JPH09327646A - 粘性体滴下装置 - Google Patents

粘性体滴下装置

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Publication number
JPH09327646A
JPH09327646A JP26795796A JP26795796A JPH09327646A JP H09327646 A JPH09327646 A JP H09327646A JP 26795796 A JP26795796 A JP 26795796A JP 26795796 A JP26795796 A JP 26795796A JP H09327646 A JPH09327646 A JP H09327646A
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JP
Japan
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viscous
needle
compressed air
dropping
viscous substance
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Application number
JP26795796A
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English (en)
Inventor
Takanori Suzuki
孝則 鈴木
Eriko Tokumasu
恵利子 徳増
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ニードルの先端部から滴下した粘性体に延び
る粘性体の糸を倒さずに確実に切ることができ、またニ
ードルの先端部の外周側面に残留して付着した粘性体を
確実に飛散させ、ニードルの先端部を常にクリーンな状
態に維持することができる粘牲体滴下装置を提供するこ
と。 【解決手段】 低圧の圧縮空気を容器102の底面に一
端が挿着されたパイプ状のニードル103の他端の外周
側面に沿って粘性体104の滴下する方向に噴射し、前
記他端から延びる前記粘性体の糸を倒さずに切る糸切り
手段B110b、C105cと、高圧の圧縮空気を前記
他端の外周側面に沿って前記粘性体の滴下する方向に噴
射し、前記外周側面に付着した前記粘性体を飛散させる
クリーニング手段C110c、D105dとを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、粘性体滴下装置
に関し、さらに詳しくは、ニードルの粘性体を滴下する
側の先端部から滴下した粘性体に延びる粘性体の糸を、
圧縮空気の噴射で倒さずに切る糸切り手段、及び/又は
ニードルの粘性体を滴下する側の先端部の外周側面に残
留して付着した粘性体を、圧縮空気の噴射で飛散させる
クリーニング手段を有する粘性体滴下装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光学情報記録媒体に記録された情報を再
生する光学ピックアップには、対物レンズをフォーカシ
ングやトラッキング方向の2軸方向に制御駆動する2軸
アクチュエータが用いられている。そして、この2軸ア
クチュエータを製造する工程では、接着剤やダンピング
剤等の粘性体を2軸アクチュエータの構成部材に滴下す
る工程があり、粘性体滴下装置が用いられている。この
粘性体滴下装置及び動作手順の一例について図9〜図1
0を参照して説明する。
【0003】図9(a)は、粘性体滴下装置の概略側面
断面図である。ディスペンサ1には5×105 Pa〜6
×105 Paの圧縮空気が配管C10cから供給されて
おり、ディスペンサ1ではこの圧縮空気を所定圧にし、
所定圧に変換された圧縮空気をバルブ開放時間で制御す
ることにより配管A10aへ供給する圧縮空気量が制御
されている。配管A10aは容器2の上側にあるキャッ
プ2a に挿着されており、このキャップ2a は容器2の
気密性を維持するように螺着等により取り付けられてい
る。
【0004】また、容器2の下側にはパイプ状のニード
ル3が挿着されており、このニードル3は基台側面11
bに固着されたブロック5の孔A5aにその先端部3a
が5mm〜10mm程度突出するように挿着され、容器
2を支持している。そして、ディスペンサ1から配管A
10aを通して容器2内に所定圧一定量の圧縮空気を供
給すれば、容器2内の粘性体4が押圧され、ニードル3
の先端部3aから一定量の粘性体4が滴下される。
【0005】粘性体滴下装置にはニードル3の先端部3
aの外周側面に残留して付着した粘性体4を、圧縮空気
の噴射で飛散させるクリーニング手段が設けられてお
り、その概略構成について以下に述べる。ブロック5に
はノズル12が孔B5gに両端が突出するように挿着さ
れており、その一端はニードル3の先端部3aの側面に
向かって開口し、他端には電磁バルブ8に接続された配
管B10bが挿着されている。また、電磁バルブ8には
配管D10dが接続されており、ディスペンサ1に供給
されているのと同様の5×105 Pa〜6×105 Pa
の圧縮空気が供給されている。そして、電磁バルブ8を
開にすると、圧縮空気がノズル12からニードル3の先
端部3aに向かって噴射し、ニードル3の先端部3aの
外周側面に残留して付着した粘牲体4を飛散させ、クリ
ーニングするものである。
【0006】以下、粘性体滴下装置の動作手順について
図10のフローチャート図を参照して説明する。先ず、
基台上面11aに載置した移動台7にワーク6をセット
し、移動台7を基台側面11bに移動させ、ワーク6を
粘性体4を滴下する位置にセットする。この移動台7が
基台側面11bに移動する際、スイッチ9がONして電
磁バルブ8が閉となり、ノズル12からニードル3の先
端部3aに噴射していた圧縮空気をOFFする。そし
て、ディスペンサ1をONにして容器2内に所定圧一定
量の圧縮空気を供給してニードル3の先端部3aから一
定量の粘性体4をワーク6の所定の部位に滴下する。
【0007】粘性体4の滴下を終えたワーク6は移動台
7とともに元の位置に戻され、スイッチ9はOFFとな
る。スイッチ9がOFFすると電磁バルブ8が開とな
り、ノズル12から圧縮空気がニードル3の先端部3a
に噴射され、ニードル3の先端部3aの外周側面に残留
して付着した粘性体4を飛散させ、ニードル3の先端部
3aをクリーニングする。このクリーニング作業はワー
ク6を載置してセットした移動台7が再びワーク6の粘
性体4を滴下する位置にセットされスイッチ9が0Nさ
れるまで続けられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の粘性体滴下装置のニードル3の先端部3aの側
面に向かって開口したノズル12から圧縮空気を噴射し
てクリーニングする手段では、図9(a)のX部の概略
拡大図である同図(b)に示したように、ニードル3の
圧縮空気の噴射を受ける側の反対側に粘性体4が溜ま
り、ニードル3の先端部3aのクリーニングが不完全と
なるおそれがあった。ニードル3の先端部3aに粘性体
4が残留すると、ワーク6の所定の部位に滴下する際
に、滴下される粘性体4に加えて残留した粘性体4も滴
下する場合があり、粘性体4の滴下量が不均一となるこ
とや、ニードル3の先端部3aに残留した粘性体4がワ
ーク6の所定外の部位に付着する等の不具合が生じるお
それがあった。
【0009】また、粘性体4の粘度がある程度高いと、
粘性体4を滴下した後にニードル3の先端部3aとの切
れが悪く、粘性体4の糸を引く場合があった。このよう
な場合、ニードル3の先端部3aの側面に向かって開口
したノズル12から噴射される圧縮空気により粘性体4
の糸を切ることができる。ところが、圧縮空気が粘性体
4の糸に対して横方向から噴射されているので、粘性体
4の糸が倒れてワーク6の所定外の部位に付着し、品質
上不良となるおそれがあった。一方、粘性体4を滴下し
た後にニードル3の先端部3aを所定高さで保持して、
粘性体4の糸が自然に切れるまで待つこともできるが、
粘性体4の種類によっては時間が掛かり過ぎるという欠
点があった。
【0010】この発明は、ニードルの先端部から滴下し
た粘性体に延びる粘性体の糸を倒さずに確実に切ること
ができ、またニードルの先端部の外周側面に残留して付
着した粘性体を確実に飛散させ、ニードルの先端部を常
にクリーンな状態に維持することができる粘牲体滴下装
置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的は、この発明に
あっては、粘性体の入る容器と、前記容器の底面に一端
を挿着するパイプ状のニードルと、前記容器の上面から
前記粘性体を押圧し、前記ニードルの他端から滴下する
前記粘性体の滴下量を制御するディスペンサとを有する
粘性体滴下装置において、低圧の圧縮空気を前記他端の
外周側面に沿って前記粘性体の滴下する方向に噴射し、
前記他端から延びる前記粘性体の糸を倒さずに切る糸切
り手段と、高圧の圧縮空気を前記他端の外周側面に沿っ
て前記粘性体の滴下する方向に噴射し、前記外周側面に
付着した前記粘性体を飛散させるクリーニング手段とを
備えることにより達成される。
【0012】上記構成によれば、圧縮空気がニードルの
先端部の外周側面に沿って粘性体の滴下する方向に向か
って緩やかに、あるいは勢い良く噴射されるので、ニー
ドルの先端部から滴下した粘性体に延びる粘性体の糸を
倒さずに確実に切ることができると共に、ニードルの先
端部の外周側面に残留して付着した粘性体を完全に飛散
させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施の形
態を添付図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下に述
べる実施の形態は、この発明の好適な具体例であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、こ
の発明の範囲は、以下の説明において特にこの発明を限
定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるも
のではない。
【0014】図1は、この発明の粘性体滴下装置の第1
の実施形態を示す概略斜視図である。この粘性体滴下装
置100のディスペンサ101には5×105 Pa〜6
×105 Paの圧縮空気が配管D110dから供給され
ており、ディスペンサ101ではこの圧縮空気を所定圧
に変換し、所定圧に変換された圧縮空気をバルブ開放時
間で制御することにより配管A110aへ供給する圧縮
空気量が制御されている。配管A110aは容器102
の上側にあるキャップ102a に挿着されており、この
キャップ102a は容器102の気密性を維持するよう
に螺着等により取り付けられている。
【0015】また、容器102の下側にはパイプ状のニ
ードル103が挿着されており、このニードル103は
ブロック105の孔A105aにその先端部103aが
5mm〜10mm程度突出するように挿着され、容器1
02を支持している。そして、ディスペンサ101から
配管A110aを通して容器102内に所定圧一定量の
圧縮空気を供給すれば、容器102内の粘性体104が
押圧され、ニードル103の先端部103aから一定量
の粘性体104が滴下される。
【0016】粘性体滴下装置100にはニードル103
の先端部103aから滴下した粘性体104に延びる粘
性体104の糸を、圧縮空気の噴射で倒すことなく切る
糸切り手段及びニードル103の先端部103aの外周
側面に残留して付着した粘性体104を、圧縮空気の噴
射で飛散させるクリーニング手段が設けられており、そ
の概略構成について以下に述べる。
【0017】ブロック105には、孔A105aの中心
軸と同軸であって、孔A105aの途中からブロック1
05の底面105gまでザグられ、ニードル103の先
端部103aの径よりも略2mm程度大径である開口孔
B105bと、ブロック105の両側面105h、10
5iから開口孔B105bに挿通する開口孔C105
c、D105dが設けられ、更に開口孔C105c、D
105dの中心軸と同軸にブロック105と気密性を維
持するジョイント105e、105fが取り付けられて
いる。ジョイント105e、105fには図示しない低
圧用電磁バルブ及び高圧用電磁バルブにそれぞれ接続さ
れた配管B110b、C110cが挿着されている。
【0018】ワーク106を載置した移動台107がコ
ンベア108によりワーク106の粘性体104を滴下
する位置にセットされると、先ず低圧用電磁バルブが開
となり、配管B110bから供給されている低圧(例え
ば0.1MPa)の圧縮空気は開口孔C105cを通っ
て開口孔B105bに導かれ、ニードル103の先端部
103aの外周側面に沿って粘性体104の滴下する方
向に向かって緩やかに噴射される。このニードル103
の先端部103aの外周側面に沿って粘性体104の滴
下する方向に低圧の圧縮空気を噴射することにより、ニ
ードル103の先端部103aから滴下した粘性体10
4に延びる粘性体104の糸を倒さずに確実に切ること
ができる。
【0019】次に高圧用電磁バルブが開となり、配管C
110cから供給されている高圧(例えば0.5MP
a)の圧縮空気は開口孔D105dを通って開口孔B1
05bに導かれ、ニードル103の先端部103aの外
周側面に沿って粘性体104の滴下する方向に向かって
勢い良く噴射される。このニードル103の先端部10
3aの外周側面に沿って粘性体104の滴下する方向に
高圧の圧縮空気を噴射することにより、ニードル103
の先端部103aの外周側面に残留して付着していた粘
性体104を完全に飛散させてクリーニングすることが
でき、ニードル103の先端部103aを常にクリーン
な状態に維持することができる。
【0020】このような構成において、その動作手順に
ついて図2のフローチャート図及び図3〜図6の一部断
面側面図を参照して説明する。コンベア108に載置し
た移動台107にワーク106がセットされると、先ず
移動台107が移動してワーク106を粘性体104の
滴下位置にセットする。この移動台107が移動する
際、高圧用スイッチがOFFして高圧用電磁バルブが閉
となり、ニードル103の先端部103aの外周側面に
沿って噴射していた高圧の圧縮空気の噴射を停止する。
【0021】そして、ニードル103の周辺部全体が所
定位置まで下降する。次にディスペンサ101がONし
て容器102内に所定圧一定量の圧縮空気を供給し、一
定量の粘性体104をニードル103の先端部103a
からワーク106の所定の部位に滴下する(図3参
照)。粘性体104の滴下を終えたら、ニードル103
の周辺部全体が所定位置まで上昇する(図4参照)。
尚、この上昇したときの高さlは、粘性体104の塗布
量、粘度及びニードル103の内径により決定される。
例えば粘性体104としてダンパ剤(スリーボンド社
製、商品名31X−014−6A)を、粘度を2500
0CP±5000CPとして、内径0.51mmのニー
ドル103で塗布量1.136mmccだけ塗布する
と、高さlは約20mm〜30mmとなる。
【0022】次に低圧用スイッチがONして低圧用電磁
バルブが開となり、ニードル103の先端部103aの
外周側面に沿って低圧の圧縮空気を噴射し、ニードル1
03の先端部103aから滴下した粘性体104に延び
る粘性体104の糸を倒さずに切る(図5参照)。そし
て、低圧用スイッチがOFFして、移動台107が次の
工程に移動する。
【0023】この移動台107が移動したら、高圧用ス
イッチがONして高圧用電磁バルブが開となり、ニード
ル103の先端部103aの外周側面に沿って高圧の圧
縮空気を噴射し、ニードル103の先端部103aの外
周側面に残留して付着した粘性体104を飛散させ、ニ
ードル103の先端部103aをクリーニングする(図
6参照)。このクリーニング作業は、次のワーク106
がセットされた移動台107が移動して、そのワーク1
06を粘性体104の滴下位置にセットする直前まで続
けられる。
【0024】図7は、この発明の粘性体滴下装置の第2
の実施形態を従来の技術の図9(a)に対応させて示す
概略側面断面図であり、ニードル3が挿着されるブロッ
ク5の構造が従来と異なるものである。基台側面11b
に固着されたブロック5の基板上面11bと対向する面
に、孔A5aの中心軸と同軸であり、ニードル3の先端
部3aの径よりも略2mm程度大径である開口孔A5b
と、ブロック5の基台側面11bとの固着面の反対面か
ら開口孔A5bに挿通する開口孔B5cが設けられ、更
に開口孔B5cの中心軸と同軸にブロック5と気密性を
維持するジョイント5dが取り付けられている。ジョイ
ント5dには従来の技術において図9(a)を参照して
説明した事例と同様に、電磁バルブ8に接続された配管
B10bが挿着されている。尚、この電磁バルブ8は、
従来のものとは異なり、低圧/高圧の切り替え弁が内蔵
されている。
【0025】ワーク6を載置した移動台7がワーク6の
粘性体4を滴下する位置にセットされると、先ず電磁バ
ルブ8の低圧側が開となり、配管D10dから供給され
ている圧縮空気は開口孔B5cを通って開口孔A5bに
導かれ、ニードル3の先端部3aの外周側面に沿って粘
性体4の滴下する方向に向かって緩やかに噴射される。
このニードル3の先端部3aの外周側面に沿って粘性体
4の滴下する方向に低圧の圧縮空気を噴射することによ
り、ニードル3の先端部3aから滴下した粘性体4に延
びる粘性体4の糸を倒さずに確実に切ることができる。
【0026】次に電磁バルブ8の高圧側が開となり、配
管D10dから供給されている圧縮空気は開口孔B5c
を通って開口孔A5bに導かれ、ニードル3の先端部3
aの外周側面に沿って粘性体4の滴下する方向に向かっ
て勢い良く噴射される。このニードル3の先端部3aの
外周側面に沿って粘性体4の滴下する方向に高圧の圧縮
空気を噴射することにより、ニードル3の先端部3aの
外周側面に残留して付着していた粘性体4を完全に飛散
させてクリーニングすることができ、ニードル3の先端
部3aを常にクリーンな状態に維持することができる。
【0027】図8(a)は、上述した各実施形態に適用
可能な複数のワークを処理することができるブロック部
分の構成を示す概略正面図であり、同図(b)は同図
(a)における概略Y−Y断面図である。尚、同図に示
すものは第2の実施形態に適用可能なように配管は1本
のみ設けたが、第1の実施形態に適用する場合は配管を
2本設ければ良い。
【0028】ブロック205に複数のニードル203を
挿着するために、孔A205aの中心軸と同軸であり、
ニードル203の先端部203aの径よりも略2mm程
度大径である開口孔A205b、この開口孔A205b
の近傍に開口孔A205bの中心軸と直行する開口孔C
205e及び開口孔A205bと開口孔C205eとを
挿通する挿通孔205fが設けられている。また、開口
孔C205eの開口部にはジョィント205dの一端が
気密性を維持するように挿着され、ジョイント205d
の他端には図7で示した事例と同様に電磁バルブ8が接
続された配管B210bが挿着されている。
【0029】ワーク6を載置した移動台7がワーク6の
粘性体4を滴下する位置にセットされると、先ず電磁バ
ルブ8の低圧側が開となり、配管B210bから供給さ
れる低圧の圧縮空気は開口孔C205eから複数の挿通
孔205fを通って開口孔A205bに導かれ、複数の
ニードル203の先端部203aの外周側面に沿って粘
性体4の滴下する方向に向かって緩やかに同時に噴射さ
れる。このニードル203の先端部203aの外周側面
に沿って粘性体4の滴下する方向に低圧の圧縮空気を噴
射することにより、複数のニードル203の先端部20
3aから滴下した粘性体4に延びる粘性体4の糸を倒さ
ずに確実に切ることができる。
【0030】次に電磁バルブ8の高圧側が開となり、配
管B210bから供給される高圧の圧縮空気は開口孔C
205eから複数の挿通孔205fを通って開口孔A2
05bに導かれ、複数のニードル203の先端部203
aの外周側面に沿って粘性体4の滴下する方向に向かっ
て勢い良く同時に噴射される。このニードル203の先
端部203aの外周側面に沿って粘性体4の滴下する方
向に高圧の圧縮空気を墳射することにより、複数のニー
ドル203の先端部203aの外周側面に残留して付着
していた粘性体4を完全に飛散させてクリーニングする
ことができ、複数のニードル203の先端部203aを
常にクリーンな状態に維持することができる。
【0031】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、粘性
体滴下装置を稼働させている間、ニードルの先端部から
延びる粘性体の糸を倒さずに確実に切ることができると
共に、ニードルの先端部を常にクリーンな状態に維持す
ることができるので、ワークの所定の部位に滴下する粘
性体の滴下量を均一とすることができ、製品の性能や品
質を均一に保つことができる。また、粘性体がワークの
所定外の部位に付着する不具合も無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の粘性体滴下装置の第1の実施形態を
示す概略斜視図。
【図2】図1に示す粘性体滴下装置の動作手順を示すフ
ローチャート図。
【図3】図1に示す粘性体滴下装置の動作状態を示す第
1の一部断面側面図。
【図4】図1に示す粘性体滴下装置の動作状態を示す第
2の一部断面側面図。
【図5】図1に示す粘性体滴下装置の動作状態を示す第
3の一部断面側面図。
【図6】図1に示す粘性体滴下装置の動作状態を示す第
4の一部断面側面図。
【図7】この発明の粘性体滴下装置の第2の実施形態を
示す概略側面断面図。
【図8】図7に示す粘性体滴下装置の主要部の概略正面
図及び概略断面図。
【図9】従来の粘性体滴下装置の一例を示す概略側面断
面図。
【図10】図9に示す粘性体滴下装置の動作手順を示す
フローチャート図。
【符号の説明】
1、101・・・ディスペンサ、2、102・・・容
器,、2a、102a…キャップ、3、103、203
・・・ニードル、3a、103a、203a・・・先端
部、4、104・・・粘性体、5、105、205・・
・ブロック、5a、105a、205a・・・孔A、5
b、205b・・・開口孔A、5c、105b・・・開
口孔B、5d、105e、105f、205d・・・ジ
ョイント、5e、105c、205e・・・開口孔C、
105d・・・開口孔D、5f・・・挿通孔、5g・・
・孔B、6、106・・・ワーク、7、107・・・移
動台、8・・・電磁バルブ、9・・・スイッチ、10・
・・粘性体滴下装置、10a、110a・・・配管A、
10b、110b、210b・・・配管B、10c、1
10c・・・配管C、10d、110d・・・配管D、
11a・・・基台上面、11b・・・基台側面、12・
・・ノズル、100・・・粘性体滴下装置、108・・
・コンベア、205f・・・挿通孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘性体の入る容器と、 前記容器の底面に一端を挿着するパイプ状のニードル
    と、 前記容器の上面から前記粘性体を押圧し、前記ニードル
    の他端から滴下する前記粘性体の滴下量を制御するディ
    スペンサとを有する粘性体滴下装置において、 圧縮空気を前記他端の外周側面に沿って前記粘性体の滴
    下する方向に噴射し、 前記他端から延びる前記粘性体の糸を倒さずに切る糸切
    り手段を備えたことを特徴とする粘性体滴下装置。
  2. 【請求項2】 粘性体の入る容器と、 前記容器の底面に一端を挿着するパイプ状のニードル
    と、 前記ニードルの他端に付着した前記粘性体を圧縮空気で
    飛散させるクリーニング手段と、 前記容器の上面から前記粘性体を押圧し、前記他端から
    滴下する前記粘性体の滴下量を制御するディスペンサと
    を有する粘性体滴下装置において、 前記クリーニング手段が、前記圧縮空気を前記他端の外
    周側面に沿って前記粘性体の滴下する方向に噴射し、 前記外周側面に付着した前記粘性体を飛散させるもので
    あることを特徴とする粘性体滴下装置。
  3. 【請求項3】 粘性体の入る容器と、 前記容器の底面に一端を挿着するパイプ状のニードル
    と、 前記容器の上面から前記粘性体を押圧し、前記ニードル
    の他端から滴下する前記粘性体の滴下量を制御するディ
    スペンサとを有する粘性体滴下装置において、 低圧の圧縮空気を前記他端の外周側面に沿って前記粘性
    体の滴下する方向に噴射し、 前記他端から延びる前記粘性体の糸を倒さずに切る糸切
    り手段と、 高圧の圧縮空気を前記他端の外周側面に沿って前記粘性
    体の滴下する方向に噴射し、 前記外周側面に付着した前記粘性体を飛散させるクリー
    ニング手段とを備えたことを特徴とする粘性体滴下装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006051470A (ja) * 2004-08-16 2006-02-23 Asahi Sunac Corp 塗布方法及び塗布装置
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JP2018200887A (ja) * 2011-12-22 2018-12-20 カティーバ, インコーポレイテッド ガスエンクロージャアセンブリおよびシステム

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