JPH09323601A - キャブオーバ車における衝突検出センサ取付構造 - Google Patents

キャブオーバ車における衝突検出センサ取付構造

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JPH09323601A
JPH09323601A JP8146006A JP14600696A JPH09323601A JP H09323601 A JPH09323601 A JP H09323601A JP 8146006 A JP8146006 A JP 8146006A JP 14600696 A JP14600696 A JP 14600696A JP H09323601 A JPH09323601 A JP H09323601A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、キャブオーバ車における衝突検出
センサ取付構造に関し、様々な形態のキャブオーバ車の
前方衝突に対して、衝突検出センサの感知を確実にする
とともに感知を早くできるキャブオーバ車における衝突
検出センサ取付構造を提供することを目的とする。 【解決手段】 フレームの上に搭載され、左右の前側柱
部材に結合され前面側を構成する複数の横骨部材のうち
の少なくとも2以上の横骨部材に縦骨部材を架け渡して
結合し、縦骨部材,横骨部材,前側柱部材のいずれかに
衝突検出センサを装着した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆるキャブオ
ーバ型の貨物自動車(以下、「キャブオーバ車」とい
う)における衝突検出センサ取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、乗用車には、衝突時の乗員の安全
性の確保のためエアバッグシステムが導入されている。
エアバッグシステムは衝突時の衝撃(減速度)を、車体
に取り付けた衝突検出センサで検出し、コントロールユ
ニットでエアバッグを展開すべきか否を判定し、必要な
場合には電気信号をステアリングホイール内に装着され
たインフレータに送り、ガス発生剤を燃焼させてエアバ
ッグを膨張するものである。
【0003】エアバッグシステムは、車両の一生のうち
で1度作動するかしないかという頻度であるにもかかわ
らず、その1回のときには確実に作動しなければならな
いし、逆に、作動すべきでないとき(非衝突やエアバッ
グの展開の必要のない軽微の衝突)には作動しないよう
にしなければならないので、装置の高信頼度が要求され
ている。
【0004】かかるエアバッグシステムは、例えば実開
平1−167946号公報に示すような衝突検出センサ
を用いて乗用車では実用化されている。実開平1−16
7946号公報における衝突検出センサは図13に示さ
れる。図において、車体前後方向に延在するフロントサ
イドメンバ101の後端面101Aとダッシュボード1
02とが接合する部分103に衝突検出センサ104が
固着されている。
【0005】しかし、キャブオーバ車では、以下のよう
な特殊性からエアバッグシステムの実用化が困難となっ
ている。例えば、積載物を荷台に積んだ場合(積車状
態)と積載物を荷台に積まない場合(空車状態)とで車
両全体の重量の変化の割合が大きく、前方衝突した場合
でのキャブオーバ車の減速度は一定ではない。乗用車の
車体の場合、積荷状態の変化が少なく、衝突検出センサ
にとって、かかる積荷状態の変化は無視し得る程度とさ
れている。
【0006】また、キャブオーバ車の前方衝突の相手は
種々の場合がある。前方衝突の相手は荷台の高いもの,
荷台の低い低床式のもの,箱型荷台(バン型車両)等が
あり、キャブのいろいろな部位で衝突する。衝突範囲等
の衝突形態が一様ではない。かかる技術的背景の下、キ
ャブオーバ車では、キャブ内のフロアパネルまたはフロ
アパネルの骨材等の乗員近くの部位に衝突検出センサを
装着したり、キャブ内の複数の部位に衝突検出センサを
装着して衝突検出センサの信頼性を高くすることが考え
られる。
【0007】図14は衝突検出センサをフロアパネルに
装着する場合のキャブオーバ車の一例を示す。図におい
て、符号201はキャブオーバ車で、このキャブオーバ
車201はフレーム202を有し、フレーム202の上
にキャブ203が搭載されている。フレーム202は断
面コ字状の左右のサイドレール202A,202Aと、
サイドレール202A,202Aに所定の間隔で結合さ
れた複数のクロスメンバ202Bとで構成されている。
【0008】キャブ203は、箱型に構成され、金属製
の薄板を材料とした多数のパネルからなり、全体として
一体の立体シェル構造となっている。キャブ203はフ
レーム202の上に搭載され、フレーム202の前端側
にティルト自在に軸着され、キャブ203の後端はフレ
ーム202に設けられたマウンティングブラケット20
4に支持されている。
【0009】フレーム202の前端にはバンパ205が
装着され、バンパ205より若干後方にキャブ203の
前面側203Aが位置している。キャブ203のフロア
パネル206またはフロアパネル206の骨材(図示せ
ず)等の乗員近くの部位に衝突検出センサ207が装着
されている。そして、キャブ203は、フレーム202
と別体であることから、車両としての強度部材を構成せ
ず、そのため、強度的に弱くなっており、衝突時にはキ
ャブ203の前面側203Aは、潰れ易くなっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、キャブオー
バ車201の場合には、フレーム202の上にキャブ2
03が搭載され、フレーム202とキャブ203は強度
的に結合された状態になっていないので、車両としての
強度部材を構成せず、キャブ203は強度的に弱いこと
から次の問題がある。
【0011】キャブオーバ車201においては、車両重
量,積荷状態,衝突範囲等の衝突形態,キャブの構造等
の種々の条件により衝突検出センサの感知状況が相違
し、衝突検出センサの確実,的確な感知が困難とされて
いる。キャブオーバ車201では、キャブ203内のフ
ロアパネル206またはフロアパネル206の骨材等の
乗員近く部位に衝突検出センサ207を装着すると、キ
ャブオーバ車201が追突時等で前方衝突した場合、瞬
間的にはキャブ203の前面側203Aが潰れても、キ
ャブオーバ車201は依然として減速されない状態にあ
り、フロアパネル206も減速されない状態にあり、フ
ロアパネル206への入力が小さくなり、衝突検出セン
サ207の感知が鈍くなり、感知が遅くなる。
【0012】また、フロアパネル206の衝突検出セン
サ207のない片側が衝突した場合にも、衝突検出セン
サ207の感知が鈍くなるとともに感知が遅くなる。要
するに、キャブ203は強度的に弱いので、キャブ20
3の衝突した部分だけが簡単に潰れ、衝突状態(減速)
がフロアパネル206またはフロアパネル206の骨材
等まで伝達されず、衝突検出センサ207への入力が小
さく、感知が鈍くなるとともに感知が遅くなる。
【0013】これに対して、乗用車の場合、キャブオー
バ車201のフレーム202に相当する部材として図1
3に示すフロントサイドメンバ101があり、フロント
サイドメンバ101とともに車体全体が一体の強度部材
になっており、しかも、前方衝突した場合、車体の前方
側であるエンジンフード部105が潰れながら、衝突状
態(減速)が、フロントサイドメンバ101を介して衝
突検出センサ104に伝達され、また、乗員保護装置が
作動必要な時刻までに衝突検出センサ106の感知が確
実となっている。
【0014】なお、キャブオーバ車201の場合、乗用
車の車体のフロントサイドメンバ101等の縦骨部材に
代わるものとしてフレーム202があり、フレーム20
2に衝突検出センサ208を装着すれば、フレーム20
2は衝突検出センサ208までは潰れる可能性が低く、
衝突検出センサの感知が確実になるが、この場合には、
前述のキャブオーバ車201における的確な感知が困難
であるという特有の問題が発生し、キャブ203内の乗
員を保護するための衝突検出センサとしての意義がなく
なる。
【0015】要するに、キャブオーバ車201が前方衝
突した場合、衝突検出センサの感知が確実ではなくな
る。本発明は、上述の問題点を解決するためになされた
もので、その目的は、様々な形態のキャブオーバ車の前
方衝突に対して、衝突検出センサの感知を確実にすると
ともに感知を早くできるキャブオーバ車における衝突検
出センサ取付構造を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
フレームの上に搭載され、左右の前側柱部材に結合され
前面側を構成する複数の横骨部材のうちの少なくとも2
以上の横骨部材に縦骨部材を架け渡して結合し、縦骨部
材,横骨部材,前側柱部材のいずれかに衝突検出センサ
を装着したことを特徴とする。
【0017】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、フロントアッパレインフォースからなる横
骨部材とフロントアッパレインフォースの下方に配置さ
れたフロントクロスメンバからなる横骨部材に、縦骨部
材を架け渡して結合していることを特徴とする。
【0018】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、フロントアッパレインフォースからなる横
骨部材の後方に配置されたインストメンバからなる横骨
部材とフロントアッパレインフォースの下方に配置され
たフロントクロスメンバからなる横骨部材に、縦骨部材
を架け渡して結合していることを特徴とする。請求項4
記載の発明は、請求項1記載の発明において、フロント
アッパレインフォースからなる横骨部材とフロントアッ
パレインフォースの後方に配置されたインストメンバか
らなる横骨部材に、縦骨部材を架け渡して結合している
ことを特徴とする。
【0019】請求項5記載の発明は、請求項1記載の発
明において、フロントアッパレインフォースからなる横
骨部材,フロントアッパレインフォースの後方に配置さ
れたインストメンバからなる横骨部材,フロントアッパ
レインフォースの下方に配置されたフロントクロスメン
バからなる横骨部材の3つの横骨部材に亘って、縦骨部
材を架け渡して結合していることを特徴とする。
【0020】(作用)請求項1ないし請求項5記載の発
明においては、キャブオーバ車において、当該キャブは
フレームの上に搭載されて、フレームとは強度的に別体
となっているが、縦骨部材により、縦骨部材,横骨部
材,前側柱部材で構成される1つの平面状または立体状
の広域面強度部材が構成される。
【0021】当該キャブが前方衝突した場合、その前面
側を構成する広域面強度部材が直接衝突を受けるので、
広域面強度部材における衝突検出センサに減速度が伝達
される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の実施の
形態について説明する。
【0023】図1ないし図6により、請求項1,請求項
5記載の発明の実施の形態に係わるキャブオーバ車にお
ける衝突検出センサ取付構造について説明する。図にお
いて、符号1はキャブオーバ車で、このキャブオーバ車
1はフレーム2を有し、フレーム2の上にキャブ3が搭
載されている。フレーム2は左右の断面コ字状のサイド
レール2A,2Aと、サイドレール2A,2Aに所定の
間隔で結合された複数のクロスメンバ2Bとで構成され
ている。
【0024】キャブ3はフレーム2の上に搭載され、フ
レーム2の前端側のブラケット2Cにティルト自在に軸
着され、キャブ3の後端はフレーム2に設けられたマウ
ンティングブラケット4に支持されている。フレーム2
の前端にはバンパ5が装着されている。バンパ5より若
干後方にキャブ3の前面側3Aが位置している。
【0025】キャブ3は、フロアアッセンブリ部7,フ
ロントアッセンブリ部8,ルーフアッセンブリ部9,左
右の前側柱部材10,10,左右の後側柱部材11,1
1等から構成され、金属製の薄板を材料とした多数のパ
ネルからなり、全体として一体の立体シェル構造を構成
している。フロントアッセンブリ部8は、フロントアッ
パレインフォースからなる第1の横骨部材12と、フロ
ントクロスメンバからなる第2の横骨部材13と、第1
の横骨部材12の後方に配置されたインストメンバから
なる第3の横骨部材14と、フロントリッド15と、フ
ロントメンバ16とを有している。
【0026】第1の横骨部材12は、金属製の薄板を材
料として構成され、断面が箱形状に閉じて形成された骨
部材である。第1の横骨部材12の両端は左右の前側柱
部材10,10にスポット溶接で結合されている。ここ
で、「結合」の態様として、スポット溶接以外に、炭酸
ガスアーク溶接,ボルト,ナット等による締付手段等が
ある。かかる「結合」により、第1の横骨部材12と前
側柱部材10,10は一体となって、剛構造を形成して
いる。
【0027】第2の横骨部材13は、金属製の薄板を材
料として構成され、前方に向けて開く断面略C字状の骨
部材である。第2の横骨部材13の両端は左右の前側柱
部材10,10にスポット溶接で結合されている。ここ
で、「結合」の態様として、スポット溶接以外に、炭酸
ガスアーク溶接,ボルト,ナット等による締付手段等が
ある。かかる「結合」により、第2の横骨部材13と前
側柱部材10,10は一体となって、剛構造を形成して
いる。
【0028】第3の横骨部材14は、金属製の薄板を材
料として構成され、上方に向けて開く断面略コ字状の骨
部材である。第3の横骨部材14の両端は左右の前側柱
部材10,10にスポット溶接で結合されている。ここ
で、「結合」の態様として、スポット溶接以外に、炭酸
ガスアーク溶接,ボルト,ナット等による締付手段等が
ある。かかる「結合」により、第3の横骨部材14と前
側柱部材10,10は一体となって、剛構造を形成して
いる。
【0029】第1の横骨部材12の上フランジ部12A
には、ウェザーストリップ17を介してフロントウイン
ドウ18の下縁が取り付られている。第1の横骨部材1
2の下フランジ部12Bにフロントメンバ16の上縁1
6Aがスポット溶接で結合されている。フロントメンバ
16の下縁16Bがスポット溶接で第2の横骨部材13
の上フランジ部13Aに結合されている。
【0030】第2の横骨部材13の底面部13Bはフロ
アアッセンブリ部7のフロアパネル7Aにスポット溶接
で結合されている。フロントリッド15とフロントメン
バ16はブラケット19を介してスポット溶接で結合さ
れている。そして、ペダルブラケットからなる縦骨部材
20が、第1の横骨部材12,第2の横骨部材13,第
3の横骨部材14の3つの横骨部材に亘って架け渡され
て結合されている。縦骨部材20は図1の左側に位置
し、運転手と同じ側となっている。
【0031】ここで、「結合」の態様として、スポット
溶接,炭酸ガスアーク溶接,ボルト,ナット等による締
付手段等があり、かかる「結合」により、3つの横骨部
材に縦骨部材20が一体となって、剛構造を形成してい
る。図5,図6に示すように、縦骨部材20は、前面側
板部21と、側面側板部22とで構成されている。縦骨
部材20の側面側板部22に衝突検出センサ23が図示
しないボルトで取り付けられている。
【0032】衝突検出センサ23は所定の減速度より大
きい車両前後方向における減速度で感知するようになっ
ている。この衝突検出センサ23により従来例で述べた
エアバッグシステムが作動するようになっている。しか
して、本実施の形態においては、キャブオーバ車1にお
いて、キャブ3はフレーム2の上に搭載されて、フレー
ム2とは強度的に別体となっているが、縦骨部材20に
より、縦骨部材20,第1,第2,第3の横骨部材1
2,13,14,前側柱部材10,10で構成される図
3に示す立体状の広域面強度部材Kをキャブ3に形成す
ることができる。この広域面強度部材Kは、剛構造を形
成している。
【0033】従って、キャブ3が前方衝突した場合、そ
の前面側を構成する広域面強度部材Kが直接衝突を受け
るので、広域面強度部材Kにより、衝突検出センサ23
に正確に衝突が伝達される。キャブオーバ車1のキャブ
3の前面側が衝突した場合、キャブ3の広域面強度部材
Kは潰れるが、広域面強度部材Kは全体的に変位され
る。片側衝突の場合には広域面強度部材Kは全体で受け
る。広域面強度部材Kに衝突検出センサ23が取り付け
られていることから、センサ衝突検出センサ23による
センシングが可能である。
【0034】従って、広域面強度部材Kの変位は縦骨部
材20を介して衝突検出センサ23に伝達され、広域面
強度部材Kの減速度が感知される。例えば、広域面強度
部材Kの一方の前側柱部材10が前方衝突した場合、広
域面強度部材Kの一部である縦骨部材20が減速され、
縦骨部材20に装着された衝突検出センサ23により衝
突が検知される。
【0035】以上の如き構成によれば、キャブオーバ車
1において、キャブ3はフレーム2の上に搭載されて、
フレーム2とは強度的に別体となっており、縦骨部材2
0により、縦骨部材20,第1,第2,第3の横骨部材
12,13,14,前側柱部材10,10で構成される
1つの立体状の広域面強度部材Kにより、フレーム2に
影響されない衝突センシング面を構成することができ
る。
【0036】立体状の広域面強度部材Kは、縦骨部材2
0を構成要素に含むことにより、キャブ3が様々な前方
衝突に対して、衝突検出センサ23に減速を的確に伝達
可能な構造となっている。従って、キャブ3が前方衝突
した場合、その前面側を構成する広域面強度部材Kが直
接衝突を受けるので、衝突検出センサ23に伝達される
減速度を正確に且つ早くでき、衝突検出センサ23の感
度を確実にできる。この結果、衝突検出センサ23の信
頼性を高くできる。
【0037】第2に、減速度を感知する面積が広域面強
度部材Kの全体に拡がり、キャブ3の広域での感知がで
きる。この結果、衝突検出センサ23の信頼性を高くで
きる。なお、本実施の形態においては、衝突検出センサ
23は縦骨部材20に装着されているが、第1の横骨部
材12,第2の横骨部材13,第3の横骨部材14,前
側柱部材10のいずれかに衝突検出センサ23を装着し
た場合(広域面強度部材Kに装着した場合)にも、広域
面強度部材Kにより、同様の作用、効果がある。
【0038】また、本実施の形態においては、第1の横
骨部材12は、断面が箱形状に閉じて形成された骨部材
であるが、かかる断面に限定されることなく、例えば断
面コ字状の開断面の骨部材にすることもできる。また、
第1の横骨部材12は、独立した部材になっているが、
例えば、フロントメンバ16とともに一体成形してフロ
ントメンバ16の一部とすることもできる。
【0039】さらに、本実施の形態においては、第2の
横骨部材13は、前方に向けて開く断面略C字状の骨部
材であるが、閉断面構造の骨部材にすることもできる。
また、第2の横骨部材13は、独立した部材になってい
るが、例えば、フロントメンバ16とともに一体成形し
てフロントメンバ16の一部とすることもできる。そし
て、本実施の形態においては、第3の横骨部材14は、
上方に向けて開く断面略コ字状の骨部材であるが、閉断
面構造の骨部材にすることもできる。また、第3の横骨
部材14は、独立した部材になっているが、他のパネル
の一部として構成することもできる。
【0040】次に、図7,図8により、請求項1,請求
項2記載の発明の実施の形態に係わるキャブオーバ車に
おける衝突検出センサ取付構造について説明する。請求
項1,請求項2記載の発明の実施の形態においては、当
該衝突検出センサ取付構造は、請求項1,請求項5記載
の発明の実施の形態における衝突検出センサ取付構造と
同様の構成であり、相違する部分についてのみ説明し、
同一構成部品については同一の符号を付してその説明を
省略する。
【0041】図に示すように、フロントアッパレインフ
ォースからなる第1の横骨部材12と、この第1の横骨
部材12の下方に配置されたフロントクロスメンバから
なる第2の横骨部材13に、縦骨部材31が架け渡され
ており、縦骨部材31の両端はスポット溶接により第1
の横骨部材12,第2の横骨部材13に結合されてい
る。縦骨部材31としては例えば断面コ字形状の棒材が
挙げられる。縦骨部材31に衝突検出センサ23が装着
されている。
【0042】本実施の形態に係わるキャブオーバ車にお
ける衝突検出センサ取付構造によれば、請求項1,請求
項5記載の発明の実施の形態に係わるキャブオーバ車に
おける衝突検出センサ取付構造と同様の作用,効果を奏
する。
【0043】次に、図9,図10により、請求項1,請
求項3記載の発明の実施の形態に係わるキャブオーバ車
における衝突検出センサ取付構造について説明する。請
求項1,請求項3記載の発明の実施の形態においては、
当該衝突検出センサ取付構造は、請求項1,請求項5記
載の発明の実施の形態における衝突検出センサ取付構造
と同様の構成であり、相違する部分についてのみ説明
し、同一構成部品については同一の符号を付してその説
明を省略する。
【0044】図に示すように、フロントアッパレインフ
ォースからなる第1の横骨部材12の後方に配置された
インストメンバからなる第3の横骨部材14と、第1の
横骨部材12の下方に配置されたフロントクロスメンバ
からなる第2の横骨部材13に縦骨部材32が架け渡さ
れ、縦骨部材32の両端はスポット溶接により第3の横
骨部材14,第2の横骨部材13に結合されている。縦
骨部材32としては例えば断面コ字形状の棒材が挙げら
れる。縦骨部材32に衝突検出センサ23が装着されて
いる。
【0045】本実施の形態に係わるキャブオーバ車にお
ける衝突検出センサ取付構造によれば、請求項1,請求
項5記載の発明の形態に係わるキャブオーバ車における
衝突検出センサ取付構造と同様の作用,効果を奏する。
次に、図11,図12により、請求項1,請求項4記載
の発明の実施の形態に係わるキャブオーバ車における衝
突検出センサ取付構造について説明する。
【0046】請求項1,請求項4記載の発明の実施の形
態においては、当該衝突検出センサ取付構造は、請求項
1,請求項5記載の発明の実施の形態における衝突検出
センサ取付構造と同様の構成であり、相違する部分につ
いてのみ説明し、同一構成部品については同一の符号を
付してその説明を省略する。図に示すように、フロント
アッパレインフォースからなる第1の横骨部材12と、
フロントアッパレインフォースからなる第1の横骨部材
12の後方に配置されたインストメンバからなる第3の
横骨部材14に縦骨部材33が架け渡され、縦骨部材3
3の両端は第1の横骨部材12,第3の横骨部材14に
スポット溶接で結合されている。縦骨部材33としては
例えば断面コ字形状の棒材が挙げられる。縦骨部材33
に衝突検出センサ23が装着されている。
【0047】本実施の形態に係わるキャブオーバ車にお
ける衝突検出センサ取付構造によれば、請求項1,請求
項5記載の発明の形態に係わるキャブオーバ車における
衝突検出センサ取付構造と同様の作用,効果を奏する。
【0048】
【発明の効果】請求項1ないし請求項5記載の発明によ
れば、縦骨部材により、縦骨部材,横骨部材,前側柱部
材で構成される1つの平面状または立体状の広域面強度
部材がキャブが形成され、当該キャブが前方衝突した場
合、その前面側を構成する広域面強度部材が直接衝突を
受けるので、広域面強度部材により衝突検出センサに伝
達される減速度を正確に且つ早く検出でき、衝突検出セ
ンサの感度を確実にできる。
【0049】また、減速度を感知する面積が広域面強度
部材の全体に拡がり、キャブの広域での感知ができる。
このようにして、衝突検出センサの信頼性を高くでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1,請求項5記載の発明の実施の形態に
係わるキャブオーバ車における衝突検出センサ取付構造
を示す斜視図である。
【図2】同衝突検出センサ取付構造を示す側面説明図で
ある。
【図3】同衝突検出センサ取付構造を示す概念図であ
る。
【図4】同衝突検出センサ取付構造を示す断面図であ
る。
【図5】同衝突検出センサ取付構造における縦骨部材を
示す斜視図である。
【図6】図5のX−X断面における縦骨部材を示す断面
図である。
【図7】請求項1,請求項2記載の発明の実施の形態に
係わるキャブオーバ車における衝突検出センサ取付構造
を示す断面図である。
【図8】同キャブオーバ車における衝突検出センサ取付
構造を示す概念図である。
【図9】請求項1,請求項3記載の発明の実施の形態に
係わるキャブオーバ車における衝突検出センサ取付構造
を示す断面図である。
【図10】同キャブオーバ車における衝突検出センサ取
付構造を示す概念図である。
【図11】請求項1,請求項4記載の発明の実施の形態
に係わるキャブオーバ車における衝突検出センサ取付構
造を示す断面図である。
【図12】同キャブオーバ車における衝突検出センサ取
付構造を示す概念図である。
【図13】従来における乗用車に衝突検出センサが装着
された状態を示す側面説明図である。
【図14】衝突検出センサをフロアパネルに装着する場
合のキャブオーバ車の側面説明図である。
【符号の説明】
1 キャブオーバ車 2 フレーム 3 キャブ 10 前側柱部材 12 第1の横骨部材 13 第2の横骨部材 14 第3の横骨部材 20 縦骨部材 23 衝突検出センサ K 広域面強度部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームの上に搭載され、 左右の前側柱部材に結合され前面側を構成する複数の横
    骨部材のうちの少なくとも2以上の横骨部材に縦骨部材
    を架け渡して結合し、縦骨部材,横骨部材,前側柱部材
    のいずれかに衝突検出センサを装着したことを特徴とす
    るキャブオーバ車における衝突検出センサ取付構造。
  2. 【請求項2】 フロントアッパレインフォースからなる
    横骨部材とフロントアッパレインフォースの下方に配置
    されたフロントクロスメンバからなる横骨部材に、縦骨
    部材を架け渡して結合していることを特徴とする請求項
    1記載のキャブオーバ車における衝突検出センサ取付構
    造。
  3. 【請求項3】 フロントアッパレインフォースからなる
    横骨部材の後方に配置されたインストメンバからなる横
    骨部材とフロントアッパレインフォースの下方に配置さ
    れたフロントクロスメンバからなる横骨部材に、縦骨部
    材を架け渡して結合していることを特徴とする請求項1
    記載のキャブオーバ車における衝突検出センサ取付構
    造。
  4. 【請求項4】 フロントアッパレインフォースからなる
    横骨部材とフロントアッパレインフォースの後方に配置
    されたインストメンバからなる横骨部材に、縦骨部材を
    架け渡して結合していることを特徴とする請求項1記載
    のキャブオーバ車における衝突検出センサ取付構造。
  5. 【請求項5】 フロントアッパレインフォースからなる
    横骨部材,フロントアッパレインフォースの後方に配置
    されたインストメンバからなる横骨部材,フロントアッ
    パレインフォースの下方に配置されたフロントクロスメ
    ンバからなる横骨部材の3つの横骨部材に亘って、縦骨
    部材を架け渡して結合していることを特徴とする請求項
    1記載のキャブオーバ車における衝突検出センサ取付構
    造。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010030420A (ja) * 2008-07-29 2010-02-12 Honda Motor Co Ltd 車体前部構造
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CN113844547A (zh) * 2020-06-28 2021-12-28 陕西重型汽车有限公司 一种商用车驾驶室前端总成

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