JPH0932713A - 接地電極通電端子付き点火プラグ - Google Patents
接地電極通電端子付き点火プラグInfo
- Publication number
- JPH0932713A JPH0932713A JP20662695A JP20662695A JPH0932713A JP H0932713 A JPH0932713 A JP H0932713A JP 20662695 A JP20662695 A JP 20662695A JP 20662695 A JP20662695 A JP 20662695A JP H0932713 A JPH0932713 A JP H0932713A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ground electrode
- terminal
- ignition device
- ignition plug
- ignition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 点火装置から接地電極への伝搬経路中には鉄
板や鉄鋳物、アルミニウム及び点火プラグをシリンダー
ヘッドへ立て込むためのネジ山部分など数箇所の導体接
点や導体抵抗がある。これらの伝搬経路中での損失を減
少させるために点火プラグの接地電極と一体化された主
体金具に端子を設けて、点火装置から接地電極へ直接通
電回路を確保した点火プラグを提供することを目的とし
たものである。 【構成】 点火プラグの接地電極と一体化された主体金
具のボルト頭部とシリンダーヘッドへの装着座面外周部
との中間部に高電圧印加用端子方向へ突出した棒状の端
子を溶接し一体形成する。この棒状の端子の末端部に導
線を接続し点火装置のマイナス側回路から車台アースさ
れている導線とを一緒にバッテリーマイナス端子に接続
し点火装置から接地電極へ直接通電回路を確保する。
板や鉄鋳物、アルミニウム及び点火プラグをシリンダー
ヘッドへ立て込むためのネジ山部分など数箇所の導体接
点や導体抵抗がある。これらの伝搬経路中での損失を減
少させるために点火プラグの接地電極と一体化された主
体金具に端子を設けて、点火装置から接地電極へ直接通
電回路を確保した点火プラグを提供することを目的とし
たものである。 【構成】 点火プラグの接地電極と一体化された主体金
具のボルト頭部とシリンダーヘッドへの装着座面外周部
との中間部に高電圧印加用端子方向へ突出した棒状の端
子を溶接し一体形成する。この棒状の端子の末端部に導
線を接続し点火装置のマイナス側回路から車台アースさ
れている導線とを一緒にバッテリーマイナス端子に接続
し点火装置から接地電極へ直接通電回路を確保する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車産業及び点火プ
ラグ製造産業などに点火プラグ接地電極への通電回路を
確保する為の技術を提供するものである。
ラグ製造産業などに点火プラグ接地電極への通電回路を
確保する為の技術を提供するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般にバッテリー電源から点火装置への
配線方法は単式配線でプラス側だけを導線で配線し、マ
イナス側は鉄製の車体部や鉄鋳物製シリンダーブロック
及びアルミニウム製シリンダーヘッドなどにバッテリー
のマイナス端子に接続された導線を接続し、これらの金
属部に点火装置のマイナス側回路に接続された導線をア
ースし通電している。そのために鉄板や鉄鋳物、アルミ
ニウムなどによる導体抵抗や数箇所の導体接点が電気の
流れを阻害する。又、点火装置から点火プラグの接地電
極への伝搬経路は接地電極と一体化された主体金具の雄
ネジ部とシリンダーヘッドの点火プラグ立て込み用雌ネ
ジ部が接触することで通電している。このネジ山部はエ
ンジンが吸気、圧縮、爆発、排気の行程を繰り返す間に
圧縮された混合ガスや未燃焼の不純物がネジ山の間隙か
ら浸透し高熱にさらされて焦げ付き付着する。又、各気
筒ごとにその状況はわずかずつ異なり、接地電極への伝
搬経路となるこのネジ山部分は損失が大きく安定した放
電エネルギーが得られない。
配線方法は単式配線でプラス側だけを導線で配線し、マ
イナス側は鉄製の車体部や鉄鋳物製シリンダーブロック
及びアルミニウム製シリンダーヘッドなどにバッテリー
のマイナス端子に接続された導線を接続し、これらの金
属部に点火装置のマイナス側回路に接続された導線をア
ースし通電している。そのために鉄板や鉄鋳物、アルミ
ニウムなどによる導体抵抗や数箇所の導体接点が電気の
流れを阻害する。又、点火装置から点火プラグの接地電
極への伝搬経路は接地電極と一体化された主体金具の雄
ネジ部とシリンダーヘッドの点火プラグ立て込み用雌ネ
ジ部が接触することで通電している。このネジ山部はエ
ンジンが吸気、圧縮、爆発、排気の行程を繰り返す間に
圧縮された混合ガスや未燃焼の不純物がネジ山の間隙か
ら浸透し高熱にさらされて焦げ付き付着する。又、各気
筒ごとにその状況はわずかずつ異なり、接地電極への伝
搬経路となるこのネジ山部分は損失が大きく安定した放
電エネルギーが得られない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、バッテ
リー電源から点火装置への配線方法は単式配線であり、
鉄板や鉄鋳物、アルミニウムなどによる導体抵抗や数箇
所の導体接点がある。又、点火装置から点火プラグの接
地電極への伝搬経路中には点火プラグをシリンダーヘッ
ドへ立て込む為のネジ山部分での損失がある。課題解決
の為にはこれらを減少させる為に点火プラグの接地電極
と一体化された主体金具に棒状の端子を設け点火装置の
マイナス側回路から接地電極へ直接通電回路を確保でき
る点火プラグを提供する事を目的としたものである。
リー電源から点火装置への配線方法は単式配線であり、
鉄板や鉄鋳物、アルミニウムなどによる導体抵抗や数箇
所の導体接点がある。又、点火装置から点火プラグの接
地電極への伝搬経路中には点火プラグをシリンダーヘッ
ドへ立て込む為のネジ山部分での損失がある。課題解決
の為にはこれらを減少させる為に点火プラグの接地電極
と一体化された主体金具に棒状の端子を設け点火装置の
マイナス側回路から接地電極へ直接通電回路を確保でき
る点火プラグを提供する事を目的としたものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】目的を達成する為には、
点火プラグの接地電極と一体化された主体金具のボルト
頭部とシリンダーヘッドへの装着座面外周部との中間部
に高電圧印加用端子方向へ突出した棒状の端子を溶接し
一体形成する。この棒状の端子の末端部に導線を接続し
点火装置のマイナス側回路から車台アースされている導
線とを一緒にバッテリーマイナス端子に接続し点火装置
から接地電極へ直接通電回路を確保する。
点火プラグの接地電極と一体化された主体金具のボルト
頭部とシリンダーヘッドへの装着座面外周部との中間部
に高電圧印加用端子方向へ突出した棒状の端子を溶接し
一体形成する。この棒状の端子の末端部に導線を接続し
点火装置のマイナス側回路から車台アースされている導
線とを一緒にバッテリーマイナス端子に接続し点火装置
から接地電極へ直接通電回路を確保する。
【０００５】
【作用】点火プラグの接地電極と一体化された主体金具
に棒状の端子を設け、その端子末端部に導線を接続し点
火装置のマイナス側回路から車台アースされている導線
と一緒にバッテリーマイナス端子に接続し接地電極へ直
接通電回路を確保することができ、鉄板や鉄鋳物、アル
ミニウム、及び点火プラグをシリンダーヘッドへ立て込
む為のネジ山部分など点火装置から接地電極への伝搬経
路での損失が減少し安定した良好な火花放電が得られ
る。その結果圧縮された混合ガスへ着火し、最大エネル
ギー到達までの燃焼伝播時間が短縮されてエンジンの出
力が向上し燃費も著しく改善される。大気中に放出され
る排気ガス中の有害物質が減少する。又、各気筒ごとに
配線する事により通電条件がほぼ均一化でき滑らかなエ
ンジン回転が得られる。
に棒状の端子を設け、その端子末端部に導線を接続し点
火装置のマイナス側回路から車台アースされている導線
と一緒にバッテリーマイナス端子に接続し接地電極へ直
接通電回路を確保することができ、鉄板や鉄鋳物、アル
ミニウム、及び点火プラグをシリンダーヘッドへ立て込
む為のネジ山部分など点火装置から接地電極への伝搬経
路での損失が減少し安定した良好な火花放電が得られ
る。その結果圧縮された混合ガスへ着火し、最大エネル
ギー到達までの燃焼伝播時間が短縮されてエンジンの出
力が向上し燃費も著しく改善される。大気中に放出され
る排気ガス中の有害物質が減少する。又、各気筒ごとに
配線する事により通電条件がほぼ均一化でき滑らかなエ
ンジン回転が得られる。
【０００６】
【実施例】本発明の実施例を簡単な図面に基づいて説明
する。第１図と第２図は発明実施例の斜視図である。点
火プラグの接地電極（イ）と一体化された主体金具
（ロ）のボルト頭部（ハ）とシリンダーヘッドへの装着
座面外周部（ニ）との中間部に高電圧印加用端子（ホ）
方向へ突出した棒状の端子（ヘ）を溶接し一体形成す
る。第３図は各気筒ごとに配線した例を示す。棒状の端
子（ヘ）の末端部に導線（リ）を接続し点火装置（カ）
から車台アースされている導線（ヨ）を一緒にバッテリ
ーのマイナス端子（タ）に接続し点火装置（カ）から接
地電極（イ）へ直接通電回路を確保する。各気筒ごとに
配線する事により鉄板や鉄鋳物、アルミニウム及び点火
プラグをシリンダーヘッドへ立て込む為のネジ山部分な
ど接地電極への伝搬経路での損失が減少し通電条件がほ
ぼ均一化できる利点がある。
する。第１図と第２図は発明実施例の斜視図である。点
火プラグの接地電極（イ）と一体化された主体金具
（ロ）のボルト頭部（ハ）とシリンダーヘッドへの装着
座面外周部（ニ）との中間部に高電圧印加用端子（ホ）
方向へ突出した棒状の端子（ヘ）を溶接し一体形成す
る。第３図は各気筒ごとに配線した例を示す。棒状の端
子（ヘ）の末端部に導線（リ）を接続し点火装置（カ）
から車台アースされている導線（ヨ）を一緒にバッテリ
ーのマイナス端子（タ）に接続し点火装置（カ）から接
地電極（イ）へ直接通電回路を確保する。各気筒ごとに
配線する事により鉄板や鉄鋳物、アルミニウム及び点火
プラグをシリンダーヘッドへ立て込む為のネジ山部分な
ど接地電極への伝搬経路での損失が減少し通電条件がほ
ぼ均一化できる利点がある。
【０００７】
【発明の効果】点火装置から点火プラグの接地電極への
伝搬経路での損失が減少し安定した火花放電が得られ
る。その結果圧縮された混合ガスへ着火し最大エネルギ
ー到達までの燃焼伝播時間が短縮されてエンジンの出力
が向上する。燃費も著しく改善される。大気中に放出さ
れる排気ガス中の有害物質が減少する。又、各気筒ごと
に配線する事により通電条件がほぼ均一化でき、なめら
かなエンジン回転が得られる。
伝搬経路での損失が減少し安定した火花放電が得られ
る。その結果圧縮された混合ガスへ着火し最大エネルギ
ー到達までの燃焼伝播時間が短縮されてエンジンの出力
が向上する。燃費も著しく改善される。大気中に放出さ
れる排気ガス中の有害物質が減少する。又、各気筒ごと
に配線する事により通電条件がほぼ均一化でき、なめら
かなエンジン回転が得られる。
【図１】 棒状の端子を平板鋼で製造した例を示す斜視
図である。
図である。
【図２】 棒状の端子を丸鋼で製造した例を示す斜視図
である。
である。
【図３】 各気筒ごとに配線した例を示す説明図であ
る。（但し、プラス側の配線は省略）
る。（但し、プラス側の配線は省略）
イ 接地電極 ロ 主体金具 ハ ボルト頭部 ニ 装着座面外周部 ホ 高電圧印加用端子 ヘ 棒状の端子 ト 中心電極 チ 端子 リ 導線 ヌ ボルト ル ナット ヲ、ワ ワッシャー カ 点火装置 ヨ 車台アースされている導線 タ バッテリーのマイナス端子
Claims (1)
- 【請求項１】 （イ）点火プラグの接地電極と一体化さ
れた主体金具のボルト頭部とシリンダーヘッドへの装着
座面外周部との中間部に高電圧印加用端子方向へ突出し
た棒状の端子を溶接し一体形成する。 （ロ）この棒状の端子は末端部に導線を接続し、点火装
置のマイナス側回路から車台アースされている導線と一
緒にバッテリーマイナス端子に接続し、点火装置から接
地電極へ直接通電回路を確保する為の端子である。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20662695A JPH0932713A (ja) | 1995-07-19 | 1995-07-19 | 接地電極通電端子付き点火プラグ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20662695A JPH0932713A (ja) | 1995-07-19 | 1995-07-19 | 接地電極通電端子付き点火プラグ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0932713A true JPH0932713A (ja) | 1997-02-04 |
Family
ID=16526493
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20662695A Pending JPH0932713A (ja) | 1995-07-19 | 1995-07-19 | 接地電極通電端子付き点火プラグ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0932713A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003071127A1 (fr) * | 2002-02-25 | 2003-08-28 | Audio-Labo Corporation | Structure de mise a la terre de bougie d'allumage de moteur, appareil de cablage de mise a la terre, et procede de cablage de mise a la terre |
| WO2004007952A1 (ja) * | 2002-07-16 | 2004-01-22 | Sun Automobile Corporation | エンジンのアースシステム |
| KR100882678B1 (ko) * | 2007-08-24 | 2009-02-06 | 현대자동차주식회사 | 차량의 이그니션 노이즈 제거장치 |
| JP4450332B1 (ja) * | 2009-02-04 | 2010-04-14 | 美和 島田 | 点火プラグ用ガスケット |
-
1995
- 1995-07-19 JP JP20662695A patent/JPH0932713A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003071127A1 (fr) * | 2002-02-25 | 2003-08-28 | Audio-Labo Corporation | Structure de mise a la terre de bougie d'allumage de moteur, appareil de cablage de mise a la terre, et procede de cablage de mise a la terre |
| US7124725B2 (en) | 2002-02-25 | 2006-10-24 | Audio-Labo Corporation | Engine spark plug grounding structure, grounding wiring apparatus, and grounding wiring method |
| WO2004007952A1 (ja) * | 2002-07-16 | 2004-01-22 | Sun Automobile Corporation | エンジンのアースシステム |
| US7104234B2 (en) | 2002-07-16 | 2006-09-12 | Sun Automobile Corporation | Engine ground system |
| KR100882678B1 (ko) * | 2007-08-24 | 2009-02-06 | 현대자동차주식회사 | 차량의 이그니션 노이즈 제거장치 |
| JP4450332B1 (ja) * | 2009-02-04 | 2010-04-14 | 美和 島田 | 点火プラグ用ガスケット |
| JP2010180872A (ja) * | 2009-02-04 | 2010-08-19 | Miwa Shimada | 点火プラグ用ガスケット |
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