JPH09321518A - 自動車電話用ガラスアンテナ - Google Patents
自動車電話用ガラスアンテナInfo
- Publication number
- JPH09321518A JPH09321518A JP13488196A JP13488196A JPH09321518A JP H09321518 A JPH09321518 A JP H09321518A JP 13488196 A JP13488196 A JP 13488196A JP 13488196 A JP13488196 A JP 13488196A JP H09321518 A JPH09321518 A JP H09321518A
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- JP
- Japan
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- antenna
- pattern
- glass
- glass antenna
- mobile telephone
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 1つのアンテナパターンで、800MHz帯
及び1.5GHz帯の両周波数帯において良好な性能が
得られない。 【解決手段】 放射用パターン3と接地用パターン4と
引出線路5を備えたアンテナパターンをガラス面上に設
けた自動車電話用ガラスアンテナにおいて、放射用パタ
ーン3を2つのアンテナエレメント3a,3bでV字形
状に形成し、これらのアンテナエレメント3a,3bの
長さを調整することにより、800MHz帯及び1.5
GHz帯の両周波数帯域で共用できるようにした。
及び1.5GHz帯の両周波数帯において良好な性能が
得られない。 【解決手段】 放射用パターン3と接地用パターン4と
引出線路5を備えたアンテナパターンをガラス面上に設
けた自動車電話用ガラスアンテナにおいて、放射用パタ
ーン3を2つのアンテナエレメント3a,3bでV字形
状に形成し、これらのアンテナエレメント3a,3bの
長さを調整することにより、800MHz帯及び1.5
GHz帯の両周波数帯域で共用できるようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の窓ガラス
に配設される自動車電話用のUHF帯の送受信用アンテ
ナとして用いられる自動車電話用ガラスアンテナに関す
る。
に配設される自動車電話用のUHF帯の送受信用アンテ
ナとして用いられる自動車電話用ガラスアンテナに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車電話用ガラスアンテナとし
ては、特開平6−237109号公報に記載された80
0MHz帯専用のガラスアンテナが知られている。この
ガラスアンテナは、図5に示すように、自動車の窓ガラ
ス100に放射用パターン101、接地用パターン10
2、引出線路103を備え、放射用パターン101はガ
ラスエッジ104に対して垂直ではなく傾斜させて設け
られている。そして、放射用パターン101の長さは、
50mmとしている。
ては、特開平6−237109号公報に記載された80
0MHz帯専用のガラスアンテナが知られている。この
ガラスアンテナは、図5に示すように、自動車の窓ガラ
ス100に放射用パターン101、接地用パターン10
2、引出線路103を備え、放射用パターン101はガ
ラスエッジ104に対して垂直ではなく傾斜させて設け
られている。そして、放射用パターン101の長さは、
50mmとしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のガラスアンテナ
は、800MHz帯専用に設計されているため、1.5
GHz帯は基本的に考慮されていない。従って、800
MHz帯及び1.5GHz帯の共用アンテナとして使用
すると、1.5GHz帯において良好な性能が得られな
いという問題点を有していた。
は、800MHz帯専用に設計されているため、1.5
GHz帯は基本的に考慮されていない。従って、800
MHz帯及び1.5GHz帯の共用アンテナとして使用
すると、1.5GHz帯において良好な性能が得られな
いという問題点を有していた。
【0004】本発明は、従来の技術が有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、1つのアンテナパターンで800MHz帯及び
1.5GHz帯の両周波数帯において良好な性能が得ら
れる自動車電話用ガラスアンテナを提供しようとするも
のである。
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、1つのアンテナパターンで800MHz帯及び
1.5GHz帯の両周波数帯において良好な性能が得ら
れる自動車電話用ガラスアンテナを提供しようとするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
発明は、放射用パターンと接地用パターンと引出線路を
備えたアンテナパターンをガラス面上に設けた自動車電
話用ガラスアンテナにおいて、前記放射用パターンを2
つのアンテナエレメントでV字形状に形成し、これらの
アンテナエレメントの長さを調整することにより、2周
波数帯域で共用できるようにしたものである。
発明は、放射用パターンと接地用パターンと引出線路を
備えたアンテナパターンをガラス面上に設けた自動車電
話用ガラスアンテナにおいて、前記放射用パターンを2
つのアンテナエレメントでV字形状に形成し、これらの
アンテナエレメントの長さを調整することにより、2周
波数帯域で共用できるようにしたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。ここで、図1は本発明に係る
