JPH09318958A - 液晶表示装置およびその製造方法 - Google Patents

液晶表示装置およびその製造方法

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JPH09318958A
JPH09318958A JP13211196A JP13211196A JPH09318958A JP H09318958 A JPH09318958 A JP H09318958A JP 13211196 A JP13211196 A JP 13211196A JP 13211196 A JP13211196 A JP 13211196A JP H09318958 A JPH09318958 A JP H09318958A
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JP
Japan
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transparent pixel
liquid crystal
crystal display
pixel electrodes
display device
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Pending
Application number
JP13211196A
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English (en)
Inventor
Takeshi Nakagawa
毅 中川
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 隣接する透明画素電極間の膜残りによるブリ
ッジ部をレーザー等によりカットする場合、信号供給線
と透明画素電極との間隔が狭くなってきているため、ブ
リッジ部をレーザー等によりカットする際に信号供給線
にダメージを与えてしまうことがある。 【解決手段】 薄膜トランジスタ21と透明画素電極2
4とを有するアレイ基板を備えた液晶表示パネルを用い
て構成される液晶表示装置の製造方法において、アレイ
基板上に形成される透明画素電極24の個々の周縁部の
内側に複数個の切り欠き部28を設けておき、隣接する
透明画素電極24間にブリッジ部26が生じた際に、切
り欠き部28間で透明画素電極24の周縁部をカットす
ることにより、透明画素電極24間のブリッジを解消す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶表示装置に関
し、詳しくは透明画素電極と薄膜トランジスタとを2次
元に配してなるアレイ基板を有するマトリクス型液晶表
示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶を用いた表示装置は、各方面
において広く使用されている。特に薄膜トランジスタ
(以下「TFT」という。)を用いたマトリクス型液晶
表示装置に関する技術の進歩は目を見張るものがあり、
最近の液晶表示素子の高開口率化に伴い、アレイ基板上
に形成される透明画素電極と信号供給線との間隔は狭く
なってきている。
【0003】図4は、液晶表示装置に用いられる液晶表
示パネル14の構成を示すものである。この図4におい
て、11は透明画素電極とTFTとを用いて構成された
マトリクス型のアレイ基板、12は液晶の動作を制御す
るための基準電圧を与える対向電極、13はアレイ基板
11の透明画素電極と対向電極12との間の電界により
光を偏光させる液晶である。
【0004】図3は、図4において説明した液晶表示パ
ネル14のアレイ基板11における画素部のパターンの
一部を示したものである。図3において、21は透明画
素電極24の電圧を制御するためのTFT、22はTF
T21にオン・オフ信号をあたえるためのゲート信号供
給線、23は透明画素電極24に与える電圧信号を送る
ためのソース信号供給線、24はTFT21による制御
で与えられた電圧により液晶に電界を与えるための透明
画素電極、25はTFT21により与えられた電圧を保
持するための補助容量である。
【0005】以上のように構成されたアレイ基板11を
有する液晶表示パネル14を備えた液晶表示装置を製造
する場合においては、図3に示すように、透明画素電極
24のフォト、成膜、エッチング等のプロセスの不良に
より、膜残りが発生することがある。この膜残りが発生
すると、隣接した透明画素電極24間に電気的に短絡す
る部分、いわゆるブリッジ部26が生じてしまう。
【0006】この透明画素電極24の膜残りによるブリ
ッジ部26は、パネル表示した際に点欠陥となり、液晶
表示装置の画質を著しく低下させる。このため、隣接す
る透明画素電極24間にブリッジ部26が発生した場合
には、このブリッジ部26をレーザー等によりカットラ
イン27に沿ってカットする。こうすることにより、透
明画素電極24の膜残りによるブリッジ部26の短絡を
なくす(救済する)ことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成においては、最近の高開口率化への動向から、
信号供給線と透明画素電極との間隔が狭くなってきてい
るために、ブリッジ箇所をレーザー等によりカットする
際に、信号供給線にダメージを与えてしまうことがあ
る。また、透明画素電極24の膜残りによるブリッジ部
26をレーザー等によりカットする場合、透明画素電極
24がレーザー等の光エネルギーを透過しやすく、金属
薄膜部等をカットする場合に比べて、より強いエネルギ
ーが必要である。
【0008】本発明は、このような課題を解決するため
になされたもので、レーザー等によるブリッジ部のカッ
トが容易であり、さらにカットに伴う不良の発生を防止
することができる液晶表示装置を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る液晶表示装置は、薄膜トランジスタと透
明画素電極とを有するアレイ基板を備えた液晶表示パネ
ルを用いて構成される液晶表示装置において、前記アレ
イ基板上に形成される前記透明画素電極の個々の周縁部
の内側に切り欠き部が設けられていることを特徴とす
る。
【0010】このような構成とすることにより、隣接す
る透明画素電極間にブリッジ部が生じたときにそのブリ
ッジ部をレーザー等でカットする際に、信号供給線と透
明画素電極との狭い隙間ではなく、透明画素電極の周縁
部の内側をカットすることができるので、信号供給線に
ダメージを与えることなく電極間ブリッジを解消するこ
とが可能である。
【0011】また、前記切り欠き部が、前記透明画素電
極の周縁部の複数箇所に設けられていることが好まし
い。さらに、上記目的を達成するための本発明は、薄膜
トランジスタと透明画素電極とを有するアレイ基板を備
えた液晶表示パネルを用いて構成される液晶表示装置の
製造方法において、前記アレイ基板上に形成される透明
画素電極の個々の周縁部の内側に複数個の切り欠き部を
設けておき、隣接する透明画素電極間にブリッジ部が生
じた際に、前記切り欠き部間で前記透明画素電極の周縁
部をカットすることにより、前記透明画素電極間のブリ
ッジを解消することを特徴とする。
【0012】こうすることにより、レーザー等によって
カットする部分を従来(信号供給線と透明画素電極との
隙間)よりも信号供給線から離れた位置とすることがで
きるので、信号供給線に対するダメージを容易に防止す
ることが可能となる。また、複数の切り欠き部を設けた
ことにより、前記透明画素電極間に生ずるブリッジ部を
レーザー等でカットする場合のカット領域を極力少なく
することが可能となる。以上のことから、液晶表示装置
の生産上の工数を削減することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は、本発明の第一の実施形態
に係る液晶表示パネルのアレイ基板のパターンを示した
ものである。21はTFT、22はゲート信号供給線、
23はソース信号供給線、24は透明画素電極、25は
補助容量である。そして、26は透明画素電極24の膜
残りによるブリッジ部であり、27は透明画素電極24
の膜残りによるブリッジ部26をレーザー等によってカ
ットするためのカットラインである。
【0014】28は、透明画素電極24の膜残りをソー
ス信号供給線から離れた場所でカットするために透明画
素電極24上に設けた切り欠き部である。この透明画素
電極24に切り欠き部28を設けたことにより、透明画
素電極24のパターンと信号供給線のパターンとの隙間
ではなく、透明画素電極24内でカットすることが可能
となるので、信号供給線へのダメージを防止することが
できる。
【0015】以上のように、この第一の実施形態によれ
ば、透明画素電極24に切り欠き部28を設けることに
より、透明画素電極24の膜残りによるブリッジ部26
と隣接する信号供給線にダメージを与えることなく、ブ
リッジ部26をレーザー等によりカットすることができ
る。
【0016】また、この第一の実施形態においては、透
明画素電極24のブリッジ部26とソース信号供給線2
3との間、いわゆる透明画素電極24の左右をレーザー
等によりカットするための切り欠き部28を設けた構成
について説明したが、本発明はこれに限定されるもので
はなく、透明画素電極24とゲート信号供給線22との
間、いわゆる透明画素電極24の上下をレーザー等によ
ってカットするための切り欠き部28を設けてもよい。
【0017】図2は、本発明の第二の実施形態に係る液
晶表示パネルのアレイ基板のパターンを示したものであ
る。この第二の実施形態は、基本的には第一の実施形態
と同様の構成であり、第一の実施形態と異なるのは切り
欠き部26の個数である。
【0018】具体的には、第一の実施形態(図1)にお
いては、透明画素電極24の1辺あたりに2個の切り欠
き部28を設ける構成となっているが、この第二の実施
形態(図2)においては、透明画素電極24の1辺あた
りに設ける切り欠き部28の個数を5個としている。こ
こで、“5個”という個数には特に意味があるわけでは
なく、この個数は、設計上および必要とするカットライ
ン27の長さ等を考慮して適宜決定すればよい。
【0019】第二の実施形態は以上のような構成とした
ので、第一の実施形態のときと同様に信号供給線へのダ
メージを防止することができるとともに、切り欠き部2
8を複数個設けたことにより、カットする距離つまりカ
ットライン27を短くすることができるので、生産性を
向上させることが可能となる。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、隣接する
透明画素電極間において膜残りによるブリッジ部が発生
した際に、透明画素電極の周辺へダメージを与えずにブ
リッジ部をレーザー等によってカットして短絡をなくす
(救済する)ことが可能となる。また、ブリッジ部のカ
ットを行う際のレーザー等の使用範囲の削減を行うこと
ができるので、液晶表示装置を生産する際の生産性を向
上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態に係る液晶表示パネル
におけるアレイ基板のパターンを示した図
【図2】本発明の第二の実施形態に係る液晶表示パネル
におけるアレイ基板のパターンを示した図
【図3】従来の液晶表示パネルにおけるアレイ基板のパ
ターンを示した図
【図4】液晶表示装置における液晶パネルの構成図
【符号の説明】
11 アレイ基板 12 対向電極(カラーフィルター) 13 液晶 14 液晶表示パネル 21 薄膜トランジスタ(TFT) 22 ゲート信号供給線 23 ソース信号供給線 24 透明画素電極 26 ブリッジ部(隣接する透明画素電極間の短絡部
分) 28 切り欠き部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄膜トランジスタと透明画素電極とを有
    するアレイ基板を備えた液晶表示パネルを用いて構成さ
    れる液晶表示装置において、前記アレイ基板上に形成さ
    れる前記透明画素電極の個々の周縁部の内側に切り欠き
    部が設けられていることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記切り欠き部が、前記透明画素電極の
    周縁部の複数箇所に設けられている請求項1記載の液晶
    表示装置。
  3. 【請求項3】 薄膜トランジスタと透明画素電極とを有
    するアレイ基板を備えた液晶表示パネルを用いて構成さ
    れる液晶表示装置の製造方法において、前記アレイ基板
    上に形成される透明画素電極の個々の周縁部の内側に複
    数個の切り欠き部を設けておき、隣接する透明画素電極
    間にブリッジ部が生じた際に、前記切り欠き部間で前記
    透明画素電極の周縁部をカットすることにより、前記透
    明画素電極間のブリッジを解消することを特徴とする液
    晶表示装置の製造方法。
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