JPH0932089A - ボックスカルバートの連結工法及び同工法に用いる可撓連結体 - Google Patents

ボックスカルバートの連結工法及び同工法に用いる可撓連結体

Info

Publication number
JPH0932089A
JPH0932089A JP7186843A JP18684395A JPH0932089A JP H0932089 A JPH0932089 A JP H0932089A JP 7186843 A JP7186843 A JP 7186843A JP 18684395 A JP18684395 A JP 18684395A JP H0932089 A JPH0932089 A JP H0932089A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flexible
box culvert
box
face
culvert
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7186843A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2791758B2 (ja
Inventor
Akira Honma
昭 本間
Tatsuro Toyoda
達郎 豊田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nishikawa Rubber Co Ltd
Asahi Concrete Works Co Ltd
Original Assignee
Nishikawa Rubber Co Ltd
Asahi Concrete Works Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nishikawa Rubber Co Ltd, Asahi Concrete Works Co Ltd filed Critical Nishikawa Rubber Co Ltd
Priority to JP7186843A priority Critical patent/JP2791758B2/ja
Publication of JPH0932089A publication Critical patent/JPH0932089A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2791758B2 publication Critical patent/JP2791758B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sewage (AREA)
  • Joints Allowing Movement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ボックスカルバート構造体としての防水性、耐
久性等に対する信頼性の高い工法の提供。連結作業の効
率性・連結部の品質の向上を図る。 【構成】ボックスカルバートAの連結側の端面近傍に、
該端面と略面一に配置し且つ連結孔を穿設した連結金具
1を一体に設ける。連結金具1に、可撓体5及び両端面
に連結孔を穿設した連結部材6をそれぞれ一体に設けて
形成した可撓連結体Bをボルト8により取付ける。取付
けに当たってパッキング材7を介在させ、且つバックア
ップ9を装着する。可撓連結体Bを介して隣接するボッ
クスカルバートA、Aを連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主に水路として用いら
れるプレキャストボックスカルバートの連結構造体を構
築するにあたり、上載荷重、地盤耐力、地震等の影響で
構造体に伸縮、沈下、横ずれ等が発生した場合、連結構
造体が破損することなく変位に追随できるように可撓連
結部を備えた管路構造体とすることができるボックスカ
ルバートの連結工法及び該工法に用いる可撓連結体に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、水路等に用いられるボックスカル
バートの連結工法は、図10に示されるようにボックス
カルバートの内周の端部を一部切り欠いて、中央部又は
外部方向に湾曲させた可撓体11をそれぞれボルト1
2、12より連結させるものが多かった。
【0003】このような技術はボックスカルバートA、
Aが地震等の影響で伸縮或いは横ずれが発生した場合、
左右両方のボックスカルバートA、Aはその変位に追随
できる機能を有するものの、連結構造体内外を遮断する
可撓体11がゴム弾性体を素材としているため、構造体
内外の影響を受けやすい。従って、構造体内外の影響を
少なくして一層の耐久性のある連結構造体の開発が望ま
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の問題点を解決するために発明されたものであり、ボ
ックスカルバートの連結に当たって連結構造体としての
防水性、耐久性等に対する信頼性の高い工法を提供する
ことにある。更に、本発明は、可撓連結体をボックスカ
ルバート連結部に配置する他の部材との一体化を図るこ
とにより、連結作業の効率を図るとともに連結部の品質
の向上を図ることを課題とするものである。
【0005】更に、本発明は連結部に配置する可撓連結
体の取付作業を容易化することを課題とするものであ
る。更に、本発明は左右のボックスカルバートが地震等
によりその連結部においてずれることがあってもその水
密性及び耐久性の信頼性を確保することを課題とするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を達
成するために、請求項1に記載の発明は、ボックスカル
バートの連結工法において、ボックスカルバートの連結
側の端面近傍に、該端面と略面一に配置し且つ連結孔を
穿設した連結金具を一体に設け、該連結金具に、可撓体
及びその両端面に連結部材を一体に設けて形成した可撓
連結体をその一側を介して連結具により取り付け、更
に、前記可撓連結体の他側に、隣接する他のボックスカ
ルバートを連結具により連結し、もって順次ボックスカ
ルバートを可撓連結体を介して連結するようにしたもの
である。
【0007】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のボックスカルバートの連結工法において、ボックスカ
