JPH0932440A - プリーツ状スクリーン装置 - Google Patents

プリーツ状スクリーン装置

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JPH0932440A
JPH0932440A JP17783095A JP17783095A JPH0932440A JP H0932440 A JPH0932440 A JP H0932440A JP 17783095 A JP17783095 A JP 17783095A JP 17783095 A JP17783095 A JP 17783095A JP H0932440 A JPH0932440 A JP H0932440A
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Japan
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frame
opening
pleated
screen member
pleated screen
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JP17783095A
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Yasuo Hoshiyama
保雄 星山
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METAKO KK
Metaco Inc
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METAKO KK
Metaco Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 取付性、操作性に優れ、構造厚みの増大も小
さなワイヤーテンション・システムによるスクリーン装
置の提供。 【解決手段】 プリーツ状スクリーンテンション・シス
テムによるプリーツ状スクリーン装置において、プリー
ツ状スクリーン部材55を開閉方向に支持するスクリー
ン取付枠部53はワイヤー部材56,57の方向転換部
材58a,58b,59a,59bを有し、一方のスラ
イド自在とされたスライド枠部54に装着する。他方の
枠部は、プリーツ状スクリーン部材を支持しない一対の
ガイド枠部51,52に固定されて、この一対のガイド
枠部とともに開閉方向にスライド自在とされたスライド
枠部を構成する。ワイヤー部材は取付枠部の方向転換手
段を介して、ガイド枠部とスライド枠部の各々の取付固
定点71,72,73,74の間に張設され、プリーツ
状スクリーン部材を開閉方向に支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ワイヤー・テン
ション・システムによるプリーツ状スクリーン装置に関
するものである。さらに詳しくは、この発明は、ブライ
ンド、間仕切、網戸等への利用が可能であって、ガラス
窓、障子等への取付けと、その操作が容易で、美観性も
良好な、ワイヤー・テンション・システムによる新しい
プリーツ状スクリーン装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、住宅、オフィスビル等の窓部
や間仕切部などにおいては、種々の構成と構造を有する
カーテン、ブラインド、可動間仕切、衝立等が用いられ
てきており、たとえば図3に示したようなプリーツスク
リーン装置が知られている。たとえばこの図3に示した
ようなプリーツスクリーン装置においては、ヘッドボッ
クス(101)とボトムレール(102)との間に、複
数のプリーツ部(103)を有するスクリーン部材(1
04)を折り畳みおよび展開自在に配設している。スク
リーン部材(104)には、垂直方向に貫通する昇降コ
ード(105)を左右両端部と中央部に設けており、こ
れらの昇降コード(105)は、ボトムレール(10
2)にその一端部を固定している。スクリーン部材(1
04)は、昇降コード(105)の昇降により、折り畳
まれ、あるいは展開されて、開閉する。昇降コード(1
05)の昇降は、操作コード(106)を介して行われ
る。
【0003】しかしながら、たとえばこの図3に示した
