JPH08173351A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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Publication number
JPH08173351A
JPH08173351A JP32107194A JP32107194A JPH08173351A JP H08173351 A JPH08173351 A JP H08173351A JP 32107194 A JP32107194 A JP 32107194A JP 32107194 A JP32107194 A JP 32107194A JP H08173351 A JPH08173351 A JP H08173351A
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JP
Japan
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hose
vacuum cleaner
winding drum
drum
guide wall
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Pending
Application number
JP32107194A
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English (en)
Inventor
Atsushi Morishita
篤至 森下
Takeyuki Ichino
雄之 市野
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 略筒状の胴体部32の外周面にスパイラル状に
案内壁部34を設けてホース8を巻回する巻取ドラム31を
形成する。案内壁部34の外周縁に胴体部32の軸方向に沿
って隣接する案内壁部34に向けて膨出する軟質部材から
なる突部35を取り付ける。突部35,35間の距離をホース
8の外径より狭い間隔に設定する。巻取ドラム31をホー
ス8が導出するホース口7を開口する本体ケース5内に
上下方向を軸にモータ51にて正逆回転自在に配設する。
巻取ドラム31内に集塵室86および電動送風機96を収容す
る電動送風機室94を形成する。 【効果】 ホース8の巻き取りおよび吐き出しの際に突
部35,35間を通過する場合、突部35,35が変形してホー
ス8が突部35,35を乗り越える。慣性にて巻取ドラム31
が回転した際、ホース8の巻回径が径大となるが、突部
35がホース8を押さえてホース8の巻き弛みを防止でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホースを巻回する巻取
ドラムを設けた電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ホースを巻回する巻取ドラムを設
けた電気掃除機としては、例えば特開平5−33706
3号公報に記載の構成が知られている。
【0003】特開平5−337063号公報に記載の電
気掃除機は、ホースを巻回する筒状の巻取ドラムを、例
えばスイッチなどが配設された手許操作部の操作によ
り、モータを回転駆動させて回転させ、ホースの巻き取
りおよび吐き出しを行い、手許操作部の操作により、吸
塵用の電動送風機を駆動させ、重量の重い電動送風機を
収容した電気掃除機本体を床面上に載置させたまま掃除
を行うものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記特開平
5−337063号公報に記載の電気掃除機において、
モータを駆動させて巻取ドラムを回転させホースの巻き
取りや吐き出しを行う際に、ホースの巻き弛みが生じて
ホースを整然と巻き取り収納できず、電気掃除機本体内
でホースが引っ掛かるなどにより円滑なホースの吐き出
しおよび巻き取りが行えず、ホースが電気掃除機本体に
引っ掛かることによりホースやモータ、巻取ドラムに負
荷が掛かりホースやモータ、巻取ドラムなどを損傷する
おそれがある。
【0005】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、円滑にホースの巻き取りおよび吐き出しが可能な電
気掃除機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の電気掃除
機は、電気掃除本体に開口するホース口を介してホース
を巻回する筒状の巻取ドラムを回転自在に設けた電気掃
除機において、前記巻取ドラムは、ホースを巻回する胴
体部と、この胴体部の外周面に設けられホースを案内す
る螺旋状の案内壁部と、この案内壁部の外周縁に前記胴
体部の軸方向に沿って突出され、対向する前記案内壁部
の外周縁との対向距離が前記ホースの外径より短く形成
された突部とを具備したものである。
【0007】請求項2記載の電気掃除機は、請求項1記
載の電気掃除機において、突部は、軟質部材にて形成さ
れたものである。
【0008】
【作用】請求項1記載の電気掃除機は、ホースを巻回す
る巻取ドラムの胴体部の外周面に螺旋状に設けた案内壁
部の外周縁に、対向する案内壁部の外周縁との対向距離
