JPH09321973A - デジタル複合機 - Google Patents

デジタル複合機

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JPH09321973A
JPH09321973A JP8156044A JP15604496A JPH09321973A JP H09321973 A JPH09321973 A JP H09321973A JP 8156044 A JP8156044 A JP 8156044A JP 15604496 A JP15604496 A JP 15604496A JP H09321973 A JPH09321973 A JP H09321973A
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JP8156044A
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Inventor
Hideto Takeuchi
英人 竹内
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転処理に使用されるメモリの個数を低減す
ると共に、オペレータが拘束される時間を低減すること
ができるイメージ回転処理方式を有するデジタル複合機
を得る。 【解決手段】 入力装置から取り込んだ画情報を格納す
る画情報メモリと、圧縮したコードを蓄積する記憶装置
623と、回転処理用バッファ632を有するファクシ
ミリ装置を備えたデジタル複合機。入力装置から取り込
んだ画情報を生データのまま記憶装置623に蓄積し
て、再度その生イメージデータを取り出し、回転処理・
圧縮処理を行って符号化したデータを623に再蓄積す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転されたイメー
ジデータから符号化データを得るデジタル複合機に関す
るもので、デジタル複写機、ファクシミリ等に適用可能
なものである。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリなどでは、縦方向または横
方向の原稿画像を横方向または縦方向に変換して出力し
たい場合があり、これを実現するために、イメージの回
転処理方法が知られている。このようなイメージ回転処
理方式は特開平4−254890号公報に記載されてい
る。
【0003】特開平4−254890号公報に記載され
ているイメージ回転処理方式は、画像読取装置でイメー
ジデータを読み取って所定の大きさの領域に分割して取
り出し、しかも、画像イメージメモリは画像読取装置か
ら取り出された分割イメージデータを格納するようにな
っている。また、主制御部が画像イメージメモリに格納
されている分割イメージデータをビット操作し、画像を
所定の方向に回転させ、そして回転・表示イメージメモ
リへ回転処理されたイメージデータが格納されるように
なっている。
【0004】以上のようなイメージ回転処理方式によれ
ば、イメージデータを分割して回転処理するため、全て
の処理が終了するまで待機することがなく、他装置へ分
割して転送できるなど、システムを有効に利用すること
が可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記イ
メージ回転処理方式では、回転処理を行うために、分割
イメージが格納される画像イメージメモリと、回転処理
されたイメージデータが保存される回転・表示イメージ
メモリの2つのメモリが必要となる。また、イメージデ
ータを画像イメージメモリに格納する前に回転処理がな
されるため、このようなイメージ回転処理方式をデジタ
ル複合機に用いると、オペレーターがデジタル複合機に
拘束される時間が長引くといった不具合が生じていた。
【0006】本発明は以上のような従来技術の問題点を
解消するためになされたもので、回転処理に使用される
メモリの個数を低減すると共に、オペレータが拘束され
る時間を低減することができるイメージ回転処理方式を
有するデジタル複合機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
入力装置から取り込んだ画情報を格納する画情報メモリ
と、圧縮したコードを蓄積する記憶装置と、回転処理用
バッファを有するファクシミリ装置を備えたデジタル複
合機であって、入力装置から取り込んだ画情報を生デー
タのまま記憶装置に蓄積して、再度その生イメージデー
タを取り出し、回転処理・圧縮処理を行って符号化した
データを記憶装置に再蓄積することを特徴とする。
【0008】請求項2記載の発明は、画情報メモリを通
して画情報を生イメージデータのまま、所定のブロック
に分割しながら記憶装置の予備ファイル領域に蓄積する
ことを特徴とする。
【0009】請求項3記載の発明は、画情報メモリを通
して画情報を生イメージデータのまま、所定のブロック
に分割しながら記憶装置の正規ファイル領域に蓄積する
ことを特徴とする。
【0010】請求項4記載の発明は、蓄積された生イメ
ージデータを所定のブロック毎に回転処理用バッファに
取り出して、回転処理・圧縮処理を行ってデータを符号
化し、そのデータを正規データとして記憶装置の正規フ
ァイル領域に再蓄積することを特徴とする。
【0011】請求項5記載の発明は、蓄積された生イメ
ージデータを所定のブロック毎に直接回転処理・圧縮処
理を行ってデータを符号化し、そのデータを正規データ
として記憶装置の正規ファイル領域に再蓄積することを
特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるデジタル複
合機の実施の形態について図面を参照しながら説明す
る。図1において、デジタル複合機は、複写機本体1、
自動原稿送り装置(以後「ADF」という)100、3
ビンソーター200、給紙ユニット(以後「バンク」と
いう)300を有している。
【0013】又、複写機本体1は、スキャナー、画像形
成部及びプロッターなどを有しており、スキャナーは、
原稿を載置するコンタクトガラス10と光学走査系で構
成されている。光学走査系には、露光ランプ11、第1
ミラー12、レンズ15、フルカラーCCD16等で構
成されている。原稿読み取り時にステッピングモーター
により駆動され一定の速度で移動する第1キャリッジに
は、上記露光ランプ11及び第1ミラー12が装備され
ている。さらに、光学走査系には、第2ミラー13及び
第3ミラー14を有し、ステッピングモーターによって
第1キャリッジの1/2の速度で移動する第2キャリッ
ジが装備されている。この第1キャリッジと第2キャリ
ッジにより、コンタクトガラス10上の図示しない原稿
が光学的に走査され、光源11、第1ミラー12、第2
ミラー13、第3ミラー14及びレンズ15を介してC
CD16上に結像され光電変換される。CCD16で赤
(R)、緑(G)、青(B)の各色に分離された画像信
号はAD変換器によりAD変換され画像処理部へ出力さ
れる。画像処理部では、AD変換器から入力されるの画
像信号に種々の画像処理(2値化、多値化、変倍、編集
など)が施され、デジタル信号に変換される。
【0014】第3ミラー14、レンズ15、CCD16
の下方には書き込みユニットが設けられている。書き込
みユニットは、レーザー出力ユニット20、fθレンズ
21、ミラー22等で構成され、レーザー出力ユニット
20の内部には、レーザー光源であるレーザーダイオー
ド及びポリゴンモーターが備わっている。
【0015】画像処理部から出力された黒画像信号は、
この画像信号に対応した強度を有するレーザー光に転換
され、コリメートレンズ、アパーチャー、シリンダレン
ズにより一定形状の光束に成形されてポリゴンミラーに
照射され、レーザー出力ユニット20から出力される。
レーザー出力ユニット20から出力されたレーザー光
は、fθレンズ21、ミラー22を介して感光体ドラム
30に照射される。また、fθレンズ21を通過したレ
ーザー光は、画像領域外に配置された主走査同期検知信
号(PMSYNC)を発生するビームセンサーにも照射
される。
【0016】画像処理部から出力された赤画像信号は、
黒画像信号との書き込み位置を合わせるためにバッファ
リングされ、LED書き込みユニット31に送られ感光
体ドラム30に照射される。
【0017】一方、ADF100は原稿を1枚ずつ複写
機本体1のコンタクトガラス10へ供給し、複写後に排
紙する役割を果たす。原稿は原稿給紙台101上に積載
され、サイドガイドにより幅方向が揃えられる。原稿給
紙台101上の原稿は、一番下の原稿から給紙ローラー
102により1枚ずつ分離して給紙され、搬送ベルト1
03により、複写機本体1のコンタクトガラス10上に
送られる。コンタクトガラス10上の原稿は読み取り終
了後、搬送ベルト103及び排紙ローラ104により排
紙トレイ105へ排紙される。
【0018】両面の原稿を読み取る場合、原稿給紙台1
01上の両面原稿は、一番下の原稿から給紙ローラー1
02により1枚ずつ分離して給紙され、搬送ベルト10
3により、複写本体1のコンタクトガラス10上に送ら
れ、反転爪106によって原稿反転後コンタクトガラス
10上にセットされる。原稿の裏面読み取り終了後、搬
送ベルト103によって搬送され、反転爪106によっ
て原稿反転後コンタクトガラス10上にセットされる。
原稿の表面は読み取り終了後、搬送ベルト103及び排
紙ローラー104により排紙トレイ105に排紙され
る。
【0019】複写機本体1の下側には、第1トレイ5
0、第2トレイ310、第3トレイ320、第4トレイ
330が設けられており、第1トレイ50、第2トレイ
310、第3トレイ320、第4トレイ330にはそれ
ぞれ転写紙が積載されている。第1トレイ50、第2ト
レイ310、第3トレイ320、第4トレイ330に積
載された転写紙は、各々の第1給紙装置51、第2給紙
装置311、第3給紙装置321、第4給紙装置331
によって給紙され、バンク縦搬送ユニット340及び本
体縦搬送ユニット60によって搬送される。この転写紙
の先端がレジストセンサー52で検出されると一定時間
搬送後、レジストローラ53で停止する。転写紙は、画
像有効信号(FGATE)の先端に合わせて感光体ドラ
ム30の周面上に送出され、転写チャージャーにより画
像を転写され、感光体ドラム30から転写紙を分離後、
搬送装置54により搬送され、定着ローラー及び加圧ロ
ーラーを有する定着装置55により定着され、排紙ロー
ラ56によって3ビンソーター200に排紙される。
【0020】感光体上への画像形成は次のようにして行
われる。すなわち、第1帯電装置によって感光体ドラム
30上に均一に帯電させ、これに画像信号に応じたレー
ザー光を照射することにより静電潜像を形成し、黒現像
器32によって感光体ドラム30上に画像を形成する。
その後、第2帯電体により感光体ドラム30上に再度帯
電を行い、LEDアレイ31によって2色目の静電潜像
を形成し、第2現像器33によって感光体ドラム30上
に画像を形成している。
【0021】両面ユニット40を使用して両面印刷を行
う場合は、定着ローラー55からの転写紙は切り替え爪
57により両面搬送路41に導かれ、フィードローラー
42、分離コロ43を通過して両面トレイに集積され
る。トレイに集積された転写紙は、トレイが上昇するこ
とによりフィードローラー42と接触し、フィードロー
ラー42が回転することにより本体縦搬送ユニット60
に送られ、レジストローラ53へ再給紙された後に裏面
に対して印刷が行われる。
【0022】一方、3ビンソーター200には第1排紙
トレイ201、第2排紙トレイ202、第3排紙トレイ
203、反転専用トレイ204があり、それぞれのトレ
イに転写紙を反転して出力できるように構成されてい
る。複写機本体1から排紙された転写紙は、表面排紙の
場合、切り替え爪207によって排紙トレイ方向に導か
れ、あらかじめ設定したトレイに排紙される。第2排紙
トレイ202に排紙する場合には第2トレイ切り替え爪
205、第3排紙トレイ203に排紙する場合には、第
3トレイ切り替え爪206がそれぞれ作動して転写紙を
導く。
【0023】反転排紙する場合には、切り替え爪207
によって反転トレイ204方向に導かれ、転写紙の後端
が反転検知センサー208を通過すると、搬送コロ20
9が逆転し、排紙トレイ方向に導かれ、あらかじめ設定
したトレイに排紙される。
【0024】また、第1排紙トレイ201には、トレイ
を図において左右方向にシフトする機能、上下方向にシ
フトする機能が搭載されている。シフト機能は、転写紙
を仕分けする時に使用し、上下機能は、大量の転写紙を
用紙揃え性を確保しながら積載するために使用する。
【0025】図2は複写機本体1の上側に設けられた操
作部400の正面図である。操作部400の中央には、
400×250ドットの液晶表示部(LCD)401及
びタッチパネルが設けられいる。この液晶表示部401
には、機械に組み込まれている機能(コピー、FAX)
の表示が行われ、ユーザーはこの表示に従って機械の操
作を行う。機能(コピー、FAX)の切り替えは、機能
切り替えキー412、413によって行われる。
【0026】この液晶表示部の右側にはコピー、FAX
で共通に使用する各種テンキー402、クリア/ストッ
プキー403、スタートキー404、プログラムキー4
05、ジョブリコールキー406、モードクリアー/予
熱キー407、割り込みキー408等の各種キーと、F
AX専用で使用するポーズ/リダイアルキー409、短
縮キー410、受信キー411等のキーが配置されてい
る。
【0027】この液晶部の左側には、FAX切り替えキ
ー412、コピー切り替えキー413、初期設定キー4
14、ガイダンスキー415、LCD濃度調節ボリュー
ム416がそれぞれ設けられている。
【0028】このキーの更に左の部分には、FAX専用
の表示部417が設けられている。この表示部には、通
信中、メモリフルなどの状態を表示する各種LEDと、
通信状態を表示する40文字(20文字×2行)のLC
Dが設けられている。
【0029】図3にデジタル複合機のブロック図を示
す。図3において、複写機本体1は、液晶表示、各種L
ED制御、各種キー入力制御を行う操作部コントローラ
500と、給紙、搬送、定着、両面、プロセス制御等を
行うメインコントローラ501と、画面制御/スキャナ
ー読み取り制御を行う画像処理コントローラ502と、
ADF制御を行うADFコントローラ503と、3ビン
ソーター制御を行うソーターコントローラ504と、給
紙ユニット制御を行う給紙トレイコントローラ505
と、FAXの送受信管理やファイル管理を行うFAXコ
ントローラ506と、G3のプロトコル制御を行うG3
コントローラ507と、G4のプロトコル制御を行うG
4コントローラ508等から構成されている。
【0030】メインコントローラ501に対して、操作
部コントローラ500、画像処理コントローラ502、
ADFコントローラ503、ソーターコントローラ50
4、給紙トレイコントローラ505、FAXコントロー
ラが506が接続されており、メインコントローラ50
1と他の各種コントローラとの間で信号の入出力ができ
るようになっている。また、FAXコントローラ506
にはG3コントローラ507、507とG4コントロー
ラ508が接続されており、FAXコントローラ506
とG3コントローラ507、507、G4コントローラ
508との間で信号の入出力ができるようになってい
る。
【0031】図1に示すコンタクトガラス10上に置か
れた原稿607が光源11により照明され、反射光がカ
ラーCCD16に結像されると、図4に示すように、カ
ラーCCD16から赤(R)、緑(G)、青(B)に分
離されたアナログ画像信号が信号処理回路608に対し
て出力される。アナログ画像信号は、信号処理回路60
8により増幅/光量補正され、AD変換器609に出力
される。AD変換器609ではアナログ画像信号がデジ
タル多値信号に変換されてシェーディング補正回路61
0に対して出力される。シェーディング補正回路610
では、デジタル多値信号にシェーディング補正が施され
て画像処理部611に出力される。画像処理部611で
は、デジタル多値信号に対して、MTF補正、γ補正、
黒画像生成、カラー画像生成、2値処理、多値処理など
の基本的な画質処理と、変倍、編集、マーカー検知等の
デジタル特有の画像処理が施され、黒データDATA0
〜7、カラーデータDATACが出力される。画像処理
部611から出力された画像データ、タイミング制御回
路606生成された同期信号、書き込みの基準信号PM
SYNCはそれぞれ画像セレクター612に入力され
る。
【0032】コピーの場合、黒画像は書き込み制御部
(黒)613からLD614に送られ、カラー画像は書
き込み制御部(カラー)615からLED616に送ら
れ、感光体ドラムに照射されることによって像が形成さ
れる。
【0033】また、FAX送信を行う場合は、画像デー
タがセレクター612からメインコントローラ501内
部にあるFAX用メモリに転送される。さらに、FAX
受信の場合は、回線から受信したデータを伸張してFA
X用メモリに展開した後、画像データが同期信号と共に
画像セレクター612に入力され、書き込みが行われ
る。
【0034】次にデジタル複合機のFAX機能について
詳細に説明する。図5において、メインコントローラ5
01は内部にイメージメモリ620、回転器621、圧
縮伸張器622を有している。イメージメモリ620
は、メインコントローラ501の外部のセレクター61
2と接続されており、イメージメモリ620とセレクタ
ー612間で、信号のやり取りができるようになってい
る。また、イメージメモリ620は圧縮伸張器622と
接続されて、信号のやり取りができるようになってい
る。さらに、イメージメモリ620と圧縮伸張器622
の接続に用いられ、しかも、データのやり取りに用いら
れる接続部材は、間で分岐しており、回転器621とも
接続されている。このため、回転器621も、イメージ
メモリ620や圧縮伸張器622に対してデータをやり
取りできるようになっている。
【0035】さらに、メインコントローラ501内部の
圧縮伸張器622は、FAXコントローラ506内部の
SAF(Store And Foward)メモリ6
23と接続されており、しかも、圧縮伸張器622とS
AFメモリ623は相互にデータのやり取りができるよ
うになっている。なお、SAFメモリ623は、ファク
シミリの画情報を記憶しておくメモリであり、画情報
は、MH、MRまたは、MMRの符号化データの形で記
憶されている。
【0036】FAXコントローラ506内部のSAFメ
モリ623は、G3コントローラ507内部のバッファ
624、G4コントローラ508内部のバッファ628
と接続されており、相互にデータのやり取りができるよ
うになっている。
【0037】G3コントローラ507は、バッファ62
4、モデム625、NCU625、圧縮伸張器627等
から構成されており、バッファバッファ624はモデム
625と接続され、モデム625はNCU626と接続
されており、バッファ624、モデム625、NCU6
26は相互にデータのやり取りができるようになってい
る。また、バッファ624とモデム625の間には圧縮
伸張器627が接続されており、圧縮伸張器627とバ
ッファ624、圧縮伸張器627とモデム625は相互
にデータのやり取りができるようになっている。さら
に、NCU626はデジタル複合機の外部に設けられた
外線と接続されている。
【0038】一方、G4コントローラ508は、バッフ
ァ628、ISDN制御629、トランス630、圧縮
伸張器631等から構成されており、バッファ628は
ISDN制御629に、ISDN制御629はトランス
630に接続されており、バッファ628、ISDN制
御629、トランス630は相互にデータのやり取りが
できるようになっている。また、バッファ628とIS
DN制御629の間には圧縮伸張器631が設けられて
おり、圧縮伸張器631とバッファ628、圧縮伸張器
631とISDN制御629は相互にデータのやり取り
ができるようになっている。さらに、トランス630は
デジタル複合機の外部に設けられた外線と接続されてい
る。
【0039】以上のような構成のFAX機能において、
FAX画像蓄積/送信時には、スキャナーから読み取ら
れたイメージデーターが、画像処理コントローラ502
で各種画像処理を施された後、セレクター612からメ
インコントローラ501上のイメージメモリ620に蓄
積される。その後、圧縮伸張器622により指定された
圧縮コード(MH、MR、MMR)に圧縮され、FAX
コントローラ506上のSAFメモリ623に蓄積され
る。この時、イメージメモリ620に蓄積されたデータ
が、A4横又は、B5横などに回転して送信した方が効
率がいい場合は、イメージメモリ620から圧縮伸張器
622にデーターを渡すときに回転器621を使用して
イメージを回転させて圧縮される。SAFに蓄積された
データーはG3コントローラ507内にあるラインバッ
ファ624に転送され受信機のモードに合わせて圧縮伸
張器627で再圧縮後、モデム625を介してNCU6
26から送信される。G4の場合も同様に、G4コント
ローラ508内にあるラインバッファ628に転送され
受信機のモードに合わせて圧縮伸張器631で圧縮後、
ISDN制御629、トランス630を介して送信され
る。
【0040】また、FAX受信/印刷時は、回線から送
られてきたデーターは、NCU626、モデム625を
介してSAFメモリ623に蓄積される。SAFメモリ
623に蓄積されたデータは、メインコントローラ50
1上の圧縮伸張器622により伸張され、イメージメモ
リ620上に展開される。伸張時にA4横又は、B5横
などに回転して印刷した方が効率がいい場合は、圧縮伸
張器622からイメージメモリ620にデーターを渡す
ときに回転器621を使用してイメージを回転させて伸
張を行う。イメージメモリ620上に展開されたデータ
ーは、画像処理コントローラ502に送られ、セレクタ
ー612から書き込み制御に渡され印刷がなされる。
【0041】次に、FAX画像蓄積及び送信時におい
て、A4縦をA4横、あるいはB5縦をB5横というよ
うに、イメージメモリ620に蓄積されたイメージデー
タを回転処理する場合について説明する。図5におい
て、スキャナー装置から読み取られたイメージデータ
は、画像処理コントローラ502で各種画像処理が施さ
れた後、メインコントローラ501上のイメージメモリ
620出力され、蓄積される。イメージメモリ620に
蓄積されたイメージデータは、イメージ形式のままで所
定のブロックに分割され、SAFメモリ623の予備フ
ァイル領域、又は、正規のファイル領域に蓄積される。
【0042】SAFメモリ623に蓄積されたイメージ
データは、所定のブロック毎に回転処理用バッファ63
2に対して取り出され、しかも、回転処理用バッファ6
32から回転器621に出力されてイメージ回転処理が
なされる。回転器621によってイメージ回転処理がな
されたイメージデータは、圧縮伸張器622に出力さ
れ、かつ、圧縮伸張器622により指定された圧縮コー
ド(MH、MR、MMR)に圧縮して符号化する。この
圧縮により符号化されたイメージデータは、再度、SA
Fメモリ623の正規ファイル領域に蓄積される。この
ような、回転・圧縮の処理は、分割されたイメージデー
タの全てのブロックに対して繰り返される。
【0043】SAFメモリ623の正規ファイル領域に
蓄積されたブロック毎に分割され回転と圧縮がなされた
イメージデータは、G3コントローラ507内のライン
バッファ624に対して転送される。そして、受信機の
モードに合わせて圧縮伸張器627で再圧縮がなされた
後、モデム625を介してNCU626から送信され
る。なお、SAFメモリ623の正規ファイル領域に蓄
積されたデータが、G4コントローラ508内のライン
バッファ628に対して転送された場合も同様で、受信
機のモードに合わせて圧縮伸張器631で再圧縮がなさ
れた後、ISDN制御629を介してトランス630か
ら送信される。
【0044】なお、SAFメモリ623に蓄積されたイ
メージデータは、所定のブロック毎に回転処理用バッフ
ァ632に対して取り出され、しかも、回転処理用バッ
ファ632から回転器621に出力されてイメージ回転
処理がなされるが、回転処理用バッファ632を介さ
ず、ブロック毎のイメージデータを直接回転器621で
回転するようにしてもよい。回転後のデータは、上記実
施の形態と同様に、圧縮伸張器622により指定された
圧縮コード(MH、MR、MMR)に圧縮して符号化さ
れ、符号化されたデータは再度SAFメモリ623の正
規ファイル領域に蓄積される。
【0045】次に、上記FAX画像蓄積から送信までの
プロセスを処理フローを用いて説明する。図6におい
て、処理がスタートしたら、FAX画像の送信要求があ
るかないかがチェックされる。送信要求がある場合は次
のステップへ進み、送信要求がない場合は処理の冒頭へ
ジャンプする。次のステップでは、スキャナー装置等か
ら読み取られたイメージデータに各種画像処理が施さ
れ、セレクター612を介してイメージメモリに蓄積さ
れる。
【0046】次のステップでは、FAX送信の際の回転
転送要求があるかないかがチェックされる。回転転送要
求がない場合は次のステップへ進み、イメージデータが
圧縮処理され、SAFメモリ623の正規ファイル領域
へ蓄積される。
【0047】FAX送信の際の回転転送要求がある場合
は分岐し、イメージデータの回転・圧縮処理がなされ
る。イメージデータの回転・圧縮処理では、まず、イメ
ージメモリに蓄積されたイメージデータが所定のブロッ
クに分割されて、SAFメモリ623の正規ファイル領
域もしくは予備ファイル領域へ蓄積される。次に、SA
Fメモリ623上のイメージデータが、ブロック毎に取
り出されて回転処理用バッファ632へ転送された後、
回転処理、圧縮処理(符号化)がなされ、SAFメモリ
623の正規ファイル領域上に蓄積される。このよう
な、SAFメモリ623へ蓄積、回転処理用バッファへ
のブロック転送、回転処理、圧縮処理、SAFメモリ6
23へ蓄積等の処理は、イメージデータの全てのブロッ
クに対してなされる。
【0048】次のステップでは、FAX送信の際の回転
転送要求があるか否かで分岐した処理が再び合流して処
理が継続される。これ以降、SAFメモリ623に蓄積
された圧縮データがラインバッファに対して転送され、
かつ、送信用モードに合わせて再び圧縮がなされ、外部
回線を通じて送信される。
【0049】以上のような構成のデジタル複合機は、回
転転送の場合、圧縮伸張器622による圧縮を後回しに
してSAFメモリ623に画情報が蓄積されることか
ら、イメージ読取からSAFメモリ623へ蓄積するま
での時間を短縮することができ、操作員がデジタル複合
機に拘束される時間を短縮することができる。また、読
み取られるイメージデータをブロック毎に分割し、しか
も、分割されたブロック毎に回転されるため、システム
を有効に利用することができる。さらに、SAFメモリ
623に蓄積されたイメージデータは、回転器621で
回転された後、再びSAFメモリ623に蓄積されるた
め、使用されるメモリ装置の個数を低減することができ
る。さらに、回転器621でイメージデータの各ブロッ
クを回転する場合に、イメージデータの各ブロックデー
タを回転処理用バッファ632に送らず、直接回転器6
21に転送するようにすれば、回転処理用バッファ63
2の分メモリの容量を抑えることができる。
【0050】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、入力装置
から取り込んだ画情報を生データのまま記憶装置に蓄積
して、再度その生イメージデータを取り出し、回転処理
・圧縮処理を行って符号化したデータを上記記憶装置に
再蓄積するため、入力装置からの取り込みから記憶装置
への蓄積までの時間を短縮することができ、操作員がデ
ジタル複合機に拘束される時間を短縮することが可能と
なる。回転処理・圧縮処理によって符号化されたデータ
は再び同一の記憶装置に蓄積されるため、記憶装置の個
数を低減することができる。
【0051】請求項2記載の発明によれば、画情報メモ
リを通して画情報を生イメージデータのまま、所定のブ
ロックに分割しながら記憶装置の予備ファイル領域に蓄
積っするため、入力装置からの取り込みから記憶装置へ
の蓄積までの時間を短縮することができ、操作員がデジ
タル複合機に拘束される時間を短縮することが可能とな
る。回転処理・圧縮処理によって符号化されたデータは
再び同一の記憶装置に蓄積されるため、記憶装置の個数
を低減することができる。
【0052】請求項3記載の発明は、画情報メモリを通
して画情報を生イメージデータのまま、所定のブロック
に分割しながら記憶装置の正規ファイル領域に蓄積する
ため、入力装置からの取り込みから記憶装置への蓄積ま
での時間を短縮することができ、操作員がデジタル複合
機に拘束される時間を短縮することが可能となる。回転
処理・圧縮処理によって符号化されたデータは再び同一
の記憶装置に蓄積されるため、記憶装置の個数を低減す
ることができる。
【0053】請求項4記載の発明は、蓄積された生イメ
ージデータを所定のブロック毎に回転処理用バッファに
取り出して、回転処理・圧縮処理を行ってデータを符号
化し、そのデータを正規データとして記憶装置の正規フ
ァイル領域に再蓄積するため、デジタル複合機のシステ
ムを有効利用することが可能となる。
【0054】請求項5記載の発明は、蓄積された生イメ
ージデータを所定のブロック毎に直接回転処理・圧縮処
理を行ってデータを符号化し、そのデータを正規データ
として記憶装置の正規ファイル領域に再蓄積するため、
デジタル複合機のシステムを有効利用することが可能と
なる。また、ブロック毎に分割されたイメージデータは
直接回転処理・圧縮処理がなされるため、中間記憶装置
であるバッファ等が不要となり、メモリの量を低減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるデジタル複合機の実施の形態を
示す断面図。
【図2】同上デジタル複合機の操作部を示す平面図。
【図3】同上デジタル複合機の構成を概念的に示すブロ
ック図。
【図4】同上デジタル複合機の画像書き込む部の構成を
概念的に示すブロック図。
【図5】同上デジタル複合機の主としてファクシミリ機
能部の構成を概念的に示すブロック図。
【図6】同上デジタル複合機のFAX動作を示す処理フ
ロー図。
【符号の説明】
623 記憶装置 632 回転処理用バッファ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力装置から取り込んだ画情報を格納す
    る画情報メモリと、圧縮したコードを蓄積する記憶装置
    と、回転処理用バッファを有するファクシミリ装置を備
    えたデジタル複合機であって、 上記入力装置から取り込んだ画情報を生データのまま記
    憶装置に蓄積して、再度その生イメージデータを取り出
    し、回転処理・圧縮処理を行って符号化したデータを上
    記記憶装置に再蓄積することを特徴とするデジタル複合
    機。
  2. 【請求項2】 画情報メモリを通して画情報を生イメー
    ジデータのまま、所定のブロックに分割しながら記憶装
    置の予備ファイル領域に蓄積することを特徴とする請求
    項1記載のデジタル複合機。
  3. 【請求項3】 画情報メモリを通して画情報を生イメー
    ジデータのまま、所定のブロックに分割しながら記憶装
    置の正規ファイル領域に蓄積することを特徴とする請求
    項1記載のデジタル複合機。
  4. 【請求項4】 蓄積された生イメージデータを所定のブ
    ロック毎に回転処理用バッファに取り出して、回転処理
    ・圧縮処理を行ってデータを符号化し、そのデータを正
    規データとして記憶装置の正規ファイル領域に再蓄積す
    ることを特徴とする請求項1記載のデジタル複合機。
  5. 【請求項5】 上記入力装置から取り込んだ画情報を生
    データのまま記憶装置に蓄積し、蓄積された生イメージ
    データを所定のブロック毎に直接回転処理・圧縮処理を
    行ってデータを符号化し、そのデータを正規データとし
    て記憶装置の正規ファイル領域に再蓄積することを特徴
    とする請求項1記載のデジタル複合機。
JP8156044A 1996-05-27 1996-05-27 デジタル複合機 Pending JPH09321973A (ja)

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JP8156044A JPH09321973A (ja) 1996-05-27 1996-05-27 デジタル複合機

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ID=15619101

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JP (1) JPH09321973A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001026056A1 (en) * 1999-10-01 2001-04-12 Koninklijke Philips Electronics N.V. Storing and retrieving data

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WO2001026056A1 (en) * 1999-10-01 2001-04-12 Koninklijke Philips Electronics N.V. Storing and retrieving data

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