JP4293236B2 - 撮像装置及び撮像方法 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば監視装置用のビデオカメラに適用して好適な撮像装置及びその装置に適用される撮像方法に関し、特に、撮像される画像中の動体に追随して撮像を行う技術に関する。
従来、監視装置として使用されるビデオカメラ(監視カメラ)には、撮像して得た画像内の各部を画像認識して、その画像認識した結果から、車両などの動く物体を検出したり、或いは、侵入者などの人物を検出するなどの処理を行うものがある。これらの動く物体を検出した結果のデータは、例えば画像データに付随したデータとして出力させる。この監視装置から出力される画像データを表示させて監視を行うモニタ側では、例えば、動く物体の検出データを使用して、侵入者ありと警告表示を行うことが行われている。あるいは、動く物体がある場合に、そのときの画像データを記録装置で記録するようなことが行われている。
一方、監視カメラが装着する撮影用のレンズとして、ズームレンズを備えた構成としたものがある。ズームレンズを装着してあることで、撮像される画角を調整することができ、例えば、モニタで表示される特定の場所の画像を監視しながら、監視者の操作で、その監視画像中の特定箇所をズームアップするような処理が可能となり、より効果的な監視が行える。さらに、監視カメラとして、パン・チルタと称される可動機構を介して設置させるようにしたものがある。このパン・チルタを使用することで、監視カメラの水平方向の回転駆動と、仰角方向の駆動が行え、監視する方向の調整が可能である。このパン・チルタによる監視カメラの駆動についても、例えばモニタで表示された画像を監視する監視者の操作で行うのが一般的である。
特許文献1には、従来の監視用のビデオカメラの構成例についての記載がある。
特開2006−245650号公報
ところで、監視用のビデオカメラを使用した監視を行う際には、監視者が操作を行うのではなく、監視装置が監視対象となる侵入者などを自動的に追尾できるようにすれば、監視者の負担が減り好ましい。ところが、例えば、単純に監視画像中の動きのある箇所にズームアップするようなことを行うと、その動きを検出した物体の動きが早いと、逆に撮像された画像の画角から、監視対象となる物体が外れてしまい、撮像画像で監視できない事態が発生してしまう。
同様に、パン・チルタを使用した撮像方向の調整についても、撮影画像の状態だけから簡単に調整することは困難である。従来行なわれているパン・チルタによる自動的な調整としては、例えば、決められた監視範囲内で、一定時間をかけてカメラの撮像方向を移動させるような、監視画像の状態とは無関係な動きを行うものが一般的であり、あまり高度な制御は行われていなかった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、撮像画像による自動的な監視が良好に行えるようにすることを目的とする。
本発明は、撮像される画角が可変可能なズームレンズを用いて撮像を行うと共に、撮像範囲を移動させる移動部に装着して撮像を行う場合において、撮像して得た画像信号から動体を検出するものに適用される。検出された動体の画角内での大きさを検出し、動体検出処理で検出された動体の単位時間当たりの動き量を示す動きベクトルを検出し、その動きベクトル検出処理で検出された動きベクトルを、基準値と比較する。そして、その比較結果に基づいて、ズームレンズの画角設定値を調整する。さらに、調整した画角で動体が収まるか判断し、収まらない場合に移動部で撮像範囲を移動させる制御を行う。
このようにしたことで、動きベクトルに基づいて予測される動体の位置が適正か否か判断することになり、ズームレンズの画角調整が、動体の予測位置に基づいて適正に行われる。
本発明によると、ズームレンズの画角調整が、動体の予測位置に基づいて適正に行われ、動体の撮像を適正なサイズで自動的に行うことが可能になる。
以下、本発明の一実施の形態を、図1〜図5を参照して説明する。
図1は、本実施の形態に適用される撮像カメラの構成例を示した図である。本実施の形態においては、監視用に使用される監視用のビデオカメラ(監視カメラ)として構成してあり、例えば一定のフレーム周期で動画の撮像を連続して行う構成としてある。監視カメラ10は、パン・チルタ20に載置してあり、パン・チルタ20で監視カメラ10を水平方向(パン方向)に回転させることができると共に、仰角(チルト方向)についても監視カメラ10を回転させることができる構成としてある。パン・チルタ20での回転駆動は、監視カメラ10側かの指令などで行われる。
まず、監視カメラ10の構成について説明する。監視カメラ10は、画角調整が可能なズームレンズ11が装着してあり、そのズームレンズ11を介して得られた被写体の像光を、イメージャ12に入射させる。イメージャ12は、例えばCCD型撮像素子やMOS型撮像素子などが適用される。ズームレンズ11は、後述するズーム駆動部17による駆動で自動的に画角調整が行なわれるものであり、例えば比較的ズーム倍率が高いレンズ構成のものが使用される。イメージャ12では、受光した像光に基づいて撮像信号を出力する。出力された撮像信号は、撮像部13で規定された画像データ(映像データ)とする撮像信号処理を行う。
撮像部13が出力する画像データは、データ処理部14に供給する。データ処理部14では、画像データを伝送用の所定のフォーマットの画像データとするデータ処理を行う。また、画像データで示される画像中から、画像の内容を判別する画像解析処理などの、画像処理に関するデータ処理が、このデータ処理部14で実行される。本例では、データ処理部14で、画像データで示される画像中に動体が含まれているか否か判別処理を行うようにしてある。この動体判別時には、動体のサイズ(画素値でのサイズ)と、動体の動き状態を予測した動きベクトル値を検出するようにしてある。データ処理部14で処理された画像データは、出力部15から外部に出力される。
撮像部13での撮像用画像処理やデータ処理部14でのデータ処理は、制御部16の制御で実行される。制御部16は、例えばCPU(中央制御ユニット)などと称される演算処理ユニットとそれに付随するメモリなどで構成される。後述する動体検出に基づいた撮像状態の制御についても、制御部16の制御で実行される。
制御部16は、ズーム駆動部17の制御を行って撮像画角の制御を行う構成としてある。この撮像画角の制御は、例えば動体ベクトルの検出に基づいて行うようにしてある。その制御状態の詳細については、図2のフローチャートの説明の際に後述する。また、監視カメラ10からの画像を表示させるモニタ側からの指令を制御部16が受信して、その受信した指令によりズーム駆動部17の制御を行って撮像画角の調整ができるようにしてもよい。
また制御部16は、データ処理部14での画像の解析結果に基づいて、画像内容に関するデータであるメタデータを、メタデータ生成部18で生成させる構成としてある。例えば、画像中の動体の位置などのデータを、メタデータ生成部18で生成させる。その生成されたメタデータは、出力部15で画像データに付随するデータとして付加させ、その画像データとメタデータとを、監視を行うモニタ側(図示せず)に供給する。
パン・チルタ20の構成としては、制御部21を備え、その制御部21が監視カメラ10側の制御部16とデータ伝送可能としてある。監視カメラ10側の制御部16から制御部21には、動体の検出状態に基づいて、パン・チルタ20の駆動を制御する指令が伝送される。その制御指令の伝送状態については後述する。
制御部21に水平角を調整する指令が届くと、制御部21からパン駆動部22に対応した駆動指令を送り、水平方向に回転させるモータ23をパン駆動部22が駆動させる。また、制御部21に仰角を調整する指令が届くと、制御部21からチルト駆動部24に対応した駆動指令を送り、仰角方向に回転させるモータ25をチルト駆動部24が駆動させる。なお、図1の構成では、監視カメラ10からパン・チルタ20側に指令を送る構成だけを示してあるが、監視カメラ10からの画像を表示させるモニタ側からの指令についても、パン・チルタ20が受け付けて、その指令により水平方向の調整や仰角の調整についても可能としてある。
次に、図2のフローチャートを参照して、本例の監視カメラ10で行われる監視動作処理について説明する。まず、制御部16は、監視用の撮像を行っている最中に、データ処理部14に供給された画像データを使用して、動体を検知させる(ステップS11)。この処理で、撮像画像中に動体が検知されるか否か制御部16は判断し(ステップS12)、動体が検知されない場合には、ステップS11の動体検知処理を繰り返し実行させる。
ステップS12で動体ありと判断された場合には、制御部16は、その検出された動体の大きさと、動体の速度ベクトル(動きベクトル)を判定する(ステップS13)。動体の大きさは、撮像された画像中の縦及び横の画素数で示される大きさであり、例えばデータ処理部14内で動体を検知した際に該当する大きさのデータを生成させる。速度ベクトルは、単位時間当たりの動体の動き量と、その動く方向をベクトル化して示したもので、例えばデータ処理部14内で生成させる。速度ベクトルで示される単位時間としては、例えば1秒とする。ここで判定した速度ベクトルについても、画像内で動体が動く量を示したものである。速度ベクトルは、例えば過去の単位時間(例えば過去の1秒間)の動体の動き量と、動いた方向から、次の単位時間後(例えば1秒後)の動体の位置を予測して示すものである。なお、1秒後の動体の位置を予測した速度ベクトルを得る場合、例えば過去の0.1秒間の移動量を見て、その過去の0.1秒間の移動量を10倍して予測するようにしてもよい。
このようにして得られた速度ベクトルは、基準ベクトルとベクトルの大きさを比較する(ステップS14)。基準ベクトルは、制御部16内のメモリに予め設定されているものとする。そして、速度ベクトルと基準ベクトルと比較して(ステップS15)、その比較で速度ベクトルの方が基準ベクトルよりも大きいと判断された場合には、速度ベクトルと基準ベクトルとのサイズがほぼ等しくなるように、ズーム駆動部17に指令を送り、ズームレンズ11で設定される画角を示す角度の値が大きくなるように(即ち広角側になるように)ズームアウトさせる調整を行う(ステップS16)。
また、ステップS15での比較で、速度ベクトルの方が基準ベクトルよりも小さいと判断された場合には、速度ベクトルと基準ベクトルとのサイズがほぼ等しくなるように、ズーム駆動部17に指令を送り、ズームレンズ11で設定される画角を示す角度の値が小さくなるように(即ち望遠側になるように)ズームインさせる調整を行う(ステップS17)。
また、ステップS15での比較で、速度ベクトルのサイズが基準ベクトルのサイズとほぼ等しいと見なせる範囲内である場合には、ズームレンズ11で設定される画角をそのままとする。
その後、速度ベクトルで示される動体の単位時間後の予定位置が、撮像画像内であるか否か判断する(ステップS18)。この判断で、撮像画像内である限りは、そのままの状態で撮像を継続して行う。そして、ステップS18の判断で、単位時間後の動体の予定位置が、撮像画像からはみ出すと判断した場合には、制御部16からパン・チルタ20に指令を送り、速度ベクトルで示される方向に監視カメラ10を移動させる(ステップS19)。そして、ステップS11の動体検知処理に戻る。
図3〜図5は、このようにして撮像画像から動体(自動車)が検知された場合の処理例を示した図である。この例では、撮像画像として、水平方向にVxピクセル数の画素が存在し、垂直方向にVyピクセル数の画素が存在しているとする。また、基準速度ベクトルのサイズを、各図の右下に示してある。
ここでは、図3に示したように、ある撮影画角で横方向にOxピクセルで、縦方向にOyピクセルの動体が検知されたとする。このとき、この動体の中心座標位置Gx、Gyを判断し、その重心(中心)座標位置Gx、Gyから、単位時間後の動体の予測位置を示す速度ベクトルを得る。図3では、速度ベクトルとして、水平方向及び垂直方向の動き量Sx、Syで示してある。
この図3の例では、図の右下に示す基準速度ベクトルのサイズよりも大きいため、広角側になるように画角調整が行われて、基準速度ベクトルと速度ベクトルとがほぼ等しくなるようにズームレンズ11での画角調整が行われる。そのように画角調整が行われた上で、そのときに検知された動体に追尾するように、パン・チルタ20の駆動制御が行われる。
図4の例では、検出された速度ベクトルSxr、Syrが、基準速度ベクトルとほぼ等しい場合の例である。この場合には、ズームレンズ11での画角調整が行われず、そのままの画角で撮像が行われ、そのときに検知された動体に追尾するように、パン・チルタ20の駆動制御が行われる。
図5の例では、検出された速度ベクトルSx、Syが、基準速度ベクトルより小さい場合の例である。この図5の例では、図の右下に示す基準速度ベクトルのサイズよりも小さいため、望遠側になるように画角調整が行われて、基準速度ベクトルと速度ベクトルとがほぼ等しくなるようにズームレンズ11での画角調整が行われる。そのように画角調整が行われた上で、そのときに検知された動体に追尾するように、パン・チルタ20の駆動制御が行われる。
このようにして、ズームレンズ11での画角調整が適正に行われた上で動体に追尾するようになり、常に検知された動体を適正なサイズで撮像して、その動体に追尾した撮像が可能になる。ここで、動体のサイズとして、撮像される画素数で判断するので、常に動体がほぼ一定のサイズで撮像されるようになり、一定の解像度で撮像されて、良好な監視が行える。また、適正なサイズで撮像されることで、動体を追いかけて撮像することも良好に行え、良好な監視ができる。
なお、図2のフローチャートに示した処理では、動体の動きベクトル(速度ベクトル)と基準ベクトルとのサイズの比較だけに着目して処理を行うようにしたが、例えば撮像される画像中に、基準となる範囲(指定枠)を設定して、速度ベクトルで示される予測位置が、その範囲外になるか否か判断して、制御するようにしてもよい。
図6は、この場合の処理例を示したフローチャートである。まず、制御部16は、撮像される画像中に指定枠を設定する。この指定枠は、例えば図7に示すように、撮像される画像全体の範囲をある程度狭めた範囲として設定する。
その上で、監視用の撮像を行っている最中に、データ処理部14に供給された画像データを使用して、動体を検知させる(ステップS21)。この処理で、撮像画像中に動体が検知されるか否か制御部16は判断し(ステップS22)、動体が検知されない場合には、ステップS21の動体検知処理を繰り返し実行させる。
ステップS22で動体ありと判断された場合には、制御部16は、その検出された動体の大きさと、動体の速度ベクトル(動きベクトル)を判定する(ステップS23)。動体の大きさの定義と、速度ベクトルの定義については、図2のフローチャートで説明した処理と同じである。そして、検知された動体は、指定枠内か否か判断する(ステップS24)。ここで指定枠の外であると判断した場合には、制御部16からパン・チルタ20に指令を送り、動体の位置が指定枠内になるようにし(ステップS30)、ステップS21の処理に戻る。
ステップS24で指定枠内に動体が位置していると判断した場合には、速度ベクトルで示される単位時間後の予測動体位置と、指定枠とを比較する(ステップS25)。この比較の結果の判断を行い(ステップS26)、単位時間後の予測動体位置が、指定枠から外れると判断した場合には、ズーム駆動部17に指令を送り、ズームレンズ11で設定される画角を示す角度の値が大きくなるように(即ち広角側になるように)ズームアウトさせる調整を行う(ステップS27)。
ステップS26での判断で、速度ベクトルの大きさが、指定枠の大きさと比較して、非常に小さいと判断した場合には、ズーム駆動部17に指令を送り、ズームレンズ11で設定される画角を示す角度の値が小さくなるように(即ち望遠側になるように)ズームインさせる調整を行う(ステップS28)。
ステップS26での判断で、速度ベクトルで示される予想位置が、指定枠内であると判断された場合には、ズームレンズ11で設定される画角をそのままとする。
その後、速度ベクトルで示される動体の単位時間後の予定位置が、指定枠内であるか否か判断する(ステップS29)。この判断で、指定枠内である限りは、そのままの状態で撮像を継続して行う。そして、ステップS29の判断で、単位時間後の動体の予定位置が、撮像画像からはみ出すと判断した場合には、制御部16からパン・チルタ20に指令を送り、速度ベクトルで示される方向に監視カメラ10を移動させる(ステップS30)。そして、ステップS21の動体検知処理に戻る。
図7〜図10は、このようにして撮像画像から動体(自動車)が検知された場合の処理例を示した図である。この例では、撮像画像として、水平方向にVxピクセル数の画素が存在し、垂直方向にVyピクセル数の画素が存在しているとする。
ここでは、図7に示したように、ある撮影画角で横方向にOxピクセルで、縦方向にOyピクセルの動体が検知されたとする。このとき、この動体の中心座標位置Gx、Gyを判断し、その重心(中心)の座標位置Gx、Gyから、単位時間後の動体の予測位置を示す速度ベクトルSx、Syを得る。この図7の例では、その速度ベクトルで示される単位時間後の予想位置(重心位置)が、指定枠を超える場合の例である。このような例の場合には、広角側になるように画角調整が行われて、動体のサイズが適正なサイズとなるようにズームレンズ11での画角調整が行われる。そのように画角調整が行われた上で、そのときに検知された動体に追尾するように、パン・チルタ20の駆動制御が行われる。この図7の状態で、ズームレンズ11での画角調整をしない場合には、図8に示すように、動体が指定枠をはみ出してしまい好ましくないが、画角調整が行われることで、図8に示すような状態で撮像されることを効果的に防止できる。
図9の例では、検出された速度ベクトルSx′、Sy′で示される予測位置が、指定枠内に収まる場合の例である。この場合には、ズームレンズ11での画角調整が行われず、そのままの画角で撮像が行われ、そのときに検知された動体に追尾するように、パン・チルタ20の駆動制御が行われる。
図10の例では、検出された速度ベクトルSx、Syが、指定枠のサイズと比較して必要以上に小さい場合の例である。この図10の例では、速度ベクトルが指定枠のサイズと比較して非常に小さいため、望遠側になるように画角調整が行われて、適正なサイズとなるようにズームレンズ11での画角調整が行われる。そのように画角調整が行われた上で、そのときに検知された動体に追尾するように、パン・チルタ20の駆動制御が行われる。
このようにして、撮像される画像内に指定枠を設定して、その指定枠との比較を行うことで、より効果的な動体の監視が可能になる。
なお、図3〜図5の例、及び図7〜図10の例では、速度ベクトルとして、いずれもほぼ水平方向に動いている例としたが、水平方向と垂直方向の動き量を判断して総合的な速度ベクトルを得る場合には、図11(a)に示したように、円形モードでの最適化を行う場合と、図11(b)に示したように、矩形モードでの最適化を行う場合のいずれでもよい。即ち、図11(a)に示した円形モードの場合には、水平方向と垂直方向の動き量が等しい場合、最適化した速度ベクトル値も、それぞれの動き量と等しくなる。一方、図11(b)に示した矩形モードの場合には、水平方向と垂直方向の動き量が等しい場合、両方向のベクトルで示される矩形図形内を斜めに横切るように、最適化されたベクトル値が決まる。従って、水平方向と垂直方向の動き量が等しくない場合には、図11(c)及び図11(d)に示すように、最適化ベクトル値が設定される。
本発明の一実施の形態による監視カメラの構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態による監視動作の例を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態による動体の動きベクトルが大きい場合の例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態による動体の動きベクトルが適正な場合の例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態による動体の動きベクトルが小さい場合の例を示す説明図である。 本発明の他の実施の形態による監視動作の例を示すフローチャートである。 本発明の他の実施の形態による動体の動きベクトルが大きい場合の例を示す説明図である。 本発明の他の実施の形態による動体の予測位置の例を示す説明図である。 本発明の他の実施の形態による動体の動きベクトルが適正な場合の例を示す説明図である。 本発明の他の実施の形態による動体の動きベクトルが小さい場合の例を示す説明図である。 動きベクトルの最適化例を示す説明図である。
符号の説明
10…監視カメラ、11…ズームレンズ、12…イメージャ、13…撮像部、14…データ処理部、15…出力部、16…制御部、17…ズーム駆動部、18…メタデータ生成部、20…パン・チルタ、21…制御部、22…パン駆動部、23…モータ、24…チルト駆動部、25…モータ

Claims (4)

  1. 撮像される画角が可変可能なズームレンズが装着され、撮像範囲を移動させる移動部に装着された撮像装置において、
    撮像して得た画像信号から動体を検出する動体検出部と、
    前記動体検出部で検出された動体の画角内での大きさを検出する動体大きさ検出部と、
    前記動体検出部で検出された動体の単位時間当たりの動き量を示す動きベクトル検出部と、
    前記動きベクトル検出部で検出された動きベクトルを、基準値と比較する比較部と、
    前記比較部での比較結果に基づいて、前記ズームレンズの画角設定値を調整すると共に、調整した画角で前記動体大きさ検出部で検出した大きさの動体が収まるか判断し、収まらない場合に前記移動部で撮像範囲を移動させる制御を行う制御部とを備え
    撮像装置。
  2. 請求項1記載の撮像装置において、
    前記制御部による画角設定値の調整は、検出された動きベクトルが基準値より大きい場合に画角を大きくし、検出された動きベクトルが基準値より小さい場合に画角を小さくし、検出された動きベクトルが基準値とほぼ同じである場合に画角を変更しな
    撮像装置。
  3. 撮像される画角が可変可能なズームレンズを用いて撮像を行うと共に、撮像範囲を移動させる移動部に装着して撮像を行う撮像方法において、
    撮像して得た画像信号から動体を検出する動体検出処理と、
    前記動体検出処理で検出された動体の画角内での大きさを検出する動体大きさ検出処理と、
    前記動体検出処理で検出された動体の単位時間当たりの動き量を示す動きベクトル検出処理と、
    前記動きベクトル検出処理で検出された動きベクトルを、基準値と比較し、その比較結果に基づいて、前記ズームレンズの画角設定値を調整する共に、調整した画角で前記動体大きさ検出処理で検出した大きさの動体が収まるか判断し、収まらない場合に前記移動部で撮像範囲を移動させる制御を行う
    撮像方法。
  4. 請求項3記載の撮像方法において、
    前記画角設定値の調整は、検出された動きベクトルが基準値より大きい場合に画角を大きくし、検出された動きベクトルが基準値より小さい場合に画角を小さくし、検出された動きベクトルが基準値とほぼ同じである場合に画角を変更しない
    撮像方法
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