がホースの外径より短くなるように突部を設けたため、
ホースの巻き取りおよび吐き出しの際にホースが突部を
通過する場合には、ホースまたは突部が変形して突部を
乗り越えて巻き取りおよび吐き出しを行い、ホースの巻
き取りおよび吐き出しの際にホースの巻回径が径大とな
るように移動した場合、ホースが突部に押さえられホー
スの巻き弛みが防止され、ホースの円滑な巻き取りおよ
び吐き出しが可能となる。
【0009】請求項2記載の電気掃除機は、請求項1記
載の電気掃除機において、突部を軟質部材にて形成した
ため、ホースの巻き取りおよび吐き出しの際にホースが
突部を通過する際に、突部が変形するので、突部を乗り
越える際にホースに必要以上の負荷が掛からずホースの
損傷が防止される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の電気掃除機の一実施例の構成
を図面を参照して説明する。
【0011】図1ないし図5において、1は電気掃除機
本体で、この電気掃除機本体1は、上面を開口し下面を
閉塞した有底四角筒状の下部本体ケース2と、下面を開
口した四角筒状で下部本体ケース2の上端に接合されて
下部本体ケース2の上面の開口を閉塞する上部本体ケー
ス3と、上部本体ケース3の上面開口部3aを開閉自在に
閉塞する蓋体4とからなる中空箱状に構成された本体ケ
ース5を有している。
【0012】そして、電気掃除機本体1には、上部本体
ケース3の前面に長手方向が上下方向に沿った長方形状
のホース口7が開口形成されているとともに、ホース8
の把持部9を着脱自在に係止する図示しない係止手段が
設けられている。
【0013】なお、ホース8は、図5に示すように、可
撓性を有するホース体8aと、このホース体8aの一端側に
回転管8bを介して回転自在に嵌合された把持部9とから
なり、この把持部9はホース口7を挿通不可能に形成さ
れている。また、ホース8のホース体8aは、例えば1〜
2mの長さごとに互いに回転自在に接続される図示しな
い接続手段が設けられて、例えば6mの長さに形成され
ている。
【0014】さらに、上部本体ケース3のホース口7が
開口する側の反対側である後面には、上方に開口する箱
状の付属品収納部11が設けられている。そして、この付
属品収納部11内には、取付フランジ12が設けられ、この
取付フランジ12は鶴口13や家具ブラシ、吸込口体14、延
長管15などの付属品を保持するようになっている。な
お、この付属品収納部11には、塵埃などの侵入を防止す
べく上面の開口を開閉自在に閉塞する蓋などを設けても
よい。
【0015】また、電気掃除機本体1には、下部本体ケ
ース2のホース口7が開口する側である前面の下部に
は、ゴムや軟質ウレタンなどの制動部材16が床面Fに接
地可能に設けられているとともに、ホース口7が設けら
れた側である前面の重心より高い位置である上部近傍に
は、手が掛けられるように取手凹部17が設けられてい
る。さらに、上部本体ケース3のホース口7が開口する
側の反対側である後面側の側面下部に、ホース口7の開
口方向と直交する方向に沿って回転自在に軸支された走
行輪18が設けられている。
【0016】さらに、上部本体ケース3の上面には、側
面の縁近傍の略中央に、上下方向に細長いハンドル穴部
19が設けられ、このハンドル穴部19にハンドル部20が摺
動自在に挿入されている。そして、このハンドル部20
は、把持される略細長棒状の握り部20a と、この握り部
20a の長手方向の両端が同方向に折曲形成された脚部20
b とにて略コ字状に形成され、脚部20b がハンドル穴部
19に上下方向に摺動可能に挿入されて、ハンドル部20が
上部本体ケース3の上下方向に沿って進退自在に設けら
れている。なお、このハンドル部20は、ストッパなどに
よりハンドル部20を上方に引き出した状態が維持できる
ようになっている。
【0017】そして、電気掃除機本体1は、制動部材16
および走行輪18により床面Fに載置された通常時では、
制動部材16と床面Fとの摩擦により停止した状態に制動
し、電気掃除機本体1を移動する場合には、図12に示
すように、ハンドル部20を上方に引き出し、制動部材16
を床面Fから離間した状態でハンドル部20を押したり引
くなどの操作により走行輪18を走行させる。
【0018】また、上部本体ケース3の内面側には、図
1に示すように、内周面が略円筒状となるドラム室23を
形成するガイド部24が設けられている。そして、このガ
イド部24の一部が切り欠かれてホース口7の周縁に連続
され、内周側のドラム室23がホース口7を介して外部に
連通されるようになっている。
【0019】さらに、このガイド部24には、図1および
図5に示すように、ホース口7の上下方向の両端縁の近
傍に位置して壁状に内方に向けて突出するローラ保持部
25が対向して形成され、これら対向するローラ保持部2
5,25間には、軸方向がホース口7の上下方向の両側縁
に沿ったホースローラ26,26が回転自在に1対軸支され
ている。
【0020】一方、図1ないし図5において、31は巻取
ドラムで、この巻取ドラム31は、一端に集塵開口部31a
が開口され他端に排気開口部31b が開口された略円筒状
の胴体部32の軸方向の両端周縁に外周方向に突出するフ
ランジ部33が設けられ、ボビン状に形成されている。ま
