JPH09318345A - 定荷重および定伸張モードにおけるベルト検尺方法 - Google Patents

定荷重および定伸張モードにおけるベルト検尺方法

Info

Publication number
JPH09318345A
JPH09318345A JP8156236A JP15623696A JPH09318345A JP H09318345 A JPH09318345 A JP H09318345A JP 8156236 A JP8156236 A JP 8156236A JP 15623696 A JP15623696 A JP 15623696A JP H09318345 A JPH09318345 A JP H09318345A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
load
constant
measuring
width
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8156236A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2963655B2 (ja
Inventor
Tetsuji Mori
哲司 森
Shinji Kotani
紳二 小谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuboshi Belting Ltd
Original Assignee
Mitsuboshi Belting Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsuboshi Belting Ltd filed Critical Mitsuboshi Belting Ltd
Priority to JP8156236A priority Critical patent/JP2963655B2/ja
Publication of JPH09318345A publication Critical patent/JPH09318345A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2963655B2 publication Critical patent/JP2963655B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 測定条件が定荷重モードあるいは定伸張モー
ドのいずれの場合であっても選択的に切り換えて測定す
ることが可能であり、またこのモードに応じたベルトの
品質を測定することができる定荷重および定伸張モード
におけるベルト検尺方法を提供することを目的とする。 【解決手段】 ベルト長さ、幅、厚み、そり、あるいは
ベルトが受ける荷重等測定するベルト検尺方法であり、
ベルトに定荷重を付与する定荷重モードとベルトに定伸
張を付与する定伸張モードを有し、定荷重モードにおい
てベルトの長さ、幅、厚み、そりを各センサー5、6、
7、8で測定し、定伸張モードにおいてベルトが受ける
荷重、幅、厚み、そりを各センサー19、6、7、8を
測定し、これらを選択的に切り換えることができるよう
にした構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は定荷重および定伸張
モードにおけるベルト検尺方法に係り、詳しくは検尺ベ
ルトを定荷重あるいは定伸張モードに選択して心線を有
する高モジュラスベルトあるいは心線を有しない低モジ
ュラスベルトの長さ、幅、厚み、そり、またベルトが受
ける荷重などを測定する定荷重および定伸張モードにお
けるベルト検尺方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のベルト用検尺装置としては、主に
Vベルトの検査装置が知られており、例えば特公平2−
56620号公報に開示されている。これは移動可能で
ある駆動プーリと従動プーリにVベルトに掛架した後、
所定の張力を付与して走行させながら、駆動プーリと従
動プーリの軸間距離等を測定した後、測定値が設定範囲
外であればベルト側面を研磨するものである。
【0003】また、従来の心線を有する平ベルトの寸法
を測定する方法では、従来から固定した駆動プーリと移
動可能な従動プーリに心線を有する平ベルトを掛架し、
従動プーリ側に一定の荷重を付与し、平ベルトを回数回
転させた後に、駆動軸と従動軸間の距離を計測し、軸間
距離が所定の範囲内にあれば合格品としていた。一方、
心線を有しない平ベルトを測定する場合には、一定の荷
重ではなく一定の伸張を従動プーリの移動によって付与
した後、駆動軸と従動軸間の距離を測定していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の平ベル
トの寸法を測定する場合には、せいぜい駆動軸と従動軸
間の軸間距離であった。最近の心線を具備しない薄平ベ
ルトの寸法測定では、軸間距離だけでなく幅、厚み、反
りなどを測定しないと一定の品質を保持することができ
なくなってきた。しかも、心線を有する平ベルトと心線
を有しない平ベルトが混在する場合には、心線を有する
平ベルトには定荷重を付与し、また心線を有しない平ベ
ルトには定伸張を付与して測定しなければならず、ベル
トによって測定条件が異なるために2種類の測定機を設
置しなけばならなかった。
【0005】本発明はこのような問題点を改善するもの
であり、測定条件が定荷重モードあるいは定伸張モード
のいずれの場合であっても選択的に切り換えて測定する
ことが可能であり、またこのモードに応じたベルトの品
質を測定することができる定荷重および定伸張モードに
おけるベルト検尺方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、ベルト
長さ、幅、厚み、そり、あるいはベルトが受ける荷重等
測定するベルト検尺方法において、ベルトに定荷重を付
与する定荷重モードとベルトに定伸張を付与する定伸張
モードを有し、定荷重モードにおいてベルトの長さ、
幅、厚み、そりを測定し、定伸張モードにおいてベルト
が受ける荷重、幅、厚み、そりを測定し、これらを選択
的に切り換えることができるようにした定荷重および定
伸張モードにおけるベルト検尺方法にある。
【0007】本発明は、ベルトに一定の荷重を付与する
定荷重モードを選定した後、長さ測定センサーによって
固定プーリと移動プーリの軸間を測定してベルト周長を
算出し、幅測定センサーと厚み測定センサーとそり測定
センサーをそれぞれ移動させ、幅測定センサーが往路で
測定した幅からベルト中央部の測定位置を決定し、復路
で該測定位置に到達したときに厚み測定センサーを作動
させて厚みを測定し、更にそり測定センサーも幅測定セ
ンサーから得たデータを基にベルトエッジから測定を開
始してデータの最高値と最低値からそり量を求める定荷
重および定伸張モードにおけるベルト検尺方法も含む。
更に、検尺ベルトを固定プーリと移動プーリに掛架し、
移動荷重部の位置を調節してシーソ状に揺動する荷重調
節部によって移動プーリに一定の荷重を付与して定荷重
モードを選定する場合も含む。
【0008】本発明は、検尺ベルトを定伸張させた定伸
張モードを選定した後、移動プーリにかかる荷重を測定
し、幅測定センサーと厚み測定センサーとそり測定セン
サーをそれぞれ移動させ、幅測定センサーが往路で測定
した幅からベルト中央部の測定位置を決定し、復路で該
測定位置に到達したときに厚み測定センサーを作動させ
て厚みを測定し、更にそり測定センサーも幅測定センサ
ーから得たデータを基にベルトエッジから測定を開始し
てデータの最高値と最低値からそり量を求める定荷重お
よび定伸張モードにおけるベルト検尺方法も含む。
【0009】更に、検尺ベルトを固定プーリと移動プー
リに掛架し、荷重調節部と移動プーリの間にある接続部
材を引っ張りあるいは引き戻すことにより上記プーリの
移動量を設定して検尺ベルトに定伸張を付与して定伸張
モードを選定する場合も含む。
【0010】
【作用】本発明では、ベルトに定荷重を付与する定荷重
モードとベルトに定伸張を付与する定伸張モードを含
み、定荷重モードにおいてベルトの長さ、幅、厚み、そ
りを測定し、定伸張モードにおいてベルトが受ける荷
重、幅、厚み、そりを測定し、これらを選択的に切り換
えることができる。しかも、幅測定センサー、厚み測定
センサー、そしてそり測定センサーをそれぞれ一体に移
動させて、幅測定センサーが往路で測定した幅からベル
ト中央部の測定位置を決定し、復路で該測定位置に到達
したときに厚み測定センサーを下降させて厚みを測定し
ているため、正しい位置で厚みの測定精度も高く、更に
そり測定センサーも幅測定センサーから得たデータを基
にベルトエッジから測定を開始できるようになり、メモ
リされたデータの最高値と最低値の差から正確なそり量
を求めることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の定荷重および定伸
張モードにおけるベルト検尺方法に使用するベルト用検
尺装置の概念図、図2は検尺ベルトに定荷重を付与した
状態を示す図、図3は検尺ベルトに定伸張を付与した状
態を示す図、図4は使用する検尺ベルトの断面図、図5
は使用する他の検尺ベルトの断面図、図6はセンサー類
を配置した部分の正面図、図7はベルト周長を測定する
説明図、図8はベルト幅を測定する方法を示す図、図9
はベルトそりを測定する方法を示す図、そして図10は
そり測定センサーの移動量と変位量との関係を示すグラ
フである。
【0012】本発明方法では、検尺ベルト9を装着する
駆動する固定プーリ10と移動プーリ11を有するベル
ト取付部2と、移動プーリ11に接続部材25によって
連結され、所定の荷重を調節可能に付与することできる
荷重調節部3と、ベルト取付部2と荷重調節部3との間
にある接続部材25を引っ張りあるいは引き戻すことに
よって上記プーリ11の移動量を任意に設定することが
できるプーリ伸張部4と、ベルトの長さ、幅、厚み、反
り、そしてベルトにかかる荷重をそれぞれ計測できる各
センサー5、6、7、8、19から構成されている。
【0013】ベルト取付部2は、検尺ベルト9をプーリ
に掛架して走行させるところであり、これを構成してい
る固定プーリ10は原動機14によって回転し、他方移
動プーリ11は上下方向に配置されたガイドレール上を
摺動するスライド部材17に取り付けられ、荷重センサ
ーであるロードセル19を一体的に組み込んでいる。
【0014】上記移動プーリ11は、後述するようにア
ラミド繊維コード、ワイヤー等の可撓性にある接続部材
25によってプーリ伸張部4を経由して荷重調節部3に
連結して下方向へ移動可能になり、またこれと反対方向
の荷重を与えるために、バランスウエイト26を取り付
けた他の接続部材25に直結して上方向へも移動可能に
なっている。移動プーリ11は荷重調節部3の稼働によ
り荷重のバランスがくずれると、上下方向へ移動する。
【0015】荷重調節部3では、原動機38の回転によ
って軸35に嵌入した移動荷重部36が軸35上をスラ
イドし、移動荷重部36の位置によって支軸40を中心
にしてシーソのように揺動し、またこの揺動を止める機
構を有している。軸35の先端部材41は、接続部材2
5に接続し、また先端部材41の上下方向に接続部材2
5への荷重を遮断するストッパー板42と荷重固定用シ
リンダー43が配置されている。即ち、荷重固定用シリ
ンダー43を作動させてロッド44を軸35の先端部材
41に当接させ、先端部材41をストッパー板42に当
てることにより接続部材25へ伝達する荷重を遮断す
る。
【0016】プーリ伸張部4は、接続部材25を巻き付
けたリール45を原動機46によってボールネジ47の
軸上を移動させ、接続部材25を引っ張りあるいが引き
戻して移動プーリ11の移動量を任意に設定する。
【0017】上記接続部材25は移動プーリ11から最
下位に配置された2つのリール51を経由してプーリ伸
張部4のリール45から荷重調節部3のボールネジ33
の先端部材41に至っている。もう一方の接続部材25
は移動プーリ11から最上位に配置された2つのリール
51を経由してバランスウエイト26に接続している。
移動プーリ11は荷重調節部3から受ける重量とこれと
反対方向の荷重をバランスウエイト26から受けてお
り、荷重調節部3から受ける重量が小さくなってバラン
スがくずれると、上方向へ移動する。
【0018】上記検尺ベルト9に定荷重を付与する場合
には、図2に示すように主として荷重調節部3が作動す
る。原動機38の回転によって移動荷重部36が軸上を
スライドして所定の位置に到達すると、荷重調節部3が
シーソのように揺動しつつ接続部材25を引っ張り検尺
ベルト9に所定の荷重をかける。検尺ベルト9にかけた
荷重を除去するときは、移動荷重部36をスタートの位
置まで戻すと、移動プーリ11の荷重調節部3から受け
る重量がバランスウエイト26より小さくなってバラン
スがくずれ、移動プーリ11が上方へ移動する。
【0019】一方、検尺ベルト9に定伸張を付与する場
合には、図3に示すように荷重調節部3の荷重固定用シ
リンダー43を作動させてロッド44を先端部材41に
当接させ、同時に先端部材41をストッパー板42に当
てることで接続部材25へ伝達する荷重を遮断する。こ
の状態で、プーリ伸張部4の接続部材25を巻き付けた
リール45を原動機46によってボールネジ47の軸上
を移動させ、接続部材25を引っ張りもしくは引き戻す
ことによって上記プーリ11の移動量を設定する。
【0020】検尺ベルト9にかけた伸張を除去するとき
は、荷重固定用シリンダー43のロッド44を引っ込め
て先端部材41を開放すると、移動プーリ11にかかる
上下方向の引っ張り力のバランスが逆転して、移動プー
リ11が上方へ移動する。これらの測定条件は同一の装
置で任意に選択することができる。これは移動プーリで
ある移動プーリ11、プーリ伸張部4、そして荷重調節
部3とが接続部材25を介して直列的に結合されている
ために、このような操作を任意に選択するとができる。
【0021】ベルト長さを測定する長さ測定センサー5
は、上下方向に配置された尺度スケール51とこのケー
ル51のパスル数をカウントする係数器52からなり、
移動プーリ11の位置を検出する。ベルトの長(L)さ
は、以下の式から計算される。 L(mm)=2πr+p×0.05×2 ただし、pは軸離に相当する尺度スケール51のパルス
数、rはプーリの半径である。pは原点からのパルス数
になるため、原点での軸離をL0 、原点からのパルス数
をp1 とすると、 L(mm)=2πr+(L0 +p1 ×0.05)×2 また、原点で既知のベルト長さL1 をもつ基準ゲージを
用いた場合には、図7に示すように、 L(mm)=L1 +p1 ×0.05×2 で算出される。L1 はプリセット値になる。
【0022】ベルト幅を測定する幅測定センサー6は、
図8に示すように原動機67を回転させ、ボールネジ6
4に嵌入された可動板63とともに移動する。幅測定セ
ンサー6は、具体的にはレーザ式微小スポット光電スイ
ッチであり、ベルトの幅方向を横断する方向に移動させ
て、横行パルス数を高速カウンタ68で計数して、ベル
ト幅を算出する。
【0023】ベルト厚みを測定する厚み測定センサー7
は、上記可動板63に固着され、デジタルリニタゲージ
75の先端にローラアタッチメント76を装着し、連結
部材78によりシリンダー77に結合している。シリン
ダー77の作動により該アタッチメント76を上下動さ
せ、固定プーリ10上で測定する。ローラアタッチメン
ト76の押し圧はデジタルリニタゲージ75の内部に設
けたスプリング(図示せず)によって決められている。
実際の測定では、厚み測定センサー7は幅測定センサー
6と連動し、往路で測定した幅からベルト中央部の位置
を把握し、復路で測定中心位置に至ったときにシリンダ
ー77の作動によりデジタルリニタゲージ75を落下さ
せ、その値を読む。尚、原点設定では、ベルトのない状
態で計測する。
【0024】ベルトのそりを測定するそり測定センサー
8は、図6、図9に示すように上記可動板63に固着さ
れ、レーザー変位計をベルトの幅方向にスキャンさせて
変位量の変化を計測する。実際の測定では、そり測定セ
ンサー8も幅測定センサー6を利用して、ベルトエッジ
から測定を開始し、例えば1mm置きの変位をデータメ
モリに格納する。図10に示すように、そのデータの最
高値から最低値を引いた値がベルトのそり量になる。
【0025】以下に、本発明の方法について説明する。
検尺ベルト9として、図4に示すような繊維コードある
いは帆布等の心線91をゴムやウレタンからなるエラス
トマー層92のほぼ中心部に埋設した高モジュラスの平
ベルトと、図5に示すような心線を有しないエラストマ
ー層92のみも低モジュラスの平ベルトを用いた。
【0026】まず、高モジュラスの平ベルトの検尺につ
いては、 (1)ベルト取付部2の移動プーリ11が初期位置(上
限位置)にあることを確認した後、可動板63を所定の
位置まで自動的に前進させ、厚み測定センサー7のデジ
タルリニタゲージ75を降下させ、ゼロリセットする。 (2)パソコン画面上で測定する平ベルトの仕様、厚
み、幅、そり、荷重の各データを入力し、高モジュラス
のベルトであることを選択する。 (3)入力したデータに従って荷重調節部3とプーリ伸
張部4がそれぞれ作動して移動荷重部36とリール45
が所定の位置に移動する。(図2参照) (4)ベルト取付部2の両プーリ10、11に平ベルト
を掛架した後、検尺を開始する。 (5)平ベルトを1回転させた後、一定荷重を付与し、
この時のベルト長さを長さ測定センサー5によって測定
する。 (6)可動板63が前進し、幅測定センサー6とそり測
定センサー8を作動させて幅およびそりを測定する。 (7)可動板63が平ベルトのほぼ中央に停止し、厚み
測定センサー7のデジタルリニタゲージ75にて厚みを
測定する。 (8)可動板63が後進して原点位置にもどり、測定結
果がパソコン画面上に表示される。
【0027】以上のベルトの伸び、幅、そり、そして厚
みの各データより検尺ベルト9の合否を判定する。
【0028】一方、心線のない平ベルト(低モジュラス
のベルト)の検尺については、 (1)ベルト取付部2の移動プーリ11が初期位置(上
限位置)にあることを確認した後、可動板63を所定の
位置まで自動的に前進させ、厚み測定センサー7のデジ
タルリニタゲージ75を降下させ、ゼロリセットする。 (2)パソコン画面上で測定する平ベルトの仕様、厚
み、幅、そり、荷重の各データを入力し、低モジュラス
のベルトであることを選択する。 (3)入力したデータに従って荷重調節部3とプーリ伸
張部4がそれぞれ作動して移動荷重部36とリール45
が所定の位置に移動するが、この時荷重調節部3のシリ
ンダー43を作動させてロッド44を先端部41に当接
させ、先端部41をストッパー板42に当てることによ
り接続部材25への荷重を遮断し、平ベルトに一定の伸
張を付与するように設定する。(図3参照) (4)ベルト取付部2の両プーリ10、11に平ベルト
を掛架した後、検尺を開始する。 (5)平ベルトを1回転させた後、平ベルトに一定の伸
張(例えば10%)を付与し、この時のベルトが受けて
いる荷重をロードセル19によって測定する。 (6)可動板63が前進し、幅測定センサー6とそり測
定センサー8を作動させて幅およびそりを測定する。 (7)可動板63が平ベルトのほぼ中央に停止し、厚み
測定センサー7のデジタルリニタゲージ75にて厚みを
測定する。 (8)可動板63が後進して原点位置にもどり、測定結
果がパソコン画面上に表示される。
【0029】以上のベルトが受けている荷重、幅、そ
り、そして厚みの各データより検尺ベルト9の合否を判
定する。
【0030】
【発明の効果】以上のように、本発明では、ベルトに定
荷重を付与する定荷重モードとベルトに定伸張を付与す
る定伸張モードを含み、定荷重モードにおいてベルトの
長さ、幅、厚み、そりを測定し、定伸張モードにおいて
ベルトが受ける荷重、幅、厚み、そりを測定し、これら
を選択的に切り換えることができ、しかも幅測定センサ
ー、厚み測定センサー、そり測定センサーをそれぞれ一
体に移動させて、幅測定センサーが往路で測定した幅か
らベルト中央部の測定位置を決定し、復路で該測定位置
に到達したときに厚み測定センサーを下降させて厚みを
測定しているため、正しい位置で厚みの測定精度も高
く、更にそり測定センサーも幅測定センサーから得たデ
ータを基にベルトエッジから測定を開始できるようにな
り、メモリされたデータの最高値と最低値の差から正確
なそり量を求めることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の定荷重および定伸張モードにおけるベ
ルト検尺方法に使用するベルト用検尺装置の概念図であ
る。
【図2】検尺ベルトに定荷重を付与した場合を示す図で
ある。
【図3】検尺ベルトに定伸張を付与した場合を示す図で
ある。
【図4】使用する検尺ベルトの断面図である。
【図5】使用する他の検尺ベルトの断面図である。
【図6】センサー類を配置した部分の正面図である。
【図7】ベルト周長を測定する説明図である。
【図8】ベルト幅を測定する方法を示す図である。
【図9】ベルトそりを測定する方法を示す図である。
【図10】そり測定センサーの移動量と変位量との関係
を示すグラフである。
【符号の説明】
1 ベルト用検尺装置 2 ベルト取付部 3 荷重調節部 4 プーリ伸張部 5 長さ測定センサー 6 幅測定センサー 7 厚み測定センサー 8 そり測定センサー 9 検尺ベルト 10 固定プーリ 11 移動プーリ 19 ロードセル 25 接続部材 36 移動荷重部 42 ストッパー板 43 荷重固定用シリンダー 45 リール

