JPH09322179A - 自動撮影カメラシステムにおける被写体の認識方法 - Google Patents

自動撮影カメラシステムにおける被写体の認識方法

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JPH09322179A
JPH09322179A JP8153138A JP15313896A JPH09322179A JP H09322179 A JPH09322179 A JP H09322179A JP 8153138 A JP8153138 A JP 8153138A JP 15313896 A JP15313896 A JP 15313896A JP H09322179 A JPH09322179 A JP H09322179A
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Mitsuo Yamada
光穗 山田
Kazuo Abe
一雄 阿部
Akio Ishikawa
秋男 石川
Shigezumi Kuwajima
茂純 桑島
Takahito Suzuki
尊人 鈴木
Toru Nakamura
亨 中村
Hiroyuki Kuwabara
裕之 桑原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 色温度補正用の特殊な機械を用いずに、色温
度の変化を自動的に補正しながら対象の色を認識し、自
動追尾による撮影を行なうことができるようにする。 【解決手段】 広角画像を撮影するセンサカメラ100
と外部からの制御信号により撮影方向を含むカメラ操作
の制御が可能な撮影用カメラ200とを備え、前記セン
サカメラの撮影画像内の静止体又は移動体の中から撮影
対象の被写体を認識し、前記撮影用カメラを駆動制御し
て前記被写体の自動追尾による撮影を行なう自動撮影カ
メラシステムにおける被写体の認識方法において、色温
度補正用カメラ150を具備し、前記色温度補正用カメ
ラの画像情報に基づいて前記センサカメラの撮影画像の
色温度を補正するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビカメラを使
用して撮影した画像から撮影対象の被写体の3次元位置
を計測し、その被写体を自動追尾して無人で撮影するこ
とができる自動撮影カメラシステムにおける被写体の認
識方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラ操作者が直接テレビジョン
カメラを操作せず、被写体を自動追尾して撮影すること
ができるようにしたカメラシステムでは、水平,垂直方
向に回動可能で外部からの制御信号により制御可能な撮
影用カメラを用い、被写体の動きに合わせて撮影用カメ
ラを駆動制御するようにしている。被写体を認識する方
法としては、例えば、被写体(あるいは被写体と共に移
動する物体)に予め検知マークを付けておき、撮影画像
を処理してその検知マークを認識する方法や、赤色など
特定の色を被写体として認識する方法が採られている。
そして、認識した被写体が画面の枠内の所定位置に位置
するように撮影用カメラを駆動制御することで、被写体
を追尾して撮影するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、対象を
色によって認識する方法では、天気や時刻によって色温
度が変化するため対象の色認識ができなくなり、自動追
尾による撮影が不可能になることがあった。そのため、
対象の位置計測装置による計測を中断してホワイトバラ
ンスを取り直す必要があった。また、その際にはカメラ
にホワイトバランスをとるのに必要な対象を見せる必要
があった。また、色温度の自動的な補正するには、色温
度補正用の特殊な機械が必要になり、自動追尾による無
人での適用範囲が狭くなるという問題があった。すなわ
ち、運動競技を撮影する場合など、競技場の中で関係な
いものを自由に置かせてくれない可能性がある。さら
に、計測対象に視野を向けると参照用部位を設定できな
いことがあった。例えば、スキーのジャンプ競技の選手
を対象として撮影する場合には、ジャンプのときに背景
が空になってしまうので、補正のためのポイントを空中
に設定しなくてはならず、従来の色温度の補正方法では
設定することができなかった。また、参照部位が小さす
ぎと対象色の登録や更新,色温度補正に使えないため、
参照部位として使用する場所が限られてしまうという問
題があった。
【0004】本発明は上述のような事情から成されたも
のであり、本発明の目的は、自動追尾の対象である静止
又は移動している被写体を、天候や撮影場所等の撮影条
件によらずに安定して認識することができる自動撮影カ
メラシステムにおける被写体の認識方法を提供すること
にある。特に、色温度補正用の特殊な機械を用いずに、
色温度の変化を自動的に補正しながら対象の色を認識
し、自動追尾による撮影を行なうことができる自動撮影
カメラシステムにおける被写体の認識方法を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、広角画像を撮
影するセンサカメラの撮影画像内の静止体又は移動体の
中から撮影対象の被写体を認識し、外部からの制御信号
により撮影方向を含むカメラ操作の制御が可能な撮影用
カメラを駆動制御して前記被写体の自動追尾による撮影
を行なう自動撮影カメラシステムにおける被写体の認識
方法に関するものであり、本発明の上記目的は、前記セ
ンサカメラとは異なる色温度補正用カメラを具備し、前
記色温度補正用カメラの画像情報に基づいて前記センサ
カメラの撮影画像の色温度を補正するようにすることに
よって達成される。また、少なくとも前記背景部の色が
白である部分を参照対象部とし、前記色温度の補正によ
り前記被写体に対するホワイトバランスをとるようにす
ることによって、より効果的に達成される。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明では、カメラ操作者の眼に
相当するセンサカメラにより撮影した広角映像の中から
撮影すべき被写体を自動認識すると共に、3次元空間内
での被写体の位置を計測し、被写体の動きに応じて撮影
用カメラを駆動制御することで、被写体の自動撮影を行
なうようにしている。そして、色温度補正用のカメラを
設け、参照対象部(被写体の背景部)の複数の色(色温
度の変化に伴う色)を予め計測しておき、その計測情報
及び上記補正用カメラの画像情報に基づいて、センサカ
メラの撮影画像の色温度を推定して補正するようにして
いる。また、被写体の認識方法としては、例えば、被写
体の表面部を構成する複数の色を認識要素とし、抽出色
として予め設定しておき、センサカメラの広角画像(上
記の色温度補正後の画像)から抽出色全て又は抽出色の
中から予め指定した指定色に該当する各色の画像部を抽
出し、複数色の抽出部の画像情報に基づいて撮影対象の
被写体を認識するようにしている。
【0007】以下、図面に基づいて本発明の好適な実施
形態について詳細に説明する。まず、本発明に係わる自
動撮影カメラシステムの全体構成について具体例を示し
て説明する。
【0008】図1は本発明に係わる自動撮影カメラシス
テムの概略構成を示しており、3次元空間を移動する被
写体を捕らえるための2台のカメラ100(以下、「セ
ンサカメラ」と呼ぶ),色温度補正用のカメラ(以下、
「色温度補正用カメラ」と呼ぶ)150,及び1台の撮
影用カメラ200を備えたシステムの例を示している。
センサカメラ100は、カメラ操作者の両眼に相当する
カメラであり、同図のように撮影対象の被写体1を含む
広角映像を撮影する。このセンサカメラ100は、被写
体の3次元位置(3次元座標)を三角測量の原理で求め
るために2台用いる。例えば、センサカメラ100の視
野領域を越えて移動する被写体1を追尾して撮影する場
合には、複数のセンサカメラ100が使用され、その場
合には撮影範囲(計測範囲)が分割されてそれぞれ所定
の位置に2台ずつ配置される。撮影用カメラ200は、
外部からの制御信号によりカメラのパン,チルト,ズー
ム,フォーカス等の調整が可能な駆動機構部(雲台)2
10と撮像部220とが一体的に構成されたカメラであ
り、パン軸及びチルト軸の回動制御により真下を除くほ
ぼ全域の空間が撮影できるようになっている。
【0009】3次元位置計測装置300は、センサカメ
ラ100の撮影された広角画像VD1a(VD1b)内
の静止体又は移動体の中から撮影対象の被写体1を、後
述する認識方法にって認識すると共に、被写体1の現在
位置を逐次計測する装置であり、撮影用カメラ200の
視点を原点とした三次元空間内での被写体1の現在位置
(3次元座標情報),被写体1の大きさを示す情報(画
像抽出部分の面積情報)等を計測情報PDとして出力す
る。この計測情報PDは入出力インタフェースを介して
データ解析装置500に入力される。
【0010】ここで、本発明では、計測用のセンサカメ
ラ100とは別に、センサカメラ100の撮影画像の色
温度を補正するための色温度補正用カメラ150を具備
しており、3次元位置計測装置300では、色温度補正
用カメラ150を用いて、参照対象部(被写体1の背景
部)5に対する複数の色を予め計測しておき、この計測
情報と色温度補正用カメラ150の画像情報に基づい
て、センサカメラ100の撮影画像の色温度を補正する
ようにしている。
【0011】データ解析装置500は、3次元位置計測
装置300からの計測情報PDを基に被写体1の動きを
解析し、被写体1の動きに応じて撮影用カメラ200の
カメラワークを制御する装置であり、駆動制御部400
を介して駆動信号MSを送出し、撮影用カメラ200の
カメラワークを制御する。すなわち、データ解析装置5
00では、3次元位置計測装置300の計測情報PDに
基づいて被写体1の現在位置を認識する共に、被写体1
の動き(各時点の位置,方位角,加速度等)を解析して
次の瞬間の動きを予測し、この予測情報と現時点の撮影
用カメラ200の向きを示す情報等に基づいて撮影用カ
メラ200のパン,チルト角度偏差及びズーム等の調整
量を演算し、駆動制御データ(速度指令)Vcomを出
力して被写体1の次の動作位置へと撮影用カメラ200
を駆動制御することで、被写体1を自動追尾して撮影す
るようにしている。
【0012】また、データ解析装置500は、カメラワ
ークの制御モードを複数持ち、各制御モードを撮影中の
状況の変化に応じてダイナミックに切替える機能を備え
ており、状況に応じた最適なカメラワークで撮影するこ
とができるようにしている。例えば、被写体の3次元空
間内の位置に応じて視野の大きさを変化させたり、被写
体の速度に応じて画面内の被写体位置を変動させたり、
時間帯に応じてアイリスの調整量を切替えたりというよ
うに、カメラワークの制御モードをダイナミックに切替
えて撮影することができるようにしている。また、運動
競技や自動車競技等、被写体が移動するコースが予め決
まっている場合には、カメラワークの制御モードが異な
る撮影区域(例えば、スキーのジャンプ競技のスタート
地点→ジャンプ地点→着地地点等)ごとにカメラワーク
の制御パラメータをそれぞれ設定しておき、撮影空間内
の被写体の位置に応じて制御パラメータを自動的に切替
えることで、撮影区域に応じた最適なカメラワークで撮
影することができるようにしている。
【0013】図2は、上述の自動撮影システムにおける
センサカメラ100と撮影用カメラ200の配置構成の
一例を示しており、同図に示すようなスキーのジャンプ
競技を撮影する場合、被写体である選手1が移動する領
域は、スタート地点からジャンプ台の先端のジャンプ地
点までの助走路の領域部2a,ジャンプしてから着地地
点までの領域部2b,及び着地地点から静止するまでの
スロープの領域部2cであり、それぞれの移動領域部が
撮影領域部(3次元空間領域)となる。本システムでは
全領域を自動撮影の対象とすることができるが、図2で
は便宜上、ジャンプ中の空間領域部2bの一部を自動撮
影の対象とし、センサカメラ100の視野領域を2つの
計測範囲1及び2に分割し、センサカメラ101(10
1A,101B)で計測範囲1の3次元計測を担当し、
センサカメラ102(102A,102B)で計測範囲
2の3次元計測を担当するようにした場合の配置構成の
例を示している。
【0014】ここで、センサカメラ101とセンサカメ
ラ102は、それぞれ1台でも被写体の3次元位置(3
次元座標)を求めることが可能だが、その場合、例えば
2点間を移動したときの被写体1の移動量及び大きさの
変化量の検出値に基づいて被写体1の位置を示す3次元
座標を算出することになり、計測時点ごとに3次元座標
を求めることができず、リアルタイムに計測情報を提供
できないという欠点がある。そのため、上記の点や計測
装置の処理負荷の点では、本例のように1計測範囲に2
台のセンサカメラを用いる形態の方が好ましい。
【0015】図3は、本発明を実現する装置の一例を示
しており、上述の自動撮影カメラシステムでは、3次元
位置計測装置300内で被写体の認識及び3次元位置の
計測を行なうようになっている。図3において、センサ
カメラ100(101A,101B、102A,102
B)は、図2の構成例のように計測範囲毎に2台ずつ設
置される。それぞれのセンサカメラ100で撮影された
映像信号VD1(VD1a,VD1b、VD2a,VD
2b)は3次元位置計測装置300に入力され、A/D
変換部301を介してデジタル化される。デジタル化さ
れた画像データは、被写体認識部310内の色空間変換
回路311に送出される。
【0016】被写体認識部310は、デジタル化された
画像データ(R,G,B)を受け、それを色抽出に適し
たHSI系の色空間への変換処理を行なう色空間変換回
路311と、被写体1の表面部を構成する複数の色を抽
出色として設定し、また、色温度補正制御回路314で
計測した参照対象部の色情報を設定するための色設定回
路313と、センサカメラ100の広角画像から抽出色
(又はその指定色)に該当する各色の画像部の画像デー
タを抽出する色抽出回路312と、色温度補正用カメラ
150の撮影画像VD3及び予め測定した参照対象部の
複数の色情報に基づいてセンサカメラ100の画像の色
温度を補正(補償)する色温度補正制御回路314とか
ら構成され、センサカメラ100の広角画像から当該色
の画像部を抽出する。色温度の補正方法については後述
するものとし、ここでは、色抽出回路312の基本の動
作例を説明する。色抽出回路312では、デジタル化し
た1フレーム分の2次元座標系の画像データから撮影対
象の被写体1を認識する。被写体1の認識は、例えば画
像データの各画素の色情報(H,S,I)と、被写体認
識データとして色設定回路313で設定された抽出色
(又はその数値で設定された指定色)のそれぞれの閾値
(H,S,Iの範囲:下限の閾値〜上限の閾値)とを比
較し、閾値内を“1”,範囲外を“0”として画素単位
に2値化する。その際、2次元座標系(X,Y座標系)
にて連続する当該色の画素を抽出して計数し、計数値を
面積Sとする。そして当該色の部分が複数存在する場合
には、例えば、面積Sの大きい部分を撮影対象の被写体
1と認識する。ここで、上記の抽出処理は、当該計測範
囲を撮像する2台のセンサカメラ100の画像データV
D1a,VD1bに対してそれぞれ行なわれる。
【0017】3次元座標計測部320内の座標計算回路
321では、被写体認識部310で求めた面積Sから、
抽出部分の重心位置を演算して被写体1の中心位置C
(x,y)とする。この中心位置は、2台のセンサカメ
ラ100の画像データVD1a,VD1bからそれぞれ
演算する。3次元座標演算回路322では、2つの中心
位置C1(x,y)及びC2(x,y)と、センサカメ
ラ100及び撮影用カメラ200の位置情報とから、被
写体1の3次元空間内の位置(撮影用カメラ200の視
点を原点とした被写体1の3次元座標)を三角測量の原
理で算出し、算出した3次元位置情報C(x,y,
z),及び被写体1の大きさを示す情報(上記の面積
S)を計測情報PDとして出力する。この計測情報PD
は、データ解析装置500に入力される。
【0018】次に、上述のような自動撮影カメラシステ
ムにおける被写体の認識方法及び色温度の補正方法を、
それぞれ具体例を示して詳細に説明する。
【0019】先ず、被写体の認識方法について説明す
る。例えば撮影対象がスキー選手の場合には、スキー選
手が着用しているユニホームを認識対象とすることがで
きる。すなわち、複数の色で構成されるユニホームの色
をそれぞれ認識することにより、撮影対象の被写体を認
識することができる。
【0020】図4は、上部の前部と背面部の部分及び下
部の前部と背面部の部分でそれぞれ色が異なるユニホー
ム(認識対象部)10の例を示している。例えば同図の
ように、カメラの視線に対してスキー選手が右斜め前方
に向いている状態では、ユニホーム10の、上部の背面
部と前部の部分の2色A,Bと、下部の背面部と前部の
部分の2色C,Dの合計4色の部分が認識対象の領域と
なる。この場合、図5に示すように、それぞれの色を色
設定回路313の設定手段によって設定してテーブル等
に登録しておき、画像抽出時に当該色の部分を抽出し、
認識用データとして出力する。また、図5の例のよう
に、色を示す情報と共に属性情報(前部の色,背面部の
色,位置関係等)を設定しておくことで、モード指定
(位置関係を照合するモード指定)等により、当該モー
ドに属する色を抽出対象として処理できるようになる。
また、想定されるn個(n≧2)の色の組合わせのパタ
ーンの中からm個(m≧1)のパターンを選択して抽出
できるように構成することによって、汎用的なものとす
ることができる。
【0021】図6は、従来の色抽出方法による抽出結果
を同図(A)、本発明の色抽出方法による抽出結果を同
図(B)に示しており、一般的な色抽出方法では、図4
のユニホーム10を認識対象とした場合、A色などの1
色の部分だけしか抽出できなかったが、本発明では、撮
影方向によって色の構成が変わってもユニホーム10の
全体を抽出することができ、安定した被写体の認識と3
次元位置の計測ができるようになる。
【0022】次に、色温度の補正方法について、図2,
図3及び図7を参照して説明する。図7は、色温度補正
に用いる補正用テーブル70の構成例を示しており、空
や地面等の参照対象部(1,2,…)毎に複数の色(R
C1(1)〜,RC2(1)〜,…)に対する補正値
(C11〜,C21〜,…)が設定されるようになって
いる。まず、図3を参照して補正用テーブル10の各情
報の設定方法について説明する。スキーの競技を撮影対
象とする場合は、例えば図2に示すようにジャンプ台の
一部を参照対象部とし、色温度補正用カメラ150で参
照対象部5を撮影し、参照対象部5の色情報(R,G,
B)を補正用テーブル70に登録する。この処理は、図
3の3次元位置計測装置300内の色温度補正制御部3
14によって行なわれ、色設定回路313を介して当該
参照対象部の補正用テーブル70に登録される。例え
ば、図7において、参照対象部1(白の基準値K1が設
定されているレコード)のRC1(1)に計測時の色情
報(R,G,B)が登録されると共に、その補正値C1
1が登録される。この参照対象部5の計測は、例えば、
色の変化の要素(時間,天気等)に応じて複数回行な
う。
【0023】次に、撮影時の色温度の補正方法について
図3及び図8を参照してを参照して説明する。3次元位
置計測装置300内の色温度補正制御回路314では、
色温度補正用カメラ150の撮影画像VD3を入力し、
その画像の色情報から補正用テーブル70の該当する色
の補正値、例えば(R,G,B)がRC1(2)の範囲
(計測値±α)であれば、C12の補正値を色空間変換
回路311に送出し、センサカメラ100の撮影画像の
色を補正(ホワイトバランス等)する。そして、色空間
変換回路311で補正された画像データに基づいて、色
抽出回路312での色抽出処理が行なわれ、3次元座標
計測部320を介して被写体1の3次元座標等の計測情
報PDが出力される。このように、白色だけでなく、そ
の他の色についても補正値を用意しておくことで、変化
に対応して色温度補正を行なうことができる、また、こ
こでは、参照対象部が1個の時についてのみ説明してい
るが、複数の参照対象部(複数の色)を同時に利用する
ことで、補正値を自動的に決定することもできる。その
場合には、H,S,I系色空間において、色の距離を求
め、その2乗和が1番小さくなるような補正値Cを演算
すれば良い。参照対象部の色の値を(H,S,I)補正
したい時の色の値を(H´,S´,I´)とすると、色
距離は、√((H−H´)2 +(S−S´)2 +(I−
I´)2 )で計算できる。複数の場合は、これの和を使
えば良い。
【0024】なお、上述した実施の形態においては、セ
ンサカメラを備えた自動撮影カメラシステムに適用した
場合を例として説明したが、撮影用カメラだけを用いて
対象を追尾するシステム等、一般的なシステムにおける
被写体の認識方法として本発明を適用することができ
る。
【0025】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の自動撮
影カメラシステムにおける被写体の認識方法によれば、
計測対象のセンサカメラとは別に色温度補正用カメラを
設けて、センサカメラの撮影画像の色温度を補正するよ
うにしているので、色温度補正用の特殊な機械を用いず
に、色温度の変化を自動的に補正しながら対象の色を認
識し、自動追尾による撮影を行なうことができる。ま
た、ホワイトバランス等の背景色とのバランスをとるこ
とが容易に行なうことができるようになる。さらに、計
測範囲に関係なく対象色を登録、更新することができ、
更に背景の中から色温度補正用参照部分を自由に設定す
ることができる。また、センサカメラでは、小さすぎて
対象色の登録や更新、色温度補正に使えない大きさのも
のでも、ズームアップすることで、参照することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる自動撮影カメラシステムの概略
の構成例を示すブロック図である。
【図2】図1のセンサカメラ100と撮影用カメラ20
0の配置構成の一例を示す図である。
【図3】本発明を実現する装置の一例を示すブロック図
である。
【図4】本発明における認識対象の一例を示す図であ
る。
【図5】本発明における認識対象を構成する色の設定例
を説明するための図である。
【図6】本発明における色抽出方法と従来技術での色抽
出方法との相違を説明するための図である。
【図7】本発明における色温度の補正方法を説明するた
めの図である。
【図8】本発明における色温度の補正方法を説明するた
めの図である。
【符号の説明】
1 被写体 5 参照対象部 10 認識対象部 100 センサカメラ 150 色温度補正用カメラ 200 撮影用カメラ 210 駆動機構部(雲台) 220 撮像部 300 3次元位置計測装置 310 被写体認識部 311 色空間変換回路 312 色抽出回路 313 色設定回路 314 色温度補正制御回路 320 3次元座標計測部 321 座標計算回路 322 3次元座標演算回路 400 駆動制御部 500 データ解析装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年6月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【図6】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図8】
【図7】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 一雄 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内 (72)発明者 石川 秋男 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内 (72)発明者 桑島 茂純 東京都大田区北千束3丁目26番12号 株式 会社応用計測研究所内 (72)発明者 鈴木 尊人 東京都大田区北千束3丁目26番12号 株式 会社応用計測研究所内 (72)発明者 中村 亨 東京都大田区北千束3丁目26番12号 株式 会社応用計測研究所内 (72)発明者 桑原 裕之 東京都大田区北千束3丁目26番12号 株式 会社応用計測研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 広角画像を撮影するセンサカメラの撮影
    画像内の静止体又は移動体の中から撮影対象の被写体を
    認識し、外部からの制御信号により撮影方向を含むカメ
    ラ操作の制御が可能な撮影用カメラを駆動制御して前記
    被写体の自動追尾による撮影を行なう自動撮影カメラシ
    ステムにおける被写体の認識方法において、前記センサ
    カメラとは異なる色温度補正用カメラを具備し、前記色
    温度補正用カメラの画像情報に基づいて前記センサカメ
    ラの撮影画像の色温度を補正するようにしたことを特徴
    とする自動撮影カメラシステムにおける被写体の認識方
    法。
  2. 【請求項2】 少なくとも前記背景部の色が白である部
    分を参照対象部とし、前記色温度の補正により前記被写
    体に対するホワイトバランスをとるようにした請求項1
    に記載の自動撮影カメラシステムにおける被写体の認識
    方法。
JP15313896A 1996-05-24 1996-05-24 自動撮影カメラシステムにおける被写体の認識方法および装置 Expired - Fee Related JP3393969B2 (ja)

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KR100878190B1 (ko) * 2002-03-11 2009-01-13 주식회사 엘지이아이 객체 인식 방법
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