JPH09317786A - たわみ軸継手 - Google Patents
たわみ軸継手Info
- Publication number
- JPH09317786A JPH09317786A JP13983396A JP13983396A JPH09317786A JP H09317786 A JPH09317786 A JP H09317786A JP 13983396 A JP13983396 A JP 13983396A JP 13983396 A JP13983396 A JP 13983396A JP H09317786 A JPH09317786 A JP H09317786A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hub
- spring seat
- spring
- hole
- flange
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Abstract
るたわみ軸継手を提供する。 【解決手段】 たわみ軸継手は、主として第1ハブ1
1、第2ハブ21、カバー31およびトルク伝達部材4
1とから構成されている。第1ハブ11のばね受座保持
孔14は円形となっている。トルク伝達部材41は、第
1ばね受座42と第2ばね受座43とが円柱状突起50
と円筒状突起52の案内穴53にはめ合った状態で向か
い合っており、両ばね受座42、43の間に皿ばね55
が挿入されている。駆動軸から第1ハブ11、トルク伝
達部材41、第2ハブ21を介して被動軸にトルクが伝
達される。
Description
軸心調整機能を備えたたわみ軸継手に関する。
ブとの間に、ゴムやコイルばねなどの弾性体を含むトル
ク伝達部材を備えている。トルク伝達部材の弾性変形に
より、伝達系で生じた衝撃を吸収し、軸心のずれを調整
する。
いたたわみ継手が、種々提案されている。第11図およ
び図12は、このようなたわみ軸継手の一例を示してい
る(特公昭55−6777号公報参照)。たわみ軸継手
は、第1ハブ61、第2ハブ65、緩衝体保持器69お
よび緩衝体72を備えている。緩衝体72は、半円筒面
74をもった対となったばね受座73の間にコイルばね
76が支持されている。ばね受座73の対は、第1ハブ
61のフランジ62のばね受座保持孔63を貫通し、両
端部がそれぞれ緩衝体保持器69の長穴70の円弧面で
支持されている。第1ハブ61のフランジ62は、緩衝
体保持器69内にギャップgをもって収容されている。
伝動トルクはコイルばね76を介して両ハブ間を伝達さ
れ、コイルばね76の弾性変形で衝撃を吸収する。ま
た、上記ギャップgの範囲において第1ハブ61が緩衝
体保持器69内で変位または傾斜して、軸心のずれを調
整する。
継手が、緩衝伝動装置として特開昭60−81520号
公報で開示されている。
ずれも、複数のコイルばねの弾性変形によりトルクを伝
達するので、伝達トルクおよび吸収衝撃力が大きいとい
う特長をもっている。しかし、ばね受座保持孔がフラン
ジ周方向に沿って延びる長孔であるため、フランジ径が
大きくなっていた。この結果、たわみ軸継手全体が大型
となり、軸継手のGD2 が大きくなるという問題があっ
た。
図ることができるたわみ軸継手を提供しようとするもの
である。
は、主として第1ハブ、第2ハブ、カバーおよびトルク
伝達部材とから構成されている。第1ハブは、一方の伝
動軸が連結される円筒部にフランジを備え、フランジに
軸方向に貫通する複数のばね受座保持孔がフランジ周方
向に間隔をおいて設けられている。上記ばね受座保持孔
は長孔でなく、円形となっている。第2ハブは、他方の
伝動軸が連結される円筒部にフランジを備え、フランジ
に前記ばね受座保持孔に対応して第2ハブ長穴が設けら
れている。カバーは、第2ハブ長穴と対向する位置にカ
バー長穴を備え、前記第1ハブの円筒部が軸方向に貫通
する第1ハブ円筒部貫通孔が設けられている。第2ハブ
のフランジとカバーとは、これらの間に第1ハブのフラ
ンジを収容した状態で、連結されている。また、トルク
伝達部材は、それぞれ半円筒面を有する第1ばね受座と
第2ばね受座との間にコイルばねまたは皿ばねが支持さ
れている。これらばね受座は前記ばね受座保持孔を貫通
し、中央部がばね受座保持孔の円弧面で、また両端部が
第2ハブ長穴とカバー長穴との円弧面でそれぞれ支持さ
れている。第1ばね受座のばね支持面に円柱状突起が設
けられており、第2ばね受座のばね支持面に前記円柱状
突起と遊合する案内穴を備えた円筒状突起が設けられて
おり、円柱状突起と円筒状突起の外周側に前記ばねが挿
入されている。
第1ばね受座の円柱状突起を第2ばね受座の案内穴には
め合わせて両ばね受座が組み立てられていることによ
り、フランジ外径を小さくすることができる。ばね受座
保持孔は円形であるため、フランジ周方向に沿った長穴
に比べて多く配置することができる。したがって、伝達
トルクおよび衝撃エネルギーの吸収を大きくすることが
できる。また、ばねの長さを短くし、ばね受座が相互に
それぞれの円柱状突起部と円筒状突起部とではめ合い、
ばね軸方向に摺動することができるので、ばねは安定し
て支持される。さらに、円形のばね受座保持孔は、長穴
に比べて加工が容易である。
わみ軸継手は、主として第1ハブ11、第2ハブ21、
カバー31およびトルク伝達部材41とから構成されて
いる。
り、第1ハブ11は円筒部12の先端にフランジ13を
備えている。軸方向に貫通する複数(図に示す例では9
個)のばね受座保持孔14が、フランジ13に周方向に
間隔をおいて設けられている。ばね受座保持孔14は円
形である。円筒部のキー溝付き18の軸孔17に駆動軸
が挿入され、キー(いずれも図示しない)を介して連結
される。
うに円筒部22の先端にフランジ23を備えている。フ
ランジ23には、上記ばね受座保持孔14に対応して底
付きの第2ハブ長穴24が設けられている。第2ハブ長
穴24は、ばね受座保持孔14の円の両側を切り取った
形状になっている。第2ハブ長穴24の長さはばね受座
保持孔14の直径よりやや長くなっている。円筒部22
のキー溝付き28の軸孔27に被動軸が挿入され、キー
(いずれも図示しない)を介して連結される。フランジ
23は、外周寄りにボルト孔29が設けられている。
に円筒状本体32の先端にフランジ33を、また後端に
環状の保持板34を備えている。保持板34は、上記第
2ハブ長穴24と対向する位置に底付きのカバー長穴3
5が設けられている。保持板34には、第1ハブ円筒部
貫通孔38が軸方向に貫通している。フランジ33の外
周寄りに、ボルト孔39が設けられている。
第1ばね受座42および第2ばね受座43、ならびに皿
ばね55からなっている。第1ばね受座42および第2
ばね受座43は、それぞれ半円筒面45もっており、端
寄りの両側面は第2ハブ長穴24およびカバー長穴35
の幅に合わせて切り欠かれて平行部46を形成してい
る。ばね受座42、43は、皿ばね55の伸縮に応じ、
第2ハブ長穴24およびカバー長穴35の平行部に沿っ
て皿ばね軸方向に摺動する。ばね受座42、43の、ば
ね受座保持孔軸回りの回転は、これら平行部で阻止され
るので、トルク伝達部材41は常に安定して保持され
る。ばね受座42、43の半円筒面45の半径は、第1
ハブ11のばね受座保持孔14の円弧面、ならびに第2
ハブ長穴24およびカバー長穴35の円弧面の半径より
やや小さくなっている。このため、これらばね受座4
2、43は、ばね受座保持孔14などの円弧面を転がり
やすくなっている。第1ばね受座42は円形の凹み48
があり、凹み48の底がばね支持面49となっている。
ばね支持面49に円柱状突起50が設けられている。第
2ばね受座43も円形の凹み48の底がばね支持面49
となっており、ばね支持面49に上記円柱状突起50と
遊合する案内穴53を備えた円筒状突起52が設けられ
ている。
る。図10に示すように、トルク伝達部材41は、第1
ばね受座42と第2ばね受座43とが円柱状突起50と
円筒状突起52の案内穴53にはめ合った状態で向かい
合っている。皿ばね55が、向かい合った両ばね受座4
2、43の間にあって、円柱状突起50と円筒状突起5
2との外周側に挿入されている。また、皿ばね55は、
第1ばね受座の円形の凹み48の内周面および第2ばね
受座43の円筒状突起52の外周面にそれぞれ遊合して
いる。トルク伝達部材41は、各ばね受座42、43の
中央部が前記ばね受座保持孔14の円弧面で、また両端
部が第2ハブ長穴24とカバー長穴25との円弧面でそ
れぞれ支持されている(図1および図2参照)。第2ハ
ブ21のフランジ23とカバー31のフランジ33と
が、これらの間に第1ハブ11のフランジ13を収容し
た状態で、ボルト57で連結されている。第1ハブ11
と、第2ハブ21およびカバー31との間にギャップg
が設けられている。
駆動軸から第1ハブ11、トルク伝達部材41、第2ハ
ブ21を介して被動軸にトルクが伝達される。皿ばね5
5は伝達トルクの大きさに応じて圧縮され、また伝達系
に発生した衝撃は皿ばね55の弾性変形により吸収され
る。上記ギャップgの範囲で、第1ハブ11が第2ハブ
21とカバー31との間で径方向もしくは軸方向に変位
し、または傾斜して軸心のずれが調整される。この軸心
調整作用は、主として第1ハブ11のばね受座保持孔1
4の円弧面と、トルク伝達部材41を構成するばね受座
42、43の円筒面45との間で行われる。
82 mm φ×3.5 mm hのSUP−10の皿ばねを1
セット6枚使用し、9組のトルク伝達部材を組み込んだ
たわみ軸継手の予圧トルクは9 ton-m、常用トルクは3
4 ton-m、弾性最大トルクは56ton-m である。許容偏
心量は2 mm 、許容偏角は1゜、許容軸変位量は±10
mm である。継手最大径は1000 mm であり、上記ト
ルクと同じ大きさの従来の継手に比べて重量は約30
%、GD2 は約10%小さくなった。この場合、たわみ
軸継手の性能を示す静的ねじればね定数は、共に900
ton-m/rad 前後でほぼ同等の性能のたわみ軸継手であ
る。
軸継手に比べて、この発明のたわみ軸継手はスリムであ
り、重量・GD2 は小さくなる。GD2 の低減により、
伝動軸その他の伝動部材の小径化および動力の節減を図
ることができる。また、たわみ軸継手の軽量化により、
たわみ軸継手を廉価に提供することができる。
ある。
ある。
る。
る。
立て図である。
る。
である。
Claims (2)
- 【請求項1】 一方の伝動軸が連結される円筒部にフラ
ンジを備え、フランジに軸方向に貫通する複数のばね受
座保持孔がフランジ周方向に間隔をおいて設けられた第
1ハブと、他方の伝動軸が連結される円筒部にフランジ
を備え、フランジに前記ばね受座保持持孔に対応して第
2ハブ長穴が設けられた第2ハブと、第2ハブ長穴に対
向する位置にカバー長穴を備え、前記第1ハブの円筒部
が軸方向に貫通する第1ハブ円筒部貫通孔が設けられた
カバーと、それぞれ半円筒面を有する第1ばね受座と第
2ばね受座との間にコイルばねまたは皿ばねが支持され
たトルク伝達部材とからなり、対となった第1ばね受座
と第2ばね受座とが前記ばね受座保持孔を貫通し、これ
らばね受座の中央部がばね受座保持孔の円弧面で、また
両端部が第2ハブ長穴とカバー長穴との円弧面でそれぞ
れ支持されており、前記第2ハブのフランジとカバーと
が第1ハブのフランジを収容した状態で連結されたたわ
み軸継手において、前記ばね受座支持孔が円形であり、
第1ばね受座のばね支持面に円柱状突起が設けられてお
り、第2ばね受座のばね支持面に前記円柱状突起と遊合
する案内穴を備えた円筒状突起が設けられており、円柱
状突起と円筒状突起との外周側に前記ばねが挿入されて
いることを特徴とするたわみ軸継手。 - 【請求項2】 前記第2ハブ長穴およびカバー長穴が、
前記ばね受座保持孔の円の両側を平行な面で切り取った
形状となっており、前記ばね受座は端寄りの両側面が第
2ハブ長穴およびカバー長穴の幅に合わせて切り欠かれ
て平行部が形成されている請求項1記載のたわみ軸継
手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8139833A JP2975309B2 (ja) | 1996-06-03 | 1996-06-03 | たわみ軸継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8139833A JP2975309B2 (ja) | 1996-06-03 | 1996-06-03 | たわみ軸継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09317786A true JPH09317786A (ja) | 1997-12-09 |
JP2975309B2 JP2975309B2 (ja) | 1999-11-10 |
Family
ID=15254564
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8139833A Expired - Lifetime JP2975309B2 (ja) | 1996-06-03 | 1996-06-03 | たわみ軸継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2975309B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005257281A (ja) * | 2004-03-09 | 2005-09-22 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | 計測装置保持装置及びロードカップリングカバー |
KR101397570B1 (ko) * | 2011-10-13 | 2014-05-20 | 가부시키가이샤규슈하세쿠 | 가요성 축 커플링 |
-
1996
- 1996-06-03 JP JP8139833A patent/JP2975309B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005257281A (ja) * | 2004-03-09 | 2005-09-22 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | 計測装置保持装置及びロードカップリングカバー |
JP4556449B2 (ja) * | 2004-03-09 | 2010-10-06 | 東京電力株式会社 | 計測装置保持装置及びロードカップリングカバー |
KR101397570B1 (ko) * | 2011-10-13 | 2014-05-20 | 가부시키가이샤규슈하세쿠 | 가요성 축 커플링 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2975309B2 (ja) | 1999-11-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4351168A (en) | Torsion vibration damper | |
CN101602376B (zh) | 包括扭转减振器设备的车辆方向盘和转向柱组件 | |
WO2012032964A1 (ja) | 動吸振器 | |
JP3618158B2 (ja) | トルクコンバータ用ロックアップクラッチのスプリングダンパー装置 | |
JP4978321B2 (ja) | トルク変動吸収装置 | |
EP1582757B1 (en) | Flexible shaft coupling | |
KR100408803B1 (ko) | 댐퍼 기구 | |
KR100460234B1 (ko) | 댐퍼 기구 | |
KR20010007325A (ko) | 자동차용 이중 질량 댐핑 플라이휠 | |
JPH09317786A (ja) | たわみ軸継手 | |
JP3618121B2 (ja) | 遠心振り子式吸振器 | |
JP2006234116A (ja) | プーリ | |
US20040211640A1 (en) | Clutch device | |
JP2780111B2 (ja) | ねじり緩衝装置 | |
JP3434040B2 (ja) | 遠心振り子式吸振器 | |
EP3708867A1 (en) | Damper device | |
JP4240147B2 (ja) | 動力伝達機構 | |
CN111022574B (zh) | 减振装置 | |
JP2000186744A (ja) | トルク変動吸収装置 | |
JP7162913B2 (ja) | 軸継手 | |
CN113492621A (zh) | 轮子、驱动单元以及移动装置 | |
JPH08121187A (ja) | 遠心振り子式吸振器 | |
JP2021028522A (ja) | ダンパ装置 | |
CN214661757U (zh) | 减振装置 | |
JPH02248751A (ja) | トルクコンバータのロックアップダンパー装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080903 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090903 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090903 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100903 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110903 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120903 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130903 Year of fee payment: 14 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |