JP6127896B2 - ファイバアレイ把持器具、及びこれを用いたファイバアレイ実装装置 - Google Patents
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Description
前記ファイバアレイの前記フェルールを吸着把持するフェルール把持部と、
前記ファイバリボンを上ブロックと下ブロックで挟持するファイバ把持部と、
前記フェルール把持部と前記ファイバ把持部の相対位置を固定する固定部と、
を有し、
前記ファイバ把持部は、前記上ブロックと前記下ブロックの間に、前記ファイバリボンと前記上ブロック又は前記ファイバリボンと前記下ブロックを、前記下ブロック又は前記上ブロックに対して相対的に回転させ、又は前記光ファイバの配列方向に並進させる傾斜部を有する。
(1)台座4の下ブロック搭載溝5に、ファイバアレイ把持器具10の下ブロック32を設置する(S101)。
(2)台座4上及び下ブロック32の溝37内にファイバアレイ15を設置する(S102)。上述のように、台座4のファイバアレイ用溝6の底面と下ブロック32の溝37の底面は同じ高さ位置にあり、ファイバアレイ15は台座4に水平に設置される。
(3)駆動装置2を制御し、固定部25で連結されたフェルール把持部20とファイバ把持部30の上ブロック31をファイバアレイ15の上方に移動する(S103)。このときフェルール把持部20と上ブロック31は、フェルール12と下ブロック32を吸着できる水平位置にある。
(4)フェルール把持部20、固定部25及び上ブロック31をファイバアレイ15に接近させる(S104)。上ブロック31の底面と固定部32の底面は同一面内にあるので、台座4上のファイバリボン13にねじれ等がある場合でも、上ブロックと固定部25でファイバリボン13を台座4に対して押さえることができる。
(5)吸引ポンプ3を用いて、フェルール把持部20の吸引孔23よりフェルール12を吸着し、ファイバ把持部30の両脇の吸引孔34より下ブロック32を吸着する(S105)。吸着の順序は、フェルール12と下ブロック32で同時に吸着してもよいし、先にフェルール12を吸着し、その後に下ブロック32を吸着してもよい。フェルール把持部20により、フェルール12をフェルール把持部20のガイド22の内側に吸着する。ファイバ把持部30により下ブロック32を吸着するとともに、上ブロック31と下ブロック32でファイバリボン13を挟み込む。これによりファイバアレイ15全体が吸着把持される。図4及び図5を参照して説明したように、吸着時に下ブロック32に形成されている傾斜部33、35の傾斜面33a、35aが上ブロック31の端面に接触することで回転モーメントが発生し、下ブロック32が回転する。下ブロックの溝内に設置されたファイバアレイも回転し、下ブロック32の吸着位置を中心とした回転モーメントがファイバアレイ15に発生する。この回転モーメントにより、フェルール12フェルール把持部20のいずれか一方の側のガイド22の側面に押し当てられ固定される。
(6)ファイバアレイ15を把持したファイバアレイ把持器具10を駆動装置により移動し、接合対象との光損失が最小となる位置に調整する(S106)。接合対象は、光ファイバを保持するフェルールでもよいし、シリコンフォトニクスにより形成された光導波路チップでもよい。
(7)位置調整後、把持状態を維持したまま接着剤を塗布し、接合を行う(S107)。接着剤には、例えばUV硬化接着剤を使用し、接着剤の硬化が必要強度に達するまでファイバアレイ15を把持する。
(8)硬化完了後、吸引ポンプ3による吸引を停止し、ファイバアレイ15を吸着状態から開放し、ファイバアレイ把持器具10のフェルール把持部20、固定部25及び上ブロック31を駆動装置により移動し、退避させる(S108)。
(付記1)
複数の光ファイバを一括被覆したファイバリボンの先端にフェルールを接続したファイバアレイを把持するファイバアレイ把持器具において、
前記ファイバアレイの前記フェルールを吸着把持するフェルール把持部と、
前記ファイバリボンを上ブロックと下ブロックで挟持するファイバ把持部と、
前記フェルール把持部と前記ファイバ把持部の相対位置を固定する固定部と、
を有し、
前記ファイバ把持部は、前記上ブロックと前記下ブロックの間に、前記ファイバリボンと前記上ブロック又は前記ファイバリボンと前記下ブロックを、前記下ブロック又は前記上ブロックに対して相対的に回転させ、又は前記光ファイバの配列方向に並進させる傾斜部を有することを特徴とするファイバ器具。
(付記2)
前記上ブロックと前記下ブロックのいずれか一方は、他方と接する面の対角上に一対の前記傾斜部を有し、前記一対の前記傾斜部は、前記ファイバ把持部の中心を通りかつ前記ファイバリボンを挟持する面と直交する軸に対して回転対称な傾斜面を有することを特徴とする付記1に記載のファイバアレイ把持器具。
(付記3)
前記上ブロックと前記下ブロックのいずれか一方は、他方と接する面に、前記光ファイバの光軸と平行な側面のひとつに沿って前記傾斜部を有し、前記傾斜部は、前記ファイバリボンを挟持する面に向かって低くなる傾斜面を有することを特徴とする付記1に記載のファイバアレイ把持器具。
(付記4)
前記フェルール把持部は、前記フェルールを案内する一対のガイドを有し、前記一対のガイドの少なくとも一方の側壁は、前記光ファイバの光軸に対して傾斜していることを特徴とする付記1〜3のいずれかに記載のファイバアレイ把持器具。
(付記5)
前記固定部の底面は、前記上ブロックの底面と同一面内にあることを特徴とする付記1〜4のいずれかに記載のファイバアレイ把持器具。
(付記6)
前記下ブロックは前記ファイバリボンを受け取る溝を有することを特徴とする付記1〜5のいずれかに記載のファイバアレイ把持器具。
(付記7)
前記溝内に高摩擦係数部材を有し、前記高い摩擦係数部材の前記ファイバリボンに対する摩擦係数は、前記上ブロックの前記ファイバリボンに対する摩擦係数よりも大きいことを特徴とする付記6に記載のファイバアレイ把持器具。
(付記8)
複数の光ファイバを一括被覆したファイバリボンの先端にフェルールを接続したファイバアレイを把持するファイバアレイ把持器具と、
前記ファイバアレイ把持器具に接続されて前記ファイバアレイを所定の位置へ移動する駆動部と、
前記ファイバアレイ把持器具に接続される吸引ポンプと、
を有し、
前記ファイバアレイ把持器具は、前記フェルールを吸着把持するフェルール把持部と、前記ファイバリボンを上ブロックと下ブロックで挟持するファイバ把持部と、前記フェルール把持部と前記ファイバ把持部の相対位置を固定する固定部とを有し、
前記ファイバ把持部は、前記上ブロックと前記下ブロックの間に、前記ファイバリボンと前記上ブロック又は前記ファイバリボンと前記下ブロックを、前記下ブロック又は前記上ブロックに対して相対的に回転させ、又は前記光ファイバの配列方向に並進させる傾斜部を有することを特徴とするファイバアレイ実装装置。
(付記9)
前記ファイバ把持部の前記上ブロックは、前記ファイバリボンが搭載された前記下ブロックを吸着保持することによって、前記上ブロックと前記下ブロックで前記ファイバリボンを挟持することを特徴とする付記8に記載のファイバアレイ実装装置。
(付記10)
前記ファイバアレイが前記フェルール把持部と前記ファイバ把持部により吸着保持される間、前記傾斜部により前記ファイバ把持部に生じる回転力又は前記光ファイバの配列方向に生じる並進力によって、前記フェルールの先端は前記フェルール把持部内の一定位置に固定されることを特徴とする付記9又は10に記載のファイバアレイ実装装置。
(付記11)
前記ファイバアレイをあらかじめ搭載する台座、
をさらに有し、
前記台座は前記下ブロックを搭載する下ブロック搭載溝を有し、前記下ブロック搭載溝の深さは、前記下ブロック上及び前記台座上に前記ファイバアレイが搭載されたときに前記ファイバアレイが水平となる深さであることを特徴とする付記8〜10に記載の実装装置。
2 駆動装置
3 吸引ポンプ
4 台座
5 下ブロック搭載溝
6 ファイバアレイ用溝
10 ファイバアレイ把持器具
12 フェルール
13 ファイバリボン
14 光ファイバ
20、20A、20B フェルール把持部
22、22A、22B ガイド
27 ガイド傾斜
30、30A、30B ファイバ把持部
31 上ブロック
32、32A、32B 下ブロック
33、35、39 突起
33a、35a、39a 傾斜面(傾斜部)
37 下ブロックのファイバリボン用溝
Claims (7)
- 複数の光ファイバを一括被覆したファイバリボンの先端にフェルールを接続したファイバアレイを把持するファイバアレイ把持器具において、
前記ファイバアレイの前記フェルールを吸着把持するフェルール把持部と、
前記ファイバリボンを上ブロックと下ブロックで挟持するファイバ把持部と、
前記フェルール把持部と前記ファイバ把持部の相対位置を固定する固定部と、
を有し、
前記ファイバ把持部は、前記上ブロックと前記下ブロックの間に、前記ファイバリボンと前記上ブロック又は前記ファイバリボンと前記下ブロックを、前記下ブロック又は前記上ブロックに対して相対的に回転させ、又は前記光ファイバの配列方向に並進させる傾斜部を有することを特徴とするファイバアレイ把持器具。 - 前記上ブロックと前記下ブロックのいずれか一方は、他方と接する面の対角上に一対の前記傾斜部を有し、前記一対の前記傾斜部は、前記ファイバ把持部の中心を通りかつ前記ファイバリボンを挟持する面と直交する軸に対して回転対称な傾斜面を有することを特徴とする請求項1に記載のファイバアレイ把持器具。
- 前記上ブロックと前記下ブロックのいずれか一方は、他方と接する面に、前記光ファイバの光軸と平行な側面のひとつに沿って前記傾斜部を有し、前記傾斜部は、前記ファイバリボンを挟持する面に向かって低くなる傾斜面を有することを特徴とする請求項1に記載のファイバアレイ把持器具。
- 前記フェルール把持部は、前記フェルールを案内する一対のガイドを有し、前記一対のガイドの少なくとも一方の側壁は、前記光ファイバの光軸に対して傾斜していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のファイバアレイ把持器具。
- 複数の光ファイバを一括被覆したファイバリボンの先端にフェルールを接続したファイバアレイを把持するファイバアレイ把持器具と、
前記ファイバアレイ把持器具に接続されて前記ファイバアレイを所定の位置へ移動する駆動部、
前記ファイバアレイ把持器具に接続される吸引部と、
を有し、
前記ファイバアレイ把持器具は、前記フェルールを吸着把持するフェルール把持部と、前記ファイバリボンを上ブロックと下ブロックで挟持するファイバ把持部と、前記フェルール把持部と前記ファイバ把持部の相対位置を固定する固定部とを有し、
前記ファイバ把持部は、前記上ブロックと前記下ブロックの間に、前記ファイバリボンと前記上ブロック又は前記ファイバリボンと前記下ブロックを、前記下ブロック又は前記上ブロックに対して相対的に回転させ、又は前記光ファイバの配列方向に並進させる傾斜部を有することを特徴とするファイバアレイ実装装置。 - 前記ファイバ把持部の前記上ブロックは、前記ファイバリボンが搭載された前記下ブロックを吸着保持することによって、前記上ブロックと前記下ブロックで前記ファイバリボンを挟持することを特徴とする請求項5に記載のファイバアレイ実装装置。
- 前記ファイバアレイが前記フェルール把持部と前記ファイバ把持部により吸着保持される間、前記傾斜部により前記ファイバ把持部に生じる回転力又は前記光ファイバの配列方向に生じる並進力によって、前記フェルールの先端は前記フェルール把持部内の一定位置に固定されることを特徴とする請求項5又は6に記載のファイバアレイ実装装置。
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