JPH09323728A - 複合容器 - Google Patents

複合容器

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JPH09323728A
JPH09323728A JP13888296A JP13888296A JPH09323728A JP H09323728 A JPH09323728 A JP H09323728A JP 13888296 A JP13888296 A JP 13888296A JP 13888296 A JP13888296 A JP 13888296A JP H09323728 A JPH09323728 A JP H09323728A
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Japan
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weakened portion
container according
composite
weakened
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Application number
JP13888296A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Matsukura
義弘 松庫
Juichi Wakabayashi
寿一 若林
Masayuki Kashimura
雅之 樫村
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Kureha Corp
Original Assignee
Kureha Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D1/00Containers having bodies formed in one piece, e.g. by casting metallic material, by moulding plastics, by blowing vitreous material, by throwing ceramic material, by moulding pulped fibrous material, by deep-drawing operations performed on sheet material
    • B65D1/02Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents
    • B65D1/0223Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents characterised by shape
    • B65D1/0292Foldable bottles

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 容器の内容物の使用中若しくは使用後に体積
を減らすことができ且つ使用後に容器本体と外部筒とを
容易に分別収集することのできる複合容器を提供するこ
と。 【解決手段】 本発明の複合容器10は、伸縮可能な胴
部14を有する容器本体12と、前記容器本体の胴部全
体を囲む外部筒16とから成り、外部筒の一部が、前記
胴部に隣接する容器本体の他の部分28,30に結合さ
れ、外部筒が、少なくとも1つの第1の弱化部36によ
り胴部の伸縮方向に沿って複数の環状部分40に区分さ
れ、且つ、第1の弱化部36に交差するように延びる第
2の弱化部38を少なくとも1つ有していることを特徴
とする。この構成においては、外部筒を弱化部に沿って
容易に部分的に切除することができ、その長さを縮める
ことが可能となる。従って、容器本体を圧縮させること
が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体調味料や液体
洗剤等を収容する容器に関し、特に、伸縮可能な容器本
体と、その周囲を囲む外部筒とから成る複合容器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】液体調味料や液体洗剤等を収容する容器
として、伸縮可能な容器本体と、その容器本体の自立性
を維持するために容器本体の周囲に配置された外部筒と
から成る複合容器が従来から提案されている。例えば実
開昭49−137933号公報には、蛇腹構造の容器本
体を有する複合容器が開示され、また、特開平8−91
436号公報には、胴部が柔軟で変形可能となっている
容器本体を有する複合容器が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、包装
用容器に係わる分別収集及び再商品化の促進等における
関心が高まってきており、容器の各構成要素を容易に分
離することが可能であり、各構成要素が再利用できるこ
とが強く望まれている。また、食生活の多様化に伴い、
多種類の食品容器を冷蔵庫等の限られた空間に収納する
必要があるため、内容物の使用中若しくは使用後に容器
の体積を減らすことが好ましい。
【0004】しかし、上述したような従来の複合容器
は、かかる要求を全て満たすことができるというもので
はない。すなわち、実開昭49−137933号公報に
記載の複合容器は、外部筒を容器本体から分離すること
が困難であり、特開平8−91436号公報に記載の複
合容器は、容器全体の体積は変らないという問題点があ
る。
【0005】そこで、本発明の目的は、容器の内容物の
使用中若しくは使用後に体積を減らすことができ且つ使
用後に容器本体と外部筒とを容易に分別収集することの
できる複合容器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による複合容器は、伸縮可能な胴部を有し且
つ一端部に注出口が設けられた容器本体と、前記容器本
体の全周にわたって前記胴部を囲み該胴部の側面を支持
する外部筒とから成る複合容器であって、外部筒の一部
が、前記胴部に隣接する前記容器本体の他の部分に結合
され、前記外部筒が、少なくとも1つの第1の弱化部に
より前記胴部の伸縮方向に沿って複数の環状部分に区分
されていることを特徴とし、更に好適には、前記第1の
弱化部に交差するように延びる第2の弱化部を少なくと
も1つ有していることを特徴とする。
【0007】このような構成においては、外部筒は、環
状部分を切除することで、その長さを縮めることが可能
となり、従って、容器本体を容易に圧縮させることが可
能となる。環状部分はミシン目等の弱化部で区切られて
いるため、他の部分から容易に切り離すことができる。
また、外部筒は容器本体にその一部のみで結合されてい
るため、環状部分の切除の妨げとなるものでもなく、外
部筒を分別収集のために容器本体から分離するのも容易
である。更に、切除のきっかけとなる舌部を設けておく
ことで、環状部分の切除をより容易に行うことが可能と
なる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明による複
合容器の好適な実施形態について説明するが、本明細書
において「上」や「下」、「水平」、「垂直」等の語は
複合容器を水平面に置いた状態での語として用いること
とする。
【0009】図1及び図2は、本発明による複合容器1
0の好適な実施形態を示すものである。図示の複合容器
10は、容器本体12と、その胴部14を取り囲む外部
筒16とから構成されている。
【0010】容器本体12は、その水平断面形状が実質
的に円形となっており、伸縮可能な胴部14を有してい
る。伸縮可能な胴部14は蛇腹構造であるのが好適であ
る。より詳細に述べるならば、蛇腹状の胴部14は一般
に、図3に明示するように、複数の切頭円錐形の環状体
を一方向に同軸に配列すると共に上下の向きを交互に変
えて連接した形で構成されている。従って、胴部14に
その中心軸線に沿って圧縮力或は引張り力をかけると、
円錐形部分18同士の連接部(以下、「山部119」及
び「谷部20」という)にて各円錐形部分18が隣接の
円錐形部分18に対して屈曲し、よって胴部14が伸縮
し得るようになっている。なお、胴部14の肉厚を可能
な限り薄くし、胴部14を圧縮した際、図4に示すよう
に円錐形部分18同士が重なり合うよう構成することが
好ましい。なお、蛇腹構造といった場合、その形態は図
3、図4及び図5の(イ)に示すものに限られず、図5
の(ロ)〜(リ)に示すような種々の形態を含むもので
ある。
【0011】胴部14の上端には、注出口22が中央部
に突設された肩部24が連接され、また、胴部14の下
端には底部26が連接されている。胴部14と肩部24
との連接部28、及び、胴部14と底部26との連接部
30は、胴部14の山部19の外径と実質的に同じ外径
を有している。以下でも述べるが、これらの連接部2
8,30の外周面は、外部筒16が結合される部分とな
るため、或る程度の幅を有する略円筒形となっているの
が好適である。
【0012】注出口22には、封止手段として適当なシ
ール材或は蓋が取り付けられる。蓋としては、王冠のよ
うな打栓式の蓋やねじ式の蓋が考えられるが、容器の内
容物を容易に取り出すためには、図1及び図2に示すよ
うなスナップヒンジ式の蓋32が好適である。
【0013】上述の容器本体12は、ポリエチレン、エ
チレン系共重合体、プロピレン系樹脂、エチレン・酢酸
ビニル共重合体、エチレン・(メタ)アクリル酸共重合
体、エチレン・(メタ)アクリル酸共重合体の部分中和
物、エチレン・(メタ)アクリル酸アルキルエステル、
スチレン系共重合体、ポリエステル系樹脂若しくはポリ
アミド系樹脂等から成る単層体又は積層体で構成される
のが好ましい。
【0014】好適な積層体としては、外界側から順に、
外層、接着層、酸素ガスバリア層、接着層、リサイクル
層、内層から成るものがある。このような積層体では、
外層及び内層用の樹脂としてプロピレン系共重合体(住
友化学社製、商品名「ノーブレン」(結晶融点132
℃、メルトインデックス1.4、密度0.90g/cm
3))、酸素ガスバリア層用樹脂としてエチレン・酢酸
ビニル共重合体鹸化物(クラレ社製、商品名「EVA
L」銘柄EP−F101(結晶融点183℃、メルトイ
ンデックス1.3、エチレン含有率32モル%、鹸化度
99%、密度1.19g/cm3))、接着層用樹脂と
してマレイン酸グラフト変性したポリプロピレン(三井
石油化学社製、商品名「ADMER」(結晶融点112
℃、密度0.89g/cm3))、リサイクル層用樹脂
としてこの容器本体12の粉砕物から成る樹脂を用いる
ことができる。このような樹脂で構成された積層体の厚
さ比は、図3に示す形態の容器本体12で、胴部14の
山部の径19が78mm、目付け重量が16g、内容積
が約500cm3のものに対しては、97:2:11:
2:28:97(外層:接着層:酸素ガスバリア層:接
着層:リサイクル層:内層)とするのが好ましい。
【0015】この積層体から成る容器本体12を製造す
るには、まず、環状多層ダイに溶融した各層用樹脂を導
入し、ダイ内共押出し積層して筒状のパリソンを押し出
し、次いで割金型にこのパリソンを導入し、金型を閉じ
てからブローピンをパリソン上端に刺し込み、圧縮空気
を吹込むのである。この圧縮空気の吹込みにより、パリ
ソンが膨らみ、金型内面に樹脂が押し付けられて容器本
体12が成形される。各層用樹脂導入についてより具体
的に述べるならば、フルフライト型スクリュー装着の口
径40mm押出機をシリンダー温度220℃に設定して
内層用樹脂及び外層用樹脂を導入し、フルフライト型ス
クリュー装着の口径25mm押出機をシリンダー温度2
10℃に設定して酸素ガスバリア層用樹脂を導入し、フ
ルフライト型スクリュー装着の口径25mm押出機をシ
リンダー温度200℃に設定して接着層用樹脂を導入
し、3条バリア型スクリュー装着の口径40mm押出機
をシリンダー温度200℃に設定したリサイクル層用樹
脂を導入するのが好適である。
【0016】このような容器本体12は、内容物が使用
により減少した場合には、残った内容物に応じて胴部1
4を圧縮し、その内容積を小さくすることができる。こ
れは、容器本体12の内部の空気量を常に最小限に保つ
ことを可能とするもので、特に、酸化しやすい液体調味
料等を収容するのに適している。
【0017】この複合容器10の外部筒16は、シート
材、例えばポリスチレンから成る単層のシート材を容器
本体12の胴部14全体に巻き付けることで構成されて
いる。外部筒16は、胴部14と肩部24との連接部2
8の外周面或は胴部14と底部26との連接部30の外
周面のいずれか一方、好ましくはその両方に結合されて
支持されている。この結合方法としては種々考えられる
が、ポリスチレン製の外部筒16と外層がプロピレン径
共重合体から成る容器本体12との間では、主にエチレ
ン・酢酸ビニル樹脂から成るホットメルト樹脂を用いた
熱接着が好適である。勿論、他の適当な接着剤を用いて
の接着によってもよい。
【0018】この外部筒16は、主として容器本体12
の姿勢を維持するため、別言すれば胴部14の中心軸線
が湾曲しないようにするために用いられるので、その目
的の範囲内での剛性を有する必要がある。このため、シ
ート材を巻き付けた際の端部と端部とは突き合せた状態
で接着しなくともよいのであるが、端部34同士を僅か
に重ね合わせて、その重なり合った部分を接着するの
が、剛性という観点からは好ましい。また、同目的を達
成するために、外部筒16は胴部14の山部19に全周
にわたり、好ましくは部分的に熱接着されるのが好適で
ある。
【0019】前述したように、容器本体12は、内容物
が減少するにつれ、胴部14を圧縮して内容積を小さく
するという使用方法が採られる。このような使用方法を
可能とするために、外部筒16には、少なくとも1本の
水平方向に且つ全周に延びる第1の弱化部36と、少な
くとも1本の縦方向に延びる第2の弱化部38が形成さ
れており、これらの弱体部36,38を切断することで
外部筒16の一部を取り除き、その高さを減じることが
できるようにしている。弱化部36,38としては、外
部筒16に線状に切込みをいれて薄肉の溝としたもの
等、いろいろと考えられるが、多数の線状の貫通孔から
成るいわゆるミシン目とすることが好ましい。図示の好
適な実施形態では、第1の弱化部であるミシン目36
は、外部筒16の縦方向(胴部の伸縮方向)に沿ってほ
ぼ等間隔に複数本形成されており、また、第2の弱化部
であるミシン目38は2本形成されている。
【0020】図示実施形態では、水平方向のミシン目3
6,36間に画成される環状部分40の切除を更に容易
化するために、各環状部分40には、切除開始に指で把
持するための舌部42が上側の環状部分40に延びた形
で形成されている。この舌部42は、2本の縦方向のミ
シン目38間に位置されており、溝等の弱化部(第3の
弱化部)44、好ましくはミシン目44でその境界が定
められている。図6は、外部筒16を構成するシート材
を展開して示した図であり、この図からミシン目36,
38,44の位置関係がより明確に理解されるであろ
う。
【0021】図7は、第1〜第3の弱化部であるミシン
目36,38,44の交差部分を示す拡大図である。こ
の図7に示すように、ミシン目36,38,44をそれ
ぞれ構成する貫通孔46,48,50は、交差部分にお
いて、互いに接続していることが好ましい。この場合、
ミシン目44とミシン目38との角度θは、円周角36
0度表示で0度〜45度の範囲内とするのが好適であ
る。このように貫通孔46,48,50を交差させるこ
とで、舌部42や環状部分40の切り離しがより容易化
されることとなる。弱化部が溝から構成されている場合
は、少なくとも舌部42を画成する第3の弱化部44の
端部のみを貫通孔として、その一部が他の弱化部に達す
るよう構成すれば、同様の効果が得られる。
【0022】かかる構成では、所望の環状部分40を切
除する場合、まず、使用者は対応の舌部42を指で押
す。容器本体12の胴部14と外部筒16との間には、
蛇腹構造により隙間が形成されているため、舌部42が
押されると、当該舌部42は容易にミシン目44で他の
部分から切り離される。この後、舌部42を指で把持
し、右或は左に舌部42をひねると、縦方向のミシン目
38の一方が切断する。そして、そのまま、舌部42を
引き続けると、当該環状部分40は上下のミシン目36
に沿って他の部分から切り離され(図1参照)、外部筒
16から切除できる。このように一部の環状部分40が
除去されたならば、図2に示すように容器本体12を圧
縮することが可能となる。なお、蓋32を閉じて空気の
出入りをなくすことで、容器本体12は圧縮状態で維持
される。
【0023】このような複合容器10を使用後に分別収
集する際、外部筒16の上部部分52と下部部分54も
容器本体12から分離させる必要がある。その場合、使
用者の人力で外部筒16を容器本体12から引き剥がせ
ることが望ましいため、引き剥がしに要する力が0.4
kgf〜2kgfの範囲内となるように、外部筒16を
容器本体12に結合させることが好ましい。そのため
に、熱接着される外部筒16を構成するシート材を、易
剥離樹脂から成る単層構造或は易剥離樹脂から成る層を
少なくとも1層有する積層体構造とすることが考えられ
る。この易剥離樹脂として2種類の作用機構の樹脂が用
いられ得る。
【0024】第1の作用機構は、加工助剤としてのスリ
ップ剤またはアンチブロッキング剤を含んで、熱接着さ
れた少なくとも1の易剥離樹脂を備える積層体と容器本
体12の一端部において、その熱接着部分を夫々に剥離
する引き剥がし力を0.4kgf〜2kgfの範囲とし
て、手で引き剥がせる熱接着による結合としたものであ
る。第2の作用機構は、互いに非相溶である樹脂の組み
合わせを用いて、熱接着された少なくとも1の易剥離層
を備える積層体と容器本体の一端部において、その熱接
着部分を夫々に剥離する引き剥がし力を0.4kgf乃
至2kgfの範囲として、手で引き剥がせる熱接着によ
る結合としたものである。これら両作用機構による性状
を本明細書では易剥離性と称する。
【0025】上記の第1の作用機構を得るために、好ま
しくは易剥離樹脂として脂肪族アマイドを主に含むスリ
ップ剤と合成シリカを主に含むアンチブロッキング剤を
含むポリエチレン、エチレン系共重合体、ポリプロピレ
ン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・(メ
タ)アクリル酸共重合体、エチレン・(メタ)アクリル
酸共重合体の部分中和物又はエチレン・(メタ)アクリ
ル酸アルキルエステルが用いられる。ポリエチレンとし
ては、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密
度ポリエチレンを用いることができるが、好ましくは低
密度ポリエチレンである。エチレン系共重合体として
は、αオレフィンの炭素数が4なし8且つ密度0.90
0g/cm3乃至0.930g/cm3のエチレン・αオレ
フィン共重合体を用いることができるが、好ましくは密
度0.900g/cm3乃至0.915g/cm3のエチレ
ン・オクテン−1共重合体、酢酸ビニル含有率5重量%
乃至25重量%のエチレン・酢酸ビニル共重合体又はア
ンモニウムイオン、アミドオリゴマー若しくは遷移金属
イオンにより部分中和されたエチレン・(メタ)アクリ
ル酸共重合体(単に、アイオノマーと云うことがある)
である。
【0026】上記第2の作用機構を得るために、易剥離
性樹脂は互いに非相溶である樹脂の組み合わせであり、
ポリプロピレンとエチレン・(メタ)アクリル酸共重合
体とエチレン・(メタ)アクリル酸共重合体の部分中和
物からなる樹脂組成物を例示できる。
【0027】熱接着された少なくとも1の易剥離層を備
える積層体と容器本体12において、その熱接着部分を
夫々に剥離する引き剥がし力を0.4kgf乃至2kg
fの範囲として手で引き剥がすためには、易剥離性樹脂
からなる層の厚さは好ましくは10μm乃至250μm
である。
【0028】このような易剥離性樹脂からなる層に積層
する層として、光沢の付与、低温における耐衝撃性の付
与若しくは印刷の付与のために保護層を設けることが好
ましい。
【0029】また、シート材としては、好ましくは凝集
性の天然若しくは合成樹脂の主に細い線状物からなるフ
ェルト状または網目状のシート材または主に合成樹脂か
らなるシート材である。
【0030】以上、本発明の好適な実施形態について説
明したが、本発明は上記実施形態に限定されないことは
いうまでもない。例えば、図8及び図9に示すように、
舌部60を水平方向のミシン目36,36間の環状部分
40内に収めた形にしてもよい。この場合、シート材の
一端部に舌部60を形成し、筒状に巻いた際にこの舌部
60が他端の外側に配置されるようにして外筒126を
構成することとなる。勿論、形成される舌部60の形状
も、図10の(イ)〜(ヌ)に示すように、種々考えら
れる。また、舌部60,42は上下方向に一直線に整列
する必要はなく、図8、図9、図11及び図12に示す
如く、上下の舌部60,42の位置が周方向にずれてい
てもよい。なお、図9において符号62は、左右いずれ
の方向にも環状部分40を切除できるように入れた弱化
部である。
【0031】また、上記実施形態では胴部14は蛇腹構
造となっているが、伸縮可能な構成としては、図13に
示すように、螺旋状の蛇腹を設けたいわゆるアイリス構
造としてもよい。このアイリス構造の胴部は、その中心
軸線を中心として捩られることにより上下方向に伸縮さ
れるよう機能する。
【0032】更に、外部筒16はシート材を巻いて構成
する必要はなく、外部筒16を一体成形体とし、その中
に容器本体12を挿入して複合容器10を構成してもよ
い。
【0033】また更に、複合容器10の水平断面形状も
円形に限られず、正方形や六角形等の多角形のものであ
っても本発明を適用することができる。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の複合容器
は、容器の内容物の使用中若しくは使用後に体積を減ら
すことができる。従って、近年の商品多様化において
も、十分に対応可能な容器として機能することとなる。
【0035】また、本発明の複合容器は、使用後に容器
本体と外部筒とを容易に分別収集することのでき、リサ
イクル性に優れたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による複合容器の一実施形態を示す側面
図であり、外部筒の一部の環状部分を切除した状態を示
す図である。
【図2】図1の複合容器において、容器本体を圧縮した
状態を示す側面図である。
【図3】図1の複合容器に用いられる容器本体を示す側
面図である。
【図4】図4の容器本体を圧縮した状態を示す一部切欠
き側面図である。
【図5】(イ)〜(リ)は種々の蛇腹構造を示す説明図
である。
【図6】外部筒を構成するシート材を示す展開図であ
る。
【図7】図1のVII部分の拡大図である。
【図8】本発明の変形実施形態を示す側面図である。
【図9】本発明の更に別の変形実施形態を示す側面図で
ある。
【図10】(イ)〜(ヌ)は外筒部に形成され得る舌部
の種々の形状を示す説明図である。
【図11】図1の複合容器の変形実施形態を示す側面図
である。
【図12】図1の複合容器の更に別の変形実施形態を示
す側面図である。
【図13】伸縮可能な胴部の変形例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
10…複合容器、12…容器本体、14…胴部、16…
外部筒、22…注出口、24…肩部、26…底部、2
8,30…連接部、32…蓋、36…第1の弱化部、3
8…第2の弱化部、40…環状部分、42,60…舌
部、44…第3の弱化部、46〜50…貫通孔。

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伸縮可能な胴部を有し且つ一端部に注出
    口が設けられた容器本体と、前記容器本体の全周にわた
    って前記胴部を囲み該胴部の側面を支持する外部筒とか
    ら成る複合容器において、 前記外部筒の一部が、前記胴部に隣接する前記容器本体
    の他の部分に結合され、 前記外部筒が、少なくとも1つの第1の弱化部により前
    記胴部の伸縮方向に沿って複数の環状部分に区分されて
    いる、ことを特徴とする複合容器。
  2. 【請求項2】 前記胴部が蛇腹構造となっていることを
    特徴とする請求項1に記載の複合容器。
  3. 【請求項3】 前記容器本体の前記胴部がアイリス構造
    となっていることを特徴とする請求項1に記載の複合容
    器。
  4. 【請求項4】 前記外部筒が、前記第1の弱化部に交差
    するように延びる第2の弱化部を少なくとも1つ有して
    いることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記
    載の複合容器。
  5. 【請求項5】 前記外部筒の前記環状部分のそれぞれ
    に、指で把持するための舌部が形成されていることを特
    徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の複合容
    器。
  6. 【請求項6】 前記環状部分のそれぞれの前記舌部が、
    隣接の環状部分の一部に延びており、該舌部が第3の弱
    化部により画成されていることを特徴とする請求項5に
    記載の複合容器。
  7. 【請求項7】 前記第1の弱化部がミシン目であること
    を特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の複合
    容器。
  8. 【請求項8】 前記第1の弱化部が溝であることを特徴
    とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の複合容器。
  9. 【請求項9】 前記第2の弱化部がミシン目であること
    を特徴とする請求項4に記載の複合容器。
  10. 【請求項10】 前記第2の弱化部が溝であることを特
    徴とする請求項4に記載の複合容器。
  11. 【請求項11】 前記第3の弱化部がミシン目であるこ
    とを特徴とする請求項6に記載の複合容器。
  12. 【請求項12】 前記第3の弱化部が溝であることを特
    徴とする請求項6に記載の複合容器。
  13. 【請求項13】 前記第3の弱化部は、前記第1の弱化
    部に隣接する部分が貫通孔で構成され、当該貫通孔の一
    部が前記第1の弱化部まで延びていることを特徴とする
    請求項6,11又は12に記載の複合容器。
  14. 【請求項14】 前記第1の弱化部は、前記第3の弱化
    部の前記貫通孔と交差する部分が貫通孔であることを特
    徴とする請求項13に記載の複合容器。
  15. 【請求項15】 前記第1の弱化部は、前記第3の弱化
    部の前記貫通孔と交差する部分が溝であることを特徴と
    する請求項13に記載の複合容器。
  16. 【請求項16】 前記第2の弱化部は、前記第1の弱化
    部に隣接する部分が貫通孔で構成され、当該貫通孔の一
    部が前記第1の弱化部まで延びていることを特徴とする
    請求項4に記載の複合容器。
  17. 【請求項17】 前記第1の弱化部は、前記第2の弱化
    部の前記貫通孔と交差する部分が貫通孔であることを特
    徴とする請求項16に記載の複合容器。
  18. 【請求項18】 前記第1の弱化部は、前記第2の弱化
    部の前記貫通孔と交差する部分が溝であることを特徴と
    する請求項16に記載の複合容器。
  19. 【請求項19】 前記外部筒と前記容器本体との前記結
    合が熱接着によることを特徴とする請求項1〜18のい
    ずれか1項に記載の複合容器。
  20. 【請求項20】 前記外部筒が、シート材を前記容器本
    体の前記胴部に巻き付けて構成されていることを特徴と
    する請求項1〜19のいずれか1項に記載の複合容器。
  21. 【請求項21】 前記シート材が、易剥離性樹脂から成
    る層を少なくとも1層備える積層体から構成されてお
    り、前記易剥離性樹脂から成る層と前記容器本体とが接
    触するように前記外部筒を前記容器本体に結合したこと
    を特徴とする請求項20に記載の複合容器。
  22. 【請求項22】 前記外部筒が一体成形体であり、前記
    容器本体が前記外部筒内に挿入して構成されていること
    を特徴とする請求項1〜19のいずれか1項に記載の複
    合容器。
  23. 【請求項23】 前記容器本体が合成樹脂から成る請求
    項1〜22のいずれか1項に記載の複合容器。
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