JP6127896B2 - ファイバアレイ把持器具、及びこれを用いたファイバアレイ実装装置 - Google Patents

ファイバアレイ把持器具、及びこれを用いたファイバアレイ実装装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6127896B2
JP6127896B2 JP2013212141A JP2013212141A JP6127896B2 JP 6127896 B2 JP6127896 B2 JP 6127896B2 JP 2013212141 A JP2013212141 A JP 2013212141A JP 2013212141 A JP2013212141 A JP 2013212141A JP 6127896 B2 JP6127896 B2 JP 6127896B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fiber
gripping
ferrule
fiber array
lower block
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013212141A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015075651A (ja
Inventor
幸宏 陽奥
幸宏 陽奥
和範 丸山
和範 丸山
遠藤 康浩
康浩 遠藤
西山 陽二
陽二 西山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2013212141A priority Critical patent/JP6127896B2/ja
Publication of JP2015075651A publication Critical patent/JP2015075651A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6127896B2 publication Critical patent/JP6127896B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)

Description

本発明は、ファイバアレイ把持器具とこれを用いたファイバアレイ実装装置に関する。
ファイバアレイの一般的な構成として、一定ピッチでV溝が形成されたフェルールに複数本の光ファイバを並べて固定し、フェルールをファイバアレイの一端として用いる。ファイバアレイ同士、あるいはファイバアレイと光導波路を接合する場合、一般的にアームもしくは真空吸着によりフェルールを把持して相手側の伝送路に対して位置調整を行い、接着剤により接合する。
しかし、近年の光モジュールの小型化にともなってフェルールの小型化、薄型化が進んでおり、従来のアーム把持や吸着把持では以下の問題が生じる。アーム把持の場合、フェルールが小さすぎて掴めない、あるいは両側面からの把持力でフェルールがたわむ。吸着把持の場合、フェルールから延びるファイバリボン(ファイバテープ)のたわみやねじれによって、吸着されているフェルールの位置が安定しない。フェルール先端の動きを規制するために吸着部の両脇にガイドを設ける方法もあるが、ガイドのマージン分のずれは発生する。
ファイバアレイの位置合わせ中や接合中にフェルールの先端位置が動くと、光軸ずれが起こり、光損失が増大する。光損失を軽減するために、ファイバアレイの実装時にフェルールの先端位置を固定できる構成が望まれる。
特開2012−128125号公報 特開2004−302181号公報
ファイバアレイの実装時にフェルールの先端位置のずれを防止し、安定してファイバアレイを把持することのできる構成を提供する。
ひとつの態様では、複数の光ファイバを一括被覆したファイバリボンの先端にフェルールを接続したファイバアレイを把持するファイバアレイ把持器具を提供する。このファイバアレイ把持器具は、
前記ファイバアレイの前記フェルールを吸着把持するフェルール把持部と、
前記ファイバリボンを上ブロックと下ブロックで挟持するファイバ把持部と、
前記フェルール把持部と前記ファイバ把持部の相対位置を固定する固定部と、
を有し、
前記ファイバ把持部は、前記上ブロックと前記下ブロックの間に、前記ファイバリボンと前記上ブロック又は前記ファイバリボンと前記下ブロックを、前記下ブロック又は前記上ブロックに対して相対的に回転させ、又は前記光ファイバの配列方向に並進させる傾斜部を有する。
