JPH09319803A - 自動取引システム - Google Patents

自動取引システム

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JPH09319803A
JPH09319803A JP13167296A JP13167296A JPH09319803A JP H09319803 A JPH09319803 A JP H09319803A JP 13167296 A JP13167296 A JP 13167296A JP 13167296 A JP13167296 A JP 13167296A JP H09319803 A JPH09319803 A JP H09319803A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動取引装置を用いて公共料金の納付を可能
にする。 【解決手段】 自動取引装置で使われるカードに、公共
団体ホストコンピュータにアクセスするために必要な情
報を登録しておく。自動取引装置と金融機関ホストコン
ピュータと公共団体ホストとの間で情報を送受信を可能
とし、自動取引装置は、前記カードから取得した公共団
体ホストコンピュータにアクセスするために必要な情報
を用いて該公共団体ホストコンピュータで管理する該当
顧客の公共料金情報を取得し、公共料金情報の参照,払
込を行えるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金融機関等のキャ
ッシュサービス(以下、CSコーナと称す)や営業店内
に設置される自動取引装置とこれを取り巻くシステムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、固定資産税や国民保健、自動車税
等の公共料金の払込は金融機関の窓口にて取り扱ってい
る。この窓口での公共料金の払込処理では、窓口担当者
の窓口端末に対する打鍵処理があり、金融機関にとって
は手間のかかる作業となる。この問題を解決するため、
自治体が発行する住民カードを自動取引装置で取り込
み、公共料金情報の参照や公共料金の払込を行うシステ
ムが考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、自動取
引装置を使用して公共料金の払込を行えるシステムを構
築するためには、自治体により住民カードが発行されて
いる必要があり、住民カードが発行されていなければ、
自動取引装置での取扱はできないという問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明は、公共団体等に納付する公共料金の科目
や納付金額等からなる顧客別の公共料金情報を管理する
公共団体ホストコンピュータと、顧客の口座番号や残高
等の情報の管理および公共団体に払い込まれる金額の管
理を行う金融機関ホストコンピュータと、顧客の操作に
より入金,支払,振込といった各種取引を行う自動取引
装置とを備え、前記自動取引装置と金融機関ホストコン
ピュータと公共団体ホストコンピュータとの間で情報の
送受信を行えるようにするとともに、自動取引装置が取
引に使うカードに前記公共団体ホストコンピュータにア
クセスするために必要な情報を登録しておき、前記自動
取引装置は、このカードから公共団体ホストコンピュー
タにアクセスするために必要な情報を取得し、この情報
を用いて該公共団体ホストコンピュータで管理する該当
顧客の公共料金情報を取得し、公共料金情報の参照,公
共料金の払込を行う自動取引システムである。
【0005】
【発明の実施の形態】図1は本発明の自動取引システム
の実施の形態の一例を示すブロック図である。図におい
て、1はカードリーダ部で、カードの取込,排出、およ
びカードに記録してある情報の読み取りを行う。
【0006】このカードリーダ部は、カードを搬送する
機構、カードに設けられた磁気ストライプから磁気情報
を読み取ったり磁気情報の書き込みを行う磁気ヘッド、
ICカードから情報を読み取るためのICカードコネク
タ等が備えられる。2は印字出力部で、明細票への取引
結果の印字,明細票の排出を行う。3は現金処理部で、
紙幣の入出金処理を行う紙幣入出金機と、硬貨の入出金
処理を行う硬貨入出金機とから構成される。
【0007】4はCRTディスプレイ等で構成される表
示出力部で、顧客に対して絵や文字を用いて取引の流れ
に沿って操作誘導画面を表示したり、金額等取引結果を
表示したり、各種キー表示を行う。5はタッチパネル等
で構成される入力部で、表示出力部4上の各種キー表示
に対応した箇所を触ることで、情報の入力が行われる。
【0008】6は主制御部、6aは主制御部6を作動さ
せるためのプログラム(命令,データ)等を記憶してい
る記憶部で、この主制御部6は前記各種構成要素を制御
して、入金,支払,振込,通帳記帳,残高照会,貨幣の
補充,装填,回収等の各種取引を実行する。ここで、本
実施例においては、上述した通常の取引機能に加えて、
公共料金取引制御機能が搭載されている。
【0009】この公共料金取引制御機能は、公共団体で
管理している納付者毎(以降、納付者のことを金融機関
側から見るものとして顧客として説明する)のIDの入
力を受けて、顧客の照合や後述する各公共団体の保有す
るホストコンピュータと通信を行う機能、各公共団体の
ホストコンピュータから送られてきた情報を解析して表
示出力部4で表示させたり、印字出力部2で印字させる
機能、各公共団体のホストコンピュータから送られてき
た情報に基づいて金融機関が保持する公共団体口座への
払込処理を行う機能を備えている。
【0010】7は自動取引装置8と上位装置とを接続す
るためのインターフェース部で、後述する金融機関のホ
ストコンピュータと接続するための金融機関ホストイン
ターフェース部(以後、I/F部とする)7aを備える
とともに、後述する公共団体のホストコンピュータと接
続するための公共団体ホストI/F部7bを備える。9
は公衆回線を介して自動取引装置8と接続される金融機
関ホストコンピュータで、顧客の口座番号や残高等の情
報を保有するとともに、公共団体の取引口座を保有して
いる記憶部10と、記憶部10の情報の更新等の管理を
行う主制御部11と、自動取引装置8と接続するための
I/F部12とから構成される。
【0011】13は公衆回線を介して自動取引装置8と
接続される公共団体ホストコンピュータで、顧客が納付
すべき科目名,納付金額や納付期限等から構成される公
共料金情報を保有する記憶部14と、記憶部14で保有
するこの公共料金情報の検索,送出,更新等の管理を行
う主制御部15と、自動取引装置8と接続するためのI
/F部16とから構成される。
【0012】ここで、公共団体ホストコンピュータ13
の前にフロントエンドプロセッサとして中継用コンピュ
ータを配置することで、金融機関側の自動取引装置8,
金融機関ホストコンピュータ9と、公共団体ホストコン
ピュータ13を大きく変換することなく、金融機関は公
共団体ホストコンピュータ13と接続できるようにな
る。
【0013】17は中継用コンピュータで、下位I/F
部18を介して自動取引装置8と接続されるとともに、
上位I/F部19を介して公共団体ホストコンピュータ
13と接続される。20は中継用コンピュータ17の主
制御部で、この主制御部20は通信プロトコルの変換や
データ変換処理等を行っており、自動取引装置8から送
られてくる情報は公共団体ホストコンピュータ13で取
り扱える形式に変換して該公共団体ホストコンピュータ
13に送り、公共団体ホストコンピュータ13から送ら
れてくる情報は自動取引装置8で取り扱える形式に変換
して該自動取引装置8に送るものである。これにより、
自動取引装置8から送られてくる情報と公共団体ホスト
コンピュータ13から送られてくる情報の形式が異なっ
てきても、通信が行えることとなる。
【0014】また、この主制御部20では、送られてき
た情報から公共料金払込処理に必要な情報のみを出力し
て、その他の情報を出力しないようにしている。すなわ
ち、自動取引装置8から送られてくる情報のうち、公共
料金払込処理に必要な情報のみを選択して、これを公共
団体ホストコンピュータ13に送るとともに、公共団体
ホストコンピュータ13から送られてくる情報のうち、
公共料金払込処理に必要な情報のみを選択して、これを
自動取引装置8に送るものであり、これにより、公共団
体ホストコンピュータ13で保有する情報のうち、公共
料金払込処理に必要な情報以外は中継用コンピュータ1
7より先に出力されることはなく、通信中のセキュリテ
ィ性を高めている。
【0015】21は前記主制御部20のプログラムやデ
ータ変換等に必要な情報を記憶している記憶部である。
なお、自動取引装置8で情報を出力するときに、この情
報を公共団体ホストコンピュータ13で取り扱える形式
に変更して出力できる機能を付加したり、公共団体ホス
トコンピュータ13で情報を出力するときに、公共料金
払込処理に必要な情報以外は出力しないようにする機能
を付加することとすれば、中継用コンピュータを介在さ
せずに自動取引装置8と公共団体ホストコンピュータ1
3とを直接接続することも可能となる。
【0016】次に、上述した自動取引システムを用いた
公共料金払込処理の第1の実施の形態を説明する。図
2,図3は第1の実施の形態の公共料金払込処理の流れ
を表すフローチャートである。この第1の実施の形態で
は、金融機関側で発行するカード、例えばキャッシュカ
ードに、公共団体で管理している顧客毎のID(以下、
住民IDと称す)を登録しておき、この住民IDを読み
取ることで、顧客の照合に必要な情報を得るようにす
る。なお、この住民IDとしては、例えば、公共団体側
で各顧客毎に付与している住民個別コードを用いること
とする。
【0017】以下に処理の流れを説明する。まず、取引
が行われていない状態では、主制御部6は表示出力部4
に取引選択画面を表示しており、主制御部6は顧客によ
る取引選択を待つ(S1)。図4は取引選択画面の一例
を表す説明図で、支払,預入,残高照会,振込,通帳記
帳といった通常の取引に加えて、公共料金納付取引が選
択できるようになっている。すなわち、表示出力部4
に、「公共料金納付」のキー表示が行われるよう制御す
るとともに、入力部5の出力からこの「公共料金納付」
のキー表示の箇所にタッチされたことを認識すると、後
述する処理を実行するようになっている。
【0018】公共料金納付取引が選択されると(S
2)、主制御部6は表示出力部4にキャッシュカードの
挿入を促す操作誘導画面を表示する(S3)。キャッシ
ュカードがカードリーダ部1に挿入されると、主制御部
6はキャッシュカードから公共団体において顧客の照合
に必要な情報(住民ID)と金融機関において顧客の照
合に必要な情報の読み取りを行わせるとともに(S
4)、表示出力部4にキャッシュカードの暗証番号の入
力を促す操作誘導画面を表示する(S5)。
【0019】暗証番号が入力されると(S6)、主制御
部6は暗証番号と金融機関側で顧客の照合に必要な情報
とを編集して金融機関ホストコンピュータ9に送信する
(S7)。金融機関ホストコンピュータ9の主制御部1
1は、自動取引装置8から暗証番号の通知を受けると、
これが正しいものであるかを判断し(S8)、暗証番号
が正しいものであると判断すると、この旨を自動取引装
置8に送る。なお、前記S8の処理で、暗証番号が正し
くないと判断すると、この旨を自動取引装置8に送り、
自動取引装置8の主制御部6では、暗証番号が正しくな
いことを認識すると、表示出力部4に暗証番号が正しく
ないことを表示し(S9)、暗証番号の再入力を促す。
【0020】自動取引装置8の主制御部6は金融機関ホ
ストコンピュータ9から暗証番号照合OKの通知を受け
て顧客の正当性を認識すると、該主制御部6はキャッシ
ュカードから読み取った情報の中から住民IDを公共団
体ホストコンピュータ13に送信する(S10)。ここ
で、自動取引装置8と公共団体ホストコンピュータ13
との間に中継用コンピュータ17が配置されている場合
には、主制御部6から公共団体ホストコンピュータ13
に送られる情報は、中継用コンピュータ17の主制御部
20で公共団体ホストコンピュータ13の主制御部15
で取り扱える形式に変換され、該主制御部15に送られ
る。
【0021】また、顧客の照合に必要な情報以外は、主
制御部15に送らないようにする。これにより、中継用
コンピュータ17がある場合には、自動取引装置8の主
制御部6は、キャッシュカードから読み取った情報を全
て中継用コンピュータ17に送信し、中継用コンピュー
タ17で住民IDのみを選択して公共団体ホストコンピ
ュータ13に送るようにすることができる。この場合、
主制御部6の機能の変更を少なくすることが可能であ
る。
【0022】なお、主制御部6がキャッシュカードから
読み取った情報の中から住民IDのみを選択して公共団
体ホストコンピュータ13に送るようにしてもよい。公
共団体ホストコンピュータ13の主制御部15は、自動
取引装置8から住民IDの通知を受けると、記憶部14
に記憶されている該当する顧客の公共料金情報を検索
し、これを自動取引装置8に送る(S11)。ここで、
公共料金情報としては、顧客毎に納付すべき科目名,納
付金額等が記憶されており、納付すべき科目が複数目あ
る場合には、全ての情報を自動取引装置に送る。
【0023】なお、自動取引装置8と公共団体ホストコ
ンピュータ13との間に中継用コンピュータ17が配置
されている場合には、主制御部15から自動取引装置8
に送られる情報は、中継用コンピュータ17の主制御部
20で自動取引装置8の主制御部6で取り扱える形式に
変換され、該主制御部6に送られる。また、自動取引装
置8で払込処理を実行するのに必要な公共料金情報以外
は、主制御部6に送らないようにする。
【0024】公共団体ホストコンピュータ13から公共
料金情報を受信すると、自動取引装置8の主制御部6は
表示出力部4に納付可能な科目名を表示するとともに、
その中からどれを支払うか選択を促す操作誘導画面を表
示する(S12)。図5は上述したように公共団体ホス
トコンピュータ13から公共料金情報を受信した際に表
示される取引選択画面の一例を表す説明図で、納付すべ
き科目として、例えば、固定資産税,国民保健,自動車
税がある場合には、表示出力部4に「固定資産税」、
「国民保健」、「自動車税」のキー表示が行われるよう
制御するとともに、入力部5の出力からどの科目が選択
されたか判断して、選択された科目に応じた処理を行う
ものであり、納付可能な科目の件数に応じて科目名がキ
ー表示され、所望のキー表示を押して確認キーを押すこ
とで、納付する科目が選択されたこととするものであ
る。
【0025】このように、顧客は自動取引装置を操作す
ることで、公共団体ホストコンピュータ13で保有して
いる自身の公共料金情報から納付すべき全ての科目を把
握することでできるようになり、これにより、自動取引
装置に情報端末としての機能が付加された形となって、
顧客サービスが向上するものである。顧客の操作により
納付する科目名が選択されると、主制御部6は表示出力
部4に支払方法の選択を促す操作誘導画面を表示する
(S13)。なお、ここでは、キャッシュカードの口座
からの振替か現金による振込かを選択させるようにす
る。
【0026】ここで、自動取引装置8の主制御部6は、
公共団体ホストコンピュータ13から送られてきた公共
料金情報の件数に応じて、納付すべき科目が1つであれ
ばこの科目名と納付金額を表示し、納付すべき科目が複
数であれば、複数の科目名を表示するとともに、この中
から任意の科目、例えば、1つ、全部あるいはいくつか
の科目を選択させることができるようになっており、複
数の科目が選択された場合には、合計金額を計算するこ
とで複数の科目を1つにまとめ、合計金額を表示して、
顧客との取引はその金額で行うこととしている。
【0027】なお、複数の科目が選択された場合でも、
自動取引装置8の主制御部6は、公共団体ホストコンピ
ュータ13の主制御部15に対しては個々の科目毎に情
報の受渡しを行う。これにより、公共団体ホストコンピ
ュータ13側のシステム変更を行うことなく、顧客サー
ビスが向上する。顧客がキャッシュカードを用いた取引
を選択した場合は(S14)、表示出力部4に払込額の
表示を行うとともに、この払込額で取引を続けるか否か
の判断を促す操作誘導画面を表示する(S15)。
【0028】顧客が表示された払込額で取引を続行する
と判断すると(S16)、主制御部6は金融機関ホスト
コンピュータ9にその旨の通知を行い、引き落とし処理
を実行させる(S17)。金融機関ホストコンピュータ
9の主制御部11は、自動取引装置8から引き落とし処
理の実行の指示を受けると、記憶部10で保有している
該当する顧客の口座から公共団体の取引口座に払込金額
を振り替え、この顧客の口座データおよび公共団体の取
引口座データを更新して、自動取引装置8に振替が正常
に行われた旨の通知を行う(S18)。
【0029】自動取引装置8の主制御装置6は、公共団
体の取引口座への振替が正常に行われたことを認識する
と、公共団体ホストコンピュータ13に振替が正常に行
われた旨を通知する(S19)。ここで、自動取引装置
8と公共団体ホストコンピュータ13との間に中継用コ
ンピュータ17が配置されている場合には、自動取引装
置からの情報はこの中継用コンピュータ17の主制御部
20で公共団体ホストコンピュータ13の主制御部15
で取り扱える形式に変換され、該主制御部15に送られ
る。
【0030】また、必要な情報以外は、主制御部15に
送らないようにする。公共団体ホストコンピュータ13
の主制御部15は、自動取引装置8からの通知により公
共団体の取引口座への振替が正常に行われたことを認識
すると、振込を受け付け、該当する顧客のデータを更新
し、自動取引装置8に通知する(S20)。
【0031】このときも、自動取引装置8と公共団体ホ
ストコンピュータ13との間に中継用コンピュータ17
が配置されている場合には、公共団体ホストコンピュー
タ13からの情報はこの中継用コンピュータ17の主制
御部20で自動取引装置8の主制御部6で取り扱える形
式に変換され、該主制御部6に送られるもので、必要な
情報以外は、主制御部6に送らないようにする。
【0032】自動取引装置8の主制御部6は、公共団体
ホストコンピュータ13で該当する顧客のデータの更新
が行われたことを認識すると、印字出力部2を制御して
領収書の代用として取引明細票を印字し、これを顧客に
排出するとともに(S21)、取り込んであるキャッシ
ュカードを排出する(S22)。このように、顧客が金
融機関に口座を保有していれば、この口座から振替を行
うことで、現金を用いることなく公共料金の払込ができ
ることになり、顧客操作の手間を少なくしてサービス向
上が図れるとともに、処理時間が短縮できるものであ
る。
【0033】このとき、住民IDが登録されているキャ
ッシュカードの口座から振替を行うことで、顧客が必要
なカードは1枚で済み、操作も少なくてすむので、より
顧客操作の手間を少なくしてサービス向上が図れる。上
述したS13,S14の処理で、顧客が現金を用いた取
引を選択した場合は、自動取引装置8の主制御部6は表
示出力部4に現金の投入を促す操作誘導画面を表示する
(S23)。
【0034】現金が現金処理部3に投入されると、現金
処理部3でこれを取り込んで計数が行われ、計数結果は
主制御部6に通知される(S24)。主制御部6は、計
数結果の通知を受けると、表示部4に計数結果と払込額
を表示し、この払込額で取引を続けるか否かの判断を促
す(S25)。顧客が表示された払込額で取引を続行す
ると判断すると(S26)、主制御部6は金融機関ホス
トコンピュータ9にその旨の通知を行い、払込み処理を
実行させる(S27)。
【0035】金融機関ホストコンピュータ9の主制御部
11は、自動取引装置8から払込み処理の実行の指示を
受けると、記憶部10で保有している公共団体の取引口
座に払込金額を振り込み、この公共団体の取引口座デー
タを更新して、自動取引装置8に振込が正常に行われた
旨の通知を行う(S28)。自動取引装置8の主制御装
置6は、公共団体の取引口座への振込が正常に行われた
ことを認識すると、公共団体ホストコンピュータ13に
振込が正常に行われた旨を通知する(S29)。
【0036】ここで、自動取引装置8と公共団体ホスト
コンピュータ13との間に中継用コンピュータ17が配
置されている場合には、自動取引装置からの情報はこの
中継用コンピュータ17の主制御部20で公共団体ホス
トコンピュータ13の主制御部15で取り扱える形式に
変換され、該主制御部15に送られる。また、必要な情
報以外は、主制御部15に送らないようにする。
【0037】公共団体ホストコンピュータ13の主制御
部15は、自動取引装置8からの通知により公共団体の
取引口座への振込が正常に行われたことを認識すると、
振込を受け付け、該当する顧客のデータを更新し、自動
取引装置8に通知する(S30)。このときも、自動取
引装置8と公共団体ホストコンピュータ13との間に中
継用コンピュータ17が配置されている場合には、公共
団体ホストコンピュータ13からの情報はこの中継用コ
ンピュータ17の主制御部20で自動取引装置8の主制
御部6で取り扱える形式に変換され、該主制御部6に送
られるもので、必要な情報以外は、主制御部6に送らな
いようにする。
【0038】自動取引装置8の主制御部6は、公共団体
ホストコンピュータ13で該当する顧客のデータの更新
が行われたことを認識すると、釣り銭がある場合にはこ
れを放出し(S31)、次に、印字出力部2を制御して
領収書の代用として取引明細票を印字し、これを顧客に
排出するとともに(S21)、取り込んであるキャッシ
ュカードを排出する(S22)。
【0039】なお、上記S26の処理で顧客が投入した
現金での取引を中断すると判断すると、取り込んだ現金
を返却し(S32)、取引を続けるか否かの判断を促す
(S33)。取引を続けないと判断すると、取引を取消
し、取引を続けると判断すると、上記S23からの処理
を繰り返して、現金の投入要求を行う。
【0040】このように、現金により払込処理を行える
ようにすることで、口座に残高が少ない場合であっても
自動取引装置を操作して公共料金の納付が行え、窓口業
務の軽減が図れる。以上説明したように、本発明の自動
取引システムを用いた公共料金払込取引の第1の実施の
形態では、金融機関の発行するカードに自治体側で顧客
を管理するために付与してあるIDを登録しておくこと
で、この金融機関側のカードを用いて自動取引装置での
公共料金の情報や公共料金の払込が可能であるので、特
別なカードを持たずとも自動取引装置を使用して公共料
金の払込が可能となり、顧客サービスか向上するととも
に、金融機関の窓口業務を減らすことが可能である。
【0041】また、公共料金の払込処理は、キャッシュ
カードを用いて金融機関側における顧客の正当性を確認
し、該キャッシュカードに登録された自治体側で顧客を
識別するためのIDを用いて公共料金情報にアクセスを
行い、かつ、顧客が公共団体ホストコンピュータ13か
ら送られてきた公共料金情報の内容を確認した場合に行
われるので、公共料金の払込に関して間違いなく処理を
行えるものである。
【0042】また、納付すべき科目が複数ある場合で
も、一回の処理で払込が行えるので、顧客は何度も同じ
操作を繰り返したり、何度も足を運ばなくても払込処理
が行えることになり、サービスが向上するとともに、処
理速度を上げることができるものである。ここで、図
2,図3で説明した第1の実施の形態において、S4〜
S9に示すように、キャッシュカードを取り込んだ時点
で金融機関側の暗証番号の入力を行わせ、顧客の正当性
を判断する処理を行うが、公共団体ホストコンピュータ
13から公共料金情報を得るためには、住民IDのみが
必要であるので、S4の処理で住民IDを取得してこれ
を公共団体ホストコンピュータ13に送信して公共料金
情報を得て(S10,S11)、S13,S14でキャ
ッシュカードから振替を行うと選択した後に、暗証番号
の入力を行わせ、顧客の正当性を判断する処理を行うよ
うにしてもよい。すなわち、S14とS15の処理の間
に、S5〜S9の処理を入れるようにする。このように
することで、現金を使う場合には、暗証照合の時間を省
略することができ、処理時間を短縮できるものである。
【0043】また、図2,図3のフローチャートでは、
キャッシュカードから公共料金の払込を行う場合、住民
IDが登録してあるキャッシュカードの口座から払込を
行うようにしてあるが、他のキャッシュカードの口座か
ら払込を行うようにしてもよい。例えば、S13,S1
4の処理でカードか現金かの選択を行う時に、カードが
選択されると、取り込んでいるカードを使うか別のカー
ドを使うかを選択させる操作誘導を行い、別のカードを
使う場合は、暗証照合を行った後、S15以降の処理を
行うようにする。この場合は、上述したようにS13,
S14でキャッシュカードから振替を行うと選択した後
に暗証照合を行うようにすれば、暗証番号の入力を1回
で済ませることが可能となり、顧客の負担を減らすこと
ができる。なお、このように2枚のカードを用いて処理
を行うために、カードリーダ部1に取り込んだカードを
保留する一時保留部を設けておく。
【0044】次に、図1で説明した自動取引システムを
用いた公共料金払込処理の第2の実施の形態を説明す
る。図6,図7は第2の実施の形態の公共料金払込処理
の流れを表すフローチャートである。この第2の実施の
形態では、住民IDを顧客自身が自動取引装置を操作し
て入力するようにして、顧客の照合に必要な情報を得る
ようにする。
【0045】以下に処理の流れを説明する。まず、取引
が行われていない状態では、主制御部6は表示出力部4
に図4で説明した取引選択画面を表示しており、主制御
部6は顧客による取引選択を待つ(S1)。公共料金納
付取引が選択されると(S2)、主制御部6は表示出力
部4に住民IDの入力を促す操作誘導画面を表示する
(S3)。
【0046】顧客が住民IDの入力を行い(S4)、自
動取引装置8の主制御部6は、住民IDの入力を受ける
と、これを公共団体ホストコンピュータ13に送信する
(S5)。なお、自動取引装置と公共団体ホストコンピ
ュータの間で情報の送受信を行うにあたり、中継用コン
ピュータ17の機能は図2,図3で説明したものと同じ
であるので、ここではその説明を省略する。
【0047】公共団体ホストコンピュータ13の主制御
部15は、自動取引装置8から住民IDの通知を受ける
と、記憶部14に記憶されている該当する顧客の公共料
金情報を検索し、これを自動取引装置8に送る(S
6)。ここで、公共料金情報としては、顧客毎に納付す
べき科目名,納付金額等が記憶されており、納付すべき
科目が複数目ある場合には、全ての情報を自動取引装置
に送る。
【0048】公共団体ホストコンピュータ13から公共
料金情報を受信すると、自動取引装置8の主制御部6は
表示出力部4に納付可能な科目名を表示するとともに、
その中からどれを支払うか選択を促す図5で説明したよ
うな操作誘導画面を表示する(S7)。このように、顧
客は自動取引装置を操作することで、公共団体ホストコ
ンピュータ13で保有している自身の公共料金情報から
納付すべき全ての科目を把握することでできるようにな
り、これにより、自動取引装置に情報端末としての機能
が付加された形となって、顧客サービスが向上するもの
である。
【0049】顧客の操作により納付する科目名が選択さ
れると、主制御部6は表示出力部4に支払方法の選択を
促す操作誘導画面を表示する(S8)。なお、ここで
は、キャッシュカードの口座からの振替か現金による振
込かを選択させるようにする。ここで、自動取引装置8
の主制御部6は、公共団体ホストコンピュータ13から
送られてきた公共料金情報の件数に応じて、納付すべき
科目が1つであればこの科目名と納付金額を表示し、納
付すべき科目が複数であれば、複数の科目名を表示する
とともに、この中から任意の科目、例えば、1つ、全部
あるいはいくつかの科目を選択させることができるよう
になっており、複数の科目が選択された場合には、合計
金額を計算することで複数の科目を1つにまとめ、合計
金額を表示して、顧客との取引はその金額で行うことと
している。
【0050】なお、複数の科目が選択された場合でも、
自動取引装置8の主制御部6は、公共団体ホストコンピ
ュータ13の主制御部15に対しては個々の科目毎に情
報の受渡しを行う。これにより、公共団体ホストコンピ
ュータ13側のシステム変更を行うことなく、顧客サー
ビスが向上する。顧客がキャッシュカードを用いた取引
を選択した場合は(S9)、主制御部6は表示出力部4
にキャッシュカードの挿入を促す操作誘導画面を表示す
る(S10)。
【0051】キャッシュカードがカードリーダ部1に挿
入されると、主制御部6はキャッシュカードから顧客の
照合に必要な情報の読み取りを行わせるとともに(S1
1)、表示出力部4に暗証番号の入力を促す操作誘導画
面を表示する(S12)。暗証番号が入力されると(S
13)、主制御部6は暗証番号と金融機関側で顧客の照
合に必要な情報とを編集して金融機関ホストコンピュー
タ9に送信する(S14)。
【0052】金融機関ホストコンピュータ9の主制御部
11は、自動取引装置8から暗証番号の通知を受ける
と、これが正しいものであるかを判断し(S15)、暗
証番号が正しいものであると判断すると、この旨を自動
取引装置8に送る。なお、前記S15の処理で、暗証番
号が正しくないと判断すると、この旨を自動取引装置8
に送り、自動取引装置8の主制御部6では、暗証番号が
正しくないことを認識すると、表示出力部4に暗証番号
が正しくないことを表示し(S16)、暗証番号の再入
力を促す。
【0053】自動取引装置8の主制御部6は金融機関ホ
ストコンピュータ9から暗証番号照合OKの通知を受け
て顧客の正当性を認識すると、表示出力部4に払込額の
表示を行うとともに、この払込額で取引を続けるか否か
の判断を促す操作誘導画面を表示する(S17)。顧客
が表示された払込額で取引を続行すると判断すると(S
18)、主制御部6は金融機関ホストコンピュータ9に
その旨の通知を行い、引き落とし処理を実行させる(S
19)。
【0054】金融機関ホストコンピュータ9の主制御部
11は、自動取引装置8から引き落とし処理の実行の指
示を受けると、記憶部10で保有している該当する顧客
の口座から公共団体の取引口座に払込金額を振り替え、
この顧客の口座データおよび公共団体の取引口座データ
を更新して、自動取引装置8に振替が正常に行われた旨
の通知を行う(S20)。
【0055】自動取引装置8の主制御装置6は、公共団
体の取引口座への振替が正常に行われたことを認識する
と、公共団体ホストコンピュータ13に振替が正常に行
われた旨を通知する(S21)。公共団体ホストコンピ
ュータ13の主制御部15は、自動取引装置8からの通
知により公共団体の取引口座への振替が正常に行われた
ことを認識すると、振込を受け付け、該当する顧客のデ
ータを更新し、自動取引装置8に通知する(S22)。
【0056】自動取引装置8の主制御部6は、公共団体
ホストコンピュータ13で該当する顧客のデータの更新
が行われたことを認識すると、印字出力部2を制御して
領収書の代用として取引明細票を印字し、これを顧客に
排出するとともに(S23)、取り込んであるキャッシ
ュカードを排出する(S24)。このように、顧客が金
融機関に口座を保有していれば、この口座から振替を行
うことで、現金を用いることなく公共料金の払込ができ
ることになり、顧客操作の手間を少なくしてサービス向
上が図れるとともに、処理時間が短縮できるものであ
る。
【0057】上述したS8,S9の処理で、顧客が現金
を用いた取引を選択した場合は、自動取引装置8の主制
御部6は表示出力部4に現金の投入を促す操作誘導画面
を表示する(S25)。現金が現金処理部3に投入され
ると、現金処理部3でこれを取り込んで計数が行われ、
計数結果は主制御部6に通知される(S26)。
【0058】主制御部6は、計数結果の通知を受ける
と、表示部4に計数結果と払込額を表示し、この払込額
で取引を続けるか否かの判断を促す(S27)。顧客が
表示された払込額で取引を続行すると判断すると(S2
8)、主制御部6は金融機関ホストコンピュータ9にそ
の旨の通知を行い、払込み処理を実行させる(S2
9)。
【0059】金融機関ホストコンピュータ9の主制御部
11は、自動取引装置8から払込み処理の実行の指示を
受けると、記憶部10で保有している公共団体の取引口
座に払込金額を振り込み、この公共団体の取引口座デー
タを更新して、自動取引装置8に振込が正常に行われた
旨の通知を行う(S30)。自動取引装置8の主制御装
置6は、公共団体の取引口座への振込が正常に行われた
ことを認識すると、公共団体ホストコンピュータ13に
振込が正常に行われた旨を通知する(S31)。
【0060】公共団体ホストコンピュータ13の主制御
部15は、自動取引装置8からの通知により公共団体の
取引口座への振込が正常に行われたことを認識すると、
振込を受け付け、該当する顧客のデータを更新し、自動
取引装置8に通知する(S32)。自動取引装置8の主
制御部6は、公共団体ホストコンピュータ13で該当す
る顧客のデータの更新が行われたことを認識すると、釣
り銭がある場合にはこれを放出し(S33)、次に、印
字出力部2を制御して領収書の代用として取引明細票を
印字し、これを顧客に排出する(S23)。
【0061】なお、上記S28の処理で顧客が投入した
現金での取引を中断すると判断すると、取り込んだ現金
を返却し(S34)、取引を続けるか否かの判断を促す
(S35)。取引を続けないと判断すると、取引を取消
し、取引を続けると判断すると、上記S25からの処理
を繰り返して、現金の投入要求を行う。
【0062】このように、現金により払込処理を行える
ようにすることで、口座を持たない顧客であっても自動
取引装置を操作して公共料金の納付が行え、多くの顧客
が自動取引装置を使えるようになり、窓口業務の軽減が
図れる。以上説明したように、本発明の自動取引システ
ムを用いた公共料金払込取引の第2の実施の形態では、
公共団体側は顧客に対して住民IDと払込金額、そして
納付期限のみを通知すれば、自動取引装置を用いて公共
料金の払込を行うことができ、公共料金情報の詳細は自
動取引装置の画面の表示すればよいので、払込通知書に
印刷する情報量を減らし、払込通知書にかかるコストを
削減することが可能である。
【0063】次に、図1で説明した自動取引システムを
用いた公共料金払込処理の第3の実施の形態を説明す
る。図8は第3の実施の形態の公共料金払込処理の流れ
を表すフローチャートである。この第3の実施の形態で
は、図2のS11,S12もしくは図6のS6,S7に
おいて、自動取引装置の主制御部6が公共団体ホストコ
ンピュータ13から公共料金情報の通知を受けて、これ
を表示し、顧客に対してどの科目を払うか選択させる際
に、公共団体ホストコンピュータ13から通知を受けた
公共料金情報の中の納付期限と主制御部6で管理してい
る日付,時刻情報を比較して、顧客が選択した科目が納
付期限内か否かを判断し、主制御部6は期限が過ぎてい
る場合にはその超えた分についての延滞金を計算して顧
客に通知し、また、期限前であれば奨励金を計算して顧
客に通知するものである。
【0064】すなわち、図2のS12もしくは図6のS
7で納付科目を顧客が選択すると(S1)、主制御部6
は、公共団体ホストコンピュータ13から通知を受けた
公共料金情報の中の選択された科目の納付期限と、主制
御部6で管理している本日の日付およびその時刻を比較
して、顧客が選択した科目が納付期限内か否かを判断す
る(S2)。
【0065】前記S2で納付期限が過ぎていると判断す
ると、主制御部6はあらかじめ決められている計算式に
基づき、超過した日数に応じて延滞金を計算し、元金と
延滞金をそれぞれ表示する(S3)。前記S2で納付期
限前であると判断すると、奨励金を与える科目であれ
ば、主制御部6はあらかじめ決められている計算式に基
づいて奨励金を計算し、元金と奨励金をそれぞれ表示す
る(S4)。
【0066】なお、その他の処理は図2,図3で説明し
た第1の実施の形態もしくは図6,図7で説明した第2
の実施の形態と同じである。以上説明したように、本発
明の第3の実施の形態では、納付期限の超過の有無を自
動取引装置の側で管理し、期限が過ぎている場合は元金
に加えて延滞金の支払を顧客に行わせるようにし、期限
前で奨励金は払う場合には元金から奨励金を差し引いた
金額を顧客に支払わせるようにしたので、公共団体側の
ホストコンピュータに負担をかけることなく、納付期限
の管理が行えるようになり、また、期限の前であるか後
であるかに係わらず、窓口に行かないで自動取引装置で
納付を行うことが可能となる。
【0067】次に、図1で説明した自動取引システムを
用いた公共料金払込処理の第4の実施の形態を説明す
る。図9は第4の実施の形態の公共料金払込処理の流れ
を表すフローチャートである。図2,図3で説明した第
1の実施の形態、および図6,図7で説明した第2の実
施の形態の処理において、金融機関側から公共団体側の
口座へ振込を行った後に領収書の代用として取引明細書
を発行することとなっているが、実際の運用にあたって
は、取引が行われる時刻によっては公共団体側の口座へ
の本日中の振込が行えない場合がある。この場合、取引
明細書の発行が先に行われ、金融機関側から公共団体側
の口座への振込は翌営業日に行われるようになるが、公
共団体側からすると、金融機関が公共団体口座へ振込を
行った日が納付完了日となる。このため、主制御部6
は、金融機関ホストコンピュータ9より本日の振込可能
/不可能の通知を受け、取引明細書への領収日日付を変
えるものである。
【0068】すなわち、顧客がキャッシュカードもしく
は現金を用いて払込を行い(S1)、金融機関ホストコ
ンピュータ9へ払込処理実行の通知があると(S2)、
金融機関ホストコンピュータ9の主制御部11は本日決
済が可能かどうかの結果を自動取引装置8の主制御部6
へ通知する(S3)。主制御部6は、本日決済可能との
通知を受けると(S4)、取引明細書に本日の日付を領
収日として印字する(S5)。また、主制御部6は、S
4で本日決済不可能との通知を受けると、取引明細書に
翌営業日の日付を領収日として印字する(S6)。
【0069】なお、その他の処理は図2,図3で説明し
た第1の実施の形態もしくは図6,図7で説明した第2
の実施の形態と同じである。以上説明したように、本発
明の第4の実施の形態では、自動取引装置および金融機
関ホストコンピュータ側の処理で正しい領収日を取引明
細書に印字することができるので、納付取引が行われる
時刻によらず、人手を介して領収書を発行する必要がな
く、コストを削減できるものである。
【0070】図10は公共団体ホストコンピュータと金
融機関側のシステムの接続形態の例を示すブロック図で
ある。図1で説明した自動取引システムでは、図10
(a)に示すように、自動取引装置8が中継用コンピュ
ータ(フロントエンドプロセッサ:FEP)17を介し
て公共団体ホストコンピュータ13に接続されている
が、図10(b)に示すように、自動取引装置8は従来
通り金融機関ホストコンピュータ9に接続され、金融機
関ホストコンピュータ9がFEP17を介して公共団体
ホストコンピュータ13に接続される形態としてもよ
い。
【0071】この場合、自動取引装置8で得た住民ID
は、一旦金融機関ホストコンピュータ9に通知され、そ
こから公共団体ホストコンピュータ13に通知される。
また、公共料金情報も公共団体ホストコンピュータ13
から一旦金融機関ホストコンピュータ9に通知され、そ
こから該当する自動取引装置8へ通知されるものであ
る。
【0072】図10(b)に示すような接続形態とする
ことで、個々の自動取引装置には公共団体ホストコンピ
ュータとの接続のためのインターフェースを持たせる必
要がなく、自動取引装置側のシステムの変更を少なく抑
えることができるものである。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、金融機
関が発行するカード、例えばキャッシュカードに住民I
Dを登録しておくか、顧客にキーボードを操作させる等
して住民IDを入力させるようにして、住民IDを自動
取引装置で取得し、これを公共団体ホストコンピュータ
に送り該当する顧客の公共料金情報を得て、この公共料
金情報の表示および公共料金の払込取引を行うようにし
たので、顧客が自動取引装置を操作することで公共料金
の納付が行えることになる。また、キャッシュカードに
住民IDを登録するか、直接住民IDを顧客に入力させ
るようにしたので、特別なカードを用いずとも、自動取
引装置を用いて公共料金の納付が行えるようになり、自
動取引装置の稼働率を上げて、窓口業務を減らすことが
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動取引システムの実施の形態の一例
を示すブロック図
【図2】第1の実施の形態の公共料金払込処理の流れを
表すフローチャート(その1)
【図3】第1の実施の形態の公共料金払込処理の流れを
表すフローチャート(その2)
【図4】取引選択画面の一例を表す説明図
【図5】取引選択画面の一例を表す説明図
【図6】第2の実施の形態の公共料金払込処理の流れを
表すフローチャート(その1)
【図7】第2の実施の形態の公共料金払込処理の流れを
表すフローチャート(その2)
【図8】第3の実施の形態の公共料金払込処理の流れを
表すフローチャート
【図9】第4の実施の形態の公共料金払込処理の流れを
表すフローチャート
【図10】公共団体ホストコンピュータと金融機関側の
システムの接続形態の例を示すブロック図
【符号の説明】
8 自動取引装置 9 金融機関ホストコンピュータ 13 公共団体ホストコンピュータ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 公共団体等に納付する公共料金の科目や
    納付金額等からなる顧客別の公共料金情報を管理する公
    共団体ホストコンピュータと、 顧客の口座番号や残高等の情報の管理および公共団体に
    払い込まれる金額の管理を行う金融機関ホストコンピュ
    ータと、 顧客の操作により入金,支払,振込といった各種取引を
    行う自動取引装置とを備え、 前記自動取引装置と金融機関ホストコンピュータと公共
    団体ホストコンピュータとの間で情報の送受信を行える
    ようにするとともに、自動取引装置が取引に使うカード
    に前記公共団体ホストコンピュータにアクセスするため
    に必要な情報を登録しておき、 前記自動取引装置は、このカードから公共団体ホストコ
    ンピュータにアクセスするために必要な情報を取得し、
    この情報を用いて該公共団体ホストコンピュータで管理
    する該当顧客の公共料金情報を取得し、公共料金情報の
    参照,公共料金の払込を行うことを特徴とする自動取引
    システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の自動取引システムにおい
    て、 前記自動取引装置は、公共団体ホストコンピュータにア
    クセスするために必要な情報を取得したカードで特定さ
    れる該当顧客の口座から公共料金の払込を行うことを特
    徴とする自動取引システム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の自動取引システムにおい
    て、 前記自動取引装置は、前記公共団体ホストコンピュータ
    にアクセスするために必要な情報を顧客により入力さ
    せ、この入力された情報により該当する顧客の公共料金
    情報を取得することを特徴とする自動取引システム。
  4. 【請求項4】 請求項1または3記載の自動取引システ
    ムにおいて、 前記自動取引装置は、現金で公共料金の払込を行うこと
    を特徴とする自動取引システム。
  5. 【請求項5】 請求項1,2または3記載の自動取引シ
    ステムにおいて、 前記自動取引装置は、該当顧客の口座から公共料金の払
    込を行うことを特徴とする自動取引システム。
  6. 【請求項6】 請求項1,2,3,4または5記載の自
    動取引システムにおいて、 納付期限の超過の有無を判断する機能と、 期限の超過の有無に応じて奨励金もしくは延滞金の額を
    求めて、必要な金額の払込を行わせる機能を自動取引装
    置に搭載したことを特徴とする自動取引システム。
  7. 【請求項7】 請求項1,2,3,4,5または6記載
    の自動取引システムにおいて、 金融機関ホストコンピュータが公共団体口座へ振込を行
    った日を領収日として取引明細書に日付を記録して発行
    する機能を自動取引装置に搭載したことを特徴とする自
    動取引システム。
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