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルト長さ、幅、厚み、そり、あるいは
    ベルトが受ける荷重等測定するベルト検尺方法におい
    て、ベルトに定荷重を付与する定荷重モードとベルトに
    定伸張を付与する定伸張モードを有し、定荷重モードに
    おいてベルトの長さ、幅、厚み、そりを測定し、定伸張
    モードにおいてベルトが受ける荷重、幅、厚み、そりを
    測定し、これらを選択的に切り換えることができるよう
    にしたことを特徴とする定荷重および定伸張モードにお
    けるベルト検尺方法。
  2. 【請求項2】 ベルトに一定の荷重を付与する定荷重モ
    ードを選定した後、長さ測定センサーによって固定プー
    リと移動プーリの軸間を測定してベルト周長を算出し、
    幅測定センサーと厚み測定センサーとそり測定センサー
    をそれぞれ移動させ、幅測定センサーが往路で測定した
    幅からベルト中央部の測定位置を決定し、復路で該測定
    位置に到達したときに厚み測定センサーを作動させて厚
    みを測定し、更にそり測定センサーも幅測定センサーか
    ら得たデータを基にベルトエッジから測定を開始してデ
    ータの最高値と最低値からそり量を求める請求項1記載
    の定荷重および定伸張モードにおけるベルト検尺方法。
  3. 【請求項3】 検尺ベルトを固定プーリと移動プーリに
    掛架し、移動荷重部の位置を調節してシーソ状に揺動す
    る荷重調節部によって移動プーリに一定の荷重を付与し
    て定荷重モードを選定する請求項2記載の定荷重および
    定伸張モードにおけるベルト検尺方法。
  4. 【請求項4】 検尺ベルトを定伸張させた定伸張モード
    を選定した後、移動プーリにかかる荷重を測定し、幅測
    定センサーと厚み測定センサーとそり測定センサーをそ
    れぞれ移動させ、幅測定センサーが往路で測定した幅か
    らベルト中央部の測定位置を決定し、復路で該測定位置
    に到達したときに厚み測定センサーを作動させて厚みを
    測定し、更にそり測定センサーも幅測定センサーから得
    たデータを基にベルトエッジから測定を開始してデータ
    の最高値と最低値からそり量を求める請求項1記載の定
    荷重および定伸張モードにおけるベルト検尺方法。
  5. 【請求項5】 検尺ベルトを固定プーリと移動プーリに
    掛架し、荷重調節部と移動プーリの間にある接続部材を
    引っ張りあるいは引き戻すことにより上記プーリの移動
    量を設定して検尺ベルトに定伸張を付与して定伸張モー
    ドを選定する請求項4記載の定荷重および定伸張モード
    におけるベルト検尺方法。
JP8156236A 1996-05-27 1996-05-27 定荷重および定伸張モードにおけるベルト検尺方法 Expired - Lifetime JP2963655B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8156236A JP2963655B2 (ja) 1996-05-27 1996-05-27 定荷重および定伸張モードにおけるベルト検尺方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8156236A JP2963655B2 (ja) 1996-05-27 1996-05-27 定荷重および定伸張モードにおけるベルト検尺方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09318345A true JPH09318345A (ja) 1997-12-12
JP2963655B2 JP2963655B2 (ja) 1999-10-18

Family

ID=15623355

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8156236A Expired - Lifetime JP2963655B2 (ja) 1996-05-27 1996-05-27 定荷重および定伸張モードにおけるベルト検尺方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2963655B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002148146A (ja) * 1999-12-24 2002-05-22 Toyota Motor Corp 伝動ベルトのフープずれ量計測装置及びフープ変動量計測方法
JP2003028759A (ja) * 2001-07-16 2003-01-29 Mitsuboshi Belting Ltd ベルト検査システムおよびベルト検査装置
JP2003028758A (ja) * 2001-07-16 2003-01-29 Mitsuboshi Belting Ltd ベルト検査装置
JP2012194140A (ja) * 2011-03-18 2012-10-11 Fujifilm Corp エンドレスバンドの検査方法及び装置
JP2013245943A (ja) * 2012-05-23 2013-12-09 Jtekt Corp 動力伝達チェーンの検査方法および検査装置
JP2017156341A (ja) * 2016-02-26 2017-09-07 三ツ星ベルト株式会社 ベルト検尺装置
JP2020139941A (ja) * 2019-02-26 2020-09-03 三ツ星ベルト株式会社 Vベルトの角度測定方法、及び、角度測定装置
CN112284655A (zh) * 2020-09-25 2021-01-29 南京信息职业技术学院 簧片受力形变特性参数测试系统及方法

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002148146A (ja) * 1999-12-24 2002-05-22 Toyota Motor Corp 伝動ベルトのフープずれ量計測装置及びフープ変動量計測方法
JP2003028759A (ja) * 2001-07-16 2003-01-29 Mitsuboshi Belting Ltd ベルト検査システムおよびベルト検査装置
JP2003028758A (ja) * 2001-07-16 2003-01-29 Mitsuboshi Belting Ltd ベルト検査装置
JP4708614B2 (ja) * 2001-07-16 2011-06-22 三ツ星ベルト株式会社 ベルト検査装置
JP2012194140A (ja) * 2011-03-18 2012-10-11 Fujifilm Corp エンドレスバンドの検査方法及び装置
KR20150127774A (ko) * 2011-03-18 2015-11-18 후지필름 가부시키가이샤 엔드리스 밴드의 검사 방법 및 장치
JP2013245943A (ja) * 2012-05-23 2013-12-09 Jtekt Corp 動力伝達チェーンの検査方法および検査装置
JP2017156341A (ja) * 2016-02-26 2017-09-07 三ツ星ベルト株式会社 ベルト検尺装置
JP2020139941A (ja) * 2019-02-26 2020-09-03 三ツ星ベルト株式会社 Vベルトの角度測定方法、及び、角度測定装置
CN112284655A (zh) * 2020-09-25 2021-01-29 南京信息职业技术学院 簧片受力形变特性参数测试系统及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2963655B2 (ja) 1999-10-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09318345A (ja) 定荷重および定伸張モードにおけるベルト検尺方法
EP2423144B1 (en) Yarn travelling information acquiring device and yarn winding machine
CN106514459B (zh) 一种带校准的智能手表打磨装置
US5817947A (en) Measuring device for measuring one or more properties, such as thickness and tension profile, of a thin object
US3832886A (en) Die swell testing
GB2127544A (en) Measuring tension
JP3844705B2 (ja) 基板欠陥のリペア装置及び方法
CN111024720B (zh) 一种用于面料表面突起疵点的视触觉一体检测装置
JP3146160B2 (ja) ベルト用検尺装置
US5101655A (en) Apparatus and method for weatherstrip wear testing
US5160098A (en) Tension control system and method
JPH06293471A (ja) 極細線の張力測定装置
KR970707428A (ko) 성장결정체의 중량측정장치(apparatus for weighing a grown crystal)
JP3284051B2 (ja) ベルト検尺機における定荷重および定伸張付与装置
CN116539453B (zh) 一种纺织布料弹性检测装置
JP7062984B2 (ja) 織物用原糸表面の擦過試験装置
CN117415398A (zh) Ntc线切割机张力臂校准装置及方法
EP0518823A1 (en) Taking-up roving in a flyer frame
CN210456773U (zh) 一种高密高收缩涤纶经编布的收卷装置
JPH11139689A (ja) 糸張力検出器及び製織準備機の糸張力調節装置
JP2001241922A (ja) ベルト検尺装置
JP2904312B2 (ja) 巻取装置
RU48633U1 (ru) Устройство для определения динамической жесткости нити на изгиб
JPH06249726A (ja) 線状体のスクリーニング装置
JPH0621806B2 (ja) 測深器

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080806

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090806

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100806

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100806

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110806

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110806

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120806

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130806

Year of fee payment: 14

EXPY Cancellation because of completion of term