自動車電話用ガラスアンテナを車室側から見た設置状態
説明図、図2は本発明に係る自動車電話用ガラスアンテ
ナのパターン図である。
図面に基づいて説明する。ここで、図1は本発明に係る
自動車電話用ガラスアンテナを車室側から見た設置状態
説明図、図2は本発明に係る自動車電話用ガラスアンテ
ナのパターン図である。
【0007】図1に示すように、自動車電話用ガラスア
ンテナ1は、リアウインドウガラス2の所定部位に放射
用パターン3と、接地用パターン4と、引出線路5など
を配設してなる。なお、6は曇止め用の加熱用導電線、
7は加熱用導電線6に給電する給電用母線、8はガラス
エッジである。
ンテナ1は、リアウインドウガラス2の所定部位に放射
用パターン3と、接地用パターン4と、引出線路5など
を配設してなる。なお、6は曇止め用の加熱用導電線、
7は加熱用導電線6に給電する給電用母線、8はガラス
エッジである。
【0008】放射用パターン3は、図2に示すように、
2つのアンテナエレメント3a,3bによりV字形状に
形成され、一方のアンテナエレメント3aはガラスエッ
ジ8に対して略垂直に、他方のアンテナエレメント3b
はガラスエッジ8に対して傾斜して配設されている。
2つのアンテナエレメント3a,3bによりV字形状に
形成され、一方のアンテナエレメント3aはガラスエッ
ジ8に対して略垂直に、他方のアンテナエレメント3b
はガラスエッジ8に対して傾斜して配設されている。
【0009】2つのアンテナエレメント3a,3bのう
ち、ガラスエッジ8に対して垂直なアンテナエレメント
3aの長さは、例えば35mmであり、ガラスエッジ8
に対して傾斜しているアンテナエレメント3bの長さ
は、例えば47mmである。アンテナエレメント3a,
3bの長さを夫々調整することにより、800MHz帯
及び1.5GHz帯の両周波数帯で良好な性能が得られ
る。
ち、ガラスエッジ8に対して垂直なアンテナエレメント
3aの長さは、例えば35mmであり、ガラスエッジ8
に対して傾斜しているアンテナエレメント3bの長さ
は、例えば47mmである。アンテナエレメント3a,
3bの長さを夫々調整することにより、800MHz帯
及び1.5GHz帯の両周波数帯で良好な性能が得られ
る。
【0010】接地用パターン4は、図2に示すように、
上下左右の夫々が各々の周波数(800MHz帯及び
1.5GHz帯)に対してλ/4〜λ/6の長さを有す
る4つの外枠パターン4a,4b,4c,4dにより、
中抜き形状(ロの字形状)に形成されている。外枠パタ
ーン4a,4bは、ガラスエッジ8に平行に、他の外枠
パターン4c,4dは、ガラスエッジ8に垂直に配設さ
れている。
上下左右の夫々が各々の周波数(800MHz帯及び
1.5GHz帯)に対してλ/4〜λ/6の長さを有す
る4つの外枠パターン4a,4b,4c,4dにより、
中抜き形状(ロの字形状)に形成されている。外枠パタ
ーン4a,4bは、ガラスエッジ8に平行に、他の外枠
パターン4c,4dは、ガラスエッジ8に垂直に配設さ
れている。
【0011】引出線路5は、図2に示すように、信号引
出線である信号引出用パターン5aと、シールド用引出
線であるシールド用パターン5bから成っている。信号
引出用パターン5aは、放射用パターン3を形成する2
つのアンテナエレメント3a,3bの接続部3cからガ
ラスエッジ8方向にガラスエッジ8に対して垂直に所定
長さ延びた後、更にガラスエッジ8に対して平行に延び
て給電用電極10に接続されている。
出線である信号引出用パターン5aと、シールド用引出
線であるシールド用パターン5bから成っている。信号
引出用パターン5aは、放射用パターン3を形成する2
つのアンテナエレメント3a,3bの接続部3cからガ
ラスエッジ8方向にガラスエッジ8に対して垂直に所定
長さ延びた後、更にガラスエッジ8に対して平行に延び
て給電用電極10に接続されている。
【0012】シールド用パターン5bは、外枠パターン
4cの中央部から信号引出用パターン5aに沿って平行
に延び、給電用電極10を避けた後に接地用電極11に
接続されている。更に、シールド用パターン5bは、信
号引出用パターン5aを囲むようにアンテナエレメント
3a,3bの接続部3cの近傍まで先端部を延ばしてい
る。また、シールド用パターン5bの中間部から分岐し
ているパターン5cは、シュペルトップ素子である。
4cの中央部から信号引出用パターン5aに沿って平行
に延び、給電用電極10を避けた後に接地用電極11に
接続されている。更に、シールド用パターン5bは、信
号引出用パターン5aを囲むようにアンテナエレメント
3a,3bの接続部3cの近傍まで先端部を延ばしてい
る。また、シールド用パターン5bの中間部から分岐し
ているパターン5cは、シュペルトップ素子である。
【0013】そして、放射用パターン3は、信号引出用
パターン5aと給電用電極10を介して同軸給電線(不
図示)の芯線(内部導体)に接続されている。また、接
地用パターン4は、シールド用パターン5bと接地用電
極11を介して同軸給電線の銅線編組(外部導体)に接
続されている。
パターン5aと給電用電極10を介して同軸給電線(不
図示)の芯線(内部導体)に接続されている。また、接
地用パターン4は、シールド用パターン5bと接地用電
極11を介して同軸給電線の銅線編組(外部導体)に接
続されている。
【0014】図3は、自動車電話用ガラスアンテナ1の
性能を確認すべく自動車に実装した状態におけるV偏波
についてダイポールアンテナとの比で表したアンテナの
平均受信感度(単位dB)を示す数表であり、パターン
1は図5に示す従来の800MHz帯域専用アンテナの
平均受信感度を示し、パターン2は本発明に係る自動車
電話用ガラスアンテナ1の平均受信感度を示している。
性能を確認すべく自動車に実装した状態におけるV偏波
についてダイポールアンテナとの比で表したアンテナの
平均受信感度(単位dB)を示す数表であり、パターン
1は図5に示す従来の800MHz帯域専用アンテナの
平均受信感度を示し、パターン2は本発明に係る自動車
電話用ガラスアンテナ1の平均受信感度を示している。
【0015】図3に示すように、800MHz帯域にお
いては790〜970MHzの全域で、パターン1とパ
ターン2はほぼ同様な平均受信感度が得られる。一方、
1.5GHz帯域においては1430〜1520MHz
の全域で、パターン2はパターン1よりも平均すると約
1.8dB程度よい平均受信感度が得られることが確認
される。
いては790〜970MHzの全域で、パターン1とパ
ターン2はほぼ同様な平均受信感度が得られる。一方、
1.5GHz帯域においては1430〜1520MHz
の全域で、パターン2はパターン1よりも平均すると約
1.8dB程度よい平均受信感度が得られることが確認
される。
【0016】また、図4は、上記数表をグラフで表した
特性図で、横軸は周波数(単位MHz)、縦軸はアンテ
ナの平均受信感度(単位dB)を示し、1.5GHz帯
域においては1430〜1520MHzの全域で、パタ
ーン2がパターン1よりも受信感度がよいことが確認で
きる。
特性図で、横軸は周波数(単位MHz)、縦軸はアンテ
ナの平均受信感度(単位dB)を示し、1.5GHz帯
域においては1430〜1520MHzの全域で、パタ
ーン2がパターン1よりも受信感度がよいことが確認で
きる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、V
字形状に形成した2つのアンテナエレメントの長さを夫
々調整することにより、800MHz帯域及び1.5G
Hz帯域の2周波数帯域で共用できる自動車電話用ガラ
スアンテナを構成することができる。
字形状に形成した2つのアンテナエレメントの長さを夫
々調整することにより、800MHz帯域及び1.5G
Hz帯域の2周波数帯域で共用できる自動車電話用ガラ
スアンテナを構成することができる。
【図1】本発明に係る自動車電話用ガラスアンテナを車
室側から見た設置状態説明図
室側から見た設置状態説明図
【図2】本発明に係る自動車電話用ガラスアンテナのパ
ターン図
ターン図
【図3】800MHz帯域及び1.5GHz帯域のアン
テナのダイポールアンテナとの比で表した平均受信感度
を示す表
テナのダイポールアンテナとの比で表した平均受信感度
を示す表
【図4】800MHz帯域及び1.5GHz帯域のアン
テナのダイポールアンテナとの比で表した平均受信感度
を示す特性図
テナのダイポールアンテナとの比で表した平均受信感度
を示す特性図
【図5】従来の自動車電話用ガラスアンテナのパターン
図
図
1…自動車電話用ガラスアンテナ、2…リアウインドウ
ガラス、3…放射用パターン、3a,3b…アンテナエ
レメント、3c…アンテナエレメントの接続部、4…接
地用パターン、4a,4b,4c,4d…外枠パター
ン、5…引出線路、5a…信号引出用パターン、5b…
シールド用パターン、8…ガラスエッジ。
ガラス、3…放射用パターン、3a,3b…アンテナエ
レメント、3c…アンテナエレメントの接続部、4…接
地用パターン、4a,4b,4c,4d…外枠パター
ン、5…引出線路、5a…信号引出用パターン、5b…
シールド用パターン、8…ガラスエッジ。
Claims (1)
- 【請求項1】 放射用パターンと接地用パターンと引出
線路を備えたアンテナパターンをガラス面上に設けた自
動車電話用ガラスアンテナにおいて、前記放射用パター
ンを2つのアンテナエレメントでV字形状に形成し、こ
れらのアンテナエレメントの長さを調整することによ
り、2周波数帯域で共用できるようにしたことを特徴と
する自動車電話用ガラスアンテナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13488196A JPH09321518A (ja) | 1996-05-29 | 1996-05-29 | 自動車電話用ガラスアンテナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13488196A JPH09321518A (ja) | 1996-05-29 | 1996-05-29 | 自動車電話用ガラスアンテナ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09321518A true JPH09321518A (ja) | 1997-12-12 |
Family
ID=15138693
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13488196A Pending JPH09321518A (ja) | 1996-05-29 | 1996-05-29 | 自動車電話用ガラスアンテナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09321518A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6441791B1 (en) | 2000-08-21 | 2002-08-27 | Nippon Sheet Glass Co., Ltd. | Glass antenna system for mobile communication |
-
1996
- 1996-05-29 JP JP13488196A patent/JPH09321518A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6441791B1 (en) | 2000-08-21 | 2002-08-27 | Nippon Sheet Glass Co., Ltd. | Glass antenna system for mobile communication |
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