JPH09327423A - 掃除機の吸引口具 - Google Patents

掃除機の吸引口具

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JPH09327423A
JPH09327423A JP17309496A JP17309496A JPH09327423A JP H09327423 A JPH09327423 A JP H09327423A JP 17309496 A JP17309496 A JP 17309496A JP 17309496 A JP17309496 A JP 17309496A JP H09327423 A JPH09327423 A JP H09327423A
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suction
tubular
suction port
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flocked
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JP17309496A
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Akihiko Muronaga
明彦 室永
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸引式の掃除機の長尺で偏平な吸引口具につ
いて、ブラシの形成によって、摺動時の安定性や、吸引
力が阻害されないものを提供する。 【解決手段】 本願発明に係る掃除機の吸引口具の底面
には、自身の長手方向に沿ってブラシ毛が植毛された縦
植毛部と、この縦植毛部と交差して伸びる適宜数の横植
毛部とが、形成されている。このように、縦植毛部と交
差する方向に伸びる横植毛部が形成されたことにより、
この横植毛部が縦植毛部と共に被清掃面に接触し、吸引
口具の左右が安定してぐらつくことがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、掃除機の吸引口
具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】吸引式の掃除機を用いて、狭い場所の掃
除を円滑に行うために、図8(A)及び同(B)へ示す
ような長尺で偏平な吸引口具kが見受けられる。これ
は、この図8(A)へ示す通り、吸引口具kは、掃除機
sの接続パイプpの先に、接続されるものである。図8
(A)中、hは、パイプpと掃除機sとを繋ぐ、ホース
を示している。
【0003】吸引口具kは上記の図8(B)へ示すよう
に、複数の吸い口k3…k3が設けられており、底面k
1中央へ前後に伸びるブラシk2が形成されている。k
4は、パイプpとの接続部を示している。
【0004】このような吸引口具kが取り付けられるこ
とによって、図8(A)へ示すように、家具や冷蔵庫な
どの設置物rの下や周囲にある隙間n1,n2の掃除を
行うに際して、このような隙間n1,n2へ円滑に吸引
口具kを挿入し、隙間n1,n2内にて円滑にこれを摺
動することができるのである。
【0005】実際の掃除に際しては、図8(A)へ示す
ように、上記の隙間n1,n2に挿入し、この方向Tに
摺動するのみならず、左右方向L,Rにも摺動するもの
である。このような左右方向L,Rに摺動する場合に、
上記のブラシk2が、吸塵力を高める上で特に有効であ
る。例えば、吸引口具kを、左方向Lへ、摺動する場
合、図9(A)へ示すように、ブラシk2の左側面に
て、塵Gを掬う。このようにブラシk2の側面に掬われ
た塵Gは、図9(A)中ブラシk2よりも左に位置する
吸い口k3にて、吸引口具k内に吸引されるのである。
反対に右方向Rへ摺動した場合は、ブラシk2の上記と
逆の側面にて、塵を掬い、ブラシk2よりも右に位置す
る吸い口k3にてその吸引を行うことになる(図示しな
い)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ブラシk2
が設けられていることによって、左右方向L,Rへの摺
動時に、水平の状態に安定させることが困難であり、図
9(B)へ示すように、ぐらつくものであった。これ
は、吸引口具kの底面k1より突出するブラシk2先端
を支点として、吸引口具k全体が揺動するからである。
又左右方向L,Rのみならず、吸引口具の長手方向に摺
動する場合も、安定が悪く上記のように、傾きがちであ
った。このような吸引口具kの不安定さは、円滑な摺動
を阻害するばかりでない。図9(B)の場合についてみ
れば、左手の吸い口k3は、床と接し或いは近接して、
外気と遮断された状態となり、十分な吸気の確保ができ
なくなる。反対に、右手の吸い口k3は、床から遠ざか
り、塵の吸引力が低下してしまう。このように、吸引口
具kは、塵を確実に掬うために設けられたブラシk2の
せいで、上記のように摺動時の安定の悪くなっており、
円滑な摺動や塵確実なの吸引が行い難いものであった。
本願発明は、上記課題の解決を図るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願第1の発明に係る掃
除機の吸引口具は、長尺状でその横断面が偏平な筒状体
であり、底面に複数の吸い口が形成されている。更にこ
の底面には、自身の長手方向に沿ってブラシ毛が植毛さ
れた縦植毛部と、この縦植毛部と交差して伸びる適宜数
の横植毛部とが、形成されている。
【0008】このように、縦植毛部と交差する方向に伸
びる横植毛部が形成されたことにより、この横植毛部が
縦植毛部と共に被清掃面に接触し、吸引口具の左右が安
定してぐらつくことがない。従って、植毛部といった塵
を確実に捉える手段を諦めることなく、円滑な吸引が行
える。又、吸引口具が、水平に安定した状態を保てるた
めに、各吸い口が均等に十分な吸い込みを行うことがで
きる。
【0009】本願第2の発明に係る掃除機の吸引口具
は、上記第1の発明に係る掃除機の吸引口具にあって、
縦植毛部が、底面のほぼ中央を前後に伸びるものであ
り、この縦植毛部にて、複数の吸い口は、左方の吸い口
群と右方の吸い口群とに、区画されたものであり、横植
毛部17,23は、上記底面について、縦植毛部の先端
と後端の夫々に形成されたものである。
【0010】上記の構成を採ることによって、左右方向
の何れに吸引口具を摺動することによっても、中央にあ
る縦植毛部が、塵を掬い、左方の吸い口群か右方の吸い
口群の何れかにて、吸引することが可能である。即ち、
吸引口具をその左側に摺動したときは、縦植毛部のブラ
シ毛の左側面が、塵を掬い、これを左方の吸い口群が吸
引する。又、吸引口具をその右側に摺動したときは、縦
植毛部のブラシ毛の右側面が、塵を掬い、これを右方の
吸い口群が吸引する。更に、縦植毛部を中央にして、植
毛部全体が略H形をなすように、縦植毛部の前後夫々に
横植毛部17,23を配設することによって、前後の2
箇所で、横方向(左右方向)についての被清掃面との接
触が図れ、より一層の安定を確保することが可能となっ
た。このように、吸引口具の、左右の安定性が確保され
ていることから、左方、右方のいずれの吸い口も、常時
均等に吸引力を発揮することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本願発明の実
施の形態について説明する。図1乃至図7に、本願発明
の一実施の形態を示す(図1は、本願発明に係る吸引口
具の斜視図、図2は同側面図、図3は筒状先端部2を最
も縮めた状態の底面図、図4(A)は図3のA−A断面
図、同(B)は図3のB−B断面図、同(C)は図3の
要部底面図、同(D)は図5の一部切欠要部底面図、図
5は筒状先端部2を最も伸ばした状態の一部切欠底面
図、図6(A)及び同(B)は図5の一部切欠要部斜視
図、図7は吸引口具全体を底面側から見た一部切欠斜視
図を示している。尚図4(A)(B)に付すべきハッチ
ングは、図面の煩雑化を避けるために省略してある)。
図1乃至図5において、図面の左手が吸引口具の先端側
であり、図面の右手が、吸引口具の基端側である。
【0012】図1へ示す通り、この吸引式掃除機の吸引
口具は、その基端側から先端側に掛けて伸びる長尺状体
であり横断面が偏平な中空の筒状体である。そして、こ
の吸引口具は、筒状本体1と、この筒状本体1と別体に
形成され且つ筒状本体1の前方に設けられる筒状先端部
2とにより構成されている。以下各構成について順に説
明する。
【0013】先ず上記筒状本体1について説明する。筒
状本体1は、水平方向に伸びる長尺状体であり、中空の