上記構成により、ファイバアレイの実装時にフェルールの先端位置のずれを防止し、安定してファイバアレイを把持することができる。
実施形態のファイバアレイ把持器具と、これを用いたファイバアレイ実装装置の概略図である。 フェルール把持部の構成例を示す図である。 フェルール把持部の別の構成例を示す図である。 ファイバ把持部の構成例を示す図である。 ファイバアレイ把持中の状態を示す図である。 台座上のファイバアレイを把持する概略図である。 台座の構成を示す図である。 台座とファイバアレイ把持器具の位置関係を示す図である。 ファイバアレイ実装装置の動作工程を示す図である。 ファイバ把持部の別の構成例を示す図である。 図10のファイバ把持部を用いたときのファイバアレイ把持中の状態を示す図である。
図1は、実施形態のファイバアレイ把持器具10と、これを用いたファイバアレイ実装装置1の概略図である。ファイバアレイ15は、複数の光ファイバ14を一括被覆したファイバリボン13と、ファイバリボン13の先端で個々の光ファイバ14を一定のピッチで保持するフェルール12を有する。
ファイバアレイ把持器具10は、フェルール把持部20と、ファイバ把持部30と、フェルール把持部20とファイバ把持部30の相対位置を固定する固定部25を有する。フェルール把持部20はフェルール12を吸着保持する。ファイバ把持部30は上ブロック31と下ブロック32でファイバリボン13を挟持する。後述するように、上ブロック31に対する下ブロック32の相対的な動きは、一定範囲内で許容されている。ファイバアレイ15をフェルール12とファイバリボン13の2箇所でその相対位置関係を保ったまま把持し、かつ下ブロック32の上ブロック31に対する動きを一定範囲内で許容することで、フェルール12の先端をフェルール把持部20の定位置に固定することができる。これについては後述する。
ファイバアレイ実装装置1は、ファイバアレイ把持器具10と、駆動装置2と、吸引ポンプ3を含む。駆動装置2はファイバアレイ把持器具10に接続され、ファイバアレイ15を所望の実装位置(接合位置)へと搬送する。吸引ポンプ3は、フェルール把持部20とファイバ把持部30に接続される。図1では、フェルール把持部20を吸引する吸引ポンプ30aとファイバ把持部30を吸引する吸引ポンプ30bが個別に描かれているが、ひとつの吸引ポンプとしてもよい。
ファイバアレイ15を把持する際に台座4を用いてもよい。台座4は、ファイバアレイ15の実装に先立って、ファイバ把持部30の下ブロック32とファイバアレイ15を搭載する。実装時に、フェルール把持部20で台座4に置かれたファイバアレイ15のフェルール12を吸着保持し、ファイバ把持部30の上ブロック31が下ブロック32を吸着する。これにより、上ブロック31と下ブロック32の間にファイバリボン13挟持される。フェルール把持部20とファイバ把持部30の位置関係は固定部25で固定されているので、ファイバアレイ15を安定して搬送することができる。
図2は、フェルール把持部20の一例としてフェルール把持部20Aを示す。図2(A)は斜視図、図2(B)はフェルール12の先端側から見た正面図である。フェルール把持部20Aは、把持プレート21と、把持プレート21に形成された吸引孔23と、吸着時にフェルール12の両側面を案内する一対のガイド22Aを有する。一対のガイド22Aは、光ファイバ14の光軸に沿って互いに平行に向い合って位置する。一対のガイド22Aの間の距離は、フェルール12の幅(光ファイバ14の配列方向に沿ったサイズ)よりも若干広い。
フェルール12は、ファイバリボン13の先端部で露出する個々の光ファイバ14を溝内に保持する基板12aと、光ファイバ14を保持する押さえ部12bを有する。フェルール把持部20Aでフェルール12を吸着把持したときに、ガイド22Aとフェルール12との間にマージン相当の間隙が生じ得る(図2(B)参照)。従来の吸着把持では、この間隙がフェルール12の位置ずれの要因となり得る。これに対して実施形態では、フェルール把持部20とファイバ把持部30で協働してファイバアレイ15を把持し、かつファイバ把持部30の構成を工夫することで、実装時にフェルール12の先端位置を所定の箇所に安定保持する。この構成については後述する。
図3は、フェルール把持部20の別の例としてフェルール把持部20Bを示す。図3(A)は斜視図、図3(B)は上面図である。フェルール把持部20Bは、把持プレート21の把持面(フェルール12と対向する面)の両側にガイド22Bを有する。ガイド22Bのいずれか一方又は両方は、その側壁が光ファイバ14の光軸に対して所定の角度で傾斜する傾斜27を有する。フェルール12が吸着把持されたときに、何らかの要因でフェルール12の位置がずれる場合でも、フェルール12の押え部12bのコーナーがガイド22の傾斜27に突き当たってフェルール12の位置が固定される(図3(B)参照)。図3の構成は、図2の構成よりもさらにガイド22のマージンによる位置ずれを低減することができる。
図4は、ファイバ把持部30の一例として、ファイバ把持部30Aを示す。図4(A)は斜視図、図4(B)は正面図(中央)、左側面図、及び右側面図を含む三面図である。ファイバ把持部30Aの上ブロック31には吸引孔34が形成されている。下ブロック32Aは、ファイバリボン13を受け取る溝37を有する。ファイバリボン13を安定保持するために、溝37内に高摩擦係数部材36を配置してもよい。高摩擦係数部材36のファイバリボン13に対する摩擦係数は、上ブロック31のファイバリボン13に対する摩擦係数よりも大きい。高摩擦係数部材36は、たとえばウレタンゴムなどの弾性部材であってもよい。
下ブロック32Aは、傾斜部33、35を対角上に有する。傾斜部33,35は、この例では傾斜面33a,35aを有する突起33、35として形成されている。傾斜面33aと傾斜面35aは、下ブロック32の中心Cを回転中心とする回転対称の形状となっている。対角上に傾斜部33、35を設けることで、ファイバリボン13が下ブロック32Aとともに光ファイバ14の光軸方向に並進することを防止する。さらに、傾斜部33、35の各々に中心軸Cに対して回転対称な傾斜面33a、35aを設けることで、上ブロック31のエッジが傾斜面33a、35aに接触したときに回転モーメントが発生し、下ブロック32Bが矢印Rの方向に回転する。この回転力が、フェルール12の先端位置をフェルール把持部20の特定位置へと押圧固定する。
図5は、ファイバアレイ把持器具10でファイバアレイ15を把持したときのファイバアレイ15の状態を説明する図である。下ブロック32Aの傾斜部33、35の傾斜面33a、35aが上ブロック31のエッジに接触することで回転モーメントが発生して、下ブロック32が矢印Rの方向に回転する。ファイバリボン13は高摩擦係数部材36上に保持されているので、下ブロック32Aの回転と同時にファイバリボン13も回動する。その結果、矢印R1、R2で示すように、下ブロック32Aの吸着中心Cを中心として、ファイバアレイ15に回転モーメントが発生する。この回転モーメントにより、フェルール12はR2方向に移動し、フェルール把持部20の一方のガイド22の側面に押し当てられる。したがって、搬送中にファイバリボン13にたわみ等が生じても、フェルール12を一定位置に固定でき、安定した位置制御が可能となる。
図4及び図5では、傾斜部33と35は光ファイバ14の光軸に沿って傾斜している。傾斜部33の傾斜面33aはフェルール12(図1参照)に向かって高くなり、傾斜部35の傾斜面35aはフェルール12に向かって低くなっている。傾斜部33、35の形状はこの例に限定されず、下ブロック32Aの中心C対して回転対称となる任意の形状をとることができる。たとえば、対角上にある傾斜部33の傾斜面33aと傾斜部35の傾斜面35aがそれぞれファイバリボン13に向かって低くなる(すなわち下ブロック32Aの外側に向かって高くなる)傾斜であってもよい。また、傾斜面33a、35aが互いに光軸方向からファイバリボン13の方に向かってわずかにスキューしていてもよい。
図6は、ファイバアレイ15の実装に先立って、台座4に置かれたファイバアレイ15を把持する様子を示す。台座4の所定位置に下ブロック32が置かれ、下ブロック32が配置された台座4に、ファイバアレイ15が搭載される。固定部25で連結されたフェルール把持部20と上ブロック31が台座4上のファイバアレイ15に向かって駆動され、図1のようにファイバアレイ15ごと下ブロック32を吸着把持する。
図7は、台座4の構成例である。台座4には、下ブロック搭載溝5とファイバアレイ用溝6が形成されている。ファイバアレイ用溝6はフェルール12とファイバリボン13の一部を収容する形状を有する。図7(B)に示すように、下ブロック搭載溝5は、下ブロック搭載溝5に下ブロック32が搭載されたときに下ブロック32の溝37の底面が、ファイバアレイ用溝6の底面とアラインする深さに形成されている。これにより、ファイバアレイ16を台座4上に水平に設置することができる。
図8は、台座4とファイバアレイ把持器具10の位置関係を示す図である。ファイバアレイ把持器具10の固定部25の底面と、上ブロック31の底面は同一面内にある。台座4上のファイバアレイ15を把持する際に、フェルール12と下ブロック32の間に位置する部分のファイバリボン13を固定部25で均等に押さえることができ、ファイバリボン13のねじれ等を防止できる。
図9は、図1の実装装置1の動作手順を示す。
(1)台座4の下ブロック搭載溝5に、ファイバアレイ把持器具10の下ブロック32を設置する(S101)。
(2)台座4上及び下ブロック32の溝37内にファイバアレイ15を設置する(S102)。上述のように、台座4のファイバアレイ用溝6の底面と下ブロック32の溝37の底面は同じ高さ位置にあり、ファイバアレイ15は台座4に水平に設置される。
(3)駆動装置2を制御し、固定部25で連結されたフェルール把持部20とファイバ把持部30の上ブロック31をファイバアレイ15の上方に移動する(S103)。このときフェルール把持部20と上ブロック31は、フェルール12と下ブロック32を吸着できる水平位置にある。
(4)フェルール把持部20、固定部25及び上ブロック31をファイバアレイ15に接近させる(S104)。上ブロック31の底面と固定部32の底面は同一面内にあるので、台座4上のファイバリボン13にねじれ等がある場合でも、上ブロックと固定部25でファイバリボン13を台座4に対して押さえることができる。
(5)吸引ポンプ3を用いて、フェルール把持部20の吸引孔23よりフェルール12を吸着し、ファイバ把持部30の両脇の吸引孔34より下ブロック32を吸着する(S105)。吸着の順序は、フェルール12と下ブロック32で同時に吸着してもよいし、先にフェルール12を吸着し、その後に下ブロック32を吸着してもよい。フェルール把持部20により、フェルール12をフェルール把持部20のガイド22の内側に吸着する。ファイバ把持部30により下ブロック32を吸着するとともに、上ブロック31と下ブロック32でファイバリボン13を挟み込む。これによりファイバアレイ15全体が吸着把持される。図4及び図5を参照して説明したように、吸着時に下ブロック32に形成されている傾斜部33、35の傾斜面33a、35aが上ブロック31の端面に接触することで回転モーメントが発生し、下ブロック32が回転する。下ブロックの溝内に設置されたファイバアレイも回転し、下ブロック32の吸着位置を中心とした回転モーメントがファイバアレイ15に発生する。この回転モーメントにより、フェルール12フェルール把持部20のいずれか一方の側のガイド22の側面に押し当てられ固定される。
(6)ファイバアレイ15を把持したファイバアレイ把持器具10を駆動装置により移動し、接合対象との光損失が最小となる位置に調整する(S106)。接合対象は、光ファイバを保持するフェルールでもよいし、シリコンフォトニクスにより形成された光導波路チップでもよい。
(7)位置調整後、把持状態を維持したまま接着剤を塗布し、接合を行う(S107)。接着剤には、例えばUV硬化接着剤を使用し、接着剤の硬化が必要強度に達するまでファイバアレイ15を把持する。
(8)硬化完了後、吸引ポンプ3による吸引を停止し、ファイバアレイ15を吸着状態から開放し、ファイバアレイ把持器具10のフェルール把持部20、固定部25及び上ブロック31を駆動装置により移動し、退避させる(S108)。
上述した工程により、ファイバアレイ15の高精度かつ安定した接合が可能になる。
図10は、ファイバ把持部30の変形例としてファイバ把持部30Bを示す。図10(A)は斜視図、図10(B)はファイバリボン13側から見た正面図である。ファイバ把持部30Bが用いられるファイバアレイ把持器具10の全体構造は図1と同様である。ファイバ把持部30Bは、図2のフェルール把持部20Aと、図3のフェルール把持部20Bのいずれとも組み合わせることができる。
ファイバ把持部30Bの下ブロック32Bは、光ファイバ14の光軸に沿った側面のいずれか一方の側に突起39を有する。突起39は、ファイバリボン13に向かって低くなる傾斜面39aを有する。突起39は図10のように、下ブロック32Bの側面全体にわたって形成されていてもよいし、側面の一部に形成されていてもよい。また、突起39を分割して、傾斜面39aを有する複数の突起39をいずれかの側面に沿って配置してもよい。
吸着時に、上ブロック31のエッジが下ブロック32Bの傾斜面39aに接触することで、下ブロック31は矢印Tで示すように、光ファイバ14の配列方向に並進移動する。ファイバリボン13は、下ブロック32Bの溝37内で高摩擦係数部材36上に保持されているので、下ブロック32Bの並進とともにファイバリボン13も矢印Tの方向に移動する。
図11は、図10のファイバ把持部30Bを用いたときのファイバアレイ15の把持状態を示す。下ブロック32Bとファイバリボン13が矢印Tの方向に並進したことによりファイバアレイ15全体に同じ方向の力が加わる。その結果、先端のフェルール12も同じ方向に移動し、フェルール12がフェルール把持部20のガイド22のいずれか一方の側面に押し当てられる。これにより、フェルール12の位置が固定される。
図10のファイバ把持部30Bを用いたときの実装装置1の基本的な動作手順は図9と同様である。S105の下ブロック吸着工程で、下ブロック32Bの移動方向とフェルール12に対する押圧方向が変わるだけであり、フェルール12が一定位置に固定される効果は同様である。
実施形態の構成により、ファイバアレイ15の把持、位置調整時に、フェルール12の先端位置を一定位置に固定することができ、高精度で安定したファイバアレイの実装が可能となる。また、フェルール把持部20とファイバ把持部30でファイバアレイを把持するため、ファイバ把持部30よりも基部側のたわみの影響を軽減できる。
上述した実施形態は、例示であって種々の変形が可能である。実施形態では、傾斜部33、35、39を下ブロック32に形成したが、一方のブロックとファイバリボン13とが他方のブロックに対して相対的に回転あるいはファイバ配列方向に並進できればよいので、傾斜を上ブロック31に形成してもよい。また、必ずしも傾斜部33,35,39を上ブロック31又は下ブロック32と一体に形成する必要はなく、上ブロック31と下ブロック32の間に配置される別個の傾斜部としてもよい。この場合は、傾斜部を上ブロック31と下ブロック32のいずれかに固定する。
以下の説明に対し、以下の付記を提示する。
(付記1)
複数の光ファイバを一括被覆したファイバリボンの先端にフェルールを接続したファイバアレイを把持するファイバアレイ把持器具において、
前記ファイバアレイの前記フェルールを吸着把持するフェルール把持部と、
前記ファイバリボンを上ブロックと下ブロックで挟持するファイバ把持部と、
前記フェルール把持部と前記ファイバ把持部の相対位置を固定する固定部と、
を有し、
前記ファイバ把持部は、前記上ブロックと前記下ブロックの間に、前記ファイバリボンと前記上ブロック又は前記ファイバリボンと前記下ブロックを、前記下ブロック又は前記上ブロックに対して相対的に回転させ、又は前記光ファイバの配列方向に並進させる傾斜部を有することを特徴とするファイバ器具。
(付記2)
前記上ブロックと前記下ブロックのいずれか一方は、他方と接する面の対角上に一対の前記傾斜部を有し、前記一対の前記傾斜部は、前記ファイバ把持部の中心を通りかつ前記ファイバリボンを挟持する面と直交する軸に対して回転対称な傾斜面を有することを特徴とする付記1に記載のファイバアレイ把持器具。
(付記3)
前記上ブロックと前記下ブロックのいずれか一方は、他方と接する面に、前記光ファイバの光軸と平行な側面のひとつに沿って前記傾斜部を有し、前記傾斜部は、前記ファイバリボンを挟持する面に向かって低くなる傾斜面を有することを特徴とする付記1に記載のファイバアレイ把持器具。
(付記4)
前記フェルール把持部は、前記フェルールを案内する一対のガイドを有し、前記一対のガイドの少なくとも一方の側壁は、前記光ファイバの光軸に対して傾斜していることを特徴とする付記1〜3のいずれかに記載のファイバアレイ把持器具。
(付記5)
前記固定部の底面は、前記上ブロックの底面と同一面内にあることを特徴とする付記1〜4のいずれかに記載のファイバアレイ把持器具。
(付記6)
前記下ブロックは前記ファイバリボンを受け取る溝を有することを特徴とする付記1〜5のいずれかに記載のファイバアレイ把持器具。
(付記7)
前記溝内に高摩擦係数部材を有し、前記高い摩擦係数部材の前記ファイバリボンに対する摩擦係数は、前記上ブロックの前記ファイバリボンに対する摩擦係数よりも大きいことを特徴とする付記6に記載のファイバアレイ把持器具。
(付記8)
複数の光ファイバを一括被覆したファイバリボンの先端にフェルールを接続したファイバアレイを把持するファイバアレイ把持器具と、
前記ファイバアレイ把持器具に接続されて前記ファイバアレイを所定の位置へ移動する駆動部と、
前記ファイバアレイ把持器具に接続される吸引ポンプと、
を有し、
前記ファイバアレイ把持器具は、前記フェルールを吸着把持するフェルール把持部と、前記ファイバリボンを上ブロックと下ブロックで挟持するファイバ把持部と、前記フェルール把持部と前記ファイバ把持部の相対位置を固定する固定部とを有し、
前記ファイバ把持部は、前記上ブロックと前記下ブロックの間に、前記ファイバリボンと前記上ブロック又は前記ファイバリボンと前記下ブロックを、前記下ブロック又は前記上ブロックに対して相対的に回転させ、又は前記光ファイバの配列方向に並進させる傾斜部を有することを特徴とするファイバアレイ実装装置。
(付記9)
前記ファイバ把持部の前記上ブロックは、前記ファイバリボンが搭載された前記下ブロックを吸着保持することによって、前記上ブロックと前記下ブロックで前記ファイバリボンを挟持することを特徴とする付記8に記載のファイバアレイ実装装置。
(付記10)
前記ファイバアレイが前記フェルール把持部と前記ファイバ把持部により吸着保持される間、前記傾斜部により前記ファイバ把持部に生じる回転力又は前記光ファイバの配列方向に生じる並進力によって、前記フェルールの先端は前記フェルール把持部内の一定位置に固定されることを特徴とする付記9又は10に記載のファイバアレイ実装装置。
(付記11)
前記ファイバアレイをあらかじめ搭載する台座、
をさらに有し、
前記台座は前記下ブロックを搭載する下ブロック搭載溝を有し、前記下ブロック搭載溝の深さは、前記下ブロック上及び前記台座上に前記ファイバアレイが搭載されたときに前記ファイバアレイが水平となる深さであることを特徴とする付記8〜10に記載の実装装置。
1 ファイバアレイ実装装置
2 駆動装置
3 吸引ポンプ
4 台座
5 下ブロック搭載溝
6 ファイバアレイ用溝
10 ファイバアレイ把持器具
12 フェルール
13 ファイバリボン
14 光ファイバ
20、20A、20B フェルール把持部
22、22A、22B ガイド
27 ガイド傾斜
30、30A、30B ファイバ把持部
31 上ブロック
32、32A、32B 下ブロック
33、35、39 突起
33a、35a、39a 傾斜面(傾斜部)
37 下ブロックのファイバリボン用溝

Claims (7)

  1. 複数の光ファイバを一括被覆したファイバリボンの先端にフェルールを接続したファイバアレイを把持するファイバアレイ把持器具において、
    前記ファイバアレイの前記フェルールを吸着把持するフェルール把持部と、
    前記ファイバリボンを上ブロックと下ブロックで挟持するファイバ把持部と、
    前記フェルール把持部と前記ファイバ把持部の相対位置を固定する固定部と、
    を有し、
    前記ファイバ把持部は、前記上ブロックと前記下ブロックの間に、前記ファイバリボンと前記上ブロック又は前記ファイバリボンと前記下ブロックを、前記下ブロック又は前記上ブロックに対して相対的に回転させ、又は前記光ファイバの配列方向に並進させる傾斜部を有することを特徴とするファイバアレイ把持器具。
  2. 前記上ブロックと前記下ブロックのいずれか一方は、他方と接する面の対角上に一対の前記傾斜部を有し、前記一対の前記傾斜部は、前記ファイバ把持部の中心を通りかつ前記ファイバリボンを挟持する面と直交する軸に対して回転対称な傾斜面を有することを特徴とする請求項1に記載のファイバアレイ把持器具。
  3. 前記上ブロックと前記下ブロックのいずれか一方は、他方と接する面に、前記光ファイバの光軸と平行な側面のひとつに沿って前記傾斜部を有し、前記傾斜部は、前記ファイバリボンを挟持する面に向かって低くなる傾斜面を有することを特徴とする請求項1に記載のファイバアレイ把持器具。
  4. 前記フェルール把持部は、前記フェルールを案内する一対のガイドを有し、前記一対のガイドの少なくとも一方の側壁は、前記光ファイバの光軸に対して傾斜していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のファイバアレイ把持器具。
  5. 複数の光ファイバを一括被覆したファイバリボンの先端にフェルールを接続したファイバアレイを把持するファイバアレイ把持器具と、
    前記ファイバアレイ把持器具に接続されて前記ファイバアレイを所定の位置へ移動する駆動部、
    前記ファイバアレイ把持器具に接続される吸引部と、
    を有し、
    前記ファイバアレイ把持器具は、前記フェルールを吸着把持するフェルール把持部と、前記ファイバリボンを上ブロックと下ブロックで挟持するファイバ把持部と、前記フェルール把持部と前記ファイバ把持部の相対位置を固定する固定部とを有し、
    前記ファイバ把持部は、前記上ブロックと前記下ブロックの間に、前記ファイバリボンと前記上ブロック又は前記ファイバリボンと前記下ブロックを、前記下ブロック又は前記上ブロックに対して相対的に回転させ、又は前記光ファイバの配列方向に並進させる傾斜部を有することを特徴とするファイバアレイ実装装置。
  6. 前記ファイバ把持部の前記上ブロックは、前記ファイバリボンが搭載された前記下ブロックを吸着保持することによって、前記上ブロックと前記下ブロックで前記ファイバリボンを挟持することを特徴とする請求項5に記載のファイバアレイ実装装置。
  7. 前記ファイバアレイが前記フェルール把持部と前記ファイバ把持部により吸着保持される間、前記傾斜部により前記ファイバ把持部に生じる回転力又は前記光ファイバの配列方向に生じる並進力によって、前記フェルールの先端は前記フェルール把持部内の一定位置に固定されることを特徴とする請求項5又は6に記載のファイバアレイ実装装置。
JP2013212141A 2013-10-09 2013-10-09 ファイバアレイ把持器具、及びこれを用いたファイバアレイ実装装置 Active JP6127896B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013212141A JP6127896B2 (ja) 2013-10-09 2013-10-09 ファイバアレイ把持器具、及びこれを用いたファイバアレイ実装装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013212141A JP6127896B2 (ja) 2013-10-09 2013-10-09 ファイバアレイ把持器具、及びこれを用いたファイバアレイ実装装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015075651A JP2015075651A (ja) 2015-04-20
JP6127896B2 true JP6127896B2 (ja) 2017-05-17

Family

ID=53000547

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013212141A Active JP6127896B2 (ja) 2013-10-09 2013-10-09 ファイバアレイ把持器具、及びこれを用いたファイバアレイ実装装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6127896B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9568682B1 (en) 2016-02-08 2017-02-14 International Business Machines Corporation Component and chip assembly structure for high yield parallelized fiber assembly
US20230296847A1 (en) * 2022-03-15 2023-09-21 Ram Photonics Industrial, Llc Methods and systems for alignment and positioning of optical fibers
CN115421263B (zh) * 2022-11-04 2023-03-03 之江实验室 一种大规模光纤阵列封装固定装置及封装方法
CN116099739B (zh) * 2022-11-18 2023-08-04 中山市美速光电技术有限公司 一种可转换间距的光纤阵列夹具以及光纤阵列布置方式

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3358239B2 (ja) * 1993-06-08 2002-12-16 住友電気工業株式会社 光コネクタ自動検査装置
JP3293114B2 (ja) * 1994-08-02 2002-06-17 住友電気工業株式会社 光ファイバ及び光導波路モジュールの結合方法
JP3774927B2 (ja) * 1996-02-19 2006-05-17 横河電機株式会社 光ファイバコネクタの接続構造
JP2005202164A (ja) * 2004-01-15 2005-07-28 Omron Corp 光ファイバ保持部材及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2015075651A (ja) 2015-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6127896B2 (ja) ファイバアレイ把持器具、及びこれを用いたファイバアレイ実装装置
US20170057025A1 (en) Automatic Assembling System and Method
KR100811781B1 (ko) 렌즈센터링장치, 이를 구비한 렌즈조립장치 및렌즈조립방법
CN113950635B (zh) 用于光机械部件的托盘和夹具结构
US9645328B2 (en) No-polish optical element attachment for optical fiber ferrule
KR102147127B1 (ko) 기판 절단 장치
US9354406B2 (en) Carrier modules for optical subassemblies and methods for assembling optical packages
US9651744B2 (en) Multi-fiber ferrule
US20230305243A1 (en) Fixture And Method For Attaching Fibers To V-Grooves Of Photonic Integrated Circuit
CN105093431A (zh) 阵列透镜装置中的主动式耦光治具
JP5284908B2 (ja) 光ファイバのガイド部材を装着する方法、それが用いられる装着装置、および、光ファイバのガイド部材
JP5484599B2 (ja) 融着接続装置及び融着接続方法
JP2018122374A (ja) 部品組立装置
US8777091B2 (en) Light emitting member mounting method and apparatus
KR101916752B1 (ko) 곡면 디스플레이 패널 제조 방법
JP3726582B2 (ja) 半導体製造装置及び製造方法
KR102517921B1 (ko) 클램핑 장치
JP6842498B2 (ja) 光モジュール及び位置決め方法
JPH09131624A (ja) 自動薄片挿入装置及び方法
US20160124156A1 (en) Method for establishing a multi-fiber optical cross-connection
JPH03196004A (ja) 導波路型光デバイス
JP2011048018A (ja) 光ファイバのガイド部材を装着する方法、それが用いられる装着装置、および、光ファイバのガイド部材
JP2023050145A (ja) 電子部品の実装装置及び電子部品の実装方法
JP2601614Y2 (ja) 光ファイバ位置調整装置
JP2000329973A (ja) 光ファイバ固定機構及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160606

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170306

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170314

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170327

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6127896

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150