ルバートの端面近傍に連結金具を設けるに当たり、ボッ
クスカルバート端面近傍の複数箇所にその長さ方向に沿
って一定深さの凹部を穿設し、該凹部の端面近傍に断面
形状をU字型に形成した連結金具を埋設すると共に、凹
部は可撓連結体を連結具により連結後、埋設物で埋設す
るようにしたものである。
【0008】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
のボックスカルバートの連結工法において、ボックスカ
ルバート内の連結金具近傍に補強部材を埋設するように
したものである。
【0009】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3に
記載のいずれか1つのボックスカルバートの連結工法に
おいて、可撓連結体をボックスカルバート端面に取付け
るに当たり、ボックスカルバート端面の平面形状に略等
しい平面形状のパッキング材を介在させたものである。
【0010】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
のボックスカルバートの連結工法において、可撓体の両
側に配置されているパッキング材間で且つ可撓体の外周
に隣接してバックアップ材を設けるにしたものである。
【0011】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5に
記載のいずれか1つのボックスカルバートの連結工法に
おいて、可撓連結体の当初設定圧縮率を略50パーセン
トとしたものである。
【0012】請求項7に記載の発明は、請求項1〜6に
記載のいずれか1つのボックスカルバートの連結工法に
おいて、ボックスカルバート連結部の内周面で可撓連結
体部分に伸縮性を有する一定の厚みを有する目地材を設
け、該目地材により、連結されている2つのボックスカ
ルバートの内周面と連結部の部分とが略平滑となるよう
に形成させたものである。
【0013】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
のボックスカルバートの連結工法において、ボックスカ
ルバートの端面を、端面周囲のボックスカルバートの長
さ方向に沿った一定長さを切欠いて後退部を形成し、該
後退部に目地材を延設して配置させものである。
【0014】請求項9に記載の発明は、ボックスカルバ
ートの連結工法に用いる可撓連結体において、可撓体
と、その両端辺部に一定深さで埋設させて一体に配置さ
せた連結部材とからなるものである。
【0015】請求項10に記載の発明は、請求項9に記
載のボックスカルバートの連結工法に用いる可撓連結体
において、可撓体端面及び連結部材端面を面一に形成す
ると共に、これら端面にパッキング材の一側を当接し、
もって可撓連結体の両端面にパッキング材を一体的に設
けたものである。
【0016】請求項11に記載の発明は、請求項10に
記載のボックスカルバートの連結工法に用いる可撓連結
体において、パッキング材のボックスカルバート端面に
当接する面の形状は、ボックスカルバート端面形状と略
同形状に形成させたものである。
【0017】請求項12に記載の発明は、請求項11に
記載のボックスカルバートの連結工法に用いる可撓連結
体において、パッキング材間に可撓体に隣接して弾性を
有するバックアップ材を一体的に設けたものである。
【0018】請求項13に記載の発明は、請求項12に
記載のボックスカルバートの連結工法に用いる可撓連結
体において、バックアップ材をゴムスポンジを素材とし
て形成したものである。
【0019】
【作用】請求項1に記載の発明は、ボックスカルバート
の連結側の端面近傍に、該端面と略面一に配置し且つ連
結孔を穿設した連結金具を一体に設け、該連結金具に、
可撓体及びその端部に連結孔を穿設した連結部材を一体
に設けた可撓連結体を取り付け、もって該可撓連結体を
介してボックスカルバートを連結するようにしたことに
より、確実にボックスカルバートに可撓連結体を取り付
ける。
【0020】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明の作用に加えて、ボックスカルバート端面近傍に
連結金具を設けるに当たり、ボックスカルバート端面近
傍の複数箇所にその長さ方向に沿って一定深さの凹部を
穿設し、該凹部の端面近傍に断面形状をU字型に形成し
た連結金具を埋設すると共に、凹部には可撓連結体の連
結後埋設物で埋設するようにしたことにより可撓連結体
の取付作業が容易になるばかりでなくその後凹部を埋設
したことにより取り付け部の耐久性を確保する。
【0021】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明の作用に加えて、ボックスカルバートの連結金具
近傍に補強部材を埋設することにより、連結金具のボッ
クスカルバートとの一体性を向上させる。
【0022】請求項4に記載の発明は、請求項1に記載
の発明の作用に加えて、可撓連結体をボックスカルバー
ト端面に取り付けるに当たり、ボックスカルバート端面
の形状に略等しいパッキング材を介在させたことによ
り、ボックスカルバートと可撓連結体との円滑な連結状
態の確保及び水密性の向上に資する。
【0023】請求項5に記載の発明は、請求項1に記載
の発明の作用に加えて、可撓体の両側に配置されている
パッキング材間に、可撓体の外周に隣接してバックアッ
プ材を設けることにより、可撓連結体の作用と相まって
ボックスカルバート構造体内外の水密性の向上に機能す
るばかりでなくパッキング材の作用を補強する。
【0024】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5に
記載のいずれか1つの発明の作用に加えて、可撓連結体
の当初設定圧縮率を略50パーセントとしたことによ
り、ボックスカルバート間の伸長又は圧縮が発生しても
それぞれの変形に対して順応して水密性を確保するとと
もに、可撓連結体の破損を最小限に止める。
【0025】請求項7に記載の発明は、請求項1〜5に
記載のいずれか1つの発明の作用に加えて、ボックスカ
ルバートの少なくとも内周面に、可撓連結体部分に設け
られる伸縮性を有する目地材により、内周面と連結部分
とが略平滑となるように形成されていることにより、構
造体内を流れる流体が可撓連結体部に浸水することを予
防し、しかも構造体内を流れる流体の流れの障害となる
ことはない。更に構造体の外側にも目地材を設けること
によりボックスカルバートA、A間の距離が変動しても
伸縮性を有する目地材が構造体外の水分を可撓連結体内
に浸水させることは少ない。
【0026】請求項8に記載の発明は、請求項1〜5に
記載のいずれか1つの発明の作用に加えて、ボックスカ
ルバートの端面形状を、その少なくとも端面内周の一定
長さを後退させて後退部を形成し、該後退部の高さ分の
厚みで可撓連結体外周に伸縮性を有する目地材を配置さ
せたことにより、目地材とボックスカルバートとの接合
部分が長くなるからボックスカルバートから目地材が剥
離することが少なくなる。更にボックスカルバート内面
と伸縮性を有する目地材との表面が滑らかに連続するこ
とから内部を流れる流体の運動エネルギーに影響を及ぼ
すことが少ない。
【0027】請求項9に記載の発明は、請求項1〜5に
記載のいずれか1つの発明の作用に加えて、可撓体端面
及びその両端面に連結板を一体に設けたことにより可撓
連結体の運搬・取付が容易になるばかりでなく、可撓体
と連結体とを前もって工場等で製作できるのでその耐久
性など信頼性の向上に資する。
【0028】請求項10に記載の発明は、請求項1〜5
に記載のいずれか1つの発明の作用に加えて、可撓体端
面及びその両端面に設けた連結金具端面にパッキング材
の一側を当接し一体としたことにより、連結部に配置す
る部材の一体性を更に高め連結工程のシステム化に資す
るとともに連結部の耐久性及び信頼性を高める。
【0029】請求項11に記載の発明は、請求項1〜5
に記載のいずれか1つの発明の作用に加えて、可撓体、
連結金具、及びパッキング材は全体として一体形状に形
成されており、且つパッキング材はボックスカルバート
の端面と平面形状において略同形状に形成されているこ
とにより、可撓連結体の配置が容易になり取付作業の簡
略化を図ると共に水密性の確保を図る。
【0030】請求項12に記載の発明は、請求項1〜5
に記載のいずれか1つの発明の作用に加えて、パッキン
グ材間に可撓体に隣接してバックアップ材を設けたこと
により、左右のボックスカルバートの連結作業で配置す
べきものは1つであることから作業性の向上に資すると
ともに一体性の高い可撓連結体とすることにより作業の
良し悪しに影響されることなく確実な連結部を実現す
る。
【0031】請求項13に記載の発明は、請求項1〜5
に記載のいずれか1つの発明の作用に加えて、バックア
ップ材をゴムスポンジを素材として形成したことによ
り、その伸縮が自在であることから連結部の伸縮に対し
て防水性を確保しつつ的確に順応する。
【0032】
【実施例】以下、図面を参照にして本発明の実施例を説
明する。図1は左右のボックスカルバートA、Aを可撓
連結体を用いて連結する直前の状態を示している。この
実施例の可撓連結体Bは、図7に示されるように、断面
逆M型に形成された一定厚みのゴムを素材とする可撓体
5の両端辺に断面長方形状の連結部材6が一定深さで埋
め込まれ、且つ可撓体5の端面と連結部材6の端面とが
面一に形成された形状のもので構成され、更に、図8に
示すように、可撓連結体Bの両端面に断面長方形状でそ
の平面形状が当接すべきボックスカルバートAの端面の
平面形状と同形状に形成されたパッキング材7、7が一
体的に設けられている。
【0033】また、更に、図9に示されるように両パッ
キング材7、7間で可撓連結体Bの図9における上下位
置に、バックアップ材9が一体的に配置されているもの
が用いられる。この可撓連結体の詳細については後述す
る。
【0034】先ず、ボックスカルバート構造体を構成す
るボックスカルバートAの連結側端面の構造について説
明する。図1及び図4〜図6に示されるように、ボック
スカルバートAの連結側端面には、連結金具1・・・が
略等間隔で設けられる。連結金具1は、図5に示される
ように、鋼材等金属を素材とし、その断面形状がコ字型
に形成され当接部1bの中央部には連結孔1a即ちボル
ト孔が穿設されている。またその両端の延設部1c、1
cには一定長さの棒状の補強部材3、3が溶接されて固
着されている。
【0035】ボックスカルバートAの連結側の端面近傍
に一定間隔で凹部2が形成され、この凹部2を囲むよう
に、この連結金具1はボックスカルバートAに埋設され
て配置されている。埋設するためにプレキャストの段階
で金型内に前もって配置された状態でボックスカルバー
トAが形成される。なお凹部2も金型で形成されること
になる。
【0036】図1、図4及び図6に示されるように、連
結金具1の上下及び左右のボックスカルバートAの角部
は切り欠かれた状態で後退部4が形成される。この後退
部4には後述の伸縮性を有する目地材10が切り欠かれ
た深さと同程度の厚みで配置されることになる。
【0037】次に可撓連結体Bについて詳細に説明す
る。図7に示されるように、可撓連結体Bを構成する可
撓体5は、全体としてボックスカルバートAの端面に沿
った一定幅のリング状に形成され、その断面は逆M型に
形成され、図7において横方向に伸縮自在に弾性変形可
能に形成され、通常は耐水性のゴムを素材として形成さ
れる。
【0038】そして、その両側面には全体としてリング
状で、断面形状では長方形の耐錆性の高い例えばスチー
ル材からなる連結部材6、6が一体として設けられる。
この連結部材6には一定の間隔をおいて連結孔6a、6
a即ちボルト孔が穿設されている。
【0039】なお、連結部材6、6はスチール材が望ま
しいが、他の素材、例えば高硬度のプラスチック或いは
セラミック等を用いても良く、本発明はこれらのものを
含めて連結部材と称する。又、可撓体5と連結部材6・
・との接合部は、相互の結合性を高めるため接着材を用
いてもよく、更に、相互に係合用の凹凸を形成して一体
性の向上を図っても良い。
【0040】この可撓連結体Bは単体として連結工法に
供されるが、更に、図8に示されるように、現場に持ち
込む前に、例えば工場等で前もって可撓連結体Bの両端
面にパッキング材7、7を接着剤等を用いて一体的に設
けたもの、更には、図9に示されるように、これらに加
えてゴムスポンジを素材としたバックアップ材9a、9
bをパッキング材7を介して可撓連結体Bに前もって装
着したものが用いられる。
【0041】従って、ベストモードとして、図9のパッ
キング材及びバックアップ材を付設した可撓連結体が図
2に示されている。なおパッキング材7にも一定間隔で
連結孔7a・・・が連結部材6の連結孔6a・・・の軸
線を一致させて穿設されている。
【0042】次に2つのボックスカルバートA、Aの連
結工法について説明する。一方のボックスカルバートを
敷設等により固定し、その連結側の端面に図9に示すパ
ッキング材7、バックアップ材9が付設された可撓連結
体Bを押し当てこれを連結孔を形成するボルト8・・・
により固定する。固定具を形成するボルト8による連結
後、凹部2には埋設物としてコンクリートを充填する。
【0043】なお、通常は上記作業は現場ですることは
なくボックスカルバートの出荷時においてその一方の端
面にあらかじめ前記の可撓連結体B等の一式を取り付け
ておけば、現場作業を少なくするばかりでなく取付作業
品質の良いボックスカルバート構造体が提供できる。
【0044】次に、連結すべきボックスカルバートを既
に敷設されているボックスカルバートAの端面の可撓連
結体B等に押し当て、別途用意したボルト8・・・によ
りボックスカルバート内から凹部2に手を差し入れて連
結作業を行う。
【0045】なおボルト8による連結後凹部2は埋設物
としてコンクリートを充填する。次に両ボックスカルバ
ートA、Aを構造的に連結するためにPC鋼棒により連
結するが、両ボックスカルバートA、A間の距離は可撓
連結体Bが50パーセント程度に圧縮されて設定される
ことが望ましい。
【0046】この場合、バックアック材9も同様に自然
状態と比べて略50パーセントに圧縮されるように設定
されることが望ましい。当然のことながらPC鋼棒によ
る緊結状態において端面同士が平行であり従って均等な
圧縮状態であることが望ましい。
【0047】上記連結作業が完了した状態で可撓連結部
Bの内周及び外周に伸縮性の目地材例えばポリウレタン
系合成樹脂を素材とする目地材を塗布することにより内
外方向から連結部を密閉する。なお、バックアップ材9
のゴムスポンジは独立気泡、又は連結気泡を適宜使い分
けることができる。独立気泡は弾力性及び水密性に富
む。連結気泡は形状変更に順応しやすいという特性があ
り現場の状況において使い分ける。
【0048】またバックアップ材9は上記実施例では断
面長方形状としたが略50パーセント圧縮により中太り
になることを考慮してその中央部を幅狭状に形成しても
良い。
【0049】次に、上記実施例の機能を説明する。ボッ
クスカルバートAの連結側の端面近傍に、該端面と略面
一に配置し且つ連結孔1aを穿設した連結金具1を一体
に設け、該連結金具1に、可撓体5及びその端部に連結
孔6aを穿設した連結部材6を一体に設けた可撓連結体
Bを取り付け、もって該可撓連結体Bを介してボックス
カルバートA,Aを連結するようにしたことにより、確
実にボックスカルバートA、Aに可撓連結体Bを取り付
けることができる。
【0050】ボックスカルバートA端面近傍に連結金具
1を設けるに当たり、ボックスカルバートA端面近傍の
複数箇所にその長さ方向に沿って一定深さの凹部2・・
を穿設し、該凹部2・・の端面近傍に断面形状をU字型
に形成した連結金具1・・を埋設すると共に、凹部2・
・には可撓連結体Bの連結後、埋設物で埋設するように
したことにより、可撓連結体Bの取付作業が容易になる
ばかりでなくその後凹部2を埋設したことにより取付け
部の耐久性を確保する。
【0051】更に、ボックスカルバートAの連結金具1
・・近傍に補強部材3・・を埋設することにより、連結
金具1とボックスカルバートA・・・との一体性を向上
させる。可撓連結体BをボックスカルバートA端面に取
り付けるに当たり、ボックスカルバートA端面の形状に
略等しいパッキング材7、7を介在させたことにより、
ボックスカルバートAと可撓連結体Bとの円滑な連結状
態の確保及び水密性の向上に資する。
【0052】又、可撓連結体Bの両側に配置されている
パッキング材7、7間に、可撓体5の内外周に隣接して
バックアップ材9a、9bを設けることにより、可撓連
結体Bの作用と相まってボックスカルバート構造体内外
の水密性の向上に機能するばかりでなくパッキング材7
の作用を補強する。
【0053】又、可撓連結体Bの当初設定圧縮率を略5
0パーセントとしたことにより、ボックスカルバート
A、A間の伸長又は圧縮が発生してもそれぞれの変形に
対して順応して水密性を確保するとともに、可撓連結体
Bの破損を最小限に止める。
【0054】更に、ボックスカルバートA、Aの内外周
面に、可撓連結体B部分で構成する連結部に設けられる
伸縮性を有する目地材10により、内周面と連結部分と
が略平滑となるように形成されていることにより、連結
構造体内を流れる流体が可撓連結体Bに浸水することを
予防し、しかも構造体内を流れる流体の流れの障害とな
ることはない。更に構造体の外側にも伸縮性を有する目
地材10を設けることによりボックスカルバートA、A
間の距離が変動しても目地材10が構造体外の水を可撓
連結体B内に浸水させることはない。
【0055】又、ボックスカルバートAの端面形状を、
その少なくとも端面内周の一定長さを後退させて後退部
4を形成し、該後退部4の高さ分の厚みで可撓連結体B
外周に伸縮性を有する目地材10を配置させたことによ
り、目地材10とボックスカルバートAとの接合部分が
長くなるからボックスカルバートAから目地材10が剥
離することが少なくなる。更にボックスカルバートA内
面と目地材10との表面が滑らかに連続することから内
部を流れる流体の運動エネルギーに影響を及ぼすことが
少ない。
【0056】可撓体5端面及びその両端面に連結部材
6、6を一体に設けたことにより、可撓連結体Bの運搬
・取付が容易になるばかりでなく、可撓体5と連結部材
6とを前もって工場等で製作できるのでその耐久性など
信頼性の向上に資する。
【0057】又、可撓体5端面及びその両端面に設けた
連結部材6、6端面にパッキング材7、7の一側を当接
し一体としたことにより、連結部に配置する部材の一体
性を更に高め連結工程のシステム化に資するとともに連
結部の耐久性及び信頼性を高める。可撓体5端面、連結
部材5、5、及びパッキング材7、7は全体として一体
形状に形成されており、且つパッキング材7、7はボッ
クスカルバートAの端面と略同形状に形成されているこ
とにより、可撓連結体Bの配置が容易になり取付作業の
簡略化を図ると共に水密性の確保を図る。
【0058】加えて、パッキング材7、7間にバックア
ップ材9を設けたことにより、左右のボックスカルバー
トA、Aの連結作業は配置すべきものは1つであること
から作業性の向上に資するとともに、一体性の高い可撓
連結体とすることにより作業の良し悪しに影響されるこ
となく確実な連結部を実現する。特に、バックアップ材
9をゴムスポンジを素材として形成したことにより、そ
の伸縮が自在であることから連結部の伸縮に対して防水
性を確保しつつ的確に順応する。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、上記構成により以下の
効果を奏する。 1.請求項1に記載の発明によれば、ボックスカルバー
ト構造体を構成する左右のボックスカルバートが相互に
位置ずれを起こしてもある程度の範囲内であれば水密性
を確保したまま円滑に対応させることができ、左右端部
に緊結用の連結金物を埋設するだけなので連続的な断面
欠損とはならず、比較的断面厚さが薄い製品にも適用す
ることができる。
【0060】2.請求項2に記載の発明によれば、請求
項1に記載の発明の効果に加えて、本発明の可撓連結体
は、タップ用の連結孔を穿設した連結部材とゴム等から
なる可撓体が一体構造となっており、ボルトを連結金具
内部、即ちボックスカルバートの凹部より差し込み連結
・緊結できるので、可撓部の間隙の大小にとらわれるこ
となく作業ができ、又、定着用の連結部材が可撓連結体
の最外側であることから、ボックスカルバートが変位す
るときに連結部材が接触する等の障害を発生させない。
【0061】3.請求項3に記載の発明によれば、請求
項1に記載の発明の効果に加えて、連結金具近傍に補強
部材を埋設することで連結金具とボックスカルバートの
一体性を高めることができる。このことは逆に連結金具
を小型化することができる。
【0062】4.請求項4に記載の発明によれば、請求
項1に記載の発明の効果に加えて、ボックスカルバート
端面と可撓連結体との間に板ゴム、又はスポンジゴム等
のパッキング材を介在させるので漏れ、侵入水を防止で
きる。
【0063】5.請求項5に記載の発明によれば、請求
項1に記載の発明の効果に加えて、製品の断面方向で可
撓連結体材の内側、及び外側にゴムスポンジ等のバック
アップ材を用いるので外部からの土砂、ゴミ等の侵入を
防止でき、又、ポリウレタン系の目地材を用いて水路面
を平滑に仕上げるため水流の障害とならない。
【0064】6.請求項6に記載の発明によれば、請求
項1〜5に記載のいずれか1つの発明の効果に加えて、
略50パーセントの圧縮状態で当初設定したことにより
ボックスカルバート連結部の伸縮両方向の移動に対応さ
せることができる。
【0065】7.請求項7に記載の発明によれば、請求
項1〜5に記載のいずれか1つの発明効果に加えて、伸
縮性を有する目地材を設けることにより水密性の向上を
図ることができる。しかも表面平滑状態に形成されてい
ることから内部を流れる流体の動きを阻害することがな
く、逆に言えば目地材自体も流体の流動エネルギーによ
り損傷されることはない。
【0066】8.請求項8に記載の発明によれば、請求
項7に記載の発明の効果に加えて、目地材の配置にもか
かわらず連結構造体内面が平滑であり流体の流れがスム
ースである。又、左右のボックスカルバートと目地材と
の一体性も優れている。
【0067】9.請求項9に記載の発明によれば、可撓
連結体は一体性に優れているから、取扱い勝手が良く品
質の均一性を図ることができる。
【0068】10.請求項10に記載の発明によれば、
請求項9に記載の発明の効果に加えて、更に、ボックス
カルバートの施工法において、施工が容易で、取扱い勝
手が良く品質の均一な連結構造体が得られる。又、水漏
れ等の発生も少ない連結構造体が得られる。
【0069】11.請求項11に記載の発明によれば、
請求項10に記載の発明の効果に加えて、パッキング材
はボックスカルバートの端面と略同形状に形成させたこ
とにより、端面部の当接作業をパッキング材を目印に行
えば良いから、作業性がよく、また水密性もよい。
【0070】12.請求項12に記載の発明によれば、
請求項11に記載の発明の効果に加えて、バックアップ
材を可撓連結体の保護材としての機能を発揮させること
ができるから、可撓連結体の耐水性や耐久性を更に向上
させることができる。
【0071】13.請求項13に記載の発明によれば、
請求項12に記載の発明の効果に加えて、バックアップ
材をゴムスポンジを素材として形成したことから、連結
構造体の折曲や位置ずれに柔軟に対応させ、可撓連結体
の耐水性や耐久性を維持させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る概略説明図。
【図2】同実施例の可撓連結体Bの正面図。
【図3】同実施例の連結状態を示す断面図。
【図4】同実施例のボックスカルバートの連結端面の部
分正面図。
【図5】同実施例の用いる連結金具及び補強体の配置状
態を示す説明図。
【図6】図5の側面図。
【図7】可撓連結体Bの断面図。
【図8】可撓連結体の変形例を示す断面図。
【図9】可撓連結体の更に変形した断面図。
【図10】従来例を示す要部断面図。
【符号の説明】
A・・・ボックスカルバート B・・・可撓連結体 1・・・連結金具 1a・・・連結孔 1b・・・当接部 1c・・・延設部 2・・・凹部 3・・・補強体 4・・・後退部 5・・・可撓体 6・・・連結部材 6a・・・連結孔(ボルト孔) 7・・・パッキング材 7a・・・連結孔(ボルト孔) 8・・・ボルト 9、9a、9b・・・バックアップ材 10・・目地材 11・・可撓体 12・・連結具(ボルト)
【手続補正書】
【提出日】平成8年8月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3
記載のいずれかの発明の作用に加えて、可撓連結体をボ
ックスカルバート端面に取り付けるに当たり、ボックス
カルバート端面の形状に略等しいパッキング材を介在さ
せたことにより、ボックスカルバートと可撓連結体との
円滑な連結状態の確保及び水密性の向上に資する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】請求項5に記載の発明は、請求項に記載
の発明の作用に加えて、可撓体の両側に配置されている
パッキング材間に、可撓体の外周に隣接してバックアッ
プ材を設けることにより、可撓連結体の作用と相まって
ボックスカルバート構造体内外の水密性の向上に機能す
