JPH09327422A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

Info

Publication number
JPH09327422A
JPH09327422A JP14764596A JP14764596A JPH09327422A JP H09327422 A JPH09327422 A JP H09327422A JP 14764596 A JP14764596 A JP 14764596A JP 14764596 A JP14764596 A JP 14764596A JP H09327422 A JPH09327422 A JP H09327422A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cord
vacuum cleaner
drum
switch
motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14764596A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Fukuda
興司 福田
Isao Arai
功 荒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd, Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Priority to JP14764596A priority Critical patent/JPH09327422A/ja
Publication of JPH09327422A publication Critical patent/JPH09327422A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H75/00Storing webs, tapes, or filamentary material, e.g. on reels
    • B65H75/02Cores, formers, supports, or holders for coiled, wound, or folded material, e.g. reels, spindles, bobbins, cop tubes, cans, mandrels or chucks
    • B65H75/34Cores, formers, supports, or holders for coiled, wound, or folded material, e.g. reels, spindles, bobbins, cop tubes, cans, mandrels or chucks specially adapted or mounted for storing and repeatedly paying-out and re-storing lengths of material provided for particular purposes, e.g. anchored hoses, power cables
    • B65H75/36Cores, formers, supports, or holders for coiled, wound, or folded material, e.g. reels, spindles, bobbins, cop tubes, cans, mandrels or chucks specially adapted or mounted for storing and repeatedly paying-out and re-storing lengths of material provided for particular purposes, e.g. anchored hoses, power cables without essentially involving the use of a core or former internal to a stored package of material, e.g. with stored material housed within casing or container, or intermittently engaging a plurality of supports as in sinuous or serpentine fashion
    • B65H75/362Cores, formers, supports, or holders for coiled, wound, or folded material, e.g. reels, spindles, bobbins, cop tubes, cans, mandrels or chucks specially adapted or mounted for storing and repeatedly paying-out and re-storing lengths of material provided for particular purposes, e.g. anchored hoses, power cables without essentially involving the use of a core or former internal to a stored package of material, e.g. with stored material housed within casing or container, or intermittently engaging a plurality of supports as in sinuous or serpentine fashion with stored material housed within a casing or container
    • B65H75/364Cores, formers, supports, or holders for coiled, wound, or folded material, e.g. reels, spindles, bobbins, cop tubes, cans, mandrels or chucks specially adapted or mounted for storing and repeatedly paying-out and re-storing lengths of material provided for particular purposes, e.g. anchored hoses, power cables without essentially involving the use of a core or former internal to a stored package of material, e.g. with stored material housed within casing or container, or intermittently engaging a plurality of supports as in sinuous or serpentine fashion with stored material housed within a casing or container the stored material being coiled

Landscapes

  • Electric Suction Cleaners (AREA)
  • Electric Vacuum Cleaner (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電極接続用の摺接機構が必要なく、コード収
納部のスペースの有効利用が図れ、電源コードの出し入
れを小さいトルクでかつ一定速度で安定して行うことの
できる電気掃除機を得ること。 【解決手段】 コード収納用の巻胴を、同軸線上に配置
された円錐状の二重ドラム8の内ドラム9から形成し
て、外ドラム11の円錐頂部に、コード13を出し入れ
するための第1のコード出入孔11aを設けるととも
に、巻胴となる内ドラム9の内部に、ブロワ6のモータ
部6aを収容したもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コード収納部のス
ペースの有効利用が図れ、電源コードの出し入れを小さ
いトルクで安定して行うことのできる電気掃除機に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のコード収納装置を備えた
電気掃除機の一例として特開昭62−236525号公
報のもの(以下、第1従来例という)を挙げることがで
きる。この第1従来例のものは、ゼンマイバネによって
常時コード巻き取り方向へのトルクが加えられたコード
リールを有するものにおいて、掃除機本体のコード引き
出し口に、コードを引き出す駆動軸を設け、駆動軸を、
充電可能なバッテリーを電源とするモータにより駆動す
るようにしたものであり、コード引き出しはモータによ
り、またコード引き込みはゼンマイバネのバネ力により
行うようにしている。
【0003】また、電気掃除機に適用可能なコード収納
装置の他の例として実開平5−4552号公報のもの
(以下、第2従来例という)を挙げることができる。こ
の第2従来例のものは、単一ドラムからなる収納ケース
の上面中心部に、基端を収納ケースの底部に固定したコ
ードの出入孔を形成するとともに、コード出入孔付近
に、モータの動力によりコードを収納ケースに対して出
し入れするコード出し入れ機構を設けたものである。
【0004】また、ケーブル収納装置の更に他の例とし
て実開平4−65266号公報のもの(以下、第3従来
例という)を挙げることができる。この第3従来例のも
のは、港湾荷役用のコンテナクレーンに搭載されている
給電機からスプレッダ(昇降用移動体)に給電するキャ
ブタイヤケーブルをバケット内に収納するもので、ケー
ブルのバケットに対する出し入れは、クレーンによりバ
ケットそのものを昇降させることにより行われる。バケ
ットは円錐状の二重ドラムからなり、その内ドラムが巻
胴に構成されていて、外ドラムの円錐頂部にはコードを
出し入れするための大径のコード出入孔が形成され、コ
ードのねじれによる振れを吸収できるようにしている。
更に出入孔縁部に沿って多数のガイドローラを設け、コ
ードの出入孔縁部との接触による摩擦を低減させるよう
にしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コード
引き出しはモータにより、またコード引き込みはゼンマ
イバネのバネ力により行うようにしている第1従来例に
あっては、コード引き出し機構とコード引き込み機構を
別々に設ける必要があり、構成が複雑となってコスト高
となるばかりでなく、コード引き出し時にはゼンマイバ
ネのトルクに打ち勝つようなトルクを発生させなければ
ならず、モータまたは倍力機構の大形化が避けられな
い。更にコード引き出し時に大きなトルクを発生させる
ために駆動軸とコードとの摩擦力を大きくする必要があ
り、その対策をコード全長に亘って行わなければならな
い。更にまたコード引き込みをゼンマイバネのバネ力に
より行うようにしている関係で、掃除機本体側の電極と
コード側の電極とを摺接機構を介して接続しなければな
らず、接触不良をおこす虞れがある。またコード引き込
み時には、コードが鞭のようにしなって跳ね、危険であ
る。
【0006】また、単一ドラムからなる収納ケース内に
コードを出し入れするようにしている第2従来例にあっ
ては、収納コードの螺旋状の形態が、使用中の振動等に
よりくずれ易く、一旦くずれると、コード出口付近で収
納コードが互いにもつれ合い、引き出せなくなる。更に
収納コードの螺旋内の空間がデッドスペースとなり、全
体の容積が大きくなるばかりでなく、その掃除機本体内
での占有スペースも大きくなってしまう。
【0007】また、バケットそのものを昇降させること
によってケーブルの出し入れを行う第3従来例のもの
は、掃除機とは全く異なるシステムにしか適用できない
が、バケット部分にのみ着目しても、二重ドラムの全て
がケーブル収容部として構成されているため、二重ドラ
ムの内ドラムの内部空間がデッドスペースとなり、これ
を掃除機に適用した場合には、前述の第2従来例と同様
に、掃除機本体内での占有スペースが大きくなり、機械
収容部の大形化は避けられない。
【0008】本発明は叙上の点に鑑み、電極接続用の摺
接機構が必要なく、コード収納部のスペースの有効利用
が図れ、電源コードの出し入れを小さいトルクでかつ一
定速度で安定して行うことのできる電気掃除機を得るこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
電気掃除機は、コード収納用の巻胴を、同軸線上に配置
された円錐状の二重ドラムの内ドラムから形成して、外
ドラムの円錐頂部に、コードを出し入れするための第1
のコード出入孔を設けるとともに、巻胴となる内ドラム
の内部に、ブロワのモータ部を収容したものである。
【0010】また、本発明の請求項2に係る電気掃除機
は、外ドラムの円錐内面と内ドラムの円錐外面とがほぼ
平行かもしくはこれらの間の空間部が裾野側で拡張する
ように、それぞれの円錐頂角の角度を90°±20°に
設定したものである。
【0011】また、本発明の請求項3に係る電気掃除機
は、二重ドラムに、ブロワの羽根部を収容する風路付カ
バーを取り付け、これら二重ドラム、風路付カバー、及
びブロワを一体の組立体に構成して掃除機本体内に収容
したものである。
【0012】また、本発明の請求項4に係る電気掃除機
は、ブロワを、組立体内で防振材を介して支持させると
ともに、組立体を防振機能を有するパッキンを介して掃
除機本体内に支持させたものである。
【0013】また、本発明の請求項5に係る電気掃除機
は、組立体をその二重ドラムの軸線が掃除機本体の軸線
と一致するように掃除機本体内に配置するとともに、掃
除機本体の後端壁の中央部にその表面より凹陥する凹部
を形成し、凹部の底部における前記軸線上に第2のコー
ド出入孔を設けたものである。
【0014】また、本発明の請求項6に係る電気掃除機
は、第1のコード出入孔と第2のコード出入孔との間
に、拡縮可能にコードを挟み付けてこれを二重ドラムの
軸線上で移動させて、二重ドラムで形成される収納部に
対し出入させる一対のローラと、内蔵のバッテリーから
電源供給を受け、一対のローラの少なくとも一方に動力
を与えるコード駆動用モータとを有するコード駆動機構
を設けたものである。
【0015】また、本発明の請求項7に係る電気掃除機
は、一対のローラを、同じ速度でコードをドライブでき
るようにモータからの動力が与えられる両輪ドライブ方
式に構成したものである。
【0016】また、本発明の請求項8に係る電気掃除機
は、一対のローラのうち、一方のローラを、径の異なる
板を複数枚交互に積層して形成するとともに、大径側の
板の外周にきざみを付けたものである。
【0017】また、本発明の請求項9に係る電気掃除機
は、一対のローラのうち、一方のローラを、揺動レバー
を介して取り付けるとともに、揺動レバーを、その自由
端と掃除機本体との間に張設したばねによって常時コー
ド挟み付け方向に付勢するようにしたものである。
【0018】また、本発明の請求項10に係る電気掃除
機は、コード基端部近傍の外周に、コード駆動機構のロ
ーラ部まで延出する耐磨耗性のチューブを嵌着したもの
である。
【0019】また、本発明の請求項11に係る電気掃除
機は、コード駆動用モータの電源回路内に、モータの過
電流を検出する過電流検出手段と、前記モータと直列に
配置され、過電流検出手段からの信号出力に基づいて電
源をOFFさせかつその状態を保持する自己保持リレー
により作動する過電流時動作スイッチを設けたものであ
る。
【0020】また、本発明の請求項12に係る電気掃除
機は、コード駆動用モータへの電流方向を切り換えてコ
ードを引き出しまたは引き込みさせるスイッチの操作部
を、常時ニュートラルポジションに保持されるように、
また切り換え操作時にはその操作方向がコード移動方向
に対応するように、設定して、掃除機本体上面に設置し
たものである。
【0021】また、本発明の請求項13に係る電気掃除
機は、コード駆動用モータの電源回路内のコード引き込
みスイッチとコード駆動用モータとの間に、揺動レバー
のローラ間隔拡大方向への変位から電源プラグの保護ブ
ッシュを検知して電源をOFFさせるコード先端検出ス
イッチを設けたものである。
【0022】また、本発明の請求項14に係る電気掃除
機は、コード駆動用モータの電源回路に並列に、電源プ
ラグの保護ブッシュまたは耐磨耗性のチューブを検知し
て開放されるコード端検出スイッチと、コード端検出ス
イッチに直列に設けられてコード引き出しスイッチがO
Nしたときその状態を保持する第1の保持回路と、コー
ド端検出スイッチに直列に設けられてコード引き込みス
イッチがONしたときその状態を保持する第2の保持回
路と、を設けたものである。
【0023】また、本発明の請求項15に係る電気掃除
機は、コード端検出スイッチを第1と第2のスイッチか
ら構成し、このうち第1のスイッチは、揺動レバーのロ
ーラ間隔拡大方向への変位から電源プラグの保護ブッシ
ュを検知して電源をOFFさせるコード先端検出スイッ
チから、また第2のスイッチは、コードが最後まで引き
出された場合に、コード基端の耐磨耗性のチューブ部に
てコード駆動機構のローラにかかる負荷をコード駆動用
モータの過電流から検出して電源をOFFさせる過電流
時動作スイッチから、それぞれ構成したものである。
【0024】また、本発明の請求項16に係る電気掃除
機は、コード端検出スイッチを、第1と第2の保持回路
に直列に接続され、コードが最後まで引き出された場合
や、最後まで引き込まれた場合に、コード基端の耐磨耗
性のチューブ部や電源プラグの保護ブッシュ部にてコー
ド駆動機構のローラにかかる負荷をコード駆動用モータ
の過電流から検出して電源をOFFさせかつその状態を
保持する自己保持リレーにより作動する単一の過電流時
動作スイッチから構成したものである。
【0025】また、本発明の請求項17に係る電気掃除
機は、保持回路とバッテリーとの間に、手動操作可能な
常閉スイッチを設けたものである。
【0026】また、本発明の請求項18に係る電気掃除
機は、バッテリーの充電をブロワモータ動作時のみ行う
充電回路を設けたものである。
【0027】
【発明の実施の形態】
実施形態1.以下、図示実施形態により本発明を説明す
る。図1は本発明の請求項1〜10,12,18に係る
電気掃除機の全体の機械的構成を示す正面縦断面図、図
2はそのコード先端部とコード駆動機構部との関係を示
す正面縦断面図、図3はそのコード駆動機構部の側面縦
断面図、図4はそのコード基端部とコード駆動機構部と
の関係を示す正面縦断面図、図5はそのコード収納用の
巻胴となる内ドラムを示す斜視図、図6はそのコード駆
動用モータの電源回路図である。
【0028】各図において、1は前ケース2と後ケース
3とからなる掃除機本体である。前ケース2は、その先
端面の中央部に吸気口4を有するとともに、その内部に
集塵袋5が収容されており、掃除機の集塵部を構成す
る。後ケース3は、その内部にブロワ6やコード収納装
置7等が収容されており、掃除機の機械収容部を構成す
る。
【0029】コード収納装置7は、そのコード収納用の
巻胴が、同軸線上に配置された円錐状の二重ドラム8の
内ドラム9から形成され、かつ二重ドラム8の外ドラム
11の円錐頂部には、基端が二重ドラム8底部に固定さ
れたコード13を出し入れするための第1のコード出入
孔11aが設けられている。
【0030】外ドラム11の円錐内面11bとこれに対
向する内ドラム9の円錐外面9aとは、互いにほぼ平行
かもしくはこれらの間の空間部12が裾野側で拡張する
ように、それぞれの円錐頂角の角度が90°±20°の
範囲内に設定され、これによって電源コード(以下、単
にコードという)13を内ドラム9にトグロ状に巻いて
収納する際の、コード13の後と先の乱れや絡み合いを
防止できるようになっている。この機能を高めるため、
外ドラム11の円錐内面11bと内ドラム9の円錐外面
9aのそれぞれに四ふっ化エチレン樹脂がコーティング
されている。
【0031】コード13は、図4及び図5に示すように
その基端が、内ドラム9の円筒部9bに対し接線方向と
なるように、内ドラム9のフランジ9cに設けた一対の
方向規定用リブ14と外ドラム11の円筒部11cの内
面に設けた突起付押さえリブ15によって固定され、そ
の末端側が掃除機本体1内に導き出されている。したが
って、トグロ巻方向が方向規定用リブ14により規定さ
れ、逆向きになるのが防止される。
【0032】内ドラム9の円錐部の内部には、軸方向に
延びる複数のブロワ固定用リブ9dが形成され、これら
リブ9d間に防振材であるゴム製のモータ受け16が支
持されており、モータ受け16によってブロワ6のモー
タ部6aが保持されている。10aは内ドラム9内に収
容されたモータ部6aのカーボンブラシ、10bはブラ
シホルダである。
【0033】二重ドラム8には、ブロワ6の羽根部6b
を収容する有底円筒状の風路付カバー17が取り付けら
れ、かつ風路付カバー17の底部に、掃除機の集塵部に
連なる多数の孔17aが、また風路付カバー17の開口
縁部の周方向複数箇所に、掃除機の機械収容部内に連な
る多数の風路17bが、それぞれ形成されている。風路
付カバー17の底部内の周縁部には、ブロワ6の羽根部
6bを保持するゴム製の防振リング18が設けられ、防
振リング18によって孔17aと風路17bとが直接接
続されるのが防がれており、ブロワ6の作動時に孔17
aより吸い込まれた空気は羽根部6bを通過してから風
路17bに流れるようになっている。
【0034】したがって、二重ドラム8、風路付カバー
17、及びブロワ6は一体の組立体19として構成さ
れ、組立体19内でブロワ6が防振材により支持される
ようになっている。そして、このように一体化された組
立体19の外ドラム11に形成したフランジ部11d
が、前ケース2と後ケース3の内壁周方向にそれぞれ形
成した一対のリブ21間に、防振材からなる環状パッキ
ン20を介して挾持されるようになっている。これによ
り、ブロワ6が発生する騒音、振動の外部への漏洩が大
幅に低減されるようになっている。
【0035】また、二重ドラム8の内ドラム9と外ドラ
ム11にも多数の孔9e,11eが設けられ、ブロワ6
羽根部6bを通過した空気の一部が、内ドラム9と外ド
ラム11との間の空間部12を通過して掃除機の機械収
容部内に流れ、風路17bからの空気と共に掃除機本体
1の後端壁22の排気口23から外部に排気できるよう
になっていて、これによって空間部12内に収容されて
いるコード13を冷却できるようになっている。
【0036】また、組立体19は、掃除機の機械収容部
内において、二重ドラム8の軸線と掃除機本体の軸線と
が一致するように配設されているとともに、掃除機本体
1の後端壁22の中央部には、その表面より凹陥する凹
部24が形成され、凹部24の底部における前記軸線上
に第2のコード出入孔25を設けられている。これによ
り、外ドラム11側の第1のコード出入孔11aと掃除
機本体1側の第2のコード出入孔25とが同一軸線の延
長上に配設され、更に第1のコード出入孔11aと第2
のコード出入孔25との間の距離を短くできるので、コ
ード出し入れ時に、各コード出入孔間11a,25での
コード13の不規則な揺れや絡み合いを防止でき、コー
ド13のスムーズな出し入れが可能となる。更に掃除中
にコンセントとの間で張力が発生しても、この張力は掃
除機本体1の軸線上で作用し、掃除機本体1にモーメン
トがかからず、倒れが防止できるとともに、掃除機本体
1の引き回し時に、コード13と前後車輪26,27と
が絡み付くのを低減することができる。
【0037】第1のコード出入孔11aと第2のコード
出入孔25との間には、拡縮可能にコード13を上下か
ら挟み付けてこれを二重ドラム8の軸線上で移動させ
て、二重ドラム8の空間部12すなわちコード収納部に
対し出入させる一対のローラ28,29と、内蔵のバッ
テリー31から電源供給を受け、下方に位置するローラ
29にギヤ機構32を介して動力を与えるコード駆動用
モータ33とを有するコード駆動機構34が設置されて
いる。
【0038】コード駆動機構34の下方のローラ29
は、図3に示すように、径の異なる板35,36を複数
枚交互に積層して形成され、かつ大径側の板35の外周
にはそれぞれ軸方向のきざみ35aが付けられていて、
これによりコード13の径が変わってもスリップするこ
となくコード13を移動させることができるようになっ
ている。
【0039】また、コード駆動機構34の上方のローラ
28は、一端が掃除機本体1内にねじ30により位置決
め固定された側のローラ取付板40に枢着された揺動レ
バー37を介して取り付けられ、かつ揺動レバー37
は、その自由端とローラ取付板40との間に張設したば
ね38によってローラ28を常時コード挟み付け方向に
付勢するようになっていて、これによりコード13の径
が変わった場合のスリップ防止をより完全なものにして
いる。
【0040】コード13の基端部近傍の外周には、図4
及び図5に示すようにコード駆動機構34のローラ部ま
で延出する耐磨耗性のチューブ39が嵌着されており、
チューブ39によって、ローラ28,29がコード13
を引き出す方向に駆動しつづけた場合にはスリップさせ
ることができて、コード13にキズが付くのを防ぐこと
ができ、かつコード駆動用モータ33の負荷電流を少な
くすることができる。
【0041】また、コード13は3芯とし、その先端の
電源プラグ41内に周知の自動引抜機構42が収納され
ている。引抜機構42は、電源プラグ41の先端より出
没自在に設けられた突き出しピン43と、突き出しピン
43を常時突き出し方向に付勢する圧縮ばね44と、掃
除機本体1側に設けたスイッチ45の操作により励磁さ
れるマグネット46と、突き出しピン43の縮退時にこ
れと後端部と係合してその状態を保持するとともに、ソ
レノイド46により駆動されて突き出しピン43との係
合状態が解除される作動子47とから構成されている。
なお41aは電源プラグ41の保護ブッシュである。
【0042】前車輪26と後車輪27の間の掃除機本体
上面には、コード駆動用モータ33への電流方向を切り
換えてコード13を引き出しまたは引き込みさせるスイ
ッチ48の操作部48aが設置されている。スイッチ操
作部48aは、常時ニュートラルポジションに保持され
るように、また切り換え操作時にはその操作方向がコー
ド移動方向に対応するように、設定されている。つま
り、スイッチ操作部48aのコード引き込み側釦48c
が本体軸線方向で前側に位置するように、またコード引
き出し側釦48dが本体軸線方向で後側に位置するよう
に、配置されている。これによってコード出し入れ操作
の方向が、使用者に判りやすく、かつスイッチ操作を安
定して行わせることができるようになっている。またス
イッチ操作部48aのコード引き込み側釦48cの近傍
にプラグ引抜機構42のスイッチ45が配置されてい
る。
【0043】掃除機本体1内には、ブロワ6の動作時の
みバッテリー31を充電する充電器49が搭載されてい
る。更にコード駆動機構34の揺動レバー37の近傍
に、揺動レバー37のローラ間隔拡大方向への変位から
電源プラグ41の保護ブッシュ41aを検知するコード
先端検出スイッチ51が設置されている。
【0044】バッテリー31の充電回路を含むコード駆
動用モータ33の電源回路は、図6に示すように構成さ
れている。すなわち、バッテリー31の充電回路は、降
圧トランス52と、整流用のダイオード53とを有し、
ブロワモータ部6aのスイッチ54がON(閉成)され
たときのみバッテリー31に電流が流れるようになって
いる。これにより、充電のためだけの、電源プラグ41
のコンセントへの差し込みや、充電後の引き抜き等の煩
わしさをなくしている。
【0045】コード駆動用モータ33の電源回路は、コ
ード引き込み側釦48cとコード引き出し側釦48dに
それぞれ対応する接点がいずれも2連接点a,b及び
c,dから構成されている。
【0046】次に、本実施形態の電気掃除機の動作につ
いて説明する。なお、ここでは吸い込みノズル等は装着
されているものとする。まず使用に当たり、使用者はコ
ード13を引き出すため、掃除機本体上面のスイッチ操
作部48aのコード引き出し側釦48dを押す。コード
引き出し側釦48dが押されると、これに対応する2連
接点c,dが閉成し、コード駆動用モータ33とバッテ
リー31とが接続され、電源が供給されてコード駆動用
モータ33が回転し、その動力がコード駆動機構34の
ギヤ機構32を介して下方のローラ29に伝達され、ロ
ーラ29が回転し、コード13を引き出し方向に移動さ
せる。これと同時に、ばね38でコード挟み付け方向に
付勢されている上方のローラ28も回転し、これら上下
のローラ28,29によって、コード13は二重ドラム
8の軸線上で移動し、二重ドラム8の空間部12すなわ
ちコード収納部から引き出され、第1のコード出入孔1
1aから第2のコード出入孔25を経て掃除機本体外部
に引き出される。この引き出し動作は、使用者がコード
引き出し側釦48dを押している間継続し、コード引き
出し側釦48dを放せば停止して、スイッチ操作部48
aがニュートラルポジションに復帰する。
【0047】コード13が末端側まで引き出されてもな
おコード引き出し側釦48dが押されていて、ローラ2
8,29がコード13を引き出す方向に駆動しつづけた
場合は、図4に示すように耐磨耗性のチューブ39がロ
ーラ部に位置し、ローラをスリップさせ、コード13を
保護する。
【0048】次に、使用者はコード13先端の電源プラ
グ41をコンセントに差し込み、掃除を行うためにブロ
ワモータ部6aのスイッチ54をON(閉成)してブロ
ワ6を作動させる。ブロワモータ部6aのスイッチ54
が閉成すると、商用電源の供給が開始され、ブロワ6が
作動して吸引が開始されるとともに、バッテリー31へ
の充電が行われる。
【0049】吸引が開始されると、吸気口4より空気と
共にごみが吸引されて集塵袋5に捕集される。ごみと分
離された空気は風路付カバー17の孔17aからブロワ
6の羽根部6bを通過して、風路17bから掃除機の機
械収容部内に流れる。またブロワ6の羽根部6bを通過
した空気の一部は、内ドラム9の孔9eから二重ドラム
8の空間部12を通過し、その間に空間部12内に収容
されているコード13を冷却して、外ドラム11の11
eから掃除機の機械収容部内に流れ、風路17bからの
空気と共に掃除機本体1の後端壁22の排気口23から
外部に排気される。この掃除中、ブロワ6からは騒音、
振動が発生するが、二重ドラム8、風路付カバー17、
及びブロワ6は一体の組立体19として構成されて、組
立体19内でブロワ6が防振材により支持され、更に組
立体19が掃除機本体1内で防振材からなる環状パッキ
ン20を介して支持されているので、掃除中のブロワ6
から発生する騒音、振動の外部への漏洩が大幅に低減さ
れ、掃除中の室内環境を静音状態に保つ。
【0050】掃除が終わり、コード13を収納するに
は、まず掃除機本体上面のスイッチ操作部48aのコー
ド引き込み側釦48cに隣接して設けて有るプラグ引抜
機構42のスイッチ45を押し、これによって電源プラ
グ41の先端から突き出しピン43を突出させて、電源
プラグ41をコンセントから引き抜かせる。電源プラグ
41がコンセントから引き抜かれると、次にコード引き
込み側釦48cを押すが、電源プラグ41が引き抜かれ
た時点でバッテリー31への充電は停止されている。
【0051】コード引き込み側釦48cが押されると、
これに対応する2連接点a,bが閉成し、コード駆動用
モータ33とバッテリー31とが接続され、コード引き
出し時とは逆向きの電流が流れてコード駆動用モータ3
3が逆回転し、その動力がコード駆動機構34のギヤ機
構32を介して下方のローラ29に伝達され、ローラ2
9がコード引き出し時とは逆方向に回転し、コード13
を引き込み方向に移動させる。これと同時に、ばね38
でコード挟み付け方向に付勢されている上方のローラ2
8も回転し、これら上下のローラ28,29によって、
コード13は二重ドラム8の軸線上で移動し、二重ドラ
ム8の空間部12すなわちコード収納部内に引き込ま
れ、巻胴である内ドラム9の周りにトグロ状にスムーズ
に巻かれて収納される。この引き込み動作は、使用者が
コード引き込み側釦48cを押している間継続し、コー
ド引き込み側釦48cを放せば停止して、スイッチ操作
部48aがニュートラルポジションに復帰する。
【0052】コード13が先端まで引き込まれてもなお
コード引き込み側釦48cが押されていて、ローラ2
8,29がコード13を引き込む方向に駆動しつづけた
場合、コード駆動用モータ33に負担がかかってしま
う。この状態は、図2に示すように電源プラグ41の保
護ブッシュ41aがローラ部に位置し、揺動レバー37
をローラ間隔拡大方向へ変位させることによってコード
先端検出スイッチ51に検知される。したがって、コー
ド先端検出スイッチ51の出力をアラーム等に出力する
ことにより、コード13が先端まで引き込まれたことを
報知させることができる。
【0053】なお、ここではコード駆動機構34の一対
のローラ28,29のうち下方のローラ29にのみコー
ド駆動用モータ33の動力を伝達するようにしたものを
例に挙げて説明したが、上方のローラ28にも下方のロ
ーラ29と同じ速度でコードをドライブできるようにコ
ード駆動用モータ33の動力を伝達するようにして、両
輪ドライブ方式に構成してもよい。この場合、各ローラ
28,29に動力を伝達する手段としてベルト伝達方式
を採用すれば、揺動レバー37の影響を回避することが
できるが、ギヤ伝達方式としても問題はない。つまり、
ギヤ伝達方式による両輪ドライブの場合、上方のローラ
28のローラ間隔拡大方向への揺動時に、上方のローラ
28側のギヤ機構の噛み合いが外れることが考えられる
が、コード13の引き出しあるいは引き込み動作時に、
直ぐに元の位置まで復帰し、ギヤ機構の噛み合いが再開
されるからである。このように両輪ドライブ方式とすれ
ば、コードグリップ力が高まり、コード13の移動をよ
りスムーズに行わせることができる。
【0054】実施形態2.図7は本発明の請求項6〜1
0,12,13,18に係る電気掃除機のコード駆動用
モータの電源回路図であり、図中、前述の第1の実施形
態に相当する部分には同一符号を付してある。なお、機
械的構成については前述の第1の実施形態のものと同一
であるので図を省略し、その説明に際しては前述の第1
の実施形態で用いた図1乃至図5を参照するものとす
る。
【0055】この実施形態の電気掃除機は、コード駆動
用モータ33の電源回路内のコード引き込みスイッチす
なわち接点bとコード駆動用モータ33との間に、揺動
レバー37のローラ間隔拡大方向への変位から電源プラ
グ41の保護ブッシュ41aを検知して電源をOFFさ
せるコード先端検出スイッチ51Aを設けたものである
が、このコード先端検出スイッチ51Aは、前述の第1
の実施形態で説明したコード先端検出スイッチ51と同
様のもので、これをコード駆動用モータ33の電源回路
内に組み込んだものである。
【0056】また、プラグ引抜機構42のスイッチ45
がコード引き込み側釦48cのON操作に連動して押さ
れるようにしたものである。それ以外の構成は前述の第
1の実施形態のものと同様である。
【0057】この実施形態の電気掃除機においては、掃
除が終わり、コード13を収納する際に、コード引き込
み側釦48cを押すだけで、プラグ引抜動作とその後の
コード引き込み動作を連続して行わせることができて、
使い勝手が良くなる。
【0058】また、コード先端検出スイッチ51Aがコ
ード引き込みスイッチbとコード駆動用モータ33との
間に配置されているため、コード13が先端まで引き込
まれた時点、すなわち電源プラグ41の保護ブッシュ4
1aがローラ28,29間に到達した時点で、コード先
端検出スイッチ51Aが開放して自動的に電源をOFF
させる。このため、コード13が先端まで引き込まれて
もなおコード引き込み側釦48cが押されるようなこと
があっても、それ以上はローラすなわちコード駆動用モ
ータ33が駆動されることがなく、ムダな電力の消費が
なくなるとともに、電源プラグ41の保護ブッシュ41
aへキズが付くのを防止できる。更にコード引き出しス
イッチの2連接点c,dとコード先端検出スイッチ51
Aとのつながりがないので、コード先端検出スイッチ5
1AのON/OFFと関係なくコード引き出し動作を行
わせることができる。
【0059】実施形態3.図8は本発明の請求項6〜1
1,18に係る電気掃除機のコード駆動用モータの電源
回路図であり、図中、前述の第1の実施形態に相当する
部分には同一符号を付してある。なお、ここでも機械的
構成は前述の第1の実施形態のものと同一であるので図
を省略し、その説明に際しては前述の第1の実施形態で
用いた図1乃至図5を参照するものとする。
【0060】この実施形態の電気掃除機は、コード13
を引き出しまたは引き込みさせるスイッチ48Aのコー
ド引き込み側釦48cとコード引き出し側釦48dにそ
れぞれ対応する接点を、それぞれ3連接点a,b,c及
びd,e,fから構成するとともに、コード駆動用モー
タ33の電源回路内に、このモータ33の過電流を電流
の変化時に検出するカレントトランスからなる過電流検
出手段55と、過電流検出手段55の出力信号を増幅す
る増幅器56と、コード駆動用モータ33と直列に配置
され、過電流検出手段55からの信号出力に基づいて電
源をOFFさせかつその状態を保持する自己保持リレー
57,58により作動する常閉接点からなる過電流時動
作スイッチ59を設けたものである。それ以外の構成は
前述の第1の実施形態のものと同様である。
【0061】この実施形態の電気掃除機において、コー
ド13の引き出しあるいは引き込み動作中に、コード1
3の引っかかり等によってコード駆動用モータ33に負
荷がかかり、過電流が流れると、この時の電流の変化時
に過電流検出手段55に電圧がかかり、信号が出力され
る。この出力信号は増幅器56で増幅されて自己保持リ
レー57に出力され、自己保持リレー57の接点57a
を閉じさせる。接点57aが閉じると、自己保持リレー
58につながり、自己保持リレー58によって接点58
aが閉じられるとともに過電流時動作スイッチ59が開
放され、コード駆動用モータ33と電源とのつながりが
断たれ、電源がOFFされる。この状態では、自己保持
リレー57はコード引き込み側釦48cまたはコード引
き出し側釦48dの接点aまたはdを介して電源と接続
されているため、使用者がコード引き込み側釦48cま
たはコード引き出し側釦48dを放さない限り、コード
駆動用モータ33側では電源がOFFされたままとな
る。この状態から使用者がコード引き込み側釦48cま
たはコード引き出し側釦48dを放せば、自己保持リレ
ー57は電源との接続が断たれ、これにより接点57a
が開かれ、接点57aが開かれることにより自己保持リ
レー58の接点58aが開かれ、更に過電流時動作スイ
ッチ59が閉じられて、通常状態に復帰する。
【0062】この実施形態の電気掃除機においては、コ
ード13の引っかかり等によってコード駆動用モータ3
3に負荷がかかり、過電流が流れると、直ちにコード駆
動用モータ33と電源とのつながりが断たれて電源がO
FFされ、この状態が、使用者がコード引き込み側釦4
8cまたはコード引き出し側釦48dを放さない限り保
持され、放せば通常状態に復帰させることができるの
で、ムダな電力の消費がなくなる。
【0063】実施形態4.図9は本発明の請求項6〜1
0,12,14〜18に係る電気掃除機のコード駆動用
モータの電源回路図であり、図中、前述の第1の実施形
態に相当する部分には同一符号を付してある。なお、こ
こでも機械的構成は前述の第1の実施形態のものと同一
であるので図を省略し、その説明に際しては前述の第1
の実施形態で用いた図1乃至図5を参照するものとす
る。また、ここでは充電回路についても省略する。
【0064】この実施形態の電気掃除機は、コード13
を引き出しまたは引き込みさせるスイッチ48Aのコー
ド引き込み側釦48cとコード引き出し側釦48dにそ
れぞれ対応する接点を、それぞれ3連接点a,b,c及
びd,e,fとするとともに、この電源回路に並列に、
電源プラグ41の保護ブッシュ41aを検知して開放さ
れる第1のコード端検出スイッチ61と、コード基端側
の耐磨耗性チューブ39を検知して開放される第2のコ
ード端検出スイッチ62と、第1のコード端検出スイッ
チ61に直列に設けられて、コード引き込みスイッチの
接点a,b,cがONしたときその状態を保持する第1
の保持回路63と、第2のコード端検出スイッチ62に
直列に設けられて、コード引き出しスイッチの接点d,
e,fがONしたときその状態を保持する第2の保持回
路64と、これら保持回路63,64とバッテリー31
との間に設けられた手動操作可能な常閉スイッチ65と
から構成されている。
【0065】この実施形態の電気掃除機においては、コ
ード引き出し側釦48dを押すと、コード引き出しスイ
ッチの接点d,e,fがONし、この状態がコード引き
出し側釦48dを開放しても第2の保持回路64により
保持され、コード引き出し動作状態が保持される。そし
て、コード基端側の耐磨耗性チューブ39が第2のコー
ド端検出スイッチ62により検知されて第2のコード端
検出スイッチ62が開放されると、コード引き出し動作
が停止する。
【0066】また、コード引き込み側釦48cを押す
と、コード引き込みスイッチの接点a,b,cがON
し、この状態がコード引き込み側釦48cを開放しても
第1の保持回路63により保持され、コード引き込み動
作状態が保持される。そして、コード先端側の電源プラ
