JPH09318834A - 光ファイバ位置決め方法 - Google Patents
光ファイバ位置決め方法Info
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- JPH09318834A JPH09318834A JP13401796A JP13401796A JPH09318834A JP H09318834 A JPH09318834 A JP H09318834A JP 13401796 A JP13401796 A JP 13401796A JP 13401796 A JP13401796 A JP 13401796A JP H09318834 A JPH09318834 A JP H09318834A
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- Japan
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- optical fiber
- optical fibers
- hollow body
- fiber positioning
- guide holes
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Abstract
(57)【要約】
【課題】複数本の光ファイバを2次元的に高精度に配置
する光ファイバ位置決め方法。 【解決手段】中空体の一方の外面21に複数本の光ファイ
バ1a〜1fを予め定められた位置に2次元的に配置する複
数のガイド穴 23a〜23f と、このガイド穴 23a〜23f と
中空体内部との間を連通し光ファイバ1a〜1fをガイド穴
底面232a〜232fに吸引する通気穴 24a〜24f と、中空体
の他方の面33に中空体内の空気を排気する排気口34と、
を備え、複数本の光ファイバ1a〜1fを予め定められた位
置に配置するとき、光ファイバ1a〜1fをガイド穴 23a〜
23f に挿入し、排気口34より中空体内部の空気を排出す
ることにより、複数本の光ファイバ1a〜1fをガイド穴底
面232a〜232fに吸着する。
する光ファイバ位置決め方法。 【解決手段】中空体の一方の外面21に複数本の光ファイ
バ1a〜1fを予め定められた位置に2次元的に配置する複
数のガイド穴 23a〜23f と、このガイド穴 23a〜23f と
中空体内部との間を連通し光ファイバ1a〜1fをガイド穴
底面232a〜232fに吸引する通気穴 24a〜24f と、中空体
の他方の面33に中空体内の空気を排気する排気口34と、
を備え、複数本の光ファイバ1a〜1fを予め定められた位
置に配置するとき、光ファイバ1a〜1fをガイド穴 23a〜
23f に挿入し、排気口34より中空体内部の空気を排出す
ることにより、複数本の光ファイバ1a〜1fをガイド穴底
面232a〜232fに吸着する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の光ファイバ
を各種の光デバイスに接続するために、各光ファイバを
予め定められた位置に2次元的に配置する光ファイバ位
置決め方法に関する。
を各種の光デバイスに接続するために、各光ファイバを
予め定められた位置に2次元的に配置する光ファイバ位
置決め方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来技術による光ファイバ位置決
め方法を説明する説明図である。一般に光通信などの分
野において、光合波器、光分波器、光分岐器などの各種
の光デバイスを使用するとき、これらの光デバイスに対
して複数本の光ファイバを接続することが必要になる。
接続する複数本の光ファイバの位置決めする方法とし
て、従来技術では、図4に図示する様に第1平面基板4
にV字型の平行な溝4a〜4dを設け,このV字型溝4a〜4d
に沿って光ファイバ1a〜1dを並べて配置し,この上から
第2平面基板5を接着する,ことによって光ファイバ1a
〜1dを固定する方法が採用されている。この方法では、
光ファイバ1a〜1dの1次元的な位置決めが可能であり、
この配置の最小間隔は光ファイバ1a〜1dの直径とV字型
の溝の寸法との相関関係で定めることができる。
め方法を説明する説明図である。一般に光通信などの分
野において、光合波器、光分波器、光分岐器などの各種
の光デバイスを使用するとき、これらの光デバイスに対
して複数本の光ファイバを接続することが必要になる。
接続する複数本の光ファイバの位置決めする方法とし
て、従来技術では、図4に図示する様に第1平面基板4
にV字型の平行な溝4a〜4dを設け,このV字型溝4a〜4d
に沿って光ファイバ1a〜1dを並べて配置し,この上から
第2平面基板5を接着する,ことによって光ファイバ1a
〜1dを固定する方法が採用されている。この方法では、
光ファイバ1a〜1dの1次元的な位置決めが可能であり、
この配置の最小間隔は光ファイバ1a〜1dの直径とV字型
の溝の寸法との相関関係で定めることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この様に、従来技術に
よる光ファイバ位置決め方法では、複数本の光ファイバ
を1次元的に位置決めすることは比較的容易である。し
かし、接続すべき光デバイスが光ファイバの2次元的な
配列を要求する場合、従来技術の方法を適用して実現す
るとき、例えば、V字型の溝を持つ基板を数段積み重ね
て構成する、あるいは、V字型の溝を持つ基板自体を屈
曲させて構成する、などの方法が考えられる。しかしな
がら、これらのいずれの方法をとっても、設定可能な光
ファイバの配置の自由度に制約があり、また、寸法精度
的にも安定な、再現性の高い2次元的な配置を実現する
ことが難しい。
よる光ファイバ位置決め方法では、複数本の光ファイバ
を1次元的に位置決めすることは比較的容易である。し
かし、接続すべき光デバイスが光ファイバの2次元的な
配列を要求する場合、従来技術の方法を適用して実現す
るとき、例えば、V字型の溝を持つ基板を数段積み重ね
て構成する、あるいは、V字型の溝を持つ基板自体を屈
曲させて構成する、などの方法が考えられる。しかしな
がら、これらのいずれの方法をとっても、設定可能な光
ファイバの配置の自由度に制約があり、また、寸法精度
的にも安定な、再現性の高い2次元的な配置を実現する
ことが難しい。
【0004】本発明は上記の点にかんがみてなされたも
のであり、その目的は前記した課題を解決して、従来技
術にみられる光ファイバ位置決めの制約条件を排除し
て、複数本の光ファイバを2次元的に高精度に配置する
位置決めを容易にする光ファイバ位置決め方法を提供す
ることにある。
のであり、その目的は前記した課題を解決して、従来技
術にみられる光ファイバ位置決めの制約条件を排除し
て、複数本の光ファイバを2次元的に高精度に配置する
位置決めを容易にする光ファイバ位置決め方法を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明においては、中空体からなる一方の外面に複
数本の光ファイバを予め定められた位置に2次元的に配
置する複数のガイド穴と、このガイド穴と中空体内部と
の間を連通し光ファイバをガイド穴底面に吸引する通気
穴と、中空体の他方の面に中空体内部の空気を排気する
排気口と、を備えるものとする。
に、本発明においては、中空体からなる一方の外面に複
数本の光ファイバを予め定められた位置に2次元的に配
置する複数のガイド穴と、このガイド穴と中空体内部と
の間を連通し光ファイバをガイド穴底面に吸引する通気
穴と、中空体の他方の面に中空体内部の空気を排気する
排気口と、を備えるものとする。
【0006】上記構成により、複数本の光ファイバを予
め定められた位置に配置するとき、光ファイバをガイド
穴に挿入し、排気口より中空体内部の空気を排出するこ
とにより、複数本の光ファイバをガイド穴底面に吸着す
ることができる。この結果、ガイド穴底面の配置位置を
予め定められた位置に2次元的に配置することにより、
精度高く複数本の光ファイバを配置することができる。
め定められた位置に配置するとき、光ファイバをガイド
穴に挿入し、排気口より中空体内部の空気を排出するこ
とにより、複数本の光ファイバをガイド穴底面に吸着す
ることができる。この結果、ガイド穴底面の配置位置を
予め定められた位置に2次元的に配置することにより、
精度高く複数本の光ファイバを配置することができる。
【0007】また、光ファイバ位置決めに用いる中空体
の装置は、一方の平面に複数本の光ファイバを予め定め
られた位置に2次元的に配置する複数のガイド穴と,こ
のガイド穴の底面から他方の平面に連通する通気穴と,
を備えてなる光ファイバ位置決めホルダと、この位置決
めホルダの通気穴端面側と気密に当接される一方の端面
側に通気穴がある部分全体を覆う範囲に形成される凹部
と,他方の端面にこの凹部と連通する排気口と,を備え
てなる空気吸引器と、を備え、光ファイバ位置決めホル
ダと空気吸引器とを気密に当接して構成することができ
る。
の装置は、一方の平面に複数本の光ファイバを予め定め
られた位置に2次元的に配置する複数のガイド穴と,こ
のガイド穴の底面から他方の平面に連通する通気穴と,
を備えてなる光ファイバ位置決めホルダと、この位置決
めホルダの通気穴端面側と気密に当接される一方の端面
側に通気穴がある部分全体を覆う範囲に形成される凹部
と,他方の端面にこの凹部と連通する排気口と,を備え
てなる空気吸引器と、を備え、光ファイバ位置決めホル
ダと空気吸引器とを気密に当接して構成することができ
る。
【0008】また、位置決めホルダは、予め定められた
位置に2次元的に配置される複数のガイド穴を備える第
1板状部材と、この第1板状部材と気密に当接し,複数
のガイド穴に対応する位置に通気穴を備える第2板状部
材と、を備えて構成することができる。上記構成によ
り、複数本の光ファイバの挿入端面を定めるガイド穴底
面の位置を予め定められた一定位置に確保することがで
きる。
位置に2次元的に配置される複数のガイド穴を備える第
1板状部材と、この第1板状部材と気密に当接し,複数
のガイド穴に対応する位置に通気穴を備える第2板状部
材と、を備えて構成することができる。上記構成によ
り、複数本の光ファイバの挿入端面を定めるガイド穴底
面の位置を予め定められた一定位置に確保することがで
きる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明による一実施例の光
ファイバ位置決め方法を説明する説明図、図2は本発明
による他の実施例の光ファイバ位置決め方法を説明する
説明図、図3は他の実施例によるガイド穴と通気穴部分
の要部説明図であり、図4に対応する同一部材には同じ
符号が付してある。
ファイバ位置決め方法を説明する説明図、図2は本発明
による他の実施例の光ファイバ位置決め方法を説明する
説明図、図3は他の実施例によるガイド穴と通気穴部分
の要部説明図であり、図4に対応する同一部材には同じ
符号が付してある。
【0010】図1において、光ファイバ位置決め方法に
用いる装置は、図示例では、位置決めホルダ2と空気吸
引器3とからなる中空体の一方の外面(ガイド穴側ホル
ダ端面21)に, 複数本の光ファイバ1a〜1fを予め定めら
れた位置に2次元的に配置する複数のガイド穴 23a〜23
f と、このガイド穴 23a〜23f と中空体内部(凹部32)
との間を連通し, 光ファイバ1a〜1fをガイド穴底面232a
〜232fに吸引する通気穴 24a〜24f と、中空体の他方の
端面33に中空体内部の空気を排気する排気口34と、を備
えて構成される。
用いる装置は、図示例では、位置決めホルダ2と空気吸
引器3とからなる中空体の一方の外面(ガイド穴側ホル
ダ端面21)に, 複数本の光ファイバ1a〜1fを予め定めら
れた位置に2次元的に配置する複数のガイド穴 23a〜23
f と、このガイド穴 23a〜23f と中空体内部(凹部32)
との間を連通し, 光ファイバ1a〜1fをガイド穴底面232a
〜232fに吸引する通気穴 24a〜24f と、中空体の他方の
端面33に中空体内部の空気を排気する排気口34と、を備
えて構成される。
【0011】かかる構成の装置を用いて複数本の光ファ
イバ1a〜1fを予め定められた位置に配置するとき、光フ
ァイバ1a〜1fをガイド穴 23a〜23f に挿入し、排気口34
より中空体内部の空気を排出することにより、複数本の
光ファイバ1a〜1fをガイド穴底面232a〜232fに吸着し、
光ファイバ1a〜1fを予め定められた位置に配置すること
ができる。
イバ1a〜1fを予め定められた位置に配置するとき、光フ
ァイバ1a〜1fをガイド穴 23a〜23f に挿入し、排気口34
より中空体内部の空気を排出することにより、複数本の
光ファイバ1a〜1fをガイド穴底面232a〜232fに吸着し、
光ファイバ1a〜1fを予め定められた位置に配置すること
ができる。
【0012】
【実施例1】以下、本発明の実施例1として6本の光フ
ァイバ1a〜1fを位置決めする場合について図1を用いて
説明する。図1において、光ファイバ位置決め装置は、
一方の平面21(ガイド穴側ホルダ端面21)に複数本(図
示例では6本)の光ファイバ1a〜1fを予め定められた位
置に2次元的に配置する複数(6個)のガイド穴 23a〜
23f と, このガイド穴 23a〜23f の底面232a〜232fから
他方の平面22に連通する通気穴 24a〜24f と,を備えて
なる光ファイバ位置決めホルダ2と、この位置決めホル
ダ2の通気穴端面側22と気密に当接される一方の端面側
31に,通気穴 24a〜24f がある部分全体を覆う範囲に形
成される凹部32と,他方の面33にこの凹部32と連通する
排気口34と,を備えてなる空気吸引器3と、を備え、光
ファイバ位置決めホルダ2と空気吸引器3とを気密に当
接して構成することができる。
ァイバ1a〜1fを位置決めする場合について図1を用いて
説明する。図1において、光ファイバ位置決め装置は、
一方の平面21(ガイド穴側ホルダ端面21)に複数本(図
示例では6本)の光ファイバ1a〜1fを予め定められた位
置に2次元的に配置する複数(6個)のガイド穴 23a〜
23f と, このガイド穴 23a〜23f の底面232a〜232fから
他方の平面22に連通する通気穴 24a〜24f と,を備えて
なる光ファイバ位置決めホルダ2と、この位置決めホル
ダ2の通気穴端面側22と気密に当接される一方の端面側
31に,通気穴 24a〜24f がある部分全体を覆う範囲に形
成される凹部32と,他方の面33にこの凹部32と連通する
排気口34と,を備えてなる空気吸引器3と、を備え、光
ファイバ位置決めホルダ2と空気吸引器3とを気密に当
接して構成することができる。
【0013】即ち、光ファイバ位置決めホルダ2は、6
個のガイド穴 23a〜23f とそれぞれに対応した通気穴 2
4a〜24f を備える。ガイド穴 23a〜23f は予め定められ
た位置に2次元的に配置され、それぞれガイド穴側面23
1a〜231fとガイド穴底面232a〜232fとを備えて構成され
る。ガイド穴底面232a〜232fは、光ファイバ1a〜1fの先
端部分が予め定められた許容誤差範囲内に配置・保持で
きる寸法に構成される。また、ガイド穴側面231a〜231f
は、光ファイバ1a〜1fを誘導し易い様に、ガイド穴側ホ
ルダ端面21に近い部分が漏斗状に広がった形状を備え
る。通気穴 24a〜24f は、それぞれガイド穴底面232a〜
232fの一部分と、通気穴側ホルダ端面22とをつなぐ通気
穴である。
個のガイド穴 23a〜23f とそれぞれに対応した通気穴 2
4a〜24f を備える。ガイド穴 23a〜23f は予め定められ
た位置に2次元的に配置され、それぞれガイド穴側面23
1a〜231fとガイド穴底面232a〜232fとを備えて構成され
る。ガイド穴底面232a〜232fは、光ファイバ1a〜1fの先
端部分が予め定められた許容誤差範囲内に配置・保持で
きる寸法に構成される。また、ガイド穴側面231a〜231f
は、光ファイバ1a〜1fを誘導し易い様に、ガイド穴側ホ
ルダ端面21に近い部分が漏斗状に広がった形状を備え
る。通気穴 24a〜24f は、それぞれガイド穴底面232a〜
232fの一部分と、通気穴側ホルダ端面22とをつなぐ通気
穴である。
【0014】光ファイバ位置決めホルダ2は、光ファイ
バ1a〜1fの寸法(φ0.1mm 程度)に合わせて製作する必
要がある。実際には、例えば、シリコン材料の基板を用
い、このシリコン基板を段階的にエッチングすることに
よって、ガイド穴 23a〜23fおよび通気穴 24a〜24f の
微細構造を製作する。空気吸引器3は、位置決めホルダ
2の通気穴端面側22と気密に当接される一方の端面31側
に,通気穴 24a〜24f がある全域を覆う範囲に凹部32を
形成し,他方の端面33側にこの凹部32と連通する排気口
34を設け、光ファイバ位置決めホルダ2の端面22と空気
吸引器3の端面31とを気密に当接して構成する。
バ1a〜1fの寸法(φ0.1mm 程度)に合わせて製作する必
要がある。実際には、例えば、シリコン材料の基板を用
い、このシリコン基板を段階的にエッチングすることに
よって、ガイド穴 23a〜23fおよび通気穴 24a〜24f の
微細構造を製作する。空気吸引器3は、位置決めホルダ
2の通気穴端面側22と気密に当接される一方の端面31側
に,通気穴 24a〜24f がある全域を覆う範囲に凹部32を
形成し,他方の端面33側にこの凹部32と連通する排気口
34を設け、光ファイバ位置決めホルダ2の端面22と空気
吸引器3の端面31とを気密に当接して構成する。
【0015】かかる構成において、空気吸引器3の他端
に接続される図示省略された吸引ポンプによって空気吸
引器3の凹部32の気圧を下げ、通気穴 24a〜24f を含む
通気穴側ホルダ端面22を吸引すると、光ファイバ1a〜1f
はそれぞれガイド穴側面231a〜231fに沿って通気穴 24a
〜24f に吸引される空気の流れにしたがって、ガイド穴
底面232a〜232fまで誘導される。吸引ポンプにより空気
吸引機3を介してさらに吸引を続けると、通気穴 24a〜
24f は、光ファイバ1a〜1fにより塞がれる。
に接続される図示省略された吸引ポンプによって空気吸
引器3の凹部32の気圧を下げ、通気穴 24a〜24f を含む
通気穴側ホルダ端面22を吸引すると、光ファイバ1a〜1f
はそれぞれガイド穴側面231a〜231fに沿って通気穴 24a
〜24f に吸引される空気の流れにしたがって、ガイド穴
底面232a〜232fまで誘導される。吸引ポンプにより空気
吸引機3を介してさらに吸引を続けると、通気穴 24a〜
24f は、光ファイバ1a〜1fにより塞がれる。
【0016】この結果、光ファイバ1a〜1fは、通気穴側
ホルダ端面22とガイド穴ホルダ端面21との間に生じる圧
力差により、ガイド穴底面232a〜232fの位置に吸着され
固定することができる。この光ファイバ1a〜1fがガイド
穴底面232a〜232fに吸着・固定された後、光ファイバ1a
〜1fの束を例えばUV硬化樹脂11などで固定すれば、吸
引ポンプにより空気吸引機3を介しての吸引を中止し、
光ファイバ位置決めホルダ2を取り外しても、光ファイ
バ1a〜1fの2次元的な配置は乱れることなく維持するこ
とができる。このように2次元的に配置が固定された光
ファイバ1a〜1fは、光デバイスとの接続が可能な状態と
することができる。
ホルダ端面22とガイド穴ホルダ端面21との間に生じる圧
力差により、ガイド穴底面232a〜232fの位置に吸着され
固定することができる。この光ファイバ1a〜1fがガイド
穴底面232a〜232fに吸着・固定された後、光ファイバ1a
〜1fの束を例えばUV硬化樹脂11などで固定すれば、吸
引ポンプにより空気吸引機3を介しての吸引を中止し、
光ファイバ位置決めホルダ2を取り外しても、光ファイ
バ1a〜1fの2次元的な配置は乱れることなく維持するこ
とができる。このように2次元的に配置が固定された光
ファイバ1a〜1fは、光デバイスとの接続が可能な状態と
することができる。
【0017】
【実施例2】UV硬化樹脂11などで固定された光ファイ
バ1a〜1fの先端部分の位置は予め定められた位置に揃え
る必要がある。特に、この先端部分の位置が同一平面上
にあるときは、図2に図示する光ファイバ位置決めホル
ダのガイド穴底面232a〜232fを同一平面上に高精度に構
成することができる。
バ1a〜1fの先端部分の位置は予め定められた位置に揃え
る必要がある。特に、この先端部分の位置が同一平面上
にあるときは、図2に図示する光ファイバ位置決めホル
ダのガイド穴底面232a〜232fを同一平面上に高精度に構
成することができる。
【0018】即ち、図2において、位置決めホルダ2
は、予め定められた位置に2次元的に配置される複数の
ガイド穴 23a〜23f を備える第1板状部材25と、この第
1板状部材25と気密に当接し,上記複数のガイド穴 23a
〜23f に対応する位置に通気穴24a〜24f を備える第2
板状部材26と、を備え、第1板状部材25と第2板状部材
26とを気密に当接して構成することができる。
は、予め定められた位置に2次元的に配置される複数の
ガイド穴 23a〜23f を備える第1板状部材25と、この第
1板状部材25と気密に当接し,上記複数のガイド穴 23a
〜23f に対応する位置に通気穴24a〜24f を備える第2
板状部材26と、を備え、第1板状部材25と第2板状部材
26とを気密に当接して構成することができる。
【0019】図3において、第1板状部材25と第2板状
部材26とを気密に当接することは、例えば、第1板状部
材25および第2板状部材26がシリコン基板、あるいは、
一方がシリコン基板で他方がガラス基板で構成されると
き、静電気接合技術を用いて第1板状部材25および第2
板状部材26の両部材の合わせ面部分27を気密に接合する
ことができる。
部材26とを気密に当接することは、例えば、第1板状部
材25および第2板状部材26がシリコン基板、あるいは、
一方がシリコン基板で他方がガラス基板で構成されると
き、静電気接合技術を用いて第1板状部材25および第2
板状部材26の両部材の合わせ面部分27を気密に接合する
ことができる。
【0020】図2に図示されるその他の構成手段は、図
1で説明した構成手段と同じであるので詳細説明は省略
する。
1で説明した構成手段と同じであるので詳細説明は省略
する。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように本発明の構成によれ
ば、従来技術にみられる光ファイバを2次元的に配置す
るときの制約条件を排除して、複数本の光ファイバを2
次元的に高精度に配置する位置決めを行うことができ
る。
ば、従来技術にみられる光ファイバを2次元的に配置す
るときの制約条件を排除して、複数本の光ファイバを2
次元的に高精度に配置する位置決めを行うことができ
る。
【図1】本発明による一実施例の光ファイバ位置決め方
法を説明する説明図
法を説明する説明図
【図2】他の実施例の光ファイバ位置決め方法を説明す
る説明図
る説明図
【図3】他の実施例によるガイド穴と通気穴部分の要部
説明図
説明図
【図4】従来技術による光ファイバ位置決め方法を説明
する説明図
する説明図
1、1a〜1f 光ファイバ 11 UV硬化樹脂 2 位置決めホルダ 21 ガイド穴側ホルダ端面 22 通気穴側ホルダ端面 23、23a 〜23f ガイド穴 321,231a〜231f ガイド穴側面 232,232a〜232f ガイド穴底面 24a 〜24f 通気穴 25 第1板状部材 26 第2板状部材 3 空気吸引器 31 空気吸引器の端面 32 凹部 33 空気吸引器の他端面 34 排気口 4 第1平面基板 4a〜4d V字型溝 5 第2平面基板
Claims (3)
- 【請求項1】中空体からなる一方の外面に複数本の光フ
ァイバを予め定められた位置に2次元的に配置する複数
のガイド穴と、このガイド穴と中空体内部との間を連通
し光ファイバをガイド穴底面に吸引する通気穴と、中空
体の他方の面に中空体内部の空気を排気する排気口と、
を備え、 複数本の光ファイバを予め定められた位置に配置すると
き、光ファイバをガイド穴に挿入し、排気口より中空体
内部の空気を排出することにより、複数本の光ファイバ
をガイド穴底面に吸着する、 ことを特徴とする光ファイバ位置決め方法。 - 【請求項2】請求項1に記載の光ファイバ位置決め方法
において、 光ファイバ位置決めに用いる中空体の装置は、 一方の平面に複数本の光ファイバを予め定められた位置
に2次元的に配置する複数のガイド穴と,このガイド穴
の底面から他方の平面に連通する通気穴と,を備えてな
る光ファイバ位置決めホルダと、 この位置決めホルダの通気穴端面側と気密に当接される
一方の端面側に,前記通気穴がある部分全体を覆う範囲
に形成される凹部と,他方の端面にこの凹部と連通する
排気口と,を備えてなる空気吸引器と、を備え、 光ファイバ位置決めホルダと空気吸引器とを気密に当接
する、 ことを特徴とする光ファイバ位置決め方法。 - 【請求項3】請求項2に記載の光ファイバ位置決め方法
において、 位置決めホルダは、予め定められた位置に2次元的に配
置される複数のガイド穴を備える第1板状部材と、 この第1板状部材と気密に当接し,前記複数のガイド穴
に対応する位置に通気穴を備える第2板状部材と、を備
える、 ことを特徴とする光ファイバ位置決め方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13401796A JPH09318834A (ja) | 1996-05-29 | 1996-05-29 | 光ファイバ位置決め方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13401796A JPH09318834A (ja) | 1996-05-29 | 1996-05-29 | 光ファイバ位置決め方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09318834A true JPH09318834A (ja) | 1997-12-12 |
Family
ID=15118436
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13401796A Pending JPH09318834A (ja) | 1996-05-29 | 1996-05-29 | 光ファイバ位置決め方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09318834A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6623178B1 (en) | 1999-06-16 | 2003-09-23 | Seiko Epson Corporation | Optical module and method of manufacture thereof, semiconductor device, and optical transmission device |
-
1996
- 1996-05-29 JP JP13401796A patent/JPH09318834A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6623178B1 (en) | 1999-06-16 | 2003-09-23 | Seiko Epson Corporation | Optical module and method of manufacture thereof, semiconductor device, and optical transmission device |
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