JPH09318683A - サーミスタ抵抗値測定選別装置 - Google Patents

サーミスタ抵抗値測定選別装置

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JPH09318683A
JPH09318683A JP13292696A JP13292696A JPH09318683A JP H09318683 A JPH09318683 A JP H09318683A JP 13292696 A JP13292696 A JP 13292696A JP 13292696 A JP13292696 A JP 13292696A JP H09318683 A JPH09318683 A JP H09318683A
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JP
Japan
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thermistor
thermistors
resistance value
belt
endless belt
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Pending
Application number
JP13292696A
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English (en)
Inventor
Takayuki Muraki
孝幸 村木
Koji Yotsumoto
孝二 四元
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Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】多数のサーミスタを絶縁性液体が収納された液
槽に浸漬し、サーミスタそれぞれに測定電極を接触させ
て前記複数サーミスタの抵抗値測定を行うサーミスタ抵
抗値測定選別装置を自動化する。 【解決手段】サーミスタを貫通保持するエンドレスベル
ト3を測定液槽1中を循環させ、エンドレスベルト3に
サーミスタを供給するサーミスタ供給装置4、ベルトか
らサーミスタを取り外すサーミスタ排出装置6を設け連
続運転する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絶縁性液体が収納
された液槽内で多数のサーミスタの抵抗値を測定し、測
定結果に基づき設定した抵抗値の範囲毎にサーミスタを
分けて排出するサーミスタ抵抗値測定選別装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図13、図14を参照して従来のサーミ
スタ抵抗値測定装置及び選別装置を説明する。図14は
サーミスタ抵抗値測定装置50の模式的斜視図である。
サーミスタ整列治具51の孔に埋め込まれて整列した多
数のサーミスタは、絶縁性液体55が収容された液槽5
6に浸漬される。水平多関節を有し、水平面内で正確に
XーYーZ位置決めをするロボット54は、前記整列し
た多数のサーミスタにそれぞれ接触する多数のコンタク
トプローブ53をアーム中のサーミスタに接触させるよ
うにコンタクトプローブ53を移動させる。共通電極5
2とコンタクトプローブ53との間で、各サーミスタの
抵抗値が測定される。
【0003】図14はサーミスタ選別装置60を示す斜
視図である。抵抗値測定を終了したサーミスタは、この
吸引選別装置60によって整列治具51から取り外され
る。吸引選別装置60の位置決めロボット62は、サー
ミスタを整列治具51から吸引して取り外す多数の吸引
ノズル61の吸引作用により吸引されるサーミスタと吸
引されないサーミスタの2種類に分けることが容易にで
き、例えば、製品特性に対し良品と不良品に分別するこ
とができる。上記、抵抗値測定と吸引選別とは、バッチ
式に行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のサーミスタ
抵抗値測定装置及び選別装置には、以下に示すような問
題がある。 (1)サーミスタ整列治具51へのサーミスタの供給及
び整列治具からの排出は作業者が行わなければならな
い。 (2)処理能力はコンタクトプローブ53を移動させる
位置決めロボット54の能力に制約され、例えば1時間
に18000個しかできない。 (3)従来の選別装置は抵抗値測定のみの機能であり、
抵抗値測定判別結果に基づくサーミスタの選別に対して
は別途選別装置が必要である。 本発明は、上記事情に鑑み、これらの問題点を解決し、
従来に比し短い測定時間で抵抗値を測定し、その結果に
基づいてサーミスタの選別ができる高能率のサーミスタ
抵抗値測定選別装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を有するための
本発明のサーミスタ抵抗値測定選別装置は、多数のサー
ミスタをそれぞれ保持する貫通孔を備えたエンドレスベ
ルトと、このエンドレスベルトが浸漬して走行する絶縁
性液体を収納した液槽と、液槽中で各サーミスタの両端
に測定電極を接触させてサーミスタの抵抗値を測定する
測定装置と、前記ベルトの貫通孔からサーミスタを脱出
させて分別する排出装置とを備えたことを特徴とするサ
ーミスタ抵抗値測定選別装置である。
【0006】本発明のサーミスタ抵抗測定選別装置は、
矩形板状のサーミスタ整列治具を用いる従来のバッチシ
ステムに対し、サーミスタ整列治具の変わりにエンドレ
スベルトを用いる。このエンドレスベルトにサーミスタ
保持機構を設けて走行させ、このエンドレスベルトにサ
ーミスタを順次供給し、抵抗値の測定を行い、次いでサ
ーミスタを取り外して選別し、これらを連続的に行うも
のである。抵抗値測定装置のハンドリングの良さに加え
抵抗値の高精度測定を可能にするものである。またサー
ミスタの選別機能が付加され、一連の流れ作業方式とな
っている。作業員の作業面では、サーミスタ整列治具へ
のサーミスタの供給並びに排出作業が不要となり、装置
の処理能力が従来の装置と比較して約5倍になる。従っ
て作業性が大幅に向上する。
【0007】
【発明の実施の態様】以下、図面を参照して本発明のサ
ーミスタ抵抗値測定選別装置の一実施例を説明する。図
1は、実施例のサーミスタ抵抗値測定選別装置10の全
体を示す正面図である。この装置10はエンドレスベル
ト3、サーミスタ供給装置4、絶縁性液体が収容された
液漕1、排出装置6から構成されている。エンドレスベ
ルト3にはサーミスタを保持する貫通孔が多数設けられ
ている。作業者がサーミスタ供給装置4の供給フィーダ
5に測定すべきサーミスタを供給し、供給フィーダ5か
らエンドレスベルト3にプッシャーにてサーミスタを供
給し、貫通孔内に保持させる。エンドレスベルト3は液
槽1に進入し、測定部7がサーミスタの抵抗値測定を行
う。液槽1を出たエンドレスベルトは排出装置6で、液
槽1で測定された抵抗値の結果に基づき、設定した抵抗
値範囲毎にサーミスタを分別してエンドレスベルトから
取り外し、排出を行う。
【0008】図2にエンドレスベルト3の部分斜視図
を、図3に部分断面図を示した。サーミスタ100を収
納保持する貫通孔を多数備えた保持部12は、例えばゴ
ム等の弾力性と可撓性と耐久性とを備えた材料からな
り、例えば金属板11からなるエンドレスベルト3に一
体に埋め込まれている。図2では、模式的にエンドレス
ベルト3の幅方向に6個程度の穴を例示しているが、実
際は、数10個並んで設けられたものである。この配列
や数は設計によって定めることができるもので任意であ
る。エンドレスベルト3の厚みは、図3に示すように、
サーミスタ100が貫通して表面と裏面から突出する厚
みにする。このために、強度、耐久性、可撓性、走行性
等を考慮して、材料、寸法を選定する。例えば金属やF
RP等を用いることができる。
【0009】エンドレスベルト3の貫通孔に挿入された
サーミスタ100は、図3に示すように、ベルトの表面
から裏面に貫通して孔内に保持される。エンドレスベル
ト3としては、例えば、図3に示すように、搬送精度の
点からペースは金属板ベルトで、サーミスタ100の挿
入孔付近はハンドリング安定性よりゴムの保持部で構成
されたベルトを使用するとよい。エンドレスベルト3
は、駆動ローラによって駆動され、液槽1を通って循環
走行する。
【0010】図4〜図6に供給フィーダ5の実施例を示
した。図4に示すように、供給フィーダ5は供給フィー
ダドラム13に多数の孔14を通ってサーミスタ100
