JPH09324290A - ピッチ送りを伴う帯状材料の連続加工方法および設備 - Google Patents

ピッチ送りを伴う帯状材料の連続加工方法および設備

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JPH09324290A
JPH09324290A JP14411196A JP14411196A JPH09324290A JP H09324290 A JPH09324290 A JP H09324290A JP 14411196 A JP14411196 A JP 14411196A JP 14411196 A JP14411196 A JP 14411196A JP H09324290 A JPH09324290 A JP H09324290A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピッチ送りを伴う帯状材料の連続加工におい
て、ピッチ送り等に要する付随的な時間を実質的に短縮
することにより、全体の工程時間を短縮する。 【解決手段】 第1の加工装置20、第1の送り装置2
6、第2の加工装置21、および第2の送り装置27が
順にタンデム接続されている。送り装置26,27は帯
状材料を弛ませた状態で保持する弛み保持部を兼ね、移
動部26a,27bが帯状材料の送り面から離れる方向
に移動することにより、その前側の帯状材料部分を2ピ
ッチだけ送る。第1の加工装置20で帯状材料の加工す
べき箇所を1つ置きに加工し、第2の加工装置21で残
りの箇所を加工する。2台の加工装置20,21のうち
の一方が動作中に、他方において帯状材料のピッチ送り
を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フープ材のような
帯状材料を所定のピッチだけ送る動作と、静止状態の帯
状材料に何らかの加工を施す動作とを交互に繰り返すこ
とによって帯状材料の連続加工を行う方法および設備に
関する。
【0002】
【従来の技術】この種の帯状材料の連続加工として、例
えばICリードフレームのフープ材をピッチ送りしなが
ら行う部分めっき処理加工がある、このフープ材の部分
めっき処理設備は、図1に概略構成を示すように、スパ
ージャーと呼ばれる噴流式めっき装置1と、その上面に
固定されたマスク2と、その上に位置するフープ材3を
ピッチ送りする送り装置4とを備えている。但し、図1
ではスパージャー1は上部のみが図示されている。つま
り、マスク2を固定するテーブル部1aと、フープ材3
をマスク2に押し付けるゴム製のバックプレート1bが
図示されている。
【0003】このスパージャー1によるフープ材のめっ
きの原理は図2の概略断面図によって説明される。図外
のタンクからポンプによって加圧されためっき液は、図
2中に矢印で示すように供給管5内を流れ、ノズル板6
を通って上方に噴出する。噴出しためっき液はマスク2
の開口部を通って、マスク2の上面に接しているフープ
材3の下面に達する。マスク開口部に対応するフープ材
3の下面部分とノズル板6との間はめっき液で満たさ
れ、余分なめっき液が戻り管7を通ってタンクへ回収さ
れる。
【0004】ノズル板6はチタン電極を兼ね、正電圧が
印加されている。一方、金属のフープ材3には負電圧が
印加されている。ノズル板6とフープ材3との間に印加
された電圧によって、両者間に充満しためっき液中の金
属イオンが、負電圧側のフープ材3の下面に析出する。
このようにして、フープ材3の下面のうち、マスク開口
部に対応する所定部分に電解めっきが行われる。なお、
めっき液にはシアン化銀やシアン化金が用いられる。
【0005】このようなスパージャー1による部分めっ
きはフープ材をマスク2に対して位置合わせした状態で
所定時間静止させて行う必要がある。例えば5秒程度の
めっき処理時間だけ、フープ材をマスクに対して静止さ
せる。
【0006】図1に戻って、スパージャー1によるめっ
き処理の後、フープ材3は送り装置4によって図の右方
向に所定のピッチで送られる。送り装置4は、フープ材
3を上下から挟む一対の挟持部材4aと、この挟持部材
4aをフープ材3の進行方向に沿って移動させるための
ねじ軸4bを含むねじ送り機構とからなる。フープ材3
を挟持した挟持部材4aがねじ軸4bの回転駆動によっ
て図の右方向へ所定ピッチだけ移動したのち開くことに
よってピッチ送りが行われる。
【0007】スパージャー1の後には回収槽8が設けら
れている。これは、フープ材3に付着した余分なめっき
金属(金、銀等)を回収するためのものである。そし
て、フープ材3にテンションを与えた状態でフープ材3
を位置決め固定するためのダイセット部9とテンション
付与部10がスパージャー1および回収槽8を挟んで設
けられている。
【0008】スパージャー1の前側に設けられたダイセ
ット部9にはパイロットピン9aが備えられている。一
方、フープ材3には長手方向に沿って所定ピッチでパイ
ロット孔3aが形成されている。ダイセット部9でフー
プ材3が上下から挟まれる際、パイロットピン9aがパ
イロット孔3aに挿入されることによってフープ材3の
進行方向の位置決めが行われる。
【0009】回収槽8の後側に設けられたテンション付
与部10はフープ材3を上下から挟んで進行方向に所定
の力で引っ張る。このようにしてダイセット部9で位置
決めされたフープ材3をテンション付与部10で引っ張
ることにより、たるみを無くしてスパージャー1の上面
に固定されたマスク2とフープ材3との位置合わせがで
きるだけ正確に行われるようにしている。引っ張り力を
与える手段としてエアシリンダが用いられる。
【0010】ダイセット部9の前、及び、テンション付
与部10の後には、通電部11,12が設けられてい
る。これは、前述のように電解めっきを行うフープ材3
に負の電圧を印加するためのものである。やはりフープ
材3を上下から挟んで電圧を印加する。通電部が前後2
カ所に設けられているのは、スパージャー1上に位置す
るフープ材部分の電位分布を進行方向に沿ってできるだ
け均一にするためである。
【0011】以上のようなめっき設備は、次のような動
作シーケンスにしたがって動作する。 a)まず、フープ材3を所定ピッチだけ送る。つまり、
送り装置4の挟持部材4aを閉じてフープ材3を挟持
し、ねじ軸4bを回転駆動する。このとき、ダイセット
部9、テンション付与部10、通電部11,12、そし
てスパージャー1のバックプレート1bはすべてフープ
材3から離れている。
【0012】b)ピッチ送りが完了すると、ダイセット
部9を閉じてパイロットピン9aをフープ材3のパイロ
ット孔3aに挿入する。このときわずかな送り誤差が修
正される。
【0013】c)次に、送り装置4の挟持部材4aを開
いた後、テンション付与部10を閉じてフープ材3を挟
持し、フープ材3にテンションを付与する。 d)次にスパージャー1のバックプレート1bを下降さ
せてフープ材3をマスク2に押し付ける。そして通電部
11,12を閉じる。
【0014】e)この状態でめっき液の噴出を開始し、
その後、めっき電源をオンにしてスパージャー1のノズ
ル板6とフープ材3との間に所定の電圧を印加すること
により、前述のように部分めっきが行う。この間に送り
装置4の挟持部材4aをホームポジションに戻す。
【0015】f)所定のめっき時間が経過すればめっき
電源をオフにし、その後、めっき液の噴出を停止する。 g)送り装置4の挟持部材4aを閉じてフープ材3を挟
持する。さらにバックプレート1bを上昇させ、テンシ
ョン付与部10および通電部11,12を開く。
【0016】h)この後、ダイセット部9を開いてパイ
ロットピン9aをフープ材3のパイロット孔3aから抜
き、a)のピッチ送りに戻る。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】例えば、上記のような
フープ材の部分メッキ処理加工の動作シーケンスにおい
て、e)およびf)のめっき処理そのものにかかる時間
は約5秒であるが、a)〜d)、g)およびh)のピッ
チ送り等に約6秒かかっている。
【0018】製品単価を下げるためには、メッキ処理そ
のものにかかる時間とピッチ送り等に要する時間との合
計時間(約11秒)を短縮する必要がある。しかし、前
者のメッキ処理時間については化学反応を伴う処理であ
り時間短縮には限界がある。したがって、後者のピッチ
送り等に要するいわば付随的な時間をいかにして短縮す
るかがコスト低減にとって重要である。
【0019】この課題は、フープ材の部分メッキ処理加
工に限らず、帯状材料を所定のピッチだけ送る動作と、
静止状態の帯状材料に何らかの加工を施す動作とを交互
に繰り返すことによって帯状材料の連続加工を行う場合
に共通する課題である。
【0020】本発明はこのような実情に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、上記のようなピッチ送りを
伴う帯状材料の連続加工において、ピッチ送り等に要す
る付随的な時間を実質的に短縮することにより、全体の
工程時間を短縮することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による帯状材料の連続加工方法は以下のよう
な特徴を有する。つまり、帯状材料に加工を施す加工装
置と前記帯状材料を2ピッチずつ送る送り装置とを2台
ずつ交互にタンデム接続し、第1の加工装置で前記帯状
材料の加工すべき箇所を1つ置きに加工し、第2の加工
装置で残りの箇所を加工し、前記第1及び第2の加工装
置のうちの一方が前記帯状材料を加工している間に、他
方の加工装置に対応する送り装置を動作させる。
【0022】このような連続加工方法によれば、2台の
加工装置のうちの一方が動作中に、他方が次の加工準備
をするように送り動作が行われるので、送り動作のため
に必要な時間が実質上、加算されなくなる。つまり、加
工工程全体にかかる時間が、見かけ上、加工そのものに
かかる時間にほぼ等しくなり、従来より大幅に短縮され
る。
【0023】また、第1の加工装置と第2の加工装置と
の間で前記帯状材料を弛ませた状態で保持することによ
り、二つの加工装置間の帯状材料の送りタイミングのず
れを吸収することができる。
【0024】本発明による帯状材料の連続加工設備は、
前記帯状材料に加工を施す加工装置と前記帯状材料を2
ピッチずつ送る送り装置とを2台ずつ交互にタンデム接
続し、第1の加工装置で前記帯状材料の加工すべき箇所
を1つ置きに加工し、第2の加工装置で残りの箇所を加
工し、前記第1及び第2の加工装置のうちの一方が前記
帯状材料を加工している間に、他方の加工装置に対応す
る送り装置が動作するように構成したことを特徴とす
る。
【0025】具体的には、第1の加工装置、第1の送り
装置、第2の加工装置、および第2の送り装置が順にタ
ンデム接続され、第1の送り装置と第2の加工装置との
間に、前記帯状材料を弛ませた状態で保持する弛み保持
部が設けられていることが好ましい。
【0026】また、第1の送り装置に前記弛み保持部を
兼ねさせることもできる。例えば、第1の送り装置に、
前記帯状材料の送り方向にほぼ直角な方向に駆動される
と共に前記帯状材料を弛ませた状態で保持する移動部材
を備えさせる。そして、この移動部が前記帯状材料の送
り面から離れる方向に移動すると、前記帯状材料の弛ん
だ部分の長さが長くなる。この結果、第1の送り装置の
前側の帯状材料部分が2ピッチ送られる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図3及び図4に本発明の第1の実施
形態を示す。この図は、図1に示した従来の帯状材料の
連続加工設備(ICリードフレームのフープ材の部分め
っき装置)における噴流式めっき装置(スパージャー)
と送り装置の部分を模式化して描いたものである。この
連続加工設備では、2台のスパージャー20,21と2
台の送り装置22,23が交互にタンデム接続されてい
る。つまり、第1のスパージャー20、第1の送り装置
22、第2のスパージャー21、そして第2の送り装置
23が順に接続されている。
【0028】従来の装置(図1)のようなダイセット部
は設けられていない。その代わり、スパージャー20,
21の上面に取り付けられたマスク21に固定されたパ
イロットピン24aがフープ材3のパイロット孔に挿入
されることにより、マスク24に対するフープ材3の位
置合わせが行われる。このような改良についての詳細
は、先に出願した特願平8− 号の明細書お
よび図面に記載されている。
【0029】送り装置22,23は、図1の従来例に示
したこま送り機構を用いたものでもよいが、図3の本発
明による装置では上下のローラで挟んで送る構造として
いる。送りピッチ量は、例えばロータリーエンコーダ等
のセンサを用いて正確に制御される。送り装置22の後
には、フープ材3を弛ませる状態で保持する弛み保持部
25が設けられている。これは、2台のスパージャー2
0,21のうちの一方でフープ材3の部分めっきが行わ
れているときに、他方のスパージャーの送り装置でフー
プ材3のピッチ送りが行われるようにするために必要で
ある。図では、フープ材3の弛み量に合わせて上下移動
する移動部25aがスプリング25bで下方に付勢され
ているが、このスプリング25bは必ずしも必要ではな
い。移動部25aまたはフープ材3の自重によってある
程度の張力がフープ材3に与えられておればよい。
【0030】上記のような構成によれば、第1のスパー
ジャー20はフープ材3の部分めっきすべき箇所を一つ
置きにめっき処理する。そして、第2のスパージャー2
1が残された一つ置きの箇所を部分めっきする。そし
て、一方のスパージャーがフープ材3を固定して部分め
っき処理を行っているときに、他方のスパージャーは解
放状態にあり、対応する送り装置22又は23が2ピッ
チ分だけフープ材3を送る。
【0031】第1、第2のスパージャー20,21およ
び第1、第2の送り装置22,23の動作を順を追って
説明すると次のようになる。まず、図3は、第2のスパ
ージャー21が閉じてフープ材3の部分めっき処理を行
っており、第1のスパージャー20は解放している状態
を示している。この間に、第1の送り装置22が2ピッ
チ分だけフープ材3を送る。つまり、次の部分めっきす
べき箇所を1つとばして、その次の部分めっきすべき箇
所が第1のスパージャー20にセットされるまでフープ
材3を送る。このとき、第2のスパージャー21によっ
て部分めっきされているフープ材部分は静止しているの
で、弛み保持部25に弛んだ状態で保持されているフー
プ材部分が長くなる。従って、弛み保持部25の移動部
25aが下降する。
【0032】第2のスパージャー21によるフープ材3
の部分めっきが終了すると、図4に示すように、第2の
スパージャー21が解放し、今度は第1のスパージャー
20が閉じてフープ材3の部分めっき処理を開始する。
そしてこの間に、第2の送り装置23が2ピッチ分だけ
フープ材3を次の行程へ送る。このとき、弛み保持部2
5に弛んだ状態で保持されているフープ材部分が短くな
り、移動部25aが上昇する。
【0033】このように、一方のスパージャーがめっき
処理を行っているときは、他方のスパージャーが次のめ
っき処理の準備をすべく、送り装置によってフープ材3
が2ピッチだけ送られる。従って、1箇所の部分めっき
に要する時間は、ほとんどめっき処理そのものにかかる
時間(約5秒)で決まり、従来は別途必要であったピッ
チ送り等にかかる時間はほぼゼロになる。つまり、この
めっき装置の前後の工程からみれば、約10秒ごとにフ
ープ材3が2ピッチずつ入力され、部分めっきされて出
力されることになる。前後の工程の所要時間が短く、め
っき工程がクリティカルパスになっているような場合
は、これによって全工程の所要時間が大幅に短縮される
ことになる。
【0034】次に、本発明の第2の実施形態を図5及び
図6に示す。この実施形態は、送り装置26,27が上
記の実施形態と異なっている。第1の送り装置26は上
記の実施形態における送り装置と弛み保持部とを兼ねて
いる。つまり、移動部26aが固定部26bに対して下
降することにより、弛んだ状態で保持されているフープ
材部分が長くなり、その分だけ送り装置26の前側のフ
ープ材部分が送られる。移動部26aを固定部26bに
対して昇降駆動する機構としては、従来技術と同様のこ
ま送り機構を用いることができる。つまり、ねじ軸26
cをモーター26dで正逆転駆動することによって移動部
26aが昇降する。第2の送り装置27についても同様
に、移動部27a、固定部27b、ねじ軸27c及びモー
ター27dを備えている。
【0035】この実施形態の場合、第1、第2のスパー
ジャー20,21および第1、第2の送り装置26,2
7の動作を順を追って説明すると次のようになる。ま
ず、図5では、第2のスパージャー21が閉じてフープ
材3の部分めっき処理を行っており、第1のスパージャ
ー20は解放している。この間に、第1の送り装置26
の移動部26aが下降してその前のフープ材部分が2ピ
ッチだけ送られる。つまり、次の部分めっきすべき箇所
を1つとばして、その次の部分めっきすべき箇所が第1
のスパージャー20にセットされるまでフープ材3が送
られる。
【0036】第2のスパージャー21によるフープ材3
の部分めっきが終了すると、図6に示すように、第2の
スパージャー21が解放し、今度は第1のスパージャー
20が閉じてフープ材3の部分めっき処理を開始する。
そしてこの間に、第2の送り装置27の移動部27aが
下降すると同時に第1の送り装置26の移動部26aが
上昇して、その間のフープ材部分が2ピッチ分だけ送ら
れる。この第2の送り装置27に弛んだ状態で保持され
るフープ材部分は、次の工程の送り装置の動作に合わせ
て移動部27aが上昇することにより、次の工程へ送ら
れていく。
【0037】この実施形態でも、一方のスパージャーが
めっき処理を行っているときは、他方のスパージャーが
次のめっき処理の準備をすべく、送り装置によってフー
プ材3が2ピッチだけ送られる。したがって、前述した
第1の実施形態の効果と同じ効果が得られる。なお、第
2の送り装置27を第1の送り装置26と同じ構成とす
る代わりに、次の工程の構成によっては、第1の実施形
態(図3、4)における第2の送り装置23と同じ構成
としてもよい。つまり、第2の送り装置については、第
1の送り装置26のように弛み保持部を伴わずに、単に
2ピッチだけフープ材3を次工程へ送る構成としてもよ
い。
【0038】第1および第2の実施形態は、ICリード
フレームのフープ材の部分めっき装置に関するものであ
るが、本発明はこれに限らず、種々の帯状材料の連続加
工に適用することができる。要は、帯状材料をピッチ送
りした後、静止状態の帯状材料に何らかの加工、処理を
施すことを繰り返す場合に適用することができる。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ピッチ
送りを伴う帯状材料の連続加工において、2台の加工装
置と2台の送り装置とを交互にタンデム接続して、一方
の加工装置が動作中に他方の加工装置の次の加工準備の
ためのピッチ送りを行うことにより、ピッチ送り等に要
する付随的な時間を実質的に短縮または無くすることが
できる。この結果、1箇所あたりの加工に要する時間が
大幅に短縮して、前後の工程の所要時間とのバランスを
とりやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の帯状材料の連続加工(部分めっき)設備
を示す概略構成図
【図2】スパージャ(噴流式めっき装置)による部分メ
ッキの原理を示す断面図
【図3】本発明の第1実施形態に係る帯状材料の連続加
工設備の第1動作状態を示す概略構成図
【図4】図3の帯状材料の連続加工設備の第2動作状態
を示す概略構成図
【図5】本発明の第2実施形態に係る帯状材料の連続加
工設備の第1動作状態を示す概略構成図
【図6】図5の帯状材料の連続加工設備の第2動作状態
を示す概略構成図
【符号の説明】
3 帯状材料(フープ材) 20,21 加工装置(スパージャ) 22,23 送り装置 24 マスク 24a パイロットピン 25 弛み保持部 26,27 送り装置兼弛み保持部 26a,27a 移動部材 26b,26c 固定部 26c,27c ねじ軸 26d,27d モーター
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年8月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】従来の装置(図1)のようなダイセット部
は設けられていない。その代わり、スパージャー20,
21の上面に取り付けられたマスク21に固定されたパ
イロットピン24aがフープ材3のパイロット孔に挿入
されることにより、マスク24に対するフープ材3の位
置合わせが行われる。このような改良についての詳細
は、先に出願した特願平8−132113号の明細書お
よび図面に記載されている。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状材料を所定のピッチだけ送る動作
    と、静止状態の帯状材料に加工を施す動作とを交互に繰
    り返すことによって帯状材料の連続加工を行う方法であ
    って、 前記帯状材料に加工を施す加工装置と前記帯状材料を2
    ピッチずつ送る送り装置とを2台ずつ交互にタンデム接
    続し、第1の加工装置で前記帯状材料の加工すべき箇所
    を1つ置きに加工し、第2の加工装置で残りの箇所を加
    工し、前記第1及び第2の加工装置のうちの一方が前記
    帯状材料を加工している間に、他方の加工装置に対応す
    る送り装置を動作させることを特徴とするピッチ送りを
    伴う帯状材料の連続加工方法。
  2. 【請求項2】 第1の加工装置と第2の加工装置との間
    で前記帯状材料を弛ませた状態で保持する請求項1記載
    のピッチ送りを伴う帯状材料の連続加工方法。
  3. 【請求項3】 帯状材料を所定のピッチだけ送る動作
    と、静止状態の帯状材料に加工を施す動作とを交互に繰
    り返すことによって帯状材料の連続加工を行うための設
    備であって、 前記帯状材料に加工を施す加工装置と前記帯状材料を2
    ピッチずつ送る送り装置とを2台ずつ交互にタンデム接
    続し、第1の加工装置で前記帯状材料の加工すべき箇所
    を1つ置きに加工し、第2の加工装置で残りの箇所を加
    工し、前記第1及び第2の加工装置のうちの一方が前記
    帯状材料を加工している間に、他方の加工装置に対応す
    る送り装置が動作するように構成したことを特徴とする
    ピッチ送りを伴う帯状材料の連続加工設備。
  4. 【請求項4】 第1の加工装置、第1の送り装置、第2
    の加工装置、および第2の送り装置が順にタンデム接続
    され、第1の送り装置と第2の加工装置との間に、前記
    帯状材料を弛ませた状態で保持する弛み保持部が設けら
    れている請求項3記載のピッチ送りを伴う帯状材料の連
    続加工設備。
  5. 【請求項5】 第1の送り装置が前記弛み保持部を兼
    ね、第1の送り装置は前記帯状材料の弛んだ部分の長さ
    を長くすることにより、その前側の帯状材料部分を2ピ
    ッチ送るように構成されている請求項4記載のピッチ送
    りを伴う帯状材料の連続加工設備。
  6. 【請求項6】 第1の送り装置は、前記帯状材料の送り
    方向にほぼ直角な方向に駆動されると共に前記帯状材料
    を弛ませた状態で保持する移動部材を備え、この移動部
    が前記帯状材料の送り面から離れる方向に移動すること
    により、前記帯状材料の弛んだ部分の長さを長くするよ
    うに構成されている請求項5記載のピッチ送りを伴う帯
    状材料の連続加工設備。
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