た、胴体部32の外周面には、この外周面から直交方向に
突出してスパイラル状に案内壁部34が設けられ、この案
内壁部34にてホース8が案内されて胴体部32の外周面に
螺旋状に巻回され、ホース8が案内壁部34,34間に位置
するようになっている。
【0021】さらに、案内壁部34の突出する先端縁であ
る外周縁には、図6に示すように、胴体部32の軸方向に
沿って隣接する案内壁部34に向けて膨出する軟質部材に
て形成された突部35が接着剤などにて取り付けられてい
る。この突部35は、略細長円柱状に形成され、周面に長
手方向に沿って径方向に溝状の嵌合溝部36が形成されて
いる。そして、この突部35は、嵌合溝部36が案内壁部34
の外周縁に嵌合され、長手方向が案内壁部34の外周縁に
沿って連続して取り付けられている。
【0022】なお、胴体部32の軸方向である対向する突
部35,35間の距離は、ホース8のホース体8aの外径より
狭い間隔となるようになっている。さらに、図7に示す
ように、ホース8の巻回径が径大となる巻き弛み方向に
移動して突部35にホース8が引っ掛かるように押さえら
れた際に、ホース8の外周面がガイド部24の内周面に当
接しないようになっている。
【0023】一方、巻取ドラム31のフランジ部33の外周
縁には、図2ないし図5に示すように、外周に向けて溝
状に形成されたレール部41が設けられている。
【0024】また、巻取ドラム31には、軸方向の下端の
内周縁に排気開口部31b を覆うように下方に向けて略円
筒状に突出するドーム部42が形成され、このドーム部42
の先端には、胴体部32と同軸の略円筒状のドラムプーリ
42a が設けられている。さらに、ドラムプーリ42a の中
心軸には、円筒状の筒体43が嵌合されている。なお、こ
のドーム部42およびドラムプーリ42a には、胴体部32の
中心軸に連通する通風口42b が複数形成されている。
【0025】さらに、下部本体ケース2の上面略中央
に、中心軸にベアリング44を設け上方に円筒状に突出す
る軸受部45が形成されている。また、上部本体ケース3
の上下部内面側の角部分に内方に略三角形壁状に突出す
る保持部47がそれぞれ設けられ、これら保持部47の先端
近傍には、外周面が巻取ドラム31のレール部41に当接保
持する保持プーリ48がそれぞれ回転自在に設けられてい
る。
【0026】そして、巻取ドラム31は、ドラムプーリ42
a の筒体43が下部本体ケース2の軸受部45のベアリング
44に回転自在に嵌合され、フランジ部33のレール部41に
保持プーリ48が係合されて、本体ケース5内のドラム室
23内に回転自在に軸支されている。なお、この巻取ドラ
ム31の胴体部32の周面とガイド部24の内周面との間の距
離は、巻取ドラム31に巻き取られるホース8の外径より
若干広い距離、すなわち、ホース8の内周側が胴体部32
に接触して巻取ドラム31に巻き取られた状態では、ホー
ス8はガイド部24の内周面に当接しないようになってい
る。
【0027】また、下部本体ケース2の上面には、図
1、図3および図4に示すように、ギアボックス50が設
けられ、このギアボックス50には、モータ51が取り付け
られている。さらに、ギアボックス50には、小径プーリ
52と大径プーリ53とが同軸に形成された減速プーリ54が
回転自在に設けられている。そして、モータ51の出力軸
56には、出力プーリ57が軸支され、この出力プーリ57と
減速プーリ54の大径プーリ53とに無端の出力ベルト58が
掛け渡されているとともに、減速プーリ54の小径プーリ
52と巻取ドラム31のドラムプーリ42a とに無端の減速ベ
ルト59が掛け渡され、モータ51の駆動により巻取ドラム
31が正逆自在に回転されるようになっている。
【0028】さらに、巻取ドラム31の胴体部32の一端側
である上端内周側には、図1に示すように、胴体部32の
軸方向の上端側に連通孔61を開口するダクト部62が区画
形成され、このダクト部62内には、図9に示すように、
接続ダクト63が収容されている。そして、接続ダクト63
は、略L字状に屈曲する管状に形成され、一端がパッキ
ング64を介して連通孔61に気密に接続され、他端が巻取
ドラム31の胴体部32の外周面側に接線方向に向けて開口
するように配設され、この他端側には、ホース8のホー
ス体8aが嵌合固定されている。
【0029】一方、蓋体4は、外蓋部66と内蓋部67とか
らなり、外蓋部66は円盤状に形成され、上面には取手部
68が形成され、下面略中央には連結部69が設けられてい
る。また、内蓋部67は、下面を開口する略円盤状の上内
蓋部70と上面を開口する略円盤状の下内蓋部71とから中
空に形成されている。そして、内蓋部67の上内蓋部70の
略中央には、図1および図10に示すように、外蓋部66
の連結部69が係合される略円形の連結孔72が穿設されて
いる。
【0030】また、連結部69は、外蓋部66の軸方向に沿
って外蓋部66の下面から下方に突出する内蓋部67の上内
蓋部70の連結孔72の径と略同径の円柱状の可撓性を有す
るジョイント部74を有し、このジョイント部74の先端
は、径大に係合部75が形成され、この係合部75の先端に
は軸方向に沿って切溝76が形成され、この切溝76により
係合部75が縮径可能になっている。
【0031】さらに、ジョイント部74には、環状の2枚
の座板77,77が内蓋部67の上内蓋部70を挟持するように
回転自在に嵌挿され、さらに係合部75側の座板77と上内
蓋部70との間に位置して気密性を維持するOリング78が
嵌挿されている。そして、連結部69の係合部75が上内蓋
部70の連結孔72に係合され、外蓋部66と内蓋部67とが相
対して回転自在に連結されて、蓋体4が形成されてい
る。
【0032】また、内蓋部67の下内蓋部71の略中央に
は、図1に示すように、下方に管状に突出し吸込口79a
を開口するパイプ部79が形成されている。さらに、下内
蓋部71には、図2に示すように、巻取ドラム31のダクト
部62の連通孔61に対向して開口しホース8が接続される
接続ダクト63に連通する風路孔80が形成されている。そ
して、上内蓋部70の下面および下内蓋部71の上面には、
対向して壁状に突出する風路リブ81,81がそれぞれ形成
され、上内蓋部70および下内蓋部71との接合により、内
蓋部67内には、風路リブ81,81にて底部にパイプ部79の
吸込口79a およびホース8に連通する風路孔80を開口す
る内部風路82を形成している。
【0033】そして、蓋体4は、外蓋部66が上部本体ケ
ース3の上面開口部3aに係合され、内蓋部67が巻取ドラ
ム31の上端側の集塵開口部31a に気密に係合され、外蓋
部66は回転せず内蓋部67が巻取ドラム31とともに回転可
能に本体ケース5に取り付けられている。
【0034】一方、巻取ドラム31の内周面には、図1に
示すように、軸方向の略中央に位置して中心軸に向けて
壁状に突出し略中央に略円形の通気孔84が開口形成され
た環状の集塵リブ85が設けられ、この集塵リブ85と集塵
開口部31a を閉塞して巻取ドラム31の上端に係合する蓋
体4の内蓋部67とにて集塵室86が区画形成されている。
そして、集塵リブ85には、通気孔84を閉塞するように、
通気性を有するフィルタ87が着脱自在に設けられてい
る。
【0035】また、蓋体4の内蓋部67の下面に下方に突
出するパイプ部79の基端近傍には、集塵袋89を着脱自在
に取り付けるホルダ90が設けられている。
【0036】さらに、集塵リブ85の下方には、集塵リブ
85と同形状に環状の送風機リブ92が設けられ、集塵リブ
85と対向する送風機リブ92には、略中央に吸気孔93が開
口形成され、この送風機リブ92と巻取ドラム31の下部に
形成されたドーム部42とにて電動送風機室94が区画形成
されている。
【0037】そして、集塵室86と電動送風機室94とは、
集塵リブ85の通気孔84および送風機リブ92の吸気孔93を
介して連通されている。また、集塵室86の上方には、蓋
体4の取り付けにより蓋体4のパイプ部79の吸込口79a
が開口する内部風路82が位置されて、巻取ドラム31の軸
方向である上下方向に沿って風路が形成されている。
【0038】また、電動送風機室94内には、電動送風機
96が配設されている。そして、この電動送風機96は、図
示しないファンと、このファンを回転駆動する電動機97
と、ファンを覆うファンカバー98とからなっている。ま
た、このファンカバー98の中央部には吸引口99が開口形
成され、電動機97のフレームには図示しない排気口が開
口形成されている。
【0039】さらに、巻取ドラム31の内周面には、電動
送風機室94の内方に壁状に突出する環状の支持リブ101
が形成され、電動送風機96は、支持リブ101 の内周縁近
傍に取り付けられた例えばゴム製の支持体102 を介し
て、吸引口99が送風機リブ92の吸気孔93に対向するよう
に支持され、電動送風機96の吸引口99が集塵室86に、集
塵リブ85の通気孔84および送風機リブ92の吸気孔93を介
して気密に連通されて配設されている。
【0040】また、下部本体ケース2の上面には、電気
機器本体104 が設けられ、この電気機器本体104 には、
商用交流電源を供給する図示しないコンセントに接続さ
れるプラグ105 を設けた電源コード106 が接続されてい
る。なお、この電源コード106 は、図示しない巻取手段
にて、下部本体ケース2の下部に開口形成されたコード
口107 から引き出しおよび巻き取り可能になっている。
【0041】さらに、電気機器本体104 には、図14に
示すように、図示しない回路基板や可動鉄心型トランス
108 などの電気機器などが収容され、回路基板には、モ
ータ51の駆動状態を制御するモータ制御部109 、電動送
風機96の駆動状態などを制御する電動送風機制御部110
、および、これらモータ制御部109 および電動送風機
制御部110 が接続されたメイン制御部111 からなる制御
手段112 が搭載されている。
【0042】そして、電動送風機制御部110 には、電動
送風機96の電動機97の近傍に取り付けられた図示しない
温度センサからの信号を検出し、この信号により電動機
97が所定温度T0 以上となったと判断した際に、図16
に示すように、電動送風機96の入力を低下させる制御を
行う温度検出手段113 が接続されている。また、モータ
制御部109 には、モータ51の電流値を検出する図示しな
い電流検出部およびモータの回転方向の反転を所定回数
行う図示しない自動反転制御部が設けられている。
【0043】さらに、電動送風機制御部110 には、図1
4に示すように、電動送風機96に電源を供給する電線11
5 が接続され、この電線115 の一部は、図1に示すよう
に、コイル状に形成されたカールコード115aを有してい
る。また、モータ制御部109には、モータ51に電源を供
給するリード線116 が接続されている。そして、電線11
5 は、巻取ドラム31を本体ケース5に軸支する筒体43の
内周に挿通されて配線されている。なお、電線115 の一
部をカールコード115aとすることにより、モータ51の駆
動により巻取ドラム31が回転した際に、捩れなどが生じ
ないようになっている。
【0044】また、メイン制御部111 には、巻取ドラム
31の胴体部32に配設されたホース8の基端部分および先
端部分を検知する基端検知スイッチ65a および先端検知
スイッチ65b がそれぞれ接続されている。そしてさら
に、メイン制御部111 には、本体ケース5の上面に設け
られモータ51の駆動状態を制御する本体側制御スイッチ
117 などが配設された本体操作部118 、および、モータ
51および電動送風機96の駆動状態や電源供給の有無など
を発光ダイオードによる表示やブザーなどによる報知を
行う表示部119 が接続されている。
【0045】さらに、電気機器である可動鉄心型トラン
ス108 には、本体ケース5の前面に設けられたホース8
の把持部9を係止する図示しない係止手段に設けられた
電源スイッチ121 が接続されている。そして、この電源
スイッチ121 は、把持部9が係止手段に係止されている
状態では開成され、把持部9が係止手段から取り外され
た状態では閉成するようになっている。そして、この電
源スイッチ121 が閉成されることにより、電気機器であ
る可動鉄心型トランス108 の図示しない可動鉄心が移動
して回路を閉成し、商用交流電源がメイン制御部111 に
印加されるようになっている。
【0046】一方、ホース8の把持部9には、図11お
よび図12に示すように、電動送風機96の駆動状態を設
定する入力スイッチ122 やモータ51の駆動状態を設定す
る手許側制御スイッチ123 などが配設された手許操作部
124 、音波や電波、赤外線などの無線を発信および受信
する手許無線部125 、電池などの電源部126 、および、
電動送風機96およびモータ51の駆動状態や異常などを発
光ダイオードなどによる表示やブザーなどによる報知を
行う図示しない手許表示部が配設されている。
【0047】また、上部本体ケース3の上部内側には、
ホース8の把持部9に配設された手許無線部125 から発
信される無線を受信したり、無線を発信する本体無線部
127が設けられ、この本体無線部127 は、電気機器本体1
04 内に収容された回路基板の制御手段112 を構成する
メイン制御部111 に接続されている。
【0048】さらに、ホース8の把持部9の先端には、
延長管15や吸込口体14が接続され、延長管15や吸込口体
14から吸引した塵埃をホース8を介して内部風路82から
集塵室86に集塵される。また、空気は、集塵室86から通
気孔84および吸気孔93を介して電動送風機96の吸引口99
から吸引され、電動送風機96の図示しない排気口から電
動送風機室94に排気され、さらに、電動送風機室94から
ドーム部42およびドラムプーリ42a の通風口42b から本
体ケース5の下部を通って本体ケース5に設けられた図
示しない排気口から外気に排気されるようになってい
る。
【0049】次に、上記実施例の動作について説明す
る。
【0050】まず、所定の収容場所に収容された電気掃
除機本体1を取手凹部17に手を掛けて上方に持ち上げ、
走行輪18のみで床面F上に載置するように床面Fに接地
している制動部材16を持ち上げて制動を解除する。そし
て、この状態で取手凹部17を手前に引き出して走行輪18
にて電気掃除機本体1を走行させ、収容場所から電気掃
除機本体1を引き出す。
【0051】なお、取手凹部17は、電気掃除機本体1の
制動部材16が設けられた側である前面に電気掃除機本体
1の重心より高い位置に設けられているため、制動部材
16を床面Fから離間させるように持ち上げる力は少なく
て済み、容易に電気掃除機本体1の制動を解除できる。
【0052】次に、電源コード106 を引き出してプラグ
105 を図示しないコンセントに接続する。そして、本体
ケース5の前面に設けられた図示しない係止手段からホ
ース8の把持部9を取り外し、係止手段の電源スイッチ
121 を閉成させてメイン制御部111 に商用交流電源から
電力を供給する。
【0053】さらに、ホース8を引っ張る、あるいは、
手許操作部124 の手許側制御スイッチ123 の操作により
手許無線部125 から所定の無線信号を出力し、この信号
を電気掃除機本体1の本体無線部127 にて受信し、ホー
ス8の基端部分を検知する基端検知スイッチ65a の閉成
をメイン制御部にて検知して、メイン制御部111 および
モータ制御部109 によりモータ51を所定の方向、すなわ
ち巻取ドラム31がホース8を吐き出す方向に回転するよ
うに低速で回転駆動させて、ホース8を所定量引き出
す。この後、ホース8の把持部9の先端に延長管15およ
び吸込口体14を接続する。
【0054】なお、ホース8を引っ張り出す場合におい
て、図7に示すように、巻取ドラム31に巻回されたホー
ス8が案内壁部34に設けた突部35に引っ掛かるように押
さえられる。さらに、ホース8を引っ張ることにより、
図8に示すように、ホース8が突部35を弾性変形させて
乗り越えてホース8が引き出される。また、所定量ホー
ス8が引き出されてホース8の引っ張りを停止した時
に、巻取ドラム31の慣性により巻取ドラム31は直ちに停
止せず多少回転するため、巻回されているホース8は、
ホース8の巻回径が径大となる巻き弛みを生じようとす
るが、図7に示すように、ホース8が案内壁部34に設け
た突部35に引っ掛かるように押さえられ、巻き弛みを生
じてホース8がドラム室23を形成するガイド部24の内周
面に押圧することがない。
【0055】一方、モータ51を駆動させてホース8を吐
き出す場合において、巻取ドラム31が回転した際にホー
ス8の巻回径が径大となる巻き弛みを生じようとする
が、図7に示すように、ホース8が案内壁部34に設けた
突部35に引っ掛かるように押さえられるとともに、ホー
ス口7に連通するガイド部24に開口する縁にホース8が
引っ掛かる。さらに、モータ51の駆動により巻取ドラム
31が回転されると、図8に示すように、ガイド部24の縁
に引っ掛かるホース8がガイド部24の縁にて巻取ドラム
31から引き剥がされるように案内壁部34の突部35を乗り
越えてホース8が吐き出される。
【0056】そして、所定量吐き出されたホース8の把
持部9の手許操作部124 の入力スイッチ122 を操作して
電動送風機96を所定の入力で駆動させ、把持部9を押し
たり引くことにより吸込口体14を被掃除面である床面F
上を走行させて掃除を行う。この電動送風機96の駆動に
より、吸込口体14から空気とともに塵埃が吸い込まれ、
延長管15、ホース8、ダクト部62の接続ダクト63、内部
風路82、パイプ部79を介して集塵室86内に装着された集
塵袋89内に流入し、塵埃は集塵袋89内に捕捉される。
【0057】また、この集塵袋89により濾過された空気
は、フィルタ87、通気孔84、吸気孔93、電動送風機96の
吸引口99、電動送風機96内、この電動送風機96の図示し
ない排気口、電動送風機室94、ドーム部42およびドラム
プーリ42a の通風口42b を順次通って、本体ケース5に
設けられた図示しない排気口を介して電気掃除機本体1
外の外気へ排気風として排出される。
【0058】なお、集塵袋89が一杯となった場合や塵埃
などがホース8などに閉塞した場合などには、吸込抵抗
が上昇して電動送風機96の負圧側の真空度が上昇するた
め、図示しない真空度検知手段にてこの真空状態を検知
し、把持部9に設けた図示しない手許表示部にて発光ダ
イオードなどの表示やブザーなどの報知にてその旨を報
知する。この報知により、手許操作部124 の入力スイッ
チ122 を操作して電動送風機96の駆動を停止し、取手部
68を持って蓋体4を集塵袋89とともに本体ケース5から
取り外し、集塵袋89を交換したり、フィルタ87の掃除を
行ったり、閉塞した塵埃を取り除くなどの保守点検を行
う。
【0059】そして、掃除中に電気掃除機本体1から遠
い位置の床面Fを掃除する際に、さらにホース8を引き
出す場合には、再びホース8を引っ張る、あるいは、手
許操作部124 の手許側制御スイッチ123 の操作により、
モータ51を巻取ドラム31がホース8を吐き出す方向に回
転するように低速で回転駆動させて、ホース8を所定量
引き出す。
【0060】なお、ホース8が全長吐き出された場合に
は、図示しないホース検知手段にてホース8の全長を吐
き出した旨を検知して、モータ51を停止させる。
【0061】このモータ51の停止により、ホース8の全
部が吐き出されたことによる巻取ドラム31が回転できな
くなった状態で、モータ51に入力が掛かることが防止さ
れ、モータ51や巻取ドラム31、ホース8に負荷が掛か
り、巻取ドラム31を軸支する筒体43、保持部47および保
持プーリ48やホース8、モータ51が損傷することを防止
できる。
【0062】一方、遠い位置から近い位置の床面Fを掃
除する際に、余分に引き出されたホース8を電気掃除機
本体1内に巻き取る場合、把持部9の手許操作部124 の
手許側制御スイッチ123 の操作により、巻取ドラム31が
ホース8を巻き取る方向に回転速度を所定の速度である
中速まで加速されて回転するように、モータ51を回転駆
動させてホース8を中速で所定量巻き取る。
【0063】なお、このホース8の巻き取りの際、ホー
ス8はガイド部23の縁にて案内壁部34の突部35を弾性変
形させつつ突部35,35間に圧入されて案内壁部34に案内
されて巻き取られる。
【0064】また、掃除が終了しホース8を巻き取る場
合には、電気掃除機本体1の本体操作部118 の本体側制
御スイッチ117 を操作し、この操作と同時あるいは所定
時間内に手許操作部124 の手許側制御スイッチ123 を操
作する。これら操作により、メイン制御部111 およびモ
ータ制御部109 は、モータ51を手許側制御スイッチ123
のみの操作によるモータ51の入力より高い入力である高
速で回転駆動させて巻取ドラム31を高速で回転させ、ホ
ース8を高速で巻き取る制御を行う。
【0065】なお、ホース8が全長巻き取られた場合に
は、図示しないホース検知手段にてホース8の全長を巻
き取った旨を検知して、モータ51の駆動を停止させる。
【0066】このモータ51の停止により、ホース8の全
部が巻き取られホース8の把持部9がホース口7に当接
して巻取ドラム31が回転できなくなった状態で、モータ
51に入力が掛かることが防止でき、モータ51や巻取ドラ
ム31、ホース8に負荷が掛かり、巻取ドラム31を軸支す
る筒体43、保持部47および保持プーリ48やホース8、モ
ータ51が損傷することを防止できる。
【0067】また、ホース8が本体ケース5内で引っ掛
かり、メイン制御部111 およびモータ制御部109 が、図
15に示すように、モータ51に負荷が掛かって所定の設
定された入力P0 に達したことを判断した場合、モータ
制御部109 の図示しない自動反転制御部により、所定回
数モータ51の回転を巻き取り方向である反対方向に反転
させ、通常時の入力P1 となった時点でホース8の巻き
取り方向へモータ51を回転駆動させる。また、所定回数
反転させても通常時の入力P1 とならない場合には、異
常時と判断して巻き取りのための制御を停止し、電気掃
除機本体1の表示部119 および図示しない手許表示部に
よりその旨を報知する。
【0068】なお、ホース8の巻き取りや吐き出しの際
のモータ51の駆動により生じる慣性や電動送風機96の駆
動による慣性、掃除の際のホース8の引き回しなどによ
り、電気掃除機本体1に床面F上を移動させるような力
が掛かっても、電気掃除機本体1は、制動部材16にて床
面F上に制動させているため、電気掃除機本体1が移動
することが防止され、例えば階段付近で電気掃除機本体
1を載置している場合、電気掃除機本体1が移動して階
段から転げ落ちることを防止できる。また、掃除中にホ
ース8を引っ張った際、床面Fに載置する制動部材16を
中心として、電気掃除機本体1をホース口7側に倒そう
とする力が掛かるが、制動部材16がホース口7側に設け
てあるため、支点となる床面Fに当接する制動部材16の
部分と作用点となるホース8が引き出されている部分の
ホース口7の位置との距離が長くなる。したがって、電
気掃除機本体1を制動部材16を中心に倒そうとするモー
メント量は、大きな力量が必要となることから、電気掃
除機本体1が転倒することが防止できる。
【0069】そして、電気掃除機本体1を片付ける時
は、図13に示すように、ハンドル部20を上方に摺動さ
せて引き上げて、このハンドル部20を持って制動部材16
および走行輪18により床面Fに載置された電気掃除機本
体1を走行輪18側である後部側に傾け、制動部材16を床
面Fから離間した状態でハンドル部20を押すまたは引く
ことにより走行輪18を走行させ、電気掃除機本体1を所
定の収納場所まで移動させる。この後、ハンドル部20を
下方に摺動させて収容し、取手凹部17を持ち上げて制動
を再び解除し、走行輪18にて電気掃除機本体1を走行さ
せて、例えば階段の下などの収容場所内に収容する。そ
して、再び電気掃除機本体1を制動部材16および走行輪
18により床面Fに載置させて片付ける。
【0070】なお、掃除中や収納は、電気掃除機本体1
をホース口7側に設けた制動部材16と走行輪18とにて床
面F上に載置するため、電気掃除機本体1を床面F上に
載置するのみで電気掃除機本体1を容易に制動できると
ともに、制動部材16がホース口7側に設けてあるため、
掃除中にホース8を引っ張っても電気掃除機本体1が転
倒することを防止できるとともに、取手凹部17を持ち上
げて制動部材16を床面Fから離間させる力が小さくて済
み、制動部材16による制動を容易に解除できる。
【0071】さらに、電気掃除機本体1の搬送時は、制
動部材16側に重心より高い位置に設けた取手凹部17を持
って電気掃除機本体1を走行輪18にて床面F上に載置さ
せて走行させるため、走行輪18から取手凹部17までの距
離が長くなることから、取手凹部17を持ち上げて制動部
材16を床面Fから離間させる力がさらに小さくて済み、
制動部材16による制動を容易に解除できるとともに、取
手凹部17が高い位置にあるため、取手凹部17を持って電
気掃除機本体1を移動させることが容易にできる。
【0072】上記実施例は、巻取ドラム31の胴体部32の
外周面に設けた案内壁部34の外周縁に軟質部材からなる
突部35を設け、この突部35を胴体部32の軸方向に対向す
る突部35,35間の距離がホース8のホース体8aの外径よ
り狭い間隔となるように形成したため、ホース8の巻き
取りおよび吐き出しの際に突部35,35間を通過する場合
には、突部35,35が変形してホース8が突部35,35を乗
り越えるように巻き取りおよび吐き出しが行われ、ホー
ス8の巻き取りおよび吐き出しの際に慣性などにより巻
取ドラム31が回転した場合、巻取ドラム31に巻回された
ホース8の巻回径が径大となるように移動するが、ホー
ス8が突部35により引っ掛かるように押さえられホース
8の巻き弛みを防止でき、巻き弛みによるホース8の引
っ掛かりやホース8がガイド部24の内周面に押圧するな
どが防止されてホース8を円滑に巻き取りおよび吐き出
しできる。
【0073】さらに、突部35を軟質部材にて形成したた
め、ホース8の巻き取りおよび吐き出しの際に突部35,
35間を通過する際に、突部35,35が変形するので、突部
35を乗り越える際にホース8の変形による必要以上の負
荷が掛かることを防止でき、ホース8の損傷を防止でき
る。また、突部35は、巻取ドラム31とは別部材の軟質部
材であるため、巻取ドラム31を製造後、案内壁部34に接
着剤などで取り付けるのみで形成でき、製造性が向上で
きるとともに、突部が損傷しても容易に交換できる。
【0074】なお、上記実施例において、突部35を案内
壁部34の両側に膨出するように形成したが、対向する案
内壁部34の外周縁までの距離がホース8の外径より狭く
なるように一側にのみ膨出させても同様の効果が得られ
る。
【0075】さらに、図17に示すように、巻取ドラム
31と同材質にて案内壁部34に一体的に突部131 を壁状に
突出形成し、ホース8が突部131 を通過する際に突部13
1 は変形せずホース8が弾性変形するようにしてもでき
る。なお、図1ないし図16に示す実施例の軟質部材か
らなる突部35がホース8の通過の際に弾性変形するほう
が、ホース8の負荷が低減でき、突部35が損傷しても別
の突部35を新たに付け替えるのみでコストを低減できる
とともに、別部材の突部35を巻取ドラム31の案内壁部34
に取り付けるのみで、製造性も向上できるので好まし
い。
【0076】また、案内壁部34の外周縁の全周に案内壁
部34の両側に突部を突出させて説明したが、ホース8の
ホース体8aの外径より狭い間隔となるように、一側方向
のみに突出させたり、胴体部32の軸方向に外観上1つお
きとなるように部分的に形成してもできる。なお、部分
的に設けた場合には、ホース8の巻回径が径大となるよ
うにホース8が移動した場合に、ホース8が巻取ドラム
31から突出してガイド部24の内周面に当接しないように
形成する。
【0077】一方、モータ51を駆動させて巻取ドラム31
を回転させ、ホース8の巻き取りおよび吐き出しを行う
構成について説明したが、モータ51を用いずハンドルな
どを設けて手動にて巻取ドラム31を回転させてホース8
の巻き取りおよび吐き出しを行うものでも同様の効果が
得られる。
【0078】
【発明の効果】請求項1記載の電気掃除機によれば、巻
取ドラムの案内壁部の外周縁に、対向する案内壁部の外
周縁との対向距離がホースの外径より短くなるように突
部を設けたため、ホースの巻き取りおよび吐き出しの際
にホースが突部を通過する場合には、ホースまたは突部
が変形して突部を乗り越えて巻き取りおよび吐き出しを
行い、ホースの巻き取りおよび吐き出しの際にホースの
巻回径が径大となるように移動した場合、ホースが突部
に押さえられホースの巻き弛みを防止でき、ホースを円
滑に巻き取りおよび吐き出しできる。
【0079】請求項2記載の電気掃除機によれば、請求
項1記載の電気掃除機に加え、突部を軟質部材にて形成
したため、ホースの巻き取りおよび吐き出しの際にホー
スが突部を通過する際に、突部が変形するので、突部を
乗り越える際にホースに負荷が掛かることを防止できホ
ースの損傷を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気掃除機の一実施例を示す側面断面
図である。
【図2】同上平面断面図である。
【図3】同上底面断面図である。
【図4】同上巻取ドラムを示す一部を切り欠いた正面図
である。
【図5】同上電気掃除機本体を示す斜視図である。
【図6】同上巻取ドラムの近傍の一部を示す拡大断面図
である。
【図7】同上ホースの巻回径が拡径した状況を示す拡大
断面図である。
【図8】同上ホースの吐き出し状況を示す拡大断面図で
ある。
【図9】同上接続ダクトを示す一部を切り欠いた側面図
である。
【図10】同上連結部を示す断面図である。
【図11】同上ホースの把持部近傍を示す平面図であ
る。
【図12】同上側面断面図である。
【図13】同上電気掃除機本体の移動状況を示す説明図
である。
【図14】同上制御手段を示すブロック図である。
【図15】同上モータの入力を説明するグラフである。
【図16】同上電動送風機の入力と電動機の温度との関
係を説明するグラフである。
【図17】本発明の他の実施例を示す巻取ドラムの拡大
斜視図である。
【符号の説明】
1 電気掃除機本体 7 ホース口 8 ホース 31 巻取ドラム 32 胴体部 34 案内壁部 35,131 突部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気掃除本体に開口するホース口を介し
    てホースを巻回する筒状の巻取ドラムを回転自在に設け
    た電気掃除機において、 前記巻取ドラムは、 ホースを巻回する胴体部と、 この胴体部の外周面に設けられホースを案内する螺旋状
    の案内壁部と、 この案内壁部の外周縁に前記胴体部の軸方向に沿って突
    出され、対向する前記案内壁部の外周縁との対向距離が
    前記ホースの外径より短く形成された突部とを具備した
    ことを特徴とする電気掃除機。
  2. 【請求項2】 突部は、軟質部材にて形成されたことを
    特徴とする請求項1記載の電気掃除機。
JP32107194A 1994-12-22 1994-12-22 電気掃除機 Pending JPH08173351A (ja)

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