従来のプリーツスクリーン装置においては、スクリーン
部材(104)を昇降コード(105)で昇降自在に吊
り下げているだけのため、その開閉に際しては、スクリ
ーン部材(104)が傾いたり、平行移動が不可能とな
ったり、あるいはまた、昇降コード(105)のたわみ
が発生するなどの種々の問題があった。
【0004】これに対し、たとえば図4および図5に示
したようなプリーツスクリーン装置がこれまでに提案さ
れてもいる。図4に例示したプリーツスクリーン装置の
場合には、昇降コード106をスクリーン部材(10
4)に貫通させず、上下の枠部(107)(108)の
間に垂直に設けた2本の棒材(109)をスクリーン部
材(104)に貫通させている。この棒材(109)を
ガイドとして、昇降コード(106)とともにスクリー
ン部材(104)を昇降させることができるようにして
いる。
【0005】また、図5に例示したプリーツスクリーン
装置の場合には、水平方向に開閉自在とするように、左
右一対の枠部(110)(111)に2本の棒材(10
9)を配設し、この棒材(109)をスクリーン部材
(104)に貫通させている。また、この場合には、図
4に示した操作コード(106)を省略し、スクリーン
部材(104)の一端部に固定した取っ手(112)を
有するスライドバー(113)により開閉することがで
きるようにしている。このような構成とすることによ
り、スライドバー(113)によるスクリーン部材(1
04)の開閉の際に、棒材(109)をガイドとして安
定なスクリーン部材(104)の開閉操作が得られる。
【0006】しかしながら、これらの図4および図5に
例示したプリーツスクリーン装置については、比較的ス
ムーズなスクリーン部材(104)の開閉操作が得られ
るものの、窓枠開口部、間仕切開口部等に設けた場合に
は、かえって棒材(109)がたとえば窓の開閉操作や
利用者の出入りなどの邪魔になるという欠点がある。し
かもスクリーン部材(104)を開けた時に、棒材(1
09)が開口部(114)から露出することとなり、外
観を損ねるという問題もある。
【0007】そこでこの発明の発明者らは、以上の通り
の従来のプリーツスクリーン装置の欠点を解消し、スム
ーズな開閉操作を簡便かつ容易に行うことができ、しか
もカーテン、ブラインド、間仕切、網戸等の広範囲にわ
たっての利用を可能とした新しいワイヤー・テンション
・システムによるプリーツ状スクリーン装置を提案し、
これを実用化してきた。
【0008】この新しいスクリーン装置は、対向する一
対の枠部を上下および左右に各々設けた枠体と、複数の
方向転換手段を内蔵し、かつ開閉方向にスライド移動自
在なスライドバーと、スライドバーとこれに対向する1
つの枠部の間に支持された、複数のプリーツ部を有する
折り畳みおよび展開自在なプリーツ状スクリーン部材
と、このプリーツ状スクリーン部材をその開閉方向に支
持し、スライドバーの内部において内蔵された方向転換
手段により屈曲されて対向する一対の枠部間に張設され
たワイヤー部材とからなることを特徴としている。
【0009】またこのものは、開閉方向にスライド移動
自在な2本のスライドバーとその各々に対向する1つの
枠部の間に、複数のプリーツ部を有する一対のプリーツ
状スクリーン部材を折り畳みおよび展開自在に配設した
両開き式のプリーツ状スクリーン装置やスライドバーを
偶数本設けるとともに、展開方向と交差する方向の枠部
とこれに対向するスライドバーの間およびその他のスラ
イドバー間に、複数のプリーツ部を有するプリーツ状ス
クリーン部材を折り畳みおよび展開自在に配設し、少な
くとも1本のスライドバーの内部において内蔵された方
向転換手段により折り返され、交差し、かつ開閉方向の
一対の枠部内に1本ずつ挿通する偶数本のワイヤー部材
により上記プリーツ状スクリーン部材をその開閉方向に
支持した両開き式のプリーツ状スクリーン装置等もその
態様としている。
【0010】すなわち、たとえば図6に例示した水平方
向に開閉自在としたプリーツ状スクリーン装置について
説明すると、上下および左右に、各々、一対ずつ設けた
枠部(1)(2)と枠部(3)(4)により枠体を構成
している。この枠体の上下の枠部(1)(2)の間に
は、スライドバー(5)を水平方向にスライド移動自在
に配設している。この場合、枠部(1)(2)は、スラ
イドバー(5)のスライドガイドとして使用することが
できる。また、スライドバー(5)は、必ずしも枠部
(1)(2)に対して垂直にスライド移動自在とする必
要はなく、枠部(1)(2)に対して傾斜してスライド
移動自在としてもよい。設置する部位の形状等に応じて
適宜な角度とすることができる。
【0011】スライドバー(5)の内部には、後述する
ワイヤー部材の方向を転換するためのグライドピース
(6a)(6b)(7a)(7b)を上下に一対ずつ設
けている。図7に例示したように、スライドバー(5)
には、後述するプリーツ状スクリーン部材を支持、収納
するための支持部(8)および収納部(9)を設けると
ともに、人手によりスライド移動させるための取っ手
(10)を配してもいる。さらに、図6に例示したよう
に、スライドバー(5)の下端部には、戸車(11)を
回転自在に配設している。この戸車(11)によりスラ
イドバー(5)のスライド移動を円滑に行うことが可能
となる。
【0012】スライドバー(5)と左側の枠部(3)の
間には、複数のプリーツ部(12)を有する折り畳みお
よび展開自在としたプリーツ状スクリーン部材(13)
を配設している。このプリーツ状スクリーン部材(1
3)の左右両端部には、図2に示したような支持部材
(14)を取り付けており、この支持部材(14)を介
してプリーツ状スクリーン部材(13)が、枠部(3)
およびスライドバー(5)の支持部(8)にしっかりと
支持されるようにしている。プリーツ状スクリーン部材
(13)の材質については特に制限はなく、プリーツ部
(12)を形成することのできる織布、シート、フィル
ム、ネット等の適宜なものとすることができる。なお、
プリーツ部(12)の構成も任意とすることができる。
【0013】そして、プリーツ状スクリーン部材(1
3)には、これを支持するワイヤー部材としての上下一
対のひも(15)(16)が、プリーツ状スクリーン部
材(13)の開閉方向、すなわち、水平方向に張設され
ている。これらのひも(15)(16)は、プリーツ状
スクリーン部材(13)のプリーツ部(12)に設けた
たとえば小孔等を介して貫通させたり、あるいはプリー
ツ状スクリーン部材(13)の表面または裏面等に適宜
な部材を用いて取り付けるなどして配設することができ
る。
【0014】ひも(15)(16)の左端部は、図7に
例示したような固定金具(17)により枠部(3)に固
定されている。上側のひも(15)は、プリーツ状スク
リーン部材(13)を水平方向に支持した後に、上記し
たスライドバー(5)に内蔵されたグライドピース(7
a)により折り返され、かつスライドバー(5)下端部
に設けた別のグライドピース(6b)に掛け渡され、再
び折り返されて、下側のガイド用枠部(2)内を挿通す
る。そして、右側の枠部(4)に固定されている。一
方、下側のひも(16)は、プリーツ状スクリーン部材
(13)を水平方向に支持し、スライドバー(5)に内
蔵されたグライドピース(7b)(6a)により折り返
され、ひも(15)と交差して上側の枠部(1)内部を
挿通する。そして、枠部(4)の内部において固定金具
(18)により固定されている。これらのひも(15)
(16)の材質については、ワイヤー部材として使用可
能な限りにおいて格別の限定はなく、金属、合金、硬質
樹脂等の適宜なものとすることができる。また、枠部
(3)(4)への固定方法についても、所定の張力を与
えることができ、ひも(15)(16)を張った状態で
支持固定することのできるものであればよい。必要な場
合には、コイルバネ等の張力調整部材を取り付けること
が可能である。また、プリーツ状スクリーン部材(1
3)の構成によっては、1本のワイヤー部材を複数の部
材で代替させることもできる。この場合、複数の部材
は、1本のワイヤー部材と同一の機能を果たす。
【0015】また図6の例においては、上側の枠部
(1)の内部に、密閉性を向上させるためのシーリング
パネル(19)をその自重によりプリーツ状スクリーン
部材(13)の上端部に当接させて配設している。たと
えば以上の構成を有するこの発明のワイヤー・テンショ
ン・システムによるプリーツ状スクリーン装置において
は、スライドバー(5)に内蔵されたグライドピース
(6a)(6b)(7a)(7b)によって、ひも(1
5)(16)、すなわちワイヤー部材を方向転換させ、
