JPH09327000A - 信号変換装置および方法 - Google Patents

信号変換装置および方法

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JPH09327000A
JPH09327000A JP8163712A JP16371296A JPH09327000A JP H09327000 A JPH09327000 A JP H09327000A JP 8163712 A JP8163712 A JP 8163712A JP 16371296 A JP16371296 A JP 16371296A JP H09327000 A JPH09327000 A JP H09327000A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 SDデータに対して予測しようとする2つの
HDデータを水平方向に鏡像関係の位置とし、SDデー
タに乗ずる係数データを線対称に入れ換え積和演算する
ことで、係数データの数を半減し、ハード規模を軽減す
る。 【解決手段】 被乗数レジスタ3からSDデータが積和
器4および6へ供給される。そのSDデータに基づい
て、アドレスコントロール回路1では、クラスコードcl
ass が発生し、そのclass に応答して係数メモリ2から
係数データが読み出される。読み出された係数データ
は、積和器4および係数入れ換え回路6へ供給される。
係数入れ換え回路6では、鏡像関係が成立するSDデー
タに対応する係数データが入れ換られて、積和器7へ供
給される。積和器4および7では、積和演算が実行さ
れ、その演算出力は、出力端子5および8から出力され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、外部から供給さ
れる通常の解像度の画像情報を高解像度の画像情報へ変
換して出力するようにした信号変換装置および方法に関
し、特に画素データと係数データとの積和演算を改良し
たものである。
【0002】
【従来の技術】今日において、オーディオ・ビジュアル
指向の高まりから、より高解像度の画像を得ることがで
きるようなテレビジョン受像機の開発が望まれ、この要
望に応えて、いわゆるハイビジョンが開発された。この
ハイビジョンは、いわゆるNTSC方式に規定される走
査線数525本なのに対して、2倍以上の1125本と
なっているうえ、表示画面の縦横比もNTSC方式が
3:4に対して9:16と広角画面になっている。この
ため、高解像度で臨場感のある画面を得ることができる
ようになっている。
【0003】ここで、このような優れた特性を有するハ
イビジョンではあるが、NTSC方式の映像信号をその
まま供給しても画像表示を行うことはできない。これ
は、上述のようにNTSC方式とハイビジョン方式とで
は規格が異なるからである。このため、NTSC方式の
映像信号に応じた画像をハイビジョンで表示しようとす
る場合、従来は、供給されたNTSC方式の映像信号
(SD(Standerd Definition )データ)の水平方向の
補間処理を行い、その後垂直方向の補間処理を行うこと
で映像信号のレート変換を行っていた。
【0004】この水平方向および垂直方向の補間処理
は、縦続接続型のFIRフィルタからなるものであり、
これらは、単に水平方向および垂直方向の補間を行って
いるにすぎないため、解像度は基となるNTSC方式の
映像信号と何ら変わらなかった。特に、通常の画像を変
換対象とした場合、垂直方向の補間をフィールド内処理
で行うのが一般的であるが、その場合、画像のフィール
ド間相関を使用していないため、画像静止部において
は、変換ロスにより、NTSC方式の映像信号よりむし
ろ解像度が劣化する欠点があった。
【0005】これに対し、出願人は、特願平6−205
934号の画像信号変換装置において、入力信号である
画像信号レベルの3次元(時空間)分布に応じてクラス
分割を行い、クラス毎に予め学習により獲得された予測
係数値を格納した記憶手段を持ち、予測式に基づいた演
算により最適な推定値を出力する、というものを提案し
ている。
【0006】この手法は、HD(High Definition )デ
ータを創造する場合、創造するHD画素の近傍にあるS
Dデータを用いてクラス分割を行い、それぞれのクラス
毎に予測係数値を学習により獲得することで、画像静止
部において、より真値に近いHDデータを得る、という
ような巧妙なものである。
【0007】このように、SDデータに対応するHDデ
ータを推定するための予測係数値を各クラス毎に予め学
習により求めた上で、ROMテーブルに格納しておき、
入力されるSDデータおよびROMテーブルから読み出
した予測係数値を出力することにより、入力されたSD
データを単に補間処理したものとは異なり、実際のHD
データにより近いデータを出力することができるという
特徴がある。
【0008】従来、SDデータとHDデータの位置関係
は、図7に示すような配置とされている。この図7は、
垂直方向および水平方向の画素位置の関係を示したもの
であり、SDデータx1 と水平方向に同じ位置にHDデ
ータy1 が配置され、SDデータx1 およびx2 から水
平方向に等距離にHDデータy2 が配置される。また、
HDデータy3 は、HDデータy1 と水平方向に同じ位
置に配置され、HDデータy4 は、HDデータy2 と水
平方向に同じ位置に配置される。
【0009】図8は、垂直方向および時間方向の画素位
置の関係を示したものであり、この図8は、同一フィー
ルドのSDデータの垂直方向の間隔を1とする時に、同
一フィールドのSDデータから垂直方向に1/8および
3/8の間隔となるようにHDデータを生成することを
示す。
【0010】このような画素配置のときに信号変換装置
に用いられる積和回路を図9に示す。被乗数レジスタ2
2からは、複数のSDデータが積和器24および27へ
供給される。また、クラス決定回路としてのアドレスコ
ントロール回路21が設けられ、クラスコードがアドレ
スコントロール回路21から係数メモリ23および26
へ供給される。乗数メモリ23および26では、クラス
コードに対応する係数データがそれぞれ積和器24およ
び27へ供給される。
【0011】具体的には、図7の画素の配置の場合、積
和器24では、複数のSDデータと係数データから積和
演算の結果HDデータy1 が生成され、積和器27で
は、複数のSDデータと係数データから積和演算の結果
HDデータy2 が生成される。同様に、積和器24では
HDデータy3 が生成され、積和器27ではHDデータ
4 が生成される。このように、係数メモリ23では、
水平方向にSDデータx1 と同位置となるHDデータを
求めるための係数データが記憶され、その係数データを
用いて積和器24では、SDデータとの積和演算が実行
され、HDデータが生成される。係数メモリ26では、
水平方向にSDデータx1 およびx2 から等距離の位置
となるHDデータを求めるための係数データが記憶さ
れ、その係数データを用いて積和器27では、SDデー
タとの積和演算が実行され、HDデータが生成される。
そして、積和器24の積和出力は出力端子25から出力
され、積和器27の積和出力は、出力端子28から出力
される。
【0012】この積和器24および27の一例として図
10に示すように、入力端子31からSDデータが供給
され、そのSDデータは、レジスタ32を介して乗算器
35へ供給される。入力端子33から係数データが供給
され、その係数データは、レジスタ34を介して乗算器
35へ供給される。乗算器35では、SDデータと係数
データとが乗算され、その乗算出力は、レジスタ36を
介して加算器37へ供給される。加算器37では、2つ
の乗算出力が加算され、その加算出力は、レジスタ38
を介して加算器39へ供給される。加算器39では、2
つの加算出力が加算され、レジスタ40を介して出力端
子41から積和出力が出力される。
【0013】このように、積和演算回路を用いた演算に
おいて、予め係数データをメモリ等に用意しておき、画
像の特徴によって係数データを可変できる構成が画像信
号の変換に用いられていた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、SDデ
ータを演算することで出力されるHDデータの物理的な
画素位置が図7の配置のように2種類あった場合、フィ
ルタ演算の際の係数データの傾向が異なるため、図9に
示すように、それぞれの係数メモリ23および26を持
たなければならなかった。この係数データの種類を多く
持てば持つほど係数メモリの容量が増え、ハード規模が
増大するという問題があった。
【0015】従って、この発明の目的は、上述した問題
点を鑑みて、ハード規模を削減することができる信号変
換装置および方法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、第1の画素からなる第1のディジタル画像信号を第
1の画素より画素数の多い第2の画素からなる第2のデ
ィジタル画像信号に変換するようにした信号変換装置に
おいて、予め学習により獲得された係数データを記憶す
る係数データ記憶手段と、第1のディジタル画像信号か
ら複数の第1の画素を切り出す領域切り出し手段と、領
域切り出し手段からの複数の第1の画素と係数データ記
憶手段からの係数データとの線形1次結合によって第2
の画素を予測する演算手段とを有し、領域切り出し手段
によって切り出された複数の第1の画素の中の所定の第
1の画素に対して水平方向に鏡像関係にある位置の2つ
の第2の画素を予測する場合、2つの第2の画素の一方
を予測する時と、2つの第2の画素の他方を予測する時
とで、水平方向に鏡像関係にある第1の画素に対して乗
じられる係数データが線対称に入れ換えられることを特
徴とする信号変換装置である。
【0017】また、請求項3に記載の発明は、第1の画
素からなる第1のディジタル画像信号を第1の画素より
画素数の多い第2の画素からなる第2のディジタル画像
信号に変換するようにした信号変換方法において、予め
学習により獲得された係数データを記憶するステップ
と、第1のディジタル画像信号から複数の第1の画素を
切り出すステップと、複数の第1の画素と係数データと
の線形1次結合によって第2の画素を予測するステップ
とからなり、切り出された複数の第1の画素の中の所定
の第1の画素に対して水平方向に鏡像関係にある位置の
2つの第2の画素を予測する場合、2つの第2の画素の
一方を予測する時と、2つの第2の画素の他方を予測す
る時とで、水平方向に鏡像関係にある第1の画素に対し
て乗じられる係数データが線対称に入れ換えられること
を特徴とする信号変換方法である。
【0018】上述したように、この発明は、SDデータ
を中心に鏡像関係にある2つのHDデータを水平方向に
配置するようにされ、1つのSDデータから出力される
HDデータの物理的な画素位置が2種類あった場合、S
Dデータに対して係数データを線対称に入れ換えて用い
ることによって、係数データの数を半減することがで
き、ハード規模を削減することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施例につい
て図面を参照して説明する。まず、この発明の理解を容
易とするために、SD画素と予測しようとするHD画素
の画素位置の関係から説明する。図1に示すように。水
平方向にあるあ2つのHDデータy1およびy2 の間に
1/2となる位置にSDデータx1 が配置される。この
ように、入力されるSDデータから水平方向に等距離に
HDデータを配置する(以下、鏡像関係と称する)。
【0020】このときに、2つのHDデータy1 および
2 、またはy3 およびy4 を生成する場合、係数デー
タを線対称に入れ換え、同じ係数データを使用すること
ができる。これは、画像信号の自己相関性から近傍の画
像信号は、中心のSDデータに対して左右対称であるこ
とが多いためであり、水平方向に鏡像関係をなす2つの
HDデータを求める場合、SDデータに乗ずる係数デー
タを線対称に入れ換えることができる。従って、1つの
係数データで鏡像関係にある2つのHDデータを予測す
ることが可能となる。
【0021】なお、図1は、垂直方向および水平方向の
画素位置の関係を示したものであり、垂直方向および時
間方向の画素位置は、上述した図8と同じ画素配置とな
る。
【0022】図2は、この発明の一実施例の回路構成を
示す。被乗数レジスタ3には、図3における被乗数とし
てのSDデータx1 〜x15が蓄えられており、SDデー
タx1 〜x15が被乗数レジスタ3から積和器4および7
へ供給される。この被乗数レジスタ3から出力されるS
Dデータx1 〜x15においては、SDデータx2
4 、x6 とx10、x7 とx9 、x12とx14が鏡像関係
にある。
【0023】アドレスコントロール回路1では、複数の
SDデータに基づいて、クラスコードclass が生成され
る。このクラスコードclass は、複数のSDデータに対
して後述するADRC(Adaptive Dynamic Range Codin
g )などの圧縮を施し、各SDデータを例えば8ビット
から2ビットのデータへ圧縮し、生成される。このとき
のSDデータは、上述したx1 〜x15でも良く、異なる
ものでも良い。このように生成されたクラスコードclas
s は、アドレスコントロール回路1から係数メモリ2へ
供給される。
【0024】係数メモリ2では、供給されたクラスコー
ドclass に応答した係数データw1〜w15が読み出さ
れ、読み出された係数データw1 〜w15は、積和器4お
よび係数入れ換え回路6へ供給される。この係数メモリ
2は、予め学習することによって得られた係数データが
記憶されたものである。係数入れ換え回路6は、供給さ
れた係数データw1 〜w15の中から水平方向に鏡像関係
となるSDデータに対応する係数データw2 とw4 、w
6 とw10、w7 とw9 、w12とw14を入れ換え、積和器
7へ出力する。係数メモリ2からの係数データw1 〜w
15は、積和器4に対しては、入れ換えの処理をせずに供
給される。このように、積和器7に対しては、鏡像関係
を考慮して、水平方向に鏡像関係となるSDデータに対
応する係数データw2 とw4 、w6 とw10、w7
9 、w12とw14が線対称に入れ換えられて供給され
る。
【0025】積和器4では、SDデータと係数データが
式(1)に基づいて積和演算が行われ、その演算結果y
1 は、出力端子5から出力される。
【0026】 y1 =w1 1 +w2 2 +w3 3 +w4 4 +w5 5 +w6 6 +w7 7 +w8 8 +w9 9 +w1010+w1111+w1212+w1313+w14 14 +w1515 (1)
【0027】積和器7では、SDデータと係数データが
式(2)に基づいて積和演算が行われ、その演算結果y
2 は、出力端子8から出力される。
【0028】 y2 =w1 1 +w4 2 +w3 3 +w2 4 +w5 5 +w106 +w9 7 +w8 8 +w7 9 +w6 10+w1111+w1412+w1313+w12 14 +w1515 (2)
【0029】上述のように、画像特性の左右均等性を考
慮して、水平方向に鏡像関係となるSDデータは、同じ
係数データを入れ換えて用いることにより、係数メモリ
2を共有することができる。
【0030】上述したような、この発明による積和演算
回路を使用して構成された信号変換装置の一例を図4に
示す。入力端子11からSDデータが供給され、そのS
Dデータは、領域切り出し回路12、14および19へ
供給される。領域切り出し回路12は、入力端子11か
ら供給されたSDデータから空間クラスに必要なSDデ
ータを切り出す。この一例では、例えば図6に示すよう
に創造するべきHDデータy1 〜y4 の近傍に位置する
5つのSDデータk1 〜k5 を切り出す。
【0031】領域切り出し回路12により切り出された
SDデータは、ADRC回路13へ供給される。ADR
C回路13は、供給されたSDデータのレベル分布のパ
ターン化を目的として、各領域のデータを、例えば8ビ
ットのSDデータから2ビットのSDデータに圧縮する
ような演算を行う。これにより、形成されたパターン圧
縮データをクラスコード発生回路16へ供給する。
【0032】領域切り出し回路14は、主に動きを表現
する(動きクラス)ために必要なSDデータを切り出
す。この一例では、例えば供給されたSDデータから創
造するべきHDデータy1 〜y4 に対して図6に示す位
置に存在する10個のSDデータm1 〜m5 およびn1
〜n5 を切り出す。
【0033】領域切り出し回路14により切り出された
SDデータは、動きクラス決定回路15へ供給される。
動きクラス決定回路15は、供給されたSDデータのフ
レーム間差分を算出し、その絶対値の平均値をしきい値
処理することにより動きの指標である動きパラメータを
算出する。具体的には、動きクラス決定回路15は、以
下の式(3)により、供給されるSDデータの差分の絶
対値の平均値param を算出する。
【0034】
【数1】 ただし、図5の画素配置では、n=5である。
【0035】動きパラメータは、例えば4つの動きクラ
スmv-classのことである。すなわち、SDデータの差分
の絶対値の平均値param ≦2の場合、動きクラスmv-cla
ssを0と決定し、平均値param ≦4の場合、動きクラス
mv-classを1と決定し、平均値param ≦8の場合、動き
クラスmv-classを2と決定し、平均値param >8の場
合、動きクラスmv-classを3と決定する。このように決
定された動きクラスmv-classがクラスコード発生回路1
6へ供給される。
【0036】クラスコード発生回路16は、ADRC回
路13からの空間クラスおよび動きクラス決定回路15
からの動きクラスmv-classに基づいて以下の式(4)の
演算を行うことにより、そのブロックが属するクラスを
検出し、そのクラスを示すクラスコードclass を係数メ
モリ17へ供給する。このクラスコードclass は、係数
メモリ17からの読み出しアドレスを示すものとなって
いる。
【0037】
【数2】 この例では、n=5、p=2である。
【0038】係数メモリ17には、SDデータのパター
ンとHDデータの関係を学習することにより、線形推定
式を用いて、SDデータに対応するHDデータを算出す
るための係数データが各クラス毎に記憶されている。こ
の係数メモリ17からは、クラスコードclass で示され
るアドレスから、そのクラスの係数データであるwi(c
lass )が読み出される。この係数データは、係数メモ
リ17から推定演算回路18へ供給される。
【0039】一方、SDデータは、領域切り出し回路1
9にも供給される。領域切り出し回路19は、SDデー
タを図3に示すような位置にある推定演算に使用する1
5個のSDデータx1 〜x15を切り出す。領域切り出し
回路19の出力信号は、推定演算回路18へ供給され
る。推定演算回路18は、領域切り出し回路19からの
SDデータ、係数メモリ17からの係数データに基づい
て、入力されたSDデータに対応するHDデータを算出
する。算出されたHDデータは、出力端子20から出力
される。
【0040】この図4に示す係数メモリ17、推定演算
回路18および領域切り出し回路19は、上述したこの
発明の一実施例に対応する部分である。具体的には、係
数メモリ17は係数メモリ2と同様のものであり、領域
切り出し回路19から切り出されたSDデータは、被乗
数レジスタ3に保持され、積和器4および7へ供給され
る。推定演算回路18は、積和器4、係数入れ換え回路
6および積和器7から構成され、供給されたSDデータ
と係数データとを用いて、上述した式(1)および式
(2)の積和演算が実行される。すなわち、推定演算回
路18からの演算結果は、HDデータとして出力端子2
0から出力される。
【0041】なお、この実施例では、係数入れ換え回路
6を使用して係数データの入れ換えを行っているが、こ
の係数入れ換え回路6を使用せず、係数メモリ2と積和
器7との結線を予め入れ換えることによって、同様の効
果を得ることができる。
【0042】
【発明の効果】この発明に依れば、入力されるSDデー
タに対して出力されるHDデータの物理的な位置を、水
平方向において鏡像関係の位置とすることにより、鏡像
関係にあるSDデータに対する係数データを線対称に入
れ換えて用いることができるため、係数メモリを半減す
ることができるため、大幅にハード規模を削減すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る画素位置を説明するための略線
図である。
【図2】この発明の積和演算回路の一実施例を示す回路
図である。
【図3】この発明に係る画素位置を説明するための略線
図である。
【図4】この発明が適用できる信号変換装置の一例を示
すブロック図である。
【図5】領域切り出しを説明するための略線図である。
【図6】領域切出しを説明するための略線図である。
【図7】従来の信号変換装置における空間内の画素位置
を説明するための略線図である。
【図8】従来の信号変換装置における時間方向の画素位
置を説明するための略線図である。
【図9】信号変換装置に使用できる従来の積和演算回路
を示す回路図である。
【図10】積和器の一例を示す回路図である。
【符号の説明】
1・・・アドレスコントロール回路、2・・・係数メモ
リ、3・・・被乗数メモリ、4、7・・・積和器、6・
・・係数入れ換え回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の画素からなる第1のディジタル画
    像信号を上記第1の画素より画素数の多い第2の画素か
    らなる第2のディジタル画像信号に変換するようにした
    信号変換装置において、 予め学習により獲得された係数データを記憶する係数デ
    ータ記憶手段と、 上記第1のディジタル画像信号から複数の第1の画素を
    切り出す領域切り出し手段と、 上記領域切り出し手段からの複数の上記第1の画素と上
    記係数データ記憶手段からの上記係数データとの線形1
    次結合によって第2の画素を予測する演算手段とを有
    し、 上記領域切り出し手段によって切り出された複数の上記
    第1の画素の中の所定の第1の画素に対して水平方向に
    鏡像関係にある位置の2つの上記第2の画素を予測する
    場合、 上記2つの第2の画素の一方を予測する時と、上記2つ
    の第2の画素の他方を予測する時とで、水平方向に鏡像
    関係にある上記第1の画素に対して乗じられる上記係数
    データが線対称に入れ換えられることを特徴とする信号
    変換装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の信号変換装置におい
    て、 さらに、上記第1のディジタル画像信号のレベル分布の
    パターンに基づいて、推定しようとする画素データが属
    するクラスを決定するクラス決定手段を有することを特
    徴とした信号変換装置。
  3. 【請求項3】 第1の画素からなる第1のディジタル画
    像信号を上記第1の画素より画素数の多い第2の画素か
    らなる第2のディジタル画像信号に変換するようにした
    信号変換方法において、 予め学習により獲得された係数データを記憶するステッ
    プと、 上記第1のディジタル画像信号から複数の第1の画素を
    切り出すステップと、 上記複数の第1の画素と上記係数データとの線形1次結
    合によって第2の画素を予測するステップとからなり、 切り出された上記複数の第1の画素の中の所定の第1の
    画素に対して水平方向に鏡像関係にある位置の2つの上
    記第2の画素を予測する場合、 上記2つの第2の画素の一方を予測する時と、上記2つ
    の第2の画素の他方を予測する時とで、水平方向に鏡像
    関係にある上記第1の画素に対して乗じられる上記係数
    データが線対称に入れ換えられることを特徴とする信号
    変換方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012157066A (ja) * 2006-02-09 2012-08-16 Altera Corp プログラマブルロジックデバイスのための特殊処理ブロック
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