るばかりでなくパッキング材の作用を補強する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】請求項7に記載の発明は、請求項1〜
記載のいずれか1つの発明の作用に加えて、ボックスカ
ルバートの少なくとも内周面に、可撓連結体部分に設け
られる伸縮性を有する目地材により、内周面と連結部分
とが略平滑となるように形成されていることにより、構
造体内を流れる流体が可撓連結体部に浸水することを予
防し、しかも構造体内を流れる流体の流れの障害となる
ことはない。更に構造体の外側にも目地材を設けること
によりボックスカルバートA、A間の距離が変動しても
伸縮性を有する目地材が構造体外の水分を可撓連結体内
に浸水させることは少ない。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の発明の作用に加えて、ボックスカルバートの端面形状
を、その少なくとも端面内周の一定長さを後退させて後
退部を形成し、該後退部の高さ分の厚みで可撓連結体外
周に伸縮性を有する目地材を配置させたことにより、目
地材とボックスカルバートとの接合部分が長くなるから
ボックスカルバートから目地材が剥離することが少なく
なる。更にボックスカルバート内面と伸縮性を有する目
地材との表面が滑らかに連続することから内部を流れる
流体の運動エネルギーに影響を及ぼすことが少ない。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】請求項9に記載の発明は可撓体端面及び
その両端面に連結板を一体に設けたことにより可撓連結
体の運搬・取付が容易になるばかりでなく、可撓体と連
結体とを前もって工場等で製作できるのでその耐久性な
ど信頼性の向上に資する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】請求項10に記載の発明は、請求項9記載
の発明の作用に加えて、可撓体端面及びその両端面に設
けた連結金具端面にパッキング材の一側を当接し一体と
したことにより、連結部に配置する部材の一体性を更に
高め連結工程のシステム化に資するとともに連結部の耐
久性及び信頼性を高める。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】請求項11に記載の発明は、請求項10記
載の発明の作用に加えて、可撓体、連結金具、及びパッ
キング材は全体として一体形状に形成されており、且つ
パッキング材はボックスカルバートの端面と平面形状に
おいて略同形状に形成されていることにより、可撓連結
体の配置が容易になり取付作業の簡略化を図ると共に水
密性の確保を図る。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】請求項12に記載の発明は、請求項11記
載の発明の作用に加えて、パッキング材間に可撓体に隣
接してバックアップ材を設けたことにより、左右のボッ
クスカルバートの連結作業で配置すべきものは1つであ
ることから作業性の向上に資するとともに一体性の高い
可撓連結体とすることにより作業の良し悪しに影響され
ることなく確実な連結部を実現する。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】請求項13に記載の発明は、請求項12記
載の発明の作用に加えて、バックアップ材をゴムスポン
ジを素材として形成したことにより、その伸縮が自在で
あることから連結部の伸縮に対して防水性を確保しつつ
的確に順応する。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】先ず、ボックスカルバート構造体を構成す
るボックスカルバートAの連結側端面の構造について説
明する。図1及び図4〜図6に示されるように、ボック
スカルバートAの連結側端面には、連結金具1・・・が
略等間隔で設けられる。連結金具1は、図5に示される
ように、鋼材等金属を素材とし、その断面形状がコ字型
に形成され当接部1bの中央部には連結孔1a即ちボル
ト孔が穿設されている。またその両端の延設部1c、1
cには一定長さの棒状の補強体3、3が溶接されて固着
されている。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0051
【補正方法】変更
【補正内容】
【0051】更に、ボックスカルバートAの連結金具1
・・近傍に補強体3・・を埋設することにより、連結金
具1とボックスカルバートA・・・との一体性を向上さ
せる。可撓連結体BをボックスカルバートA端面に取り
付けるに当たり、ボックスカルバートA端面の形状に略
等しいパッキング材7、7を介在させたことにより、ボ
ックスカルバートAと可撓連結体Bとの円滑な連結状態
の確保及び水密性の向上に資する。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0057
【補正方法】変更
【補正内容】
【0057】また、可撓体5端面及びその両端面に設け
た連結部材6、6端面にパッキング材7、7の一側を当
接し一体としたことにより、連結部に配置する部材の一
体性を更に高め連結工程のシステム化に資するとともに
連結部の耐久性及び信頼性を高める。可撓体5端面、連
結部材6、6、及びパッキング材7、7は全体として一
体形状に形成されており、且つパッキング材7、7はボ
ックスカルバートAの端面と略同形状に形成されている
ことにより、可撓連結体Bの配置が容易になり取付作業
の簡略化を図ると共に水密性の確保を図る。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0061
【補正方法】変更
【補正内容】
【0061】3.請求項3に記載の発明によれば、請求
に記載の発明の効果に加えて、連結金具近傍に補強
部材を埋設することで連結金具とボックスカルバートの
一体性を高めることができる。このことは逆に連結金具
を小型化することができる。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0062
【補正方法】変更
【補正内容】
【0062】4.請求項4に記載の発明によれば、請求
項1〜3に記載のいずれか1つの発明の効果に加えて、
ボックスカルバート端面と可撓連結体との間に板ゴム、
又はスポンジゴム等のパッキング材を介在させるので漏
れ、侵入水を防止できる。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0063
【補正方法】変更
【補正内容】
【0063】5.請求項5に記載の発明によれば、請求
に記載の発明の効果に加えて、製品の断面方向で可
撓連結体材の内側、及び外側にゴムスポンジ等のバック
アップ材を用いるので外部からの土砂、ゴミ等の侵入を
防止でき、又、ポリウレタン系の目地材を用いて水路面
を平滑に仕上げるため水流の障害とならない。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0065
【補正方法】変更
【補正内容】
【0065】7.請求項7に記載の発明によれば、請求
項1〜に記載のいずれか1つの発明効果に加えて、伸
縮性を有する目地材を設けることにより水密性の向上を
図ることができる。しかも表面平滑状態に形成されてい
ることから内部を流れる流体の動きを阻害することがな
く、逆に言えば目地材自体も流体の流動エネルギーによ
り損傷されることはない。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボックスカルバートの連結側の端面近傍
    に、該端面と略面一に配置し且つ連結孔を穿設した連結
    金具を一体に設け、該連結金具に、可撓体及びその両端
    面に連結部材を一体に設けて形成した可撓連結体をその
    一側を介して連結具により取り付け、更に、前記可撓連
    結体の他側に、隣接する他のボックスカルバートを連結
    具により連結し、もって順次ボックスカルバートを可撓
    連結体を介して連結するようにしたことを特徴とするボ
    ックスカルバートの連結工法。
  2. 【請求項2】ボックスカルバートの端面近傍に連結金具
    を設けるに当たり、ボックスカルバート端面近傍の複数
    箇所にその長さ方向に沿って一定深さの凹部を穿設し、
    該凹部の端面近傍に断面形状をU字型に形成した連結金
    具を埋設すると共に、凹部は可撓連結体を連結具により
    連結後、埋設物で埋設するようにしたことを特徴とする
    請求項2に記載のボックスカルバートの連結工法。
  3. 【請求項3】ボックスカルバート内の連結金具近傍に補
    強部材を埋設することを特徴とする請求項2に記載のボ
    ックスカルバートの連結工法。
  4. 【請求項4】可撓連結体をボックスカルバート端面に取
    付けるに当たり、ボックスカルバート端面の平面形状に
    略等しい平面形状のパッキング材を介在させたことを特
    徴とする請求項1〜3に記載のいずれか1つのボックス
    カルバートの連結工法。
  5. 【請求項5】可撓体の両側に配置されているパッキング
    材間で且つ可撓体の外周に隣接してバックアップ材を設
    けることを特徴とする請求項4に記載のボックスカルバ
    ートの連結工法。
  6. 【請求項6】可撓連結体の当初設定圧縮率を略50パー
    セントとしたことを特徴とする請求項1〜5に記載のい
    ずれか1つのボックスカルバートの連結工法。
  7. 【請求項7】ボックスカルバート連結部の内周面で可撓
    連結体部分に伸縮性を有する一定の厚みを有する目地材
    を設け、該目地材により、連結されている2つのボック
    スカルバートの内周面と連結部の部分とが略平滑となる
    ように形成されていることを特徴とする請求項1〜6に
    記載のいずれか1つのボックスカルバートの連結工法。
  8. 【請求項8】ボックスカルバートの端面を、端面周囲の
    ボックスカルバートの長さ方向に沿った一定長さを切欠
    いて後退部を形成し、該後退部に目地材を延設して配置
    させたことを特徴とする請求項7に記載のボックスカル
    バートの連結工法。
  9. 【請求項9】可撓体と、その両端辺部に一定深さで埋設
    させて一体に配置させた連結部材とからなることを特徴
    とするボックスカルバートの連結工法に用いる可撓連結
    体。
  10. 【請求項10】可撓体端面及び連結部材端面を面一に形
    成すると共に、これら端面にパッキング材の一側を当接
    し、もって可撓連結体の両端面にパッキング材を一体的
    に設けたことを特徴とする請求項9に記載のボックスカ
    ルバートの連結工法に用いるパッキング材付き可撓連結
    体。
  11. 【請求項11】パッキング材のボックスカルバート端面
    に当接する面の形状は、ボックスカルバート端面形状と
    略同形状に形成されていることを特徴とする請求項10
    に記載のボックスカルバートの連結工法に用いるパッキ
    ング材付き可撓連結体。
  12. 【請求項12】パッキング材間に可撓体に隣接して弾性
    を有するバックアップ材を一体的に設けたことを特徴と
    する請求項11に記載のボックスカルバートの連結工法
    に用いるパッキング材及びバックアップ材を設けた可撓
    連結体。
  13. 【請求項13】バックアップ材をゴムスポンジを素材と
    して形成したことを特徴とする請求項12に記載のボッ
    クスカルバートの連結工法に用いるパッキング材及びバ
    ックアップ材を設けた可撓連結体。
JP7186843A 1995-07-24 1995-07-24 ボックスカルバートの連結工法及び同工法に用いる可撓連結体 Expired - Fee Related JP2791758B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7186843A JP2791758B2 (ja) 1995-07-24 1995-07-24 ボックスカルバートの連結工法及び同工法に用いる可撓連結体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7186843A JP2791758B2 (ja) 1995-07-24 1995-07-24 ボックスカルバートの連結工法及び同工法に用いる可撓連結体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0932089A true JPH0932089A (ja) 1997-02-04
JP2791758B2 JP2791758B2 (ja) 1998-08-27

Family

ID=16195613

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7186843A Expired - Fee Related JP2791758B2 (ja) 1995-07-24 1995-07-24 ボックスカルバートの連結工法及び同工法に用いる可撓連結体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2791758B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013036201A (ja) * 2011-08-05 2013-02-21 Michinori Umezawa コンクリート製品等の制震継手構造と目地開き対策施工法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58123935A (ja) * 1981-11-25 1983-07-23 西武ポリマ化成株式会社 暗渠の継手
JPS6115071U (ja) * 1984-06-29 1986-01-28 トヨタ自動車株式会社 熱風循環型塗装乾燥炉

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58123935A (ja) * 1981-11-25 1983-07-23 西武ポリマ化成株式会社 暗渠の継手
JPS6115071U (ja) * 1984-06-29 1986-01-28 トヨタ自動車株式会社 熱風循環型塗装乾燥炉

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013036201A (ja) * 2011-08-05 2013-02-21 Michinori Umezawa コンクリート製品等の制震継手構造と目地開き対策施工法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2791758B2 (ja) 1998-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110029599B (zh) 预制涵洞钢制连接构造及施工方法
WO2001084037A1 (fr) Materiau de reparation de canalisation, structure de reparation, et procede de reparation
US20040208704A1 (en) Manhole structure constructing method, manhole structure water-stop flexible joint and manhole structure
KR100411659B1 (ko) 그라우트용 관이 구비된 프리캐스트 콘크리트 암거 및암수 전단키내 모르타르 채움을 통한 프리캐스트콘크리트 암거의 접합방법
JP5014932B2 (ja) コンクリート構造体の継手構造およびその施工方法
JPH0932089A (ja) ボックスカルバートの連結工法及び同工法に用いる可撓連結体
WO2004007849A1 (ja) マンホール構造,マンホール構造用止水可とう継手及びマンホール構造の施工方法
KR100950956B1 (ko) 암거블록
JP3127038U (ja) ボックスカルバート
JP2007032042A (ja) 可撓継手構造、コンクリートブロック、可撓ジョイント
JP4309309B2 (ja) 分割可撓プレキャストコンクリート部材における可撓止水部材の接合構造及び接合方法
KR20020091617A (ko) 프리캐스트 구조물 연결부 접합장치
JP2891670B2 (ja) コンクリート製品の可撓継手構造及びその可撓継手構造を有するコンクリート製品
KR100903088B1 (ko) 피씨 암거 연결 시공방법
KR101294759B1 (ko) 나선관의 연결 조립구조
KR200384474Y1 (ko) 조립식 피씨 암거
KR102298267B1 (ko) 지중 전력구용 프리캐스트 암거블록
KR100911607B1 (ko) 가스켓 매립식 암거
JPH042187Y2 (ja)
JPH0432401Y2 (ja)
JP2022055962A (ja) コンクリート函体の連結構造
JPS6116817B2 (ja)
JPS621336Y2 (ja)
JP2001221387A (ja) 分割ケースのシール構造
KR200223131Y1 (ko) 맨홀암거

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100619

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110619

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110619

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120619

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130619

Year of fee payment: 15

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees