JP3146160B2 - ベルト用検尺装置 - Google Patents

ベルト用検尺装置

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JP3146160B2
JP3146160B2 JP15623596A JP15623596A JP3146160B2 JP 3146160 B2 JP3146160 B2 JP 3146160B2 JP 15623596 A JP15623596 A JP 15623596A JP 15623596 A JP15623596 A JP 15623596A JP 3146160 B2 JP3146160 B2 JP 3146160B2
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哲司 森
紳二 小谷
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Mitsuboshi Belting Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はベルト用検尺装置に
係り、詳しくは心線を有する平ベルトあるいは心線を有
しない平ベルトの長さ、幅、厚み、そり、ベルトにかか
る荷重などを測定するベルト用検尺装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のベルト用検尺装置としては、主に
Vベルトの検査装置が知られており、例えば特公平2−
56620号公報に開示されている。これは移動可能で
ある駆動プーリと従動プーリにVベルト掛架した後、
所定の張力を付与して走行させながら、駆動プーリと従
動プーリの軸間距離等を測定した後、測定値が設定範囲
外であればベルト側面を研磨するものである。
【0003】また、従来の心線を有する平ベルトの寸法
を測定する場合には、従来から固定した駆動プーリと移
動可能な従動プーリに心線を有する平ベルトを掛架し、
従動プーリ側に一定の荷重を付与し、平ベルトを回数回
転させた後に、駆動軸と従動軸間の距離を計測し、軸間
距離が所定の範囲内にあれば合格品としていた。一方、
心線を有しない平ベルトを測定する場合には、一定の荷
重ではなく一定の伸張を従動プーリの移動によって付与
した後、駆動軸と従動軸間の距離を計測していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の平ベル
トの寸法を測定する場合には、せいぜい駆動軸と従動軸
間の軸間距離であった。最近の心線を具備しない薄平ベ
ルトの寸法測定では、軸間距離だけでなく幅、厚み、そ
り、ベルトにかかる荷重などを測定しないと一定の品質
を保持することができなくなってきた。しかも、心線を
有する平ベルトと心線を有しない平ベルトが混在する場
合には、心線を有する平ベルトには定荷重を付与し、ま
た心線を有しない平ベルトには定伸張を付与して測定し
なければならず、ベルトによって測定条件が異なるため
に2種類の測定機を用意しなけばならなかった。
【0005】本発明はこのような問題点を改善するもの
であり、測定条件が定荷重あるいは定伸張のいずれの場
合であっても選択的に測定することができ可能であり、
またベルトの長さ、幅、厚み、そり、ベルトにかかる荷
重などを測定することができるベルト用検尺装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、ベルト
の長さ、幅、厚み、そり、ベルトにかかる荷重などを測
定するベルト用検尺装置において、固定プーリと移動プ
ーリを有するベルト取付部と、支軸を中心にしてシーソ
状に揺動する機構を備え、軸上をスライドする移動荷重
部の位置を調節することにより所定の荷重を接続部材を
介して移動プーリに付与しまたは移動プーリへの荷重付
与を遮断する荷重調節部と、上記接続部材を引っ張りあ
るいは引き戻すことによって上記プーリの移動量を設定
することができるプーリ伸張部と、少なくともベルトの
長さ、幅、厚み、そり、ベルトにかかる荷重などをそれ
ぞれ計測できる各センサーを備えたベルト用検尺装置に
ある。
【0007】また、本発明は、移動プーリには、荷重調
節部によって与えた荷重の方向と反対方向の荷重が与え
られている場合や、荷重調節部が原動機によって軸上を
スライドする移動荷重部と、接続部材への荷重を遮断す
る荷重固定用シリンダーと、そして揺動を止めるストッ
パー板からなっている場合や、プーリ伸張部が接続部材
を係合したリールを一定方向に移動自在とし、移動プー
リの移動量を調節できるようになっている場合や、ベル
ト取付部の移動プーリがガイドレール上を摺動し、ロッ
ク部を有する開閉板を具備している場合を含む。
【0008】また、本発明は、ベルトの長さ、幅、厚
み、そり、ベルトにかかる荷重などを測定するベルト用
検尺装置において、固定プーリと移動プーリを有するベ
ルト取付部と、支軸を中心にしてシーソ状に揺動する機
構を備え、軸上をスライドする移動荷重部の位置を調節
することにより所定の荷重を接続部材を介して移動プー
リに付与しまたは移動プーリへの荷重付与を遮断する荷
重調節部と、上記荷重調節部と移動プーリとの間にある
接続部材を引っ張りあるいは引き戻すことにより上記プ
ーリの移動量を設定することができるプーリ伸張部と、
少なくともベルトの長さ、幅、厚み、そり、ベルトにか
かる荷重などをそれぞれ計測できる各センサーからな
り、上記ベルト取付部、プーリ伸張部、そして荷重調節
部とが接続部材を介してこれらが直列的に結合している
ベルト用検尺装置を含む。
【0009】
【作用】本発明では、移動荷重部の位置を調節して荷重
調節部を支軸を中心にしてシーソ状に揺動させ、接続部
材によってベルトに定荷重を与えることができ、また荷
重調節部に設けた荷重固定用シリンダーを作動させ軸の
先端部をストッパー板に当接させることによって接続部
材への力の伝達を遮断した後、プーリ伸張部のリールを
移動して接続部材を引っ張ることによりプーリを移動さ
せ、ベルトに定伸張を与えることができ、これらの測定
条件を同一の装置で選択的に付与することができる。ま
た、移動プーリには荷重調節部によって与えた荷重の方
向と反対方向の荷重が与えられているため、測定後、荷
重調節部の移動荷重部の位置が元の位置へ戻ると、移動
プーリもスタート位置までが自動的に戻り、測定の再開
が容易になる。更に、ベルト取付部の移動プーリがロッ
ク部を有する開閉板を具備しているため、移動プーリの
両端を支持してプーリの撓みを阻止することができ、正
確な寸法測定ができる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係るベルト用検尺
装置の正面図、図2は図1の側面図、図3は図1の他の
方向の側面図である。これによると、本発明に係るベル
ト用検尺装置1は、固定プーリと移動プーリを有するベ
ルト取付部2と、移動プーリに接続部材によって連結さ
れ、所定の荷重を調節可能に付与することできる荷重調
節部3と、ベルト取付部2と荷重調節部3との間にある
接続部材を引っ張りあるいは引き戻すことによって上記
プーリの移動量を任意に設定することができるプーリ伸
張部4と、ベルトの長さ、幅、厚み、そり、そして荷重
などをそれぞれ計測できる各センサー5、6、7、8、
19から構成されている。
【0011】ベルト取付部2は、検尺ベルト9をプーリ
に掛架して走行させるところであり、図4に詳細に示す
ように駆動プーリである固定プーリ10と従動プーリで
ある移動プーリ11を有し、固定プーリ10が軸受け1
2に支持された回転軸13の端部に装着し、原動機14
から歯付ベルトである伝動ベルト15を介して回転す
る。移動プーリ11は上下方向に配置されたガイドレー
ル16上を摺動するスライド部材17に取り付けられ、
開閉板18とロードセル19を一体的に組み込んでい
る。
【0012】上記移動プーリ11は片持ちを避けるため
にも開閉板18が有効になる。この開閉板18は、扉2
0の中央部に設けた摘まみ部21を手前へ引き出すと、
凹凸係合の構造をもったロック部22の嵌合が開放され
て、扉20を反転して入口を開くことができ、検尺ベル
ト9を装着することができる。上記ロック部22は、摘
まみ部21に連結した軸上に複数の溝部23を有する凹
部24と溝部23に係合ずる固定した凸部27からなっ
ている。検尺ベルト9を装着した後、扉20を押し込ん
で閉じると、移動プーリ11は両軸で安定的に支持され
る。
【0013】上記移動プーリ11は、後述するようにア
ラミド繊維コード、ワイヤー等の可撓性にある接続部材
25によってプーリ伸張部4を経由して荷重調節部3に
連結され下方向へ移動可能になり、またこれと反対方向
の荷重を与えるようなバランスウエイト26をもった他
の接続部材25に接続して上方向への移動も可能になっ
ている。移動プーリ11は荷重調節部3の稼働により荷
重のバランスがくずれると、上方向へ移動して初期の位
置に戻る。
【0014】荷重調節部3では、図1、図5に詳細に示
すように移動台30を嵌め込んだボールネジ31と、移
動台30に機械的に結合した支持台32を挿入したスラ
イド棒33と、そしてガイド棒34がそれぞれ平行に配
置され、上記移動台30と支持台32の上にまたがって
錘35を乗せた移動荷重部36を設置し、ボールネジ3
1とカップリング37を介して原動機38の回転によっ
て上記移動荷重部36が軸上をスライドする。一方、上
記ボールネジ31、スライド棒33、そしてガイド棒3
4は、軸受け39に挿入された支軸40に一体的に固着
され、支軸40を軸として移動荷重部36の位置によっ
てシーソのように揺動する。
【0015】ボールネジ31の先端部材41は、接続部
材25と接続し、この接続部材25への荷重を遮断する
ストッパー板42と荷重固定用シリンダー43を備えて
いる。即ち、荷重固定用シリンダー43を作動させてロ
ッド44を先端部材41に当接させ、先端部材41をス
トッパー板42に当てることにより接続部材25へ伝達
する荷重を遮断する。
【0016】プーリ伸張部4は、図2と図3に示すよう
接続部材25を巻き付けたリール45を原動機46に
よってボールネジ47の軸上を移動させるものであり、
ボールネジ47と平行に配置したスライド棒48に挿入
されたスライド部材49がリール45を支持している。
リール45を上下動させることにより、接続部材25を
引っ張りあるいは引き戻すことができ、これにより移動
プーリ11の移動量を任意に設定することができる。
【0017】上記一方の接続部材25は、図2及び図3
に示すように移動プーリ11から最下位に配置された2
つのリール51を経由してプーリ伸張部4のリール45
から荷重調節部3のボールネジ31の先端部材41に至
っている。もう一方の接続部材25は、図2に示すよう
移動プーリ11から最上位に配置された2つのリール
51を経由して下方へ位置してバランスウエイト26に
接続している。移動プーリ11は荷重調節部3から受け
る重量とこれと反対方向の荷重をバランスウエイト26
から受けており、荷重調節部3から受ける重量が小さく
なってバランスがくずれると、上方向へ移動する。
【0018】上記検尺ベルト9に定荷重を付与する場合
には、主として荷重調節部3が作動する。原動機38の
回転によって移動荷重部36が軸上をスライドして所定
の位置に到達すると、荷重調節部3がシーソのように揺
動しつつ接続部材25を引っ張り検尺ベルト9に目的の
荷重をかけることができる。検尺ベルト9にかけた荷重
を除去するときは、移動荷重部36をスタートの位置ま
で戻すと、移動プーリ11の荷重調節部3から受ける重
量がバランスウエイト26より小さくなってバランスが
くずれ、移動プーリ11が上方へ移動する。
【0019】一方、検尺ベルト9に定伸張を付与する場
合には、荷重調節部3の荷重固定用シリンダー43を作
動させてロッド44を先端部材41に当接させ、同時に
先端部材41をストッパー板42に当てることで接続部
材25へ伝達する荷重を遮断する。この状態で、プーリ
伸張部4の接続部材25を巻き付けたリール45を原動
機46によってボールネジ47の軸上を移動させ、接続
部材25を引っ張りもしくは引き戻すことによって上記
プーリ11の移動量を設定する。
【0020】検尺ベルト9に与えた伸張を除去するとき
は、荷重固定用シリンダー43のロッド44を引っ込め
て先端部材41を開放すると、移動プーリ11にかかる
上下方向の引っ張り力のバランスが逆転して、移動プー
リ11が上方へ移動する。これらの測定条件は同一の装
置で任意に選択することができる。これは移動プーリ1
1、プーリ伸張部4、そして荷重調節部3とが接続部材
25を介して直列的に結合されているために、このよう
な操作を任意に選択するとができる。
【0021】ベルト長さを測定する長さ測定センサー
5は、図1、図2に示すようにガイドレール16、これ
と平行に配置された尺度スケール53、そしてこの
ール53のパルス数をカウントする係数器52からな
り、係数器52のパルス数から移動プーリ11の位置を
検出する。ベルトの長さ(L)は、以下の式から計算さ
れる。 L(mm)=2πr+p×0.05×2 ただし、pは軸離に相当する尺度スケール53のパルス
数、rはプーリの半径である。pは原点からのパルス数
になるため、原点での軸離をL0、原点からのパルス数
をp1とすると、 L(mm)=2πr+(L0+p1×0.05)×2 また、原点で既知のベルトの長さL1をもつ基準ゲージ
を用いた場合には、 L(mm)=L1+p1×0.05×2 で算出される。L1はプリセット値になる。
【0022】ベルト幅を測定する幅測定センサー6は、
図1、図2、そして図6に示すように最上台61に設置
された移動装置62の可動板63に固定されている。移
動装置62は、図2と図8に示すように中央の位置に一
対の軸受け70に挿入支持されたボールネジ64と両側
に位置する軸受け71に挿入支持されたスライド棒65
を平行に配している。ボールネジ64はその一端にプー
リ66を装着し、図3に示すように該プーリ66が伝動
ベルト69を介して原動機67に連結されている。スラ
イド棒65は先端部に可動板63を装着している。原動
機67を回転させると、ボールネジ64に嵌入され、か
つスライド棒65に固定された支持部材72が可動板6
3を移動させる。幅測定センサー6は、具体的にはレー
ザ式微少スポット光電スイッチであり、ベルトの幅方向
を横断する方向に移動させて、横行パルス数をカウント
する。
【0023】ベルト厚みを測定する厚み測定センサー7
は、図6、図7に示すように上記可動板63に固着さ
れ、デジタルリニタゲージ75の先端にローラアタッチ
メント76を装着し、連結部材78によりシリンダー7
7に結合している。シリンダー77の作動により該アタ
ッチメント76を上下動させ、固定プーリ10上で測定
する。ローラアタッチメント76の押し圧はデジタルリ
ニタゲージ75の内部に設けたスプリング(図示せず)
によって決められている。実際の測定では、厚み測定セ
ンサー7は幅測定センサー6と連動し、往路で測定した
幅からベルト中央部の位置を把握し、復路で測定中心位
置に至ったときにシリンダー77の作動によりデジタル
リニタゲージ75を落下させ、その値を読む。尚、原点
設定では、ベルトのない状態で計測する。
【0024】ベルトのそりを測定するそり測定センサー
8は、図1、図6に示すように上記可動板63に固着さ
れ、レーザー変位計をベルトの幅方向にスキャンさせて
変位量の変化を計測する。実際の測定では、そり測定セ
ンサー8も幅測定センサー6を利用して、ベルトエッジ
から測定を開始し、例えば1mm置きの変位をデータメ
モリに格納する。そのデータの最高値から最低値を引い
た値がベルトのそり量になる。
【0025】以下に、本発明のベルト用検尺装置1の動
作について説明する。 1.心線のある平ベルト(高モジュラスのベルト)の検
尺について (1)ベルト取付部2の移動プーリ11が初期位置(上
限位置)にあることを確認した後、可動板63を所定の
位置まで自動的に前進させ、デジタルリニタゲージ75
を降下させ、ゼロリセットする。 (2)パソコン画面上で測定する平ベルトの仕様、厚
み、幅、そり、荷重の各データを入力し、高モジュラス
のベルトであることを選択する。 (3)入力したデータに従って荷重調節部3とプーリ伸
張部4がそれぞれ作動して移動荷重部36とリール45
が所定の位置まで移動する。 (4)ベルト取付部2の両プーリ10、11に平ベルト
を掛架した後、検尺を開始する。 (5)平ベルトを約1周回転させた後、一定荷重を付与
し、この時のベルト長さを長さ測定センサー5によって
測定する。 (6)可動板63が前進し、幅測定センサー6とそり測
定センサー8を作動させて幅およびそりを測定する。 (7)可動板63が平ベルトのほぼ中央に停止し、厚み
測定センサー7のデジタルリニタゲージ75にて厚みを
測定する。 (8)可動板63が後進して原点位置にもどり、測定結
果がパソコン画面上に表示される。
【0026】2.心線のない平ベルト(低モジュラスの
ベルト)の検尺について (1)ベルト取付部2の移動プーリ11が初期位置(上
限位置)にあることを確認した後、可動板63を所定の
位置まで自動的に前進させ、デジタルリニタゲージ75
を降下させ、ゼロリセットする。 (2)パソコン画面上で測定する平ベルトの仕様、厚
み、幅、そり、荷重の各データを入力し、低モジュラス
のベルトであることを選択する。 (3)入力したデータに従って荷重調節部3とプーリ伸
張部4がそれぞれ作動して移動荷重部36とリール45
が所定の位置に移動するが、この時荷重調節部3のシリ
ンダー43を作動させてロッド44を先端部41に当接
させ、先端部41をストッパー板42に当てることによ
り接続部材25への荷重を遮断し、平ベルトに一定の伸
張を付与するように設定する。 (4)ベルト取付部2の両プーリ10、11に平ベルト
を掛架した後、検尺を開始する。 (5)平ベルトを約1周回転させた後、平ベルトに一定
の伸張(例えば10%)を付与し、この時のベルトにか
かっている荷重をロードセル19によって測定する。 (6)可動板63が前進し、幅測定センサー6とそり測
定センサー8を作動させて幅およびそりを測定する。 (7)可動板63が平ベルトのほぼ中央に停止し、厚み
測定センサー7のデジタルリニタゲージ75にて厚みを
測定する。 (8)可動板63が後進して原点位置にもどり、測定結
果がパソコン画面上に表示される。
【0027】
【発明の効果】以上のように、本発明では、移動荷重部
の位置を調節して荷重調節部を支軸を中心にしてシーソ
状に揺動させ、接続部材によってベルトに定荷重を与え
ることができ、また荷重調節部に設けた荷重固定用シリ
ンダーを作動させ軸の先端部をストッパー板に当接させ
ることによって接続部材への力の伝達を遮断した後、プ
ーリ伸張部のリールを移動して接続部材を引っ張ること
によりベルトに定伸張を与えることができ、このように
上記ベルト取付部、プーリ伸張部、そして荷重調節部を
接続部材を介して直列的に結合しているために、測定条
件を同一の装置で選択的に付与でき、更に移動プーリに
は荷重調節部によって与えた荷重の方向と反対方向の荷
重が与えられているため、測定後、荷重調節部の移動荷
重部の位置が元の位置へ戻ると、移動プーリもスタート
位置までが自動的に戻り、測定の再開が容易になり、更
にベルト取付部の移動プーリがロック部を有する開閉板
を具備しているため、移動プーリの両端を支持してプー
リの撓みを阻止することができ、正確な寸法測定ができ
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るベルト用検尺装置の正面図であ
る。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1の他の方向の側面図である。
【図4】本発明に係るベルト用検尺装置のベルト取付部
の拡大図である。
【図5】図1のA−A方向からから見た図である。
【図6】図1のB部拡大図である。
【図7】図6の側面図である。
【図8】図7の上面図である。
【符号の説明】
1 ベルト用検尺装置 2 ベルト取付部 3 荷重調節部 4 プーリ伸張部 5 長さ測定センサー 6 幅測定センサー 7 厚み測定センサー 8 そり測定センサー 9 検尺ベルト 10 固定プーリ 11 移動プーリ 18 開閉板 19 ロードセル 25 接続部材 36 移動荷重部 42 ストッパー板 43 荷重固定用シリンダー 45 リール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−11000(JP,A) 特開 昭58−66005(JP,A) 特開 平6−323801(JP,A) 特開 昭58−174826(JP,A) 実開 昭62−42046(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 21/00 - 21/32 G01B 5/00 - 5/30 G01M 13/00 - 13/04

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルトの長さ、幅、厚み、そり、ベルト
    にかかる荷重などを測定するベルト用検尺装置におい
    て、固定プーリと移動プーリを有するベルト取付部と、
    支軸を中心にしてシーソ状に揺動する機構を備え、軸上
    をスライドする移動荷重部の位置を調節することにより
    所定の荷重を接続部材を介して移動プーリに付与しまた
    は移動プーリへの荷重付与を遮断する荷重調節部と、上
    記接続部材を引っ張りあるいは引き戻すことによって上
    記プーリの移動量を設定することができるプーリ伸張部
    と、少なくともベルトの長さ、幅、厚み、そり、ベルト
    にかかる荷重などをそれぞれ計測できる各センサーを備
    えたことを特徴とするベルト用検尺装置。
  2. 【請求項2】 移動プーリには、荷重調節部によって与
    えた荷重の方向と反対方向の荷重が付与されている請求
    項1記載のベルト用検尺装置。
  3. 【請求項3】 荷重調節部が原動機によって軸上をスラ
    イドする移動荷重部と、接続部材への荷重を遮断する荷
    重固定用シリンダーと、そして揺動を止めるストッパー
    板からなっている請求項1または2記載のベルト用検尺
    装置。
  4. 【請求項4】 プーリ伸張部が接続部材を係合したリー
    ルを一定方向に移動自在とし、移動プーリの移動量を調
    節できるようになっている請求項1、2、または3記載
    のベルト用検尺装置。
  5. 【請求項5】 ベルト取付部の移動プーリがガイドレー
    ル上を摺動し、ロック部を有する開閉板を具備している
    請求項1、2、3、または4記載のベルト用検尺装置。
  6. 【請求項6】 ベルトの長さ、幅、厚み、そり、ベルト
    にかかる荷重などを測定するベルト用検尺装置におい
    て、固定プーリと移動プーリを有するベルト取付部と、
    支軸を中心にしてシーソ状に揺動する機構を備え、軸上
    をスライドする移動荷重部の位置を調節することにより
    所定の荷重を接続部材を介して移動プーリに付与しまた
    は移動プーリへの荷重付与を遮断する荷重調節部と、上
    記荷重調節部と移動プーリとの間にある接続部材を引っ
    張りあるいは引き戻すことにより上記プーリの移動量を
    設定することができるプーリ伸張部と、少なくともベル
    トの長さ、幅、厚み、そり、ベルトにかかる荷重などを
    それぞれ計測できる各センサーからなり、上記ベルト取
    付部、プーリ伸張部、そして荷重調節部とが接続部材を
    介してこれらが直列的に結合していることを特徴とする
    ベルト用検尺装置。
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