をエンドレスベルトに供給する。この孔14の配列はエ
ンドレスベルトのサーミスタ保持貫通孔と一致してい
る。図5はこの孔の縦断面図で、サーミスタ100はこ
の孔の中に図5に示す状態に孔の中心軸とサーミスタの
中心軸が一致する方向に入り込む。孔の内面には図5に
示すように、ゴム等からなる可撓性の受け材17が設け
られており、サーミスタ100はこの孔の中に一時的に
保持される。プッシャ15はサーミスタ100の尾部を
押し、受け材17を変形させてこれを通って押し出す。
図6は供給装置4の供給フィーダ5、エンドレスベルト
3の関係を示す側面図である。供給フィーダドラム13
はエンドレスベルト3のベルト駆動ローラ9と同じ位置
に供給装置4を配置しているが、これに限定されるわけ
ではなく、駆動ドラムと別の位置に設けてもよい。図7
にこの実施例の装置でサーミスタ100をエンドレスベ
ルト3の保持孔に貫入させた瞬間の状態の縦断面図を示
した。図5の状態で供給フィーダドラム13の孔14中
に挿入されていたサーミスタ100は、図7に示すよう
に、孔14の中心がエンドレスベルト3のサーミスタ保
持貫通孔に一致したとき、プッシャ15はサーミスタ1
00の尾端を押し、サーミスタ100は供給フィーダか
ら排出され、エンドレスベルトの保持貫通孔に供給され
る。供給されたサーミスタは図7に示すように、ベルト
駆動ローラ9の表面に設けた受けで止まり、エンドレス
ベルトの表面と裏面に両端部を露出して貫通保持され
る。つまりエンドレスベルト3に貫入保持されたサーミ
スタ100は両端子電極がエンドレスベルト3の外に突
出した状態で搬送される。
【0011】図8は液槽1の断面図である。エンドレス
ベルト3は図8の向かって左側から液槽1に侵入し、予
備槽21、22を通って測定槽23に侵入する。液槽1
は予備槽21、22および測定槽23に内部で分けられ
ている。予備槽21、22はエンドレスベルトに取り付
けられているサーミスタの温度が測定部7において所定
の温度に安定するために設けており、また測定槽23は
液体の温度をより均一にするために槽容積を小さくする
目的で分けて設けられている。この実施例では予備槽2
1、22が2つであるが、予備槽の数を増やし容積を減
少させることによって温度均一性が更に向上するように
することができる。各槽間の仕切り壁24のA部には、
図9に示すように、ベルトが通過できる寸法のスリット
25を設けてある。予備槽21、22及び測定槽23の
各槽内には液体撹拌モータが取り付けられている。
【0012】測定部7には、図10に示すような測定電
極31を設けてある。測定電極31は、図10に示すよ
うに、櫛形形状をしており、電極ベース板32に取り付
けられている。図11は、サーミスタ100の抵抗値の
測定を示す断面図である。図10に示す電極を上下に対
向させて配置してある。下部電極31は電極ベース板3
2に支持され、上部電極33は電極ベース板34に支持
されている。電極31、33のギャップ内にエンドレス
ベルト3に貫入保持されているサーミスタ100を位置
させ、電極31、33を上下方向よりサーミスタ100
に接触させる。図10に示されるように櫛形形状をした
電極31、33は、図11に示すようにサーミスタ10
0の端子に接触し、4端子抵抗値測定が可能となる。4
端子抵抗値測定は、4つの端子を接触させて抵抗値を求
める測定法で、2つの端子を接触させて測定する2端子
測定に対して、測定回路抵抗と測定接触抵抗からなる測
定誤差成分をすべてキャンセルすることができ、高精度
の抵抗値測定ができるというメリットがある。
【0013】図12にサーミスタ排出装置6の模式的斜
視図を示した。測定を終了したサーミスタ100はエン
ドレスベルト3から取り外される。実施例の排出装置6
は、例えば、(エンドレスベルトの列数)×(ランク
数)のサーミスタ排出プッシャ41を備え、液槽1の測
定部7で測定した抵抗値に基づき、設定した抵抗値ごと
にサーミスタを取り外しボックス42に分別して収納す
る。なお、排出ミス等によって排出装置6の後流のエン
ドレスベルト内にサーミスタが残らないように、最終列
のプッシャ41はすべて稼動するようになっている。上
記サーミスタ抵抗値測定選別装置を用いてサーミスタの
抵抗値選別を自動的に行うことにより、手作業を省力化
することができ、1時間に90000個のサーミスタの
抵抗値測定及び選別が可能となった。したがって、作業
時間を大幅に短縮することが可能となった。単位時間あ
たりの処理能力は、従来装置と比較して約5倍になっ
た。更に従来装置とは別構造の4端子測定法を用いるこ
とができ、測定精度、測定精度測定信頼性も高くなって
いる。
【0014】
【発明の効果】本発明のサーミスタ抵抗値測定選別装置
によれば、1台の装置で抵抗値測定と抵抗値ランク分け
選別が可能となりかつ処理能力が大幅に向上し、測定信
頼性も高くなった。更に装置をエンドレスによるクロー
ズドループにすることによって、整列治具などが不要と
なり、作業者は供給フィーダへ供給する作業のみで抵抗
値の測定及び選別を自動化することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の抵抗値測定選別装置の全体側面図
である。
【図2】 ベルト部分の斜視図である。
【図3】 ベルト部分の断面図である。
【図4】 供給フィーダの斜視図である。
【図5】 供給フィーダの孔部拡大断面図である。
【図6】 サーミスタ供給部の作動説明図である。
【図7】 サーミスタ供給部の作動説明図である。
【図8】 液槽の側面断面図である。
【図9】 図8のA部正面図である。
【図10】 測定電極板の斜視図である。
【図11】 測定部拡大断面図である。
【図12】 排出装置の斜視図である。
【図13】 従来技術の斜視図である。
【図14】 従来技術の斜視図である。
【符合の説明】 1 液槽 3 エンドレスベルト 4 供給装置 5 供給フィーダ 6 排出装置 7 測定部 9 ベルト駆動ローラ 10 測定選別
装置 11 金属 12 保持部 13 供給フィーダドラム 14 孔 15 プッシャ 16 供給サー
ミスタ受け 17 受け材 21 予備槽 22 予備槽 23 測定槽 24 壁 25 スリット 31 電極 32 電極ベー
ス板 33 電極 34 電極ベー
ス板 41 排出プッシャ 42 排出サー
ミスタ収納ボックス 50 測定装置 51 サーミス
タ整列治具 52 共通電極 53 コンタク
トプローブ 54 位置決めロボット 55 絶縁性液
体 56 液槽 60 選別装置 61 吸引ノズル 62 ロボット 100サーミスタ
【手続補正書】
【提出日】平成8年7月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のサーミスタをそれぞれ保持する貫
    通孔を備えたエンドレスベルトと該エンドレスベルトが
    浸漬して走行する絶縁性液体を収納した液槽と、液槽中
    で各サーミスタの両端に測定電極を接触させてサーミス
    タの抵抗値を測定する測定装置と、前記ベルトの貫通孔
    からサーミスタを脱出させて分別する排出装置とを備え
    たことを特徴とするサーミス抵抗値測定選別装置。
JP13292696A 1996-05-28 1996-05-28 サーミスタ抵抗値測定選別装置 Pending JPH09318683A (ja)

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100652131B1 (ko) * 2004-12-29 2006-11-30 유니썸테크놀로지 주식회사 써미스터 저항 측정장치
CN102107190A (zh) * 2010-12-20 2011-06-29 常州市科文传感器材料有限公司 二极管型热敏电阻高速测试系统
CN102507046A (zh) * 2011-12-02 2012-06-20 山东电力集团公司威海供电公司 变压器温度表校验仪
CN104198818A (zh) * 2014-09-23 2014-12-10 珠海格力电器股份有限公司 热水器镁棒检测装置
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CN114308737A (zh) * 2021-12-31 2022-04-12 前进电子(苏州)有限公司 一种用于分选不同阻值电阻的分选方法

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Effective date: 20010612