グ41の保護ブッシュ41aが第1のコード端検出スイ
ッチ61により検知されて第1のコード端検出スイッチ
61が開放されと、コード引き込み動作が停止する。
【0067】また、コード引き出し動作中またはコード
引き込み動作中に、常閉スイッチ65が使用者によって
押されると、保持回路63,64とバッテリー31との
つながりが断たれ、その時点でコード引き出し動作また
はコード引き込み動作が停止する。
【0068】このように、コード引き出し側釦48dま
たはコード引き込み側釦48cを瞬間的に押すだけで、
これがトリガとなってコード引き出しまたはコード引き
込みの動作が保持回路64,63によって保持されるの
で、使用者はコード移動方向を指示するだけでよく、ま
た途中で止めたい時は、手動操作可能な常閉スイッチ6
5により簡単にコード13を所定の長さ位置で止めるこ
とができ、使い勝手が更に良くなる。
【0069】ところで、コード端検出スイッチとして
は、前述の実施形態1(又は実施形態2)で説明したコ
ード先端検出スイッチ51と前述の実施形態3で説明し
た過電流時動作スイッチ59を用いることができ、かつ
これらを用いて種々の形態を採らせることができる。
【0070】例えば、コード端検出スイッチを、前述の
ように第1と第2のスイッチから構成し、コード引き込
み側釦48cに対応する第1のコード端検出スイッチと
して、揺動レバー37のローラ間隔拡大方向への変位か
ら電源プラグ41の保護ブッシュ41aを検知して電源
をOFFさせるコード先端検出スイッチ51を用いると
ともに、コード引き出し側釦48dに対応する第2のコ
ード端検出スイッチとして、コード13が最後まで引き
出された場合に、コード基端の耐磨耗性のチューブ39
部にてコード駆動機構34のローラ29にかかる負荷を
コード駆動用モータ33の過電流から検出して電源をO
FFさせる過電流時動作スイッチ59を用いてもよい。
【0071】また、コード端検出スイッチを、第1と第
2の保持回路63,64に直列に接続され、コード13
が最後まで引き出された場合や、最後まで引き込まれた
場合に、コード基端の耐磨耗性のチューブ39部や電源
プラグ41の保護ブッシュ41a部にてコード駆動機構
34のローラ29にかかる負荷をコード駆動用モータ3
3の過電流から検出して電源をOFFさせる単一の過電
流時動作スイッチ59から構成してもよい。この場合
は、保護ブッシュ41a部に耐磨耗性のチューブで保護
ことが望ましい。
【0072】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1の発明によ
れば、コード収納用の巻胴を、同軸線上に配置された円
錐状の二重ドラムの内ドラムから形成して、外ドラムの
円錐頂部に、コードを出し入れするための第1のコード
出入孔を設けるとともに、巻胴となる内ドラムの内部
に、ブロワのモータ部を収容したので、電極接続用の摺
接機構が必要なく、コード収納部が占有する平面的にみ
たスペースの有効利用が図れ、装置を小形化できる。
【0073】また、請求項2の発明によれば、外ドラム
の円錐内面と内ドラムの円錐外面とがほぼ平行かもしく
はこれらの間の空間部が裾野側で拡張するように、それ
ぞれの円錐頂角の角度を90°±20°に設定したの
で、コードを内ドラムにトグロ状に巻いて収納する際
の、コードの後と先の乱れや絡み合いを防止することが
てきる。
【0074】また、請求項3の発明によれば、二重ドラ
ムに、ブロワの羽根部を収容する風路付カバーを取り付
け、これら二重ドラム、風路付カバー、及びブロワを一
体の組立体に構成して掃除機本体内に収容したので、掃
除機本体との心出しが容易で、組付性がよい。
【0075】また、請求項4の発明によれば、ブロワ
を、組立体内で防振材を介して支持させるとともに、組
立体を防振機能を有するパッキンを介して掃除機本体内
に支持させたので、ブロワが発生する騒音、振動の外部
への漏洩を大幅に低減させることができ、掃除中でも室
内環境を静音状態におくことができる。
【0076】また、請求項5の発明によれば、組立体を
その二重ドラムの軸線が掃除機本体の軸線と一致するよ
うに掃除機本体内に配置するとともに、掃除機本体の後
端壁の中央部にその表面より凹陥する凹部を形成し、凹
部の底部における前記軸線上に第2のコード出入孔を設
けたので、第1のコード出入孔と第2のコード出入孔と
の間の距離を短くできて、コード出し入れ時に各コード
出入孔間でのコードの不規則な揺れや絡み合いを防止す
ることができ、コードのスムーズな出し入れが可能とな
る。更に掃除中にコンセントとの間で張力が発生して
も、この張力は掃除機本体の軸線上で作用し、掃除機本
体にモーメントがかからず、倒れが防止される。更にま
た掃除機本体の引き回し時にコードと前後車輪とが絡み
付くのを低減することができる。
【0077】また、請求項6の発明によれば、第1のコ
ード出入孔と第2のコード出入孔との間に、拡縮可能に
コードを挟み付けてこれを二重ドラムの軸線上で移動さ
せて、二重ドラムで形成される収納部に対し出入させる
一対のローラと、内蔵のバッテリーから電源供給を受
け、一対のローラの少なくとも一方に動力を与えるコー
ド駆動用モータとを有するコード駆動機構を設けたの
で、電源コードの出し入れを小さいトルクでかつ一定速
度で安定して行うことができる。
【0078】また、請求項7の発明によれば、一対のロ
ーラを、同じ速度でコードをドライブできるようにモー
タからの動力が与えられる両輪ドライブ方式に構成する
ことにより、コードグリップ力が高まり、コードの移動
をよりスムーズに行わせることができる。
【0079】また、請求項8の発明によれば、一対のロ
ーラのうちの一方のローラを、径の異なる板を複数枚交
互に積層して形成し、かつ大径側の板の外周にはきざみ
を付けたので、コードの径が変わってもスリップするこ
となくコードを移動させることができる。
【0080】また、請求項9の発明によれば、一対のロ
ーラのうちの一方のローラを、揺動レバーを介して取り
付け、揺動レバーは、その自由端と掃除機本体との間に
張設したばねによって常時コード挟み付け方向に付勢す
るようにしたので、コードの径が変わった場合のスリッ
プ防止をより完全なものにすることができる。
【0081】また、請求項10の発明によれば、コード
基端部近傍の外周に、コード駆動機構のローラ部まで延
出する耐磨耗性のチューブを嵌着したので、このチュー
ブによって、ローラがコードを引き出す方向に駆動しつ
づけた場合にはスリップさせることができて、コードに
キズが付くのを防ぐことができ、かつコード駆動用モー
タの負荷電流を少なくすることができる。
【0082】また、請求項11の発明によれば、コード
駆動用モータの電源回路内に、このモータの過電流を検
出する過電流検出手段と、前記モータと直列に配置さ
れ、過電流検出手段からの信号出力に基づいて電源をO
FFさせかつその状態を保持する自己保持リレーにより
作動する過電流時動作スイッチを設けたので、コードの
引っかかり等によってコード駆動用モータに負荷がかか
り、過電流が流れると、直ちにコード駆動用モータと電
源とのつながりを断ち、この状態を、使用者がスイッチ
操作部を放さない限りから保持できる。このため、ムダ
な電力の消費がなくなる。
【0083】また、請求項12の発明によれば、コード
駆動用モータへの電流方向を切り換えてコードを引き出
しまたは引き込みさせるスイッチの操作部を、常時ニュ
ートラルポジションに保持されるように、また切り換え
操作時にはその操作方向がコード移動方向に対応するよ
うに、設定して、掃除機本体上面に設置したので、コー
ド出し入れ操作の方向が、使用者に判りやすく、かつス
イッチ操作を安定して行わせることができる。
【0084】また、請求項13の発明によれば、コード
駆動用モータの電源回路内のコード引き込みスイッチと
コード駆動用モータとの間に、揺動レバーのローラ間隔
拡大方向への変位から電源プラグの保護ブッシュを検知
して電源をOFFさせるコード先端検出スイッチを設け
たので、コードが先端まで引き込まれた時点で、自動的
に電源をOFFさせることができる。このため、コード
が先端まで引き込まれてもなおコード引き込み側釦が押
されるようなことがあっても、それ以上はローラすなわ
ちコード駆動用モータが駆動されることがなく、ムダな
電力の消費がなくなるとともに、電源プラグの保護ブッ
シュへキズが付くのを防止できる。更にコード先端検出
スイッチはコード引き込みスイッチとコード駆動用モー
タとの間に設けられていて、コード引き出しスイッチと
コード先端検出スイッチとのつながりがないので、コー
ド先端検出スイッチのON/OFFと関係なくコード引
き出し動作を行わせることができる。
【0085】また、請求項14の発明によれば、コード
駆動用モータの電源回路に並列に、電源プラグの保護ブ
ッシュまたは耐磨耗性のチューブを検知して開放される
コード端検出スイッチと、コード端検出スイッチに直列
に設けられてコード引き出しスイッチがONしたときそ
の状態を保持する第1の保持回路と、コード端検出スイ
ッチに直列に設けられてコード引き込みスイッチがON
したときその状態を保持する第2の保持回路と、を設け
たので、コード引き出しスイッチまたはコード引き込み
スイッチを瞬間的に押すだけで、これがトリガとなって
コード引き出しまたはコード引き込みの動作を継続させ
ることができる。このため、使用者はコード移動方向を
指示するだけでよく、使い勝手が良くなる。
【0086】また、請求項15の発明によれば、コード
端検出スイッチは、第1と第2のスイッチからなり、第
1のスイッチは、揺動レバーのローラ間隔拡大方向への
変位から電源プラグの保護ブッシュを検知して電源をO
FFさせるコード先端検出スイッチから構成され、第2
のスイッチは、コードが最後まで引き出された場合に、
コード基端の耐磨耗性のチューブ部にてコード駆動機構
のローラにかかる負荷をコード駆動用モータの過電流か
ら検出して電源をOFFさせる過電流時動作スイッチか
ら構成したので、使用者はコード移動方向を指示するだ
けでよく、使い勝手が良くなるとともに、コード駆動用
モータの負荷電流を少なくすることができ、かつ電源プ
ラグの保護ブッシュへキズが付くのを防止できる。
【0087】また、請求項16の発明によれば、コード
端検出スイッチを、第1と第2の保持回路に直列に接続
され、コードが最後まで引き出された場合や、最後まで
引き込まれた場合に、コード基端の耐磨耗性のチューブ
部や電源プラグの保護ブッシュ部にてコード駆動機構の
ローラにかかる負荷をコード駆動用モータの過電流から
検出して電源をOFFさせる単一の過電流時動作スイッ
チから構成したので、コード端検出スイッチを単一構成
とすることができて、その分コストを削減することがで
きる。
【0088】また、請求項17の発明によれば、保持回
路とバッテリーとの間に、手動操作可能な常閉スイッチ
を設けたので、コードの送り動作を途中で止めたい時
は、いつでも常閉スイッチにより簡単に止めることがで
き、使い勝手が更に良くなる。
【0089】また、請求項18の発明によれば、バッテ
リーの充電をブロワモータ動作時のみ行う充電回路を設
けたので、充電のためだけの、電源プラグのコンセント
への差し込みや、充電後の引き抜き等の煩わしさをなく
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係る電気掃除機の
全体の機械的構成を示す正面縦断面図である。
【図2】 第1の実施形態に係る電気掃除機のコード先
端部とコード駆動機構部との関係を示す正面縦断面図で
ある。
【図3】 第1の実施形態に係る電気掃除機のコード駆
動機構部の側面縦断面図である。
【図4】 第1の実施形態に係る電気掃除機のコード基
端部とコード駆動機構部との関係を示す正面縦断面図で
ある。
【図5】 第1の実施形態に係る電気掃除機のコード収
納用の巻胴となる内ドラムを示す斜視図である。
【図6】 第1の実施形態に係る電気掃除機のコード駆
動用モータの電源回路図である。
【図7】 本発明の第2の実施形態に係る電気掃除機の
コード駆動用モータの電源回路図である。
【図8】 本発明の第3の実施形態に係る電気掃除機の
コード駆動用モータの電源回路図である。
【図9】 本発明の第4の実施形態に係る電気掃除機の
コード駆動用モータの電源回路図である。
【符号の説明】
1 掃除機本体、6 ブロワ、6a ブロワのモータ
部、6b ブロワの羽根部、8 円錐状の二重ドラム、
9 内ドラム(巻胴)、9a 内ドラムの円錐外面、1
1 外ドラム、11a 第1のコード出入孔、11b
外ドラムの円錐内面、12 空間部(コード収納部)、
13 コード、16 ゴム製のモータ受け(防振材)、
17 風路付カバー、18 防振リング(防振材)、1
9 組立体、20 パッキン(防振材)、22 掃除機
本体の後端壁、24 凹部、25第2のコード出入孔、
28,29 ローラ、31 バッテリー、32 ギヤ機
構、33 コード駆動用モータ、34 コード駆動機
構、35,36 径の異なる板、35a きざみ、37
揺動レバー、38 ばね、39 耐磨耗性のチュー
ブ、41 電源プラグ、41a 保護ブッシュ、48a
スイッチの操作部、48c コード引き込み側釦(コ
ード引き込みスイッチ)、48d コード引き出し側釦
(コード引き出しスイッチ)、49 充電器、51 コ
ード先端検出スイッチ(コード端検出スイッチ)、52
降圧トランス(充電回路)、53 整流用のダイオー
ド(充電回路)、55 過電流検出手段、57,58
自己保持リレー、59 過電流時動作スイッチ(コード
端検出スイッチ)、61,62 コード端検出スイッ
チ、63 第1の保持回路、64 第2の保持回路、6
5 手動操作可能な常閉スイッチ。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コード収納用の巻胴を、同軸線上に配置
    された円錐状の二重ドラムの内ドラムから形成して、外
    ドラムの円錐頂部に、コードを出し入れするための第1
    のコード出入孔を設けるとともに、巻胴となる内ドラム
    の内部に、ブロワのモータ部を収容したことを特徴とす
    る電気掃除機。
  2. 【請求項2】 外ドラムの円錐内面と内ドラムの円錐外
    面とがほぼ平行かもしくはこれらの間の空間部が裾野側
    で拡張するように、それぞれの円錐頂角の角度を90°
    ±20°に設定したことを特徴とする請求項1記載の電
    気掃除機。
  3. 【請求項3】 二重ドラムに、ブロワの羽根部を収容す
    る風路付カバーを取り付け、これら二重ドラム、風路付
    カバー、及びブロワを一体の組立体に構成して掃除機本
    体内に収容したことを特徴とする請求項1又は請求項2
    記載の電気掃除機。
  4. 【請求項4】 ブロワを、組立体内で防振材を介して支
    持させるとともに、組立体を防振機能を有するパッキン
    を介して掃除機本体内に支持させたことを特徴とする請
    求項3記載の電気掃除機。
  5. 【請求項5】 組立体をその二重ドラムの軸線が掃除機
    本体の軸線と一致するように掃除機本体内に配置すると
    ともに、掃除機本体の後端壁の中央部にその表面より凹
    陥する凹部を形成し、該凹部の底部における前記軸線上
    に第2のコード出入孔を設けたことを特徴とする請求項
    3又は請求項4記載の電気掃除機。
  6. 【請求項6】 第1のコード出入孔と第2のコード出入
    孔との間に、拡縮可能にコードを挟み付けてこれを二重
    ドラムの軸線上で移動させて、該二重ドラムで形成され
    る収納部に対し出入させる一対のローラと、内蔵のバッ
    テリーから電源供給を受け、前記一対のローラの少なく
    とも一方に動力を与えるコード駆動用モータとを有する
    コード駆動機構を設けたことを特徴とする請求項5記載
    の電気掃除機。
  7. 【請求項7】 一対のローラは、同じ速度でコードをド
    ライブできるようにモータからの動力が与えられる両輪
    ドライブ方式に構成されていることを特徴とする請求項
    6記載の電気掃除機。
  8. 【請求項8】 一対のローラのうち、一方のローラは、
    径の異なる板を複数枚交互に積層してなり、かつ大径側
    の板の外周にはきざみが付けられていることを特徴とす
    る請求項6又は請求項7記載の電気掃除機。
  9. 【請求項9】 一対のローラのうち、一方のローラは、
    揺動レバーを介して取り付けられ、該揺動レバーは、そ
    の自由端と掃除機本体との間に張設したばねによって常
    時コード挟み付け方向に付勢されていることを特徴とす
    る請求項6又は請求項7記載の電気掃除機。
  10. 【請求項10】 コード基端部近傍の外周に、コード駆
    動機構のローラ部まで延出する耐磨耗性のチューブを嵌
    着したことを特徴とする請求項6乃至請求項9のいずれ
    かに記載の電気掃除機。
  11. 【請求項11】 コード駆動用モータの電源回路内に、
    該モータの過電流を検出する過電流検出手段と、該モー
    タと直列に配置され、前記過電流検出手段からの信号出
    力に基づいて電源をOFFさせかつその状態を保持する
    自己保持リレーにより作動する過電流時動作スイッチを
    設けたことを特徴とする請求項6乃至請求項10のいず
    れかに記載の電気掃除機。
  12. 【請求項12】 コード駆動用モータへの電流方向を切
    り換えてコードを引き出しまたは引き込みさせるスイッ
    チの操作部を、常時ニュートラルポジションに保持され
    るように、また切り換え操作時にはその操作方向がコー
    ド移動方向に対応するように、設定して、掃除機本体上
    面に設置したことを特徴とする請求項6乃至請求項11
    のいずれかに記載の電気掃除機。
  13. 【請求項13】 コード駆動用モータの電源回路内のコ
    ード引き込みスイッチとコード駆動用モータとの間に、
    揺動レバーのローラ間隔拡大方向への変位から電源プラ
    グの保護ブッシュを検知して電源をOFFさせるコード
    先端検出スイッチを設けたことを特徴とする請求項12
    記載の電気掃除機。
  14. 【請求項14】 コード駆動用モータの電源回路に並列
    に、電源プラグの保護ブッシュまたは耐磨耗性のチュー
    ブを検知して開放されるコード端検出スイッチと、該コ
    ード端検出スイッチに直列に設けられてコード引き出し
    スイッチがONしたときその状態を保持する第1の保持
    回路と、前記コード端検出スイッチに直列に設けられて
    コード引き込みスイッチがONしたときその状態を保持
    する第2の保持回路と、を設けたことを特徴とする請求
    項12記載の電気掃除機。
  15. 【請求項15】 コード端検出スイッチは、第1と第2
    のスイッチからなり、第1のスイッチは、揺動レバーの
    ローラ間隔拡大方向への変位から電源プラグの保護ブッ
    シュを検知して電源をOFFさせるコード先端検出スイ
    ッチから構成され、第2のスイッチは、コードが最後ま
    で引き出された場合に、コード基端の耐磨耗性のチュー
    ブ部にてコード駆動機構のローラにかかる負荷をコード
    駆動用モータの過電流から検出して電源をOFFさせる
    過電流時動作スイッチから構成されてなることを特徴と
    する請求項14記載の電気掃除機。
  16. 【請求項16】 コード端検出スイッチを、第1と第2
    の保持回路に直列に接続され、コードが最後まで引き出
    された場合や、最後まで引き込まれた場合に、コード基
    端の耐磨耗性のチューブ部や電源プラグの保護ブッシュ
    部にてコード駆動機構のローラにかかる負荷をコード駆
    動用モータの過電流から検出して電源をOFFさせる単
    一の過電流時動作スイッチから構成したことを特徴とす
    る請求項14記載の電気掃除機。
  17. 【請求項17】 保持回路とバッテリーとの間に、手動
    操作可能な常閉スイッチを設けたことを特徴とする請求
    項14乃至請求項16のいずれかに記載の電気掃除機。
  18. 【請求項18】 バッテリーの充電をブロワモータ動作
    時のみ行う充電回路を設けたことを特徴とする請求項6
    乃至請求項17のいずれかに記載の電気掃除機。
JP14764596A 1996-06-10 1996-06-10 電気掃除機 Pending JPH09327422A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14764596A JPH09327422A (ja) 1996-06-10 1996-06-10 電気掃除機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14764596A JPH09327422A (ja) 1996-06-10 1996-06-10 電気掃除機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09327422A true JPH09327422A (ja) 1997-12-22

Family

ID=15435030

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14764596A Pending JPH09327422A (ja) 1996-06-10 1996-06-10 電気掃除機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09327422A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100729717B1 (ko) * 2006-03-09 2007-06-19 삼성광주전자 주식회사 코드릴 조립체 및 이를 포함하는 진공청소기
EP2881027A1 (en) * 2013-12-04 2015-06-10 Samsung Electronics Co., Ltd Vacuum cleaning apparatus

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100729717B1 (ko) * 2006-03-09 2007-06-19 삼성광주전자 주식회사 코드릴 조립체 및 이를 포함하는 진공청소기
WO2007102649A1 (en) * 2006-03-09 2007-09-13 Samsung Gwangju Electronics Co., Ltd. Cord reel assembly and vacuum cleaner having the same
EP2881027A1 (en) * 2013-12-04 2015-06-10 Samsung Electronics Co., Ltd Vacuum cleaning apparatus
US9706890B2 (en) 2013-12-04 2017-07-18 Samsung Electronics Co., Ltd. Vacuum cleaning device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11337573B2 (en) Cleaning apparatus having vacuum cleaner and docking station
EP2162043B1 (en) Vacuum cleaner
WO2013005326A1 (ja) 充電用ケーブル収容装置
EP1311046B1 (en) Power adapter with cable storage device
US7490706B2 (en) Retractable electric cord receiving device and ventilation apparatus
US9775484B2 (en) Surface cleaning apparatus
JPH09327422A (ja) 電気掃除機
AU2003230008A1 (en) Suction cleaners
JP2014236780A (ja) 電気掃除機
JP2005027829A (ja) 電気掃除機
JPH08107849A (ja) 電気掃除機
JPH08107852A (ja) 電気掃除機
JP3214650B2 (ja) 電気掃除機
JPH0435338Y2 (ja)
JPH08107847A (ja) 電気掃除機
JPH08107844A (ja) 電気掃除機
JP3214649B2 (ja) 電気掃除機
JPH08182639A (ja) 電気掃除機
JPH08107848A (ja) 電気掃除機
JP3214651B2 (ja) 電気掃除機
JP2010125039A (ja) 電気掃除機
JPH08107867A (ja) 電気掃除機
KR20010035708A (ko) 진공 청소기용 코드릴 장치
JPH08107866A (ja) 電気掃除機
JPH0739485A (ja) 電気掃除機とホースユニット