JPH09326950A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JPH09326950A
JPH09326950A JP8166883A JP16688396A JPH09326950A JP H09326950 A JPH09326950 A JP H09326950A JP 8166883 A JP8166883 A JP 8166883A JP 16688396 A JP16688396 A JP 16688396A JP H09326950 A JPH09326950 A JP H09326950A
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JP
Japan
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wire rope
moving member
moving
camera
image pickup
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Pending
Application number
JP8166883A
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English (en)
Inventor
Seitaro Mori
清太郎 森
Suemitsu Nagano
末光 長野
Kouroku Souma
幸六 相馬
Wataru Taniguro
亘 谷黒
Hideaki Kurosu
秀明 黒須
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PASUKO DORO GIJUTSU CENTER KK
Original Assignee
PASUKO DORO GIJUTSU CENTER KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高架道路構造物の床版の裏側等の任意の位置
をカメラで撮影できると共に、構造が簡単で、高架道路
構造物の床版等の下での設置を簡単にできるようにす
る。 【解決手段】 1本のワイヤ・ロープ18の両端を固定
し、このワイヤ・ロープに移動部材24を移動可能に取
り付ける。この移動部材には、カメラ42と、移動部材
の動揺を防止するコマ式ジャイロによる動揺防止手段5
0を取り付ける。駆動モータにより、滑車34を回転さ
せて、移動部材をワイヤ・ロープに沿って移動させる。
動揺防止手段は、移動部材のローリング及びピッチング
を抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高架道路構造物の
床版の裏側等を撮影する撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高架道路構造物の鉄筋コンクリート床版
は、長年の使用により、ひび割れが生じたり、鋼桁部が
損傷したりする。よって、高架道路構造物の保守の1つ
として、かかる高架道路構造物の床版の裏側を観察する
必要がある。
【0003】従来、高架道路構造物の床版の裏側を観察
するには、高架道路構造物の下に足場を架設したり、高
所作業車により、作業員が目視点検により判定したりし
た。また、地上に三脚を立て、この三脚に取り付けたカ
メラを用いて、床版の裏側を撮影したり、作業員が地上
から双眼鏡を用いて点検したりする方法もあった。さら
に、レーザ・スキャナを用いて、床版の裏側を記録する
方法も提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
床版の裏側の点検は目視で行われており、作業環境及び
効率が悪いという問題や、時間及びコストがかかりすぎ
ると問題があった。また、目視点検は、作業員の個人差
の影響を受けやすく、他の作業員が確認するには、新た
に目視点検を行わなければならなかった。さらに、高架
道路構造物の下に足場を架設することは、時間及びコス
トにおける問題の他に、高架道路構造物の下の道路を占
有することになり、交通渋滞の原因にもなった。
【0005】三脚を用いたカメラによる撮影による点検
は、複数の作業員が後で確認できるので、個人差の影響
を受けにくくなるが、カメラから床版までの距離が、撮
影する床版の裏側位置により異なり、同一条件で床版の
裏側を点検するのが困難であった。これら上述の床版の
裏側の点検方法では、川の上の場合や、谷間の場合に、
点検が困難であった。また、レーザ・スキャナによる記
録法では、システムが車両に搭載されており、運用用途
が限定されると共に、システムが高価になるという問題
があった。
【0006】これら問題を解決する1つの方法として、
特開平3−212503号公報に記載された橋体点検装
置がある。かかる装置では、高架道路構造物の2個の橋
脚の対向する側面の上部に夫々ガイド・レールを設け、
これら2個のガイド・レールの夫々に移動可能なワイヤ
・ロープ固定装置を設置する。さらに、これら2個のワ
イヤ・ロープ固定装置の間に、ウインチにより張力が与
えられた2本のワイヤ・ロープを取り付け、これら2本
のワイヤ・ロープに沿ってトラベラー(移動手段)が移
動できるようにし、このトラベラーにテレビジョン・カ
メラを設置した。よって、高架道路構造物の床版の裏側
にて、トラベラーが2次元方向に移動できるので、床版
の裏側の任意の部分をテレビジョン・カメラにより撮影
できた。
【0007】しかし、上述の特開平3−212503号
公報に記載された橋体点検装置では、2本のワイヤ・ロ
ープを用いるために、2個のワイヤ・ロープ固定装置間
に2本のワイヤ・ロープをバランス良く張る必要があ
り、点検装置の設置が面倒であった。また、2本のワイ
ヤ・ロープの張力を維持するための機構も2個必要とな
り高価となった。さらに、2本のワイヤ・ロープを用い
るため、高架道路構造物の2個の橋脚の間の距離が長い
場合、ワイヤ・ロープの重量が増し、ガイド・レール及
びワイヤ・ロープ固定装置が、これら重さに耐えられる
だけの強度が必要となり、一層高価となった。また、大
きな負荷に耐えられるようにするために、ガイド・レー
ルを橋脚に設置する際の工事が大がかりになった。
【0008】したがって、本発明の目的は、上述の従来
技術の問題点を解決し、高架道路構造物の床版の裏側等
の任意の位置をカメラで撮影できると共に、構造が簡単
で、高架道路構造物の床版等の下での設置が簡単な撮像
装置の提供にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の撮像装置は、両
端が固定されて張られた1本のワイヤ・ロープを用い
る。この1本のワイヤ・ロープに移動部材を移動可能に
取り付け、この移動部材にカメラ及び動揺抑制手段を取
り付ける。動揺抑制手段は、移動部材の動揺、即ち、ワ
イヤ・ロープの方向を軸として移動部材が回転するロー
リングと、ワイヤ・ロープの方向及び鉛直方向に直角な
方向を軸として移動部材が回転するピッチングを抑制す
る。移動手段は、移動部材をワイヤ・ロープに沿って移
動させる。なお、動揺抑制手段には、コマ式ジャイロを
用いる。また、ワイヤ・ロープと直角方向で且つ平行に
設置された2個の案内手段と、これら2個の案内手段の
各々に移動可能に取り付けられ、ワイヤ・ロープの両端
の各々を夫々固定する2個のワイヤ・ロープ用固定手段
と、これら2個のワイヤ・ロープ用固定手段を案内手段
に沿って移動させる第2移動手段とを更に設けて、カメ
ラを有する移動手段が、2次元方向に移動できるように
してもよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図を参照して本発明の
好適な実施例を説明する。図1は、本発明の好適実施例
の全体を示す図である。高架道路構造物10は、所定間
隔に配置された橋脚12(1個のみを代表的に示す)を
有する。橋脚12同士の対向面の上部に案内手段である
ガイド・レール14をボルトなどにより設ける。2個の
橋脚12の各々に設けたガイド・レール14にワイヤ・
ロープ固定手段16を設置する。このワイヤ・ロープ固
定手段16は、ガイド・レール14に沿って移動可能で
ある。対向する2個の固定手段16の間にワイヤ・ロー
プ18を張り、このワイヤ・ロープ18に撮像本体20
(図1では、便宜上、単なる箱として示す)を取り付け
る。詳細に後述するように、この撮像本体20には、ワ
イヤ・ロープ18に沿って移動可能な移動部材と、この
移動部材に設けられた撮影用カメラ及び動揺抑制手段と
を少なくとも含んでいる。撮影本体20と、図示しない
制御装置とは、電源及び信号用のケーブル22とで接続
されている。
【0011】図2は、ワイヤ・ロープ18及び垂線と直
角な方向から見た場合の撮像本体20の各構成要素の位
置関係を示す図であり、図3は、ワイヤ・ロープ18の
右側から見た場合の撮像本体20を示す図である。移動
部材24は、基板26と、この基板の両側に取り付けら
れた2本の脚部28と、これら2本の脚部26間に配置
された腕部30と、この腕部30に回動可能に設けられ
た滑車取り付け部材32とを具えている。取り付け部材
32の両端には、2個の滑車34が回動可能に取り付け
られ、腕部30には回動可能に押さえローラ36が取り
付けられる。これら滑車34及び押さえローラ36によ
り、図2及び図3に示す如くワイヤ・ロープ18を挟
み、移動部材24をワイヤ・ロープ18に懸垂させる。
すなわち、滑車34及びローラ36は、3点によりワイ
ヤ・ロープ18を適切に挟むような位置関係なので、移
動部材24は、ワイヤ・ロープ18に安定する。
【0012】一方の脚部(図3の左側)28に設けられ
た駆動モータ38は、例えば、ステッピング・モータで
あり、ケーブル220からの電力(パルス制御信号)に
応じて回転をし、その回転をベルト又はチェーンにより
2個の滑車34に伝える。滑車34の回転により、移動
部材24がワイヤ・ロープ18に沿って移動する。よっ
て、駆動モータ38及び滑車34が、移動部材24を移
動させる移動手段となる。
【0013】一方の脚部(図3の左側)28には、カメ
ラ用ボックス40を設け、その中に、撮影用カメラ、例
えば、デジタル・ビデオ・カメラ を取り付ける。カメ
ラのレンズ部分42は、カメラ用ボックス40の上部開
口を介して、床版の裏側を撮影できるように突出する。
このカメラは、ズームや、録画のオン/オフが遠隔制御
可能であり、ケーブル220から電力及び制御信号を受
ける。腕部30の右端には、取り付け角度調整部材44
を介して照明器具46を設ける。なお、カメラの焦点深
度はできるだけ深いことが望ましい。この照明器具46
は、ケーブル222を介して照明用電力を受け、撮影対
象部分を照明する。なお、カメラ及び照明器具46が腕
部30を介して離れた位置に配置されているので、カメ
ラは垂線に沿った方向を撮影すると、照明器具の照明角
度を大きくできるため、撮影対象部分に微細な損傷があ
った場合に影ができ、高架道路の床版の裏側の検査に適
する点に留意されたい。
【0014】カメラ及び照明器具が設置された移動部材
24は、1本のワイヤ・ロープ18に滑車及びローラに
より取り付けられているために、移動部材24は、ワイ
ヤ・ロープ18の方向を軸として回転するローリングが
生じる。また、ワイヤ・ロープ18が一直線ではなく湾
曲となるために、ワイヤ・ロープ及び垂線の両方に直角
な方向を軸とする回転、即ち、ピッチングも移動部材2
4に生じる。移動部材24が、ローリング及び/又はピ
ッチングすると、それに設置されたカメラも一緒にロー
リング及び/又はピッチングして、カメラが撮影対象を
安定して撮影できない。
【0015】そこで、本発明では、これらローリング及
びピッチングである動揺を抑制するために、動揺抑制手
段を移動部材24の基板26の下側に取り付けている。
この動揺抑制手段は、ピッチングを抑制するコマ式ジャ
イロ48と、ローリングを抑制するコマ式ジャイロ50
とである。コマ式ジャイロは、高速で回転する物体(ロ
ータ)は、総てその回転軸を空間の中で一定に保持しよ
うとする剛性を有するため、この剛性を用いて動揺を抑
制できる。また、ジャイロ48及び50の重量により、
基板26の上部に駆動モータ38、カメラ及び照明器具
46を設けてあるにもかかわらず、移動部材24は、ワ
イヤ・ロープ18に対して回転せずに安定して水平とな
る。ジャイロ48及び50は同一構造であるが、維持し
ようとする剛性の方向をローリング及びピッチングの方
向に合わせて取り付ける。これらジャイロは、そのロー
タがモータで回転されるため、モータ用電力ケーブル
(図示せず)から電力を受ける。これらジャイロ用電力
ケーブルと、ケーブル220及び222とは、まとめら
れて、図1のケーブル22となる。
【0016】図4は、ジャイロの部分断面図であり、図
5は、図4の矢印V方向から見た場合のジャイロの構成
要素の位置関係を示す図である。ロータ52は、ロの字
形ジンバル54内に、軸継ぎ手(逆起電力抑制機能付
き)56により回転可能に取り付けられている。駆動モ
ータ58は、モータ・ホルダ60によりジンバル54に
固定され、モータ58の回転軸は、軸継ぎ手56を介し
てロータ52を回転させる。なお、モータ・ホルダ60
とジンバル54との結合は、防震ゴムを介して行い、モ
ータ58の振動がジンバル54に伝わりにくくする。ジ
ンバル54は、1対の出力軸62により、防音ケース6
4に回動可能に取り付けられる。また、ジンバル54と
防音ケース64との間には、1対の機械的ばね65を設
けて、ジンバル54が出力軸62の周りで回転しても、
原点に復帰できるようにする。かかる構造により、ジャ
イロは、ジンバル54が出力軸62に対して回転して
も、出力軸62の方向及びロータの回転軸方向の両方に
直角な方向に変動しない力が発生する。
【0017】図6は、2個の橋脚12、これら2個の橋
脚の各々に設置されたガイド・レール(案内手段)1
4、ワイヤ・ロープ用固定手段16及びワイヤ・ロープ
(中間部分を省略)18の関係を示す側面図である。L
字形金具66をボルト68により橋脚12の側壁上部に
固定し、L字型金具66の平面上部にトラック・ローラ
・ガイド70を固定して、案内手段14とする。ワイヤ
・ロープ用固定手段16では、基板72の底面に1対の
ローラ74を設けて、これら1対のローラ74によりロ
ーラ・ガイド70を挟む。よって、固定手段16は、ロ
ーラ・ガイド70に沿って摺動可能となり、ワイヤ・ロ
ープ18による張力にも耐えられる。なお、基板72の
受けには、ローラ74を回転させる駆動用ステッピング
・モータ(第2移動手段)76を設置し、ケーブル78
からモータ駆動電力(パルス信号)を受ける。2このワ
イヤ・ロープ固定手段16の対向部分に、マルチターン
JNR型固定具80及び引張ばね82を夫々取り付け
て、固定具80及びばね82をワイヤ・ロープ18で接
続する。
【0018】なお、ワイヤ・ロープ18の架設前は、こ
のワイヤ・ロープが固定具80の巻き取り部84に巻き
取られており、ワイヤ・ロープの解放端部にばね82が
取り付けられている。ワイヤ・ロープを張るには、作業
員がばね82を引っ張って、巻き取り部84からからワ
イヤ・ロープを引っぱり出し、ばね82の右端をピン8
6により右側の基板72につなぐ。その後、ばね82の
復帰力を考慮して、ワイヤ・ロープに所定の張力が得ら
れるまで巻き取り部84を逆方向に回転させて、爪88
により巻き取り部84を固定する。なお、2個の固定手
段16に設置されたステッピング・モータ76は同期し
て回転するので、2個の固定手段16が互いに平行移動
する。よって、撮像装置を床版の裏側でXY(2次元)
方向で所望位置に移動できる。
【0019】図7は、本発明の撮像装置を制御する制御
装置のブロック図である。移動部材に取り付けられたビ
デオ・カメラからのビデオ信号は、ケーブル22を介し
てビデオ・テープ・レコーダ(VTR)90により録画
されると共に、ビデオ信号に対応する撮影画像が画像モ
ニタ92により表示される。VTR90の操作は、コン
ピュータ94により遠隔制御できる。また、コンピュー
タ94は、カメラ用インタフェース96及びケーブル2
2を介して、ビデオ・カメラのズームや、カメラ・アン
グル、焦点距離等を制御できる。電源回路98は、コン
ピュータ94の制御に応じて、ケーブル22を介して、
ビデオ・カメラの駆動電力、照明用電力、ジャイロ用電
力を供給する。
【0020】ガイド・レール方向モータ駆動器100
は、コンピュータ94の制御により、ケーブル78を介
して駆動パルスを供給し、モータ76を回転させ、ガイ
ド・レール14に沿ってワイヤ・ロープ用固定具16を
摺動させる。同様に、ワイヤ・ロープ方向モータ駆動器
102は、コンピュータ94の制御により、ケーブル2
2を介して駆動パルスを供給し、駆動モータ38を回転
させて、移動部材24をワイヤ・ロープ18に沿って摺
動させる。なお、コンピュータ94の操作は、キーボー
ドなどの入力装置104及びモニタ106を用いて操作
者が行う。なお、必要に応じて、撮影データなどをプリ
ンタ108によりプリント・アウトしてもよい。この制
御装置は、橋脚の下の位置に配置されて、撮像装置及び
ガイド・レール方向モータとの間で上述のようにケーブ
ルで結合される。
【0021】上述は、本発明の好適な実施例について説
明したが、本発明の要旨を逸脱することなく種々の変更
変形が可能である。例えば、上述の実施例では、動揺抑
制手段が抑制する動揺として、ローリング及びピッチン
グの両方を考慮したが、ピッチングがさほどでない場合
には、ローリングのみを抑制してもよい。また、上下方
向のヨーイングが無視できない場合には、ヨーイングを
考慮した方向のジャイロを移動部材に更に取り付けても
よい。実施例では、移動部材及びワイヤ・ロープ固定手
段を移動させる移動手段は、移動部材及び固定手段自体
に取り付けられたモータであるが、これら移動部材及び
固定手段にロープを取り付け、外部からこのロープを引
っ張って、移動部材及び固定手段を移動させるものでも
よい。
【0022】また、本発明は、上述の実施例では、高架
道路の床版の裏側を検査する装置として説明したが、カ
メラのレンズを下向きにして、競技場で空中からの俯瞰
撮影に用いてもよい。この俯瞰撮影は、遺跡や古墳の調
査の際にも利用できる。さらに、図7に示した制御装置
の少なくとも一部を撮像装置に搭載して、無線で遠隔制
御してもよい。
【0023】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、1本のワイ
ヤ・ロープを渡して、カメラを搭載した移動部材をワイ
ヤ・ロープに取り付けるので、設置が容易となる。ま
た、1本のワイヤ・ロープによるローリングやピッチン
グの動揺は、動揺抑制手段で効果的に抑制できるので、
カメラの撮影が悪影響を受けることがない。また、2本
ではなく1本のワイヤ・ロープのため、ワイヤ・ロープ
の重量の問題を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適実施例の全体を示す図である。
【図2】ワイヤ・ロープ及び垂線と直角な方向から見た
場合の撮像本体の各構成要素の位置関係を示す図であ
る。
【図3】ワイヤ・ロープの右側から見た場合の撮像本体
を示す図である。
【図4】ジャイロの部分断面図である。
【図5】図4の矢印V方向から見た場合のジャイロの構
成要素の位置関係を示す図である。
【図6】橋脚、ガイド・レール(案内手段)、ワイヤ・
ロープ用固定手段及びワイヤ・ロープ18の関係を示す
側面図である。
【図7】本発明の撮像装置を制御する制御装置のブロッ
ク図である。
【符号の説明】
12 橋脚 14 案内手段 16 ワイヤ・ロープ用固定手段 18 ワイヤ・ロープ 24 移動部材 38 移動手段 46 照明器具 48、50 動揺抑制手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 谷黒 亘 東京都世田谷区駒沢4−7−3 (72)発明者 黒須 秀明 神奈川県横浜市青葉区つつじが丘6−11パ スコ青葉台寮202号

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端が固定されて張られた1本のワイヤ
    ・ロープと、 該1本のワイヤ・ロープに移動可能に取り付けられた移
    動部材と、 該移動部材に取り付けられたカメラと、 上記移動部材に取り付けられ、上記移動部材の動揺を抑
    制する動揺抑制手段と、 上記移動部材を上記ワイヤ・ロープに沿って移動させる
    移動手段とを具え、 上記動揺抑制手段は、上記ワイヤ・ロープの方向を軸と
    して上記移動部材が回転するローリングを少なくとも抑
    制することを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 上記動揺抑制手段は、上記ワイヤ・ロー
    プの方向を軸として上記移動部材が回転する上記ローリ
    ングと、上記ワイヤ・ロープの方向及び鉛直方向に直角
    な方向を軸として上記移動部材が回転するピッチングを
    抑制することを特徴とする請求項1の撮像装置。
  3. 【請求項3】 上記動揺抑制手段は、コマ式ジャイロで
    あることを特徴とする請求項1又は2の撮像装置。
  4. 【請求項4】 上記ワイヤ・ロープと直角方向で且つ平
    行に設置された2個の案内手段と、 該2個の案内手段の各々に移動可能に取り付けられ、上
    記ワイヤ・ロープの両端の各々を夫々固定する2個のワ
    イヤ・ロープ用固定手段と、 該2個のワイヤ・ロープ用固定手段を上記案内手段に沿
    って移動させる第2移動手段とを更に具えたことを特徴
    とする請求項2又は3の撮像装置。
  5. 【請求項5】 上記移動部材に設けら、上記カメラの撮
    影方向を照明する照明器具を更に具えたことを特徴とす
    る請求項4の撮像装置。
JP8166883A 1996-06-06 1996-06-06 撮像装置 Pending JPH09326950A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000226816A (ja) * 1999-02-05 2000-08-15 Kyoryo Maintenance:Kk 橋梁の点検装置
JP2012037361A (ja) * 2010-08-06 2012-02-23 Tokyo Electric Power Co Inc:The 港湾構造物の劣化診断方法および姿勢制御機能付き撮像装置
JP2015158112A (ja) * 2014-02-25 2015-09-03 株式会社アイペック 橋梁構造物監視システム
JP2017223086A (ja) * 2016-06-17 2017-12-21 東日本高速道路株式会社 ワイヤ架設冶具
JP2019152533A (ja) * 2018-03-02 2019-09-12 株式会社パスコ 建築構造物形状算出システムおよび建築構造物撮影装置

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