吸引口具の主要部をなす筒状本体1は、その前部と中央
部とをなす受容部100と、基端側をなす後部13とに
より構成されている。この受容部100は横断面が長方
形を呈し、底面11,上面11a及び左右両側面11
b,11bを備えた中空のハウジングである。そして、
受容部100先端即ち筒状本体1先端は開口部10をな
し、後部13後端即ち筒状本体1の基端側が開口部12
をなしている。上記の開口部12は、別体のアダプター
15(図1)と接続可能な接続口として形成されてい
る。
【0014】受容部100は、上記横断面の形状に応じ
て、先端の上記開口部10が、長方形を呈する。又基端
側の開口部12は、横断面が円形を呈する。この開口部
12内の横断面の面積と、受容部100内の横断面の面
積とは、ほぼ等しい。このため、筒状本体1の上記後部
13は、流線型をなし、その前方(受容部100側)か
ら後方にかけて徐々に矩形から円形に変化した形状を呈
する。
【0015】又、後部13の上記形状は、前後の横断面
の形状の相違を解消するための単に流線型をなしている
のではなく、この後部13の前後何れの位置の横断面も
みなほぼ同じ面積を持つように形成されている。これに
より、後部13内の各区間に渡ってほぼ一定の吸引圧と
している。
【0016】筒状本体1の受容部100の底面11に
は、塵等の吸引を行うための、吸い口6…6が適宜数設
けられている。各吸い口6…6は、中空の筒状本体1内
部に通じる。上記吸い口6…6は、受容部100の底面
11において、筒状本体1(受容部100)の長手方向
に沿って2列に並んだ状態で複数設けられている。吸い
口6…6の夫々は、長円状に開口している。
【0017】図3及び図7へ示すように、筒状本体1の
上記受容部100には、上記2列に並んでいる吸い口6
…6の間(筒状本体1の底面11の中央であって、吸い
口6…6が列をなしている区間)に、筒状本体1の長手
方向に沿って伸びる縦植毛部16と、上記吸い口6…6
の列の後部(図3柱右手)において縦植毛部16と交差
する横植毛部17とが設けられている。両植毛部16,
17には、ブラシ毛が設けられている。図3及び図7へ
示すように、両植毛部16,17は、ほぼ直角に交差し
て、T字の形を呈している。
【0018】このような植毛部16,17を形成するた
めに、筒状本体1の底面11には、図4(A)(B)へ
示すように、植毛用溝部110が形成されている。この
植毛用溝部110は底面11から後退する凹部であり、
平面視すれば、T字形に形成されている。このため、こ
の植毛用溝部110内に、ブラシ毛の根元側を挿入して
接着剤その他の固定手段を用いて固定し、上記T字形を
呈する縦植毛部16と横植毛部17とを形成することが
できるのである。
【0019】この凹部なす植毛用溝部110は、底面1
1のこの部位が後退するように成型することによって形
成されている。
【0020】受容部100の左右両側面11b,11b
には、受容部100の長手方向に沿って直線的に伸びる
長孔18,18が形成されている。長孔18,18は、
受容部100内部に貫通している。
【0021】更に、中空の受容部100の内周面につい
て、上記左右両側面11b,11bの裏面となる部位
に、複数の凹部19…19が形成されている。上記の長
孔18は、この凹部18…18夫々の中央部を水平に通
り、個々の凹部18を上下2つの部位に分割している
(図3)。各凹部19…19同士は、受容部100の長
手方向に対して、等間隔wを隔てて位置する。即ち凹部
19…19は、前後に同一ピッチとなるように形成され
ている。
【0022】次に、筒状先端部2について説明する。筒
状先端部2は、筒状本体1と別体に形成された、横断面
が長方形の偏平な筒状体である。筒状先端部2は、筒状
本体1の前方に配設され、吸引口具の先端部を形成す
る。筒状先端部2は、先端側の主部20と、基端側の挿
入部200とにより構成されている。主部20の先端部
即ち筒状先端部2の先端部の付近には、吸い込み口7が
形成されている。筒状先端部2(主部20)の上記吸い
込み口7付近は、図2へ示すように、筒状先端部2の先
端に向かって上下の幅が狭くなっており、側面からみれ
ば、筒状先端部2(主部20)は先細りになっている。
上記吸い込み口7は、その最先端部よりも主部20の底
面21寄りの部位に形成されている。このため、吸い込
み口7は、図2へ示す通り、前方下方を臨むものとなっ
