JPH08107867A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JPH08107867A
JPH08107867A JP24568094A JP24568094A JPH08107867A JP H08107867 A JPH08107867 A JP H08107867A JP 24568094 A JP24568094 A JP 24568094A JP 24568094 A JP24568094 A JP 24568094A JP H08107867 A JPH08107867 A JP H08107867A
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JP
Japan
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hose
electric blower
winding
vacuum cleaner
electric
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JP24568094A
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English (en)
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Takeshi Terada
寺田  健
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ホース8を巻回する略円筒状の巻取ドラム
を、本体ケース内に上下方向を軸にモータにて正逆回転
自在に配設する。ホース8の把持部9の先端に開閉自在
の弁体41を設ける。ホース8の巻き取りおよび吐き出し
の際、弁体41にて風路を閉塞させ、制御手段にて電動送
風機の駆動状態を記憶し、電動送風機を所定の駆動状態
に制御する。電動送風機の駆動で発生する負圧によりホ
ース8を収縮させる。ホース8は、上部本体ケースの内
面側のガイド部に当接せず、巻取ドラムの胴体部に巻き
付くように縮径し、巻き弛みを防止できる。ホース8の
吐き出しおよび巻き取り終了後に電動送風機96を記憶し
た駆動状態に制御する。 【効果】 ホース8の吐き出しおよび巻き取りが円滑に
でき、ホース8の引っ掛かるなどによるホース8の損傷
を防止できる。電動送風機の駆動状態を設定し直す必要
がなく、掃除作業性を向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホースを巻回する巻取
ドラムを設けた電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ホースを巻回する巻取ドラムを設
けた電気掃除機としては、例えば特開平5−33706
3号公報に記載の構成が知られている。
【0003】特開平5−337063号公報に記載の電
気掃除機は、ホースを巻回する筒状の巻取ドラムを、駆
動伝達装置を介して設けたモータを駆動させて、ホース
の吐き出しおよび巻き取りを行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平5−337063号公報に記載の電気掃除機におい
て、モータを駆動させて巻取ドラムを回転させホースの
巻き取りや吐き出しを行う際に、ホースの巻き弛みが生
じてホースを整然と巻き取り収納できず、電気掃除機本
体内でホースが引っ掛かるなどにより円滑なホースの吐
き出しおよび巻き取りが行えないとともに、ホースを損
傷する問題がある。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、ホースの巻き取りおよび吐き出しが円滑な電気掃除
機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の電気掃除
機は、電気掃除機本体と、この電気掃除機本体に設けら
れた吸塵用の電動送風機と、前記電気掃除機本体内に回
転自在に設けられた筒状の巻取ドラムと、この巻取ドラ
ムに巻回され前記電動送風機の吸引側に連通して風路を
形成するホースと、前記ホースの先端近傍で風路の少な
くとも一部を開閉自在に閉塞する弁体とを具備したもの
である。
【0007】請求項2記載の電気掃除機は、電気掃除機
本体と、この電気掃除機本体に設けられた吸塵用の電動
送風機と、前記電気掃除機本体内に回転自在に設けられ
た筒状の巻取ドラムと、この巻取ドラムに巻回され前記
電動送風機の吸引側に連通して風路を形成するホース
と、このホースの吐き出しおよび巻き取りの少なくとも
いずれか一方で前記電動送風機を駆動させる制御手段と
を具備したものである。
【0008】請求項3記載の電気掃除機は、請求項2記
載の電気掃除機において、制御手段は、ホースの吐き出
しおよび巻き取り直前の電動送風機の駆動状態を記憶
し、このホースの吐き出しおよび巻き取り終了後に前記
電動送風機を記憶した駆動状態に制御するものである。
【0009】
【作用】請求項1記載の電気掃除機は、巻取ドラムを回
転させてホースの吐き出しおよび巻き取りを行う際、電
動送風機の吸引側に連通して風路を形成するホースの先
端近傍に設けた弁体にて風路の少なくとも一部を閉塞
し、電動送風機を駆動させて負圧を発生させ、この負圧
によりホースを収縮させるため、巻き弛みなくホースの
吐き出しおよび巻き取りが円滑であるとともに、ホース
の損傷が防止される。
【0010】請求項2記載の電気掃除機は、巻取ドラム
を回転させてホースの吐き出しまたは巻き取りを行う
際、制御手段にて電動送風機を駆動させて負圧を発生さ
せ、この負圧によりホースを収縮させるため、巻き弛み
なくホースの吐き出しまたは巻き取りが円滑であるとと
もに、ホースの損傷が防止される。
【0011】請求項3記載の電気掃除機は、請求項2記
載の電気掃除機において、制御手段によりホースの吐き
出しおよび巻き取り直前の電動送風機の駆動状態を記憶
し、このホースの吐き出しおよび巻き取り終了後に電動
送風機を記憶した駆動状態に制御するため、例えば掃除
中にホースの巻き取り長さを変えても電動送風機の駆動
状態を設定し直す必要がなく、掃除作業性が向上する。
【0012】
【実施例】以下、本発明の電気掃除機の一実施例の構成
を図面を参照して説明する。
【0013】図3ないし図4において、1は電気掃除機
本体で、この電気掃除機本体1は、上面を開口し下面を
閉塞した有底四角筒状の下部本体ケース2と、下面を開
口した四角筒状で下部本体ケース2の上端に接合されて
下部本体ケース2の上面の開口を閉塞する上部本体ケー
ス3と、上部本体ケース3の上面開口部3aを開閉自在に
閉塞する蓋体4とからなる中空箱状に構成された本体ケ
ース5を有している。
【0014】そして、電気掃除機本体1には、上部本体
ケース3の前面に長手方向が上下方向に沿った長方形状
のホース口7が開口形成されているとともに、ホース8
の把持部9を着脱自在に係止する図示しない係止手段が
設けられている。さらに、上部本体ケース3のホース口
7が開口する側の反対側である後面には、上方に開口す
る箱状の付属品収納部11が設けられている。そして、こ
の付属品収納部11内には、取付フランジ12が設けられ、
この取付フランジ12は鶴口13や家具ブラシ、吸込口体1
4、延長管15などの付属品を保持するようになってい
る。なお、この付属品収納部11には、塵埃などの侵入を
防止すべく上面の開口を開閉自在に閉塞する蓋などを設
けてもよい。
【0015】また、電気掃除機本体1には、下部本体ケ
ース2のホース口7が開口する側である前面の下部に
は、ゴムや軟質ウレタンなどの緩衝部材16が設けられ、
上部本体ケース3のホース口7が開口する側の反対側で
ある後面側の側面下部に、ホース口7の開口方向と直交
する方向に沿って回転自在に軸支された従動輪17が設け
られている。
【0016】さらに、上部本体ケース3の上面には、側
面の縁近傍の略中央に、上下方向に細長いハンドル穴部
18が設けられ、このハンドル穴部18にハンドル部19が摺
動自在に挿入されている。そして、このハンドル部19
は、把持される略細長棒状の握り部20と、この握り部20
の長手方向の両端が同方向に折曲形成された脚部21とに
て略コ字状に形成され、脚部21がハンドル穴部18に上下
方向に摺動可能に挿入されて、ハンドル部19が上部本体
ケース3の上下方向に沿って進退自在に設けられてい
る。なお、このハンドル部19は、ストッパなどによりハ
ンドル部19を上方に引き出した状態が維持できるように
なっている。
【0017】そして、電気掃除機本体1は、緩衝部材16
および従動輪17により床面Fに載置された通常時では、
緩衝部材16と床面Fとの摩擦により停止した状態であ
り、電気掃除機本体1を移動する場合には、図14に示
すように、ハンドル部19を上方に引き出し、緩衝部材16
を床面Fから離隔させ、緩衝部材16が床面Fから離間し
た状態でハンドル部19を押すまたは引くなどの操作によ
り従動輪17を走行させる。
【0018】また、上部本体ケース3の内面側には、図
3に示すように、内周面が略円筒状となるドラム室23を
形成するガイド部24が設けられている。そして、このガ
イド部24の一部が切り欠かれてホース口7の周縁に連続
され、内周側のドラム室23がホース口7を介して外部に
連通されるようになっている。
【0019】さらに、このガイド部24には、図6および
図7に示すように、ホース口7の上下方向の両端縁の近
傍に位置して壁状に内方に向けて突出するローラ保持部
25が対向して形成され、これら対向するローラ保持部2
5,25間には、軸方向がホース口7の上下方向の両側縁
に沿ったホースローラ26,26が回転自在に1対軸支され
ている。
【0020】一方、図3ないし図5および図7におい
て、31は巻取ドラムで、この巻取ドラム31は、一端に集
塵開口部31a を開口し他端に排気開口部31b を開口する
略円筒状の胴体部32の軸方向の両端周縁に外周方向に突
出するフランジ部33が設けられ、ボビン状に形成されて
いる。また、胴体部32の外周面には、この外周面から直
交方向に突出してスパイラル状に案内壁部34が設けら
れ、この案内壁部34にてホース8が案内されて胴体部32
の外周面にスパイラル状に巻回され、ホース8が案内壁
部34,34間に位置するようになっている。
【0021】なお、ホース8は、図6に示すように、可
撓性を有するホース体36と、このホース体36の一端側に
回転管36a を介して回転自在に嵌合された把持部9とか
らなり、この把持部9はホース口7を挿通不可能に形成
されている。
【0022】さらに、ホース8のホース体36は、図10
および図11に示すように、例えば1〜2mの長さごと
に接続手段37が設けられて、例えば6mの長さに形成さ
れている。そして、このホース体36の接続手段37は、接
続されるホース体36,36の端部にそれぞれ設けられた端
部管37a と、この端部管37a に係合されてホース体36,
36を接続するジョイント管37b とから構成されている。
【0023】また、端部管37a は、軟質塩化ビニルなど
の軟質合成樹脂にて略円筒状に形成され、外周面には、
軸方向の略中央にフランジ状の鍔部38が形成されている
とともに、この鍔部38より軸方向の一端側である先端側
には、鍔部38と同様にフランジ状に係止爪部39が形成さ
れている。さらに、この係止爪部39には、一部が右ねじ
方向に円弧状に切り欠かれた呼込み部39a が形成されて
いる。
【0024】一方、ジョイント管37b は、端部管37a と
同様に軟質塩化ビニルなどの軟質合成樹脂にて略円筒状
に形成され、軸方向の両端側の内周面には、端部管37a
の係止爪部39に係止される係合溝部40が環状の溝状に形
成されている。
【0025】そして、端部管37a が、係止爪部39が設け
られていない側である基端側がホース体36に鍔部38がホ
ース体36の端部縁に当接するまで嵌合固定されている。
さらに、係合溝部40の先端側の縁が係止爪部39の呼込み
部39a から基端側に嵌挿されて、ジョイント管37b の両
端が、端部管37a の鍔部38に軸方向の両端縁が当接する
まで係合溝部40が係止爪部39に係合されて、ジョイント
管37b が端部管37a に回転自在に嵌挿してホース体36,
36が接続されている。
【0026】一方、ホース8の把持部9の先端には、把
持部9の先端の開口を開閉自在に閉塞する弁体41が、把
持部9の先端の開口縁に回転軸42にて回動自在に軸支さ
れている。また、把持部9の先端には、弁体41を軸支す
る回転軸42と対向する位置に、弁体41が把持部9の先端
の開口を閉塞したときに弁体41を係止する弁体係止爪部
43が設けられているとともに、回転軸42と同方向の把持
部9の回転管36a 側には弁体41が把持部9の先端の開口
を開口するときに弁体41を係止する弁体保持爪部44が設
けられている。
【0027】さらに、巻取ドラム31のフランジ部33の外
周縁には、図3ないし図5および図7に示すように、外
周に向けて溝状に形成されたレール部45が設けられてい
る。
【0028】また、巻取ドラム31には、軸方向の下端の
内周縁に排気開口部31b を覆って下方に向けて略円筒状
に突出するドーム部46が形成され、このドーム部46の先
端には胴体部32と同軸の略円筒状のドラムプーリ46a が
設けられている。さらに、ドラムプーリ46a の中心軸に
は、円筒状の筒体47が嵌合されている。なお、このドー
ム部46およびドラムプーリ46a には、胴体部32の中心軸
に連通する通風口46bが複数形成されている。
【0029】さらに、下部本体ケース2の上面略中央
に、中心軸にベアリング48を設け上方に円筒状に突出す
る軸受部49が形成されている。また、上部本体ケース3
の上下部内面側の角部分に内方に略三角形壁状に突出す
る保持部50がそれぞれ設けられ、これら保持部50の先端
近傍には、外周面が巻取ドラム31のレール部45に当接保
持する保持プーリ50a がそれぞれ回転自在に設けられて
いる。
【0030】そして、巻取ドラム31は、ドラムプーリ46
a の筒体47が下部本体ケース2の軸受部49のベアリング
48に回転自在に嵌合され、フランジ部33のレール部45に
保持プーリ50a が係合されて、本体ケース5内のドラム
室23内に回転自在に軸支されている。なお、この巻取ド
ラム31の胴体部32の周面とガイド部24の内周面との間の
距離は、巻取ドラム31に巻き取られるホース8の外径よ
り若干広い距離、すなわち、ホース8の内周側が胴体部
32に接触して巻取ドラム31に巻き取られた状態では、ホ
ース8はガイド部24の内周面に当接しないようになって
いる。
【0031】また、下部本体ケース2の上面には、図
3、図5および図7に示すように、ギアボックス51が設
けられ、このギアボックス51には、モータ52が取り付け
られている。さらに、ギアボックス51には、小径プーリ
53a と大径プーリ53b とが同軸に形成された減速プーリ
54が回転自在に設けられている。そして、モータ52の出
力軸56には出力プーリ57が軸支され、この出力プーリ57
と減速プーリ54の大径プーリ53b とに無端の出力ベルト
58が掛け渡されているとともに、減速プーリ54の小径プ
ーリ53a と巻取ドラム31のドラムプーリ46a とに無端の
減速ベルト59が掛け渡され、モータ52の駆動により巻取
ドラム31が正逆自在に回転されるようになっている。
【0032】さらに、巻取ドラム31の胴体部32の一端側
である上端内周側には、図3に示すように、胴体部32の
軸方向の上端側に連通孔61を開口するダクト部62が区画
形成され、このダクト部62内には、図8に示すように、
接続ダクト63が収容されている。そして、接続ダクト63
は、略L字状に屈曲する管状に形成され、一端がパッキ
ング64を介して連通孔61に気密に接続され、他端が巻取
ドラム31の胴体部32の外周面側に接線方向に向けて開口
するように配設され、この他端側には、ホース8のホー
ス体36が嵌合固定されている。
【0033】一方、蓋体4は外蓋部66と内蓋部67とから
なり、外蓋部66は円盤状に形成され、上面には取手部68
が形成され、下面略中央には連結部69が設けられてい
る。また、内蓋部67は、下面を開口する略円盤状の上内
蓋部70と上面を開口する略円盤状の下内蓋部71とから中
空に形成されている。そして、内蓋部67の上内蓋部70の
略中央には、図3および図9に示すように、外蓋部66の
連結部69が係合される略円形の連結孔72が穿設されてい
る。
【0034】また、連結部69は、外蓋部66の軸方向に沿
って外蓋部66の下面から下方に突出する内蓋部67の上内
蓋部70の連結孔72の径と略同径の円柱状の可撓性を有す
るジョイント部74を有し、このジョイント部74の先端
は、径大に係合部75が形成され、この係合部75の先端に
は軸方向に沿って切溝76が形成され、この切溝76により
係合部75が縮径可能になっている。
【0035】さらに、ジョイント部74には、環状の2枚
の座板77,77が内蓋部67の上内蓋部70を挟持するように
回転自在に嵌挿され、さらに係合部75側の座板77と上内
蓋部70との間に位置して気密性を維持するOリング78が
嵌挿されている。そして、連結部69の係合部75が上内蓋
部70の連結孔72に係合され、外蓋部66と内蓋部67とが相
対して回転自在に連結されて、蓋体4が形成されてい
る。
【0036】また、内蓋部67の下内蓋部71の略中央に
は、図3に示すように、下方に管状に突出し吸込口79a
を開口するパイプ部79が形成されている。さらに、下内
蓋部71には、図4に示すように、巻取ドラム31のダクト
部62の連通孔61に対向して開口しホース8が接続される
接続ダクト63に連通する風路孔80が形成されている。そ
して、上内蓋部70の下面および下内蓋部71の上面には、
対向して壁状に突出する風路リブ81,81がそれぞれ形成
され、上内蓋部70および下内蓋部71との接合により、内
蓋部67内には、風路リブ81,81にて底部にパイプ部79の
吸込口79a およびホース8に連通する風路孔80を開口す
る内部風路82を形成している。
【0037】そして、蓋体4は、外蓋部66が上部本体ケ
ース3の上面開口部3aに係合され、内蓋部67が巻取ドラ
ム31の上端側の集塵開口部31a に気密に係合され、外蓋
部66は回転せず内蓋部67が巻取ドラム31とともに回転可
能に本体ケース5に取り付けられている。
【0038】一方、巻取ドラム31の内周面には、図3に
示すように、軸方向の略中央に位置して中心軸に向けて
壁状に突出し略中央に略円形の通気孔84が開口形成され
た環状の集塵リブ85が設けられ、この集塵リブ85と上端
に係合する蓋体4の内蓋部67とにて集塵室86が区画形成
されている。そして、集塵リブ85には、通気孔84を閉塞
するように、通気性を有するフィルタ87が着脱自在に設
けられている。
【0039】また、蓋体4の内蓋部67の下面に下方に突
出するパイプ部79の基端近傍には、集塵袋89を着脱自在
に取り付けるホルダ90が設けられている。
【0040】さらに、集塵リブ85の下方には、集塵リブ
85と同径状に環状の送風機リブ92が設けられ、集塵リブ
85と対向する送風機リブ92には、略中央に吸気孔93が開
口形成され、この送風機リブ92と巻取ドラム31の下部に
形成されたドーム部46とにて電動送風機室94が区画形成
されている。
【0041】そして、集塵室86と電動送風機室94とは、
集塵リブ85の通気孔84および送風機リブ92の吸気孔93を
介して連通されている。また、集塵室86の上方には、蓋
体4の取り付けにより蓋体4のパイプ部79の吸込口79a
が開口する内部風路82が位置されて、巻取ドラム31の軸
方向である上下方向に沿って風路が形成されている。
【0042】また、電動送風機室94内には、電動送風機
96が配設されている。そして、この電動送風機96は、図
示しないファンと、このファンを回転駆動する電動機97
と、ファンを覆うファンカバー98とからなっている。ま
た、このファンカバー98の中央部には吸引口99が開口形
成され、電動機97のフレームには図示しない排気口が開
口形成されている。
【0043】さらに、巻取ドラム31の内周面には、電動
送風機室94の内方に壁状に突出する環状の支持リブ101
が形成され、電動送風機96は、支持リブ101 の内周縁近
傍に取り付けられた例えばゴム製の支持体102 を介し
て、吸引口99が送風機リブ92の吸気孔93に対向するよう
に支持され、電動送風機96の吸引口99が集塵室86に、集
塵リブ85の通気孔84および送風機リブ92の吸気孔93を介
して気密に連通されて配設されている。
【0044】また、下部本体ケース2の上面には、電気
機器本体104 が設けられ、この電気機器本体104 には、
商用交流電源を供給する図示しないコンセントに接続さ
れるプラグ105 を設けた電源コード106 が接続されてい
る。なお、この電源コード106 は、図示しない巻取手段
にて、下部本体ケース2の下部に開口形成されたコード
口107 から引き出しおよび巻き取り可能になっている。
【0045】さらに、電気機器本体104 には、図15に
示すように、図示しない回路基板や可動鉄心型トランス
108 などの電気機器などが収容され、回路基板には、モ
ータ52の駆動状態を制御するモータ制御部109 、電動送
風機96の駆動状態などを制御する電動送風機制御部110
、および、これらモータ制御部109 および電動送風機
制御部110 が接続されたメイン制御部111 からなる制御
手段112 が搭載されている。
【0046】なお、モータ制御部109 は、モータ52の電
流値を検知する電流検知手段およびモータ52の回転方向
の反転を所定回数行う自動反転制御部としての機能を有
している。また、メイン制御部111 は、モータ制御部10
9 の電流検知手段により検知したモータ52の電流値を記
憶する記憶手段としての機能を有している。
【0047】そして、電動送風機制御部110 には、電動
送風機96の電動機97の近傍に取り付けられた図示しない
温度センサからの信号を検出し、この信号により電動機
97が所定温度T0 以上となったと判断した際に、図17
に示すように、電動送風機96の入力を低下させる制御を
行う温度検出手段113 が接続されている。
【0048】さらに、電動送風機制御部110 には、図1
5に示すように、電動送風機96に電源を供給する電線11
5 が接続され、この電線115 の一部は、図3に示すよう
に、コイル状に形成されたカールコード115aを有してい
る。また、モータ制御部109には、モータ52に電源を供
給するリード線116 が接続されている。そして、電線11
5 は、巻取ドラム31を本体ケース5に軸支する筒体47の
内周に挿通されて配線されている。なお、電線115 の一
部をカールコード115aとすることにより、モータ52の駆
動により巻取ドラム31が回転した際に、捩れなどが生じ
ないようにしている。
【0049】また、メイン制御部111 には、本体ケース
5の上面に設けられモータ52の駆動状態を制御する本体
側制御スイッチ117 などが配設された本体操作部118 、
および、モータ52および電動送風機96の駆動状態や電源
供給の有無などを発光ダイオードによる表示やブザーな
どによる報知を行う表示部119 が接続されている。
【0050】さらに、電気機器である可動鉄心型トラン
ス108 には、本体ケース5の前面に設けられたホース8
の把持部9を係止する図示しない係止手段に設けられた
電源スイッチ121 が接続されている。そして、この電源
スイッチ121 は、把持部9が係止手段に係止されている
状態では開成され、把持部9が係止手段から取り外され
た状態では閉成するようになっている。そして、この電
源スイッチ121 が閉成されることにより、電気機器であ
る可動鉄心型トランス108 の図示しない可動鉄心が移動
して回路を閉成し、商用交流電源がメイン制御部111 に
印加されるようになっている。
【0051】一方、ホース8の把持部9には、図1およ
び図2に示すように、電動送風機96の駆動状態を設定す
る入力スイッチ122 やモータ52の駆動状態を設定する手
許側制御スイッチ123 などが配設された手許操作部124
、音波や電波、赤外線などの無線を発信および受信す
る手許無線部125 、電池などの電源部126 、および、電
動送風機96およびモータ52の駆動状態や異常などを発光
ダイオードなどによる表示やブザーなどによる報知を行
う図示しない手許表示部が配設されている。
【0052】また、上部本体ケース3の上部内側には、
図3および図15に示すように、ホース8の把持部9に
配設された手許無線部125 から発信される無線を受信し
たり、無線を発信する本体無線部127 が設けられ、この
本体無線部127 は、電気機器本体104 内に収容された回
路基板の制御手段112 を構成するメイン制御部111 に接
続されている。
【0053】さらに、ホース8の把持部9の先端には、
延長管15や吸込口体14が接続され、延長管15や吸込口体
14から吸引した塵埃をホース8を介して内部風路82から
集塵室86に集塵される。また、空気は集塵室86から通気
孔84および吸気孔93を介して電動送風機96の吸引口99か
ら吸引され、電動送風機96の図示しない排気口から電動
送風機室94に排気され、さらに、電動送風機室94からド
ーム部46およびドラムプーリ46a の通風口46b から本体
ケース5の下部を通って本体ケース5に設けられた図示
しない排気口から外気に排気されるようになっている。
【0054】次に、上記実施例の動作について説明す
る。
【0055】まず、電源コード106 を引き出してプラグ
105 を図示しないコンセントに接続する。そして、本体
ケース5の前面に設けられた図示しない係止手段からホ
ース8の把持部9を取り外し、係止手段の電源スイッチ
121 を閉成させてメイン制御部111 に商用交流電源から
電力を供給する。
【0056】さらに、ホース8を引っ張る、あるいは、
手許操作部124 の手許側制御スイッチ123 のホース8を
吐き出す旨の操作により、ホースを吐き出す。
【0057】すなわち、手許操作部124 の手許側制御ス
イッチ123 の操作により、手許無線部125 から所定の無
線信号を出力し、この信号を電気掃除機本体1の本体無
線部127 が受信する。そして、制御手段112 のメイン制
御部111 の記憶手段111aにて電動送風機96の駆動状態で
ある停止状態を記憶するとともに、制御手段112 のメイ
ン制御部111 および電動送風機制御部110 により、電動
送風機96を所定の駆動状態に駆動させて負圧を発生さ
せ、この負圧により図12に示す状態のホース8を図1
3に示すように収縮させる。この際、ホース8は、収縮
により、上部本体ケース3の内面側のドラム室23を形成
するガイド部24に当接せず、巻取ドラム31の胴体部32に
巻き付くように縮径して、巻き弛みを防止する。
【0058】さらに、制御手段112 のメイン制御部111
およびモータ制御部109 にて、モータ52を所定の方向、
すなわち巻取ドラム31がホース8を吐き出す方向に低速
から徐々に加速させて回転するように回転駆動させ、ホ
ース8を所定量吐き出す。なお、ホース8は、収縮によ
り、上部本体ケース3の内面側のドラム室23を形成する
ガイド部24に当接せず、巻取ドラム31の胴体部32に巻き
付くように縮径して、巻き弛みが防止されているため、
モータ52や巻取ドラム31、ホース8に負荷が掛からず、
円滑にホース8が吐き出される。
【0059】そして、ホース8を所定量巻き取った後、
再び手許操作部124 の手許側制御スイッチ123 の吐き出
しを停止させる旨の操作により、モータ52を停止させ、
ホース8の巻き取りを停止させるとともに、メイン制御
部111 の記憶手段111aにて記憶した電動送風機96の停止
状態に制御して、ホース8の吐き出しを停止させる。こ
の後、ホース8の把持部9の先端に延長管15および吸込
口体14を接続する。
【0060】そして、把持部9の手許操作部124 の入力
スイッチ122 を操作して電動送風機96を所定の入力で駆
動させ、把持部9を押すあるいは引いて吸込口体14を被
掃除面である床面F上を走行させて、掃除を行う。この
電動送風機96の駆動により、吸込口体14から空気ととも
に塵埃が吸い込まれ、延長管15、ホース8、ダクト部62
の接続ダクト63、内部風路82、パイプ部79を介して集塵
室86内に装着された集塵袋89内に流入し、塵埃は集塵袋
89内に捕捉される。
【0061】また、この集塵袋89により濾過された空気
は、フィルタ87、通気孔84、吸気孔93、電動送風機96の
吸引口99、電動送風機96内、この電動送風機96の図示し
ない排気口、電動送風機室94、ドーム部46およびドラム
プーリ46a の通風口46b を順次通って、本体ケース5に
設けられた図示しない排気口を介して電気掃除機本体1
外の外気へ排気風として排出される。
【0062】なお、集塵袋89が一杯となった場合や塵埃
などがホース8などに閉塞した場合などには、吸込抵抗
が上昇して電動送風機96の負圧側の真空度が上昇するた
め、図示しない真空度検知手段にてこの真空状態を検知
し、把持部9に設けた図示しない手許表示部にて発光ダ
イオードなどの表示やブザーなどの報知にてその旨を報
知する。この報知により、手許操作部124 の入力スイッ
チ122 を操作して電動送風機96の駆動を停止し、取手部
68を持って蓋体4を集塵袋89とともに本体ケース5から
取り外し、集塵袋89を交換したり、フィルタ87の掃除を
行ったり、閉塞した塵埃を取り除くなどの保守点検を行
う。
【0063】そして、掃除中に電気掃除機本体1から遠
い位置の床面Fを掃除する際に、さらにホース8を引き
出す場合には、再びホース8を引っ張る、あるいは、手
許操作部124 の手許側制御スイッチ123 の操作により、
ホース8の吐き出しを行う。
【0064】このホース8の吐き出しの際、制御手段11
2 のメイン制御部111 の記憶手段111aにて電動送風機96
の駆動状態を記憶するとともに、制御手段112 のメイン
制御部111 および電動送風機制御部110 により、電動送
風機96を所定の駆動状態に駆動させ、負圧によりホース
8を収縮させる。さらに、制御手段112 のメイン制御部
111 およびモータ制御部109 にてモータ52を低速から徐
々に加速させて回転駆動させ、ホース8の吐き出し方向
に巻取ドラム31を低速から加速させて回転させ、ホース
8を所定量吐き出す。
【0065】そして、ホース8を所定量吐き出した後、
再び手許操作部124 の手許側制御スイッチ123 の吐き出
しを停止させる旨の操作により、モータ52を停止させ、
ホース8の吐き出しを停止させるとともに、メイン制御
部111 の記憶手段111aにて記憶した電動送風機96の駆動
状態に復帰させる、すなわち掃除中の駆動状態に制御す
る。
【0066】一方、遠い位置から近い位置の床面Fを掃
除する際に、余分に引き出されたホース8を電気掃除機
本体1内に巻き取る場合には、ホース8の吐き出しと同
様に、手許操作部124 の手許側制御スイッチ123 のホー
ス8を巻き取る旨の操作により、メイン制御部111 の記
憶手段111aにて電動送風機96の駆動状態を記憶するとと
もに、制御手段112 のメイン制御部111 および電動送風
機制御部110 により、電動送風機96を所定の駆動状態に
駆動させて負圧によりホース8を収縮させ、メイン制御
部111 およびモータ制御部109 にてモータ52を低速から
徐々に加速させて回転駆動させ、ホース8の巻き取り方
向に巻取ドラム31を低速から徐々に加速させて回転さ
せ、ホース8を所定量巻き取る。
【0067】そして、ホース8を所定量巻き取った後、
再び手許操作部124 の手許側制御スイッチ123 の巻き取
りを停止させる旨の操作により、モータ52を停止させ、
ホース8の巻き取りを停止させるとともに、メイン制御
部111 の記憶手段111aにて記憶した電動送風機96の駆動
状態に復帰させる、すなわち掃除中の駆動状態に制御す
る。
【0068】また、掃除が終了しホース8を巻き取る場
合には、ホース8の把持部9から延長管15などを取り外
し、弁体保持爪部44から弁体41を取り外して回動させ、
弁体41を弁体係止爪部43に係止させて把持部9の先端の
開口を閉塞する。さらに、電気掃除機本体1の本体操作
部118 の本体側制御スイッチ117 をホース8を巻き取る
旨の操作を行い、この操作と同時あるいは本体側制御ス
イッチ117 の操作後所定時間内に手許操作部124 の手許
側制御スイッチ123 をホース8を巻き取る旨の操作を行
う。
【0069】これら操作により、制御手段112 のメイン
制御部111 の記憶手段111aにて電動送風機96の駆動状態
である停止状態を記憶するとともに、制御手段112 のメ
イン制御部111 および電動送風機制御部110 により、電
動送風機96を所定の駆動状態に駆動させて負圧を発生さ
せてホース8を収縮させる。なお、弁体41にて把持部9
の先端の開口を閉塞させて、電動送風機96を駆動させる
ことにより、ホース8の収縮状態が大きく、ホース8の
収縮効率を向上できる。
【0070】さらに、制御手段112 のメイン制御部111
およびモータ制御部109 にてモータ52を低速から徐々に
加速させて回転駆動させ、ホース8の巻き取り方向に巻
取ドラム31を回転させて、ホース8を巻き取る。
【0071】なお、ホース8が全長巻き取られた場合に
は、図示しないホース検知手段にてホース8の全長を巻
き取った旨を検知して、モータ52の駆動を停止させると
ともに、メイン制御部111 の記憶手段111aにて記憶した
電動送風機96の駆動状態である停止状態に電動送風機96
を制御する。
【0072】次に、上記実施例のホース8の巻き取りお
よび吐き出し動作について、図18に示すフローチャー
トを参照して説明する。
【0073】まず、メイン制御部111 がモータ制御部10
9 にモータ52の入力を低速で回転させる旨の設定を行い
(ステップ1)、手許操作部124 の手許側制御スイッチ
123および本体操作部118 の本体側制御スイッチ117 の
操作の待機状態となる(ステップ2)。そして、制御手
段112 のメイン制御部111 が手許側制御スイッチ123お
よび本体側制御スイッチ117 の操作による入力を検知し
た場合、電動送風機96の駆動状態である入力をメイン制
御部111 の記憶手段111aに記憶させる(ステップ3)。
【0074】次に、手許側制御スイッチ123 および本体
側制御スイッチ117 の操作がホース8を吐き出す旨の操
作か否かを判断し(ステップ4)、ホース8を吐き出す
旨の操作でないと判断した場合には、ホース8を巻き取
る旨の操作か否かを判断する(ステップ5)。
【0075】そして、ステップ4でホース8を吐き出す
旨の操作であると判断した場合には、巻取ドラム31がホ
ース8を吐き出す方向に回転するように、メイン制御部
111によりモータ制御部109 でモータ52の極性を設定す
る(ステップ6)。さらに、手許側制御スイッチ123 お
よび本体側制御スイッチ117 の別の操作が行われたか否
かを判断し(ステップ7)、別の操作が行われずホース
8の吐き出し信号のままである場合には、メイン制御部
111 および電動送風機制御部110 にて電動送風機96を所
定の入力、すなわちホース8を収縮させる入力で駆動さ
せる(ステップ8)。
【0076】この後、メイン制御部111 およびモータ制
御部109 にてモータ52をホース8の吐き出し方向に低速
で所定時間、例えば1秒間回転させる(ステップ9)。
さらに、モータ52の入力を徐々に増大させて中速から高
速回転に加速させ(ステップ10)、ステップ7に戻る。
【0077】また、ステップ7で別の操作が行われて、
ホース8の吐き出し信号でない例えばホース8の巻き取
り信号やモータ52の停止信号などをメイン制御部111 が
検知した場合には、メイン制御部111 がモータ制御部10
9 にモータ52の入力を低速で回転させる旨の設定を行い
(ステップ11)、メイン制御部111 およびモータ制御部
109 にてモータ52をホース8の吐き出し方向に低速で所
定時間、例えば1秒間回転させて停止させる(ステップ
12)。この後、メイン制御部111 の記憶手段111aに記憶
されている電動送風機96の入力にて電動送風機96を駆動
させるとともに、記憶手段111aに記憶されている電動送
風機96の入力を解除し(ステップ13)、ステップ2に戻
る。
【0078】一方、ステップ5でホース8を巻き取る旨
の操作でないと判断した場合には、ホース8の吐き出し
および巻き取りを停止させる旨の操作がされたものと判
断し、ステップ2に戻る。
【0079】また、ステップ5でホース8を巻き取る旨
の操作であると判断した場合には、巻取ドラム31がホー
ス8を巻き取る方向に回転するように、メイン制御部11
1 によりモータ制御部109 でモータ52の極性を設定する
(ステップ14)。さらに、手許側制御スイッチ123 およ
び本体側制御スイッチ117 の別の操作が行われたか否か
を判断し(ステップ15)、別の操作が行われずホース8
の吐き出し信号のままである場合には、メイン制御部11
1 および電動送風機制御部110 にて電動送風機96を所定
の入力、すなわちホース8を収縮させる入力で駆動させ
る(ステップ16)。
【0080】この後、メイン制御部111 およびモータ制
御部109 にてモータ52をホース8の吐き出し方向に低速
で所定時間、例えば1秒間回転させる(ステップ17)。
さらに、モータ52の入力を徐々に増大させて中速から高
速回転に加速させ(ステップ18)、ステップ15に戻る。
【0081】また、ステップ15で別の操作が行われて、
ホース8の巻き取り信号でない例えばホース8の吐き出
し信号やモータ52の停止信号などをメイン制御部111 が
検知した場合には、メイン制御部111 がモータ制御部10
9 にモータ52の入力を低速で回転させる旨の設定を行い
(ステップ19)、メイン制御部111 およびモータ制御部
109 にてモータ52をホース8の吐き出し方向に低速で所
定時間、例えば1秒間回転させて停止させる(ステップ
20)。この後、メイン制御部111 の記憶手段111aに記憶
されている電動送風機96の入力を解除し(ステップ2
1)、ステップ2に戻る。
【0082】なお、ホース8が全長巻き取られた場合や
全長吐き出した場合には、図示しないホース検知手段に
てホース8の全長を巻き取ったおよび吐き出した旨を検
知して、モータ52の駆動を停止させる。
【0083】このモータ52の停止により、ホース8の全
長が巻き取りおよび吐き出されたことによる巻取ドラム
31が回転できなくなった状態で、モータ52に入力が加わ
ることが防止され、モータ52や巻取ドラム31、ホース8
に負荷が掛かり、巻取ドラム31を軸支する筒体47、保持
部50および保持プーリ50a やホース8、モータ52が損傷
することを防止できる。
【0084】また、ホース8が本体ケース5内で引っ掛
かり、メイン制御部111 およびモータ制御部109 が、図
16に示すように、モータ52に負荷が掛かって所定の設
定された入力P0 に達したことを判断した場合、モータ
制御部109 の図示しない自動反転制御部により、所定回
数モータ52の回転を巻き取り方向である反対方向に反転
させ、通常時の入力P1 となった時点でホース8の巻き
取り方向へモータ52を回転駆動させる。また、所定回数
反転させても通常時の入力P1 とならない場合には、異
常時と判断して巻き取りのための制御を停止し、電気掃
除機本体1の表示部119 および図示しない手許表示部に
よりその旨を報知する。
【0085】そして、電気掃除機本体1を片付ける時
は、図14に示すように、ハンドル部19を上方に摺動さ
せて引き上げて、このハンドル部19を持って緩衝部材16
および従動輪17により床面Fに載置された電気掃除機本
体1を従動輪17側である後部側に傾け、緩衝部材16を床
面Fから離間した状態でハンドル部19を押すまたは引く
ことにより従動輪17を走行させ、電気掃除機本体1を所
定の収容場所まで移動させる。この後、再び電気掃除機
本体1を緩衝部材16および従動輪17により床面Fに載置
させてハンドル部19を下方に摺動させて片付ける。
【0086】上記実施例によれば、本体操作部118 や手
許操作部124 の操作により、巻取ドラム31を回転させて
ホース8の吐き出しおよび巻き取りを行う際、制御手段
112にて電動送風機96を駆動させて負圧を発生させ、こ
の負圧によりホース8を収縮させるため、ホース8は、
収縮により、上部本体ケース3の内面側のガイド部24に
当接せず、巻取ドラム31の胴体部32に巻き付くように縮
径するため、巻き弛みを防止でき、ホース8の吐き出し
および巻き取りが円滑にできるとともに、巻き弛みを防
止できるため、ホース8がドラム室23内で引っ掛かるな
どによりホース8が損傷することを防止できる。
【0087】また、ホース8の吐き出しおよび巻き取り
の際、ホース8の吐き出しおよび巻き取り前の電動送風
機96の駆動状態を記憶し、このホース8の吐き出しおよ
び巻き取り終了後に電動送風機96を記憶した駆動状態に
制御するため、電動送風機96の駆動状態を設定し直す必
要がなく、掃除作業性を向上できる。
【0088】さらに、ホース8の収縮の際、把持部9に
回動自在に設けた簡単な構造の弁体41にて閉塞するた
め、電動送風機96の駆動により発生する負圧を直接ホー
ス8の収縮に利用できるため、ホース8の収縮効率を向
上でき、ホース8の巻き取りおよび吐き出し効率を容易
に向上できる。
【0089】なお、上記実施例において、巻取ドラム31
をモータ52にて回転させる構造にて説明したが、手動で
巻取ドラム31を回転させるものでもよく、この回転をス
イッチなどにて検知して、この検知により電動送風機96
を駆動させてホース8を収縮させたり、手許操作部124
の操作により電動送風機96を駆動させて手動でホース8
を収縮させるものでも同様の効果が得られる。
【0090】また、弁体41による閉塞は、ホース8の吐
き出しおよび巻き取りの際に、常に行ってもよく、ま
た、この弁体41は、電磁弁などホース8の吐き出しおよ
び巻き取りの際に自動的に開閉するようにしてもよい。
さらに、この弁体41は、ホース体36と把持部9との間に
設けるなどホース8の先端近傍であればいずれの箇所で
も同様の効果が得られる。
【0091】
【発明の効果】請求項1記載の電気掃除機によれば、巻
取ドラムの回転によるホースの吐き出しおよび巻き取り
の際、ホース先端近傍の弁体にて風路の少なくとも一部
を閉塞し、電動送風機の駆動による負圧にてホースを収
縮させることにより、巻き弛みを防止でき、円滑にホー
スの吐き出しおよび巻き取りを行うことができるととも
に、ホースの損傷を防止できる。
【0092】請求項2記載の電気掃除機によれば、巻取
ドラムの回転によるホースの吐き出しおよび巻き取りの
際、制御手段により電動送風機の駆動にて発生する負圧
でホースを収縮させることにより、巻き弛みを防止でき
円滑にホースを吐き出しおよび巻き取りできるととも
に、ホースの損傷を防止できる。
【0093】請求項3記載の電気掃除機によれば、請求
項2記載の電気掃除機において、制御手段によりホース
の吐き出しおよび巻き取り直前の電動送風機の駆動状態
を記憶し、ホースの吐き出しおよび巻き取り終了後に電
動送風機を記憶した駆動状態に制御するため、例えば掃
除中にホースの巻き取り長さを変えても電動送風機の駆
動状態を設定し直す必要がなく、掃除作業性を向上でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気掃除機の一実施例のホースの把持
部近傍を示す断面図である。
【図2】同上平面図である。
【図3】同上電気掃除機本体を示す側面断面図である。
【図4】同上平面断面図である。
【図5】同上底面断面図である。
【図6】同上斜視図である。
【図7】同上巻取ドラムを示す一部を切り欠いた正面図
である。
【図8】同上接続ダクトを示す一部を切り欠いた側面図
である。
【図9】同上連結部を示す断面図である。
【図10】同上ホースの接続手段を示す断面図である。
【図11】同上ホースの接続状況を示す説明図である。
【図12】同上ホース体を示す断面図である。
【図13】同上ホース体を示す収縮状態の断面図であ
る。
【図14】同上電気掃除機本体の移動状況を示す説明図
である。
【図15】同上制御手段を示すブロック図である。
【図16】同上モータの入力を説明するグラフである。
【図17】同上電動送風機の入力と電動機の温度との関
係を説明するグラフである。
【図18】同上ホースの巻き取りおよび吐き出しの際の
動作を説明するフローチャートである。
【符号の説明】
1 電気掃除機本体 8 ホース 31 巻取ドラム 41 弁体 96 電動送風機 112 制御手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気掃除機本体と、 この電気掃除機本体に設けられた吸塵用の電動送風機
    と、 前記電気掃除機本体内に回転自在に設けられた筒状の巻
    取ドラムと、 この巻取ドラムに巻回され前記電動送風機の吸引側に連
    通して風路を形成するホースと、 前記ホースの先端近傍で風路の少なくとも一部を開閉自
    在に閉塞する弁体とを具備したことを特徴とする電気掃
    除機。
  2. 【請求項2】 電気掃除機本体と、 この電気掃除機本体に設けられた吸塵用の電動送風機
    と、 前記電気掃除機本体内に回転自在に設けられた筒状の巻
    取ドラムと、 この巻取ドラムに巻回され前記電動送風機の吸引側に連
    通して風路を形成するホースと、 このホースの吐き出しおよび巻き取りの少なくともいず
    れか一方で前記電動送風機を駆動させる制御手段とを具
    備したことを特徴とする電気掃除機。
  3. 【請求項3】 制御手段は、ホースの吐き出しおよび巻
    き取り直前の電動送風機の駆動状態を記憶し、このホー
    スの吐き出しおよび巻き取り終了後に前記電動送風機を
    記憶した駆動状態に制御することを特徴とする請求項2
    記載の電気掃除機。
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