JPH09326336A - ねじ端子形コンデンサの接続構造 - Google Patents
ねじ端子形コンデンサの接続構造Info
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- JPH09326336A JPH09326336A JP16682396A JP16682396A JPH09326336A JP H09326336 A JPH09326336 A JP H09326336A JP 16682396 A JP16682396 A JP 16682396A JP 16682396 A JP16682396 A JP 16682396A JP H09326336 A JPH09326336 A JP H09326336A
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Abstract
高周波化を進めて電子機器の高効率化に貢献することが
できるねじ端子形コンデンサの接続構造を提供する。 【解決手段】 本発明のねじ端子形コンデンサ1〜6の
接続構造では、電流が逆方向に流れる配線バー10,1
1が、絶縁部材であるカプトン14を挟んで重ね合わさ
れて配置されている。このような接続構造によれば、電
流が逆方向に流れる配線バー10,11同士がカプトン
14を挟んで密着しているので、配線バー10,11は
互いの残留インダクタンスを相殺する。したがって、ね
じ端子形コンデンサ1〜6の残留インダクタンスを低く
することができる。
Description
ねじ端子形コンデンサが配線バーにより複数接続された
ねじ端子形コンデンサの接続構造に関するものであり、
特に、コンデンサのインダクタンスの低減化を図る技術
に係るものである。
子を有するものであり、耐圧を上げるために直列に接続
されたり、容量値を増やすために並列に接続されたり
と、複数のコンデンサが集合体として使用されることが
多い。この時のねじ端子形コンデンサは通常、銅板やア
ルミ板などの配線バーの両端付近に穴を開けてここにね
じ端子をねじ止めして接続されている。
続構造について、図3の平面図および図4の側面図を参
照して説明する。これらの図に示した接続構造では、6
個のコンデンサ1〜6が6本の配線バー7によって3直
列2並列に接続されている。より具体的には、コンデン
サ1のプラス出力端子8がコンデンサ2のマイナス出力
端子9に接続され、コンデンサ2のプラス出力端子8が
コンデンサ3のマイナス出力端子9に接続され、コンデ
ンサ3のプラス出力端子8がコンデンサ4のプラス出力
端子8に接続され、コンデンサ4のマイナス出力端子9
がコンデンサ5のプラス出力端子8に接続され、コンデ
ンサ5のマイナス出力端子9がコンデンサ6のプラス出
力端子8に接続され、コンデンサ6のマイナス出力端子
9がコンデンサ1のマイナス出力端子9に接続されてい
る。なお、コンデンサ1〜6の出力端子8,9はねじ端
子から構成されている。
小形化が進む現在、トランスやリアクトルの小形化に寄
与する回路の高周波化は不可欠な技術要素となってい
る。しかし、回路の高周波化を進めていくと、今までは
問題とならなかった程度のコンデンサの残留インダクタ
ンスが回路の効率を悪化させる原因となった。そのた
め、ねじ端子形コンデンサでは、コンデンサ同士を接続
する配線バーの残留インダクタンスが問題となってお
り、これを低減することが課題となっていた。
案されたものであり、その目的は、残留インダクタンス
の低減化を図り、回路の高周波化を進めて電子機器の高
効率化に貢献することができるねじ端子形コンデンサの
接続構造を提供することである。
めに、本発明のねじ端子形コンデンサの接続構造は、電
流が逆方向に流れる前記配線バー同士が、絶縁部材を挟
んで重ね合わされて配置されたことを構成上の特徴とす
る。
部材を挟んだ配線バーに流れる電流が逆方向であるた
め、配線バー同士が互いの残留インダクタンスを相殺す
ることができる。したがって、ねじ端子形コンデンサの
残留インダクタンスを小さくすることができる。
について、図1および図2を参照して具体的に説明す
る。図1は本実施の形態の平面図、図2は本実施の形態
の側面図である。なお、図3および図4に示した従来例
と同一の部材に関しては同一符号を付し、説明は省略す
る。
は、6個のコンデンサ1〜6が5枚の長方形の配線バー
10および1枚のコ字形の配線バー11によって3直列
2並列に接続されている。各コンデンサ1〜6にはプラ
スおよびマイナスの出力端子8,9(図1に図示)が設
けられているが、このうち、コンデンサ2,3,4,5
の両出力端子8,9およびコンデンサ1,6のプラス出
力端子8は、さらねじ12(図2に図示)から構成され
ている。コンデンサ1,6のマイナス出力端子9は、さ
らねじ12のねじ頭よりも高いねじ端子13(図2に図
示)から構成されている。
よって接続される出力端子8,9は次の5組である。す
なわち、コンデンサ1のプラス出力端子8とコンデン
サ2のマイナス出力端子9、コンデンサ2のプラス出
力端子8とコンデンサ3のマイナス出力端子9、コン
デンサ3のプラス出力端子8とコンデンサ4のプラス出
力端子8、コンデンサ4のマイナス出力端子9とコン
デンサ5のプラス出力端子8、コンデンサ5のマイナ
ス出力端子9とコンデンサ6のプラス出力端子8であ
る。つまり、配線バー10にはさらねじ12がねじ止め
されていることになる。このとき、さらねじ12のねじ
頭は配線バー10に埋設されるようになっている。
力端子は、コンデンサ1,6のマイナス出力端子9(ね
じ端子13)である。このような配線バー10,11は
電流が逆方向に流れるようになっており、所定の間隙を
あけて上下に重ね合わされている。さらに、配線バー1
0,11の間隙には絶縁部材であるカプトン14(50
0μm厚)が配線バー10,11に密着するように挟ま
れている。
である。すなわち、配線バー10はさらねじ12のねじ
頭を埋設しているため、配線バー10,11はカプトン
14を挟んで密着している。このとき、配線バー10,
11には電流が逆方向に流れるようになっているため、
ねじ端子形コンデンサ1〜6が動作するとき、配線バー
10,11は互いの残留インダクタンスを相殺すること
ができる。したがって、ねじ端子形コンデンサ1〜6は
残留インダクタンスを低減化することができる。残留イ
ンダクタンスの低減化の度合いとしては、幅20mm厚
さ2.0mmのアルミニウム製の配線バーを例にとる
と、2本の配線バーが重なり合わない場合のインダクタ
ンスが約1.35nH/mmであるのに対して、2本の
配線バーが重なり合った場合のインダクタンスは約0.
138nH/mmとなり、残留インダクタンスをほぼ1
0分の1にまで低減化することが可能となる。この結
果、ねじ端子形コンデンサ1〜6を高周波化を進めた回
路に組込むことができ、電子機器の高効率化に寄与する
ことができる。
のではなく、電流が逆方向に流れる配線バー同士が絶縁
部材を挟んで重ね合わされているのであれば、複数のね
じ端子形コンデンサが直列に接続される場合の接続構造
であっても、同様の作用効果を得ることができる。な
お、上記の実施の形態では配線バー10にさらねじ12
のねじ頭が埋設された場合について述べたが、ねじ頭が
埋設される構成であれば、さらねじに限定しない。
が逆方向に流れる配線バー同士を、絶縁部材を挟んで重
ね合せるといった極めて簡単な構成によって、残留イン
ダクタンスの低減化を図ることができ、回路の高周波化
を進めて電子機器の高効率化に寄与することが可能であ
る。
図。
Claims (1)
- 【請求項1】 ねじ端子を有するねじ端子形コンデンサ
が配線バーにより複数接続されたねじ端子形コンデンサ
の接続構造において、電流が逆方向に流れる前記配線バ
ー同士が、絶縁部材を挟んで重ね合わされて配置された
ことを特徴とするねじ端子形コンデンサの接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16682396A JP3831751B2 (ja) | 1996-06-05 | 1996-06-05 | ねじ端子形コンデンサの接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16682396A JP3831751B2 (ja) | 1996-06-05 | 1996-06-05 | ねじ端子形コンデンサの接続構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09326336A true JPH09326336A (ja) | 1997-12-16 |
JP3831751B2 JP3831751B2 (ja) | 2006-10-11 |
Family
ID=15838336
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16682396A Expired - Fee Related JP3831751B2 (ja) | 1996-06-05 | 1996-06-05 | ねじ端子形コンデンサの接続構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3831751B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003217986A (ja) * | 2002-01-23 | 2003-07-31 | Meidensha Corp | 積層型電気二重層キャパシタ |
JP2006286917A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Nippon Chemicon Corp | キャパシタバンク用電極板及びキャパシタバンク |
-
1996
- 1996-06-05 JP JP16682396A patent/JP3831751B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003217986A (ja) * | 2002-01-23 | 2003-07-31 | Meidensha Corp | 積層型電気二重層キャパシタ |
JP2006286917A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Nippon Chemicon Corp | キャパシタバンク用電極板及びキャパシタバンク |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3831751B2 (ja) | 2006-10-11 |
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