ている。
【0023】筒状先端部2の上記主部20の底面21に
も、塵等の吸引を行うための吸い口4…4が複数設けら
れている。この吸い口4…4も、上記筒状本体1の受容
部100の吸い口6…6と同様、長円状に開口してい
る。吸い口4…4は、中空の筒状先端部2(主部20)
の内部に通じる。これらの吸い口4…4は、筒状本体1
の長孔6…6がなす2列の延長に、同様の2列をなすよ
う、配設されている。
【0024】筒状先端部2の底面21上において、筒状
本体1の縦植毛部16の延長上吸い口4…4の両列間
に、同様の縦植毛部22が形成されている。そして、縦
植毛部22の先端側であり、吸い込み口7の周縁付近
に、この縦植毛部22と交差する横植毛部23が形成さ
れている。図3及び図7へ示すように、この縦植毛部2
2と横植毛部23とは、既述の筒状本体1の両植毛部1
6,17と同様、ほぼ直角に交差して、逆T字形に形成
されている。このような縦植毛部22と横植毛部23と
を形成するために、筒状本体1の植毛用溝部110と同
様のT字形の凹部を、筒状先端部2の底面21にも形成
して、これにブラシ毛を固着すればよい(図示しな
い)。
【0025】吸い込み口7周縁において、吸い込み口7
を挟んで、上記横植毛部23と反対側の位置即ち筒状先
端部2の最先端部に、先端植毛部24が形成されてい
る。この先端植毛部24は、ブラシ毛を備える。この先
端植毛部24のブラシ毛は、筒状先端部2よりも前方に
伸びるものである。このように筒状先端部2の最先端部
へ植毛部が形成され、ブラシ毛が設けられることによっ
て、掃除のため、前方に吸引口具を摺動した際に、壁や
家具など前方にあるものに、ぶつかることがあっても、
ブラシ毛が緩衝してくれる。従って掃除によって、吸引
口具が壊れたり、壁や家具を傷つけたりすることがな
い。
【0026】上記筒状先端部2の挿入部200について
説明する。挿入部200は、上記の通り、筒状先端部2
の主部20より後方に延設されたものであり、横断面
は、筒状先端部2や筒状本体1の主部14の横断面形状
と同様、偏平な矩形を呈する中空の部材である。
【0027】挿入部200の底面31にも、塵等の吸い
口5…5が、複数その長手方向に並んだ状態に形成され
る。そして、上記吸い口5…5は、筒状本体1や筒状先
端部2の主部20の吸い口6…6,4…4と同様、長円
状に形成されている。更に、この吸い口5…5も、挿入
部200の長手に沿って2列に配設されている。
【0028】挿入部200は、先端から、筒状本体1の
受容部100の開口部10より、その内部へ挿入され
る。このため、挿入部200の外部寸法は、上記受容部
100の内周の寸法とほぼ同様に形成されている。
【0029】図4(D)及び図6(A)(B)へ示すよ
うに、筒状本体1の受容部100に挿入される筒状先端
部2の上記挿入部200の基端側端部3aの左右両側面
32,32には、押圧によりこの左右の幅を変化させる
ことが可能な2つの可撓部33,33が形成されてい
る。図4(B)(D)及び図6(A)(B)へ示すよう
に、挿入部200の底面31において、可撓部33は、
上記の筒状本体1内に最も基端側(図3(B)(D)の
右手)に位置する吸い口5,5と、挿入部200の基端
側端部3aとの間に切欠部32aが形成されると共に、
図4(B)へ示すように、上面31aへ、基端側端部3
aより挿入部200の先端側(図3の右側から左側)へ
切れ込む副切欠部32b,32bが形成されることによ
って、撓む自由を持った板状の部分として形成されてい
る。
【0030】この可撓部33,33には、基端側端部3
aの左右両側に、押圧杆34,34が形成されている。
この押圧杆34,34は、筒状本体1の受容部100の
長孔18,18を通り筒状本体1の外部左右に突出す
る。更に、可撓部33,33には、左右両側の、この押
圧杆34,34よりも先端側の部位に、左右に一つづつ
突起35,35が形成されている。
【0031】上記押圧杆34,34の先端は、図4
(B)(C)(D)へ示すように、円盤状のボタン34
a,34aが形成されている。このボタン34a,34
aは、押圧杆34,34に対して、螺合等の固定手段に
より着脱可能に設けられている(図示しない)。これ
は、製造時に予めこのようなボタン34a,34aを設
けておくと、その組立工程において、受容部100へ挿
入部200を挿入するのに、邪魔になるからである。従
って、挿入部200の受容部100内への挿入後に、こ
のボタン34a,34aは、押圧杆34,34に固定さ
れる。このようにボタン34a,34aを固定すること
によって、このボタン34a,34aが挿入部200の
抜け止めとなり、筒状本体1から筒状先端部2を最大限
に引き出した際も、挿入部200が外れて脱落するとい
うことがない。又、ボタン34a,34aと共に、押圧
杆34,34が、可撓部33,33から、着脱可能に形
成されたものであっても実施可能である。このように、
押圧杆34,34諸共別体に形成され、これらは後に可
撓部33,33へ固定されるものとする方が、組立時に
挿入部200の筒状本体1への取付けが、より円滑に行
える。
【0032】上記の突起35,35は、筒状本体1の受
容部100内周面に設けられた前記一対の凹部19,1
9に対応する形状を有し、この一対の凹部19,19に
嵌められる。
【0033】上記左右2対の凹部19,19内に嵌めら
れた両突起35,35を、これら凹部19,19から外
す際には、外部に露出している上記ボタン34a,34
aの両方を押さえることによって、可撓部33,33を
互いに近づける方向に撓ませる。これによって、突起3
5,35は、凹部19,19より、抜け出る。
【0034】上記のように、突起35,35が、凹部1
9,19より出た状態にあって、即ち係止が解かれた状
態において、嵌合筒状3は、自由に摺動することがで
き、他の凹部19,19へ突起35,35を移動させる
ことができる。逆に、凹部19内に、突起35が嵌まっ
ているとき、上記の摺動は行えない。
【0035】前記の凹部19…19間の間隔wとその配
設位置、及び、上記突起35,35の可撓部33,33
上での配設位置は、凹部19…19と突起35,35と
が係合している際に、挿入部200の備える吸い口5…
5のうち受容部100内部に位置するものと、受容部1
00の挿入部200と重なる位置にある吸い口6…6と
が、一致するように設定しておく。
【0036】この実施の形態では、筒状本体1の受容部
200の内周面上、全ての凹部19,19対は、対応す
る吸い口6の後方(図3において右手)に位置し、且
つ、隣接する吸い口6との間或いはその付近の位置に形
成されている。同様に、突起35,35は、挿入部20
0の、筒状本体1内の最も奥に位置する(挿入部200
の、最も基端側端部3a寄りに位置する)吸い口5,5
に対して、側面32,32上その後方の(上記凹部1
9,19と同じ)位置に設けられているのである。
【0037】上記のような構成を持つことによって、上
記挿入部200を左右に2つの吸い口5,5を一組とし
て、挿入部200を摺動した際、この組単位で、深く挿
入する方向や浅く抜き出す方向に移動して係止すること
ができる。上記のように吸い口5,5の組単位での出し
入れが可能であることにより、多段階に、吸引可能なレ
ンジを調節することができる。そして、上記の構成によ
り、最大に挿入部200を引き出した場合を除いて、何
れの場合も、挿入部200の有する吸い口5…5の何れ
かと、挿入部200の外部にある受容部体1の吸い口6
…6とが重なる位置にて係止することができる。
【0038】前述の筒状本体1の植毛用溝部110は、
筒状本体1底面11のこの部位が後退するように成型す
ることによって形成されている。このため、筒状本体1
内部にて植毛用溝部110の背部111が突出する。そ
こで、図4(A)(B)及び図6(A)(B)に示すよ
うに、挿入部200の底面31の中央に、その長手方向
に伸びる受容溝210を形成しておく。この受容溝21
0は、挿入部200の底面31のこの部位を後退するよ
うに成型した凹部である。
【0039】上記の通り受容溝210を形成しておくこ
とにより、筒状本体1内に挿入部200が挿入された
際、この受容溝210が、筒状本体1の植毛用溝部11
0の背部111を受容し、植毛用溝部110の背部11
1が挿入部200の挿入の邪魔にならない。又上記の通
り、植毛用溝部110の背部111を受容することによ
り、植毛用溝部110の背部111と受容溝210とは
互いに他方のガイドレールとして、挿入部200をがた
つかさず、その円滑な摺動に寄与するものとなってい
る。
【0040】吸引口具の底面について、既述のような構
成を採ることによって、筒状本体1の両植毛部16,1
7がなすT字と、上記筒状先端部2の両植毛部22,2
3とがなす逆T字とが、吸引口具の被清掃面に対する安
定した接触を状態を確保することができる。
【0041】又、挿入部200を完全に筒状本体1(受
容部100)内に挿入した状態において、図3へ示すよ
うに、筒状本体1の両植毛部16,17がなすT字と、
筒状先端部2の上記両植毛部22,23がなす逆T字と
が隣接して、Hの字を呈する。図7へ示すように、この
状態において、例えば右方向Rに吸引口具を摺動すれ
ば、右方に位置する吸い口4,4,6…6を取り囲んで
位置する、筒状本体1の横植毛部17の前部右側面17
nと、両縦植毛部16,22の右側面16n,22n
と、筒状先端部2の後部右側面23nとが、塵取りのよ
うに、塵を囲んで逃がさない。同様に、上記状態におい
て、左方向Lに吸引口具を摺動すれば、左方に位置する
吸い口4,4,6…6を取り囲んで位置する、筒状本体
1の横植毛部17の前部左側面17mと、両縦植毛部1
6,22の左側面16m,22mと、筒状先端部2の後
部左側面23mとが、塵取りのように、塵を囲んで逃が
さない。
【0042】但し、筒状本体1の縦植毛部16と横植毛
部17とは、図示のように(図3、図7)、完全に一体
でなく、幾分離れた状態に形成しても実施可能である
(図示しない)。同様に、筒状先端部2の縦植毛部22
と横植毛部23も、完全に一体でなく、幾分離れた状態
に形成しても実施可能である(図示しない)。
【0043】尚、挿入部200を完全に挿入した状態に
おいて(図3)、筒状先端部2の4つの吸い口4…4と
共に、筒状本体1の受容部100の10個の吸い口6…
6が吸引を行える。即ち、筒状本体1の4つの吸い口6
…6に、筒状本体1の受容部100内の挿入部200の
吸い口5…5の10個が重なり、挿入部200によって
塞がれない。各吸い口4…4,5…5,6…6の個数
は、図示したものに限定するものではなく、適宜変更可
能である。
【0044】筒状本体1の基端側の開口部12に接続さ
れる前述のアダプター15は、略L字形に形成されてい
る。通常図1に示す通り、L字の状態即ち水平な部位1
5aを鉛直な部位15bより下にして、この水平部位1
5aに筒状本体1が接続される。この接続状態で床面の
清掃が行える。又、この状態のとき吸引口具を垂直に立
てれば、例えばクーラーの室内機の吸気部等の清掃を能
率よく行うことができる。箪笥等の家具の上面や壁の上
方に設けられた棚等の清掃を行う際は、上記の接続と異
なり、逆L字の状態(Γ字の状態)即ち水平な部位15
aを鉛直な部位15bよりも上にして、筒状本体1と接
続する。このようにすれば、下方に位置する掃除機本体
やホースに対して、吸引口具をこれらの上方にて円滑に
水平にすることができる(図示しない)。この他筒状本
体1の基端側の開口部12は、アダプター15を介さず
に直接掃除機に接続され、或いは掃除機の備えるホース
に接続されるものであっても実施可能である(図示しな
い)。各植毛部の配設位置についても、上記実施の形態
に限定するものではない。即ち、これ以外の位置に設け
られるものであっても実施可能である。
【0045】又、上記の実施の形態において、挿入部2
00は、筒状先端部2が備えるものであったが、これと
は異なり、挿入部200を筒状本体1が備えるものと
し、受容部100を筒状先端部2が備えるものとして実
施することも可能である(図示しない)。
【0046】この実施例の形態において、吸引口具は、
伸縮して吸引面積を変化させることが可能なものを掲げ
たが、このような伸縮の構成を採らないものであっても
実施可能である。即ち、常時、縦植毛部16,22と、
横植毛部17,22がHの字を呈するものとして実施す
ることも可能である。
【0047】しかし、上述してきたように、吸引式の掃
除機に取り付けられ、狭い場所の吸引も円滑に行えるよ
う長尺であり横断面が偏平に形成された、掃除機の吸引
口具について、後端が掃除機へ直接或いはホースその他
の接続具を介して間接的に接続可能に形成され且つ先端
が開口する筒状本体1と、この筒状本体1と別体に形成
され且つ筒状本体1の上記先端側に接続された筒状先端
部2とを備え、筒状先端部2と筒状本体1の何れか一方
は、他方に対して摺動可能に挿入され、この摺動にて吸
引口具全体の長さが調整可能であり、少なくとも上記挿
入部分について、筒状本体1筒状先端部2の双方或いは
何れか一方に、複数の塵の吸い口が形成され、上記摺動
にて挿入部分の挿入の幅を変化されることにより、塵の
吸い口の開閉を行い、外部へ通じる吸い口の数を増減し
て、吸引する範囲を増減することが可能であるものとす
ることによって、吸引口具を交換することなく、一つの
吸引口具にて、塵の吸引を行うことが可能で、便利であ
る。
【0048】
【発明の効果】本願第1の発明の実施によって、植毛部
の形成によって、除塵能力が高められた吸引口具につい
て、被清掃面上での、摺動時の安定性を著しく改善し
た。即ち、植毛部を備えた吸引口具について、吸引口具
の左右が安定してぐらつくことがない。特に、このよう
な安定性が確保されたことによって、吸引口具に設けら
れた全ての吸い口が均等且つ十分に吸引を行え、吸塵が
広範囲に均一に行える。上記の結果、吸引口具の円滑な
摺動と、吸引口具の各位置における吸引力の確実な確保
を実現した。
【0049】本願第2の発明の実施によって、上記本願
第1の発明の効果に加えて、左右方向の何れに吸引口具
を摺動することによっても、中央にある縦植毛部が、塵
を掬い、左方の吸い口群か右方の吸い口群の何れかに
て、吸引することが可能である。即ち、吸引口具をその
左側に摺動したときは、縦植毛部のブラシ毛の左側面
が、塵を掬い、これを左方の吸い口群が吸引する。又、
吸引口具をその右側に摺動したときは、縦植毛部のブラ
シ毛の右側面が、塵を掬い、これを右方の吸い口群が吸
引する。そして、左右いずれに摺動しても、縦植毛部
と、横植毛部とが、塵を吸い口下方に囲い込み、確実に
吸塵を行うことができる。又、より一層の安定を確保す
ることが可能となった。即ち、少なくとも吸引口具の前
後の2箇所について、左右への揺動の余地がなくされる
ことによって、吸引口具全体としての安定性が著しく向
上した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る掃除機の吸引口具の一実施の形
態を示す全体斜視図である。
【図2】上記吸引口具の略側面図である。
【図3】上記吸引口具の略底面図である。
【図4】(A)は図3のA−A断面図であり、(B)は
図3のB−B断面図であり、(C)は図3の要部拡大底
面図であり、(D)は図5の一部切欠要部拡大底面図で
ある。
【図5】上記吸引口具の先端を伸ばした状態を示す一部
切欠略底面図である。
【図6】(A)は挿入部の一部切欠要部斜視図であり、
(B)は(A)と逆の位置からの眺めを示す挿入部の一
部切欠要部斜視図である。
【図7】上記吸引口具の要部斜視図である。
【図8】(A)は従来の掃除機の吸引口具の側面図を示
し、(B)はその平面図を示す。
【図9】更に他の従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 筒状本体 2 筒状先端部 4(筒状先端部2の)吸い口 5(挿入部200の)吸い口 6(受容部100の)吸い口 7 吸い込み口 9 ブラシ毛 10 先端開口部 11(筒状本体1の)側面 17 横植毛部 20 基端側開口部 21(筒状先端部2の)側面 23 横植毛部 31(挿入部200の)側面 100 挿入部 200 受容部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺状でその横断面が偏平な筒状体であ
    り、底面に複数の吸い口が形成され、 更にこの底面には、自身の長手方向に沿ってブラシ毛が
    植毛された縦植毛部と、この縦植毛部と交差する方向に
    伸びる適宜数の横植毛部とが、形成されたものであるこ
    とを特徴とする掃除機の吸引口具。
  2. 【請求項2】 縦植毛部は、底面のほぼ中央を前後に伸
    びるものであり、この縦植毛部にて、複数の吸い口は、
    左方の吸い口群と右方の吸い口群とに、区画されたもの
    であり、横植毛部(17)(23)は、上記底面について、縦植
    毛部の先端と後端の夫々に形成されたものであることを
    特徴とする請求項1記載の掃除機の吸引口具。
JP17309496A 1996-06-11 1996-06-11 掃除機の吸引口具 Pending JPH09327423A (ja)

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