JPH09320288A - 不揮発性メモリ - Google Patents
不揮発性メモリInfo
- Publication number
- JPH09320288A JPH09320288A JP16072396A JP16072396A JPH09320288A JP H09320288 A JPH09320288 A JP H09320288A JP 16072396 A JP16072396 A JP 16072396A JP 16072396 A JP16072396 A JP 16072396A JP H09320288 A JPH09320288 A JP H09320288A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- circuit
- power supply
- precharge
- charge pump
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Read Only Memory (AREA)
- Dram (AREA)
Abstract
なチャージポンプ回路を備えた不揮発性メモリを提供す
る。 【解決手段】 比較的大きな電流供給能力を持つように
された第1のチャージポンプ回路により所望の出力電圧
に対して絶対値的に小さな電圧のプリチャージ電圧を形
成し、スイッチからなるプリチャージ回路により出力電
圧を途中電位まで高速に立ち上げ、比較的小さな電流供
給能力を持つようにされた第2のチャージポンプの動作
を所望の出力電圧が得られるように制御するとともに、
上記出力電圧がプリチャージ電圧に到達した時点で上記
プリチャージ回路を構成するスイッチをオフ状態にさせ
る。
Description
に関し、特に不揮発性メモリに内蔵されるチャージポン
プ回路に利用して有効な技術に関するものである。
プに形成されたメモリセルの全てを一括して、又はチッ
プに形成されたメモリセルのうち、あるひとまとまりの
メモリセル群を一括して電気的に消去する機能を持つ不
揮発性記憶装置である。このような一括消去型EEPR
OMに関しては、1980年のアイ・イー・イー・イ
ー、インターナショナル、ソリッド−ステート サーキ
ッツ コンファレンス(IEEE INTERNATIONAL SOLID-STA
TE CIRCUITS CONFERENCE) の頁152 〜153、1987年
のアイ・イー・イー・イー、インターナショナル、ソリ
ッド−ステート サーキッツ コンファレンス(IEEE IN
TERNATIONAL SOLID-STATE CIRCUITSCONFERENCE)の頁76
〜77、アイ・イー・イー・イー・ジャーナル オブ ソ
リッドステート サーキッツ,第23巻第5号(198
8年)第1157頁から第1163頁(IEEE,J. Solid-State Cic
uits, vol.23(1988) pp.1157-1163)に記載されている。
national ElectronDevice Meeting)において発表された
電気的一括消去型EEPROMのメモリセルは、通常の
EPROMのメモリセルとよく似た構造を有している。
すなわち、メモリセルは、2層ゲート構造の絶縁ゲート
型電界効果トランジスタ(以下、MOSFET又は単に
トランジスタと称する)により構成され、情報は実質的
にしきい値電圧の変化としてトランジスタに保持され
る。上記メモリセルへの情報の書き込み動作は、EPR
OMのそれと同様である。
に接続されたドレイン領域の近傍で発生させたホットキ
ャリアをフローティングゲートに注入することにより行
われる。この書き込み動作により記憶トランジスタは、
そのコントロールゲートからみたしきい値電圧が、書き
込み動作を行わなかった記憶トランジスタに比べ高くな
る。
を接地し、ソース電極に高電圧を印加することによりフ
ローティングゲートとソース電極に接続されたソース領
域との間に高電界が発生され、薄い酸化膜を通したトン
ネル現象を利用してフローティングゲートに蓄積された
電子がソース領域を介してソース電極に引き抜かれる。
これにより、記憶情報の消去が行われる。すなわち、消
去動作により記憶トランジスタはそのコントロールゲー
トからみたしきい値電圧が低くなる。
に対して弱い書き込み、すなわち、フローティングゲー
トに対して不所望なキャリアの注入が行われないよう
に、ドレイン電極及びコントロールゲートに印加される
電圧が比較的低い値に制限される。例えば、1V程度の
低電圧がドレイン電極に印加されるとともに、コントロ
ールゲートに5V程度の低電圧が印加される。これらの
印加電圧によって記憶トランジスタを流れるチャンネル
電流の大小を検出することにより、メモリセルに記憶さ
れている情報の“0”,“1”を判定する。
のメモリセルに対する消去動作や書き込み動作には、比
較的大きな電圧を必要とし、これとともに過消去や過書
き込みを防止するためにコントロールゲートが接続され
るワード線の電位を消去量(しいき値電圧)や書き込み
量(しきい値電圧)に対応して設定し、上記メモリセル
の消去ベリファイ及び書き込みベリファイを行うことが
必要とされる。これらの消去動作、書き込み動作及びそ
のベリファイ及び読み出し動作のためには、それぞれの
動作モードに対応した多種類の電圧が必要である。この
ような多種類の電圧を外部端子から供給するようにする
と、電源装置が複雑となり、かつ電源端子が増大するの
で不揮発性メモリの使い勝手が極めて悪くなる。
クバイアス電圧発生回路として利用されているチャージ
ポンプ回路を用いて、上記動作電圧を内部回路で形成す
ることを考えた。この場合、ダイナミック型RAMに使
用されているチャージポンプ回路は、もともとが基板電
圧を一定の幅の負電圧に保つようにすればよく、そのま
までは上記不揮発性メモリでの各種動作電圧を形成する
に利用できないという問題を有することが判明した。つ
まり、不揮発性メモリでは、上記のようにワード線の選
択レベルがメモリセルの書き込み量、あるいは消去量及
び記憶される情報の“0”,“1”を判定するのに重要
な役割を持つため、高い精度で安定した電圧にすること
が必要であるからである。そして、電源投入されている
間一定の基板バックバイアス電圧を定常的に形成するも
のではなく、電源が投入された状態であって、かつ、上
記書き込みや消去モードとされたときに対応して動作さ
れ、できるだけ短い時間内に所望の電圧を発生させるこ
とが必要とされる。
を形成することが可能なチャージポンプ回路を備えた不
揮発性メモリを提供することにある。この発明の前記な
らびにそのほかの目的と新規な特徴は、本明細書の記述
および添付図面から明らかになるであろう。
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、比較的大きな電流供給能力
を持つようにされた第1のチャージポンプ回路により所
望の出力電圧に対して絶対値的に小さな電圧のプリチャ
ージ電圧を形成し、スイッチからなるプリチャージ回路
により出力電圧を途中電位まで高速に立ち上げ、比較的
小さな電流供給能力を持つようにされた第2のチャージ
ポンプの動作を所望の出力電圧が得られるように制御す
るとともに、上記出力電圧がプリチャージ電圧に到達し
た時点で上記プリチャージ回路を構成するスイッチをオ
フ状態にさせる。
性メモリに設けられる電圧発生回路の一実施例のブロッ
ク図が示されている。同図の各回路ブロックは、公知の
半導体集積回路の製造技術により、不揮発性メモリを構
成する他の回路ブロックとともに、単結晶シリコンのよ
うな1個の半導体基板上において形成される。
れないが、3.3Vのような電源電圧VCCと、それに
基づいて形成されたパルス信号とを用いて、上記電源電
圧VCCより高くされた昇圧電圧を形成する。この出力
電圧は、後述するようなフラッシュEEPROMの消去
動作において利用される。この実施例の電圧発生回路
は、出力電圧の高精度制御と高速応答性とを実現するた
めに、プリチャージ電源回路と主電源回路とからなる2
つの電源回路から構成される。
互いに類似する各回路から構成される。2つの電源回路
の相違は、第1にプリチャージ電源回路が電流供給能力
が比較的大きくされるのに対して、主電源回路の電流供
給能力は比較的小さくされる。上記2つの電源回路の相
違は、第2にプリチャージ電源回路で形成されるプリチ
ャージ電圧は、出力電圧に対して若干低い電圧に設定さ
れ、主電源回路は上記消去動作に必要な例えば12Vの
ような所望の動作電圧に設定される。
ャージ電圧を形成するためにチャージポンプ回路からな
る昇圧回路と、かかる昇圧回路の昇圧電圧が上記プリチ
ャージ電圧に到達することを検出し、昇圧電圧がプリチ
ャージ電圧より低いときにはかかるチャージポンプ回路
を動作させ、昇圧電圧がプリチャージ電圧より高くなる
と上記チャージポンプ回路の動作を停止させて昇圧電圧
が所望のプリチャージ電圧になるように制御する電源出
力電位制御回路と、かかる電圧比較動作のために基準電
圧を形成する基準電圧発生回路から構成される。上記昇
圧回路を構成するチャージポンプ回路は、それを構成す
る整流ダイオード又はダイオード形態のMOSFETが
比較的大きなサイズにされ、かつ、ブートストラップ動
作により昇圧された電圧を形成するキャパシタが大きい
容量を持つようにされることにより、単位のチャージポ
ンプ動作当たりの電流供給能力が大きくされる。
るためにチャージポンプ回路からなる昇圧回路と、かか
る昇圧回路の昇圧電圧が上記所望の出力電圧に到達する
ことを検出し、昇圧電圧が所望の出力電圧より低いとき
にはかかるチャージポンプ回路を動作させ、昇圧電圧が
所望の出力電圧より高くなると上記チャージポンプ回路
の動作を停止させて昇圧電圧が所望の出力電圧になるよ
うに制御する電源出力電位制御回路と、かかる電圧比較
動作のために基準電圧を形成する基準電圧発生回路から
構成される。上記昇圧回路を構成するチャージポンプ回
路は、それを構成する整流ダイオード又はダイオード形
態のMOSFETが比較的小さなサイズにされ、かつ、
ブートストラップ動作により昇圧された電圧を形成する
キャパシタが小さな容量を持つようにされることによ
り、単位のチャージポンプ動作当たりの電流供給能力が
小さくされる。上記主電源回路側は、プリチャージ電源
回路において、昇圧電圧がプリチャージ電圧に到達した
後に上記昇圧回路のチャージポンプ動作を開始させるよ
うにしてもよい。
るプリチャージ電圧と、上記主電源回路により形成され
る出力電圧とは、上記のように異なる電圧とされる。そ
れ故、2つの電源回路の出力は定常的に接続されるので
はなく、プリチャージ回路を介して接続される。つま
り、電源出力がプリチャージ電圧に到達するまでの間、
上記プリチャージ回路を構成するスイッチがオン状態と
なり、プリチャージ電源回路で形成された昇圧電圧が電
源出力側に伝えられる。そして、電源出力が上記プリチ
ャージ電圧に到達すると、上記プリチャージ回路のスイ
ッチがオフ状態にされて、上記プリチャージ電源回路が
電源出力から切り離されるとともに、特に制限されない
が、低消費電力化のためにプリチャージ電源回路のチャ
ージポンプ回路の動作そのものも停止させられる。
うに、例えば消去動作モードが指示されて、基準電圧発
生回路により発生される基準電圧(1)が所定電位に立
ち上がり、プリチャージ電源制御信号(4)がハイレベ
ルにされると、昇圧回路に対して順相クロック(2)と
逆相クロック(3)の供給が開始され、それに基づいて
その昇圧電圧が段階的に高くされる。このとき、プリチ
ャージ電源回路の昇圧回路は、上記のように電流供給能
力が大きくされているから、1回当たりのチャージポン
プ動作による電圧の変化が大きくされる。この結果、所
望のプリチャージ電圧に到達するまでのクロック数が少
なく、言い換えるならば、プリチャージ電圧までの立ち
上がりを高速にできる。
イッチがオン状態にされているので、上記プリチャージ
電源回路の昇圧電圧がそのまま電源出力(9)として出
力される。このとき、スイッチが後述するようなMOS
FETにより構成されているために、プリチャージ電源
回路の昇圧電圧がかかるMOSFETのしきい値電圧分
だけレベル低下させられて伝えられる。このため、上記
プリチャージ電源回路がプリチャージ電圧に対して、プ
リチャージ回路を介した電源出力(9)は上記しきい値
電圧分だけ低くされている。
プリチャージ電圧に到達すると電源出力電位制御回路が
これを検出して、上記プリチャージ電源制御信号(4)
がロウレベルにされて上記チャージポンプ動作が停止さ
せられる。これとともに上記プリチャージ回路のスイッ
チがオフ状態にされる。それ故、プリチャージ電源回路
のプリチャージ電圧は、リーク電流等により低下させら
れる。
けて、主電源制御信号(5)がハイレベルになり、昇圧
回路に対して順相クロック(2)と逆相クロック(3)
の供給が開始され、それに基づいてその昇圧電圧が段階
的に高くされる。このとき、主電源回路の昇圧回路は、
上記のように電流供給能力が小さくされているから、1
回当たりのチャージポンプ動作による電圧の変化が小さ
くされる。この結果、所望の出力電圧に対して高い精度
で到達することができる。上記のように1回のチャージ
ポンプ動作による電圧変化は小さいが、上記プリチャー
ジ動作により主電源回路による電圧変化幅が小さくされ
ているから、上記のように1回のチャージポンプ動作に
よる電圧変化は小さくとも、上記所望の出力電圧を得る
のに要する時間は短くできる。
電圧に到達すると電源出力電位制御回路がこれを検出し
て、上記主電源制御信号(5)をロウレベルにして上記
チャージポンプ動作を停止させる。同図では省略されて
いるが、消去動作により費やされる電流によって上記出
力電圧が低下したなら、電源出力電位制御回路がこれを
検出して、上記主電源制御信号(5)をハイレベルにし
て上記チャージポンプ動作を再開し、上記所望の出力電
圧に回復すると上記チャージポンプ動作を停止させると
いう制御動作によって一定の出力電圧を形成する。この
ような制御動作においても、上記のように1回当たりの
チャージポンプ動作による電圧の変化が小さいから高い
精度での所望の出力電圧を維持することができる。
(5)がロウレベルにされると、かかる電圧発生回路の
動作が停止させられる。これにより、電源出力(9)
は、リーク電流等により低下させられる。
に説明するためのブロック図が示されている。プリチャ
ージ電源回路は、バイアス回路1、逓倍回路1、正電圧
電源制御信号発生回路1及び正電圧昇圧回路1から構成
される。バイアス回路1は、逓倍回路1及び正電圧電源
制御信号発生回路1の動作に必要なバイアス電圧を形成
する。主電源回路は、バイアス回路2、逓倍回路2、正
電圧電源制御信号発生回路2及び正電圧昇圧回路2から
構成される。バイアス回路2は、逓倍回路2及び正電圧
電源制御信号発生回路2の動作に必要なバイアス電圧を
形成する。正電圧昇圧回路1と2は、順相クロック信号
と逆相クロック信号と出力制御信号とによりチャージポ
ンプ動作を間欠的に行うようにされる。同図には、基準
電圧発生回路は省略されている。
回路ブロックに対応した一実施例の具体的回路図が示さ
れている。同図の各回路ブロックは、上記プリチャージ
電源回路と主電源回路に対して素子定数等を除いて回路
形式が同一のものが用いられることを示している。な
お、同図ではPチャンネル型MOSFETに対して、そ
のチャンネル部分に矢印を付することにより、Nチャン
ネル型MOSFETと区別されている。このことは、以
下の図面においても同様である。
示されている。電源出力制御信号により2つのナンドゲ
ート回路を制御し、かかる2つのナンドゲート回路が開
いたときに順相のクロック信号と逆相のクロック信号を
取り込むようにして、チャージポンプ動作を上記電圧出
力制御信号に対応して間欠的に行うようにされる。チャ
ージポンプ回路は、正電圧昇圧出力を得るものであるた
めに、電源電圧を基準にして、ダイオード(又はダイオ
ード接続されたMOSFET)とキャパシタとから構成
され、キャパシタに対して順相クロック信号と逆相クロ
ック信号を順に供給するようにされる。
のインバータ回路が設けられ、この駆動回路を構成する
MOSFETのサイズ、上記ダイオードのサイズ及びキ
ャパシタの容量値が、上記出力電流供給能力に対応して
プリチャージ電源回路のものは大きく、主電源回路のも
のは小さく形成される。また、プリチャージ電源回路
は、上記ダイオードとキャパシタの段数がプリチャージ
電圧が上記主電源回路により形成される出力電圧に対し
て小さくされることに対応して上記主電源回路のものに
比べて少ない数とされる。
いる。この逓倍回路は、実質的に昇圧電圧をレベルシフ
トする作用を行う。つまり、昇圧電圧が所望のプリチャ
ージ電圧や出力電圧に到達したことを検出する場合、電
圧比較回路を用いるようにするものであるが、上記プリ
チャージ電圧や出力電圧そのものを直接的に比較するこ
とは、動作電圧の関係から不可能であるので、電源電圧
VCC以下の低い電圧にレベルシフトされたレベルセン
ス信号を得るためのものである。
続されてダイオード形態にされたn−1個のPチャンネ
ル型MOSFETの一端側に昇圧出力が印加され、他端
側にはn個目のPチャンネル型MOSFETとして基準
電圧が印加される。そして、かかるMOSFETのドレ
インと接地電位との間には、そのゲートに接地電位が印
加されたPチャンネル型MOSFETとゲートにバイア
ス電圧が印加されたNチャンネル型MOSFETが設け
られる。上記n番目のPチャンネル型MOSFETのド
レイン側からレベルセンス信号を得るものである。
番目のPチャンネル型MOSFETのゲート,ソース間
電圧Vgsがレベルセンス電位とされる。上からn−1番
目のn−1個のPチャンネル型MOSFETは、ダイオ
ード接続されているので、それぞれのゲート,ソース間
電圧Vgsは、ゲート,ドレイン間電圧Vdsと等しくされ
る。したがって、基準電圧がゲートに印加されたPチャ
ンネル型MOSFETのドレイン電圧Vd がレベルセン
ス電位であり、ソース電位Vs は(n−1)・レベルセ
ンス電位、ゲート電圧Vg はVref2とする。
電圧Vref1により、昇圧電圧が所望の電圧に到達したと
きの条件(レベルセンス電位≧Vref1) は、上記n個目
の基準電圧Vref2がゲートに印加されたPチャンネル型
MOSFETのドレイン電圧が上記Vref1と高くされた
時であり、昇圧電圧をVout とすると次式のように表す
ことができる。 Vout −(n−1)Vref1−Vref2≧Vref1 ・・・(1) Vout ≧ nVref1+Vref2 ・・・(2) つまり、昇圧電圧Vout がnVref1+Vref2に到達した
ときに、チャージポンプ動作が停止させられる。
回路が示されている。この回路は、電圧比較回路から構
成される。Nチャンネル型MOSFETの差動MOSF
ETのゲートには、上記基準電圧(Vref1) と上記逓倍
回路で形成されたレベルセンス信号が供給される。差動
MOSFETの共通化されたソースには、ゲートバイア
ス電圧が印加されることにより定電流源として動作させ
られるNチャンネル型MOSFETが設けられる。上記
差動MOSFETのドレインには、電流ミラー形態にさ
れたPチャンネル型MOSFETが負荷回路として設け
られ、その出力信号がPチャンネル型MOSFETと上
記ゲートバイアス電圧により定電流源負荷として動作す
るNチャンネル型MOSFETからなる反転増幅回路及
びインバータ回路を介して電源出力制御信号が形成され
る。
いる。しきい値電圧が異なるようにされたNチャンネル
型MOSFETのゲートとソースを共通化し、しきい値
電圧が低くされた一方のNチャンネル型MOSFETの
ドレイン電流をPチャンネル型MOSFETからなる電
流ミラー回路を介して上記他方のダイオード形態とされ
たNチャンネル型MOSFETのドレインに供給するこ
とにより定電圧を発生させる。
路が示されている。プリチャージ回路は、Nチャンネル
型MOSFETから構成される。Nチャンネル型MOS
FETのドレインには、上記プリチャージ入力であるプ
リチャージ電源回路の出力電圧が供給され、ソースは電
源出力に接続される。ゲートには、プリチャージ回路制
御信号が印加される。上記のように電源出力がプリチャ
ージ電圧以下のときには、かかるスイッチMOSFET
がオン状態となり、電源出力が上記プリチャージ電圧に
到達すると、上記制御信号によりオフ状態にされる。こ
れにより、プリチャージ電源回路は、主電源回路の電源
出力から切り離される。
に設けられる電圧発生回路の他の一実施例のブロック図
が示されている。この実施例の電圧発生回路は、不揮発
性メモリに供給される電源電圧VCCと同程度の電圧を
形成する回路に向けられている。周知のように、半導体
メモリに供給される電源電圧は、±10%程度の変動が
許容される。このような電源電圧VCCをそのまま用い
ると、上記電源変動により、不揮発性メモリに対して精
度よく制御された消去動作や書き込み動作を行うことが
できない。そこで、この実施例の電圧発生回路は、上記
電源電圧の変動に影響されないようにチャージポンプ回
路を利用して、上記電源電圧VCC付近の任意の電圧を
形成するようにするものである。
電圧に降圧するものであり、かかる降圧電圧をプリチャ
ージ電圧として出力する。バイアス回路、逓倍回路、正
電圧電源制御信号発生回路、正電圧昇圧回路は、前記の
ような主電源回路と類似のチャージポンプ回路を制御し
て、所望の電源出力を得る回路である。つまり、降圧回
路により、電源出力を所望の出力電圧に対して低い電位
に高速にプリチャージし、それに対してチャージポンプ
回路により所望の電圧の電源出力まで立ち上げるように
するものである。この場合において、前記主電源回路と
同様に、チャージポンプ回路は、1回当たりのポンピン
グによる電流供給能力が小さくされて、高い精度により
制御された所望の電源出力を得るようにするものであ
る。
昇圧電圧を得る場合にはプリチャージ電源回路により電
源出力を所望の電源出力に対して若干低い電位まで立ち
上げたるのと実質的に同様に、降圧回路により高速に電
源出力を所望の電源出力に対して若干低い電位にプリチ
ャージし、そこから1回当たりのポンピングによる電流
供給能力が小さいチャージポンプ回路を用い、高い精度
により制御された所望の電源出力を得るようにするもの
である。したがって、上記降圧回路は、前記プリチャー
ジ電源回路と実質的に同じ役割を果たすものである。
源回路では、電源電圧VCC以上のプリチャージ電圧を
形成するものであるために、主電源回路と同様な昇圧回
路を用い、しかも高速にプリチャージ電圧を得るために
電流供給能力を大きく設定している。これに対して、こ
の実施例の電圧発生回路では、上記のように電源電圧と
ほぼ同程度の電源出力を得る場合には、プリチャージ電
圧が電源電圧VCCより必然的に低くされるから、上記
のような降圧回路を用いることになるものである。
回路ブロックに対応した一実施例の具体的回路図が示さ
れている。同図(A)の正電圧昇圧回路ブロック、同図
(B)の正電圧逓倍回路、同図(C)の正電圧電源制御
信号発生回路、同図(D)のバイアス回路、同図(E)
の降圧電位プリチャージ回路は、前記図4と同様な回路
が利用される。ただし、電源電圧以下の降圧電圧をプリ
チャージするものであるために、プリチャージ回路を構
成するスイッチは、Pチャンネル型MOSFETが用い
られる。
ものであるために、一般的に示されている。前記のよう
に3.3Vの電源電圧に対し3.5V程度の電源出力を
得る場合には、その電源電圧に対応して上記昇圧回路の
段数が決められる。つまり、電源電圧VCCの変動幅の
ワーストケースと前記ダイオードでのレベル損失を考慮
して、1段当たりの昇圧電圧から必要な電圧が得られる
ように段数が決められる。例えば、上記3.3Vの電源
電圧VCCにより、上記3.5Vの電源出力を得る場
合、電源変動幅を考慮した最低電源電圧は約3Vである
から、最大でも0.5Vだけ昇圧する能力があればよ
い。したがって、この場合の昇圧回路は、上記ダイオー
ドとキャパシタとを1組とし、クロック信号は順相クロ
ック信号のみで構成することができる。これに応じて、
上記逓倍回路のMOSFETの数も決められる。
複雑であるので、主要な回路素子に対しては回路記号が
付されている。この実施例の降圧回路の基本的な降圧動
作は、2組の差動回路により基準電圧を用いて降圧出力
に接続される図示しないキャパシタの充放電動作を行う
ものである。つまり、図7の動作波形図に示すように、
降圧電源回路出力制御信号(10)がロウレベルのとき
には、出力のPチャンネル型MOSFETQ8がオン状
態となって降圧出力(14)を電源電圧VCCにしてい
る。上記制御信号(10)がハイレベルになると、上記
Pチャンネル型MOSFETQ8がオフ状態となり、N
チャンネル型MOSFETQ9がオン状態にされて、そ
れと直列に接続されたNチャンネル型MOSFET10
を通して、上記キャパシタが放電される。
ート電圧は、MOSFETQ1とQ2からなる差動回路
において、基準電圧と上記降圧出力とが比較されてい
る。つまり、上記差動回路は、MOSFETQ2のゲー
トが出力に接続されていることによりボルティージフォ
ロワ形態とされ、MOSFETQ3のソースを基準電圧
にしている。上記MOSFETQ3とゲートが共通にさ
れたMOSFETQ4のソースは、上記降圧出力が印加
されており、上記のように降圧電圧がVCCのときに
は、かかるMOSFETQ4のゲート,ソース間電圧が
大きくなって、大きなソース−ドレイン電流を流して降
圧出力をディスチャージさせる。このとき、MOSFE
TQ5とQ6からなる差動回路では、MOSFETQ6
のゲート電圧が上記のような降圧出力が基準電圧に対し
て高いので、オン状態となり、MOSFETQ5のドレ
イン電圧を高くして、出力のPチャンネル型MOSFE
TQ7をオフ状態にさせている。
と上記基準電圧とが一致すると、MOSFETQ3とQ
4に同じ電流が流れるようにされ、それぞれの電流は、
ソース側に設けられたPチャンネル型MOSFETによ
るの電流源及びドレイン側に設けられたNチャンネル型
MOSFETによる電流源による等しいバイアス電流の
みとなり、上記降圧電圧をそれ以上低くしない。何らか
の原因で、降圧電圧が基準電圧より低くなると、差動M
OSFETQ5とQ6において、MOSFETQ5側に
流れる電流が大きくなり、Pチャンネル型MOSFET
Q7のゲート電圧を下げて、かかるMOSFETQ7を
通して降圧出力の基準電圧まで回復させる。つまり、降
圧電圧と基準電圧とがバランスした状態では、MOSF
ETQ5とQ6に同じ電流が流れ、MOSFETQ5の
ドレイン電圧は、バイアス回路側からのバイアス電流に
より高い電位にされており、上記Pチャンネル型MOS
FETQ7をオフ状態にするものである。
MOSFETのゲートに供給されるプリチャージ回路制
御信号(12)は、上記降圧電源回路出力制御信号(1
0)と逆相の信号とされる。それ故、上記降圧電源回路
が動作している期間にロウレベルにされており、電源出
力(15)を上記降圧電圧に対応して変化させるもので
ある。
ロウレベルにされ、上記プリチャージ回路制御信号(1
2)がハイレベルにされて、クランプ電源降圧停止が行
われ、降圧回路の出力は電源電圧に復帰する。主電源制
御信号(11)がハイレベルにされると、チャージポン
プ回路が動作を開始して、段階的に所望の出力電圧にな
るまで上記電源出力を立ち上げる。そして、所望の電圧
に到達すると、主電源出力制御信号(13)がハイレベ
ルとなり、昇圧制御が開始される。つまり、この出力制
御信号(13)がハイレベルのときには、チャージポン
プ動作が停止させられて、それ以上電位が上昇しないよ
うにされる。同図では、省略されているが、不揮発性メ
モリの動作より低下すると、上記出力制御信号(13)
がロウレベルとなって、チャージポンプ動作を再開して
上記所望の電位になるように制御するものである。
ドが終了すると、主電源制御信号(11)がロウレベル
にされて、電源出力はもとの状態に復帰する。このと
き、上記出力制御信号(13)も上記主電源制御信号
(11)のロウレベルに対応してロウレベルにされるも
のである。
に設けられる電圧発生回路の一実施例のブロック図が示
されている。この実施例の電圧発生回路は、特に制限さ
れないが、3.3Vのような電源電圧VCCと、それに
基づいて形成されたパルス信号とを用いて、−10Vの
ような負電圧を形成する。この出力電圧は、後述するよ
うなフラッシュEEPROMの書き込み動作において利
用される。この実施例の電圧発生回路は、出力電圧の高
精度制御と高速応答性とを実現するために、前記同様
に、プリチャージ電源回路と主電源回路とからなる2つ
の電源回路から構成される。
同様に、プリチャージ電源回路と主電源回路とは、互い
に類似する各回路から構成される。2つの電源回路の相
違は、第1にプリチャージ電源回路が電流供給能力が比
較的大きくされるのに対して、主電源回路の電流供給能
力は比較的小さくされる。上記2つの電源回路の相違
は、第2にプリチャージ電源回路で形成されるプリチャ
ージ電圧は、出力電圧に対して若干高い電圧(絶対値的
には小さな電圧)に設定され、主電源回路は上記書き込
み動作に必要な上記−10Vのような所望の動作電圧に
設定される。
ャージ電圧を形成するためにチャージポンプ回路からな
る負の昇圧回路と、かかる負の昇圧回路により形成され
た負電圧が上記プリチャージ電圧に到達することを検出
し、かかる負電圧がプリチャージ電圧より高い(絶対値
的に小さい)ときにはかかるチャージポンプ回路を動作
させ、負の昇圧電圧がプリチャージ電圧より低く(絶対
値的に大きく)なると上記チャージポンプ回路の動作を
停止させて負の昇圧電圧が所望のプリチャージ電圧にな
るように制御する電源出力電位制御回路と、かかる電圧
比較動作のために基準電圧を形成する基準電圧発生回路
から構成される。
プ回路は、それを構成する整流ダイオード又はダイオー
ド形態のMOSFETが比較的大きなサイズにされ、か
つ、ブートストラップ動作により極性が反転させられた
電圧を形成するキャパシタが大きい容量を持つようにさ
れることにより、単位のチャージポンプ動作当たりの電
流供給能力が大きくされる。
成するためにチャージポンプ回路からなる負の昇圧回路
と、かかる負の昇圧回路の負電圧が上記所望の出力電圧
に到達することを検出し、負の昇圧電圧が所望の出力電
圧より高い(絶対値的に小さい)ときにはかかるチャー
ジポンプ回路を動作させ、負の昇圧電圧が所望の出力電
圧より低く(絶対値的に大きく)なると上記チャージポ
ンプ回路の動作を停止させて負の昇圧電圧が所望の出力
電圧になるように制御する電源出力電位制御回路と、か
かる電圧比較動作のために基準電圧を形成する基準電圧
発生回路から構成される。上記負の昇圧回路を構成する
チャージポンプ回路は、それを構成する整流ダイオード
又はダイオード形態のMOSFETが比較的小さなサイ
ズにされ、かつ、ブートストラップ動作により極性が反
転させられた負電圧を形成するキャパシタが小さな容量
を持つようにされることにより、単位のチャージポンプ
動作当たりの電流供給能力が小さくされる。上記主電源
回路側は、プリチャージ電源回路において、その出力電
圧が上記プリチャージ電圧に到達した後に上記負の昇圧
回路のチャージポンプ動作を開始させるようにしてもよ
い。
るプリチャージ電圧と、上記主電源回路により形成され
る出力電圧とは、上記のように異なる電圧とされる。そ
れ故、2つの電源回路の出力は定常的に接続されるので
はなく、プリチャージ回路を介して接続される。つま
り、電源出力がプリチャージ電圧に到達するまでの間、
上記プリチャージ回路を構成するスイッチがオン状態と
なり、プリチャージ電源回路で形成された昇圧電圧が電
源出力側に伝えられる。そして、電源出力が上記プリチ
ャージ電圧に到達すると、上記プリチャージ回路のスイ
ッチがオフ状態にされて、上記プリチャージ電源回路が
電源出力から切り離されるとともに、特に制限されない
が、低消費電力化のためにプリチャージ電源回路のチャ
ージポンプ回路の動作そのものも停止させられる。
ように、例えば書き込み動作モードが指示されて、基準
電圧発生回路により発生される基準電圧(1)が所定電
位に立ち上がり、これと同期して電源電圧を基準とした
基準電圧発生回路により発生される基準電圧(1)’が
所定の電位に立ち下がる。そして、プリチャージ電源制
御信号(16)がハイレベルにされると、プリチャージ
電源回路の負の昇圧回路に対して順相クロック(2)と
逆相クロック(3)の供給が開始され、それに基づいて
そのプリチャージ電圧として用いられる出力電圧(2
0)が負極性側に段階的に低く(絶対値的に大きく)さ
れる。
に電流供給能力が大きくされているから、1回当たりの
チャージポンプ動作による電圧の変化が大きくされる。
この結果、所望のプリチャージ電圧に到達するまでのク
ロック数が少なく、言い換えるならば、プリチャージ電
圧までの立ち下がりを高速にできる。プリチャージ回路
を構成するスイッチは、後述するようにダイオード形態
のPチャンネル型MOSFETにより構成されているの
で、かかるプリチャージ電源回路により形成されたプリ
チャージ電圧(20)は、上記プリチャージ回路を介し
て電源出力(21)として出力される。
プリチャージ電圧に到達すると電源出力電位制御回路が
これを検出して、上記プリチャージ電源制御信号(1
6)がロウレベルにされて上記チャージポンプ動作が停
止させられる。それ故、プリチャージ電源回路のプリチ
ャージ電圧は、リーク電流等により低下させられる。
けて、主電源制御信号(17)がハイレベルになり、昇
圧回路に対して順相クロック(2)と逆相クロック
(3)の供給が開始され、それに基づいてその出力電圧
が負極性側に段階的に低くされる。このとき、主電源回
路においては、上記のように電流供給能力が小さくされ
ているから、1回当たりのチャージポンプ動作による電
圧の変化が小さくされる。この結果、所望の出力電圧に
対して高い精度で到達することができる。上記のように
1回のチャージポンプ動作による電圧変化は小さいが、
上記プリチャージ動作により主電源回路による電圧変化
幅が小さくされているから、上記のように1回のチャー
ジポンプ動作による電圧変化は小くとも、上記所望の出
力電圧を得るのに要する時間は短くできる。
電圧に到達すると電源出力電位制御回路がこれを検出し
て、上記主電源制御信号(17)をロウレベルにして上
記チャージポンプ動作を停止させる。同図では省略され
ているが、書き込み動作により費やされる電流によって
上記出力電圧が低下したなら、電源出力電位制御回路が
これを検出して、上記主電源制御信号(17)をハイレ
ベルにして上記チャージポンプ動作を再開し、上記所望
の出力電圧に回復すると上記チャージポンプ動作を停止
させるという制御動作によって一定の出力電圧を形成す
る。このような制御動作においても、上記のように1回
当たりのチャージポンプ動作による電圧の変化が小さい
から高い精度での所望の出力電圧を維持することができ
る。
制御信号(17)がロウレベルにされると、かかる電圧
発生回路の動作が停止させられる。これにより、電源出
力(21)は、リーク電流等により低下させられる。
回路ブロックに対応した一実施例の具体的回路図が示さ
れている。同図の各回路ブロックは、前記同様に上記プ
リチャージ電源回路と主電源回路に対して素子定数等を
除いて回路形式が同一のものが用いられることを示して
いる。
示されている。電源出力制御信号により2つのナンドゲ
ート回路を制御し、かかる2つのナンドゲート回路が開
いたときに順相のクロック信号と逆相のクロック信号を
取り込むようにして、チャージポンプ動作を上記電圧出
力制御信号に対応して間欠的に行うようにされる。チャ
ージポンプ回路は、負電圧昇圧出力を得るものであるた
めに、接地電位を基準にして、ダイオード(又はダイオ
ード接続されたMOSFET)とキャパシタとから構成
され、キャパシタに対して順相クロック信号と逆相クロ
ック信号を順に供給するようにされる。
のインバータ回路が設けられ、この駆動回路を構成する
MOSFETのサイズ、上記ダイオードのサイズ及びキ
ャパシタの容量値が、上記出力電流供給能力に対応して
プリチャージ電源回路のものは大きく、主電源回路のも
のは小さく形成される。また、プリチャージ電源回路
は、上記ダイオードとキャパシタの段数がプリチャージ
電圧が上記主電源回路により形成される出力電圧に対し
て絶対値的に小さくされることに対応して上記主電源回
路のものに比べて少ない数とされる。
いる。この逓倍回路は、実質的に負の昇圧電圧をレベル
シフトする作用を行う。つまり、負の昇圧電圧が所望の
プリチャージ電圧や出力電圧に到達したことを検出する
場合、電圧比較回路を用いるようにするものであるが、
上記プリチャージ電圧や出力電圧をそのものを直接的に
比較することは、動作電圧の関係から不可能であるの
で、電源電圧VCCと回路の接地電位の範囲に入る所定
の電圧にレベルシフトされたレベルセンス信号を得るた
めのものである。
続されてダイオード形態にされたn−1個のNチャンネ
ル型MOSFETの一端側に負電圧昇圧出力が印加さ
れ、他端側にはn個目のNチャンネル型MOSFETと
して基準電圧が印加される。そして、かかるMOSFE
Tのドレインと電源電圧VCCとの間には、そのゲート
にバイアス電圧が印加されたPチャンネル型MOSFE
Tが設けられる。上記n番目のNチャンネル型MOSF
ETのドレイン側からレベルセンス信号を得るものであ
る。上記のレベルセンス信号により、前記同様なレベル
シフトされたセンスレベル信号を得ることができる。
回路が示されている。この回路は、電圧比較回路から構
成される。前記とは逆に、Pチャンネル型MOSFET
の差動MOSFETのゲートには、上記基準電圧と上記
逓倍回路で形成されたレベルセンス信号が供給される。
差動MOSFETの共通化されたソースには、ゲートバ
イアス電圧が印加されることにより定電流源として動作
させられるPチャンネル型MOSFETが設けられる。
上記差動MOSFETのドレインには、電流ミラー形態
にされたNチャンネル型MOSFETが負荷回路として
設けられ、その出力信号がNチャンネル型MOSFET
と上記ゲートバイアス電圧により定電流源負荷として動
作するPチャンネル型MOSFETからなる反転増幅回
路及びインバータ回路を介して電源出力制御信号が形成
される。
れている。プリチャージ回路は、Pチャンネル型MOS
FETから構成される。Pチャンネル型MOSFETの
ゲートとドレインとを共通接続して、ダイオード形態と
して負電圧をプリチャージ電源回路側から主電源回路側
に伝え、その電位が逆転したらオフ状態となり、主電源
側の負電圧がプリチャージ電源側に抜けてしまうのを防
止する。
いる。しきい値電圧が異なるようにされたNチャンネル
型MOSFETのゲートとソースを共通化し、しきい値
電圧が低くされた一方のNチャンネル型MOSFETの
ドレインドレイン電流をPチャンネル型MOSFETか
らなる電流ミラー回路を介して上記他方のダイオード形
態とされたNチャンネル型MOSFETのドレインに供
給し、上記電流ミラー形態にされたPチャンネル型MO
SFETのゲート電圧をバイアス電圧として用いるよう
にするものである。
リの一実施例の概略ブロック図が示されている。同図の
各回路ブロックは、公知の半導体集積回路の製造技術に
より、単結晶シリコンのような1個の半導体基板上にお
いて形成される。
コントロールゲートとフローティングゲートとを備えた
スタックドゲート構造の不揮発性メモリセルが、ワード
線とデータ線との交点にマトリックス配置されてなるも
のである。上記メモリセルのコントロールゲートは対応
するワード線に接続され、ドレインは対応するデータ線
に接続され、ソースは対応するソース線に接続される。
SVCは、ソース電位制御回路である。
Xから供給されるXアドレス信号の取り込みを行い、デ
コーダXDCRは、上記取り込まれたアドレス信号と内
部電圧Vrw、Vww、Vwv、Vew及びVevを受けて、選択
ワード線及び非選択ワード線の電位を書き込み、消去及
び読み出しの各動作モードに応じて設定する。
Matrix)のデータ線には、一対一に対応してセンスアン
プSA及び書き込み回路DRが設けられる。アドレスバ
ッファYADBは、外部端子AYから供給されるYアド
レス信号の取り込みを行い、デコーダYDCRは、上記
取り込まれたアドレス信号を解読してデータ線選択回路
YGにデータ線選択信号を供給する。データ線選択回路
YGは、上記選択信号に従い実質的なデータ線の選択動
作を行う。つまり、読み出し動作のときには、上記セン
スアンプSAの増幅信号を選択して、書き込み動作のと
きには書き込みデータを上記書き込み回路DRに伝え
る。電圧Vrd及びVwdは読み出し動作と書き込み動作の
ときに用いられる。
から供給されたコマンドをモードコントロール回路MC
に伝える動作と、データ端子I/Oから供給された書き
込みデータを上記データ入力回路DIBに伝える動作と
を行う。データ出力回路DOBの出力信号は、上記マル
チプレクサMPを通してデータ端子I/Oに伝えられ
る。
供給される制御信号/CE、/OE、/WE及びクロッ
ク信号SCを受けて上記モード制御回路MCに伝え、こ
こで書き込み、読み出し及び消去等の他、コマンド取り
込み等の各種のモード判定が行われる。Vccは電源端子
であり、特に制限されないが、3.3Vのような電源電
圧が供給される。Vssは接地端子であり、0Vのような
回路の接地電位が与えられる。
+12Vのような正昇圧電圧発生回路、−10Vのよう
な負電圧発生回路、及び電源電圧Vcc付近の中間電圧発
生回路を含み、例示的に示されている電圧Vrw、Vww、
Vwv、Vew、Vev、Vec、Vrd、Vwdを形成する。
EPROMの他の一実施例のブロック図が示されてい
る。この実施例では、特に制限されないが、メモリアレ
イは4つのメモリマットMATから構成される。それぞ
れのメモリマットMATには、ワード線WLの選択信号
を形成するサブデコーダSUB−DCRが設けられる。
高集積化のためにワード線のピッチが狭く形成されるの
で、メモリマットMAT間に挟まれたサブデコーダSU
B−DCRは、両側のメモリマットMATに対してワー
ド線の選択信号を形成する。それ故、例示的に示されて
いるように、メモリマットMATのワード線は、それを
挟んで設けられた2つのサブデコーダSUB−DCRに
対して1つ置きに交互に接続される。
るように複数のメモリセルを選択する選択MOSFET
の選択信号と、サブデコーダSUB−DCRの選択レベ
ルと非選択レベルを形成する回路から構成される。ゲー
トデコーダGDCRは、上記メインデコーダMAN−D
CRによって選択された1つのメモリブロックの中の1
つのメモリセルを選択する選択信号を形成する。
のメモリセルを構成する記憶トランジスタは、特に制限
されないが、消去及び書き込み動作も共にトンネル電流
によってフローティングゲートに電荷の注入と放出を行
うようにするものである。この他に、前記説明したよう
に消去動作のみをトンネル電流によって行うようにして
もよい。
が、後述するように2組に分けられて、それぞれがセン
スアンプ制御回路SACによって増幅動作の制御が行わ
れる。特に制限されないが、最初の読み出しサイクルで
は2組ともにセンスアンプが活性化され、以後ワード線
の切り替えを伴う連続読み出しのときには、一方のセン
スアンプ群からの読み出し信号が終了して、他方のセン
スアンプ群からのシリアルな読み出し信号の出力を行っ
ている間に、ワード線の切り替えが行われるとともに上
記一方のセンスアンプ群が増幅動作を開始するようにさ
れる。
ており、データ線から増幅動作に必要な読み出し信号を
受け取ると、データ線とは切り離されて上記取り込んだ
信号の増幅を行って保持している。それ故、データ選択
回路YGにより選択された信号がデータ出力バッファO
Bを通して出力させることができ、このような信号出力
動作と並行して、上述のように次のアドレスに対応した
ワード線の切り替えを行うことができる。
によりスタータスデータを受け取り、必要に応じてデー
タ出力バッファOBを通して外部から動作状態をモニタ
ーすることができる。この実施例では、連続アクセス動
作や上記のように電気的に書き込みと消去動作が行われ
るものであり、それぞれの動作の途中において内部の状
態を外部から知る必要があるので、上記のようなステイ
タスレジスタSREGが設けられるものである。
源電圧VCCと回路の接地電位VSSを受け、制御信号
TVにより書き込み、読み出し及び消去の各動作に必要
とされる各種電圧Vpw、Vpv、Vew、Ved、Vev及びV
r を形成するDC−DCコンバータとしての役割を果た
すものである。この電圧発生回路VSは、前記図1(図
3)、図5及び図8に示した電圧発生回路を含むもので
ある。
供給されるアドレス信号Aiの取り込みを行んで、アド
レスラッチALHにアドレス信号を保持させる。信号T
Aは、上記アドレス信号をラッチさせる制御信号であ
り、TSCは内部シリアルクロックである。
されるクロックSCに同期して発生された内部シリアル
クロックTSCによりアドレス歩進動作を行い、奇数番
目のデータ線に対応したセンスアンプSAを活性化する
アドレス信号Ayoと、偶数番目のデータ線に対応したセ
ンスアンプSAを活性化するアドレス信号Aye及びワー
ド線切り替え信号ACを発生させる。すなわち、この実
施例の半導体記憶装置では、指定されたスタートアドレ
スを入力するだけで、その後の連続アクセスのためのア
ドレス信号は、外部端子から供給されるクロックSCに
対応して内部において発生される。上記クロック信号S
Cは、特に制限されないが、前記チャージポンプ回路の
クロック信号を形成するために利用することができる。
上記信号AyoとAye及びACと/ACは、センスアンプ
制御回路SACに供給される。ここで、信号ACに付さ
れた/は、バー信号であることを示すものであり、かか
る信号/ACはロウレベルがアクティブレベルであるこ
とを表している。このことは、以下の他の信号において
も同様である。
号Ayにより、読み出し動作のときには1つのデータ線
の選択信号を形成して、それに対応されたセンスアンプ
の増幅信号を選択してデータ出力バッファOBに伝え
る。書き込み動作のときには、1つのデータ線の選択信
号を形成して、データ入力バッファIBから入力された
書き込みデータに対応された信号をデータ線に伝える。
バッファIBから入力されたコレンドを解読して、コマ
ンドデータDiを次に説明する制御回路CONTに伝え
る。信号TCは、コマンドデコーダ制御信号であり、コ
マンドの取り込みや、デコーダの制御を行う。
路MCを含み、外部端子から供給されるチップイネブー
ブル信号/CE、アウトプットイネーブル信号/OE、
ライトイネーブル信号/WE及びクロックSCとリセッ
ト信号RSを受けて、内部回路の動作に必要な各種タイ
ミング信号を形成する。信号TMXは、メインデコーダ
制御信号であり、プログラム−プログラムベリファイ時
に正/負論理を切り替える信号である。信号TXGは、
ゲートデコーダ制御信号である。信号TVは電源回路制
御信号である。信号TAは、アドレスバッファ制御信号
であり、アドレスのラッチ等の制御を行う。信号TI
は、データ入力バッファ制御信号であり、データやコマ
ンドの取り込み等の制御を行う。
あり、データの出力等の制御を行う。信号TCは、コマ
ンドデコーダ制御信号であり、コマンドの取り込み、デ
コード等の制御を行う。信号TSは、ステイタスレジス
タ制御信号であり、ステイタスレジスタSREGのセッ
トあるいはリセット等の制御を行う。信号TSAは、セ
ンスアンプ制御信号であり、活性化タイミングの制御に
用いられる。信号TSCは内部シリアルクロックであ
る。信号ACはワード線の切り替え信号である。信号O
iは、データ出力バッファOBから出力される出力デー
タであり、信号Doはステイタスデータであり、信号D
iはコマンドデータである。また、信号RDY/BUS
Yは、チップの状態を出力する信号である。
デコーダMAN−DCRに供給される信号Ax0は、上記
選択されるべきメモリブロックを指示するX系のアドレ
ス信号であり、アドレスラッチALHからゲートデコー
ダGDCRに供給される信号Ax1は、1つのメモリブロ
ック中の1つのワード線を指示するX系のアドレス信号
である。YゲートYGに供給される信号Ayは、Y系の
アドレス信号である。
Vpvは書き込みベリファイ時のワード線電圧である。V
evは消去ベリファ時のワード線電圧である。Vewは消去
時のワード線電圧である。Vedは消去時のデータ線電圧
である。Vr はデータ線プリチャージ電圧である。
部の一実施例の概略回路図が示されている。メモリセル
は、前記類似のコントロールゲートとフローティングゲ
ートとを備えたスタックドゲート構造のMOSFETと
される。この実施例では、後述するように書き込み動作
と消去動作とが共に薄い酸化膜を通したトンネル電流を
利用して行われる。
Tは、複数個が1ブロックとされてドレインとソースが
共通化される。上記記憶MOSFETの共通化されたド
レインは、選択MOSFETを通してデータ線DLに接
続される。上記記憶MOSFETの共通化されたソース
は、選択MOSFETを通して回路の接地電位が与えら
れる。上記記憶MOSFETのコントロールゲートは、
ワード線WLに接続される。上記選択MOSFETは、
上記ワード線WLと平行に延長される選択線によって選
択される。すなわち、上記選択MOSFETは、メイン
デコーダMAN−DCRによって選択されるメインワー
ド線と見做される。
て、それぞれに選択MOSFETを介してデータ線DL
や回路の接地電位を与える構成により、非選択のメモリ
セルに対するストレスを軽減させることができる。すな
わち、ワード線が選択され、データ線が非選択状態にさ
れたメモリセルや、逆にワード線が非選択状態にされ、
データ線が非選択状態にされることによって、書き込み
又は消去動作においてデータを保持すべきメモリセルに
上記書き込み又は消去用の電圧が印加されることを防止
するものである。この構成では、上記ブロック内の小数
のメモリセルにおいてのみ上記のようなストレスがかか
るものとなる。
奇数番目と偶数番目とに分けられる。そして、それぞれ
に対応してショートMOSFETが設けられる。このシ
ョートMOSFETは、奇数番目と偶数番目のデータ線
DLを交互に選択するようにし、非選択状態におかれる
データ線DLを回路の接地電位の固定レベルにして、隣
接データ線DLにおける相互のカップリングノイズを低
減するものである。このようなデータ線DLの構成に対
応して、データ線DLに現れた読み出し信号を増幅する
センスアンプSAに対して、データ選択回路YGも奇数
と偶数とに分けられて選択される。このデータ選択回路
YGは、後述するようなトランスファMOSFETによ
り実現される。
て選択されるブロック内のメモリセルは、サブデコーダ
SUB−DCRによって1つが選択される。サブデコー
ダSUB−DCRは、上記ブロック内の1つのワード線
WLを選択する。このような1つのワード線の選択信号
は、ゲートデコーダGDCRによって形成される。すな
わち、サブデコーダSUB−DCRは、上記ゲートデコ
ーダGDCRによって形成されたワード線の選択信号
と、メインデコーダMAN−DCRによって形成された
動作モードに応じて形成された選択/非選択レベルとを
受けて、上記ブロック内のワード線の選択/非選択の駆
動信号を形成する。
び消去(erase) の各動作モードにおける記憶MOSFE
Tのゲート電圧(ワード線WL)Vg、ドレイン電圧V
d及びソース電圧Vsは、次の表1のような電圧が与え
られる。上記のようなゲート電圧Vgとドレイン電圧V
d及びそれぞれ電圧Vsとの相対的な電位関係により、
薄いゲート絶縁膜を介してトンネル電流を発生させ、フ
ローティングゲートに対する電荷の注入又は放出を行わ
せることによって、そのしきい値電圧を変化させて書き
込み動作と消去動作が行われる。表1において、非選択
において、/により分けられて2つの電圧又は状態は、
選択ブロック/非選択ブロックに対応している。
記実施例のような電源回路により形成される。1Vのド
レイン電圧Vdは、3.3Vの電圧を降圧回路により降
圧して直接に形成するようにされる。
記の通りである。すなわち、 (1) 比較的大きな電流供給能力を持つようにされた
第1のチャージポンプ回路により所望の出力電圧に対し
て絶対値的に小さな電圧のプリチャージ電圧を形成し、
スイッチからなるプリチャージ回路により出力電圧を途
中電位まで高速に立ち上げ、比較的小さな電流供給能力
を持つようにされた第2のチャージポンプの動作を所望
の出力電圧が得られるように制御するとともに、上記出
力電圧がプリチャージ電圧に到達した時点で上記プリチ
ャージ回路を構成するスイッチをオフ状態にさせること
により、立ち上がりが高速で高い精度で任意の内部電圧
を形成することができるという効果が得られる。
ようにされた降圧回路所望の出力電圧に対して絶対値的
に小さな電圧のプリチャージ電圧を形成し、スイッチか
らなるプリチャージ回路により出力電圧を途中電位まで
高速に立ち上げ、比較的小さな電流供給能力を持つよう
にされた第2のチャージポンプの動作を所望の出力電圧
が得られるように制御するとともに、上記出力電圧がプ
リチャージ電圧に到達した時点で上記プリチャージ回路
を構成するスイッチをオフ状態にさせることにより、電
源電圧付近の任意の電圧を電源変動に影響されないで高
い精度で形成することができるという効果が得られる。
フローティングゲートとコントロールゲートとを備えた
スタックドゲート構造からなり、上記コントロールゲー
トが接続されたワード線の電位により書き込み量と消去
量の判定を行うようにするとともに、上記電源回路を用
いてワード線電位を設定することにより安定したメモリ
動作を行わせることができるという効果が得られる。
基づき具体的に説明したが、本願発明は前記実施例に限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種
々変更可能であることはいうまでもない。例えば、チャ
ージポンプ回路を除いた各回路の具体的構成は、種々の
実施形態を採ることができる。上記電圧発生回路が用い
られる不揮発性メモリの具体的構成は、種々の実施形態
を採ることができるものである。
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、比較的大きな電流供給能力
を持つようにされた第1のチャージポンプ回路により所
望の出力電圧に対して絶対値的に小さな電圧のプリチャ
ージ電圧を形成し、スイッチからなるプリチャージ回路
により出力電圧を途中電位まで高速に立ち上げ、比較的
小さな電流供給能力を持つようにされた第2のチャージ
ポンプの動作を所望の出力電圧が得られるように制御す
るとともに、上記出力電圧がプリチャージ電圧に到達し
た時点で上記プリチャージ回路を構成するスイッチをオ
フ状態にさせることにより、立ち上がりが高速で高い精
度で任意の内部電圧を形成することができる。
圧発生回路の一実施例を示すブロック図である。
の波形図である。
ためのブロック図である。
クに対応した一実施例の具体的回路図である。
圧発生回路の他の一実施例を示すブロック図である。
クに対応した一実施例の具体的回路図である。
の波形図である。
圧発生回路の他の一実施例を示すブロック図である。
クに対応した一実施例の具体的回路図である。
めの波形図である。
示す概略ブロック図である。
の一実施例を示すブロック図である。
実施例を示す概略回路図である。
XDCR…Xデコーダ、YADB…Yアドレスバッフ
ァ、ADCR…Yデコーダ、SA…センスアンプ、DR
…書き込み回路、MC…モードコントロール回路、MP
…マルチプレクサ、SVC…ソース電位制御回路、YG
…データ線選択回路、CSB…制御信号バッファ回路、
Q1〜Q10…MOSFET、MAT…メモリマット、
SUB−DCR…サブデコーダ、MAN−DCR…メイ
ンデコーダ、GDCR…ゲートデコーダ、SCB(M
C)…制御回路、ADB…アドレスバッファ、ALH…
アドレスラッチ、ADG…アドレス発生回路、VG…電
圧発生回路、CDCR…コマンドデコーダ、SREG…
ステイタスレジスタ、SAC…センスアンプ制御回路、
SA…センスアンプ、YG…データ線選択回路、IB…
データ入力バッファ、OB…データ出力バッファ、DL
…データ線、WL…ワード線。
Claims (6)
- 【請求項1】 所望の出力電圧に対して絶対値的に小さ
な電圧に設定されたプリチャージ電圧を形成するように
制御され、かつ比較的大きな電流供給能力を持つように
された第1のチャージポンプ回路と、所望の出力電圧を
形成するように制御され、かつ比較的小さな電流供給能
力を持つようにされた第2のチャージポンプ回路と、上
記第1のチャージポンプ回路の出力電圧が所望のプリチ
ャージ電圧に到達するまでの間オン状態となり、かかる
第1のチャージポンプ回路の出力電圧を上記第2のチャ
ージポンプ回路の出力に伝えるスイッチからなるプリチ
ャージ回路とを備えてなり、上記第2のチャージポンプ
回路の出力電圧を用いて不揮発性メモリ素子の消去動作
又は書き込み動作に必要な動作電圧を形成してなること
を特徴とする不揮発性メモリ。 - 【請求項2】 上記第1と第2のチャージポンプ回路
は、第1と第2の電源出力制御信号によりそれぞれ制御
が行われる第1と第2のゲート回路を介して順相のクロ
ックと逆相のクロック信号が選択的に供給されることに
より間欠的にチャージポンプ動作を行うものであり、第
1と第2の電源出力制御信号は上記プリチャージ電圧と
所望の出力電圧をそれぞれ検出する電圧検出回路により
形成されるものであることを特徴とする請求項1の不揮
発性メモリ。 - 【請求項3】 上記電圧検出回路は、上記第1と第2の
チャージポンプ回路のそれぞれの出力電圧を絶対値的に
小さな電圧のセンスレベルに変換させる逓倍回路と、か
かる逓倍回路により変換されたセンスレベルと基準電圧
とを比較する電圧比較回路からなるものであることを特
徴とする請求項2の不揮発性メモリ。 - 【請求項4】 上記第1と第2のチャージポンプ回路
は、正電圧を形成する回路と、負電圧を形成する少なく
とも2組を含むものであることを特徴とする請求項1の
不揮発性メモリ。 - 【請求項5】 上記不揮発性メモリ素子は、フローティ
ングゲートとコントロールゲートとを備えたスタックド
ゲート構造からなり、上記コントロールゲートが接続さ
れたワード線の電位により、書き込み量と消去量の判定
が行われるものであることを特徴とする請求項1の不揮
発性メモリ。 - 【請求項6】 電源電圧付近にて所望の出力電圧に対し
て絶対値的に小さな電圧に設定されたプリチャージ電圧
を形成するように制御され、かつ比較的大きな電流供給
能力を持つようにされた電源電圧の降圧回路と、所望の
出力電圧を形成するように制御され、かつ比較的小さな
電流供給能力を持つようにされたチャージポンプ回路
と、上記降圧回路の出力電圧が所望のプリチャージ電圧
に到達するまでの間オン状態となり、かかる降圧回路の
出力電圧を上記チャージポンプ回路の出力に伝えるスイ
ッチからなるプリチャージ回路とを備えてなり、上記チ
ャージポンプ回路の出力電圧を用いて不揮発性メモリ素
子の消去動作又は書き込み動作に必要な動作電圧を形成
してなることを特徴とする不揮発性メモリ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16072396A JP3805830B2 (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | 不揮発性メモリ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16072396A JP3805830B2 (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | 不揮発性メモリ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09320288A true JPH09320288A (ja) | 1997-12-12 |
JP3805830B2 JP3805830B2 (ja) | 2006-08-09 |
Family
ID=15721080
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16072396A Expired - Fee Related JP3805830B2 (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | 不揮発性メモリ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3805830B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002343082A (ja) * | 2001-05-04 | 2002-11-29 | Samsung Electronics Co Ltd | 半導体メモリ装置のネガティブ電圧発生器 |
JP2003223794A (ja) * | 2002-01-24 | 2003-08-08 | Seiko Epson Corp | 不揮発性半導体装置の昇圧回路 |
JP2006252641A (ja) * | 2005-03-09 | 2006-09-21 | Toshiba Corp | 半導体記憶装置および半導体記憶装置の駆動方法 |
GB2427948B (en) * | 2004-05-11 | 2007-11-14 | Spansion Llc | Nonvolatile semiconductor memory, semiconductor device and charge pump circuit |
JP2011008875A (ja) * | 2009-06-26 | 2011-01-13 | Toshiba Corp | 半導体装置 |
JP5763670B2 (ja) * | 2010-11-04 | 2015-08-12 | 株式会社ソシオネクスト | 半導体集積回路 |
CN108346440A (zh) * | 2017-01-25 | 2018-07-31 | 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 | 偏压产生电路以及存储器的控制电路 |
-
1996
- 1996-05-31 JP JP16072396A patent/JP3805830B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4694089B2 (ja) * | 2001-05-04 | 2011-06-01 | 三星電子株式会社 | 半導体メモリ装置のネガティブ電圧発生器 |
JP2002343082A (ja) * | 2001-05-04 | 2002-11-29 | Samsung Electronics Co Ltd | 半導体メモリ装置のネガティブ電圧発生器 |
JP2003223794A (ja) * | 2002-01-24 | 2003-08-08 | Seiko Epson Corp | 不揮発性半導体装置の昇圧回路 |
GB2427948B (en) * | 2004-05-11 | 2007-11-14 | Spansion Llc | Nonvolatile semiconductor memory, semiconductor device and charge pump circuit |
GB2442831A (en) * | 2004-05-11 | 2008-04-16 | Spansion Llc | Charge pump circuit with boost stages for a non-volatile semiconductor memory |
GB2442831B (en) * | 2004-05-11 | 2008-06-18 | Spansion Llc | Nonvolatile semiconductor memory, semiconductor device and charge pump circuit |
JP2006252641A (ja) * | 2005-03-09 | 2006-09-21 | Toshiba Corp | 半導体記憶装置および半導体記憶装置の駆動方法 |
JP4690747B2 (ja) * | 2005-03-09 | 2011-06-01 | 株式会社東芝 | 半導体記憶装置および半導体記憶装置の駆動方法 |
JP2011008875A (ja) * | 2009-06-26 | 2011-01-13 | Toshiba Corp | 半導体装置 |
US8493786B2 (en) | 2009-06-26 | 2013-07-23 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Semiconductor device for short-circuiting output terminals of two or more voltage generator circuits at read time and control method for the same |
USRE47017E1 (en) | 2009-06-26 | 2018-08-28 | Toshiba Memory Corporation | Semiconductor device for short-circuiting output terminals of two or more voltage generator circuits at read time and control method for the same |
USRE49175E1 (en) | 2009-06-26 | 2022-08-16 | Kioxia Corporation | Semiconductor device including three voltage generator circuits and two transistors configured to short-circuit respective different combinations of the voltage generator circuits |
JP5763670B2 (ja) * | 2010-11-04 | 2015-08-12 | 株式会社ソシオネクスト | 半導体集積回路 |
CN108346440A (zh) * | 2017-01-25 | 2018-07-31 | 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 | 偏压产生电路以及存储器的控制电路 |
CN108346440B (zh) * | 2017-01-25 | 2020-11-03 | 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 | 偏压产生电路以及存储器的控制电路 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3805830B2 (ja) | 2006-08-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100740953B1 (ko) | 반도체 집적회로 및 플래쉬 메모리 | |
US6600679B2 (en) | Level shifter for converting a voltage level and a semiconductor memory device having the level shifter | |
KR970004069B1 (ko) | 반도체 집적회로 | |
CN1866544B (zh) | 非易失性半导体存储装置 | |
CN107527654B (zh) | 非易失性半导体存储装置及其字线的驱动方法 | |
US6456541B2 (en) | Booster circuit for raising voltage by sequentially transferring charges from input terminals of booster units to output terminals thereof in response to clock signals having different phases | |
US7050339B2 (en) | Semiconductor device having switch circuit to supply voltage | |
US6567309B2 (en) | Semiconductor device | |
US7706194B2 (en) | Charge pump circuit, semiconductor memory device, and method for driving the same | |
JPH0668690A (ja) | 半導体装置における内部電圧発生回路および不揮発性半導体記憶装置 | |
US7023730B2 (en) | Nonvolatile semiconductor memory device and writing method thereto | |
KR20170055910A (ko) | 전류 감지 페이지 버퍼를 포함하는 메모리 장치 | |
US7508712B2 (en) | Nonvolatile semiconductor memory device and control method thereof | |
JPH0271499A (ja) | 半導体記憶装置 | |
JP3805830B2 (ja) | 不揮発性メモリ | |
JP2000030473A (ja) | 不揮発性半導体記憶装置 | |
JP3836787B2 (ja) | 半導体装置 | |
JPH11238391A (ja) | 半導体回路 | |
JPH11328984A (ja) | 半導体集積回路装置 | |
TW202123247A (zh) | 快閃記憶體中的感測電路和感測操作方法 | |
JP3145981B2 (ja) | 半導体不揮発性記憶装置 | |
JPH04192196A (ja) | 不揮発性半導体記憶装置 | |
JP3884829B2 (ja) | 半導体装置 | |
JPH06112443A (ja) | 不揮発性半導体記憶装置 | |
JPH01307097A (ja) | 不揮発性半導体記憶装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A072 | Dismissal of procedure |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A073 Effective date: 20040330 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060427 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20060502 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20060511 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100519 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110519 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110519 Year of fee payment: 5 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110519 Year of fee payment: 5 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120519 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120519 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130519 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140519 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |