JPH09319347A - 表示制御装置 - Google Patents

表示制御装置

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JPH09319347A
JPH09319347A JP8135283A JP13528396A JPH09319347A JP H09319347 A JPH09319347 A JP H09319347A JP 8135283 A JP8135283 A JP 8135283A JP 13528396 A JP13528396 A JP 13528396A JP H09319347 A JPH09319347 A JP H09319347A
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JP
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data
address
display
cpu
memory
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JP8135283A
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English (en)
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Atsuya Enoki
淳哉 榎
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HOKKAIDO NIPPON DENKI SOFTWARE KK
NEC Solution Innovators Ltd
Original Assignee
HOKKAIDO NIPPON DENKI SOFTWARE KK
NEC Software Hokkaido Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 VRAMアクセスにおけるCPUの負担を
軽減し、かつ高速化する表示制御装置を提供する。 【解決手段】 CPU1とVRAM5とこのVRAM
5のデータを表示装置(CRT)6に供給する表示制御
装置。メモリ制御部41は、CPU1からの第1のアド
レスが供給されるとこのアドレスを連続した第2のメモ
リアドレスに割り当てる。次に、CPU1が前記メモリ
アドレスをアクセスする際、VRAMアクセス部42
は、第2のメモリアドレスをVRAM5のアドレスに変
換して表示制御装置43に転送し、CRT6で表示す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンピュータシステ
ムの表示制御装置に関し、特に、CPUの負担を軽減で
きる表示制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、多くのコンピュータシステムにお
けるマン・マシン・インタフェースは、オペレータがキ
ーボード装置から命令を入力する方式(CUI:キャラ
クタ・ユーザ・インタフェース)が一般的であった。し
かし、近年の半導体技術の進歩によるCPUの性能向上
を背景として、ディスプレイ画面上に機能や処理内容を
象徴化した図柄を表示してマウスなどの座標入力装置で
選択する操作環境(GUI:グラフィカル・ユーザ・イ
ンタフェース)が広く採用されるようになった。また、
ディスプレイ画面を一つ以上に分割し、各々の画面でプ
ログラムを動作させるマルチ・ウィンドウと呼ぶシステ
ムも普及してきた。このような背景のもと、ディスプレ
イ画面の表示制御に高度の処理能力が要求されるように
なり、いかにCPUの負担を軽減し画面表示性能を向上
するかが表示制御装置に課せられるようになってきた。
【0003】以下、従来の表示制御装置43について図
11を参照して説明する。図11は従来の表示制御装置
のブロック図である。本装置は最もプリミティブかつ一
般的な表示制御装置であり、CPU1、RAM2、VR
AM5、CRT6を具備したコンピュータシステムのシ
ステムバス3と接続され、CPU1の制御によりVRA
M5にアクセスする構成をとる。CPU1のVRAM5
へのアクセスは、描画制御装置431を介して行われ
る。本装置では考慮していないが、VRAMへのアクセ
スの際にデータを加工する機能を具備する場合もある。
また、VRAMが直接システムバスに接続されている場
合もある。
【0004】また、ディスプレイ(以下CRTと記す)
表示において、前記VRAM5より読み出されたデータ
はシフトレジスタ433に入力されパラレル・シリアル
変換された後、CRT制御装置432が発生したCRT
同期信号とともにマルチプレクサ434を介してビデオ
信号に変換されCRT6に供給される。次に本装置によ
って図6に示されるCRT1上の矩形領域にアクセスす
る動作例について説明する。一般的にCRT上の矩形領
域にアクセスするには、横方向の線分のVRAMアクセ
スを縦方向のドット数分繰り返す方法を取る。また、通
常CRT上の1ドットはVRAM上1ビットで表現され
るのに対し、CPUのアクセスビット幅は8ビットであ
る。従って、横方向の線分のアクセスは図7に示す5つ
のパターンがある。
【0005】以下前記5つのパターンにおけるCPUの
動作について説明する。
【0006】(1)パターン1 横方向の線分の開始座標、終了座標がともにCPUのア
クセスビット幅の整数倍である場合、CPUは開始座標
のVRAMのアドレスを算出し、横方向の線分のドット
数をCPUのアクセスビット幅で除算した商の回数分ア
クセスする。
【0007】(2)パターン2 横方向の線分の開始座標がCPUのアクセスビット幅の
整数倍ではなく、終了座標がCPUのアクセスビット幅
の整数倍である場合、リードのアクセスの際には、CP
Uは開始座標を含むVRAMのアドレスを算出し、この
VRAMアドレスをリードする。ライトのアクセスの際
には、前記リードの処理を行った後、リードしたデータ
とライトするデータとを合成し、このデータをライトす
る。次に、横方向の線分のドット数をCPUのアクセス
ビット幅で除算した商の回数分アクセスする。
【0008】(3)パターン3 横方向の線分の開始座標がCPUのアクセスビット幅の
整数倍であり、終了座標が整数倍でない場合、CPUは
横方向の線分のドット数をCPUのアクセスビット幅で
除算した商の回数分アクセスする。次に、リードのアク
セスの際には、終了座標を含むVRAMアドレスをリー
ドする。ライトのアクセスの際には、前記リードの処理
を行った後、リードしたデータとライトするデータとを
合成し、このデータをライトする。
【0009】(4)パターン4 横方向の線分の開始座標、終了座標がともにCPUのア
クセスビット幅の整数倍でない場合、リードのアクセス
の際には、CPUは開始座標を含むVRAMのアドレス
を算出し、このVRAMアドレスのデータをリードす
る。ライトのアクセスの際には、前記リードの処理を行
った後、リードしたデータとライトするデータとを合成
し、このデータをライトする。次に、横方向の線分のド
ット数をCPUのアクセスビット幅で除算した商から1
を減じた値の回数分アクセスする。次に、リードのアク
セスの際には、終了座標を含むVRAMアドレスをリー
ドする。ライトのアクセスの際には、前記リードの処理
を行った後、リードしたデータとライトするデータとを
合成し、このデータをライトする。
【0010】(5)パターン5 横方向の線分の開始座標、終了座標がともにCPUのア
クセスビット幅に含まれている場合、リードのアクセス
の際には、CPUは開始座標を含むVRAMのアドレス
を算出してリードする。ライトのアクセスの際には、前
記リードの処理を行った後、リードしたデータとライト
するデータとを合成し、このデータをライトする。
【0011】図8はCRT上の矩形領域とVRAMアド
レスの関係を示したものである。同図で示されるよう
に、CRT上の矩形領域はVRAM上では不連続なメモ
リアドレスとなる。
【0012】上述したVRAMアドレスの算出および開
始・終了座標を含むデータ内のビット操作は、全てCP
Uの負担となるが、たとえば、「特開昭60−1359
87号公報」に示される技術のように、CRT上の座標
をVRAMの物理アドレスに変換する手段を設けること
によりCPUの負担を軽減する方法がある。この技術で
は、CRT上のX、Y座標の1ドットのデータをリード
する場合、X、Y座標をそれぞれX、Yレジスタにセッ
トして、VRAMに接続されているバッファをリードす
ることにより、X、Y座標に該当するVRAMのデータ
をリードする方法をとっている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術の第
1の問題点は、X、Y座標がCPUのアクセスビット幅
の整数倍でない場合を考慮していないことである。たと
えば、CPUのアクセスビット幅が8ビットの場合、従
来技術では、CRT上のX、Y座標をレジスタにセット
して、バッファをリードすると、CRT上のX、Y座標
のデータを含む8ビットのデータをリードすることにな
る。この8ビットのデータの、どのビットがX、Y座標
のデータであるかは、CPUが判断しなければならな
い。
【0014】また、第2の問題点は、上述した従来技術
は、1ドット単位のアクセスであるため、矩形領域のア
クセスを行う場合、CPUは、矩形領域のXドット数の
アクセスを、Yドット数分繰り返さなければならないた
め、矩形領域のアクセスにおいてCPUの負担は軽減さ
れないという点である。
【0015】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、VRAMアクセスにおけるCPUの負担を軽
減し、かつ高速化する表示制御装置を提供することにあ
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の表示制御
装置は、CPUからの指示により、表示用メモリ内のデ
ータをディスプレイに表示する制御を行う表示制御装置
であって、(a)前記表示用メモリ上の不連続な第1の
メモリアドレス範囲を、連続した仮想メモリアドレスに
割り当てるメモリ制御部と、(b)前記CPUがアクセ
スする前記仮想メモリアドレスを前記表示用メモリの物
理アドレスに変換してアクセスを実施する表示用メモリ
アクセス部と、を備える。
【0017】本発明の第2の表示制御装置は、第1の表
示制御装置であって、(a)前記CPUからの前記ディ
スプレイ上の矩形領域の開始座標を記憶する開始座標記
憶手段と、前記CPUからの前記ディスプレイ上の矩形
領域の縦・横のドット数を記憶するドット数記憶手段
と、前記第1のメモリアドレスを連続した前記仮想メモ
リアドレスに割り当てる制御を行うメモリ制御手段と、
前記メモリ制御手段からの前記第2のアドレスを記憶す
る仮想表示用メモリアドレス記憶手段とを備える前記メ
モリ制御部と、(b)前記開始座標記憶手段の内容と前
記ドット数記憶手段の内容とを用いて前記仮想表示用メ
モリアドレス記憶手段内の前記仮想アドレスを前記表示
用メモリの物理アドレスに変換する前記表示用メモリア
クセス部と、を備える。
【0018】本発明の第3の表示制御装置は、前記第2
の表示制御装置であって、前記表示用メモリアクセス部
が、(a)前記開始座標および前記ドット数から前記C
PUが表示するデータビットの相対位置を前記ディスプ
レイ上の矩形領域の左上座標を開始位置とするドット番
号として記憶するドット番号記憶手段と、(b)前記C
PUが表示するデータの現在処理しているビットに対応
する前記表示用メモリの前記物理アドレスを記憶する表
示用メモリアドレス記憶手段と、(c)前記CPUが表
示するデータの現在処理しているビットに対応する前記
表示用メモリの前記物理アドレスが前記表示用メモリア
ドレス記憶手段に記憶されているアドレスと異なる場合
は、前記表示用メモリアドレスからの背景データが新た
に格納され、同一である場合は元の背景データが保持さ
れる第1のデータバッファと、(d)前記第1のデータ
バッファに格納されている前記背景データと、前記CP
Uが表示するデータとの合成データが格納される第2の
データバッファと、(e)前記CPUが表示するデータ
を前記第2のデータバッファに供給する第3のデータバ
ッファと、(f)前記第3のデータバッファに格納され
ている前記CPUが表示するデータの現在処理している
ビットの番号をカウントするためのビットカウンタと、
(g)前記第2のバッファに格納される合成データを作
成するために、前記前記第3のバッファに格納されてい
るデータをシフトする回数を記憶するシフトカウンタ
と、(h)前記ドット番号を用いて前記仮想アドレスを
前記物理アドレスに変換し、前記表示用メモリアドレス
記憶手段に格納し、かつ、前記ビットカウンタの内容を
用いて前記表示用メモリの前記物理アドレスに前記合成
データを書き込む処理を行う表示用メモリアクセス制御
手段と、を備える。
【0019】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の表示制
御装置が適用されるシステムを示すブロック図である。
図1を参照すると、表示制御装置4は、CPU1、RA
M2、VRAM5、CRT6を備えた一般的なコンピュ
ータシステムのシステムバス3に接続され、CPU1の
制御によりVRAM5にアクセスする構成をとる。本実
施例が図11に示した従来例と異なる点は、前記VRA
M5上の不連続なメモリアドレス範囲を、連続した任意
のメモリアドレスに割り当てるメモリ制御部41と、前
記CPU1がアクセスする前記連続した任意のメモリア
ドレスを、前記VRAM5のメモリアドレスに変換して
アクセスを実施するVRAMアクセス部42が設けら
れ、前記システムバス3に接続されている点である。前
記メモリ制御部41とVRAMアクセス部42は内部バ
ス44で接続されている。また、前記VRAMアクセス
部42はビデオバス45を介して描画制御装置431に
接続され、前記VRAM5にアクセスする。同図中、図
11に示した従来例と同一構成部分には同一符合を付
し、その説明を省略する。
【0020】図2は、前記メモリ制御部41を示すブロ
ック図である。同図中、メモリ制御手段411はシステ
ムバス3、開始座標記憶手段412、ドット数記憶手段
413、仮想VRAMアドレス記憶手段414と接続さ
れる。システムバス3を介してCPU1が出力するCR
T6上の矩形領域の開始座標および縦・横のドット数は
開始座標記憶手段412およびドット数記憶手段413
に記憶される。仮想VRAMアドレス記憶手段414
は、メモリ制御手段411が割り当てた任意のメモリア
ドレスを記憶する手段であり、CPU1がVRAM5に
ライトする際に、CPU1によって読み出される。ま
た、開始座標記憶手段412、前記ドット数記憶手段4
13は、前記VRAMアクセス制御部42によって参照
可能なように、内部バス44を介して接続されている。
【0021】図3はVRAMアクセス部42のブロック
図である。図3を参照すると、CPU1が前記仮想VR
AMアドレス記憶手段414に記憶されているメモリア
ドレスをアクセスする際に、前記VRAM5上のアドレ
スに変換してアクセスするための制御を行うVRAMア
クセス部42は、VRAMアクセス制御手段421と、
VRAMへのアクセスデータをシフトする回数を記憶す
るシフトカウンタ422と、CPU1がアクセスしたメ
モリアドレスの全てのビットに対応したCRT6上の矩
形領域のドットを、VRAMアクセス制御手段421が
処理したかどうかを判断するためのビットカウンタ42
3と、VRAMアクセス制御手段421がアクセスした
前記VRAM5のアドレスを記憶するVRAMアクセス
制御手段414と、CPU1がアクセスしたメモリアド
レスの任意のビットに対応する前記CRT6上の矩形領
域の“0”を始点としたドットの連番(図9に示したC
RT画面上の矩形領域に付した各ドットの番号。以下ド
ット番号と呼ぶ)を格納するドット番号記憶手段425
と、VRAM5にアクセスするデータが、加工または転
送するために格納される第1から第3のデータバッファ
426、427、428とから構成される。また、第1
から第3のデータバッファ426、427、428はビ
デオバス45を介して前記描画制御装置431に接続さ
れ、VRAM5上へのアクセスデータを直接授受するこ
とができる。
【0022】次に、本発明の動作について図面を参照し
て説明する。図4はメモリ制御部41の動作を示すフロ
ーチャートである。以下、前記CPU1が図6の前記C
RT6上の矩形領域にライトする場合の動作を図4を参
照して説明する。前記CPU1はライトすべき前記CR
T6上の矩形領域の開始座標と縦・横のドット数をメモ
リ制御部41に出力する。メモリ制御手段411は、C
PU1からの有効データが出力されたことを検出する
と、開始座標を開始座標記憶手段412に、また縦・横
のドット数を前記ドット数記憶手段413に格納する。
そして、CPUアドレス空間の任意のメモリアドレス
(以下本メモリアドレスを仮想VRAMと呼ぶ)を仮想
VRAMアドレス記憶手段414に格納する。仮想VR
AMは物理的な存在・非存在を問わない。
【0023】本実施例ではメモリ制御手段411が本実
施例におけるコンピュータシステムにおいて一意のメモ
リアドレスを内部に保持しているものとする。
【0024】CPU1は前記メモリ制御手段411を介
して前記仮想VRAMアドレス記憶手段414に格納さ
れているアドレスにデータをライトする。このメモリア
ドレスにライトするデータは、CRT6上の矩形領域に
含まれるドット数分のデータを、RAM2上に展開して
おき、連続的にライトする方法が一般的であるが、CP
U1が有するレジスタ等に格納されたデータをライトす
る方法もある。
【0025】図5は前記VRAMアクセス制御手段42
1の動作を示すフローチャートである。図10はVRA
Mアクセス手段42の動作を説明するための数式であ
る。以下、CPU1が仮想VRAMアドレス記憶手段4
14に記憶されている仮想VRAMアドレスにデータを
ライトする際のVRAMアクセス制御手段421の動作
について図5、図10を参照して説明する。VRAMア
クセス制御手段421は、前記CPU1による仮想VR
AMへのライト(UPUは1バイト単位=8ビットでラ
イトを行う)を検出すると、 (1)シフトカウンタ422、ビットカウンタ423、
VRAMアドレス記憶手段424、第1から第3のデー
タバッファ426、427、428に“0”を格納し初
期化する。
【0026】(2)CPU1がライトする仮想VRAM
のアドレスに“8”を乗じて、ドット番号記憶手段42
5に格納する。この値は、CPU1がライトするデータ
のビット0が仮想VRAMの先頭から何ドット目である
かを示している。
【0027】(3)CPU1が仮想VRAMにライトす
るデータを第3のデータバッファ428に格納する。
【0028】(4)CPU1がライトした1バイトのデ
ータのすべてのビットを処理したかどうかを判断するた
め、ビットカウンタ423(1バイトを表現し、1ビッ
ト単位で更新される)と“8”とを比較する。
【0029】(5)処理(3)の結果、前記ビットカウ
ンタ423が“8”よりも小さい場合、VRAMアクセ
ス制御手段421は、CPU1がライトした1バイトの
データのすべてのビット(=8ビット)を処理していな
いため、前記ドット番号記憶手段425に格納されてい
るドット番号を、ドット数記憶手段413に格納されて
いるX方向のドット数で除算する。本除算の商は、矩形
領域の上座標からの相対Y座標であり、また、本除算の
余りは、矩形領域の左座標からの相対X座標である。
【0030】(6)処理(3)の結果、前記ビットカウ
ンタ423が“8”以上である場合、VRAMアクセス
制御手段421は、CPU1がライトした1バイトのデ
ータのすべてのビットを処理したと判断し、以下の処理
(7)〜(20)をスキップし、処理(21)に制御を
移す。
【0031】(7)開始座標記憶手段412に格納され
ている矩形領域の左上のX、Y座標に、処理(5)で算
出した矩形領域の左上座標からの相対座標を加算し、現
在処理しているドットのX、Y座標を算出する。
【0032】(8)処理(7)で算出した現在処理して
いるドットのY座標にCRT6のX方向のドット数(本
例では、VRAMアクセス制御手段421がCRT6の
X方向のドット数を固定的に保持していることを想定し
ている)を乗じたものに、処理(7)で算出した現在処
理しているドットのX座標を加算する。本処理で算出さ
れる値は、現在処理しているドットが、VRAMの先頭
から何ドット目であるかを示している。
【0033】(9)処理(8)で算出された値を“8”
で除算する。本除算の商は、現在処理しているドットを
含む1バイトのデータの、VRAMの先頭からの相対ア
ドレスを示す。また、本除算の余りは、現在処理してい
るドットが、商で示される1バイトのデータの何ビット
目であるかを示す。
【0034】(10)処理(9)で算出した余りをシフ
トカウンタ422に格納する。
【0035】(11)処理(9)で算出したVRAMの
先頭からの相対アドレスに、VRAMの開始アドレス
(本例では、VRAMアクセス制御手段421がVRA
Mの開始アドレスを固定的に保持していることを想定し
ている)を加算する。本処理で算出される値は、現在処
理中のドットを含む1バイトのデータのVRAMアドレ
スを示している。
【0036】(12)処理(11)で算出したVRAM
アドレスと、VRAMアドレス記憶手段424に格納さ
れているVRAMアドレスとを比較する。
【0037】(13)処理(11)で算出したVRAM
アドレスと、VRAMアドレス記憶手段424に格納さ
れているVRAMアドレスが一致している場合、以下の
処理(14)〜(15)をスキップし、処理(16)に
制御を移す。
【0038】(14)処理(11)で算出したVRAM
アドレスと、VRAMアドレス記憶手段424に格納さ
れているVRAMアドレスが一致しない場合、処理(1
1)で算出したVRAMアドレスをVRAMアドレス記
憶手段424に格納する。
【0039】(15)VRAMアドレス記憶手段424
に格納されているVRAMアドレスのデータを第1のデ
ータバッファ426にリードする。
【0040】(16)第3のデータバッファ428に格
納されているデータを右方向に1ビットシフトし、第3
のデータバッファ428からあふれたデータを含め第2
のデータバッファ427を1ビット左にシフトする。本
処理によって、現在処理しているビットが、第2のデー
タバッファ427のビット0に格納される。
【0041】(17)第2のデータバッファ427に格
納されているデータを、シフトカウンタ422に格納さ
れている値の回数、右にシフトする。
【0042】(18)第1のデータバッファに格納され
ているデータ(元々CRT6に表示されているデータ)
の、シフトカウンタ422に格納されている値で示され
るビットを“0”にした後、第1のデータバッファ42
6に格納されているデータと、第2のデータバッファ4
27に格納されているデータとの論理和をとり、その結
果を第1のデータバッファ427に格納する。
【0043】(19)ビットカウンタ423に格納され
ている値、およびドット番号記憶手段425に格納され
ている値をインクリメントする。
【0044】(20)シフトカウンタ422に格納され
ている値と“1”とを比較する。
【0045】(21)処理(20)において、シフトカ
ウンタ422に格納されている値が“1”と等しけれ
ば、前記VRAMアドレス記憶手段424に格納されて
いるVRAMアドレスで示されるデータをすべて処理し
たと判断し、第1のデータバッファ426に格納されて
いるデータを、前記VRAMアドレス記憶手段424に
格納されているVRAMアドレスにライトする。
【0046】(22)処理(20)において、シフトカ
ウンタ422が“1”と等しくない場合、前記VRAM
アドレス記憶手段426に格納されているVRAMアド
レスで示されるデータをすべて処理していないと判断
し、処理(4)に戻る。このようにして、処理(21)
によってVRAM5にライトされたデータは、前記従来
の表示制御装置43と同様に前記シフトレジスタ433
に入力されパラレル・シリアル変換された後、前記CR
T制御装置432が発生したCRT同期信号とともにマ
ルチプレクサ434を介してビデオ信号として前記CR
T6に供給される。
【0047】また、上述した例では仮想VRAMに対す
るライトの動作を取り上げて説明したが、リード動作に
おいては、前記実施例で示した動作よりも簡易に実施で
きるため説明を省略する。また、本実施例においてはC
RT6を例に説明してきたが、液晶表示装置等にも本発
明を応用することができる。
【0048】
【発明の効果】上述したように、CPUがアクセスする
VRAM上の不連続なメモリアドレス範囲を連続した任
意のメモリアドレスに割り当てるメモリ制御部と、この
メモリアドレスへのアクセスをVRAMのメモリアドレ
スに変換してアクセスを実施するVRAMアクセス部を
設けることにより、CPUはVRAMアドレスにおける
アドレス計算およびビット制御から解放されるため、C
PUの負担が軽減され、かつ高速に表示可能な表示制御
装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表示制御装置が適用されるシステムの
ブロック図である。
【図2】メモリ制御手段のブロック図である。
【図3】VRAMアクセス手段のブロック図である。
【図4】メモリ制御部の動作説明図である。
【図5】VRAMアクセス手段の動作説明図である。
【図6】CRT上の矩形領域の模式図である。
【図7】水平方向の線分のアクセスパターンの模式図で
ある。
【図8】CRT画面上の矩形領域とVRAM上のデータ
の関係図である。
【図9】仮想VRAMとCRT画面上の矩形領域の関係
図である。
【図10】VRAMアクセス手段の動作を説明するため
の式である。
【図11】従来の表示制御装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 RAM 3 システムバス 4 表示制御装置 5 VRAM 6 CRT 41 メモリ制御部 42 VRAMアクセス部 43 表示制御装置 44 内部バス 45 ビデオバス 411 メモリ制御手段 412 開始座標記憶手段 413 ドット数記憶手段 414 仮想VRAMアドレス記憶手段 421 VRAMアクセス制御手段 422 シフトカウンタ 423 ビットカウンタ 424 VRAMアドレス記憶手段 425 ドット番号記憶手段 426 第1のデータバッファ 427 第2のデータバッファ 428 第3のデータバッファ 431 描画制御装置 432 CRT制御装置 433 シフトレジスタ 434 マルチプレクサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CPUからの指示により、表示用メモ
    リ内のデータをディスプレイに表示する制御を行う表示
    制御装置であって、(a)前記表示用メモリ上の不連続
    な第1のメモリアドレス範囲を、連続した仮想メモリア
    ドレスに割り当てるメモリ制御部と、(b)前記CPU
    がアクセスする前記仮想メモリアドレスを前記表示用メ
    モリの物理アドレスに変換してアクセスを実施する表示
    用メモリアクセス部と、を有することを特徴とする表示
    制御装置。
  2. 【請求項2】(a)前記CPUからの前記ディスプレイ
    上の矩形領域の開始座標を記憶する開始座標記憶手段
    と、前記CPUからの前記ディスプレイ上の矩形領域の
    縦・横のドット数を記憶するドット数記憶手段と、前記
    第1のメモリアドレスを連続した前記仮想メモリアドレ
    スに割り当てる制御を行うメモリ制御手段と、前記メモ
    リ制御手段からの前記第2のアドレスを記憶する仮想表
    示用メモリアドレス記憶手段とを備える前記メモリ制御
    部と、(b)前記開始座標記憶手段の内容と前記ドット
    数記憶手段の内容とを用いて前記仮想表示用メモリアド
    レス記憶手段内の前記仮想アドレスを前記表示用メモリ
    の物理アドレスに変換する前記表示用メモリアクセス部
    と、を有することを特徴とする請求項1記載の表示制御
    装置。
  3. 【請求項3】 前記表示用メモリアクセス部が、
    (a)前記開始座標および前記ドット数から前記CPU
    が表示するデータビットの相対位置を前記ディスプレイ
    上の矩形領域の左上座標を開始位置とするドット番号と
    して記憶するドット番号記憶手段と、(b)前記CPU
    が表示するデータの現在処理しているビットに対応する
    前記表示用メモリの前記物理アドレスを記憶する表示用
    メモリアドレス記憶手段と、(c)前記CPUが表示す
    るデータの現在処理しているビットに対応する前記表示
    用メモリの前記物理アドレスが前記表示用メモリアドレ
    ス記憶手段に記憶されているアドレスと異なる場合は、
    前記表示用メモリアドレスからの背景データが新たに格
    納され、同一である場合は元の背景データが保持される
    第1のデータバッファと、(d)前記第1のデータバッ
    ファに格納されている前記背景データと、前記CPUが
    表示するデータとの合成データが格納される第2のデー
    タバッファと、(e)前記CPUが表示するデータを前
    記第2のデータバッファに供給する第3のデータバッフ
    ァと、(f)前記第3のデータバッファに格納されてい
    る前記CPUが表示するデータの現在処理しているビッ
    トの番号をカウントするためのビットカウンタと、
    (g)前記第2のバッファに格納される合成データを作
    成するために、前記前記第3のバッファに格納されてい
    るデータをシフトする回数を記憶するシフトカウンタ
    と、(h)前記ドット番号を用いて前記仮想アドレスを
    前記物理アドレスに変換し、前記表示用メモリアドレス
    記憶手段に格納し、かつ、前記ビットカウンタの内容を
    用いて前記表示用メモリの前記物理アドレスに前記合成
    データを書き込む処理を行う表示用メモリアクセス制御
    手段と、を有することを特徴とする請求項2記載の表示
    制御装置。
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