JP3201344B2 - インターレース動画像信号の動き補償予測方法及び符号化装置 - Google Patents

インターレース動画像信号の動き補償予測方法及び符号化装置

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JP3201344B2
JP3201344B2 JP12277798A JP12277798A JP3201344B2 JP 3201344 B2 JP3201344 B2 JP 3201344B2 JP 12277798 A JP12277798 A JP 12277798A JP 12277798 A JP12277798 A JP 12277798A JP 3201344 B2 JP3201344 B2 JP 3201344B2
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康之 中島
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターレース動
画像信号の動き補償方法及びインターレース動画像信号
の符号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビ会議等の動画像通信やCD
−ROM等への動画像蓄積を目的とした動画像の高能率
符号化方式においては、フレーム又はフィールドの画面
で、各画面を例えば16画素×16ラインのブロックに
分割して、面内符号化、又は動き補償による参照フレー
ムと現画面の差分を符号化する面間符号化を用いて高能
率符号化を行っている。
【0003】図1に、一般的な符号化装置の構成を示
す。ここで、71は減算器であり、入力フレームX1と
予測画面X2の差分を求めて予測誤差画面X3を生ず
る。72は離散コサイン変換(DCT)やベクトル量子
化器等の符号化器、73は量子化器、74は逆量子化
器、75は逆離散コサイン変換(IDCT)や逆ベクト
ル量子化器等の復号器である。また、76は加算器で復
号器75によって復元された予測誤差画面X5と予測画
面X2を加算して局部復号画面X6を発生する。該局部
復号画面X6は参照フレームとして用いられる。なお、
前記参照フレームとして、前記局部復号画面X6に変え
て、符号化されていない原画面、即ち前記入力フレーム
X1の前後の画面を用いることも可能である。
【0004】フレームメモリ77には局部復号画面X6
及び入力フレームX1が格納される。動き検出部78で
はブロック単位で動き検出を行う。フレームメモリ77
から該当の入力ブロックデータ10と動きをサーチする
領域の参照ブロックデータ11が動き検出部78に入力
され、動き検出後、動きベクトルZVと選択フラグZM
が出力される。動き補償器79では、動き検出部78で
得られた動きベクトルZVと選択フラグZMを用いて、
参照ブロックデータ11から予測画面X2を作成し、出
力する。
【0005】量子化器73の出力は可変長符号化器80
で符号化され、多重化器81で動き検出部78で得られ
た動きベクトルZV、選択フラグZMと共に多重化さ
れ、符号化出力として出力される。
【0006】図2は、従来の動き検出部78の構成の一
例を示したものである。フレーム動き検出器84はフレ
ームブロックの動きを検出し、予測誤差信号ERと動き
ベクトルVRを出力する。一方、フィールド動き検出器
85はフィールドブロックの動きを検出し、予測誤差信
号EFと動きベクトルVFを出力する。これらの予測誤
差信号ERとEFは比較器87で比較される。比較器8
7は予測誤差信号ERとEFの小さい方を選択するため
の選択フラグZMを選択器86に出力する。選択器86
はこれに応答して動作し、前記予測誤差信号が小さい方
の動き検出器を選択し、該選択された動き検出器からの
動きベクトルZVを出力する。このように、従来はフレ
ーム動き検出器とフィールド動き検出器から予測誤差信
号を求め、予測誤差信号の小さい方の動き検出器の動き
ベクトルを用いて動き補償を行い、符号化効率の向上を
図っている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した動き検出部7
8を用いた符号化装置では、フレーム画面とフィールド
画面とに対して動き検出を行い、各々の予測誤差の小さ
い方の動き検出器を選択して動き補償を行っている。こ
の従来の符号化装置には、次のような問題があった。 (1)画像が加速度的な動きをした場合には、参照する
画面が偶数ラインと奇数ラインとでは異なることにな
る。このため、フレーム動き検出器84が選択された時
には、動き補償時の予測誤差が大きくなり、符号化効率
が低下する。 (2)画面が等速度的な動きをした場合には、各フィー
ルドの動き量はほとんど同じになる。このため、フィー
ルド動き検出器85が選択された時には、フレーム画面
での動き補償に比べて、動きベクトル量に関する情報が
2倍に増加し、その結果、符号化効率が低下する。
【0008】よって本発明の目的は、上述した従来方式
の問題点を解決することにあり、符号化効率及び画質の
向上を図ることができるインターレース動画像信号の動
き補償予測方法及び符号化装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、連続的
に入力される画像信号に対する動画像信号の動き補償予
測方法であって、第1の入力フィールドに対して特定の
参照フィールドを第1の参照フィールドとし、第1の入
力フィールドを第1の参照フィールドを用いて予測する
ための第1の動きベクトルを用いて第1の入力フィール
ドの予測信号を求め、第1の参照フィールドと第1の入
力フィールドとの間の時間的な距離と第2の入力フィー
ルドに対して同一の時間的な距離にある第2の参照フィ
ールドから第1の動きベクトルを用いて第2の入力フィ
ールドの予測信号を求めるインターレース動画像信号の
動き補償予測方法が提供される。
【0010】より具体的には、一方のパリティを持つ参
照フィールドから一方のパリティを持つ入力フィールド
を予測するための第1の動きベクトルを用いて一方のパ
リティを持つ入力フィールドを予測し、第1の動きベク
トルを用いて一方のパリティを持つ参照フィールドと同
一フレーム内の他方のパリティを持つ参照フィールドか
ら一方のパリティを持つ入力フィールドと同一フレーム
内の他方のパリティを持つ入力フィールドを予測するイ
ンターレース動画像信号の動き補償予測方法が提供され
る。
【0011】さらに、一方のパリティを持つ参照フィー
ルドから一方のパリティを持つ入力フィールドを予測す
るための第1の動きベクトルを用いて一方のパリティを
持つ入力フィールドを予測し、第1の動きベクトルを用
いて一方のパリティを持つ参照フィールドと同一フレー
ム内の他方のパリティを持つ参照フィールドから一方の
パリティを持つ入力フィールドと同一フレーム内の他方
のパリティを持つ入力フィールドを予測する予測手段
と、入力フレームについて第1の動きベクトルを符号化
する符号化手段とを備えたインターレース動画像信号の
符号化装置が提供される。
【0012】例えば偶数パリティである一方のパリティ
を持つフィールドと例えば奇数パリティである他方のパ
リティを持つフィールドとが同じ第1の動きベクトルを
用いており、このため、符号化される動きベクトルは両
フィールドに共通の1つの動きベクトルとなる。その結
果、符号化される情報量が削減可能となり、符号化効率
を大幅に向上することができる。
【0013】さらに、本発明によれば、連続的に入力さ
れる画像信号に対する動画像信号の動き補償予測方法で
あって、第1の入力フィールドに対して特定の参照フィ
ールドを第1の参照フィールドとするか、又は、第1の
入力フィールドに対して時間的に最も近い参照フィール
ドを第1の参照フィールドとし、第1の入力フィールド
を第1の参照フィールドを用いて予測するための第1の
動きベクトルを用いて第1の入力フィールドの予測信号
を求め、第1の参照フィールドと第1の入力フィールド
との間の時間的な距離と第1の参照フィールドと第2の
入力フィールドとの間の時間的な距離との比率に応じて
第1の動きベクトルの大きさを換算して第2の動きベク
トルを求め、第1の参照フィールドから第2の動きベク
トルを用いて第2の入力フィールドの予測信号を求める
インターレース動画像信号の動き補償予測方法が提供さ
れる。
【0014】より具体的には、入力フレームに時間的に
最も近い参照フィールドからこの参照フィールドと異な
るパリティを持つ入力フィールドを第1の動きベクトル
を用いて予測し、この参照フィールドと異なるパリティ
を持つ入力フィールドとの間の時間的な距離と、この参
照フィールドとこの参照フィールドと同じパリティを持
つ入力フィールドとの時間的な距離との比率に応じて第
1の動きベクトルの大きさを換算して第2の動きベクト
ルを求め、この参照フィールドから第2の動きベクトル
を用いて同じパリティを持つ入力フィールドを予測する
インターレース動画像の動き補償予測方法が提供され
る。
【0015】さらに、入力フレームに時間的に最も近い
参照フィールドからこの参照フィールドと異なるパリテ
ィを持つ入力フィールドを第1の動きベクトルを用いて
予測し、この参照フィールドと異なるパリティを持つ入
力フィールドとの間の時間的な距離と、この参照フィー
ルドとこの参照フィールドと同じパリティを持つ入力フ
ィールドとの時間的な距離との比率に応じて第1の動き
ベクトルの大きさを換算して第2の動きベクトルを求
め、この参照フィールドから第2の動きベクトルを用い
て同じパリティを持つ入力フィールドを予測する予測手
段と、入力フレームについて第1の動きベクトルを符号
化する符号化手段とを備えたインターレース動画像信号
の符号化装置が提供される。
【0016】例えば偶数パリティである一方のパリティ
を持つフィールドで用いた第1の動きベクトルの大きさ
を換算して得た第2の動きベクトルを、例えば奇数パリ
ティである他方のパリティを持つフィールドで用いて動
き検出しているため、符号化される動きベクトルは両フ
ィールドに共通の1つの動きベクトルとなる。その結
果、符号化される情報量が削減可能となり、符号化効率
を大幅に向上することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、図3のブロック図を参照
して、本発明の第1実施形態を詳細に説明する。この図
3の動き検出器は、図1の符号化装置の動き検出部78
として用いられるものである。
【0018】図3は本発明の第1実施形態の構成を示
し、10は入力ブロックデータ、11は参照ブロックデ
ータであり、これらは共にインターレース画面となって
いる。該ブロックデータ10及び11について、同一パ
リティフィールド動き検出器12で動き検出が行われ、
動きベクトルV1及びブロックの予測誤差E1が出力さ
れる。また、近傍フィールド動き検出器13でも動き検
出が行われ、動きベクトルV2及び予測誤差E2が出力
される。さらに、フィールド間補間動き検出器14でも
動き検出が行われ、動きベクトルV3及び予測誤差E3
が出力される。
【0019】同一パリティフィールド動き検出器12、
近傍フィールド動き検出器13及びフィールド間補間動
き検出器14から出力された予測誤差E1、E2及びE
3は比較器15で比較される。比較器15は、予測誤差
E1、E2及びE3のうちの一番小さいものを選択し、
いずれの予測誤差を選択したかを表す信号である選択フ
ラグZMを出力する。選択器16は、選択フラグZMに
従って動きベクトルの選択を行い、一番小さい予測誤差
を出力した動き検出器からの動きベクトルを動きベクト
ルZVとして出力する。
【0020】選択器16で選択フラグZMに基づいて動
きベクトルZVが選択された後、図1に示した動き補償
器79は、該動きベクトルに対応する参照ブロックを予
測信号として用いて動き補償を行う。この時、輝度信号
については動きベクトルはそのままの値が用いられる。
一方、色信号については、後述の説明から明らかになる
ように、ブロックサイズが水平方向で輝度の半分である
ため、水平方向の動きベクトルは半分にして用いられ、
これら輝度信号と色度信号とから予測信号が作成され
る。
【0021】なお、図1に示した多重化器81から出力
された符号化出力を受信して復号化する、図示されてい
ない復号器側の処理概要を補足すると、この復号器は、
符号化器から送られてきた動き検出の種類及び動きベク
トル量により該当の参照ブロックを探し、動き補償を行
い、予測信号を作成する。
【0022】以下に、本実施形態の主要部の構成の具体
例を詳細に説明する。
【0023】まず、図4を参照して、入力画面のブロッ
クデータの構成を詳細に説明する。入力ブロックの大き
さについては、輝度信号は16画素×16ライン、2つ
の色差信号についてはそれぞれが8画素×16ラインと
し、これらをまとめてマクロブロックと呼ぶ。符号化の
一連の処理はこのマクロブロック毎に行われる。
【0024】図4に示されているように、前記ブロック
は、奇数ラインに存在する奇数フィールドのデータ
(○)と、偶数ラインに存在する偶数フィールドのデー
タ(□)とから構成されている。フレームブロックは、
奇数ラインと偶数ラインとが交互に現れるデータから構
成され、フィールドブロックは、奇数ラインのデータの
みを集めたデータ、又は偶数ラインのデータのみを集め
たデータから構成される。
【0025】動き検出に用いる参照ブロックについて
は、輝度信号のみを用いる。ブロックの大きさは検索す
る範囲に応じて変化する。例えば、検索範囲が主及び副
走査方向に±7画素の場合は、30画素×30ラインと
なる。なお、動き補償後に得られる予測誤差データのサ
イズは、輝度信号及び色差信号共に、図4の入力ブロッ
クと同様の構成となる。
【0026】図5(A)は、入力画面のブロックデータ
と参照画面のブロックデータを、垂直方向と時間軸方向
とから示したものである。奇数フィールドf1のデータ
(○)は奇数ラインに存在し、また、偶数フィールドf
2のデータ(□)は偶数ラインに存在する。
【0027】次に、同一パリティフィールド動き検出器
12の一具体例を、図6を参照して説明する。同一パリ
ティフィールドは、奇数フィールド同士又は偶数フィー
ルド同士であることを意味する。入力されたブロックデ
ータ10及び参照ブロックデータ11は、それぞれ入力
ブロックメモリ20及び参照ブロックメモリ21に一旦
記憶される。アドレス発生回路26からのアドレスに従
って入力ブロックメモリ20から動き検出を行う領域の
各フィールドデータと参照ブロックメモリ21からサー
チ用の領域の各フィールドデータとを取り出し、第1及
び第2フィールド予測誤差演算回路23及び24で誤差
の計算を行う。
【0028】この場合、16画素×16ラインの入力ブ
ロック信号に対して、図7(A)のように、入力画面の
奇数フィールドf1(一方のパリティを持つ又は第1の
入力フィールド)及び偶数フィールドf2(他方のパリ
ティを持つ又は第2の入力フィールド)に同一ベクトル
MV1及びMV2(第1の動きベクトル)をそれぞれ用
いて、奇数フィールドの入力データ(一方のパリティを
持つ又は第1の入力フィールド)は奇数フィールドの参
照データ(一方のパリティを持つ又は第1の参照フィー
ルド)との間で、また、偶数フィールドの入力データ
(他方のパリティを持つ又は第2の入力フィールド)は
偶数フィールドの参照データ(他方のパリティを持つ又
は第2の参照フィールド)との間でのそれぞれ予測誤差
信号が求められる。この予測誤差信号は、差分絶対値の
累積和又は差分二乗値の累積和等により求めることがで
きる。第1及び第2フィールド予測誤差演算回路23及
び24では、上述のようにして、同一パリティフィール
ド間でかつ同一ベクトルを用いて予測誤差信号が求めら
れる。
【0029】最適ベクトル判定回路25は、第1及び第
2フィールド予測誤差演算回路23及び24で得られた
2つの予測誤差信号の合計を求め、合計予測誤差として
格納する。最適ベクトル判定回路25は、アドレス発生
回路26により全てのサーチ点をサーチした後、各サー
チ点での合計予測誤差を比較して、誤差値が最小になる
位置を求め、動きベクトルV1と予測誤差E1とを出力
する。
【0030】本実施形態では、さらに、小数点精度の補
間画素ブロックに対して動き検出を行い、動き検出精度
を向上させることが可能である。図5(B)のように元
の画素信号A及びB、又はC及びDに対して、例えば1
/2画素精度として同一フィールド内の上下ライン間に
p又はqのような補間信号を作成して補間画素ブロック
とすることができる。この場合、上下ライン間の補間信
号としては、奇数ラインは奇数ライン間で、偶数ライン
は偶数ライン間で作成する方法で、p=(A+B)/
2、q=(C+D)/2、…となる。これらの計算で、
精度向上のために四捨五入することが可能である。ま
た、上下ライン間の補間を更に1/4画素精度として動
き検出精度の向上を図ることも可能である。この場合、
図5(B)のようにs、t、u、v点についてs=(3
×A+B)/4のようにして補間画素を追加する。な
お、水平方向の画素間の補間信号については1/2画素
精度までとし、補間画素は左右の画素の平均により作成
する。
【0031】図6の場合、フィールド内補間回路22に
て各フィールド内の隣接ライン間及び隣接画素間におい
て補間画素を作成して、小数点精度の補間画素ブロック
とする。図7(B)は、隣接ライン間で補間画素p及び
qを作成し、同一ベクトルMV1及びMV2を用いて予
測誤差信号を求めて動き予測する様子を示している。
【0032】次に、近傍フィールド動き検出器13の内
部の構成を、図8のブロック図を参照して説明する。入
力されたブロック信号10及び参照ブロック信号11
は、それぞれ入力ブロックメモリ20及び参照ブロック
メモリ21に一旦記憶される。アドレス発生回路26か
らのアドレスに従って、入力ブロックメモリ20から動
き検出を行う領域の各フィールドデータと、参照ブロッ
クメモリ21から入力フレームに時間的に近い位置にあ
るフィールド内のサーチ対象領域のデータとを取り出
し、第1及び第2フィールド予測誤差演算回路23及び
24で誤差の計算を行う。
【0033】この場合、16画素×16ラインの入力ブ
ロック信号に対して、図9(A)のように、入力画面の
奇数フィールドf1の入力データ(異なるパリティを持
つ入力フィールド)及び偶数フィールドf2の入力デー
タ(同じパリティを持つ入力フィールド)のいずれに対
しても、平行のベクトルMV1(第1の動きベクトル)
及びMV2(第2の動きベクトル)を用いて、近傍フィ
ールドの参照データ(図9(A)ではフィールドf2
(参照フィールド))との間で予測誤差信号を求める。
そして、最適ベクトル判定回路25では、第1及び第2
フィールド予測誤差演算回路で得られた2つの予測誤差
の合計を求めて、合計予測誤差として格納する。各サー
チ点での合計予測誤差を比較して誤差値が最小となる位
置を求め、動きベクトルV2と予測誤差E2を出力す
る。予測誤差信号としては、差分絶対値の累積和又は差
分二乗値の累積和等が利用できる。
【0034】なお、各フィールドに対する動きベクトル
は、どちらか一方のベクトルを基本(第1の動きベクト
ル)として、他方のベクトル(第2の動きベクトル)は
時間的な距離比で換算した値を用いる。例えば、図9
(A)では、MV1を基本ベクトルとし、MV2として
は、該基本ベクトルMV1(第1の動きベクトル)を時
間的な距離比kで換算したベクトル(第2の動きベクト
ル)を用いる。即ち、MV2=k×MV1とする。
【0035】図9(A)では、距離比が1対2であるた
め、k=2となる。また、距離比は参照画面に応じて一
意的に確定するため、符号化する動きベクトルは、一方
のベクトルのみとする。
【0036】なお、動き検出精度を向上させるために、
小数点精度の補間画素ブロックに対して動き検出を行う
ことが可能である。この場合、フィールド内補間回路2
2にて近傍フィールド内の隣接ライン間及び隣接画素間
において補間画素を作成して、補間画素ブロックとす
る。図9(B)は、隣接ライン間で補間画素v及びqを
作成して、動き予測する様子を示している。
【0037】次に、フィールド間補間動き検出器14の
内部の構成を、図10を参照して説明する。入力された
ブロック信号10及び参照ブロック信号11は、それぞ
れ入力ブロックメモリ20及び参照ブロックメモリ21
に一旦記憶される。アドレス発生回路26からのアドレ
スに従って、入力ブロックメモリ20から動き検出を行
う領域の各フィールドデータと、参照ブロックメモリ2
1からサーチ用の領域の各フィールドデータとを取り出
し、参照フィールドデータはフィールド合成回路27に
てフィールド間でデータの合成が行われた後、予測デー
タとして、第1及び第2フィールド予測誤差演算回路2
3及び24で予測誤差の計算を行う。
【0038】この場合、ブロック信号は16画素×16
ラインの入力ブロック信号に対して、図11(A)のよ
うに、参照画面中の奇数フィールド及び偶数フィールド
の両方のデータを合成した参照画素w及びxと入力画面
の奇数フィールド及び偶数フィールドとの間で、平行の
ベクトルを用いて予測誤差信号を求める。そして、最適
ベクトル判定回路25では、第1及び第2フィールド予
測誤差演算回路で得られた2つの予測誤差の合計を求め
て、合計予測誤差として格納する。各サーチ点での合計
予測誤差を比較して誤差値が最小となる位置を求め、動
きベクトルV3と予測誤差E3を出力する。参照画面の
偶数フィールドと奇数フィールドデータとの合成には、
単純平均や、時間的な距離に応じて重み付けをしたデー
タの平均を利用することができる。この場合、動きベク
トルは同一パリティ、また、予測誤差信号としては差分
絶対値の累積和又は差分二乗値の累積和等が利用でき
る。
【0039】なお、各フィールドに対する動きベクトル
は、どちらか一方のベクトルを基本として、他方のベク
トルは時間的な距離比で換算した値を用いる。例えば、
図11(A)で、基本のベクトルを入力画面のf1と参
照画面のf1間とし、これをMV1とする。入力画面の
f1に必要な参照データは、MV1による参照画面のf
1でのデータとMV1を参照画面のf2に写影した位置
にあるf2のデータの合成を用いる。
【0040】また、入力画面のf2及び参照画面のf1
間のベクトルをMV2とすると、MV2に対しては、M
V1を時間的な距離比kで換算した値を用いる。即ち、
MV2=k×MV1とする。図11(A)では、距離比
が2対3であるため、k=3/2となる。入力画面のf
2に必要な参照データは、MV2による参照画面のf1
でのデータとMV2を参照画面のf2に写影した位置に
あるf2のデータの合成を用いる。
【0041】また、参照画面に応じて距離比が一意的に
確定するため、符号化する動きベクトルは一方のベクト
ルのみとする。なお、動き検出精度を向上させるため
に、小数点精度の補間画素ブロックに対して動き検出を
行うことが可能である。この場合、フィールド内補間回
路22にて各フィールド内の隣接ライン間及び隣接画素
間において補間画素を作成して、補間画素ブロックとす
る。図11(B)は、隣接ライン間及び隣接画素間で補
間画素y及びzを作成して、動き予測する様子を示して
いる。
【0042】本発明の実施にあたっては種々の変形形態
が可能である。例えばブロックのサイズは、16画素×
16ラインに限らずに32画素×32ライン等種々のサ
イズが適用可能である。また色信号ブロックについて
は、例えば8画素×8ラインの場合には、動き検出で得
られた水平方向動きベクトル及び垂直方向ベクトルの両
方を半分にして予測信号を作成するようにしてもよい。
【0043】次に、本発明の第2実施形態について説明
する。この実施形態は、図12のように、同一パリティ
フィールド動き検出器12、近傍フィールド動き検出器
13及びフィールド間補間動き検出器14を、フレーム
動き検出器17やフィールド動き検出器18と組み合わ
せたものである。本実施形態においては、前記各検出器
12、13、14、17及び18で検出された予測誤差
値E1、E2、E3、ER及びEFを比較器15に入力
する。比較器15は、これらの予測誤差値の中から一番
小さいものを選び、選択プラグZMを出力する。選択器
16は、選択フラグZMに基づいて最も小さい予測誤差
値をもつ動き検出器の動きベクトルV1、V2、V3、
VR又はVFを選択し、ZVとして出力する。
【0044】ここで、フレーム動き検出器17の内部の
構成を、図13を参照して説明する。ここでは、入力ブ
ロックデータ10及び参照ブロックデータ11は、それ
ぞれ入力ブロックメモリ20と参照ブロックメモリ21
に一旦記憶される。アドレス発生回路26からのアドレ
スに従って、入力ブロックメモリ20から動き検出を行
う領域のフレームデータと参照ブロックメモリ21から
サーチ用の領域のフレームデータを取り出し、フレーム
予測誤差演算回路29で誤差の計算を行う。
【0045】この場合、図14(A)のように、2つの
フィールド(○と●が奇数フィールドデータ、□と■が
偶数フィールドデータ)が交互に並んで構成されるフレ
ーム画面Fにおいて、入力画面のフレームと参照画面の
フレームとの間での予測誤差信号を求める。最適ベクト
ル判定回路25は、参照画面をアドレス発生回路26か
らのアドレスによりサーチして求められた各サーチ点で
の予測誤差信号を比較して、この誤差が最小となる位置
を求め、動きベクトルVRと予測誤差ERを出力する。
【0046】なお、動き検出精度を向上させるために、
小数点精度の補間画素ブロックに対して動き検出を行う
ことが可能である。この場合、フレーム内補間回路28
にて、同一フレーム内の隣接ライン間及び隣接画素間に
おいて、補間画素を作成して小数点精度の補間画素ブロ
ックとする。図14(B)は、隣接ライン間で補間画素
を作成して動き予測する様子を示している。
【0047】次に、フィールド動き検出器17の内部の
構成を、図15を参照して説明する。ここでは、入力ブ
ロックデータ10及び参照ブロックデータ11は、それ
ぞれ入力ブロックメモリ20及び参照ブロックメモリ2
1に一旦記憶される。アドレス発生回路26からのアド
レスに従って、入力ブロックメモリ20から動き検出を
行う領域のフィールドデータと参照ブロックメモリ21
からサーチ用の領域のフィールドデータとを取り出し、
第1フィールド予測誤差演算回路23及び第2フィール
ド予測誤差演算回路24にて各フィールドの予測誤差の
計算を行う。
【0048】この場合、図16(A)のように、入力画
面の奇数フィールドf1及び偶数フィールドf2にそれ
ぞれ異なるベクトル(MV1、MV2)を用いて、奇数
フィールドの入力データは奇数フィールド又は偶数フィ
ールドの参照データとの間で、また偶数フィールドの入
力データは偶数フィールド又は奇数フィールドの参照デ
ータとの間で予測誤差信号を求める。最適ベクトル判定
回路25は、第1及び第2フィールド予測誤差演算回路
で得られた2つの予測誤差の合計を求めて、合計予測値
として格納する。各サーチ点での合計予測誤差を比較し
て、誤差値が最小となる位置を求め、入力フィールドに
対する動きベクトルVFと予測誤差EFを出力する。
【0049】なお、動き検出精度を向上させるために、
小数点精度の補間画素ブロックに対して動き検出を行う
ことが可能である。この場合、フィールド内補間回路2
2にて、各フィールド内の隣接ライン間及び隣接画素間
において、補間画素を作成して小数点精度の補間画素ブ
ロックとする。図16(B)は、隣接ライン間で補間画
素を作成して動き予測する様子を示している。
【0050】本実施形態によれば、フレーム動き検出器
17とフィールド動き検出器18とが加えられているの
で、第1実施形態に比べて、さらに予測精度を向上させ
ることが可能である。ただしこの場合、動き検出方式の
選択フラグZMの増加と演算時間の増加が見込まれる。
【0051】次に、本発明の第3実施形態について説明
する。この実施形態は、前記同一パリティフィールド動
き検出器12、近傍フィールド動き検出器13及びフィ
ールド間補間動き検出器14に、図17及び図18に示
されているような、逆パリティフィールド動き検出や遠
方フィールド動き検出を組み合わせたものである。
【0052】この場合、図17における逆パリティフィ
ールド動き検出は、図7の同一パリティフィールド動き
検出とは逆に、入力画面の奇数フィールド及び偶数フィ
ールドに同一ベクトルを用いて、それぞれ奇数フィール
ドの入力データは偶数フィールドの参照データとの間
で、また偶数フィールドの入力データは奇数フィールド
の参照データとの間での動き検出を行うものである。
【0053】さらに、図18における遠方フィールド動
き検出は、図9の近傍フィールド動き検出とは逆に、入
力画面の奇数フィールド及び偶数フィールドに同一ベク
トルを用いて、奇数フィールド及び偶数フィールドいず
れの入力データに対しても時間的に遠方のフィールドの
参照データ(図18ではフィールドf1)との間で動き
検出を行うものである。
【0054】また、本発明においては、参照画面と入力
画面の時間的な距離又は位置は、任意である。例えば6
フレーム離れた参照画面を参照したり、時間的に後に位
置する参照画面を参照することが可能である。後者の場
合、時間的に逆方向の動き補償を行うことになる。
【0055】また、参照画面の数についても自由であ
る。例えば、入力画面に対して時間的に前後に位置する
複数の参照画面のそれぞれに本発明を用いて最適予測画
面を得る。そして、それぞれの最適予測画面に対して時
間フィルタを施して合成された新たな画面を、予測画面
とすることも可能である。
【0056】
【発明の効果】以上に説明したように本発明によれば、
一方のパリティを持つフィールドと他方のパリティを持
つフィールドとが同じ第1の動きベクトルを用いてお
り、このため、符号化される動きベクトルは両フィール
ドに共通の1つの動きベクトルとなるか、又は一方のパ
リティを持つフィールドで用いた第1の動きベクトルの
大きさを換算して得た第2の動きベクトルを他方のパリ
ティを持つフィールドで用いて動き検出している。その
結果、符号化される情報量が削減可能となり、符号化効
率を大幅に向上することができる。また、本発明では、
いずれの場合も必要なベクトルはブロック当り1つのベ
クトルだけであるため、従来フィールド信号のみの動き
補償で問題となっていたベクトル量の負担についても半
分に軽減することができ、画質の向上及び伝送情報量の
削減を実現することが可能である。効果の一例として、
ISOテスト動画像(Flower Garden、B
icycle)をCCIR601画像フォーマットにお
いて、4Mbit/sのビットレートで画質(S/N
比)はフレーム動き補償とフィールド動き補償を適応的
に用いた方式に比較して0.5〜1.0dB向上、動き
ベクトル情報伝送量は30〜60%削減できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のインターレース動画像の動き補償予測装
置のブロック図である。
【図2】従来の動き検出部のブロック図である。
【図3】本発明の第1実施形態の動き検出部のブロック
図である。
【図4】入力画面のブロックデータの構成の一例を示す
説明図である。
【図5】入力画面のブロックデータと参照画面のブロッ
クデータの一部を、垂直方向と時間軸方向から示した画
面データの構成図である。
【図6】同一パリティ動き検出器の一具体例を示すブロ
ック図である。
【図7】同一パリティ動き検出器の動作原理の説明図で
ある。
【図8】近傍フィールド動き検出器の一具体例を示すブ
ロック図である。
【図9】近傍フィールド動き検出器の動作原理の説明図
である。
【図10】フィールド間補間動き検出器の一具体例を示
すブロック図である。
【図11】フィールド間補間動き検出器の動作原理の説
明図である。
【図12】本発明の第2実施形態の動き検出部のブロッ
ク図である。
【図13】フレーム動き検出器の一具体例を示すブロッ
ク図である。
【図14】フレーム動き検出器の動作原理の説明図であ
る。
【図15】フィールド動き検出器の一具体例を示すブロ
ック図である。
【図16】フィールド動き検出器の動作原理の説明図で
ある。
【図17】本発明の第3実施形態に使用される逆パリテ
ィフィールド動き検出器の動作原理の説明図である。
【図18】遠方フィールド動き検出器の動作原理の説明
図である。
【符号の説明】
10 入力画面 11 参照画面 12 同一パリティフィールド動き検出器 13 近傍フィールド動き検出器 14 フィールド間補間動き検出器 15 比較器 16 選択器 71 減算器 72 符号化器 73 量子化器 74 逆量子化器 75 復号器 76 加算器 77 フレームメモリ 78 動き検出部 79 動き補償器 80 可変長符号化器 81 多重化器 84 フレーム動き検出器 85 フィールド動き検出器 86 選択器 87 比較器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−41861(JP,A) 特開 平5−37915(JP,A) 特開 平3−226193(JP,A) 1991年テレビジョン学会年次大会講演 予稿集、p.313−314 1991年電子情報通信学会春季全国大会 講演論文集分冊7、p.64 1990年画像符号化シンポジウム(PC SJ90)第5回シンポジウム資料、p. 175−177 電子情報通信学会技術研究報告(IE 88−97)、第88巻、第411号、p.47− 54 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/24 - 7/68 H04N 11/04

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続的に入力される画像信号に対する動
    画像信号の動き補償予測方法であって、第1の入力フィ
    ールドに対して特定の参照フィールドを第1の参照フィ
    ールドとし、該第1の入力フィールドを該第1の参照フ
    ィールドを用いて予測するための第1の動きベクトルを
    用いて前記第1の入力フィールドの予測信号を求め、前
    記第1の参照フィールドと前記第1の入力フィールドと
    の間の時間的な距離と第2の入力フィールドに対して同
    一の時間的な距離にある第2の参照フィールドから前記
    第1の動きベクトルを用いて前記第2の入力フィールド
    の予測信号を求めることを特徴とするインターレース動
    画像信号の動き補償予測方法。
  2. 【請求項2】 一方のパリティを持つ参照フィールドか
    ら一方のパリティを持つ入力フィールドを予測するため
    の第1の動きベクトルを用いて該一方のパリティを持つ
    入力フィールドを予測し、該第1の動きベクトルを用い
    て前記一方のパリティを持つ参照フィールドと同一フレ
    ーム内の他方のパリティを持つ参照フィールドから前記
    一方のパリティを持つ入力フィールドと同一フレーム内
    の他方のパリティを持つ入力フィールドを予測すること
    を特徴とするインターレース動画像信号の動き補償予測
    方法。
  3. 【請求項3】 連続的に入力される画像信号に対する動
    画像信号の動き補償予測方法であって、第1の入力フィ
    ールドに対して特定の参照フィールドを第1の参照フィ
    ールドとし、該第1の入力フィールドを該第1の参照フ
    ィールドを用いて予測するための第1の動きベクトルを
    用いて前記第1の入力フィールドの予測信号を求め、前
    記第1の参照フィールドと前記第1の入力フィールドと
    の間の時間的な距離と前記第1の参照フィールドと第2
    の入力フィールドとの間の時間的な距離との比率に応じ
    て前記第1の動きベクトルの大きさを換算して第2の動
    きベクトルを求め、前記第1の参照フィールドから前記
    第2の動きベクトルを用いて前記第2の入力フィールド
    の予測信号を求めることを特徴とするインターレース動
    画像信号の動き補償予測方法。
  4. 【請求項4】 連続的に入力される画像信号に対する動
    画像信号の動き補償予測方法であって、第1の入力フィ
    ールドに対して時間的に最も近い参照フィールドを第1
    の参照フィールドとし、該第1の入力フィールドを該第
    1の参照フィールドを用いて予測するための第1の動き
    ベクトルを用いて前記第1の入力フィールドの予測信号
    を求め、前記第1の参照フィールドと前記第1の入力フ
    ィールドとの間の時間的な距離と前記第1の参照フィー
    ルドと第2の入力フィールドとの間の時間的な距離との
    比率に応じて前記第1の動きベクトルの大きさを換算し
    て第2の動きベクトルを求め、前記第1の参照フィール
    ドから前記第2の動きベクトルを用いて前記第2の入力
    フィールドの予測信号を求めることを特徴とするインタ
    ーレース動画像信号の動き補償予測方法。
  5. 【請求項5】 入力フレームに時間的に最も近い参照フ
    ィールドから該参照フィールドと異なるパリティを持つ
    入力フィールドを第1の動きベクトルを用いて予測し、
    前記参照フィールドと前記異なるパリティを持つ入力フ
    ィールドとの間の時間的な距離と前記参照フィールドと
    該参照フィールドと同じパリティを持つ入力フィールド
    との時間的な距離との比率に応じて前記第1の動きベク
    トルの大きさを換算して第2の動きベクトルを求め、前
    記参照フィールドから前記第2の動きベクトルを用いて
    前記同じパリティを持つ入力フィールドを予測すること
    を特徴とするインターレース動画像の動き補償予測方
    法。
  6. 【請求項6】 一方のパリティを持つ参照フィールドか
    ら一方のパリティを持つ入力フィールドを予測するため
    の第1の動きベクトルを用いて該一方のパリティを持つ
    入力フィールドを予測し、該第1の動きベクトルを用い
    て前記一方のパリティを持つ参照フィールドと同一フレ
    ーム内の他方のパリティを持つ参照フィールドから前記
    一方のパリティを持つ入力フィールドと同一フレーム内
    の他方のパリティを持つ入力フィールドを予測する予測
    手段と、入力フレームについて前記第1の動きベクトル
    を符号化する符号化手段とを備えたことを特徴とするイ
    ンターレース動画像信号の符号化装置。
  7. 【請求項7】 入力フレームに時間的に最も近い参照フ
    ィールドから該参照フィールドと異なるパリティを持つ
    入力フィールドを第1の動きベクトルを用いて予測し、
    前記参照フィールドと前記異なるパリティを持つ入力フ
    ィールドとの間の時間的な距離と前記参照フィールドと
    該参照フィールドと同じパリティを持つ入力フィールド
    との時間的な距離との比率に応じて前記第1の動きベク
    トルの大きさを換算して第2の動きベクトルを求め、前
    記参照フィールドから前記第2の動きベクトルを用いて
    前記同じパリティを持つ入力フィールドを予測する予測
    手段と、入力フレームについて前記第1の動きベクトル
    を符号化する符号化手段とを備えたことを特徴とするイ
    ンターレース動画像信号の符号化装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
1990年画像符号化シンポジウム(PCSJ90)第5回シンポジウム資料、p.175−177
1991年テレビジョン学会年次大会講演予稿集、p.313−314
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