値テーブルが選択されて作業が行われて
いるかが分からないため、この仕様をオペレータに認識
させることができる手段が必要とされる。上記実公平2
−49276号公報に記載された仕様表示装置において
は、表示モニタにクレーンの仕様が表示されるものの、
この仕様を色調あるいは形状に基づいて表示するため、
作業中のオペレータが一見しただけでは分かりにくい。
また、作業前には、クレーンの仕様を入力し、そのクレ
ーンの仕様に応じた定格荷重値テーブルを選択する必要
があるが、仕様が多種に及ぶため仕様の入力に時間がか
かり、さらに誤入力を招くおそれもある。
【0008】本発明の目的は、オペレータがクレーンの
仕様を容易に認識することができるとともに、仕様の入
力を容易に行うことができ、かつ入力時間を短縮し誤入
力を防止することができるクレーンの仕様表示装置を提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】一実施の形態を示す図1
および図2を参照して説明すると、請求項1の発明は、
下部走行体と、下部走行体に旋回可能に取り付けられた
上部旋回体と、上部旋回体の前部に起伏可能に取り付け
られたブームと、上部旋回体の後部に取り付けられたカ
ウンタウエイトと、ブームに懸架された吊りロープを巻
き上げ巻き下げ駆動することにより吊荷を上下移動させ
るドラムとを有するクレーンの仕様表示装置に適用さ
れ、クレーンの仕様を入力する入力手段4と、クレーン
の仕様を数値および文字情報としてクレーンのシルエッ
ト像とともに表示する表示手段4とを備えたことにより
上記目的を達成する。
【0010】請求項2の発明は、仕様が、カウンタウエ
イトの重量、ブームの種類およびドラムの種類を少なく
とも含む。
【0011】請求項3の発明は、ブームの角度を検出す
るブーム角度検出手段1と、吊荷の荷重を検出する吊荷
重検出手段2と、入力された仕様に基づいてブームの作
業半径を演算する作業半径演算手段3,11と、入力さ
れた仕様に基づいて限界作業半径を演算する限界作業半
径演算手段3,11と、入力された仕様に基づいて限界
吊荷重を演算する限界吊荷重演算手段3,11と、限界
吊荷重に対する吊荷の荷重の比率である負荷率を検出す
る負荷率検出手段3,11とをさらに備え、表示手段4
が、仕様に加えて、ブーム角度、吊荷の荷重、作業半径
および/または負荷率を表示するようにしたものであ
る。
【0012】請求項4の発明は、表示手段4が、限界荷
重および/または限界作業半径をさらに表示するように
したものである。請求項5の発明は、入力手段4は、対
話形式により仕様を入力可能である。
【0013】請求項6の発明は、下部走行体と、下部走
行体に旋回可能に取り付けられた上部旋回体と、上部旋
回体の前部に起伏可能に取り付けられたブームと、上部
旋回体の後部に取り付けられたカウンタウエイトと、ブ
ームに懸架された吊りロープを巻き上げ巻き下げ駆動す
ることにより吊荷を上下移動させるドラムとを有するク
レーンの仕様表示装置に適用され、クレーンの仕様を対
話形式により入力する入力手段4と、入力手段4により
対話形式にてクレーンの仕様を入力するための入力情報
を表示するとともに、クレーンの仕様を数値および文字
情報としてクレーンのシルエット像とともに表示する表
示手段4と、複数種類のクレーンの仕様のうち、予め定
められた仕様についての入力情報の表示を禁止する禁止
手段とを備えたことにより上記目的を達成する。
【0014】請求項7の発明は、請求項6の発明におい
て、一のクレーンの仕様は複数の項目値からなり、各項
目値は複数の選択肢データからなり、一の項目値の中の
選択肢データが決定されたときには、その選択肢データ
に対応する項目を表示するものである。
【0015】請求項8の発明は、請求項6または7の発
明において、ブームの角度を検出するブーム角度検出手
段1と、吊荷の荷重を検出する吊荷重検出手段2と、入
力された仕様に基づいてブームの作業半径を演算する作
業半径演算手段3,11と、入力された仕様に基づいて
限界作業半径を演算する限界作業半径演算手段3,11
と、入力された仕様に基づいて限界吊荷重を演算する限
界吊荷重演算手段3,11と、限界吊荷重に対する吊荷
の荷重の比率である負荷率を検出する負荷率検出手段
3,11とをさらに備え、表示手段4が、仕様に加え
て、ブーム角度、吊荷の荷重、作業半径および/または
負荷率を表示するようにしたものである。
【0016】請求項1の発明によれば、入力手段4から
クレーンの仕様が入力され、入力された仕様がクレーン
のシルエット像とともに、数値および文字情報として表
示手段4に表示される。
【0017】請求項2の発明によれば、仕様が、カウン
タウエイトの重量、ブームの種類およびドラムの種類を
少なくとも含み、これらの仕様が表示手段4に表示され
る。
【0018】請求項3の発明によれば、ブーム角度検出
手段1によりブームの角度が検出され、荷重検出手段2
により吊荷の荷重が検出され、作業半径検出手段により
ブームの作業半径が検出され、そして負荷率検出手段に
より負荷率が検出される。表示手段にはこれらの検出手
段により検出されたブーム角度、吊荷の荷重、作業半径
および/または負荷率が、上記仕様に加えて表示され
る。
【0019】請求項4の発明によれば、限界荷重と限界
作業半径が表示手段4に表示される。請求項5の発明に
よれば、クレーンの仕様が対話形式により入力手段4か
ら入力される。
【0020】請求項6の発明によれば、入力手段4から
クレーンの仕様が対話形式により入力され、クレーンの
仕様を入力するための入力情報と、入力された仕様とが
クレーンのシルエット像とともに、数値および文字情報
として表示手段4に表示される。この際、予め定められ
た仕様については、入力情報の表示が禁止される。
【0021】請求項7の発明によれば、一の項目値の中
の選択肢データが決定されたときには、この選択肢デー
タに対応する項目値が表示される。
【0022】請求項8の発明によれば、ブーム角度検出
手段1によりブームの角度が検出され、荷重検出手段2
により吊荷の荷重が検出され、作業半径検出手段により
ブームの作業半径が検出され、そして負荷率検出手段に
より負荷率が検出される。表示手段4にはこれらの検出
手段により検出されたブーム角度、吊荷の荷重、作業半
径および/または負荷率が、上記仕様に加えて表示され
る。
【0023】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために発明の実施の形態の図を用いたが、これにより本
発明が実施の形態に限定されるものではない。
【0024】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態について説明する。図1は本発明の実施の形態で
ある仕様表示装置を備えたクレーンの過負荷防止装置の
構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実
施の形態によるクレーンの過負荷防止装置は、ブーム角
度を検出する角度検出器1と、クレーンに吊り下げられ
た吊荷の重量を検出する荷重検出器2と、角度検出器1
および荷重検出器2からの信号に基づいて限界荷重、作
業半径、実荷重、限界荷重に対する実荷重の比である負
荷率の演算、オーバーロードの判定等を行う演算部3
と、本体、ブームの種類、ジブの有無、ブーム長、ジブ
長、ドラムの種類、カウンタウエイトの種類などのクレ
ーンの仕様の入力を行うとともに、後述する種々の情報
を表示するCRTなどのモニタを有する操作表示部4と
からなる。
【0025】図2は演算部3の詳細な構成を示すブロッ
ク図である。図2に示すように、演算部3は、ブームあ
るいはドラムを駆動するアクチュエータの駆動および停
止の制御を行う制御装置10と、上述したクレーンの限
界荷重、作業半径、実荷重、負荷率などの演算を行うと
ともに、制御装置10に制御信号を出力するCPU11
と、仕様に応じた複数の定格荷重値テーブルが記憶され
たROM12とからなる。
【0026】図3は操作表示部の詳細な構成を示す外観
平面図である。図3に示すように、操作表示部4には、
選択すべき作業状態を後述するように表示するモニタ2
0と、表示された作業状態を選択するための選択ボタン
21A〜21Dと、選択ボタン21A〜21Dにより選
択された作業状態を決定するための決定ボタン22とを
備える。
【0027】次いで、本実施の形態によるクレーン仕様
表示装置の動作について説明する。図4は本実施の形態
によるクレーン仕様表示装置の動作を説明するフローチ
ャート、図5および図6は操作表示部4のモニタ20に
表示された作業状態を示す図、図7〜図13はモニタ2
0に表示される情報の態様を示す図である。図4に示す
ステップS1において、まず設定状態の読み込みを行
う。ここで読み込む設定状態とは、操作表示部4から入
力される本体、ブームの種類、ジブの有無、ブーム長、
ジブ長、ドラムの種類、カウンタウエイトの種類に関す
るクレーンの仕様である。すなわち、まず操作表示部4
のモニタ20に図5に示す作業状態選択画面がテーブル
として表示される。
【0028】この図5に示す作業状態選択画面におい
て、オペレータが走行体、ブーム、ジブ、ドラムおよび
カウンタウエイトのそれぞれの仕様を入力する。図5に
おいては、走行体はクローラおよび台船から、ブームは
スタンダード(STD)、アングルブームおよび共用ブ
ームから、ジブについては、ジブ無し、補ジブおよび通
常のジブから、ドラムについては主巻ドラム、補巻ドラ
ムおよび第3ドラムから、そしてカウンタウエイトにつ
いては10t、20t、30tからそれぞれ選択可能と
なっている。なお、ここで、アングルブームとは、自重
が重くなるが斜材の溶接部などの補修が容易なことか
ら、使用条件が厳しい掘削、リフマグ用途などに用いら
れるブームであり、共用ブームとはタワークレーンおよ
びクローラクレーンの双方に用いることができるブーム
である。
【0029】なお、図5においては、作業状態選択画面
において、走行体、ブーム、ジブ、ドラムおよびカウン
タウエイトの全てを表示するようにしているが、まず走
行体の作業状態選択画面が表示され、走行体の作業状態
を選択した後に、以下ブーム、ジブ、ドラムおよびカウ
ンタウエイトの作業状態選択画面を順次表示して、作業
状態を選択することもできる。この際、仕様に応じて作
業状態選択画面の表示形態を変更することもできる。例
えばジブの作業状態選択画面においてジブ無しを選択し
た場合は、ジブを使用しないと補巻ドラムあるいは第3
ドラムを使用することがないため、次のドラムの作業状
態選択画面においては、補巻ドラム、第3ドラムの選択
画面が表示されないようにすることもできる。
【0030】そして、このようにして表示された作業状
態の中から、オペレータは図3に示す選択ボタン21A
〜21Dにより、点滅するカーソルを移動させて所望の
作業状態をそれぞれ選択し、決定ボタン22により作業
状態を決定する。なお、本実施の形態においては、図5
に斜線で示すように走行体はクローラを、ブームはスタ
ンダードを、ジブは無し、ドラムは主巻ドラムを、カウ
ンタウエイトは10tのものをそれぞれ選択する。
【0031】走行体、ブーム、ジブおよびドラムの仕様
が選択されると、次いでモニタ20には図6に示すよう
な作業状態選択画面がテーブルとして表示される。この
図6に示す作業状態選択画面において、ブーム長さおよ
びジブ長さを入力する。図6においては、ブーム長さが
22m〜43mまで、ジブ長さが無しおよび6m〜15
mまで選択可能となっている。そして、このようにして
表示された作業状態の中から、オペレータは図3に示す
選択ボタン21A〜21Dにより、所望の作業状態をそ
れぞれ選択し、決定ボタン22により作業状態を決定す
る。なお、本実施の形態においては、22メートルのブ
ームを使用し、かつジブは使用しないため、図6の斜線
で示す作業状態を選択する。この際、例えば図5に示す
ジブの作業状態選択画面においてジブ無しを選択した場
合は、図6に示す作業状態選択画面において、6〜15
mのジブ長さの選択画面を表示されないようにすること
もできる。
【0032】次いで、ステップS2において、検出器の
読み込みを行う。ここで読み込むものは、角度検出器1
および荷重検出器2からのブームの角度および吊荷の荷
重を表す信号である。次いで、ステップS3において、
設定状態の表示を行う。ここではステップS1の処理で
操作表示部4において設定された仕様のモニタ20への
表示を行う。表示態様は、設定した項目の組み合わせで
ある。例えば上述したように、走行体をクローラ、ブー
ムをスタンダード、ジブをジブ無し、ドラムを主巻ドラ
ム、カウンタウエイトを10tに設定した場合、その表
示の態様は図7に示すものとなる。
【0033】すなわち、図7に示すように、操作表示部
4から入力されたクレーンの仕様が、クレーンのシルエ
ット像とともに文字によって表示される。図7に示すよ
うに、走行体の部分の像がクローラの像としてモニタ2
0の部分31に表示され、ブームの部分はスタンダード
ブームのシルエットとともに「STD」の文字が部分3
2に表示され、ジブはなく、したがって、ドラムは主巻
ドラムである旨の「主」の文字が部分33に表示され、
カウンタウエイトは「10t」の数字がカウンタウエイ
トの大きさを表すシルエット像とともに部分34に表示
される。またブーム長さも選択された「22m」の数字
が部分35に数字として表示される。
【0034】次いで、ステップS4においてブームの角
度の演算および表示がなされる。このステップS4の処
理はステップS2において、角度検出器1により検出さ
れたクレーンの角度を表す信号に対して演算部3のCP
U11により処理を施し、クレーンの角度を数値として
モニタ20に表示するものである。本実施の形態におい
ては図7に示すように「50°」のブームの角度がモニ
タ20の部分36に表示される。次いで、ステップS5
において、作業半径の演算および表示がなされる。この
ステップS5の処理は、ステップS4において演算され
たブームの角度とブーム長さとに基づいた演算を行うこ
とにより作業半径の演算を行いモニタ20に表示するも
のである。このステップS5における演算はあらかじめ
定められた周知の演算式によって行われる。
【0035】この演算の結果、本実施の形態においては
「12m」の作業半径の数値がモニタ20の部分37に
表示される。また、これと同時に、あらかじめ定められ
た周知の演算式によりブーム高さの演算を行い、ブーム
高さをもモニタ20に表示する。この演算の結果、本実
施の形態においては「13.5m」のブーム高さの数値
がモニタ20の部分38に表示される。
【0036】次いで、ステップS6において、限界荷重
の演算がなされる。この限界荷重の演算は、操作表示部
4から入力された仕様に基づいて、CPU11がROM
に記憶された定格荷重値テーブルを選択し、選択された
定格荷重値テーブルから限界荷重の演算を行うものであ
る。すなわち、ステップS2において操作表示部4から
入力された仕様のうち、カウンタウエイトの仕様に基づ
いて、ROM12に記憶された複数の定格荷重値テーブ
ルの中からカウンタウエイトの重量に適した例えば図1
4に示すような定格荷重値テーブルを選択し、ステップ
S5において演算された作業半径の値から定格荷重値テ
ーブルを参照して限界荷重を求める。すなわち、図14
の破線で示すように、作業半径に対応する定格荷重値テ
ーブルの縦軸の値が限界荷重となる。そしてこのように
して求められた限界荷重の例である「50t」の数値が
モニタ20の部分39に表示される。また、これと同時
に定格荷重値テーブルより求められる最大作業半径Rm
axの値をモニタ20の部分40に表示する(本実施の
形態においては15m)。
【0037】次にステップS7において実荷重の演算お
よび表示がなされる。このステップS7の処理はステッ
プS2において、荷重検出器2により検出された吊荷の
荷重を表す信号に対して演算部3のCPU11により処
理を施し、検出された荷重を数値としてモニタ20に表
示するものである。本実施の形態においては図7に示す
ように「30.0t」の実荷重がモニタ20の部分41
に数字として表示される。
【0038】さらに、ステップS8において負荷率の演
算および表示がなされる。このステップS8の処理は、
ステップS6において演算された限界荷重に対するステ
ップS7において演算された実荷重の比を演算すること
により行う。本実施の形態においては、限界荷重が50
t、実荷重が30tであるため、負荷率は「60%」と
なり、この負荷率の数値がモニタ20の部分42に表示
される。なお、本実施の形態においては負荷率を数値に
より表示しているが、限界荷重に対する負荷率の割合を
モニタ20の上方に棒グラフなどで表示することも可能
である。
【0039】次いで、ステップS9においてオーバーロ
ードか否かの判定がなされる。このステップS9におい
てオーバーロードであると判定されなかった場合は、ス
テップS1に戻り再度ステップS1〜S9までの処理を
繰り返し行う。一方、ステップS9においてオーバーロ
ードであると判定された場合には、CPU11は制御装
置10に対して信号を送り、制御装置10はクレーンを
駆動するためのアクチュエータに対して圧油の供給を停
止する信号を出力し、これによりクレーンの動作が停止
する。なお、この状態においては、ブーム下げおよびロ
ープの巻き上げが禁止されるのみであり、ブーム上げと
ロープの巻下げ操作は可能な状態とされている。
【0040】なお、モニタ20への表示は、上記図7に
示すものの他種々の態様が挙げられる。例えば、カウン
タウエイトを20tとした場合、図8に示すようにモニ
タ20の部分34にカウンタウエイトの重量の数値と大
きさとが表示される。また、カウンタウエイトを30
t、補助ジブあり、ドラムを主巻ドラムと補巻ドラムの
双方を用いる場合には、図9に示すようにモニタ20の
部分34にカウンタウエイトの重量の数値と大きさとが
表示され、部分43には補助ジブのシルエット像が表示
され、さらに主巻ドラムである旨の「主」の文字および
補巻ドラムである旨の「ホ(補巻のホ)」の文字が部分
33に表示される。また、ジブ無し、ブームを共用とし
た場合には、図10に示すようにモニタ20の部分32
に「共用」の文字が表示され部分43には何等表示され
ない。一方、ジブ無し、ブームをアングルブームとした
場合には、図11に示すようにモニタ20の部分32に
「アングル」の文字が表示され、部分43には何等表示
されない。また、ジブ無し、ブームをスタンダード、ド
ラムを第3ドラムとした場合には、図12に示すように
部分33には第3ドラムである旨の「3」の文字が表示
される。さらに、補ジブを使用し、ブームをスタンダー
ドとし、ドラムを第3ドラムと補巻ドラムとの双方を用
いる場合には、図13に示すように、モニタ20の部分
33には第3ドラムである旨の「3」の文字および補巻
ドラムである旨の「補」の文字が部分33に表示され、
部分43には補助ジブのシルエット像が表示される。な
お、図10〜図13においては、カウンタウエイトは2
0tのものを使用しているため、図10〜図13におい
てはカウンタウエイトの詳細な表示は省略している。
【0041】このように、本発明によるクレーンの仕様
表示装置においては、操作表示部4において入力された
クレーンの仕様がモニタ20にクレーンのシルエット像
とともに、数値および文字情報として表示されるため、
オペレータはモニタ20を一見するだけで、クレーンの
仕様を認識することができる。また、途中でオペレータ
が交代した場合にも、交代したオペレータはモニタ20
に表示される像を一見するだけで、クレーンの仕様を把
握することができる。また、クレーンの仕様とともに、
ブームの角度、吊荷の実荷重を検出して、作業半径、限
界作業半径、限界荷重、負荷率を表示するようにしたた
め、オペレータはクレーンの作業状態を容易に認識する
ことができる。
【0042】なお、モニタ20への表示の態様は上記実
施の形態に限定されるものではなく、使用されるクレー
ンの態様により種々異なるものであり、したがってモニ
タ20に表示されるクレーンのシルエット像、作業半径
などの数値は種々変更される。
【0043】なお、上記実施の形態においては、図5に
示す作業状態選択画面において、オペレータが走行体、
ブーム、ジブ、ドラムおよびカウンタウエイトのそれぞ
れの仕様を入力するようにしているが、対話形式にて仕
様を入力してもよい。以下、この対話形式にて仕様を入
力する実施の形態について説明する。図15は仕様の入
力の詳細を示すフローチャート、図16はクレーンの仕
様の一覧を示す表、図17はROM12に記憶されたク
レーンの構成情報を示す表、図18は図16のクレーン
の仕様に基づく項目名称テーブルを示す図、図19は図
16のクレーンの仕様に基づく選択肢名称テーブルを示
す図、図20は仕様入力画面を示す図、図21はROM
に記憶された情報を示す図である。なお、ハード構成に
ついては、上記図1および図2に示すものと同一である
ため、詳細な説明は省略するが、本実施の形態において
は、図21に示すように、ROM12のm個のアドレス
のそれぞれに、操作表示部4から入力されるクレーンの
仕様に応じた作業半径テーブル、限界荷重テーブルなど
が記憶されている。また、この対話形式にて仕様を入力
する実施の形態と上記図5に示す作業状態選択画面にお
いて仕様を入力する実施の形態とでは、その選択肢およ
び仕様の種類が異なるものである。
【0044】ここで、設定する仕様の選択肢は図18の
項目名称テーブルに示すように、走行体、ブーム、ジ
ブ、オフセット、吊具、カウンタウエイトおよび巻上掛
数であり、図19の仕様の選択肢名称テーブルに示すよ
うに、項目ごとに種々の仕様の選択肢が設定されてい
る。
【0045】すなわち、クレーンの仕様は図16にも示
すように設定されており、走行体については、クローラ
および台船上が、ブームについてはスタンダード(ST
D)およびタワーが、ジブについては無し、補助ジブお
よびジブ付きが、オフセットについては10°、15°
および30°が、カウンタウエイトについてはスタンダ
ード(STD)、減少および追加が、巻上掛数について
は1巻および2巻が選択可能となっている。そして、図
17に示すように、構成情報がコード化されかつ整列さ
れている。すなわち、走行体についてはクローラが1、
台船上が2で示され、ブームについてはSTDが1、タ
ワーが2で示され、ジブについては無しが1、補助ジブ
が2、ジブ付きが3で示され、オフセットについては1
0°が1、15°が2、30°が3で示され、吊具につ
いてはフックが1、リフマグが2で示され、カウンタウ
エイトについてはSTDが1、減少が2、追加が3で示
され、巻上掛数については1巻が1、2巻が2で示され
る。そしてこれらの仕様の組合せに応じた情報がROM
12の頭アドレス101を有するメモリ領域、頭アドレ
ス201を有するメモリ領域〜頭アドレス1301を有
するメモリ領域に記憶されている。また、各頭アドレス
にはそのメモリ領域に記憶された情報が有効であるか無
効であるかを示すフラグが示されている。
【0046】ここで、クレーンを構成する部品は複数種
類あり、その組合せは構成部品の数が多いほど多くな
る。しかしながら、クレーンは使用者の作業内容によっ
ては、それほど多くの組合せを必要としないものであ
る。したがって、有効・無効を示すフラグを使用者の作
業内容に応じてあらかじめ設定しておくことにより、そ
の選択の余地が少なくなり、仕様の入力を容易に行うこ
とができる。すなわち、所望とするアドレスに記憶され
た情報を無効に設定することにより、そのアドレスに記
憶された仕様は操作表示部4に表示されないため選択を
行うことができなくなり、有効に設定されたもののみが
選択できることとなる。したがって、より効率よくかつ
誤入力を防止して仕様を入力することができる。
【0047】仕様の入力が開始されると、まず図15の
ステップS11において、操作表示部4の画面を初期化
し、ステップS12において、最初に表示する仕様の表
示処理を行う。これは、項目名称を1(走行体)に設定
するとともに、項目名称1の選択肢(クローラおよび台
船上)の配列を作成する。そして、操作表示部4に項目
名称1の選択肢が表示される。この際、表示された選択
肢のうち、カーソルが移動している選択肢を仮選択肢と
して設定し、ステップS13においてこの仮選択肢をリ
バース・点滅表示する。
【0048】ここで、図20(a)に示すように、走行
体にはクローラおよび台船上の選択肢があるが、クロー
ラにカーソルが移動してクローラが仮選択肢とされてい
る場合、項目名称2であるブームの選択肢が存在する。
一方、カーソルを右に移動して台船上が仮選択肢とされ
ている場合、ブーム以降の選択肢はない。したがって、
ステップS14において、次の項目の選択肢が存在する
か否かが判断され、存在する場合には、ステップS15
において次の項目名称の選択肢の表示を行う。例えば、
図20(a)に示すように、走行体の次の項目名称であ
るブームおよびブームの選択肢であるSTDおよびタワ
ーが表示される。一方、次の項目名称の選択肢がなくス
テップS14が否定された場合にはステップS19にお
いて選択項目を確定して処理を終了する。例えば、図2
0(a)の表示においてカーソルを右に移動して台船上
が仮選択肢とされている場合、ブーム以降の選択肢はな
いため、図20(f)に示すように、それ以降の項目名
称および選択肢は表示されず処理が終了される。この
際、操作表示部4には決定である旨を示す決定項目に
「◎」が表示される。
【0049】次いで、ステップS16において、前の項
目名称の選択肢が確定したか否かが判断され、確定され
た場合には、ステップS17において、確定した選択肢
をリバース表示し、ステップS18において次の項目名
称の処理に移動する。そして、ステップS13に戻り、
ステップS14が否定されるまで、ステップS13〜ス
テップS18の処理を繰り返す。
【0050】図20(b)に示すように走行体がクロー
ラに確定されると、ブームの選択肢が表示され、ブーム
の選択肢においてカーソルが移動した仮選択肢に応じて
次の項目名称が表示される。ブームのSTDが仮に選択
されると、図16および図17に示すように次のジブの
選択肢が存在するため、図20(b)に示すようにジブ
の項目名称および選択肢が表示され、タワーが仮に選択
された場合には、ジブ、オフセットおよび吊具の選択肢
はないため、図20(g)に示すように巻上掛数の項目
名称および選択肢が表示され、そして巻上掛数を選択し
て確定すると処理を終了する。
【0051】ブームがSTDに確定されると、ジブの選
択肢においてカーソルが移動した仮選択肢に応じて次の
項目名称が表示される。すなわち、ジブが無しに仮に選
択されると、次のオフセットの選択肢はないが、吊具の
選択肢が存在するため、図20(c)に示すように、吊
具の項目名称および選択肢が表示される。一方、ジブが
補助ジブに仮に選択されると、次のオフセット、吊具、
カウンタウエイトおよび巻上掛数の選択肢はないため、
図20(h)に示すように決定の表示がなされ、ステッ
プS19においてこの選択を確定することにより処理を
終了する。
【0052】ジブが無しに確定されると、吊具の選択肢
においてカーソルが移動した仮選択肢に応じて次の項目
名称が表示される。すなわち、吊具のフックが仮に選択
されると、次のカウンタウエイトの選択肢が存在するた
め、図20(d)に示すようにカウンタウエイトの項目
名称および選択肢が表示される。一方、吊具のリフマグ
が仮に選択された場合も、次のカウンタウエイトの選択
肢が存在するため、図20(i)に示すようにカウンタ
ウエイトの項目名称および選択肢が表示される。
【0053】吊具がフックに確定されると、カウンタウ
エイトの選択肢においてカーソルが移動した仮選択肢に
応じて次の項目名称が表示されるが、カウンタウエイト
の次の巻上掛数の選択肢が存在しないため、図20
(e)あるいは図20(j)に示すように、次の項目名
称は表示されず、所望とするカウンタウエイトの選択肢
において仕様を確定することにより処理を終了する。
【0054】なお、図20(b)において、ジブ付きが
選択された場合には、次のオフセットの項目名称および
選択肢が表示され、オフセットの選択肢が選択された場
合には次の吊具、カウンタウエイトおよび巻上掛数の選
択肢はないため、処理を終了する。
【0055】例えば、図20(e)においてカウンタウ
エイトの選択肢のスタンダードを選択した場合の頭アド
レスは101が設定され、図20(j)においてカウン
タウエイトの選択肢の減少を選択した場合の頭アドレス
は102が設定される。したがって、実作業において
は、このように設定された頭アドレス101あるいは1
02によりROM12の仕様データ領域が特定されてこ
の特定されたデータ領域内に記憶されている定格荷重テ
ーブルに基づいてモニタ画面内の表示のための各種演算
や過負荷防止のための各種演算が行われる。そしてこの
ようにして選択して確定した仕様に応じて、上記図7〜
図13に示すような作業表示選択画面において、選択さ
れた仕様および作業状態が表示される。
【0056】本実施の形態においては、このように対話
形式にて仕様を入力することにより、仕様入力時のオペ
レータの負担を軽減することができる。また、次の項目
の選択肢が存在しない場合には、次の項目名称および選
択肢を表示しないため、仕様を誤って入力することを防
止できる。さらに、使用者の作業状態に応じて使用する
アドレスを無効とすることにより、選択する仕様数を少
なくすることができ、これによっても仕様入力時のオペ
レータの負担を軽減することができる。なお、アドレス
の無効は工場出荷時に入力したり、サービス工場などに
おいて入力することができる。
【0057】上記実施の形態と請求項との対応におい
て、操作表示部4が入力手段および表示手段を、角度検
出器1がブーム角度検出手段を、荷重検出器2が吊荷荷
重検出手段を、演算部3およびCPU11が、作業半径
演算手段と、限界作業半径演算手段と、限界荷重演算手
段と、負荷率検出手段とを、ROM12が記憶手段をそ
れぞれ構成する。
【0058】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のク
レーンの仕様表示装置によれば、クレーンの仕様をシル
エットおよび文字情報と併せて表示手段に表示するよう
にしたため、オペレータは表示手段を一見するだけで、
クレーンの仕様を認識することができる。また、途中で
オペレータが交代した場合にも、交代したオペレータは
表示手段に表示される像を一見するだけで、クレーンの
仕様を把握することができる。また、クレーンの仕様と
ともに、ブームの角度、吊荷の実荷重を検出して、作業
半径、限界作業半径、限界荷重、負荷率を表示するよう
にしたため、オペレータはクレーンの仕様および作業状
態を容易に認識することができる。
【0059】また、対話形式にて仕様を入力することに
より、仕様の入力を容易に行うことができ、これにより
オペレータの負担を軽減することができる。さらに、使
用者の作業状態に応じて予め定めら得た仕様についての
入力情報の表示を禁止することにより、選択する仕様数
を少なくすることができ、これにより仕様入力時のオペ
レータの負担を軽減することができる。さらにまた、一
のクレーンの仕様が複数の項目値からなり、項目値は複
数の選択肢データからなる場合に、一の項目値の中の選
択肢データが選択されたときには、この選択肢データに
対応する項目値を表示することにより、クレーンの仕様
の入力を一層行い易くなり、これにより仕様入力時のオ
ペレータの負担を一層軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による仕様表示装置を用いるクレーンの
過負荷防止装置の一例の構成を示す概略図
【図2】演算部の詳細な構成を示すブロック図
【図3】操作表示部の詳細な構成を示す外観平面図
【図4】演算部で行われる処理を説明するためのフロー
チャート
【図5】操作表示部のモニタに表示される画像を示す図
【図6】操作表示部のモニタに表示される画像を示す図
【図7】モニタに表示される画像を示す図(その1)
【図8】モニタに表示される画像を示す図(その2)
【図9】モニタに表示される画像を示す図(その3)
【図10】モニタに表示される画像を示す図(その4)
【図11】モニタに表示される画像を示す図(その5)
【図12】モニタに表示される画像を示す図(その6)
【図13】モニタに表示される画像を示す図(その7)
【図14】定格荷重値テーブルを示す図
【図15】仕様入力の詳細を示すフローチャート
【図16】クレーンの仕様を示す表
【図17】図16のクレーンの仕様に基づく項目名称テ
ーブルを示す図
【図18】図16のクレーンの仕様に基づく項目名称テ
ーブルを示す図
【図19】図16のクレーンの仕様に基づく選択肢名称
テーブルを示す図
【図20】仕様入力画面を示す図
【図21】ROMに記憶された情報を示す図
【符号の説明】
1 角度検出器 2 荷重検出器 3 演算部 4 操作表示部 10 制御装置 11 CPU 12 ROM 20 モニタ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部走行体と、該下部走行体に旋回可能
    に取り付けられた上部旋回体と、該上部旋回体の前部に
    起伏可能に取り付けられたブームと、該上部旋回体の後
    部に取り付けられたカウンタウエイトと、前記ブームに
    懸架された吊りロープを巻き上げ巻き下げ駆動すること
    により吊荷を上下移動させるドラムとを有するクレーン
    の仕様表示装置において、 クレーンの仕様を入力する入力手段と、 該クレーンの仕様を数値および文字情報として該クレー
    ンのシルエット像とともに表示する表示手段とを備えた
    ことを特徴とするクレーンの仕様表示装置。
  2. 【請求項2】 前記仕様が、カウンタウエイトの重量、
    ブームの種類およびドラムの種類を少なくとも含むこと
    を特徴とする請求項1記載のクレーンの仕様表示装置。
  3. 【請求項3】 前記ブームの角度を検出するブーム角度
    検出手段と、吊荷の荷重を検出する吊荷重検出手段と、
    前記入力された仕様に基づいて前記ブームの作業半径を
    演算する作業半径演算手段と、前記入力された仕様に基
    づいて限界作業半径を演算する限界作業半径演算手段
    と、前記入力された仕様に基づいて限界吊荷重を演算す
    る限界吊荷重演算手段と、該限界吊荷重に対する前記吊
    荷の荷重の比率である負荷率を検出する負荷率検出手段
    とをさらに備え、 前記表示手段が、前記仕様に加えて、前記ブーム角度、
    前記吊荷の荷重、前記作業半径および/または前記負荷
    率を表示する手段であることを特徴とする請求項1また
    は2記載のクレーンの仕様表示装置。
  4. 【請求項4】 前記表示手段が、前記限界荷重および/
    または前記限界作業半径をさらに表示する手段であるこ
    とを特徴とする請求項3記載のクレーンの仕様表示装
    置。
  5. 【請求項5】 前記入力手段は、対話形式により前記仕
    様を入力可能であることを特徴とする請求項1から4の
    いずれか1項記載のクレーンの仕様表示装置。
  6. 【請求項6】 下部走行体と、該下部走行体に旋回可能
    に取り付けられた上部旋回体と、該上部旋回体の前部に
    起伏可能に取り付けられたブームと、該上部旋回体の後
    部に取り付けられたカウンタウエイトと、前記ブームに
    懸架された吊りロープを巻き上げ巻き下げ駆動すること
    により吊荷を上下移動させるドラムとを有するクレーン
    の仕様表示装置において、 クレーンの仕様を対話形式により入力する入力手段と、 該入力手段により対話形式にてクレーンの仕様を入力す
    るための入力情報を表示するとともに、クレーンの仕様
    を数値および文字情報として該クレーンのシルエット像
    とともに表示する表示手段と、 複数種類のクレーンの仕様のうち、予め定められた仕様
    についての入力情報の表示を禁止する禁止手段とを備え
    たことを特徴とするクレーンの仕様表示装置。
  7. 【請求項7】 一のクレーンの仕様は複数の項目値から
    なり、各項目値は複数の選択肢データからなり、一の項
    目値の中の選択肢データが決定されたときには、その選
    択肢データに対応する項目を表示することを特徴とする
    請求項6記載のクレーンの仕様表示装置。
  8. 【請求項8】 前記ブームの角度を検出するブーム角度
    検出手段と、吊荷の荷重を検出する吊荷重検出手段と、
    前記入力された仕様に基づいて前記ブームの作業半径を
    演算する作業半径演算手段と、前記入力された仕様に基
    づいて限界作業半径を演算する限界作業半径演算手段
    と、前記入力された仕様に基づいて限界吊荷重を演算す
    る限界吊荷重演算手段と、該限界吊荷重に対する前記吊
    荷の荷重の比率である負荷率を検出する負荷率検出手段
    とをさらに備え、 前記表示手段が、前記仕様に加えて、前記ブーム角度、
    前記吊荷の荷重、前記作業半径および/または前記負荷
    率を表示する手段であることを特徴とする請求項6また
    は7記載のクレーンの仕様表示装置。
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