JPH09322048A - 自動撮影カメラシステム - Google Patents

自動撮影カメラシステム

Info

Publication number
JPH09322048A
JPH09322048A JP8153133A JP15313396A JPH09322048A JP H09322048 A JPH09322048 A JP H09322048A JP 8153133 A JP8153133 A JP 8153133A JP 15313396 A JP15313396 A JP 15313396A JP H09322048 A JPH09322048 A JP H09322048A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
camera
subject
control mode
control
reliability
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8153133A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3549332B2 (ja
Inventor
Taiichiro Kato
大一郎 加藤
Mitsuo Yamada
光穗 山田
Kazuo Abe
一雄 阿部
Akio Ishikawa
秋男 石川
Shigezumi Kuwajima
茂純 桑島
Takahito Suzuki
尊人 鈴木
Toru Nakamura
亨 中村
Hiroyuki Kuwabara
裕之 桑原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OYO KEISOKU KENKYUSHO KK
Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
OYO KEISOKU KENKYUSHO KK
Nippon Hoso Kyokai NHK
Japan Broadcasting Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by OYO KEISOKU KENKYUSHO KK, Nippon Hoso Kyokai NHK, Japan Broadcasting Corp filed Critical OYO KEISOKU KENKYUSHO KK
Priority to JP15313396A priority Critical patent/JP3549332B2/ja
Publication of JPH09322048A publication Critical patent/JPH09322048A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3549332B2 publication Critical patent/JP3549332B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 3次元空間内を移動する対象を自動追尾して
撮影できると共に、センサカメラの故障等により対象を
検出できない事態が生じた場合においても、自動追尾に
よる無人での撮影ができるようにする。 【解決手段】 広角画像を撮影するセンサカメラ100
と;撮影方向を含むカメラ操作の制御が可能な撮影用カ
メラ200と;前記広角画像から撮影対象の被写体1を
認識し、該被写体の3次元位置を逐次計測すると共に当
該計測情報の信頼度を示す情報を作成して計測情報と共
に送出する3次元位置計測部と;前記計測情報に基づい
て被写体1の動きを解析する動き解析部と;前記信頼度
情報に基づいて当該計測情報の信頼度を算出する信頼度
算出部と;カメラワークの制御モードを複数持ち、前記
信頼度に応じて当該制御モードを切替え、切替え後の制
御モードの制御パラメータに従って前記撮影用カメラの
カメラワークを制御するカメラワーク制御部とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビカメラを使
用して撮影した画像から対象の3次元位置を計測し、そ
の対象を自動追尾して無人で撮影することができる自動
撮影カメラシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラ操作者が直接テレビジョン
カメラを操作せず、被写体を自動追尾して撮影すること
ができるようにしたカメラシステムでは、水平,垂直方
向に回動可能で外部からの制御信号により制御可能な撮
影用カメラを用い、被写体の動きに合わせて撮影用カメ
ラを駆動制御するようにしている。被写体を認識する方
法としては、例えば、被写体(あるいは被写体と共に移
動する物体)に予め検知マークを付けておき、撮影画像
を処理してその検知マークを認識する方法や、赤色など
特定の色を被写体として認識する方法が採られている。
そして、認識した被写体が画面の枠内の所定位置に位置
するように撮影用カメラを駆動制御することで、被写体
を追尾して撮影するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような追尾方法の場合、次の例に示すように、画面上で
の被写体の動きは“ぎこちない動き”となる。例えば図
16に示すように被写体1がt1時点からt3時点まで
同図のような軌跡で移動したとする。その場合、図17
(A)に示すように、先ずt1時点では、画面VD(t
1)上の目標位置に被写体1が位置するように撮影用カ
メラの向きを補正する。その後、次のt2時点までは同
図(B)のように被写体1が画面VD(t1〜t2)上
に表示される。次のt2時点では、再度、同図(C)の
ように画面VD(t2)上の目標位置に被写体1が位置
するように撮影用カメラの向きを補正する。同様に、図
17(D)のように被写体が動いた場合も、目標位置と
のずれ量を補正する。すなわち、被写体の位置が所定位
置からずれたら、そのずれ量を補正するという動作を繰
り返すため、認識間隔の大きさに応じてぎこちない動き
が増大する。また、円滑なカメラワークを実現するには
被写体の認識間隔を小さくすれば良いが、そのための情
報処理量が増えるため、制御装置の処理負荷が増大する
ことになる。
【0004】また、上述のような1台の撮影用カメラで
被写体を自動追尾するためには、カメラの画枠内に被写
体が存在しないと機能しないため、目的とする被写体が
カメラの画枠内に入ってきた時に、はじめて自動制御に
よるカメラ操作が開始されるようになっていた。そのた
め、カメラが被写体を捕らえるまでは手動でカメラ操作
を行なわなければならず、また、被写体の移動速度に追
いつけずに画枠内からはずれてしまった場合、自動追尾
不能になるという問題があった。
【0005】一方、広い視野領域で撮影し、その領域の
一部を拡大して撮影できるようにしたカメラシステムと
して、広角画像撮影用とその画像の一部をなす画像撮影
用の2個のテレビジョンカメラを備え、前者の無人カメ
ラを用いて広い視野を撮影し、カメラ操作者がその撮影
画像を見ながら、後者の撮影用カメラを遠隔操作(例え
ばパン,チルト,ズーム)等により操作して、目的とす
る被写体を撮影するようにしたカメラシステムが実現さ
れている。このカメラシステムでは、無人カメラによる
撮影画像をモニターするときのカメラ操作者の視線の動
きを検出し、その動きを撮影用カメラの操作信号に変換
してカメラ制御に反映する機能を備えることで、直接カ
メラを操作せずに撮影するようにしている(特開平7−
240868号公報参照)。しかしながら、このような
撮影方法では、広い視野領域で被写体を捕らえることが
できるという利点はあるが、カメラ操作者が間接的に操
作する必要があり、自動追尾による無人での撮影を行な
うことができなかった。
【0006】さらに、対象を自動追尾して無人で撮影す
る従来の自動撮影カメラシステムにおいては、画面内の
被写体の位置や大きさ等が変化しない単調な映像が多
く、一流カメラマンが直接操作しているような臨場感の
高いカメラワークを実現することができなかった。
【0007】本発明は上述のような事情から成されたも
のであり、本発明の目的は、3次元空間内を移動する対
象を自動追尾して撮影することができると共に、天候の
悪化やセンサカメラ(撮像手段)の故障等により自動追
尾の対象を検出できない事態が生じた場合においても、
自動追尾による無人での撮影の継続が可能な自動撮影カ
メラシステムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、対象の自動追
尾による無人での撮影が可能な自動撮影カメラシステム
に関するものであり、本発明の上記目的は、カメラ操作
者の視野に相当する広角画像を撮影するセンサカメラ
と;外部からの制御信号により撮影方向を含むカメラ操
作の制御が可能な撮影用カメラと;前記センサカメラで
撮影された広角画像内の静止体又は移動体の中から撮影
対象の被写体を認識し、該被写体の3次元空間内の現在
位置を逐次計測すると共に、当該計測情報の信頼度を示
す信頼度情報を作成して前記計測情報と共に送出する3
次元位置計測部と;前記3次元位置計測部からの計測情
報に基づいて前記被写体の3次元空間内の動きを解析す
る動き解析部と;前記3次元位置計測部からの信頼度情
報に基づいて当該計測情報の信頼度を算出する信頼度算
出部と;前記撮影用カメラのカメラワークの形態毎に制
御モードを複数持ち、前記信頼度算出部で算出した信頼
度に応じて当該制御モードを自動的に切替え、切替え後
の制御モードの制御パラメータに従って前記撮影用カメ
ラのカメラワークを制御するカメラワーク制御部とを備
えることによって達成される。
【0009】さらに、前記形態が自動追尾の制御形態
を含み、前記信頼度が閾値を越えていない場合には、前
記動き解析部で解析した被写体の動きに応じて自動追尾
を制御する前記自動追尾の制御形態の第1の制御モード
で制御し、前記信頼度が閾値を越えている場合には、現
時点までの複数の計測情報から求めた前記被写体の動き
の予測情報に基づいて自動追尾を制御する前記自動追尾
の制御形態の第2の制御モードに切替え、前記信頼度が
閾値以下となるまで前記第2の制御モードによって制御
すること;前記形態が自動追尾の制御形態を含み、前
記信頼度が閾値を越えている期間が許容期間を越えた場
合、現在の制御モードを前記被写体の動きのモデル式に
基づいて自動追尾を制御する前記自動追尾の制御形態の
第3の制御モードに切替え、前記信頼度が閾値以下とな
るまで前記第3の制御モードによって制御すること;
前記形態が撮影用カメラの視野の制御形態を含み、前記
信頼度が閾値を越えている場合には、前記撮影用カメラ
の視野を許容値まで拡大する前記視野の制御形態の第1
の制御モードに切替え、前記信頼度が閾値以下となるま
で前記視野の制御形態の第1の制御モードによって制御
すること;前記3次元位置計測部からの信頼度情報
が、前記センサカメラの障害を示す第1の情報及び前記
認識した被写体の大きさを示す第2の情報のうち少なく
とも1つの情報を含むこと;前記撮影対象の3次元空
間内の現在位置を2つのセンサカメラを用いて計測する
構成の場合、前記3次元位置計測部は、いずれか一方の
センサカメラの障害を検出した時点から前記障害の回復
を検出する時点までは前記現在位置の他方のセンサカメ
ラからの広角画像に基づいて計測すること;前記信頼
度が閾値を越えている場合或いは前記計測情報の入力が
無い場合で且つ前記撮影用カメラの視野内の前記被写体
が含まれるときには前記撮影用カメラの撮影画像内の静
止体又は移動体の中から前記撮影対象の被写体を認識
し、該被写体の画面内の現在位置を計測した計測情報を
前記3次元位置計測部からの計測情報とする計測情報作
成部を備えること;によってそれぞれ、より効果的に達
成される。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明では、カメラ操作者の眼に
相当するセンサカメラにより撮影した広角映像の中から
撮影すべき被写体を自動認識すると共に、3次元空間内
での被写体の位置と動きを計測し、被写体の動きに応じ
て撮影用カメラを駆動制御することで、被写体の自動撮
影を行なうようにしている。また、天候等により被写体
が検出できない事態やセンサカメラの故障等の事態が生
じた場合においても、被写体の動きを予測して追尾する
等の制御により、無人での自動追尾による撮影を継続で
きるようにしている。
【0011】以下、図面に基づいて本発明の好適な実施
形態について詳細に説明する。図1は本発明の自動撮影
カメラシステムの概略構成を示しており、3次元空間を
移動する被写体を捕らえるための2台のカメラ100
(以下、「センサカメラ」と呼ぶ)と1台の撮影用カメ
ラ200を備えたシステムの例を示している。センサカ
メラ100は、カメラ操作者の両眼に相当するカメラで
あり、同図のように撮影対象の被写体1を含む広角映像
を撮影する。このセンサカメラ100は、被写体の3次
元位置(3次元座標)を三角測量の原理で求めるために
2台用いる。例えば、センサカメラ100の視野領域を
越えて移動する被写体1を追尾して撮影する場合には、
複数のセンサカメラ100が使用され、その場合には撮
影範囲(計測範囲)が分割されてそれぞれ所定の位置に
2台ずつ配置される。撮影用カメラ200は、外部から
の制御信号によりカメラのパン,チルト,ズーム,フォ
ーカス等の調整が可能な駆動機構部(雲台)210と撮
像部220とが一体的に構成されたカメラであり、パン
軸及びチルト軸の回動制御により真下を除くほぼ全域の
空間が撮影できるようになっている。
【0012】3次元位置計測装置300は、センサカメ
ラ100で撮影された広角画像VD1a(VD1b)内
の静止体又は移動体の中から撮影対象の被写体1を認識
(例えば被写体1の色情報により認識)すると共に、被
写体1の現在位置を逐次計測する装置であり、撮影用カ
メラ200の視点を原点とした三次元空間内での被写体
1の現在位置(3次元座標情報)等を計測情報PDとし
て出力する。その際、当該計測情報の信頼度を示す信頼
度情報(認識した被写体の面積情報など)を含めて計測
情報PDとして(あるいは別の通信手段で信頼度情報単
独で)出力するようになっている。この計測情報PDは
入出力インタフェースを介してデータ解析装置500に
入力される。
【0013】データ解析装置500は、3次元位置計測
装置300からの計測情報PDを基に被写体1の動きを
解析し、被写体1の動きに応じて撮影用カメラ200の
カメラワークを制御する装置であり、駆動制御部400
を介して駆動信号MSを送出し、撮影用カメラ200の
カメラワークを制御する。すなわち、データ解析装置5
00では、3次元位置計測装置300の計測情報PDに
基づいて被写体1の現在位置を認識する共に、被写体1
の動き(各時点の位置,方位角,加速度等)を解析して
次の瞬間の動きを予測し、この予測情報と現時点の撮影
用カメラ200の向きを示す情報等に基づいて撮影用カ
メラ200のパン,チルト角度偏差及びズーム等の調整
量を演算し、駆動制御データ(速度指令)Vcomを出
力して被写体1の次の動作位置へと撮影用カメラ200
を駆動制御することで、被写体1を自動追尾して撮影す
るようにしている。
【0014】また、データ解析装置500は、カメラワ
ークの制御モードを複数持ち、各制御モードを撮影中の
状況の変化に応じてダイナミックに切替える機能を備え
ており、状況に応じた最適なカメラワークで撮影するこ
とができるようにしている。例えば、被写体の3次元空
間内の位置に応じて視野の大きさを変化させたり、被写
体の速度に応じて画面内の被写体位置を変動させたり、
時間帯に応じてアイリスの調整量を切替えたりというよ
うに、カメラワークの各制御形態での制御モードをダイ
ナミックに切替えて撮影することができるようにしてい
る。さらに、天候の悪化やセンサカメラ100の故障等
により、自動追尾の対象を検出できない事態が生じた場
合、自動追尾の制御モードを他の制御モード(移動コー
スのモデル式等による自動追尾の制御モード)に切替え
ることで、無人での自動追尾による撮影を継続できるよ
うにしている。この切替えは、3次元位置計測装置30
0からの信頼度情報に基づいて行なわれる。例えば、セ
ンサカメラ100が2台ともに障害であれば、被写体1
をセンサカメラで認識できないため、計測情報の信頼度
としては“0”となり、上記の他の制御モードへの切替
えが行われる。
【0015】次に、各装置の構成例を示してより詳細に
説明する。先ず、撮影用カメラと駆動制御部の構成につ
いて説明する。図2は、図1の撮影用カメラ200と駆
動制御部400の構成例を示しており、撮影用カメラ2
00は、モータ213,214の駆動によるパン軸21
1及びチルト軸212の回動により撮像部220の向き
(水平及び垂直方向)が調整され、各モータ215の駆
動により撮像部220のズーム,フォーカス,アイリス
が調整されるようになっている。本例では、モータ21
5にはステップモータを使用し、モータ213,214
には、高トルクを発生するダイレクトドライブモータを
使用している。
【0016】駆動制御部400は、雲台のモータ213
〜215を駆動する制御CPU410,モータドライバ
420等から構成され、上位制御部(図1の構成例では
データ解析装置500)からの駆動制御データ(速度指
令)Vcomに従って撮影用カメラ200の駆動制御を
行なう。すなわち、駆動制御部400は、上位制御部か
らの駆動制御データ(速度指令)Vcom及びデータベ
ース401のパラメータPDD(各モータの駆動制御用
パラメータ)を基に各モータ213〜215の駆動信号
MS1〜MS3を制御CPU410によって生成/出力
し、モータドライバ420を介してサーボ制御による撮
影用カメラ200の制御を行なう。
【0017】次に、3次元位置計測装置とデータ解析装
置の構成について説明する。図3は、図1の3次元位置
計測装置300とデータ解析装置500の主要部の構成
例をブロック図で示している。図3において、3次元位
置計測装置300は、センサカメラ100で撮影された
広角画像VD1a(又はVD1b)内の静止体又は移動
体の中から撮影対象の被写体1を認識する被写体認識部
310と、被写体1の3次元空間内の現在位置(3次元
座標)を計測する3次元座標計測部320と、当該計測
情報の信頼度を示す信頼度情報を作成する信頼度情報作
成部330とから構成される。3次元位置計測装置30
0の計測情報PDは、データ解析装置500内の動き解
析部510に入力される。
【0018】データ解析装置500は、3次元位置計測
装置300からの計測情報PDにより被写体1の動きを
解析し、被写体1の現時点までの直近の動きベクトルを
求める動き解析部510と、動き解析部510で求めた
動きベクトルを基に被写体1の次の動きを予測し、次の
動きベクトルを求めて被写体速度V等の予測情報を送出
する動き予測部520と、3次元位置計測部300から
の計測情報PDに含まれる信頼度情報に基づいて当該計
測情報の信頼度を算出する信頼度算出部525と、カメ
ラ角度/画角検出センサからの検出情報SD(あるいは
撮影用カメラ200からの撮影画像VD2)に基づいて
撮影画面内の被写体最適位置までの撮影用カメラ200
の方位角(パン,チルト角度偏差)及び画角(ズーム)
調整量を検出し、駆動信号の補正量を求めて速度補正情
報(補正速度ΔV)を送出する速度補正量検出部540
と、動き予測部520からの予測情報,及び速度補正量
検出部540からの速度補正情報等に基づいてカメラワ
ークの分析及び決定を行ない、駆動制御データ(速度指
令)Vcomを出力して撮影用カメラ200のカメラワ
ークを制御するカメラワーク制御部530とから構成さ
れる。
【0019】ここで、データ解析装置500内のカメラ
ワーク制御部530は、3次元空間内の被写体位置,被
写体の速度等によって撮影用カメラ200のカメラワー
クの制御モードをダイナミックに切替える制御モード切
替手段を具備しており、各制御モードに対する制御パラ
メータに従って、当該制御モードでのカメラワークを制
御するようになっている。データ解析装置500は、他
に、動き解析部510で解析した被写体動作の解析情報
を記録する図示しない解析情報記録手段と、解析情報を
撮影画像と共にあるいは単独でモニタ表示する図示しな
い解析情報表示手段とを具備している。なお、速度補正
量検出部540の構成の詳細については、カメラ角度/
画角検出センサからの検出情報SDに基づいて速度補正
量を検出する方式と、撮影画像VD2に基づいて速度補
正量を検出する方式とで構成が異なるため、後述の実施
例の項で具体的な構成例を示して説明する。
【0020】ここで、カメラワークの制御モードの切替
方法について、図5(A)〜(C)を参照して説明す
る。図5(A)に示すように、カメラワークの制御モー
ドは、制御形態W1がi種類の制御モード(C1(1)
〜C1(i)),制御形態W2がk種類の制御モード
(C2(1)〜C2(k))というように、カメラワー
クの制御形態(例えば、自動追尾の制御,画面内の被写
体位置の制御,ズーミングワークの制御等の各形態)毎
に複数ある。カメラワーク制御部530では、被写体の
3次元位置,計測値の信頼度,被写体の速度,現在の時
間帯等を切替要素として、現在の制御モードを他の制御
モードに切替えるようにしている。また、図5(B)に
示すように、制御形態W1は制御モードC1(1),制
御形態W2は制御モードC2(7)というように、カメ
ラワークの制御パターン毎に制御モデル(M1,M2,
〜)を予め用意しておき、制御モデル(M1,M2,
〜)を切替えることで、各制御形態(W1,W2,〜)
の制御モードを切替えるようにしている。この切替え制
御は、図5(C)に示すように、制御モデルの切替形態
(1,2,〜)に対応して予め設定されている切替条件
(a1,a2,〜)に従って行われる。
【0021】上述のような構成において、具体例を示し
てデータ解析装置500内のカメラワーク制御部530
における制御モードの切替制御の動作例、及びシステム
全体の動作例についてそれぞれ説明する。
【0022】図4は、センサカメラ100と撮影用カメ
ラ200の配置構成の一例を示しており、同図に示すよ
うなスキーのジャンプ競技を撮影する場合、被写体であ
る選手1が移動する領域は、スタート地点からジャンプ
台の先端のジャンプ地点までの助走路の領域部2a,ジ
ャンプしてから着地地点までの領域部2b,及び着地地
点から静止するまでのスロープの領域部2cであり、そ
れぞれの移動領域部が撮影領域部(3次元空間領域)と
なる。本発明では全領域を自動撮影の対象とすることが
できるが、図4では便宜上、ジャンプ中の空間領域部2
bの一部を自動撮影の対象とし、センサカメラ100の
視野領域を2つの計測範囲1及び2に分割し、センサカ
メラ101(101A,101B)で計測範囲1の3次
元計測を担当し、センサカメラ102(102A,10
2B)で計測範囲2の3次元計測を担当するようにした
場合の配置構成の例を示している。
【0023】ここで、センサカメラ101とセンサカメ
ラ102は、それぞれ1台でも被写体の3次元位置(3
次元座標)を求めることが可能だが、その場合、例えば
2点間を移動したときの被写体1の移動量及び大きさの
変化量の検出値に基づいて被写体1の位置を示す3次元
座標を算出することになり、計測時点ごとに3次元座標
を求めることができず、リアルタイムに計測情報を提供
できないという欠点がある。そのため、上記の点や計測
装置の処理負荷の点では、本例のように1計測範囲に2
台のセンサカメラを用いる形態の方が好ましい。そこ
で、本発明では、通常は、2台のセンサカメラを用いて
3次元座標を計測し、センサカメラの障害等により1台
のセンサカメラの映像入力が使用できない時は、1台の
センサカメラの映像により3次元座標を算出する手法に
切替えて計測を継続するようにしている。
【0024】図6は、上記のスキーのジャンプ競技を撮
影する場合の制御パラメータの第1の具体例を示してい
る。図6に示した制御パラメータは、3次元位置計測装
置300からの計測情報(被写体の3次元位置の計測
値)の信頼度が高い場合、すなわち、通常のカメラワー
ク制御に用いる制御パラメータの例を示している。な
お、信頼度が低下したときに用いる制御パラメータの例
については後述する。以下、図4の全領域(2a〜2
c)を自動撮影の対象とするものとして説明する。図6
の例では、スタート地点からジャンプ台の先端のジャン
プ地点までの助走路の撮影空間領域2aにおけるカメラ
ワークの制御モデルを“M1”,ジャンプ地点から着地
地点までの撮影空間領域2bにおけるカメラワークの制
御モデルを“M2”,着地地点から静止するまでのスロ
ープの撮影空間領域部領域2cにおけるカメラワークの
制御モデルを“M3”とし、それぞれ、追尾制御方法に
関する制御形態W1,画面内の被写体位置に関する制御
形態W2,及び視野の大きさ(ズーム調整量)関する制
御形態W2における各制御モードの制御パラメータが制
御モデル毎に設定されている。例えば、追尾の制御方法
に関する制御形態W1の制御モードとしては、センサカ
メラの出力、すなわち被写体の3次元位置の計測情報に
基づいて追尾する制御モードC1(1),被写体の移動
コースのモデル式に基づいて追尾する制御モードC1
(2),及び両者を組合わせた情報に基づいて追尾する
制御モードC1(3)等があり、図6の例では、制御形
態W1における制御モデルM1の制御パラメータとして
は上記の制御モードC1(2)の制御パラメータ(助走
路のモデル式)が設定されている。
【0025】これらの制御モデルM1〜M3の切替え
は、図7に示すように、各制御モデルM1〜M3に対応
して予め設定されている切替条件a1〜a3に従って行
われる。例えば、領域2bと領域2cは、ジャンプの飛
距離によって着地地点が変動するため、被写体1の最下
端の3次元位置と被写体直下のスロープ表面位置との距
離を示す関数f(x,y,z)によって制御モデルを切
替えるようになっている。すなわち、この場合には、撮
影中の状況の変化(被写体の移動軌跡の変化)に応じて
撮影空間領域が変動し、それに応じてカメラワークの制
御モードを自動的に切替えるようにしている。
【0026】ここで、上記の制御モデルを例として、デ
ータ解析装置500内のカメラワーク制御部530にお
ける制御モードの切替制御の第1の動作例を、図8のフ
ローチャートに従って説明する。なお、計測情報の信頼
度が低下したときのカメラワークの制御モードの切替制
御については後述し、ここでは、通常時のカメラワーク
の制御について説明する。
【0027】自動追尾の動作は、遠隔制御等による外部
からのスタート信号、或いは、ジャンプの助走スタート
時点で自動的に発生するスタート信号により開始され
る。このスタート信号はシャッタタイミング信号であ
り、シャッタタイミング信号の入力により、カメラワー
ク制御部530では、先ず、制御モデルを“M1”とす
る(ステップS1)。そして、制御モデルM1の制御パ
ラメータに従って、助走路に沿って追尾するように撮影
用カメラ200を駆動制御する。
【0028】すなわち、制御モデルM1の場合にはセン
サカメラの出力は用いず、予め登録されているスタート
地点の位置に撮影用カメラ200を向けて被写体である
選手を捕らえておく。そして、スタート信号の入力を境
にセンサカメラの出力を用い、被写体1の3次元位置情
報及び助走路の道筋を示すモデル式(例えば3次元座標
と時間から成るモデル式)に基づいて撮影用カメラ20
0のパン,チルト操作を制御する。その際、撮影用カメ
ラ200の画面内の被写体位置が画面中央に位置し、か
つ視野の大きさが基準値(一定値)L1となるようにズ
ーム操作を制御する。そして、図7中の制御モデルM1
の切替条件a1を満足する期間、すなわち、x,y,z
座標系で表わした被写体1の3次元位置から助走路上の
被写体位置をg(x,y,z)として求め、被写体1が
領域2aと領域2bとの境界面tよりスタート地点側の
空間に位置(g(x,y,z)<t)する期間は、制御
モデルM1の制御パラメータに従ってカメラワークを制
御する(ステップS2,S3)。
【0029】そして、ステップS2において、制御モデ
ルM1の切替条件a1を満足しないのであれば、制御モ
デルを“M2”に切替え(ステップS4)、制御モデル
M2の制御パラメータに従ってカメラワークを制御す
る。制御モデルM2では、図6中の制御モデルM2の制
御パラメータに示すように、センサカメラの出力、すな
わち、センサカメラの撮影画像により被写体1を認識
し、その3次元位置の計測情報に基づいて被写体1の自
動追尾を制御する。その際、撮影用カメラ200の画面
内の被写体位置が、画面中央を基準として被写体1の速
度のk倍遅れた位置に位置し、かつ視野の大きさが基準
値(一定値)L2となるようにズーム操作を制御する。
この制御は、切替条件a2を満足する期間、すなわち、
被写体1の3次元位置が被写体直下のスロープ表面位置
より上部に位置(g(x,y,z)>tかつf(x,
y,z)>0)する期間(ジャンプ中の期間)、継続さ
れる(ステップS5,S6)。
【0030】そして、ステップS5において、制御モデ
ルM2の切替条件a2を満足しないのであれば、制御モ
デルを“M3”に切替え(ステップS7)、制御モデル
M3のパラメータに従ってカメラワークを制御する。制
御モードM3では、図6中の制御モデルM3の制御パラ
メータに示すように、センサカメラの出力、及びスロー
プに沿って、すなわち、被写体の3次元位置の計測情報
PD及び被写体移動コースのモデル式に基づいて被写体
1の自動追尾を制御するとともに、視野の大きさが徐々
に大きくなるようにズーム操作を制御する。この制御
は、切替条件a3を満足する期間、すなわち、被写体1
の3次元位置がスロープ表面近傍に位置し、領域2cの
スロープ終了地点の面(垂直の平面)t0まで(f
(x,y,z)≦0かつt<g(x,y,z)<t0)
の期間(着地滑走中の期間)、継続される(ステップS
8,S9)。そして、ステップS8において、制御モデ
ルM3の切替条件a3を満足しないのであれば、切替制
御の動作を終了する。その後、例えば所定時間経過後、
センサカメラの出力を用いずに初期動作位置(スタート
地点)に撮影用カメラ200を向けて待機状態とし、ス
タート信号の入力により上記動作を繰り返す。
【0031】次に、計測情報の信頼度が低下したときの
カメラワークの制御について説明する。図9(A)及び
(B)は、上記のスキーのジャンプ競技を撮影する場合
の制御パラメータの第2の具体例を示している。この制
御パラメータは、計測情報の信頼度が低下したときに用
いる制御パラメータの例を示しており、同図(B)に示
すように、自動追尾の制御形態W1は、C1(1)〜C
1(7)に示すように、移動コースのモデル式に基づい
て自動追尾の制御を行なう制御モード,動きの予測情報
に基づいて自動追尾の制御を行なう制御モード,撮影用
カメラの画像から被写体位置を求めて自動追尾の制御を
行なう制御モード等、複数の制御モードがある。例え
ば、同図(B)に示すように、制御モデルM1では、信
頼度が低下した場合にはC1(1)の制御モードからC
1(5)の制御モードに切替わり、移動コースのモデル
式、及びその時点(低下する直前)の被写体の位置の計
測情報,移動コースでの経過時間に基づいて被写体の動
きを予測し、自動追尾を制御するようになっている。ま
た、画面内の被写体位置の制御形態W2は、例えばC2
(1)の制御モードから他の制御モードに切替わり、
さらに、ズーミングワークの制御形態W3は、例えばC
3(1)の制御モードから他の制御モードに切替わるよ
うになっている。
【0032】次に、図3のブロック図を参照して、計測
情報の信頼度が低下したときの制御モードの切替制御の
動作例を図10のフローチャートに従って説明する。な
お、各制御形態での制御モードの切替えは切替条件に従
って行われるが、個々の説明は省略し、ここでは、シス
テム全体の制御モードの切替制御の動作例について説明
する。
【0033】3次元位置計測装置300では、センサカ
メラ100の入力VD1a及び/又は入力VD1bがあ
るか否かを判定し(ステップS11)、ある場合にはセ
ンサカメラ100の入力映像に基づいて被写体の認識,
3次元座標の計測を行なう(ステップS12)。一方、
センサカメラ100の入力VD1a及びVD1bがない
場合には、ステップS13に移行する。ステップS13
では、例えば、センサカメラ100の入力がある場合に
は被写体の面積情報を信頼度情報とし、入力がない場合
には、センサカメラの障害を示す情報を信頼度情報と
し、計測情報PDを出力する(ステップS13)。
【0034】3次元位置計測装置300からの計測情報
PDを受けたデータ解析装置500では、計測情報PD
に含まれる信頼度情報に基づいて被写体認識度等の信頼
度を算出する(ステップS21,S22)。そして、信
頼度と閾値とを比較し(ステップS23)、信頼度が閾
値以上、すなわち計測情報の信頼度が高いと判断した場
合は、制御モードを通常モードNとし(S24)、被写
体の3次元座標の計測値に基づいてカメラワークを制御
する(ステップS25)。一方、ステップS23におい
て信頼度が閾値未満であれば、ステップS26に移行
し、信頼度の低下期間を計数する。そして、信頼度の低
下期間(例えば、連続して信頼度が低下した期間、不連
続な低下期間部の和)と設定値Tとを比較し(ステップ
S26)、設定値Tを越えていれば、モデル式があるか
否かをチェックし(ステップS27)、モデル式がある
場合には制御モードを自動モードA1とし、モデル式に
基づいてカメラワークを制御する(ステップS28,S
29)。一方、ステップS26において信頼度の低下期
間が設定値T以下の場合は、制御モードを自動モードA
2とし(ステップS30)、動きの予測情報に基づいて
カメラワークの制御を行なう。すなわち低下期間が短け
れば、その間は、それまでの計測値から被写体の動きを
予測して追尾する。また、ステップS27でモデル式が
ない場合も自動モードA2とし、信頼度が回復するまで
の間(信頼度が閾値以上となるまでの間)は、それまで
の計測値から被写体の動きを予測して追尾する(ステッ
プS31)。
【0035】そして、上記の動作を繰り返し、信頼度に
応じて当該制御モードを自動的に切替え、切替え後の制
御モードの制御パラメータに従って撮影用カメラのカメ
ラワークを制御する動作を継続する。なお、低下期間が
設定値Tを越えている場合、撮影用カメラの画像に基づ
いて被写体を追尾する制御モードに切替えるようにして
も良い。この場合、システムの主要部をハードウェア回
路で構成する場合は、後述の第2の実施例における構成
(制御系の全体構成)とすれば実現することができる。
【0036】次に、図2〜図4を参照してシステム全体
の動作例を説明する。図4において、センサカメラ10
1,102で撮影された映像信号はそれぞれ3次元位置
計測装置300に入力される。なお、センサカメラ10
1,102の計測範囲の切換制御の方法については後述
する。ここでは便宜上、センサカメラ101,102を
センサカメラ100として説明する。図3において、3
次元位置計測装置300内の被写体認識部310は、映
像信号VD1a(又はVD1b)をデジタル化した1フ
レーム分の2次元座標系の画像データから撮影対象の被
写体1を認識する。被写体1の認識は、例えば画像デー
タの各画素の色度と、被写体認識データとして予め設定
されている複数色のそれぞれの閾値(色度の範囲:下限
の閾値〜上限の閾値)とを比較し、閾値内を“1”,範
囲外を“0”として画素単位に2値化する。その際、2
次元座標系(X,Y座標系)にて連続する当該色の画素
を抽出して計数し、計数値を面積Sとする。そして当該
色の部分が複数存在する場合には、例えば、面積Sの最
も大きい部分を撮影対象の被写体1と認識する。但し、
設定されている色で被写体1を必ず特定できるような撮
影条件では大きさによる認識処理は必要ないため、色だ
けで認識すれば良い。被写体認識部310は、算出した
被写体1の面積Sを信頼度情報作成部330へ送出す
る。ここで、被写体認識部310では、センサカメラ1
00の入力VD1a及びVD1bがない場合には、セン
サカメラの障害を示す情報を信頼度情報作成部330へ
送出する。
【0037】3次元座標計測部320では、被写体認識
部310で求めた面積Sから、抽出部分の重心位置を演
算して被写体1の中心位置C(x,y)とする。この中
心位置は、2台のセンサカメラ100の画像データVD
1a,VD1bからそれぞれ演算する。続いて、算出し
た2つの中心位置C1(x,y),C2(x,y)と、
センサカメラ100及び撮影用カメラ200の位置情報
とから、被写体1の3次元空間内の位置(撮影用カメラ
200の視点を原点とした被写体1の3次元座標)を三
角測量の原理で算出し、算出した3次元位置情報C
(x,y,z)を信頼度作成情報部330へ送出する。
なお、3次元座標計測部320では、一方のセンサカメ
ラ100からの入力(VD1a又はVD1b)がない場
合は、1台のセンサカメラ100の映像により3次元座
標を算出する手法に切替えて計測する。
【0038】信頼度情報作成部330では、被写体1の
大きさを示す情報(上記の面積S)を信頼度情報として
計測情報(3次元位置情報)に付加し、計測情報PDと
して出力する。一方、被写体認識部310からセンサカ
メラの障害を示す情報を受けた場合には、信頼度情報作
成部330は、センサカメラの障害情報を信頼度情報と
し、計測情報(3次元位置情報は計測不能のため信頼度
情報のみ)PDを出力する。この計測情報PDは、デー
タ解析装置500内の動き解析部510及び信頼度算出
部525に入力される。
【0039】信頼度算出部525は、計測情報PDに含
まれる信頼度情報に基づいて3次元座標の計測情報の信
頼度を算出する。例えば、センサカメラの障害(計測不
能)であれば信頼度を“0”とし、被写体の面積が基準
面積以下であれば、その割合に応じて信頼度を決定す
る。また、被写体を認識する際の認識度(色の場合は許
容範囲等)に応じて信頼度を決定するようにしても良
い。信頼度算出部525では、算出した信頼度をカメラ
ワーク制御部530に送出する(切替制御テーブル(図
示せず)に書込む)。
【0040】動き解析部510では、3次元位置計測装
置300からの計測情報PDにより被写体1の動きを解
析し、解析情報を動き予測部520に送出する。例え
ば、今回の計測情報PDtn(3次元座標情報)と前回
の計測情報PDt(n−1)により、前回の計測時点を
起点とする動きベクトルを求め、求めた動きベクトルの
情報(時刻,方位角,距離,速度等)を解析情報として
送出する。動き予測部520では、動き解析部510か
らの解析情報に基づいて被写体1の次の瞬間の動きを予
測する。
【0041】ここで、被写体の次の瞬間の動き予測する
方法について第1及び第2の例を示して説明する。な
お、計測間隔と動きベクトルの解析間隔とは必ずしも等
しくないが、ここでは、等しいものする。先ず、第1の
例として、直近の2つの計測情報PDtn,PDt(n
−1)を基に予測する方法について説明する。図11
(A)に示すように、被写体の前回(t1時点)の計測
位置がP1(x,y,z)で、今回(t2時点)の計測
位置がP2(x,y,z)とした場合、P1(x,y,
z)とP2(x,y,z)から方位と速度Vとを求め
(本例では動き解析部510にて算出)、同一方向に同
一速度で動くものと予測して、P2→FPの動きベクト
ルを求める。ここで、FP(x,y,z)は、t2−t
1時間経過したt3時点での次の移動位置である。
【0042】続いて、第2の例として、直近の3つの計
測情報PDtn,PDt(n−1),PDt(n−2)
を基に予測する方法について説明する。図11(B)に
示すように、被写体の前前回(t1時点)の計測位置が
P1(x,y,z),前回(t2時点)の計測位置がP
2(x,y,z),今回(t3時点)の計測位置がP3
(x,y,z)であったとする。この場合、各時点t1
〜t3の座標から動きベクトルP1→P2,P2→P3
を求める。そして、求めた2つの動きベクトルからP3
→FPの動きベクトルを求める。この方法では、方位角
の変化及び加速度を考慮して予測することになる。計測
間隔が極めて短い場合には前者の方法で充分である。な
お、予測に用いる計測情報の量を多くして更に先の動き
を予測するようにしても良い。また、予測情報を計測情
報に置換える制御モードを設け、永続的な予測を行なう
ようにしても良い。以上のようにして求めた被写体の動
きの予測情報は、カメラワーク制御部530に入力され
る。
【0043】カメラワーク制御部530では、画面内の
被写体位置情報動き予測部520からの予測情報(被写
体速度V等)、速度補正量検出部540からの速度補正
情報(補正速度ΔV)に基づいて、撮影用カメラ200
の方向,移動量及び移動速度を決定する。その際、信頼
度算出部525で求めた信頼度や、被写体の3次元座標
位置や速度等の切替条件に従ってカメラワークの制御モ
ードを自動的に切替え、当該制御モードの制御パラメー
タに従ってズーム操作等のカメラワークを決定する。そ
して、パン,チルトの速度指令(V+ΔV)を生成する
と共に、撮影用カメラ200のズーム,フォーカス,ア
イリスを調整するための速度指令を生成し、駆動制御デ
ータVcomとして出力し、駆動制御部400を介して
撮影用カメラ200を駆動制御する。
【0044】以上のように、対象の3次元座標位置や対
象の速度等により制御モードをダイナミックに切替え、
当該制御モードの制御パラメータに従ってカメラワーク
を制御することで、撮影中の状況の変化等に応じた最適
なカメラワークによる撮影を可能としている。そして、
天候等により被写体が検出できない事態やセンサカメラ
の故障等の事態が生じた場合においても、計測情報の信
頼度により制御モードをダイナミックに切替え、モデル
式等により被写体の動きを予測して追尾制御を行なうこ
とで、無人での自動追尾による撮影を継続できるように
している。また、被写体の次の瞬間の動きを予測して次
の動作位置へと撮影用カメラ200の駆動制御を行なう
ことにより、従来の自動撮影システムに見られる映像の
動きのぎこちなさは解消されることになる。
【0045】また、撮影用カメラ200を複数設置し、
撮影用カメラ200を切り換えながら撮影する構成とし
た場合、被写体の動きの予測情報を利用することによ
り、各視野領域の境界をまたがって移動する被写体を連
続的に追尾して撮影することが可能となる。また、計測
範囲を分割して各センサカメラ100を配置する構成で
は、3次元位置計測装置300で被写体の動きを予測
し、計測範囲を切り換えながら計測処理を行なうこと
で、計測範囲をまたがって移動する被写体の計測を連続
的に行なうことができる。さらに、従来のシステムと比
較して被写体位置の計測間隔を大きくとることができる
ので、情報処理量が減り、制御系の処理負荷が軽減され
る。
【0046】
【実施例】以下に、データ解析装置500内の速度補正
量検出部540の構成例の第1及び第2の実施例を、制
御系の全体構成図を用いて説明する。なお、図12及び
図13の構成例では、図3のデータ解析装置500内の
動き解析部510及び動き予測部520の機能を3次元
位置計測装置300側に備えた場合の構成を例としてい
る。また、データ解析装置500内のカメラワーク分析
/制御機能を有する速度補正量検出部540とカメラワ
ーク制御部530とは、一体的なデータ処理構成である
ため、図12及び図13の回路構成例では両者をカメラ
ワーク分析/制御部550として新たに符号を付してい
る。
【0047】図12は、本発明における制御系の構成の
第1の実施例を示すブロック図であり、本発明に係わる
主要部の回路構成を示している。第1の実施例では、カ
メラ角度/画角検出センサ230,231からの検出情
報SD及び3次元位置計測装置300からの計測情報P
Dに基づいて、撮影方向の速度補正量ΔVを検出する方
式としている。カメラワーク分析/制御部550では、
図14に示すように、撮影用カメラ200の視点Peを
原点としたときの視座標系(xe,ye,ze)におけ
る方位角(φ,ψ)及び画角θを、それぞれ方位角検出
センサ230と画角検出センサ231からの検出情報S
Dにより検出する。カメラワーク分析/制御部550内
の演算回路557では、検出情報を座標変換回路554
に送出すると共に、現在の撮影用カメラ200の視線で
の視野スクリーン内(=撮影画面内)における被写体1
のサイズS,及び被写体最適位置までのズレ量Δlを演
算してマイコン551に送出する。
【0048】座標変換回路554では、3次元位置計測
装置300からの計測情報PDを入力し、3次元座標系
での被写体の位置(x,y,z)を2次元座標系での被
写体の位置(x,y)に変換して動きベクトル検出回路
552に送出する。動きベクトル検出回路552では、
座標変換回路554からの被写体の(x,y)座標か
ら、被写体の現在の動きベクトル(位置(x,y),速
度Vs,方向a)を検出してマイコン551に送出す
る。マイコン551では、動きベクトル検出回路552
及び演算回路557からの検出情報を受け、被写体最適
位置までのズレ量Δl/画角補正量Δθを演算回路55
3を介してROMテーブル13に書込むと共に、被写体
1の速度Vs等の情報をROMテーブル13に書込む。
ROMテーブル13には、画面内の目標位置まで方位角
(パン,チルト角度偏差)の大きさ等に応じた速度補正
量ΔVが予め設定されており、知的制御信号発生器55
8では、3次元位置計測装置300からの被写体の速度
V(図14中の予測した動きベクトルでの被写体速度)
を、ROMテーブル13から読み出した速度補正量ΔV
により補正して速度指令Vcomを出力し、撮影用カメ
ラ200の駆動制御を行なう。
【0049】図13は、本発明における制御系の構成の
第2の実施例を示すブロック図であり、第2の実施例で
は、撮影用カメラ200からの撮影画像VD2に基づい
て上記の速度補正量ΔVを検出する方式としており、第
1の実施例での方式と比較すると、撮影用カメラ200
の画面内に被写体が存在することが前提となる点,及び
画像処理の負荷が増加する点で難点があるが、カメラ角
度/画角検出センサ230,231が必要ない点,及び
3次元/2次元座標変換が必要ない点で利点がある。
【0050】以下、図15を参照して図13のカメラワ
ーク分析/制御部550の動作例を説明する。カメラワ
ーク分析/制御部550内の被写体抽出回路555で
は、撮影用カメラ200からの撮影画像VD2から被写
体部分を抽出し、画面内の被写体のサイズ(面積を示す
計数値)Sを求めてマイコン551に送出すると共に、
画面内での被写体の位置(x,y)を求めて動きベクト
ル検出回路552及び位置比較器556に送出する。動
きベクトル検出回路552では、被写体の現在の動きベ
クトル(位置(x,y),速度Vs,方向a)を検出し
てマイコン551に送出する。一方、位置比較器556
では、画面内での被写体の現在位置(x,y)と、RO
Mテーブル12から読み出した画面内での被写体の最適
位置(x,y)とを比較し、画面内でのズレ量Δl
をマイコン551に送出する。本例では、この画角の補
正量Δθについては、マイコン551でROMテーブル
12に書込んだ被写体サイズSとROMテーブル12内
に設定されている基準サイズとを位置比較器556で比
較して求めるようにしている。なお、その他の動作は第
1の実施例と同様であるため、説明を省略する。
【0051】なお、上述した実施の形態においては、被
写体の動きの解析機能をデータ解析装置500に設ける
場合を例として説明したが、実施例のように3次元位置
計測装置300側に設ける構成としても良い。また、無
人撮影の場合を例として説明したが、当然のことなが
ら、遠隔操作によりカメラマンが撮影用カメラ200を
操作することも可能であり、その場合には操作情報の入
力が優先処理される。また、制御モデルは、対象となる
撮影空間領域の分割領域部に対応して設定されている場
合を例として説明したが、時間帯に対応して複数の制御
モデルを設定しておき、現在の時間に応じて制御モード
を自動的に切替え、当該時間帯に対応する制御モデルの
パラメータに従って撮影用カメラのカメラワークを制御
するようにしても良い。
【0052】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の自動撮
影カメラシステムによれば、センサカメラの広角画像か
ら撮影対象の被写体を認識してその3次元位置を逐次計
測し、計測情報から解析した被写体の動きに応じて撮影
用カメラを駆動制御するようにしているので、広範囲の
3次元空間内を移動する対象を自動追尾して無人で撮影
することができる。そのため、カメラマンが撮影できな
いような位置(例えば、木の上,コンサート会場のハイ
ポジション,災害現場等)からでも、迫力のある映像を
自動的に撮影することができるようになり、一流カメラ
マンを越えるカメラワークを実現することができる。ま
た、計測情報の信頼度により制御モードをダイナミック
に切替え、モデル式等により被写体の動きを予測して追
尾制御を行なうことで、天候の悪化やセンサカメラの故
障等により自動追尾の対象を検出できない事態が生じた
場合においても、無人での自動追尾による撮影を継続し
て行なうことができる。また、被写体の次の瞬間の動き
を予測して撮影用カメラを駆動制御するようにしている
ので、撮影映像内の被写体の不自然な動きを無くすこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動撮影カメラシステムの概略の構成
例を示すブロック図である。
【図2】図1の撮影用カメラ200と駆動制御部400
の構成例を示すブロック図である。
【図3】図1の3次元位置計測装置300とデータ解析
装置500の構成例を示すブロック図である。
【図4】本発明に用いるセンサカメラと撮影用カメラの
配置構成の一例を示す図である。
【図5】本発明におけるカメラワークの制御モードの切
替方法を説明するための図であれる。
【図6】本発明に用いる制御パラメータの第1の具体例
を示す図である。
【図7】本発明おける制御モデルの切替え方法の一例を
説明するための図である。
【図8】本発明における切替え制御の第1の動作例を説
明するためのフローチャートである。
【図9】本発明に用いる制御パラメータの第2の具体例
を示す図である。
【図10】本発明における切替え制御の第2の動作例を
説明するためのフローチャートである。
【図11】本発明における被写体の動きの予測方法の具
体例を説明するための図である。
【図12】本発明における制御系のハードウェア構成の
第1の実施例を示すブロック図である。
【図13】本発明における制御系のハードウェア構成の
第2の実施例を示すブロック図である。
【図14】図12のカメラワーク分析/制御部550の
動作例を説明するための図である。
【図15】図13のカメラワーク分析/制御部550の
動作例を説明するための図である。
【図16】従来のカメラシステムにおける被写体の自動
追尾の方法の例を説明するための図である。
【図17】従来のカメラシステムにおける被写体の自動
追尾の方法の例を説明するための図である。
【符号の説明】
1 被写体 100 センサカメラ 200 撮影用カメラ 210 駆動機構部(雲台) 211 パン軸 212 チルト軸 213,214,215 撮影用カメラ制御モータ 220 撮像部 300 3次元位置計測装置 310 被写体認識部 320 3次元座標計測部 330 信頼度情報作成部 400 駆動制御部 401 データベース 410 制御CPU 420 モータドライバ 500 データ解析装置 510 動き解析部 520 動き予測部 525 信頼度算出部 530 カメラワーク制御部 540 速度補正量検出部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年6月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図4】
【図6】
【図7】
【図14】
【図3】
【図5】
【図8】
【図15】
【図16】
【図9】
【図11】
【図17】
【図10】
【図12】
【図13】
フロントページの続き (72)発明者 阿部 一雄 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内 (72)発明者 石川 秋男 東京都世田谷区砧1丁目10番11号 日本放 送協会放送技術研究所内 (72)発明者 桑島 茂純 東京都大田区北千束3丁目26番12号 株式 会社応用計測研究所内 (72)発明者 鈴木 尊人 東京都大田区北千束3丁目26番12号 株式 会社応用計測研究所内 (72)発明者 中村 亨 東京都大田区北千束3丁目26番12号 株式 会社応用計測研究所内 (72)発明者 桑原 裕之 東京都大田区北千束3丁目26番12号 株式 会社応用計測研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ操作者の視野に相当する広角画像
    を撮影するセンサカメラと;外部からの制御信号により
    撮影方向を含むカメラ操作の制御が可能な撮影用カメラ
    と;前記センサカメラで撮影された広角画像内の静止体
    又は移動体の中から撮影対象の被写体を認識し、該被写
    体の3次元空間内の現在位置を逐次計測すると共に、当
    該計測情報の信頼度を示す信頼度情報を作成して前記計
    測情報と共に送出する3次元位置計測部と;前記3次元
    位置計測部からの計測情報に基づいて前記被写体の3次
    元空間内の動きを解析する動き解析部と;前記3次元位
    置計測部からの信頼度情報に基づいて当該計測情報の信
    頼度を算出する信頼度算出部と;前記撮影用カメラのカ
    メラワークの形態毎に制御モードを複数持ち、前記信頼
    度算出部で算出した信頼度に応じて当該制御モードを自
    動的に切替え、切替え後の制御モードの制御パラメータ
    に従って前記撮影用カメラのカメラワークを制御するカ
    メラワーク制御部とを備えたことを特徴とする自動撮影
    カメラシステム。
  2. 【請求項2】 前記形態が自動追尾の制御形態を含み、
    前記信頼度が閾値を越えていない場合には、前記動き解
    析部で解析した被写体の動きに応じて自動追尾を制御す
    る前記自動追尾の制御形態の第1の制御モードで制御
    し、前記信頼度が閾値を越えている場合には、現時点ま
    での複数の計測情報から求めた前記被写体の動きの予測
    情報に基づいて自動追尾を制御する前記自動追尾の制御
    形態の第2の制御モードに切替え、前記信頼度が閾値以
    下となるまで前記第2の制御モードによって制御するよ
    うになっている請求項1に記載の自動撮影カメラシステ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記形態が自動追尾の制御形態を含み、
    前記信頼度が閾値を越えている期間が許容期間を越えた
    場合、現在の制御モードを前記被写体の動きのモデル式
    に基づいて自動追尾を制御する前記自動追尾の制御形態
    の第3の制御モードに切替え、前記信頼度が閾値以下と
    なるまで前記第3の制御モードによって制御するように
    なっている請求項1又は2に記載の自動撮影カメラシス
    テム。
  4. 【請求項4】 前記形態が撮影用カメラの視野の制御形
    態を含み、前記信頼度が閾値を越えている場合には、前
    記撮影用カメラの視野を許容値まで拡大する前記視野の
    制御形態の第1の制御モードに切替え、前記信頼度が閾
    値以下となるまで前記視野の制御形態の第1の制御モー
    ドによって制御するようになっている請求項1乃至3の
    いずれか一項に記載の自動撮影カメラシステム。
  5. 【請求項5】 前記3次元位置計測部からの信頼度情報
    が、前記センサカメラの障害を示す第1の情報及び前記
    認識した被写体の大きさを示す第2の情報のうち少なく
    とも1つの情報を含む請求項1乃至4のいずれか一項に
    記載の自動撮影カメラシステム。
  6. 【請求項6】 前記撮影対象の3次元空間内の現在位置
    を2つのセンサカメラを用いて計測する構成の場合、前
    記3次元位置計測部は、いずれか一方のセンサカメラの
    障害を検出した時点から前記障害の回復を検出する時点
    までは前記現在位置の他方のセンサカメラからの広角画
    像に基づいて計測するようになっている請求項1乃至5
    のいずれか一項に記載の自動撮影カメラシステム。
  7. 【請求項7】 前記信頼度が閾値を越えている場合或い
    は前記計測情報の入力が無い場合で且つ前記撮影用カメ
    ラの視野内の前記被写体が含まれるときには前記撮影用
    カメラの撮影画像内の静止体又は移動体の中から前記撮
    影対象の被写体を認識し、該被写体の画面内の現在位置
    を計測した計測情報を前記3次元位置計測部からの計測
    情報とする計測情報作成部を備えた請求項1に記載の自
    動撮影カメラシステム。
JP15313396A 1996-05-24 1996-05-24 自動撮影カメラシステム Expired - Fee Related JP3549332B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15313396A JP3549332B2 (ja) 1996-05-24 1996-05-24 自動撮影カメラシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15313396A JP3549332B2 (ja) 1996-05-24 1996-05-24 自動撮影カメラシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09322048A true JPH09322048A (ja) 1997-12-12
JP3549332B2 JP3549332B2 (ja) 2004-08-04

Family

ID=15555726

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15313396A Expired - Fee Related JP3549332B2 (ja) 1996-05-24 1996-05-24 自動撮影カメラシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3549332B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7301569B2 (en) 2001-09-28 2007-11-27 Fujifilm Corporation Image identifying apparatus and method, order processing apparatus, and photographing system and method
JP2012104021A (ja) * 2010-11-12 2012-05-31 Konami Digital Entertainment Co Ltd 画像処理装置、画像処理プログラム、及び画像処理方法
CN106506956A (zh) * 2016-11-17 2017-03-15 歌尔股份有限公司 基于无人机的跟踪拍摄方法、跟踪拍摄装置及系统
CN109447597A (zh) * 2018-12-27 2019-03-08 深圳市沃特沃德股份有限公司 多人共同进行考勤的方法、装置及人脸识别系统
WO2020014909A1 (zh) * 2018-07-18 2020-01-23 深圳市大疆创新科技有限公司 拍摄方法、装置和无人机
WO2021132229A1 (ja) 2019-12-25 2021-07-01 京セラ株式会社 情報処理装置、センシング装置、移動体、情報処理方法、及び、情報処理システム

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7301569B2 (en) 2001-09-28 2007-11-27 Fujifilm Corporation Image identifying apparatus and method, order processing apparatus, and photographing system and method
JP2012104021A (ja) * 2010-11-12 2012-05-31 Konami Digital Entertainment Co Ltd 画像処理装置、画像処理プログラム、及び画像処理方法
CN106506956A (zh) * 2016-11-17 2017-03-15 歌尔股份有限公司 基于无人机的跟踪拍摄方法、跟踪拍摄装置及系统
WO2020014909A1 (zh) * 2018-07-18 2020-01-23 深圳市大疆创新科技有限公司 拍摄方法、装置和无人机
CN109447597A (zh) * 2018-12-27 2019-03-08 深圳市沃特沃德股份有限公司 多人共同进行考勤的方法、装置及人脸识别系统
CN109447597B (zh) * 2018-12-27 2022-04-12 深圳市沃特沃德信息有限公司 多人共同进行考勤的方法、装置及人脸识别系统
WO2021132229A1 (ja) 2019-12-25 2021-07-01 京セラ株式会社 情報処理装置、センシング装置、移動体、情報処理方法、及び、情報処理システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP3549332B2 (ja) 2004-08-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4699040B2 (ja) 自動追尾制御装置及び自動追尾制御方法、並びにプログラム、自動追尾システム
JP4451122B2 (ja) ビデオ追跡システム及び方法
US7548269B2 (en) System for autofocusing a moving object
US20050264679A1 (en) Autofocus system
JP5809538B2 (ja) 自動追尾カメラシステム
JP2006229321A (ja) 自動追尾撮像装置及び自動追尾撮像方法、並びにプログラム
WO2007088856A1 (ja) 自動追尾装置及び自動追尾方法
US20020051057A1 (en) Following device
KR20190013759A (ko) 연산 처리 장치 및 연산 처리 방법
JP3693130B2 (ja) 制御装置
JP2004279111A (ja) 計測システム
JP2001358984A (ja) 動画像処理カメラ
EP1286196B1 (en) Lens driving method for imaging device, imaging device and camera system
JP3615868B2 (ja) 自動撮影カメラシステム
JP4293236B2 (ja) 撮像装置及び撮像方法
JP3615867B2 (ja) 自動撮影カメラシステム
JP5858741B2 (ja) 自動追尾カメラシステム
JP3549332B2 (ja) 自動撮影カメラシステム
JPH10294890A (ja) 自動/手動撮影カメラシステム
JPH09322053A (ja) 自動撮影カメラシステムにおける被写体の撮影方法。
US20030020824A1 (en) Camera apparatus
JP4189534B2 (ja) 自動追尾装置
US11265478B2 (en) Tracking apparatus and control method thereof, image capturing apparatus, and storage medium
JP3393969B2 (ja) 自動撮影カメラシステムにおける被写体の認識方法および装置
JP2002135766A (ja) 自動追尾装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040406

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040420

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090430

Year of fee payment: 5

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090430

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100430

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110430

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120430

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120430

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130430

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140430

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees