JPH09328207A - 缶体搬送路の屈曲部における強制搬送装置 - Google Patents

缶体搬送路の屈曲部における強制搬送装置

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JPH09328207A
JPH09328207A JP15232996A JP15232996A JPH09328207A JP H09328207 A JPH09328207 A JP H09328207A JP 15232996 A JP15232996 A JP 15232996A JP 15232996 A JP15232996 A JP 15232996A JP H09328207 A JPH09328207 A JP H09328207A
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JP
Japan
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bent portion
pulley
pulleys
tangent
conveying
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Application number
JP15232996A
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Inventor
Hiroshi Naruki
弘 成木
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Hokkaican Co Ltd
Original Assignee
Hokkaican Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】搬送路の屈曲部での缶体の搬送速度低下を防止
し、安定した高速搬送及び製造効率を向上することがで
きる缶体搬送路の屈曲部における強制搬送装置を提供す
る。 【解決手段】屈曲部2の内周側に第1搬送手段8と第2
搬送手段9とを設ける。少なくとも第2搬送手段9は、
単一の第1搬送ベルト12を複数の第1プーリに掛け亘
し、一対の第2搬送ベルト13,14を各第2プーリに
掛け亘して形成する。第1搬送ベルト12は、所定数の
第1プーリの屈曲部内方側に張り亘した第1接線部26
と、所定数の第1プーリの屈曲部外方側に掛け亘した第
1非接線部27とを交互に複数備える。第2搬送ベルト
13,14は、第1非接線部27に対応する位置の第2
プーリの屈曲部内方側に張り亘して第1接線部26に連
続する第2接線部28と、第1接線部26に対応する位
置の第2プーリの屈曲部外方側に掛け亘した第2非接線
部29とを交互に備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、缶体を搬送する搬
送路に設けられた円弧状に屈曲する屈曲部おいて缶体を
強制的に搬送する強制搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、缶体の成形等を行う工程から缶
体に印刷を施す印刷装置へ缶体を搬送する際には、缶体
を毎分1400個〜1500個といった高速で搬送して
印刷装置に投入する搬送路が設けられる。該搬送路にお
いては、缶体を高速で搬送するために、搬送される缶体
の背面側に高圧エアを吹きつけてエア圧によって缶体を
搬送する所謂エア搬送が行われている。
【0003】ところで、この種の搬送路は、直線的に缶
体を搬送する部分だけでなく適宜位置において搬送方向
を屈曲させる屈曲部を備えることが知られている。特
に、前記印刷装置の設置スペースの制約を受けて、前記
印刷装置の缶体投入口付近に前記屈曲部が設けられる場
合がある。
【0004】しかし、該屈曲部では、缶体の移動方向が
変換されることによって搬送路と缶体との摩擦抵抗等が
増加し、缶体の搬送速度に遅れが発生するため、前記印
刷装置の缶体投入口付近に前記屈曲部が設けられる場合
には、印刷装置への缶体の投入速度が遅れる不都合があ
る。そして、このような缶体の遅れは不規則に発生する
ため、缶体の投入タイミングと印刷装置によって缶体に
印刷を施す際の印刷タイミングとが合わなくなり、印刷
工程に支障をきたすと共に製造効率が低下する不都合が
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかる不都合を解消し
て、本発明は、搬送路に設けられた屈曲部における缶体
の搬送速度低下を防止して安定した高速搬送を行い、製
造効率を向上することができる缶体搬送路の屈曲部にお
ける強制搬送装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、缶体を搬送する搬送路に設けられた円
弧状に屈曲する屈曲部おいて缶体を強制的に搬送する強
制搬送装置であって、前記屈曲部の内周側に沿って設け
られ、往路において缶体に接する搬送ベルトを備えた第
1搬送手段と、該第1搬送手段の搬送ベルトに対向して
往路において缶体に接する搬送ベルトを備え、前記屈曲
部の外周側に沿って設けられた第2搬送手段とからな
り、少なくとも第2搬送手段は、前記屈曲部の外周側に
その屈曲形状に沿って配設された複数の第1プーリと、
該第1プーリと同一軸線上に設けられた複数の第2プー
リと、各第1プーリに掛け亘されて往路を形成する第1
搬送ベルトと、各第2プーリに掛け亘されて往路を形成
する第2搬送ベルトとを備え、前記第1搬送ベルトは、
所定数の第1プーリの屈曲部内方側に張り亘して形成さ
れた第1接線部と、該第1接線部を形成する毎に所定数
の第1プーリの屈曲部外方側に掛け亘して形成された第
1非接線部とを交互に複数備え、前記第2搬送ベルト
は、前記第1非接線部の両端に位置する一対の第1プー
リと同一軸線上の一対の第2プーリを両端として第2プ
ーリの屈曲部内方側に張り亘し、各第1非接線部に対応
する位置において各第1接線部に連続する接線を形成す
る複数の第2接線部と、前記各第1接線部の両端に位置
する一対の第1プーリと同一軸線上の一対の第2プーリ
間に位置する第2プーリの屈曲部外方側に掛け亘して形
成された複数の第2非接線部とを交互に備えることを特
徴とする。
【0007】前記屈曲部を通過する缶体は、前記第1搬
送手段の搬送ベルトと前記第2搬送手段の搬送ベルトと
によって両側から挟持された状態で強制的に搬送され
る。これにより、屈曲部における缶体の搬送速度低下を
防止することができ、缶体の安定した高速搬送を行うこ
とができる。
【0008】このとき、屈曲部の外周側に沿って複数の
プーリを設けて各プーリに単に搬送ベルトを張り亘した
場合には、屈曲部の上流端に位置するプーリと屈曲部の
下流端に位置するプーリとにのみ搬送ベルトが掛け亘さ
れて他のプーリから離反してしまい、屈曲部の内方を介
して上流端と下流端とを直線的に結ぶように張り亘され
てしまう。そこで、本発明は、少なくとも第2搬送手段
の搬送ベルトに屈曲部の外周側に沿った複数の接線部が
形成されるように構成するものである。即ち、第1プー
リと第2プーリとを同一軸線上に設けて夫々のプーリに
第1搬送ベルトと第2搬送ベルトとを掛け亘す。このと
き、前記第1搬送ベルトにより屈曲部の外周側に沿った
複数の前記第1接線部を所定間隔を存して形成する。一
方、前記第2搬送ベルトにより各第1接線部間の間隔
に、各記第1接線部と連続する前記第2接線部を形成す
る。これにより、第1接線部と第2接線部とを交互に設
けて屈曲部の外周側に略対応する形状に搬送ベルトを張
り亘すことができ、缶体を屈曲部に沿って円滑に搬送す
ることができる。
【0009】各搬送ベルトによる接線部の構成を具体的
に示せば、前記第1プーリと前記第2プーリとは前記屈
曲部の外周側に沿って所定間隔を存して少なくとも5個
設けられており、前記第1接線部は、連続して1個目乃
至3個目の第1プーリの屈曲部内方側に前記第1搬送ベ
ルトを張り亘すことによって形成され、前記第1非接線
部は、3個目の第1プーリの屈曲部内方側から4個目の
第1プーリの屈曲部外方側を経て5個目の第1プーリの
屈曲部内方側に前記第1搬送ベルトを掛け亘して形成さ
れ、前記第2非接線部は、1個目の第2プーリの屈曲部
内方側から2個目の第2プーリの屈曲部外方側を経て3
個目の第2プーリの屈曲部内方側に前記第2搬送ベルト
を掛け亘して形成され、前記第2接線部は、連続して3
個目乃至5個目の第2プーリの屈曲部内方側に前記第2
搬送ベルトを張り亘すことによって形成されている。
【0010】なお、前記第1プーリと前記第2プーリと
を5個以上設けた場合には、前記5個目の両プーリを1
個目として上記構成を繰り返すことにより、缶体を強制
的に搬送する距離を適宜延長することができる。
【0011】また、前記第2プーリは、前記第1プーリ
を介して軸方向に一対ずつ設けられており、前記第1搬
送ベルトを介して互いに平行する一対の第2搬送ベルト
が掛けわたされていることが好ましく、このとき、前記
第1搬送ベルトは、両第2搬送ベルトよりも幅寸法が大
とされていることが好ましい。
【0012】缶体はその外周に第1搬送ベルトの第1接
線部と第2搬送ベルトの第2接線部とが交互に当接して
搬送力が付与されるが、このとき、第1搬送ベルトを介
して互いに平行する一対の第2搬送ベルトを設けること
により、第1接線部と第2接線部との境界における缶体
への搬送力の付与が円滑に行える。即ち、一対の第2搬
送ベルトによる第2接線部は、単一の第1搬送ベルトに
よる第1接線部が缶体の外周に当接する位置に対して該
第1搬送ベルトの幅方向の両側に均等に当接する。これ
によって、第1搬送ベルトが缶体に付与する一方向の搬
送力が、その両側に一対の第2搬送ベルトによって均等
に配分されるので、缶体が第1接線部から第2接線部に
送られたときに、各搬送ベルトの位置の違いによる搬送
力の方向変化を防止することができ、安定した缶体の搬
送を可能とすることができる。更に、第1搬送ベルトの
幅寸法を第2搬送ベルトの幅寸法より大とすることによ
って、第1搬送ベルトが単一であっても、一対の第2搬
送ベルトと同等な搬送力を缶体に付与することができ、
第1接線部と第2接線部とによる搬送力を均等にして安
定した搬送を行うことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図面に基づ
いて説明する。図1は本発明の実施形態を示す説明的側
面図、図2は図1の要部を断面視して示す説明図、図3
(a)及び(b)は搬送ベルトの掛け亘し構造の説明
図、図4は搬送ベルトを駆動するための構成の説明図で
ある。
【0014】本実施形態による装置1は、図1に示すよ
うに、缶体Wを搬送して図中仮想線示する印刷装置Aに
投入する搬送路Bにおいて、該搬送路Bの終端部に設け
られた屈曲部2に設けて缶体Wを強制的に搬送する強制
搬送装置である。
【0015】前記搬送路Bの直線部3は、詳しくは図示
しないが、缶体Wの背面側に高圧エアを吹きつけてエア
圧によって缶体Wを高速で搬送する所謂エア搬送が行わ
れる部分である。
【0016】前記屈曲部2は、エア搬送によって直線部
3に沿って搬送された缶体Wの搬送方向を屈曲させて印
刷装置Aへの投入を行う部分である。
【0017】該屈曲部2は、図1及び図2に示すよう
に、屈曲形状に形成されて直線部3に連設された基板4
と、直線部3から連続して缶体Wの搬送方向に屈曲して
延びる缶体Wの底部に当接して案内するボトムガイド5
(図2参照)と、該ボトムガイド5に対向して前記基板
4に支持枠6を介して支持され、直線部3から連続して
缶体Wの搬送方向に屈曲して延びる缶体Wの上縁に当接
して案内するトップガイド7とを備えている。更に、該
屈曲部2は、該屈曲部2の内周側に沿って設けられて、
該缶体Wを搬送方向に強制的に送る第1搬送手段8と、
該第1搬送手段8に対向して屈曲部2の外周側に沿って
設けられて該第1搬送手段8と共に缶体Wを搬送方向に
強制的に送る第2搬送手段9とを備えている。
【0018】先ず、屈曲部2の外周側に沿って設けられ
た第2搬送手段9について説明する。該第2搬送手段9
は、図1に示すように、屈曲部2の下流端に設けられた
主駆動プーリ10と、屈曲部2の上流端に設けられた主
従動プーリ11とを備えている。主駆動プーリ10と主
従動プーリ11とには、無端に形成された単一の第1搬
送ベルト12と、無端に形成された一対の第2搬送ベル
ト13,14とが互いに平行に掛け亘されて設けられて
いる。各搬送ベルト12,13,14は、屈曲部2に設
けられたトップガイド7及びボトムガイド5に沿って基
板4上に配設された複数の往路案内プーリユニット15
a〜15jによって往路を案内され、基板4上に配設さ
れた複数の復路案内プーリ16によって復路を案内され
る。
【0019】前記往路案内プーリユニット15a〜15
jは、図2に示すように、基板4上に立設された支持部
材16と、該支持部材16にバネ部材17を介して設け
られたコ字形のブラケット18と、該ブラケット18に
支持された支軸19と、該支軸19にベアリング20を
介して設けられた回転自在の第1案内プーリ21と、該
支軸にベアリング22,23を介して設けられた回転自
在の一対の第2案内プーリ24,25とによって構成さ
れている。
【0020】第2案内プーリ24,25は第1案内プー
リ21の軸方向の両側に隣設されており、第1案内プー
リ21には前記第1搬送ベルト12が、第2案内プーリ
24,25には各第2搬送ベルト13,14が夫々掛け
亘されている。第1搬送ベルト12は、第2案内プーリ
24,25よりも幅が広く形成されており、両第2案内
プーリ24,25は同一の幅寸法に形成されている。ま
た、各案内プーリ21,24,25に掛け亘された搬送
ベルト12,13,14は、前記バネ部材17によっ
て、ブラケット18を介して張力が付与されており、回
動精度が向上されている。なお、本実施形態において
は、図1に示すように、該往路案内プーリユニット15
a〜15jの数量は10個とされているが、屈曲部2の
屈曲形状や距離によって適宜増減することが可能であ
る。
【0021】前記第1搬送ベルト12は、図3(a)に
説明のために強調して太線示すように、前記主従動プー
リ11及び屈曲部2の上流側から1〜2番目の往路案内
プーリユニット15a〜15b、4〜6番目の往路案内
プーリユニット15d〜15f、8〜10番目の往路案
内プーリユニット15h〜15jの各第1案内プーリ2
1(図2参照)の屈曲部2に対して外方側に張り亘さ
れ、屈曲部2の缶体Wの搬送方向に接する複数の第1接
線部26を形成している。該第1搬送ベルト12は、屈
曲部2の上流側から3番目の往路案内プーリユニット1
5c及び7番目の往路案内プーリユニット15gにおい
て第1案内プーリ21の屈曲部2に対して外方側に掛け
亘された第1非接線部27を形成している。
【0022】前記第2搬送ベルト13,14は、図3
(b)に説明のために強調して太線示すように、屈曲部
2の上流側から2〜4番目の往路案内プーリユニット1
5b〜15d、6〜8番目の往路案内プーリユニット1
5f〜15h、10番目の往路案内プーリユニット15
jの各第2案内プーリ24,25(図2参照)の屈曲部
2に対して外方側に張り亘され、屈曲部2の缶体Wの搬
送方向に接する複数の第2接線部28を形成している。
該第2搬送ベルト13,14は、屈曲部2の上流側から
1番目の往路案内プーリユニット15a、5番目の往路
案内プーリユニット15e、及び9番目の往路案内プー
リユニット15iにおいて第2案内プーリ24,25の
屈曲部2に対して外方側に掛け亘された第2非接線部2
9を形成している。
【0023】このようにして往路案内プーリユニット1
5a〜15jに掛け亘された第1搬送ベルト12と第2
搬送ベルト13,14とは、第1非接線部27に対応す
る位置に第2接線部28が形成され、第1接線部26と
第2接線部28とが交互に連続して屈曲部2の外周側の
屈曲形状に沿って各搬送ベルト12,13,14を回動
させることができる。
【0024】前記第1搬送手段8は、前記第2搬送手段
9と左右対称に略同一の構成を有するものであるため、
前記第2搬送手段9と共通部分については図中同一の符
号を付してその説明を省略する。前記第1搬送手段8に
おいて第2搬送手段9と異なる部分は、図1に示すよう
に、印刷装置Aの投入部A1 の形状に対応させるため
に、屈曲部2の下流側に往路案内プーリユニット15k
が設けられていることである。そして、該第1搬送手段
8においては、第1接線部26と第2接線部28とによ
って屈曲部2の内周側の屈曲形状に沿って前記第2搬送
手段9に対向して各搬送ベルト12,13,14を回動
させることができる。これにより、屈曲部2を搬送され
る缶体Wは、その両側から同様の構成からなる両搬送手
段8,9に挟持されるようにして搬送されるので、両搬
送手段8,9から付与される搬送力が缶体Wの両側から
均等に付与され、缶体Wを高速に安定して屈曲部2に沿
って搬送することができる。
【0025】なお、屈曲部2の内周側においては、屈曲
部2の内方に向かって突出する方向に屈曲しているの
で、図示しないが、屈曲部2の内周側に沿って複数の案
内プーリを設けて、その屈曲部2に対して内方側に単一
の搬送ベルトを掛け亘すことによっても、屈曲部2の内
周側の形状に搬送ベルトを容易に対応させることができ
る。この場合には、第1搬送手段8における搬送ベルト
の掛け亘し構造が第2搬送手段9と異なるため、両搬送
手段8,9から缶体Wに付与される搬送力に多少の差異
が生じるが、第1搬送手段8を安価に構成するができ
る。
【0026】また、前記第1搬送手段8と前記第2搬送
手段9とは、図示しない駆動装置によって回動され、ク
ラッチ・ブレーキユニット30の回転軸31を介して前
記主駆動プーリ10が駆動される。詳しく説明すれば、
図1及び図4に示すように、第1タイミングベルト32
によって接続されて連動して回動する複数の連動プーリ
33,34が各主駆動プーリ10と所定の復路案内プー
リ16との夫々に同軸に設けられている。主駆動プーリ
10と同軸の連動プーリ33は、主駆動プーリ10と一
体に回動するように設けられており、復路案内プーリ1
6と同軸の連動プーリ34は、復路案内プーリ16と独
立して回転自在とされている。該第1タイミングベルト
32は、第1搬送手段8の主駆動プーリ10に設けられ
た連動プーリ33と、第2搬送手段9の主駆動プーリ1
0に設けられた連動プーリ33とで掛け亘し方向を逆と
して逆回転されており、これによって、両搬送手段8,
9による缶体Wの搬送方向を同一としている。
【0027】第1搬送手段8の主駆動プーリ10に設け
られた連動プーリ33には同軸に他のプーリ35が設け
られており、第2タイミングベルト36を介してクラッ
チ・ブレーキユニット30のプーリ37に接続されてい
る。クラッチ・ブレーキユニット30のプーリ37は、
更に、他のプーリ38を同軸に備え、該プーリ38は図
示しない駆動装置から回動力が伝達される主駆動軸39
のプーリ40にベルト41を介して接続されている。
【0028】これにより、主駆動軸39によってクラッ
チ・ブレーキユニット30のプーリ38が回転駆動さ
れ、第2タイミングベルト36を介して第1搬送手段8
の主駆動プーリ10が回転駆動される。そして、第1搬
送手段8の主駆動プーリ10に連動して第2搬送手段9
の主駆動プーリ10が回転駆動され、各搬送ベルト1
2,13,14を同期して回動させることができる。
【0029】以上の構成により、屈曲部2に搬送された
缶体Wは、前記第1搬送ベルト12によって形成された
第1接線部26と前記第2搬送ベルト13,14によっ
て形成された第2接線部28とに交互に当接して搬送力
が付与される。これによって、搬送路Bの直線部3によ
る缶体Wの搬送速度を低下させることなく円滑に屈曲部
2に沿った缶体Wの搬送を行うことができる。また、両
第2搬送ベルト13,14は第1搬送ベルト12の両側
に平行に掛け亘されているので、第1搬送ベルト12か
ら缶体Wに付与された搬送力を、一対の第2搬送ベルト
13,14によってその両側位置に均等に配分して、缶
体Wが第1接線部26から第2接線部28に送られたと
きに、各搬送ベルト12,13,14の位置の違いによ
る搬送力の方向変化を防止することができ、缶体Wを安
定して搬送することができる。
【0030】更に、第1搬送ベルト12は第2搬送ベル
トより幅寸法が大とされているので、第1搬送ベルト1
2が単一であっても、一対の第2搬送ベルト13,14
と同等な搬送力を缶体Wに付与することができ、第1接
線部と第2接線部とによる搬送力を均等にして安定した
搬送を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す説明的側面図。
【図2】図1の要部を断面視して示す説明図。
【図3】搬送ベルトの掛け亘し構造の説明図。
【図4】搬送ベルトを駆動するための構成の説明図。
【符号の説明】
W…缶体、B…搬送路、1…強制搬送装置、2…屈曲
部、8…第1搬送手段、9…第2搬送手段、12…第1
搬送ベルト、13,14…第2搬送ベルト、21…第1
案内プーリ(第1プーリ)、24,25…第2案内プー
リ(第2プーリ)、26…第1接線部、27…第1非接
線部、28…第2接線部、29…第2非接線部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】缶体を搬送する搬送路に設けられた円弧状
    に屈曲する屈曲部おいて缶体を強制的に搬送する強制搬
    送装置であって、 前記屈曲部の内周側に沿って設けられ、往路において缶
    体に接する搬送ベルトを備えた第1搬送手段と、 該第1搬送手段の搬送ベルトに対向して往路において缶
    体に接する搬送ベルトを備え、前記屈曲部の外周側に沿
    って設けられた第2搬送手段とからなり、 少なくとも第2搬送手段は、前記屈曲部の外周側にその
    屈曲形状に沿って配設された複数の第1プーリと、該第
    1プーリと同一軸線上に設けられた複数の第2プーリ
    と、各第1プーリに掛け亘されて往路を形成する第1搬
    送ベルトと、各第2プーリに掛け亘されて往路を形成す
    る第2搬送ベルトとを備え、 前記第1搬送ベルトは、所定数の第1プーリの屈曲部内
    方側に張り亘して形成された第1接線部と、該第1接線
    部を形成する毎に所定数の第1プーリの屈曲部外方側に
    掛け亘して形成された第1非接線部とを交互に複数備
    え、 前記第2搬送ベルトは、前記第1非接線部の両端に位置
    する一対の第1プーリと同一軸線上の一対の第2プーリ
    を両端として第2プーリの屈曲部内方側に張り亘し、各
    第1非接線部に対応する位置において各第1接線部に連
    続する接線を形成する複数の第2接線部と、前記各第1
    接線部の両端に位置する一対の第1プーリと同一軸線上
    の一対の第2プーリ間に位置する第2プーリの屈曲部外
    方側に掛け亘して形成された複数の第2非接線部とを交
    互に備えることを特徴とする缶体搬送路の屈曲部におけ
    る強制搬送装置。
  2. 【請求項2】前記第1プーリと前記第2プーリとは前記
    屈曲部の外周側に沿って所定間隔を存して少なくとも5
    個設けられており、 前記第1接線部は、連続して1個目乃至3個目の第1プ
    ーリの屈曲部内方側に前記第1搬送ベルトを張り亘すこ
    とによって形成され、 前記第1非接線部は、3個目の第1プーリの屈曲部内方
    側から4個目の第1プーリの屈曲部外方側を経て5個目
    の第1プーリの屈曲部内方側に前記第1搬送ベルトを掛
    け亘して形成され、 前記第2非接線部は、1個目の第2プーリの屈曲部内方
    側から2個目の第2プーリの屈曲部外方側を経て3個目
    の第2プーリの屈曲部内方側に前記第2搬送ベルトを掛
    け亘して形成され、 前記第2接線部は、連続して3個目乃至5個目の第2プ
    ーリの屈曲部内方側に前記第2搬送ベルトを張り亘すこ
    とによって形成されていることを特徴とする請求項1記
    載の缶体搬送路の屈曲部における強制搬送装置。
  3. 【請求項3】前記第2プーリは、前記第1プーリを介し
    て軸方向に一対ずつ設けられており、前記第1搬送ベル
    トを介して互いに平行する一対の第2搬送ベルトが掛け
    わたされていることを特徴とする請求項1及び2記載の
    缶体搬送路の屈曲部における強制搬送装置。
  4. 【請求項4】前記第1搬送ベルトは、両第2搬送ベルト
    よりも幅寸法が大とされていることを特徴とする請求項
    3記載の缶体搬送路の屈曲部における強制搬送装置。
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