JPH09323273A - 移動用可搬器材の支持架台 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 支持架台上に搭載された移動用可搬器材が風
圧によってズレ、移動、あるいは転倒したりすることを
防止する。 【解決手段】 三つの架台脚部のジャッキ機構の地面に
接するベースフランジに重ねて取付ける１枚以上のおも
り用フランジを有する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は移動用可搬器材の支
持架台に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、移動用可搬器材、例えば衛星通信
用可搬アンテナ等の支持架台は、可搬アンテナ等の風圧
によるズレないし移動、あるいは転倒を防止するため、
架台脚部に砂袋等のおもりを載せたり、あるいはアンテ
ナ等をワイヤー等で地面に打込んだ杭に引き止めたりし
ていた。

【０００３】図３は、衛星通信用可搬アンテナの支持架
台が、その脚部１の末端のジャッキ機構４の下部にある
ベースフランジ３により地上に設置され、架台脚部にお
もり６（砂袋）が載せてある状況を示している。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】移動先で適切なおもり
を求めたり、杭を打込む適当な場所を探すことは必ずし
も容易でない場合が生ずる。

【０００５】本発明の目的は、移動先で支持架台上に搭
載された移動用可搬器材が、風圧によってズレ、移動あ
るいは転倒することを防止するため架台に付加するおも
りを予め準備した移動用可搬器材の支持架台を提供する
ことである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明の移動用器材の支
持架台は、三つの架台脚部のジャッキ機構の地面に接す
るベースフランジの上側、下側または上下両側に、ベー
スフランジに重ねて取付ける少なくとも１枚以上のおも
り用フランジを有する。

【０００７】

【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照して詳細に説明する。

【０００８】図１は本発明の移動用可搬器材の支持架台
の例を示す斜視図であり、衛星通信用可搬アンテナを搭
載する支持架台の例を示している。

【０００９】図１において、衛星通信用可搬アンテナ部
２を搭載する支持架台は３方向に延びる脚部１を備え、
その端部にジャック機構４を備え、ジャッキ機構４の下
端のベースフランジ３の下側にそれぞれ３枚ずつのおも
り用フランジ５が取付けられた状態を示している。

【００１０】ジャッキ機構４は、円形の取手を回すこと
により、ベースフランジ３上における脚部１の高さを調
節することができる。

【００１１】おもり用フランジ５は支持架台に附属して
おり、強風のためアンテナの指向方向のズレを生じるお
それのある場合に、ベースフランジ３の下側に、容易に
取付けることができる構造となっている。

【００１２】図２は、図１の支持架台の脚部１の末端部
分Ａの側面図であり、ベースフランジ３とおもり用フラ
ンジ５の接続が溝７を利用している場合を示しており、
おもり用フランジ５の数は容易に調節することができ
る。

【００１３】以上の説明において、おもり用フランジは
ベースフランジの下側に取付けるようになっているが、
おもり用フランジはベースフランジの上に取付けるよう
な構造でもよく、またベースフランジの上下両側に取付
ける構造でもよい。

【００１４】

【発明の効果】以上説明したように本発明は、移動用可
搬器材を搭載する支持架台脚部のベースフランジに重ね
て予め準備したおもり用フランジを必要に応じて取付け
ることにより、支持架台上に搭載された移動用可搬器材
が風圧によって、ズレを生じたり、移動あるいは転倒す
ることを防止することができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の移動用可搬器材の支持架台の例を示す
斜視図である。

【図２】図１のＡ部の拡大側面図である。

【図３】従来の可搬アンテナ用架台の設置状況を示す斜
視図である。

【符号の説明】

１ 脚部 ２ アンテナ部 ３ ベースフランジ ４ ジャッキ機構 ５ おもり用フランジ ６ おもり（砂袋） ７ 溝

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 三つの脚部にそれぞれジャッキ機構を備
   える移動用器材の支持架台において、 各ジャッキ機構の地面に接するベースフランジの上側、
   下側または上下両側に、前記ベースフランジに重ねて取
   付ける少なくとも１枚以上のおもり用フランジを有する
   ことを特徴とする移動用可搬器材の支持架台。
2. 【請求項２】 前記移動用可搬器材が衛星通信用可搬ア
   ンテナである請求項１に記載の移動用可搬器材の支持架
   台。