JPH09324372A - 皮革染色用助剤 - Google Patents
皮革染色用助剤Info
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- JPH09324372A JPH09324372A JP8144586A JP14458696A JPH09324372A JP H09324372 A JPH09324372 A JP H09324372A JP 8144586 A JP8144586 A JP 8144586A JP 14458696 A JP14458696 A JP 14458696A JP H09324372 A JPH09324372 A JP H09324372A
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Abstract
で染料を浸透かつ吸着させて、任意の皮革染色物を得る
ことができ、さらに皮革への濃染性を向上させ、かつ、
染料の色落ちを防止することのできる皮革染色用助剤を
提供する。 【解決手段】 (A)イソシアネート基と反応しうる活
性水素原子を少なくとも2個有し、かつ、エステル基を
含む、重量平均分子量が500〜5000のポリエステ
ルポリオール、(B)3級アミノ基を有する、重量平均
分子量が200以下のジオールおよび(C)少なくとも
2個のイソシアネート基を有する、有機イソシアネート
をイソシアネート重合付加反応させて得られるポリウレ
タン分子中の3級アミノ基の一部または全部を、酸で中
和し、または4級化剤で4級化して得られるカチオン性
ポリウレタン樹脂の1種または2種以上を、水中に分散
または溶解させたカチオン性ポリウレタン樹脂水性液を
含む皮革染色用助剤。
Description
に関する。特に、この発明は、皮革の染色工程におい
て、天然皮革本来の柔軟性を損なうことなく、皮革への
染料の吸着性を向上させ、かつ、皮革を濃色に仕上げる
ことができ、さらに色止め効果を有する皮革染色用助剤
に関する。
用され、日常生活に深く関連した素材である。天然皮革
は、なめし皮そのものの状態で使用されることはなく、
一般に染料により染色され、さらに顔料含有塗料により
皮革表面に塗装を施して使用されている。そして、顔料
含有塗料と同色の染料で皮革を染色することにより任意
の色を得て、裏面および表面の色を統一化し、商品価値
を高めている。この染色工程において、染色性を向上さ
せる助剤としては、例えば、カチオン性アクリル樹脂、
カチオン性シリコーンエマルジョン、カチオン性フッ素
樹脂等が使用されている。しかし、これらの従来の助剤
を使用したのでは、染色工程において任意の濃染性およ
び均染性を得ることができず、また皮革自体の柔軟性を
損なってしまうという問題がある。
従来技術の問題点を解決し、天然皮革の染色を実施する
染色工程で染料と同浴に皮革染色用助剤を添加すること
により、皮革自体の柔軟性を損なわずに、皮革内部まで
染料を浸透かつ吸着させて、任意の皮革染色物を得るこ
とができ、さらに皮革への濃染性、特に濃色系の濃染性
を向上させ、かつ、染料の色落ちを防止する効果を有す
る皮革染色用助剤を提供することを目的とする。
を解決するため鋭意研究を重ねた結果、エステル結合を
有するカチオン性ポリウレタン樹脂が均染効果、濃染効
果、柔軟効果および色止め効果を有することを見いだ
し、この知見に基づいて本発明を完成するに至ったもの
である。
および(C)の化合物をイソシアネート重合付加反応さ
せて得られるポリウレタン分子中の3級アミノ基の一部
または全部を、酸で中和するか、または4級化剤で4級
化することにより得られるカチオン性ポリウレタン樹脂
の1種または2種以上を、水中に分散または溶解させた
カチオン性ポリウレタン樹脂水性液を含む皮革染色用助
剤を提供する。
水素原子を1分子中に少なくとも2個有し、かつ、分子
中にエステル基を含む、重量平均分子量が500〜50
00のポリエステルポリオール (B)分子中に3級アミノ基を有する、重量平均分子量
が200以下のジオール (C)分子中に少なくとも2個のイソシアネート基を有
する、有機イソシアネート 上記本発明において、前記(A),(B)および(C)
の化合物をイソシアネート重合付加反応させるに際し、
NCO/OHの当量比が0.85/1.0〜1.10/
1.0であり、かつ、前記カチオン性ポリウレタン樹脂
が、その固形分に対し、前記ジオール(B)から導かれ
るセグメントを5〜20重量%の量で含むのが好まし
い。
ポリエステルポリオール化合物としては、例えば、エチ
レングリコール、プロピレングリコール、1,3−プロ
パンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペン
タンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオー
ル、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
テトラエチレングリコール、分子量が300〜1000
であるポリエチレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、トリプロピレングリコール、ビスヒドロキシエトキ
シベンゼン、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ビ
スフェノールA、ビスフェノールS、水素添加ビスフェ
ノールA、ハイドロキノン、およびそれらのアルキレン
オキシド付加体などから選ばれるグリコール成分と、琥
珀酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、ドデカ
ンジカルボン酸、無水マレイン酸、フマル酸、1,3−
シクロペンタンジカルボン酸、テレフタル酸、イソフタ
ル酸、フタル酸、1,4−ナフタレンジカルボン酸、
2,5−ナフタレンジカルボン酸、2,6−ナフタレン
ジカルボン酸、ナフタル酸、ビフェニルジカルボン酸、
1,2−ビスフェノキシエタン−p,p′−ジカルボン
酸、およびそれらのジカルボン酸の無水物またはエステ
ル形成性誘導体などから選ばれる酸成分とから、脱水縮
合反応によって得られるポリエステル類が挙げられる。
この場合、グリコール成分と酸成分とを、OH/COO
Hの当量比(酸無水物またはエステル形成性誘導体の場
合には、加水分解したときのCOOHでの当量比)が1
/1〜2/1になる量で脱水縮合反応させるのが望まし
い。また、ε−カプロラクトンなどの環状エステル化合
物の開環重合反応によって得られるポリエステル類、ま
たはこれらの共重合ポリエステル類も、上記ポリエステ
ルポリオール化合物の一例として挙げることができる。
このうち、ポリエステルポリオール化合物の分子中に芳
香族環を持つ化合物が、特に濃染性に効果を有する。
物の例としては、下記一般式
表し、R′およびR″は同一であっても相異なっていて
もよく、それぞれ炭素数1〜4のアルキレン基を表す)
で示されるジオール化合物が挙げられ、これらのうちで
はN−メチル−N,N−ジエタノールアミンおよびN−
ブチル−N,N−ジエタノールアミンが特に好ましい。
ネート化合物の例としては、2,4トリレンジイソシア
ネート、2,6−トリレンジイソシアネート、m−フェ
ニレンジイソシアネート、p−フェニレンジイソシアネ
ート、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、
2,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,
2′−ジフェニルメタンジイソシアネート、3,3′−
ジメチル−4,4′−ビフェニレンジイソシアネート、
3,3′−ジクロロ−4,4′−ビフェニレンジイソシ
アネート、1,5−ナフタレンジイソシアネート、1,
5−テトラヒドロナフタレンジイソシアネート、テトラ
メチレンジイソシアネート、1,6−ヘキサメチレンジ
イソシアネート、ドデカメチレンジイソシアネート、ト
リメチルヘキサメチレンジイソシアネート、1,3−シ
クロヘキシレンジイソシアネート、1,4−シクロヘキ
シレンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネー
ト、テトラメチルキシリレンジイソシアネート、水素添
加キシリレンジイソシアネート、リジンジイソシアネー
ト、イソホロンジイソシアネート、4,4′−ジシクロ
ヘキシルメタンジイソシアネートなどが挙げられる。
えば、(A)ポリエステルポリオール化合物と、および
(B)ジオール化合物の活性水素原子と(C)有機イソ
シアネート化合物とを、NCO/OHの当量比が好まし
くは0.85/1.0〜1.10/1.0、さらに好ま
しくは0.90/1.0〜1.00/1.0になる量で
反応させることにより得ることができる。得られるポリ
ウレタン樹脂の重量平均分子量は、反応条件にもよる
が、約3,000〜100,000であるのが好まし
い。上記のNCO/OHの当量比が1.10/1.0を
越える場合、または0.85/1.0に満たない場合に
は、十分なポリマー化が行われず、色止め効果や任意の
濃色性を得ることができない。
タン樹脂は、その固形分に対し、前記ジオール化合物
(B)から導かれるセグメントを5〜20重量%、特に
10〜15重量%の範囲で含有するのが好ましい。この
範囲でジオール化合物(B)から導かれるセグメントを
含有すると、低温および高温での安定性にも優れたカチ
オン性ポリウレタン水溶液が得られるが、上記の範囲を
越える場合には、ハードセグメントの著しい増大によ
り、加工時の風合を硬化させる。また、上記の範囲に満
たない場合、濃染性に効果のあるジオール化合物(B)
の減少に伴って任意の濃染性を得ることが困難になると
ともに、親水性が不十分となり、部分的に不溶化して、
製品安定性が不良となる。
いては、製造時間の短縮という観点から、錫系触媒およ
び/またはアミン系触媒を用いるのが望ましい。これら
の触媒は、ワンショット法の場合には反応初期から添加
して用いることができるが、プレポリマー法の場合に
は、プレポリマー反応時にイソシアネート重合付加反応
が過剰に進行したり、副反応が生じたりするため、プレ
ポリマー反応の終了後に添加するのが望ましい。かかる
錫系触媒としては、ジブチルスズジラウレートおよびス
タナスオクトエートが特に好ましい。また、アミン系触
媒としては、トリエチレンジアミン、トリエチレンアミ
ン、N,N,N′,N′−テトラメチルプロピレンジア
ミンおよびN−メチルモルホリンが特に好ましい。
溶剤下に行うこともできるが、反応系の反応抑制や粘度
コントロールなどの目的でイソシアネート重合付加反応
系に直接関与しない親水性有機溶剤を用いて実施するこ
ともできる。このとき、親水性有機溶剤の使用量は、安
全衛生上2重量%以下であるのが望ましい。かかる親水
性有機溶剤としては、アセトンおよびメチルエチルケト
ンの如きケトン類、テトラヒドロフランの如きエーテル
類、酢酸エチルおよび酢酸ブチルの如き酢酸エステル、
およびジメチルホルムアミドおよびN−メチルピロリド
ンの如きアミン類が代表的なものとして挙げられる。
付加反応から得られるポリウレタン分子中の3級アミノ
基の一部または全部を酸で中和するか、または4級化剤
を使用して4級化することにより得られるカチオン性ポ
リウレタン樹脂成分を水中に分散または溶解させること
により、この発明の皮革染色用助剤が得られる。このと
き用いる酸としては、蟻酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸
等が挙げられ、4級化剤としては、ジメチル硫酸、ジエ
チル硫酸、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、エ
ピクロロヒドリン等が挙げられる。また、このときの樹
脂不揮発分は約10〜50%であるのが好ましい。
性向上および粘度コントロールのために親水性有機溶剤
を添加することも可能である。親水性有機溶剤として
は、メタノール、エタノール、n−プロパノール、n−
ブタノール、sec−ブタノール、tert−ブタノー
ル、イソブタノールの如きアルコール類、メチルセロソ
ルブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、メチルカ
ルビトール、エチルカルビトール、ブチルカルビトー
ル、3−メチル−3−メトキシブタノールの如きエーテ
ルアルコール類が挙げられる。また、これらの親水性有
機溶剤の使用量は安全衛生上4重量%以下にすることが
望ましい。
る天然皮革は、例えば、クロムなめし、タンニンなめ
し、油なめし、明バンなめし、アルミニウムなめし、ま
たはホルマリンなめしされた牛皮、豚皮、馬皮、羊皮、
山羊皮等のいかなる皮革素材であってもよく、また銀付
き皮、ガラス張り皮、スエード皮、ベロア皮、ヌバック
皮等のいかなる加工皮革であってもよい。
るが、この発明はこれらの実施例により何ら限定される
ものではない。なお、実施例中の「部」は、特記しない
限り重量部を表す。 実施例1(ワンショット法による合成例) 窒素置換した1リットルの4つ口フラスコにジオール成
分/アジピン酸/イソフタル酸の縮合物(商品名:アデ
カニューエースYG−108(旭電化工業(株)製))
からなる重量平均分子量1,000のポリエステルポリ
オール104.3部、N−メチル−N,N−ジエタノー
ルアミン29.0部およびヘキサメチレンジイソシアネ
ート55.5部を仕込み、約70〜90℃で約2〜5時
間反応させて、重量平均分子量9,000のウレタンポ
リマーを得た。得られたウレタンポリマーに酸として8
5%蟻酸13.2部を添加し、さらに3−メチル−3−
メトキシブタノール40.0部を添加後攪拌して均一と
し、次に水758.0部を添加後均一溶解して、カチオ
ン性ポリウレタン樹脂の水溶液を得た。
5/1.0であり、カチオン性ポリウレタン樹脂水溶液
の固形分に対する3級アミノ基を有するジオールから導
かれるセグメントの量は、14.5重量%であった。か
くして得られたカチオン性ポリウレタン樹脂水溶液は、
外観が無色透明液から微黄色透明液状で、不揮発分が1
9.9%であった。この組成物は、室温で1カ月、45
℃で7日間および−5℃で7日間の条件下において、外
観の変化がほとんどなく、良好な安定性を示した。
分/アジピン酸/イソフタル酸の縮合物(商品名:アデ
カニューエースYG−108(旭電化工業(株)製))
からなる重量平均分子量1,000のポリエステルポリ
オール104.3部およびヘキサメチレンジイソシアネ
ート55.5部を仕込み、70〜90℃で約2〜5時間
反応させて、NCO含有率が9.5%であるウレタンプ
レポリマーを得た。得られた組成物にN−メチル−N,
N−ジエタノールアミン29.0部を添加し、さらに7
0〜90℃で約2〜5時間反応させ、重量平均分子量1
0,000のウレタンポリマーを得た。得られたウレタ
ンポリマーに酸として85%蟻酸13.2部を添加し、
さらに3−メチル−3−メトキシブタノール40.0部
を添加後攪拌して均一とし、次に水758.0部を添加
後均一溶解して、カチオン性ポリウレタン樹脂水溶液を
得た。
5/1.0であり、カチオン性ポリウレタン樹脂水溶液
の固形分に対する3級アミノ基を有するジオールから導
かれるセグメントの量は14.5重量%であった。かく
して得られたカチオン性ポリウレタン樹脂水溶液は、外
観が無色透明液から微黄色透明液状で、不揮発分が1
9.8%であった。この組成物は、室温で1カ月、45
℃で7日間および−5℃で7日間の条件下において、外
観の変化がほとんどなく、良好な安定性を示した。
分/アジピン酸/イソフタル酸の縮合物(商品名:アデ
カニューエースF1212−19(旭電化工業(株)
製))からなる重量平均分子量1,700のポリエステ
ルポリオール100.3部、N−メチル−N,N−ジエ
タノールアミン33.1部およびヘキサメチレンジイソ
シアネート53.8部を仕込み、約70〜90℃で約2
〜5時間反応させて、重量平均分子量21,000のウ
レタンポリマーを得た。得られたウレタンポリマーに酸
として85%蟻酸15.1部を添加し、さらに3−メチ
ル−3−メトキシブタノール40.0部を添加後攪拌し
て均一とし、次に水757.7部を添加後均一溶解し
て、カチオン性ポリウレタン樹脂の水溶液を得た。
5/1.0であり、カチオン性ポリウレタン樹脂水溶液
の固形分に対する3級アミノ基を有するジオールから導
かれるセグメントの量は16.6重量%であった。 実施例4 窒素置換した1リットルの4つ口フラスコにジエチレン
グリコール/アジピン酸/テレフタル酸の縮合物(モル
比:1.10/0.5/0.5)からなる重量平均分子
量500のポリエステルポリオール87.2部、N−メ
チル−N,N−ジエタノールアミン31.1部およびヘ
キサメチレンジイソシアネート69.6部を仕込み、約
70〜90℃で約2〜5時間反応させて、重量平均分子
量9,000のウレタンポリマーを得た。得られたウレ
タンポリマーに酸として85%蟻酸14.2部を添加
し、さらに3−メチル−3−メトキシブタノール40.
0部を添加後攪拌して均一とし、次に水757.9部を
添加後均一溶解して、カチオン性ポリウレタン樹脂の水
溶液を得た。
5/1.0であり、カチオン性ポリウレタン樹脂水溶液
の固形分に対する3級アミノ基を有するジオールから導
かれるセグメントの量は15.6重量%であった。 実施例5 窒素置換した1リットルの4つ口フラスコにエチレング
リコール/ブチレングリコール/アジピン酸の縮合物
(商品名:ニッポランN−141(日本ポリウレタン工
業(株)製))からなる重量平均分子量1,000のポ
リエステルポリオール104.3部、N−メチル−N,
N−ジエタノールアミン29.0部およびヘキサメチレ
ンジイソシアネート55.5部を仕込み、約70〜90
℃で約2〜5時間反応させて、重量平均分子量8,50
0のウレタンポリマーを得た。得られたウレタンポリマ
ーに酸として85%蟻酸13.2部を添加し、さらに3
−メチル−3−メトキシブタノール40.0部を添加後
攪拌して均一とし、次に水758.0部を添加後均一溶
解して、カチオン性ポリウレタン樹脂の水溶液を得た。
5/1.0であり、カチオン性ポリウレタン樹脂水溶液
の固形分に対する3級アミノ基を有するジオールから導
かれるセグメントの量は14.5重量%であった。 実施例6 窒素置換した1リットルの4つ口フラスコにジエチレン
グリコール/アジピン酸の縮合物(商品名:ニッポラン
N−150(日本ポリウレタン工業(株)製))からな
る重量平均分子量1,000のポリエステルポリオール
104.3部、N−メチル−N,N−ジエタノールアミ
ン29.0部およびヘキサメチレンジイソシアネート5
5.5部を仕込み、約70〜90℃で約2〜5時間反応
させて、重量平均分子量8,000のウレタンポリマー
を得た。得られたウレタンポリマーに酸として85%蟻
酸13.2部を添加し、さらに3−メチル−3−メトキ
シブタノール40.0部を添加後攪拌して均一とし、次
に水758.0部を添加後均一溶解して、カチオン性ポ
リウレタン樹脂の水溶液を得た。
5/1.0であり、カチオン性ポリウレタン樹脂水溶液
の固形分に対する3級アミノ基を有するジオールから導
かれるセグメントの量は14.5重量%であった。 実施例7 窒素置換した1リットルの4つ口フラスコにエチレング
リコール/ブチレングリコール/アジピン酸の縮合物
(商品名:ニッポランN−147(日本ポリウレタン工
業(株)製))からなる重量平均分子量2,000のポ
リエステルポリオール108.4部、N−メチル−N,
N−ジエタノールアミン30.4部およびヘキサメチレ
ンジイソシアネート49.4部を仕込み、約70〜90
℃で約2〜5時間反応させて、重量平均分子量20,0
00のウレタンポリマーを得た。得られたウレタンポリ
マーに酸として85%蟻酸13.8部を添加し、さらに
3−メチル−3−メトキシブタノール40.0部を添加
後攪拌して均一とし、次に水758.0部を添加後均一
溶解して、カチオン性ポリウレタン樹脂の水溶液を得
た。
5/1.0であり、カチオン性ポリウレタン樹脂水溶液
の固形分に対する3級アミノ基を有するジオールから導
かれるセグメントの量は15.2重量%であった。 実施例8 窒素置換した1リットルの4つ口フラスコにブチレング
リコール/アジピン酸の縮合物(商品名:ニッポランN
−135(日本ポリウレタン工業(株)製))からなる
重量平均分子量2,500のポリエステルポリオール1
11.1部、N−メチル−N,N−ジエタノールアミン
30.0部およびヘキサメチレンジイソシアネート4
7.3部を仕込み、約70〜90℃で約2〜5時間反応
させて、重量平均分子量27,000のウレタンポリマ
ーを得た。得られたウレタンポリマーに酸として85%
蟻酸13.6部を添加し、さらに3−メチル−3−メト
キシブタノール40.0部を添加後攪拌して均一とし、
次に水758.0部を添加後均一溶解して、カチオン性
ポリウレタン樹脂の水溶液を得た。
5/1.0であり、カチオン性ポリウレタン樹脂水溶液
の固形分に対する3級アミノ基を有するジオールから導
かれるセグメントの量は15.0重量%であった。 実施例9 窒素置換した1リットルの4つ口フラスコにジオール成
分/アジピン酸/イソフタル酸の縮合物(商品名:アデ
カニューエースYG−108(旭電化工業(株)製))
からなる重量平均分子量1,000のポリエステルポリ
オール157.8部、N−メチル−N,N−ジエタノー
ルアミン6.3部およびヘキサメチレンジイソシアネー
ト33.6部を仕込み、約70〜90℃で約2〜5時間
反応させて、重量平均分子量12,000のウレタンポ
リマーを得た。得られたウレタンポリマーに酸として蟻
酸2.9部を添加し、さらに3−メチル−3−メトキシ
ブタノール40.0部を添加後攪拌して均一とし、次に
水759.4部を添加後均一溶解して、カチオン性ポリ
ウレタン樹脂水溶液を得た。
5/1.0であり、カチオン性ポリウレタン樹脂水溶液
の固形分に対する3級アミノ基を有するジオールから導
かれるセグメントの量は3.1重量%であった。 実施例10 窒素置換した1リットルの4つ口フラスコにジオール成
分/アジピン酸/イソフタル酸の縮合物(商品名:アデ
カニューエースYG−108(旭電化工業(株)製))
からなる重量平均分子量1,000のポリエステルポリ
オール27.3部、N−メチル−N,N−ジエタノール
アミン61.7部およびヘキサメチレンジイソシアネー
ト87.1部を仕込み、約70〜90℃で約2〜5時間
反応させて、重量平均分子量7,000のウレタンポリ
マーを得た。得られたウレタンポリマーに酸として蟻酸
28.1部を添加し、さらに3−メチル−3−メトキシ
ブタノール40.0部を添加後攪拌して均一とし、次に
水755.8部を添加後均一溶解して、カチオン性ポリ
ウレタン樹脂水溶液を得た。
5/1.0であり、カチオン性ポリウレタン樹脂水溶液
の固形分に対する3級アミノ基を有するジオールから導
かれるセグメントの量は30.9重量%であった。 実施例11 窒素置換した1リットルの4つ口フラスコにジオール成
分/アジピン酸/イソフタル酸の縮合物(商品名:アデ
カニューエースYG−108(旭電化工業(株)製))
からなる重量平均分子量1,000のポリエステルポリ
オール109.1部、N−メチル−N,N−ジエタノー
ルアミン30.3部およびヘキサメチレンジイソシアネ
ート48.9部を仕込み、約70〜90℃で約2〜5時
間反応させて、重量平均分子量4,000のウレタンポ
リマーを得た。得られたウレタンポリマーに酸として蟻
酸13.8部を添加し、さらに3−メチル−3−メトキ
シブタノール40.0部を添加後攪拌して均一とし、次
に水757.9部を添加後均一溶解して、カチオン性ポ
リウレタン樹脂水溶液を得た。
0/1.0であり、カチオン性ポリウレタン樹脂水溶液
の固形分に対する3級アミノ基を有するジオールから導
かれるセグメントの量は15.2重量%であった。 実施例12 窒素置換した1リットルの4つ口フラスコにジオール成
分/アジピン酸/イソフタル酸の縮合物(商品名:アデ
カニューエースYG−108(旭電化工業(株)製))
からなる重量平均分子量1,000のポリエステルポリ
オール98.6部、N−メチル−N,N−ジエタノール
アミン27.4部およびヘキサメチレンジイソシアネー
ト63.5部を仕込み、約70〜90℃で約2〜5時間
反応させて、重量平均分子量5,000のウレタンポリ
マーを得た。得られたウレタンポリマーに酸として蟻酸
12.5部を添加し、さらに3−メチル−3−メトキシ
ブタノール40.0部を添加後攪拌して均一とし、次に
水758.0部を添加後均一溶解して、カチオン性ポリ
ウレタン樹脂水溶液を得た。
5/1.0であり、カチオン性ポリウレタン樹脂水溶液
の固形分に対する3級アミノ基を有するジオールから導
かれるセグメントの量は13.7重量%であった。 比較例1 カチオン性アクリル樹脂(商品名:ネオフィックス(日
華化学(株)製)) 比較例2 カチオン性シリコーンエマルジョン(商品名:ニッカシ
リコンAM−202(日華化学(株)製)) 比較例3 カチオン性フッ素樹脂(商品名:NKガードFG−27
0(日華化学(株)製)) 比較例4 窒素置換した1リットルの4つ口フラスコに重量平均分
子量1,000のポリプロピレングリコール104.3
部、N−メチル−N,N−ジエタノールアミン29.0
部およびヘキサメチレンジイソシアネート55.5部を
仕込み、約70〜90℃で約2〜5時間反応させて、重
量平均分子量8,000のウレタンポリマーを得た。得
られたウレタンポリマーに酸として蟻酸13.2部を添
加し、さらに3−メチル−3−メトキシブタノール4
0.0部を添加後攪拌して均一とし、次に水758.0
部を添加後均一溶解して、カチオン性ポリウレタン樹脂
水溶液を得た。
5/1.0であり、カチオン性ポリウレタン樹脂水溶液
の固形分に対する3級アミノ基を有するジオールから導
かれるセグメントの量は14.5重量%であった。 比較例5 窒素置換した1リットルの4つ口フラスコにジオール成
分/アジピン酸/イソフタル酸の縮合物(商品名:アデ
カニューエースYG−108(旭電化工業(株)製))
からなる重量平均分子量1,000のポリエステルポリ
オール86.2部、重量平均分子量1,000のポリエ
チレングリコール86.2部およびヘキサメチレンジイ
ソシアネート27.5部を仕込み、約70〜90℃で約
2〜5時間反応させて、重量平均分子量13,000の
ウレタンポリマーを得た。得られたウレタンポリマーに
3−メチル−3−メトキシブタノール40.0部を添加
後攪拌して均一とし、次に水760.1部を添加後均一
溶解して、ノニオン性ポリウレタン樹脂水溶液を得た。
95/1.0であった。 比較例6 窒素置換した1リットルの4つ口フラスコにジオール成
分/アジピン酸/イソフタル酸の縮合物(商品名:アデ
カニューエースYG−108(旭電化工業(株)製))
からなる重量平均分子量1,000のポリエステルポリ
オール104.3部、2,2−ジメチロールブタン酸3
6.0部およびヘキサメチレンジイソシアネート55.
5部を仕込み、約70〜90℃で約2〜5時間反応させ
て、重量平均分子量8,000のウレタンポリマーを得
た。得られたウレタンポリマーにアルカリとして25%
アンモニア水16.6部を添加し、さらに3−メチル−
3−メトキシブタノール40.0部を添加後攪拌して均
一とし、次に水747.6部を添加後均一溶解して、ア
ニオン性ポリウレタン樹脂水溶液を得た。
95/1.0であった。 染色試験例 皮革染色用助剤として実施例1〜12および比較例1〜
6の組成物を用い、染色比較試験を行った。乾燥皮の染
色を、「基礎皮革科学(増補改訂版)」(日本皮革技術
協会発刊)132頁記載の染色方法に準じて下記のよう
に行い、試験素材として、クロムなめし処理後の乾燥豚
皮を使用し、染色機器として、ミニカラー染色機
((株)テクサム技研)を使用した。なお、以下におい
て、部数は乾燥豚皮100重量部に対する重量部数を表
す。
評価した。結果を表1に示す。
牢度試験/乾式・湿式)に準じ、200g×100回摩
擦後の綿金巾への染料付着を目視にして評価 ○:ほとんど染料付着が無い △:若干染料付着がある ×:染料付着が顕著である
ット法)、実施例2(プレポリマー法)および実施例3
〜8の組成物は、濃染性、均染性、風合および色止め効
果に関して良好な結果を示すことがわかる。特に、実施
例1〜4のものは、濃染性に関して実施例5〜8のもの
よりも若干良好な結果を示した。
料と同浴に入れて処理することにより、天然皮革本来の
柔軟性を保持しつつ、皮革自体の荒れや色斑を生じない
状態で、濃染性、特に濃色系の濃染性を向上させ、か
つ、染料の色落ち防止の効果を得られる。
Claims (2)
- 【請求項1】 下記(A),(B)および(C)の化合
物をイソシアネート重合付加反応させて得られるポリウ
レタン分子中の3級アミノ基の一部または全部を、酸で
中和するか、または4級化剤で4級化することにより得
られるカチオン性ポリウレタン樹脂の1種または2種以
上を、水中に分散または溶解させたカチオン性ポリウレ
タン樹脂水性液を含む皮革染色用助剤。 (A)イソシアネート基と反応しうる活性水素原子を1
分子中に少なくとも2個有し、かつ、分子中にエステル
基を含む、重量平均分子量が500〜5000のポリエ
ステルポリオール (B)分子中に3級アミノ基を有する、重量平均分子量
が200以下のジオール (C)分子中に少なくとも2個のイソシアネート基を有
する、有機イソシアネート - 【請求項2】 前記(A),(B)および(C)の化合
物をイソシアネート重合付加反応させるに際し、NCO
/OHの当量比が0.85/1.0〜1.10/1.0
であり、かつ、前記カチオン性ポリウレタン樹脂が、そ
の固形分に対し、前記ジオール(B)から導かれるセグ
メントを5〜20重量%の量で含む、請求項1記載の皮
革染色用助剤。
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JP14458696A JP3267510B2 (ja) | 1996-06-06 | 1996-06-06 | 皮革染色用助剤 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000045188A (ja) * | 1998-07-24 | 2000-02-15 | Kanebo Ltd | インクジェット捺染用皮革及びその製造方法 |
CN102965987A (zh) * | 2012-12-14 | 2013-03-13 | 吴江市利达上光制品有限公司 | 一种皮革色差修复液 |
JP2017155380A (ja) * | 2016-03-03 | 2017-09-07 | 株式会社ニデック | 皮革の染色方法 |
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JP2005098319A (ja) * | 2003-09-22 | 2005-04-14 | Toshiba Corp | 弁駆動装置およびそれを備えた弁 |
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---|---|---|---|---|
JPS4835001A (ja) * | 1971-09-08 | 1973-05-23 | ||
JPS4934269U (ja) * | 1972-06-29 | 1974-03-26 |
-
1996
- 1996-06-06 JP JP14458696A patent/JP3267510B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPS4934269U (ja) * | 1972-06-29 | 1974-03-26 |
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