交差させることができ、左右の枠部(3)(4)の間に
所定の張力で張設することができる。また、ひも(1
5)(16)は、グライドピース(6a)(6b)(7
a)(7b)上を滑らかに滑ることができるため、スラ
イドバー(5)が水平方向に容易に移動することがで
き、このスライドバー(5)の移動により、ひも(1
5)(16)のプリーツ状スクリーン部材(13)側お
よび開口部(20)側の水平長さが自在に変更される。
ひも(15)(16)のプリーツ状スクリーン部材(1
3)側の水平長さの変更によって、プリーツ状スクリー
ン部材(13)をガイドしつつ、その折り畳みあるいは
展開が可能となる。すなわち、スライドバー(5)を枠
部(4)側にスライド移動させると、ひも(15)(1
6)のプリーツ状スクリーン部材(13)側の水平長さ
が長くなり、折り畳まれていたプリーツ部(12)が引
き伸ばされて、展開する。これによって、プリーツ状ス
クリーン部材(13)を閉めることができ、開口部(2
0)を遮閉することができる。一方、スライドバー
(5)を枠部(3)側にスライド移動させると、今度
は、ひも(15)(16)のプリーツ状スクリーン部材
(13)側の水平長さが短くなり、プリーツ部(12)
が押し縮められ、折り畳まれる。このようにして、プリ
ーツ状スクリーン部材(13)を開けることができ、開
口部(20)を形成することができる。折り畳まれたプ
リーツ状スクリーン部材(13)は、図7に例示したよ
うなスライドバー(5)に設けた収納部(9)に収納さ
れる。なお、収納部(9)は、プリーツ状スクリーン部
材(13)を支持する枠部(3)に設けることも可能で
ある。
【0016】プリーツ状スクリーン部材(13)は、上
記したように、上下2本のワイヤー部材、たとえばひも
(15)(16)によりガイドされるため、その開閉操
作中に上下に傾くことはない。スムーズに折り畳まれ、
あるいは展開されて開閉する。また、スライドバー
(5)の操作荷重が均一化されるため、スライドバー
(5)を自在にスライド移動させることができ、スライ
ドバー(5)のどこで操作してもプリーツ状スクリーン
部材(13)を安定に開閉することができる。開閉操作
は簡便かつ容易となり、しかも任意の位置での停止も確
実かつ容易に行うことが可能となる。さらに、ひも(1
5)(16)により、プリーツ状スクリーン部材(1
3)の強度が向上する。風などによりプリーツ状スクリ
ーン部材(13)が揺動するのも防止される。このた
め、プリーツ状スクリーン部材(13)の設計と製造が
簡便かつ容易となる。そして、開口部(20)側のひも
(15)(16)は、各々、上下の枠部(1)(2)の
内部に挿通するため、プリーツ状スクリーン部材(1
3)を開けた時に、ひも(15)(16)が開口部(2
0)に露出することはない。このため、外観を良好なも
のとすることができ、たとえば窓枠開口部、間仕切開口
部等に配設した場合に、窓の開閉操作や利用者の出入り
などの邪魔にならない。
【0017】図8は、ワイヤー・テンション・システム
によるプリーツ状スクリーン装置の別の例を示した一部
切欠正面図である。この例においては、プリーツ状スク
リーン部材(13)をその上下部において水平方向に支
持するひも(15)(16)の他に、プリーツ状スクリ
ーン部材(13)の中央部で支持する別のひも(21)
を中間ワイヤー部材として配設している。また、スライ
ドバー(5)の内部には、この中間ひも(21)を折り
返すためのミッドウェイグライド(22)を設けてもい
る。
【0018】中間ひも(21)の一端部は、プリーツ状
スクリーン部材(13)固定用の枠部(3)に、たとえ
ば図7に示したような固定金具(17)等により固定さ
れている。また、この中間ひも(21)は、スライドバ
ー(5)に内蔵されたミッドウェイグライド(22)に
より上方へと折り返され、方向を変えている。そして、
スライドバー(5)内のグライドピース(6a)に掛け
渡され、このグライドピース(6a)により再び折り返
されて、上側の枠部(1)内に挿通し、ひも(16)と
ともに、固定金具(18)を介して枠部(4)に固定さ
れている。
【0019】中間ひも(21)は、たとえばプリーツ状
スクリーン部材(13)の展開時に発生しやすい風圧に
よるたわみを防止し、面全体の強度を補強するものであ
る。また、プリーツ状スクリーン部材(13)が、温度
等の影響により変形するのを矯正する作用も果たす。な
おこの例においては、中間ひも(21)をスライドバー
(5)内部において上方に折り返しているが、特にこれ
に限定されることはなく、下方へ折り返すことも可能で
ある。また、その数についても格別の限定はなく、プリ
ーツ状スクリーン部材(13)の強度、大きさ等に応じ
て適宜な数とすることができる。たとえば図9に例示し
たように、ワイヤー部材としてのひも(15)(16)
と図8に例示した中間ひも(21)との間に、さらに1
本ずつのひも(23)(24)を設けることが可能であ
る。この場合には、スライドバー(5)の内部の、中間
ひも(23)(24)に対応する位置に、図8に例示し
たミッドウェイグライド(22)と同様のものを配設す
ることができる。この発明のワイヤー・テンション・シ
ステムによるプリーツ状スクリーン装置は、設置部位に
応じて、あるいはそれと独立的に適宜な高さと大きさの
ものとすることができる。装置設計と製造が簡便かつ容
易となる。
【0020】図10は、また別の例を示した一部切欠平
面図である。この例においては、ひも(15)(16)
および中間ひも(21)をスライドバー(5)内部にお
いて折り返し、交差させて、左右の枠部(3)(4)の
間に張設するための方向転換手段として、プーリー(2
5)を採用し、回転自在に配設している。このプーリー
(25)により、ひも(15)(16)および中間ひも
(21)を所定の張力で枠部(3)(4)間に張ること
ができる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】たとえば以上例示した
通りの、新しいワイヤーテンション・システムによるプ
リーツ状スクリーン装置は、これまでのものでは実現さ
れなかったスムーズな開閉操作と、簡便な構造であって
も、安定したシステムとして、ブラインド、間仕切、カ
ーテン、網戸等の広範囲な応用を可能とするものとして
注目されている。
【0022】しかしながら、その応用に際しては、さら
に改善されるのが好ましい点もあった。それと言うの
も、この新しいスクリーン装置では、特徴のあるワイヤ
ーテンション・システムを採用しているため、たとえば
図6や図8にも例示されているように、ワイヤー部材と
してのひも(15)が下部枠や足元部に配置されること
になるため、このワイヤー部材としてのひも(15)が
露出することにより、美観上好ましくないばかりか、ほ
こりがたまりやすく、その損傷が生じやすい状況になる
という問題があった。
【0023】そしてまた、これまでのものは、枠部
(1)(2)(3)(4)の構成が前提とされているた
め、既設の窓、扉等がある場所への設置では、どうして
も、2重の枠体設置の構造となるため、構造としての厚
みが増してしまうという点も問題としてあった。このた
め、新しいワイヤーテンション・システムとしての特徴
を充分に生かし、しかも、ワイヤー部材の露出にともな
う問題や、既設の窓、扉等への配置でも、構造的厚みを
あまり増大させなくとも、コンパクトな取付けのでき
る、美観性にも優れた改良されたワイヤーテンション・
システム・プリーツ状スクリーン装置を実現することが
大変に重要な課題となっていた。
【0024】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するものとして、上下および左右の各々には対向
する一対の枠部が設けられ、そのいずれかの一対の枠部
には、複数のプリーツ部を有するプリーツ状スクリーン
部材が開閉方向に折り畳みおよび展開自在に取付け支持
され、かつ、このプリーツ状スクリーン部材を開閉方向
に支持するワイヤー部材が張設されているワイヤーテン
ション・システムによるプリーツ状スクリーン装置にお
いて、前記プリーツ状スクリーン部材を開閉方向に支持
する一対のスクリーン取付枠部の一方は、前記ワイヤー
部材の方向転換手段を有し、かつ、別体としての固定ま
たはスライド自在とされた枠体の枠部に装着もしくは一
体化された固定枠部を構成し、他方の枠部は、プリーツ
状スクリーン部材を支持しない一対のガイド枠部に固定
されてこの一対のガイド枠部とともに開閉方向にスライ
ド自在とされたスライド枠部を構成し、前記のワイヤー
部材は、前記固定枠部の方向転換手段を介して、前記の
ガイド枠部とスライド枠部の各々の取付固定点の間に張
設されて、前記の固定枠部とスライド枠部との間のプリ
ーツ状スクリーン部材を開閉方向に支持することを特徴
とするプリーツ状スクリーン装置を提供する。
【0025】
【発明の実施の形態】この発明では、たとえば以下の図
面に沿っての実施例による説明からも明らかなように、
基本システムとしては、すでに提案している前記の通り
のワイヤーテンションシステムと同様の構成が採用され
ている。ただ、固定枠部とスライド自在な枠部との構
成、そして、そのことによる作用がこれまでのものと相
違している。
【0026】すなわち、たとえば、図1に例示したよう
に、この発明のワイヤテンション・システムによるプリ
ーツ状スクリーン装置では、上下および左右の各々には
対向する一対の枠部(51)(52)(53)(54)
が設けられ、そのうちの一対の枠部(53)(54)に
は、複数のプリーツ部を有するプリーツ状スクリーン部
材(55)が開閉方向に折り畳みおよび展開自在に取付
け支持され、かつ、このプリーツ状スクリーン部材(5
5)を開閉方向に支持するワイヤー部材(56)(5
7)が張設されている。
【0027】そして、プリーツ状スクリーン部材(5
5)を開閉方向に支持する一対のスクリーン取付枠部
(53)(54)の一方の枠部(53)は、前記ワイヤ
ー部材(56)(57)の方向転換手段(58a)(5
8b)(59a)(59b)を有し、かつ、別体として
の、ガラス窓もしくは障子等(61)の固定またはスラ
イド自在とされた枠体の枠部(60)に装着もしくは一
体化されて固定枠部を構成している。
【0028】他方、枠部(54)は、プリーツ状スクリ
ーン部材(55)を支持しない上下の一対の枠部(5
1)(52)に固定されている。この上下の枠部(5
1)(52)は、ガラス窓や障子(61)の上下方向枠
体(62)(63)に対してスライドする。このため、
枠部(54)は、このガイド枠部(51)(52)とと
もに開閉方向にスライド自在とされたスライド枠部を構
成する。
【0029】前記のワイヤー部材(56)(57)は、
前記固定枠部(53)の方向転換手段(58a)(58
b)(59a)(59b)を介して、前記の上下のガイ
ド枠部(51)(52)とスライド枠部(54)の各々
の取付固定点(71)(72)(73)(74)の間に
張設されて、前記の固定枠部(53)とスライド枠部
(54)との間のプリーツ状スクリーン部材(55)を
開閉方向に支持する。
【0030】この構造においては、固定枠部(53)
は、別体としてのガラス窓や障子(61)等の枠部(6
0)と一体的にスライドされるか、あるいは固定された
状態にある。これに対して、スライド枠部(54)は、
プリーツ状スクリーン部材(55)の折り畳みおよび展
開とともにスライドする。従って、この発明のスクリー
ン装置では、ガラス窓や障子(61)の枠体と同じ軌道
で開閉されることになる。上下のガイド枠部(51)
(52)は、建物の開口部等の構造体の枠内をスライド
枠部(54)とともに左右にスライド移動されることに
なる。
【0031】ワイヤー部材(56)(57)は、その使
用本数や配置位置に特に限定がないことは、これまでの
ワイヤテンション・システムによるスクリーン装置と同
様である。たとえば図2のように、ワイヤー部材(5
6)(57)(64)を張設してもよい。いずれの場合
でも、以上の例では上下のガイド枠部(51)(52)
は、ガラス窓や障子(61)等の上下の枠部(62)
(63)に沿ってスライドすることになるが、この場
合、ガイド枠部(51)(52)は、枠部(62)(6
3)の内部に挿入および引出し自在としてもよいし、あ
るいは、その外部にスライドするようにしてもよい。適
宜な構造的態様が可能である。
【0032】もちろん、プリーツ状スクリーン部材(5
5)の固定枠部(53)およびスライド枠部(54)へ
の取付けや、方向転換手段等についても、従来のものと
同様にして各種の態様が可能である。また、この発明の
装置は、左右開閉方式でも、上下開閉方式であってもよ
いことはもちろんである。以上に例示したこの発明のプ
リーツ状スクリーン装置は、従来のようにワイヤ部材の
露出にともなう不都合はなく、構造的厚みの増加も大き
くない。そして、一般の窓用のカーテンやブラインドの
他、天窓等の傾斜窓や車両用窓のカーテンやブラインド
として、あるいは住宅、オフィスビル等の間仕切として
利用することもできる。さらには、衝立、防虫用の網戸
などとして利用することも可能である。なお、スライド
枠部(54)のスライド移動は、人手の他に、操作コー
ドや、適宜な駆動手段を組み込んで電動駆動させる電動
方式などの任意のものとすることができる。
【0033】もちろんこの発明は、以上の例によって限
定されるものではない。細部については様々な態様が可
能であることはいうまでもない。
【0034】
【発明の効果】以上詳しく説明した通り、この発明の装
置では、従来のようにワイヤ部材の露出にともなう不都
合はなく、構造的厚みの増加も大きくない。また、スム
ーズな開閉操作を簡便かつ容易に行うことができ、しか
もカーテン、ブラインド、間仕切等の広範囲にわたって
の利用を可能としたワイヤー・テンション・システムに
よるプリーツ状スクリーン装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のワイヤー・テンション・システムに
よるプリーツ状スクリーン装置の一実施例を示した一部
切欠正面図である。
【図2】図1と別の例を示した一部切欠正面図である。
【図3】従来のプリーツ状スクリーン装置を例示した正
面図である。
【図4】従来のプリーツ状スクリーン装置を例示した斜
視図である。
【図5】従来のプリーツ状スクリーン装置を例示した斜
視図である。
【図6】従来のワイヤーテンション・システムによるプ
リーツ状スクリーン装置を示した一部切欠正面図であ
る。
【図7】図6の要部平面図である。
【図8】従来のプリーツ状スクリーン装置の別の例を示
した一部切欠正面図である。
【図9】図8に例示した中間ワイヤー部材を配設する場
合の別の例を示した構成図である。
【図10】従来のまた別の例を示した一部切欠平面図で
ある。
【符号の説明】
51,52 (ガイド)枠部 53 (固定)枠部 54 (スライド)枠部 55 プリーツ状スクリーン部材 56、57 ワイヤー部材 58a、58b、59a、59b 方向転換手段 60 別体枠体 61 ガラス窓、障子 62、63 上下枠部 71、72、73、74 固定点

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下および左右の各々には対向する一対
    の枠部が設けられ、そのいずれかの一対の枠部には、複
    数のプリーツ部を有するプリーツ状スクリーン部材が開
    閉方向に折り畳みおよび展開自在に取付け支持され、か
    つ、このプリーツ状スクリーン部材を開閉方向に支持す
    るワイヤー部材が張設されているワイヤーテンション・
    システムによるプリーツ状スクリーン装置において、 前記プリーツ状スクリーン部材を開閉方向に支持する一
    対のスクリーン取付枠部の一方は、前記ワイヤー部材の
    方向転換手段を有し、かつ、別体としての固定またはス
    ライド自在とされた枠体の枠部に装着もしくは一体化さ
    れた固定枠部を構成し、他方の枠部は、プリーツ状スク
    リーン部材を支持しない一対のガイド枠部に固定されて
    この一対のガイド枠部とともに開閉方向にスライド自在
    とされたスライド枠部を構成し、 前記のワイヤー部材は、前記固定枠部の方向転換手段を
    介して、前記のガイド枠部とスライド枠部の各々の取付
    固定点の間に張設されて、前記の固定枠部とスライド枠
    部との間のプリーツ状スクリーン部材を開閉方向に支持
    することを特徴とするプリーツ状スクリーン装置。
JP17783095A 1995-07-13 1995-07-13 プリーツ状スクリーン装置 Pending JPH0932440A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SG115487A1 (en) * 2002-07-10 2005-10-28 Lee Neo Ser Movable safety grille
JP2009046940A (ja) * 2007-08-22 2009-03-05 Seiki Hanbai Co Ltd スクリーン装置

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